第47話「メール確認その2・日本国総理大臣からの謝辞」
我が家転生…「我は無限の竜脈使い？」…が眷属育成計画中なのですw
第47話「メール確認その2・日本国総理大臣からの謝辞」
俺のメール確認作業は終わらない。予想以上に長引いている。
しかし終わらせねばならない。既に疲れ切っているが。それもこれも恵比寿様のメールのせいだが。
「七福神の札」は俺のポケットの中にある為、俺の霊子と相殺されて大人しく（？）している。早急に何とかしなければならない案件だ。
「…新しい眷族を作るとしたら、高額もとい危険素材の保存能力を持った眷族がいいな。金庫番なみの。」
『金庫番ってなにニョロか？』
不思議そうに4R （シリュウ）が聞く。
音声『金庫番とは、財政面を一括管理する存在ですな。今後、神貨が増えるようであれば、そう言った存在は必要不可欠でしょう。ワタクシはあくまでも執事なので、そう言った機能はありませんからな。』
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(*゜▽゜*)…私がいますよ？
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E5（エコ）さんが何か言っているがスルーする。
「同時に、知識に優れた相談役が欲しいな。」
音声『左様ですな。しからば知恵袋的な？』
「そうそれな。次に使うとしたら「i poon G3」だから、G3からジーサン…爺さんか。さすがにそのままだとアレだなぁ。」
まあ、眷族が増えるとしたらもっとカッコいい名前を考えるとしよう。
『爺さんニョロか？新しい仲間ニョロよ！よろしく爺さんさん？』
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( ´_ゝ`)…私のバージョンアップが先ですよ。
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ともあれ、次のメールを確認してみよう。
さっきからメーラーがピコピコ光っているのが気になるが…。
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2020/09/02
差出人：帝釈天
宛先：田崎 蓮人殿
謝罪させてもらおう。またしても我が〈超高度AI構築プログラム「vr・TAISYAKUTENN」〉が正常に作用しなかった件につき、早急に原因究明を行っている。
徹夜続きだが、もはやこの充実感は素晴らしい。このメーラーシステムも追加で作ったものだが、正常に稼働しているようだ。サーバーは私の電脳PCを流用しているので安心したまえ。常に24時間、私の電脳PCがチェックしているから要望があれば取り込んでいくよ。
追伸：君の為に現在、急ピッチで《電脳統合システム〈OMOIKANE〉》をプログラム中だ。このプログラムは凄いぞ。メーラーと結合して電脳 情報の取り出し、取り込み、消去も可能な優れもの…cs@&¥2-maだ。期待しておきたまえよ！
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追伸長いな。そして文章から帝釈天様のドヤ顔がうかがえる。寝ろよ。
「…追伸のところ、ちょっと文字化けがあるのが気になるのだが…。」
何より、え？要望があれば取り込んでいく？コレ、既に手遅れのやつだ。
「…E5（エコ）さん、メーラー停止！」
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(*゜▽゜*)え？あっ、はい。OFFです。
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手遅れではあるが、これ以上の情報漏洩を止めることは出来たようだ。
「…いいか。帝釈天様の電脳PCにこれ以上、要望的な発言は禁止だぞ。」
音声『はっ。失言でしたな。もうこれは爺さん（？）確定では？』
『？よく分からないニョロよ。』
さすがにDSさんも分かったようだ。だが、まだ修正は可能だろう。
ここから超絶美人のボインボインさんに持って行く事は可能だろうか？出来れば金髪系色白さんが斜め希望ですが。
「いいか、4R （シリュウ）。G3は爺さんでは無い。G3はグレート（G）なサイズ（S）…つまりはバスト・ウェスト・ヒップの総称。すなわち、とても良い肉体美を持った存在なのだ！」
『凄いニョロ！強そうニョロ！！』
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( ´_ゝ`)…何言ってんですか？
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冷静にツッコミ入れるんじゃない。よく考えたら俺も恥ずかしい。
「E5（エコ）さん…そう言うことで、メーラーを再起動してくれ。」
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( ´_ゝ`)…了解しました。メーラー起動。
でもよく考えたら、グレート（G）なサイズ（S）って私のことですよね？
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「黙ってろ（怒）。」
このポンコツはアホなのか。
ああ。確かのお前はグレート（G）なサイズ（S）ですが、あくまで3Dなポリゴン美人でしかない。しかも俺推しの地下アイドルセンターキャラ。ボインボインだがな！
「…結論を言おう。G3はジーザス・スリー。神のごときスリーサイズを持った超絶美形な女性です。間違いない。」
メーラーは何の反応もしない。
「……結論を言おう。G3はゴット・サイズ。神のごときスリーサイズを持った超絶美形な女性です。」
メーラーは何の反応もしない。
「……結論を言おう。G3は…何だろう、目から汗が流れてるよ…。」
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( ´_ゝ`)…不憫すぎます、御主人様。
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その顔やめろ。
音声『旦那様、もはや手遅れです。』
『何だかよく分からないニョロ？』
もはや諦めが肝心のようです。次のメールに行ってみようか。
で、見てみるとそこにも文字化けが。
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(*´꒳`*)次のメールを開きますか？
&38」・/…2so 2020/09/02 ＞
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「…これは帝釈天様の前に届いたメールだな。帝釈天様の仕業か？」
『そのメールは開かない方がいいニョロよ。魔の匂いがするニョロ。』
4R （シリュウ）の言う「魔」とは一体なんなのか？俺はまだ答えを知らない。
だが我が家の防壁を管理する4R （シリュウ）が言うのだ。信じた方が良いだろう。
「そのメールは未開封のまま放置だ。」
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((*´꒳`*)))未開封リストに転移しておきますね。
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ふう。悩みの種ばかり増えるな。
音声『おや？旦那様、このメールは？』
やっと最後のメールに辿り着きました。
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2020/09/02
差出人：玉皇上帝
宛先：田崎 蓮人殿
先日は世話になった。
謝礼として〈神炎炉一式〉を贈らせてもらう。
尚、迂遠な方法だが日本国総理大臣のプロテクト・キーを借りた。
その際、日本国総理大臣から君へ謝辞を伝えてほしいと頼まれたので、ここに明記しておく。
ではまた。
添付：《神炎炉一式》
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「え〜と。誰？」
誰以前に看過できない情報が明記されてますけど？
音声『ふむ。当然ですな。旦那様は日本の救い主ですからな。』
『親方様、凄いニョロ。』
竜脈に巻き込まれただけの俺ですけど？過剰評価が痛い。
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( ´_ゝ`)総理大臣って、あの総理大臣ですかね？
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どの総理大臣かよく分からないが、その総理大臣だろうな。
「こうなると、孤島に放置された難民に等しいぞ。外の情報がまったく分からない。俺は今、どの立ち位置にいるのだろう？」
考えれば考えるほど分からない。考えたところで答えは出ないのだが。
音声『旦那様。現状では打つ手がありませんな。やはりここは新たな眷族を…。』
「ああ。分かっている。G3…それはグットサイズ…もはや高望みはしない。程よいサイズでお願いします！！」
もはや自分でも何を言っているのか分からんな。
と言うか、添付の「神炎炉一式」って何だろう？
「DSさん、この神炎炉って何か知っているか？」
音声『いえ。残念ながらワタクシの知識にはありませんな。ワタクシの〈錬金術式〉には〈反応炉〉の調整能力がありますが、同じような設備でしょうかな？』
『俺も知らないニョロ。』
神炎炉に反応炉か。どっちも炉だ。なんかイメージとして、バカデカいのが出てくるんじゃないか？内側からバコーン！と我が家の危機。
「今、ここでソレを出したら家が壊れるんじゃないか？これは悪魔の計画かっ！？悪霊退散！！」
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(*´ー｀*)落ち着いてください！この玉皇上帝と言う名前は、道教の神様の名前ですよ。
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え？道教の神様？残念ながら、俺に道教の神様の知り合いはいませんよ。
「第一、そんな玉だか何だか知らない名前…。」
ちょっと先日、夢の中で出会った中国風の王様が頭をよぎる。一時保留。
「とりあえず、これでメールの確認は終わった。長かったな。」
既に時刻は夕刻に近い。夕食の準備をしなければならない。
今日は脂っこいものを食べたい気分だ。
ポピコーーーン♪
「ん？何だ、E5（エコ）さん？」
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(*゜▽゜*)…メールが一件、届きました。
次のメールを開きますか？
九頭龍大権現 2020/09/03 ＞添付あり
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「誰だ。九頭龍大権現て？」
そんな大層な名前の知り合いはいませんけど？
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Σ（゜д゜lll）和修吉様ですよっ！？
日本の竜脈を管理する「九頭龍大権現」和修吉竜王様ですよっ！？
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えぇ〜？アレがぁ？？
「…アレはそんな大層なものじゃないよ（何）。」
『帝釈天様とどっちが偉いニョロ？』
音声『勿論、それは帝釈天様ですぞ。』
DSさんの帝釈天様贔屓がひどい。
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( ´_ゝ`)……。
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「その顔はいいから、さっさとメールを開いてくれ。」
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(*´ω｀*)メールを開きます。
2020/09/03
差出人：九頭龍大権現
宛先：田崎 蓮人殿
ヽ(*＾ω＾*)ノ蓮人さん、オススメの屋台のリンゴ飴を買って来ましたの。
あとは焼きそばですの。みんなで食べてね(∩´﹏`∩)
お代は計10神貨ですの。天引きしておきますの。
添付：《屋台のオススメ品》
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「…おい。俺の残り神貨は？」
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∑(゜Д゜)えっ…1万4千990神貨です。
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やりやがったな。ヴァースキちゃんめ（怒）。
10神貨と言えば、日本円で1億円。
「1億円の焼きそばだと…（震）。」
桁違いに俺の頭は真っ白になった。
そしてヴァースキちゃんの「屋台オススメ品」の内訳は。
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◯りんご飴
◯焼きそば（塩味）×3
◯焼きそば（ソース味）×4
◯水風船（景品）
◯風車（景品）
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風車とか水風船とかいらん。ただの景品じゃないか。
「ヴァースキちゃんには二度と神貨にアクセスさせるな（怒）。」
俺の怒りにメーラーがピコピコ光る。
よく分からんが、帝釈天様の電脳PCが聞き耳を立てているようだ。対策を立ててくれるなら有り難い。
『食べたいニョロ！』
そうね。1億円を噛み締めましょうか。そして絶対、ヴァースキちゃんは許さん。
焼きそばは我が家のみんなで美味しくいただきました。ご馳走様でした。
追伸。りんご飴は4R （シリュウ）と半分こして食べました。
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田崎 蓮人
種族〈竜脈種（亜人？？？）〉
階級〈主格〉
所属国〈災害竜脈の地〉
カテゴリー〈5.8-〉
戦闘力 91
防御力 99
生命力 85
回避値 111
知能値 26
器用値 25
魔力値 125
無属性107
地属性98
固有能力
竜脈適正「高位」
幸運の加護
雷霆の守護
世界卵の選別
蓬莱の恩恵
王桃の系譜
能力
打撃 調理 計算 博識 精密操作 努力 竜脈 再生 霊子
統治
召喚系術式
契約
契約破棄
契約鑑定
召喚
送還
眷属
E5（エコ）さん
DS （ディス）さん
4R （シリュウ）
契約
ルル君
金さん
チョメ君
ミミちゃん
シーちゃん
ミチ
花子さん
タロさん
称号
召喚士
装備
中炭素鋼バール（中）〈打撃武器〉
属性：中炭素鋼LV60〈特殊兵装級〉
付与効果：物理強靭化・打撃強化
耐久値：100
E5（エコ）
種族〈電子の妖精〉
階級〈緑の蝶妖精？〉
属性：電子属性20
カテゴリー〈1.5+〉
耐久値：500
白シャツ〈服〉
属性：化学繊維LV13〈通常級〉
付与効果：物理抵抗
清潔感〈微〉
耐久値：40
下ジャージ（PUMA）〈服〉
属性：化学繊維LV20〈通常級〉
付与効果：物理抵抗
保温
耐久値：50
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