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第43話「物の怪・大掃除の後始末」

我が家転生…「我は無限の竜脈使い?」…が眷属育成計画中なのですw


第43話「物の怪・大掃除の後始末」


竜脈生活13日目。


昨日、契約した白黒猫のミチを契約鑑定してみた。



_________________________________


ミチ♀

種族〈大猫〉

階級〈白黒猫・牛種〉


カテゴリー〈1.0−〉

戦闘力 0

防御力 16

生命力 15

回避値 0

知能値 15

器用値 2

魔力値 15


闇属性テネブライ10

刻属性テンプス15


戦技バトルアーツ

不動心

威嚇


固有能力パーソナルスキル

刻霊視ゼルヴァナ・アカラナ

あやかし再誕〈夢遊魂魄〉

竜脈補正効果(契約)(NEW)


能力スキル

夜目 睡眠 夢 怠惰 妖怪(NEW)


精霊系スピリトイド術式(NEW)

時精タイム逆光パラドックス(停止・無効)


あやかしの呪法(NEW)

催眠波動〈悪夢〉


_________________________________



ミチは「妖精猫」ではなく「大猫」だった。そして妖怪らしい。

猫なのに牛種ってなんだ?


ともあれ、夢の中に入ってきて道案内をしてくれたミチだが、この身体情報ステータスが全てを物語っている。

戦闘力と回避力が0なのは痛いな。まあ、運動不足は否めない。



さて、本日は地下室の掃除に駆り出された俺。


DSディスさん曰く、毎日酷いらしい。どう酷いかと言うと、ご自身の目でご確認くださいとのこと。


まあ、そこまで言われたら断るわけにもいかない。


朝起きてのルル君ちゅう❤︎ミミちゃんモフモフを堪能し、顔洗いに歯磨きを済ませて俺は1階に向かった。


「E5(エコ)さん、そろそろ起きろ。」


_________________________________


(*´ー`*)ふぁ〜い。起きてえますよ〜。


_________________________________


近頃判明したのだが、このE5(エコ)さん低血圧のようだ。

つまりは朝が弱い。携帯電話が朝は弱いってどう言うことだ?と思わなくもない。


E5(エコ)さん曰く、俺から供給した霊子を取り込む際に、変換機構に負担がかかってるとか。変換作業を夜間にやっている為、再起動状態になるらしい。



1階キッチンについた俺は、冷蔵庫を開けて牛乳を取り出す。


『親方様、おはようだニョロ。』


「おう。4R (シリュウ)おはよう。」



冷蔵庫の中を寝床にしている青い蛇が顔を出す。

そんな4R (シリュウ)は卵から離れ、俺の指を伝って腕を登ってきた。


『親方様、どこ行く?俺もついて行くニョロ。』


我が家の末っ子でもある4R (シリュウ)は好奇心旺盛だった。そして熱い男だった。


『親方様は俺が守るニョロよ。』


「おお。ありがとう。とは言っても、地下室の掃除をするだけだからなぁ。』



コーヒーを取り出して、牛乳に注ぎながら俺はそう答えた。だがまあ、掃除とは言っても、普段はDSディスさんが完璧にこなしてくれているし、それほど手間ではあるまい。


更には、俺の懐に黒い弾丸が飛び込んでくる。


「ぐはっ。コーヒー牛乳がこぼれるっ!」


危うくこぼれそうになったが、俺は片手で黒猫クロちゃんを見事にキャッチ。


『ニャウ。』


甘えん坊のクロちゃん。人恋しいのか甘えまくりの今日この頃。


『クロ殿も俺が守るニョロ。』


「頼もしいな。」


_________________________________


(*´꒳`*)うふふふ。


_________________________________


なんだ、その生暖かい目は?



こうして本日のお供は、右手に絡みついた4R (シリュウ)並びに、抱っこしたクロちゃんである。E5(エコ)さんは備品だ。


コーヒー牛乳を飲み干した俺は、地下室への階段を降りていった。

そんな地下室だったが、確かにこれは酷い。


音声『お待ちしておりました、旦那様。』


そこで待っていたのは我が家の執事、DSディスさんだ。



「う〜む。いつもこんな感じなのか?」


音声『そうですね。夜間はこんな感じですね。毎朝、ワタクシが精神的指導で片付けをしていますが…。』


今回に関しては、現状を理解してもらう為にと、あえてDSディスさんは放置したらしい。って言うか、精神的指導怖えな(震)。


『怖いニョロ(震)。』


あっ。ここに1匹、精神的指導の被害者がいました。



「それにしても騒がしいな…。」



河童のお面が茶柴のシマの尻尾をかじり、怒ったシマが口から火を出す。壁が焦げるだろが。って言うか、なんでシマは火を出せるの?


そんな攻撃を、河童のお面は水の壁を生み出して防ぐ。

その水どこから持ってきた?地下水の水溜まりからだった。


と言うことで、これは千日手だ。両者決め手なしで終了。



一方、飛んでる天狗のお面を追いかけるのは京都土産の模擬刀だ。

斬撃をヒラリヒラリと躱すお面。銀色の刃は模擬刀とは思えない輝き。


ビシッ!!


あっ、壁に亀裂が…。

木の葉隠れで天狗のお面は自在に転移。掠りもしない。

…誰がこの葉っぱを片付けるんだろう?あっ、俺か(怒)。



鬼のお面と睨み合うのは、まさかの野良ネズミさんだった。


一触即発。危機一髪。野良ネズミさんの百裂拳に吹き飛ばされるお面。だが踏み留まる。

お返しとばかりにお面の体当たり。


だが野良ネズミさん、カウンターの一撃で反撃。哺乳類最強女子ネズミだった。

おいおい。ここが一番いい試合だな。



更には、地下室の片隅では陶器製の博多人形とミニチュアサイズの五重の塔が冷戦状態に。

見ている俺も訳がわからないが、そう感じたのでそうなのだろう。


しかし博多人形の背後には蜘蛛さんと蟻さんが避難している。

どうやら、健気にも博多人形は彼等を守っているらしい。偉い子だな。可愛い着物姿の女の子だし。



音声『では旦那様、どうぞ一喝をよろしくお願い致します。』


『親方様、頑張れニョロ!』



いや、俺にどうしろと言うのだ?


_________________________________


(*´Д`*)みんな楽しそうですね〜。


ほら。クロちゃんさんも参加したいみたいですよ!


_________________________________



『ニャウ!!』


あっ!?ちょっとクロちゃん、どこ行くの?危ないよ?



クロちゃん、消えたと思ったら、空間を越えて河童のお面を蹴り飛ばす。バキッ。


「あっ!ちょっとクロちゃん!?」



クロちゃん、亜空間を通して天狗のお面を尻尾で弾き飛ばす。バキッ。


「危ないでしょ、クロちゃん!?」



クロちゃん、猫パンチが天驚拳になって鬼のお面を吹き飛ばす。バキッ。


「あの…クロちゃん?」



『ニャウ〜!!』


クロちゃん、勝利のポーズ。可愛いけどね。


_________________________________


(*'ω'*)うわぁ。クロちゃんさん、強い!


_________________________________


『俺も戦っていいニョロか?』


音声『おやめなさい、4R (シリュウ)。あなたが参加したら、地下室が吹き飛びますよ?』



え〜い(怒)余計な問題を増やすな!



「ちょっと待てっ!!お前ら、そこに整列しろっ!!」



俺の怒りが爆発した。


一列に整列した一同。珍妙な絵ズラである。



音声『では旦那様、一言どうぞ。』


「ふむ。俺が田崎蓮人だ。俺が言いたい事は一つだけだ。」


俺は一同を見渡す。珍妙なメンツである。



「我が家に住む者は皆、家族だ。仲良くするように。以上!!」



静寂が地下室を包んだ。

あれ?俺、なんか寒いこと言ったかな?



『親方様、カッコいいニョロ!』


ふむ。慰めてくれるのは4R (シリュウ)だけか。


「とりあえずDSディスさん、コイツ等に竜脈解析(契約可能指数)を頼む。」


音声『承りました。』



_________________________________


竜脈解析vr6.5「霆」起動


地下室フロアの《契約可能指数》を表示


①シマ(魔犬)〈未契約〉竜脈吸収率〈0.000020%〉契約指数〈60%〉


②野良ネズミさん(鼠)〈未契約〉竜脈吸収率〈0.00018%〉契約指数〈30%〉


③天狗のお面(京都土産)〈未契約〉竜脈吸収率〈0.000030%〉契約指数〈20%〉


④河童のお面(京都土産)〈未契約〉竜脈吸収率〈0.000025%〉契約指数〈18%〉


⑤模擬刀(東京土産)〈未契約〉竜脈吸収率〈0.000015%〉契約指数〈5%〉


⑥鬼のお面(京都土産)〈未契約〉竜脈吸収率〈0.000015%〉契約指数〈5%〉


⑦博多人形(博多土産)〈未契約〉竜脈吸収率〈0.000005%〉契約指数〈4%〉


⑧五重の塔(京都土産)〈未契約〉竜脈吸収率〈0.000008%〉契約指数〈3%〉


⑨蜘蛛さん(蜘蛛)〈未契約〉竜脈吸収率〈0.000008%〉契約指数〈2%〉


⑩女王蟻(蟻)〈未契約〉竜脈吸収率〈0.000005%〉契約指数〈1%〉


※蟻さん(蟻)〈未契約〉竜脈吸収率〈0.000001%〉契約指数〈0.5%〉

以下、(蟻)が続く〈11〜240〉


_________________________________



正直、頭が痛いが、これは直視せねばならない問題だろう。逃げるわけにはいかない。

ともかく、蟻さんはもういい。いや、マジで。240匹?とかいらない。


そして、シマが魔犬でした。


そんな珍妙で摩訶不思議なメンツが揃う中でも、外枠のクロちゃんが1番強いと言う事実は何でしょう?ウチの猫ちゃん最強伝説疑惑。



「…で、とりあえず地下室のリーダーを決めておく。反論は許さん。」


ゴクリ。と一同、緊張の面持ち。



俺は再度、一同を見渡す。蟻さんは除外だが。



「お前に名前を与える。お前の名は『紅葉もみじ』だ!頼んだぞ!」


俺が選んだのは、それは君だ!「博多人形」である。GETだぜ。



『!?』


なんだその顔は?いや、表情ないけどさ。人形だし。

でもこの博多人形、もとい紅葉は弱者を守る優しい子なのだよ。


_________________________________


(*´꒳`*)まあ!御主人様のわりに良いネーミングセンス!?


_________________________________



ですよね。うるさいポンコツ。



葉っぱの掃除が面倒なんで、そんな事を考えてたので、シマ以外、コイツ等全員に葉っぱの名前をつける気でいる事は内緒である。いや、ほんと。


◆ ◆ ◆


田崎 蓮人

種族〈竜脈種(亜人??)〉

階級〈主格〉

所属国〈災害竜脈の地〉


カテゴリー〈4.8-〉

戦闘力 73+6

防御力 81+6

生命力 67+6

回避値 93+6

知能値 26

器用値 25

魔力値 104+7


無属性ウーデニア89+6

地属性(テラ77+7


固有能力パーソナルスキル

竜脈適正「高位」

幸運の加護

雷霆の守護

世界卵の選別

蓬莱の恩恵

王桃の系譜


能力スキル

打撃 調理 計算 博識 精密操作 努力 竜脈 再生 霊子

統治(NEW)


召喚系インウォーカティオ術式

契約

契約破棄

契約鑑定

召喚

送還


眷属ファミリア

E5(エコ)さん

DS (ディス)さん

4R (シリュウ)


契約

ルル君

金さん

チョメ君

ミミちゃん

シーちゃん

ミチ(NEW)


称号

召喚士


装備

中炭素鋼バール(中)〈打撃武器〉

属性:中炭素鋼カーボンスティールLV60〈特殊兵装ユニーク級〉

付与効果:物理強靭化・打撃強化

耐久値:100


E5(エコ)

種族〈電子の妖精〉

階級〈緑の蝶妖精フェアリ?〉

属性:電子属性エレクトロン20

カテゴリー〈1.5+〉

耐久値:500


柄Yシャツ〈服〉

属性:リネンLV15〈通常ノーマル級〉

付与効果:物理防御

爽快感+

耐久値:40


ジーンズ〈服〉

属性:厚地織布デニムLV18〈通常ノーマル級〉

付与効果:物理抵抗

耐久強化

耐久値:60+α


◆ ◆ ◆


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