第390話「花子さんのグウタラ冬眠生活その1・気まずい関係からの?」
我が家転生…「我は無限の竜脈使い?」…が眷属育成計画中なのですw
第390話「花子さんのグウタラ冬眠生活その1・気まずい関係からの?」
竜脈生活201日目
蜘蛛な白妙と菅原くんを結びつけるという「キューピット計画」であるが、あからさまな工作を回避していたこともあり、菅原くんのアルバイトも開始したこともあって、こうまで気付かないものか?と、彼らのすれ違い生活を見守るしかなかった俺である(え)。
そもそも、俺が悩んでも始まらない。
いつも通りに起き、いつも通りに顔を洗い、歯を磨き、ユナさんからコーヒー牛乳を受け取る。いつもの風景だ。
あああぁぁぁ。なんかモヤモヤするぅぅぅ(!?)。
「いまだに理解不能なのだがっ!?何でアレが乙姫なんだっ!?」
さすがの俺も、菅原くんばりに鈍感なわきゃないだろうが?
乙姫が来るって待機してたんだから、たとえ華奢でか弱そうな女性であろうとも、そりゃあ、乙姫の奴に決まってるじゃねぇか!?
あの後、始終、ツチノコの葦原を通じて詰問してやりましたよ!!
誰に?勿論、乙姫の親父さんにさぁぁ(え)。
あのピンク色の巨大サメ姿ってば、よその亜空間に接触する際、彼ら「綿津見の一族」特有の保護形態らしくて、多かれ少なかれ、神の血を引くものはその傾向が強いらしい?
そういえば、あの恵比寿様も鯛の姿だしな(?)。
このまま兄である俺まで、あの子どこの子?ルートに入ると思ったそこの諸氏、そうは問屋が卸さないのだよ!!
兄弟揃って鈍感とか、どこのラノベだよ?
っていうか、なんであの時、俺らがE5 (エコ)さんにブッ飛ばされなきゃならんのよ?と言う素朴な疑問が残っているのだが…ま、禁句であるが。
「……ジロッ。」
_________________________________
(*´Д`*){あら?どうかしましたか、御主人様?}
_________________________________
白々しい(え)。
でもまぁ、アレが乙姫と分かった以上、冷静に考えれば気の迷いと判明した為、俺から言うべき言葉は無い(?)。
ええ、気の迷いですが、何か?
「ともあれ、ユキヲと合流する前に…。」
本日より、日課の1つに加わった1日1回「竜脈の盾」召喚である。
この召喚をダシにして、菅原くんの働きっぷりを密かにチェックするってのは内緒であるがなっ!むふふふ。
_________________________________
(*´ω`*){楽しそうですねぇ、御主人様?}
_________________________________
「まあ、いろんな意味で楽しい事には間違いないがなぁ?」
とりあえず、服をスタコラサッサと着替えて、可愛い俺の天使なルル君を存分に撫で回し(?)、心癒されつつ、別れを惜しみながら…1階へ。
1階というか、1階居間入り口横の「階段室警備部事務所」に突入だ。
『ノコォ?』
おや?邪神ども、いねぇなぁ?
事務所の留守番はツチノコの葦原だけって、不用心だな?
留守番の存在意義なっ!?
「いや、でも時間的にはJOLぐらいは残っててもいい筈だけど?」
『ノ…ノノ、ノコォ〜(困)。』
「無理してお茶出しすんなぁ。」
そもそも、手も足もない葦原には無茶な相談だ(え)。
急須を割ったら只事じゃ済まないぞ。
_________________________________
(*´ω`*){そういえば、千寿姫ちゃんの姿も見当たりませんねぇ?}
_________________________________
あ、そうねぇ(?)。
普段から小っこいから気付かなかったけど(笑)。
「しかし、どうも何か引っ掛かるな?」
だが、ここで葦原を相手にしていたところで(え)、何の解決にもならない。先も見えない。そんな日もあるのだろう?と先に進むことにする。
裏口の勝手口を勝手に通り(?)、路地裏に侵入…相変わらず静かだね?
目的は、魔法生物となる竜脈の盾を呼び出すことにあり、例の幻獣図書館であるのだが、その途中の「ペットレスツチノコ・カフェテリア本店」の扉をちょっとだけ開いて、隙間から覗き見る…鐘が鳴らないようにゆっくりと。
「どれどれ…?」
_________________________________
(*´ー`*){悪趣味ですよ、御主人様?}
_________________________________
だまらっしゃい!!
目に入れても痛くない可愛い弟の晴れ舞台でしょがっ!?
でも見られているって知られるのも心苦しいし、ましてや幻獣を補填する見込みもないってのにさ??
ポイさんとはあの後、賃金交渉して時給1500円まで引き上げさせたけどなっ!
「う〜〜ん?よく見えないけど…お?お掃除中みたいだなぁ?」
和風美少年で着流し姿の菅原くんは、掃除する姿も決まってるねぇ〜。凄く良いねぇ〜。
何より竹ぼうきが似合うなぁ。あんな竹のほうき、うちにはなかったと思うけどなぁ?それは横に置いておいて…。
邪魔するのも悪いし、とりま、その姿を目に焼き付けておいて、そそくさとおいとましようと思う。名残惜しいけどなっ!!
ところで、掃除機ないのかなぁ(え)?
_________________________________
(*´ー`*){…あの、御主人様?いつまで見てるんですかぁ?もうかれこれ60分は経ちますよ?}
_________________________________
「は?え??そんなっ??」
時間は経つのが早いもので(汗)。
見ていて癒されるものは、どんだけ見ていても飽きないものでね?
むしろ、あと30分はイケんじゃね?
だが、俺は泣く泣くその場を後にした。
だって、弟の邪魔をするわけにはいかんでしょ?
しょうがない、本来の目的をちゃっちゃっと済ませよう。
幻獣図書館の方はE5 (エコ)さんも入れない…と思いきや、普通に入れてしまうあたり、俺の分身だから仕方ないということか(?)。
_________________________________
(*´ω`*){まぁ、この子が盾さんですか?よろしくお願いしますね〜。}
_________________________________
昨日、召喚したばかりの「竜脈の盾」を発見。
真面目に警備員をしていたようで…?
でも、魔法生物なので意思があるのかどうか(?)怪しいところではある。
しかし、ぷかぷかと浮いた盾ってのも不思議な見た目ではあるが、ねぎらいの言葉を掛ける位なら支障は無いだろ。
「ご苦労さん。幻獣図書館の未来はお前にかかっているぞ!!」
ふむ。反応なしか。致し方なし(?)。
そして昨日と同様、俺は中央の台座に置かれた「幻獣図鑑」を使用して魔力を注入!!である。
_________________________________
(*´Д`*){え…必要召喚魔力「1500」って、御主人様以外には無理じゃないですかぁ!?これってボッタクリじゃありません??}
_________________________________
あ、やっぱりそうなのぉぉ?
こちとら素人だと思って、やっぱりボッタクられてたぁぁぁ!?
「ポイさん、どこ行ったぁぁ!?」
まぁ、こんな何もない図書館に普段からポイさんが居るわきゃないけどな?
にしても、フテェ野郎だ(え)。
だが、前回同様に図鑑からポッと出た「竜脈の盾2号くん」に罪は無い(?)。
こちらもロ◯の盾を彷彿とさせる形状の盾であり、もはやこの形状で固定されてしまったようだ?とは言え、俺好みなので否応はない。
そして基本性能も盾1号くんと同様の数値だ。
「では盾2号くん。俺の後をついて来るように。」
『……。』
俺の言葉に反応しないが、ちゃんと浮きながら、こちらを追尾してくるあたり、魔法生物っぽいと言えばぽいのかな?
_________________________________
(*´Д`*){摩訶不思議な存在ですねぇ?}
_________________________________
いや、そういうお前は電子情報枠仕様で追尾して来る3次元的な存在であるし、むしろお前の方が摩訶不思議過ぎだわ。
最近、3D立体モードにならんのだが、何か理由があるんじゃあるまいか?
前回みたいに、容量限界?でいきなりブッ壊れるとか無しにして貰いたいぞ!!
_________________________________
(*´ω`*){あら?御主人様?最近、3D化しないなぁ〜?とか思ってます?ねぇ?}
_________________________________
ウゼェ。最近、ピンポイントに心を読んできやがるな、コイツ。
「いや、別に…?」
_________________________________
(*´ω`*){何故かと言うと、魔力お化けの御主人様の影響で、3D立体モードになると「竜脈の七霊使」の能力の関係で制御出来なくなるんです(怒)。2階の聖域なら何とかなりますけど!!}
_________________________________
何だよ、この理不尽な怒り?
俺は悪くねぇ。
確かに「竜脈の七霊使」って意味不明な能力だが、限定的に俺の数値が反映されているらしくて、E5 (エコ)さんの場合は〈竜脈補正α=主君数値50%〉で魔力値と生命力に加算されている。
俺の数値の半数…つまりはこういう事だ。
_________________________________
E5(エコ)♀
種族〈生命樹の電脳樹霊〉
階級〈樹精皇后〉
カテゴリー〈4.5+〉
戦闘力 25
防御力 50
生命力 40+α〈1212〉
回避値 10
知能値 40
器用値 15
魔力値 50+α〈1869〉
電子属性20
木属性30
生命属性40
固有能力
電子の波動+(情報集積・電子同調)
運命補正効果(眷属)
生命樹の系譜〈物理透過200%〉
補完Program《ユグドラシルÅ》電脳記憶領域保管
竜脈の七霊使〈竜脈補正α=主君数値50%〉
電脳世界通販JYUKAI
地球電脳閲覧「覗」
完全型メーラー「雷金鳥vr1.5」
能力
慈愛 電脳 情報操作 光速度 妖精 生命樹 生命 女王 還元 紙飛行機(NEW)
精霊系術式
花精の接吻(魂縛・隷属化)
花精の洗礼(目眩し・幻覚)
花精の運命操作(幸運・不運)
花精の樹霊昇華(拘束・輪廻)
苔精の薬丹(治癒・再生)
樹精の密儀(覚醒・調律)
樹神神託
樹神召喚(NEW)
配下
葛葉
千歳
鳳来
八手
榊
芍薬
白熊(NEW)
称号
田崎 蓮人の眷属・絶対忠誠度〈90%〉
備品
装備
生命の光衣〈服〉
属性:生命属性LV500〈秘蹟武具級〉
付属効果:物理無効〈生命属性〉70%守護膜+
自己再生(超)自己修復(超)自己展開(超)
電子属性増幅50% ・魔力ダメージ反射50%
耐久値:480
_________________________________
ただまぁ、そういう理由なら何となくホッとしたのも事実でね。
システム不良とかじゃなくて良かったとは思うよ。いや、マジで(え)。
_________________________________
(*´꒳`*){………。}
_________________________________
「…な、なんだよ?」
_________________________________
(*´꒳`*){べ、別に…。}
_________________________________
なんか気まずい。
足早になってしまうのは、気のせいではあるまい(汗)。
むしろ、さっさとこの路地裏を抜け出してしまいたい気分だ。
せめてもの救いは盾2号くんの存在か?
でもコイツ、喋らねぇ(え)。
とにかく、事務所に戻って葦原を構い倒そう!!
さすがの俺も、アルバイト中の菅原くんに迷惑をかけるほど、そんな常識知らずじゃないんだよ!?後ろ髪を引かれるけどね!!
で、やっと裏口を抜けたと思ったら…おわっ!?
何かが俺にブチ当たったと思ったら、まさかの竜脈の盾2号くんがクルリと俺の前に出て、ボーーン!!と跳ね返していたのだ。
「やるじゃないか!!さすがは我が召喚せし盾だぞっ!!」
これは褒めるべきでしょ!?
予想以上に素早い動きで反応したわけで、これなら実戦に耐えうる性能だろう?
例え、跳ね返された相手がゴロゴロと転がり、壁にブチ当たったカボチャ頭のJOLだとしてもさぁ……え?JOL??お前がこんなに慌ててるのって珍しくね?
冷静というか、冷静沈着すぎるJOLであるに?
「おい、JOL。お前、大丈夫か?」
『ウウ…チョット驚イタ。』
あ、大丈夫そうだ?
そもそもJOLって闇の精霊なのに、盾にぶつかって吹っ飛ぶとか、不思議現象だな?
それだけ魔法生物化した盾2号くんが優秀だってことか?
『…ノ、ノコォォ(ジョジョ〜)。』
_________________________________
(*´Д`*){あっ!ご、御主人様!?葦原さんが漏らしましたぁぁ(悲鳴)。}
_________________________________
うわぁぁぁ(汗)。
どうやら、JOLが盾2号くんに跳ね飛ばされた衝撃で漏らしたと思われ…。
俺とJOLはその後、オシッコ拭き掃除でてんてこ舞いになるのだった(汗)。
はぁ、やれやれだよ。
『…ノコォ(悲)。』
いやまぁ、反省する葦原を見るにつけ、これは今に始まったことじゃないし、嬉ションに比べたら今回は俺たちにも原因があるわけで(?)。
これで葦原を叱るわけにもいかんでしょ?なもんで、慰めたりもしてさぁ(笑)。
「…ところでJOL、なんで慌ててたんだ?」
『…ア、忘レテタナ。実ハ、ニャイサン達ガ行方不明二ナッタンダ…。』
……はい〜〜?
なんだ、その近視感は?
これはあれか?BRの行方不明を彷彿とさせる展開?
しかし、対象がニャイってなると、あの元邪神のニャイがどっかの神様の策に嵌るとか想像できないし。
むしろ嵌める側だろ、アイツわ!?
「いや、ちょっと待て…ニャイ達…って言った?」
不穏な空気が漂うまま、疑惑はその2へ続く!!
◆ ◆ ◆
田崎 蓮人
種族〈秘匿菩薩(蓮乃人)〉
階級〈大権現〉
所属国〈田崎家竜脈の地〉
カテゴリー〈129.2+〉
戦闘力 2421+20
防御力 2339+20
生命力 2365+20
回避値 1388+20
知能値 985+10
器用値 25
魔力値 3668+30
無属性2291+20
地属性2323+20
固有能力
竜脈適正「最高位+」 幸運の加護 雷霆の守護 世界卵の選別
蓬莱の恩恵 王桃の系譜 全能神の祝福 異世界言語LV2 宝物庫〈Ω〉
聖者の贈物 麒麟の安寧
能力
打撃 調理 計算 博識 精密操作 努力 竜脈 再生 霊子 統治 隠密
命名 返還 猫愛 権現 免疫 鑑定 言語 鬼 天眼 転移 人類愛
召喚系術式
契約 契約破棄 契約鑑定 召喚 送還 眷属召喚 眷属送還
眷属探知 眷属鑑定 竜脈の盾 竜脈結晶化 次元結晶化
万能鑑定 化石解放 信仰昇華 超大型転移制御
次元具現化
眷属
E5(エコ)さん DS (ディス)さん 4R (シリュウ)
G3(ジザ)さん 2L (トゥエル) O1 (オーヴァン)
契約
ルル君 金さん チョメ君 ミミちゃん シーちゃん ミチ 花子さん タロさん ロンちゃん クロちゃん ハナちゃん ハッピー シマ カア君(若彦) 乙女ちゃん ユズリハ(野良ネズミさん) 紅葉 菅原くん 橘花くん リコピン JOL 葉蘭 水引 葛葉 榊 千歳 鳳来 八手 蒼原 不知火 漁火 八重波 白波 鳴海 夕潮 芍薬 水楢 柏 梛 茜 白妙 牡丹 鬼蕗 BM BL ユナイゼス キュライアー ビビアンナーシェ イシヒメ 麻黄 ココちゃん リリ君 亜弥 葦原 ロッキー ユッキーナ BR ユキヲ BP キャロ カロテン ナスニン 號竜 アドム トリントン ハッチ 白熊 百葉 五郎ちゃん 雪玉王 秋くん ポイさん トト君 ニャイ 瑠璃子さん 霊輝 藜ヒトデビア大先生
称号
竜脈使い
蓮乃人社の祭神
装備
魔弾・オレイカルコス〈魔銃〉
属性:中炭素鋼改LV220〈秘蹟武具級〉
付与効果:神の遊具〈風属性〉
月光核〈新月〉増幅25%
耐久値強化〈合金〉
自我+++
嫉妬+
耐久値:400+α
小型「電子情報枠」
種族〈電脳媒体〉
階級〈生命樹分体〉
属性:電子属性20
カテゴリー〈2.5+〉
耐久値:500
奇妙なバール〈工業用品〉
属性:次元属性LV300 〈秘蹟武具級〉
付与効果:次元具現化〈田崎蓮人所有・暗黒物質無限構成180%〉
次元結晶化〈自己超修復・自己超再生〉
暗黒物質波動〈侵食破壊〉
耐久値:500
黒袖Tシャツ〈服〉
属性:亜空間複合成繊維進化種 LV48〈特殊兵装級〉
付与効果:物理抵抗〈化学繊維〉
熱線緩和〈熱源探知・吸収50%輻射波動〉
耐久値:120
ジーンズ〈服〉
属性:亜空間複合成繊維進化種 LV80〈特殊兵装級〉
付与効果:竜脈感応〈進化〉相乗効果〈物理耐性特化(50%上昇)〉
耐熱耐寒耐毒特化〈厚地織布〉
耐久値:150+α
◆ ◆ ◆