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第385話「クロちゃん弟への金一封その3・彼の兄の近況を知ること」

少し短いですがm(_ _)m

我が家転生…「我は無限の竜脈使い?」…が眷属育成計画中なのですw

 

第385話「クロちゃん弟への金一封その3・彼の兄の近況を知ること」


パン!パン!パン!!


俺は拍手かしわでを神棚を前に、2度と3度と手を叩いてお迎えをする。

 

「あ〜、八幡はちまん様、よろしくお願いしま〜す。」


と言った瞬間に、頭をグググ〜ってな具合に引っ張られるような違和感が襲い、気が付いたら景色が一変していた。

ここはいつもの、頭上にオーロラがキラキラと揺らめく空間。

足元が不安な感じもいつも通りで、ある意味スタンダード(?)。


ってなわけだけど、ギュッと俺の手を握る温かい手…いや、肉球?それはクロちゃん弟の手であり、また微かに震えてもいる。

そんな彼の手を、俺は大丈夫だよ、と強く握り返す。


ホッとした顔で、俺を見上げるクロちゃん弟を、こんなにも愛おしく感じた事は無いだろう。ああ、もはや死んでも良いね!!うん、いやマジで(え)!!


_________________________________


(*´ー`*){御主人様、顔に締まりがないですよ?}

 

_________________________________


いや、アンタ。空気を読めよ!せっかく、この俺が感動に打ち震えてるってのに、ほんとこのポンコツがぁぁ(怒)!!


『兄上殿。僕の為に喧嘩しないで下さいっ(汗)。』


あ、しまった。この空間って、感情ダダ漏れだった件な?


そしてやっぱりだけど、案の定、頭の上に乗せていた漁火いさりびと、肩に巻きつけておいた4R (シリュウ)の姿はない。

大安吉日とは言っても、やっぱり無理だったかぁ〜。

まぁ、こっちと向こう側は、実質、数秒程度のタイムラグで済んでしまうので、それほど心配してないけどね?


『やあ、氏子うじこ?』


おっと。これもいつもの事だけど、さらっと八幡はちまん様が来ていたよ(え)。

全然、気づかなかったけど、ここは八幡はちまん様の領域。神出鬼没はいつもこったな。


「どうも、八幡はちまん様。今日はよろしくお願いしますね。」


『うん。いいよ。』


相変わらず、さっぱり口調な八幡はちまん様だよね。

実はすんごい存在なんだけど、雰囲気はふわふわしてるし(?)、俺的にフレンドリー感が半端じゃない(笑)。

だけども、隣に立つクロちゃん弟の緊張感はピークに達していると思しい…。


で、俺はクロちゃん弟の背中を優しく押し出す。

これこそ、クロちゃん弟への金一封であるからにっ!!


『は、はい…ぼ、僕の…兄の…今を知りたいんです!!』


緊張しつつも、勇気を出して口にするクロちゃん弟。

偉いぞ!!よく言えた!!ああ、何と言ういじらしさ。モフモフしたい。もう今すぐモフモフした〜〜い(興奮)!!


_________________________________


(*´ー`*){御主人様、あんたほんとキモくて恥ずかしいからやめて下さいっ!!}

 

_________________________________


グハァ!!?またしても俺は、同じ轍を踏むとはなっ!!

だが、これは抑えることの出来ない俺の願望。ならば仕方なし(え)。


『ふ。氏子うじこは面白い。』


八幡はちまん様に笑われた(?)。


和風美青年な八幡はちまん様って、あんまり喋らないし、無表情な印象なんだけど、こんな顔で笑えるんだぁ?っていうか、ちょっと失礼な気がしないでもないけど…彼の新たな面の発見と良いますか?良い顔で笑うじゃないの?


_________________________________


Σ(*´Д`*){御主人様!マジで罰が当たりますからねっ!!}

 

_________________________________


んなこと言ってもねぇ…。


「面白ない(汗)。どうかクロちゃん弟の願いを聞いてもらえるかな?」


『うん。今日なら、ちょっとだけ地球を覗き見できるから。』


あ、もしかして、直接見れちゃうとかぁ??

こっちは、ちょっと様子だけ聞ければ儲け物…みたいな気でいたんだけど、そいつは大盤振る舞い過ぎるんじゃないの?


って言ってたら、八幡はちまん様の背後で空間がグルグルと渦巻き始め、見る間に丸い鏡のような物体が出来上がっていた。

俺たちは、おおおおっ!?って驚くしかなかったよね(え)。


そして、その鏡のような場所に写し出される…景色?


おおっと、これは、もしかして?そうそう…どんどん近付いて、空から地表をズームアップされていくような、まるでGoogle マップを拡大していくような感じ。

誰しも一度はやってるでしょ、自分の自宅周辺の拡大をさ。


そしてまさしく近視感デジャヴ

見覚えがあるのは、勿論、勝手知ったる我が生まれ故郷の町並みであるからだろう?


正直、温泉観光地とは言っても、田舎だなぁ…って思う。

何にもないし、そりゃあ若者は働く場所もないからどんどん出て行くわなぁ?だって俺、1回も同窓会に出たことないし(汗)。

だけど、こんなの見たら帰りたい。帰れない我が故郷よ。


「あっ。俺の家…」


工事用のネットに囲まれた田崎家の敷地は、当然、上から見れば筒抜けで、中なんて、もぬけの殻だ。

立ち入り禁止のフェンスに囲まれているし、カモフラージュが徹底されているみたいだけどね。

でもなんか、裏側に小っちゃい神社というか、祠みたいなのが建てられてるみたいで…なんだあれ?賽銭箱が置かれてるみたいよ?


おっと、感傷に浸っていたけど、景色がズレていく…我が家の2軒、3軒、4軒隣りだとぉ?いや、まさか!?こんな近くにいるというのかっ??


それは極めて想定外のことであった。

最近になって、近所の八幡神社の真ん前、移転してきたラーメン屋さんの新築家屋じゃありませんか?

いやいや、だってそこ、最近ずっと母親と一緒に食べに来てましたよ(汗)。お気に入りだったのさぁ。


そして景色は、その家屋の中に移動し、2階に置かれたお洒落な木製の籠の中で、ふかふかの毛布にくるまって、スヤスヤと眠るその姿を映し出す。

…ああ、その虎模様の毛並みの君こそ、懐かしきスズ君の姿じゃありませんか?


当時、俺が仕事から帰ってきたら、ニャウニャウ言いながら、後を追いかけて来たお前が、こんなにも歳を取って、やつれてさ(涙)。


『兄さんっ!!スズ兄さんっ!!僕です!!クロですっ!!』


感極まったのか?クロちゃん弟が声を上げた。

心を張り裂かれるような声だ。

彼にとっては、彼が車に轢かれて地縛猫になって以来、10年来の再会である。


だけども、こちらの声は向こうには届かないようだ。まぁ、こちらは覗き見してるだけだしね?

それに彼は、スズ君は老衰間近である。スヤスヤと眠る顔は穏やかそのものだ。大事にされているんだろう。なんかホッとした。


「…そうかぁ。スズ君はこんな近くに居たのか…。」


ホッとはしたけど、同時に、知らなかった自分への憤りでもあり、何とも複雑な気持ちである。

なもんで、俺とクロちゃん弟はお互いに、手をギュッと握り合った。

そうすることで俺たちは、この気持ちを互いに分かり合うことが出来たと、そう思えたんだ。

今はまだ会うことが出来ないけど、きっといつかまた会えるから。そう心から信じているから…。


氏子うじこ、ちょうど良い物を手に入れたね?それなら彼の、鎮主ちんしゅとしての魂を降臨させられるよ。』


ん?八幡はちまん様が急にそんなことを言うもんだから、何か俺って手に入れたっけ?

って思っているうちに、その景色は消えてしまっていた。ガックシ。


『兄上殿!あのピンク色のダイヤモンドですよっ!!』


んあ?


え?それか?まさか、今さっきミミちゃんが五百円玉等価交換ガチャで排出したばかりの、ARアルティメットレアの「猫のピンクダイヤモンド」に、そんな使い道が?

クロちゃん弟が欲しそうにしていたから、何かの機会にプレゼントしようって思ってたのにぃ(汗)。


『兄上殿…僕に変な気を使わないで欲しいです。』


あ、こらまた心の声がダダ漏れてたぁ。すみませ〜ん(え)。


だけど、また八幡はちまん様は腑に落ちないことを言ってたよね?

鎮主ちんしゅ?とか何とかさぁ?

それってスズ君の事なのかな?


『それについては詳しく言えないんだよ、氏子うじこ。』


ホラぁ、これだよぉ。


八幡はちまん様は肝心なことを言わないから、いつも説明が中途半端のまま終わっちゃうんだよね…って言ってる側から、こうフワァ〜って夢から覚めるような、覚醒するような気配。

もう終わりなのっ!?でもその前に、絶対に言っておく事があるんだよ!!


「バ◯ルのおじさん、立ち入り禁止だぞぉぉ!!何処の馬の骨か知らんけど、俺は絶対に、認めんからねぇぇ!!!」


_________________________________


(*´ー`*){はぁ(溜息)。御主人様って、ほんとアレですよねぇ…。}

 

_________________________________


アレって何だよ、アレってぇぇ!?


だがな、これは切実な問題だからねっ!!

俺の孫認定であるあやっちに、そんな得体の知れないバ◯ルだかアビルだか知らんが、部外者は引っ込んどれってな話しなんだよ(断言)!!


氏子うじこ、今のバ◯ルⅣ世は氏子うじこ従兄弟いとこだから大丈夫だと思うよ。』


はいぃぃぃぃ〜!?


唐突に、そんな爆弾発言を発したまま、無責任な八幡はちまん様を残して、俺たちは我が家へ戻るしかなかったわけで…。


とは言え、どないせいっちゅうの?そんな情報意味が分からん。

スズ君の近況を見れた感動よりも、そっちが頭一杯でドンヨリする俺なのであった…やれやれだよ(汗)。


あ。結局、4R (シリュウ)と漁火いさりびで保険を掛けておいたけど、特に何かがあったわけでもなし、ちょっと軽めのお疲れ様会をして解散と相成りました。


何故か4R (シリュウ)は微妙な顔をしてたけどね…?


◆ ◆ ◆


田崎 蓮人

種族〈秘匿菩薩(蓮乃人)〉

階級〈大権現〉

所属国〈田崎家竜脈の地〉


カテゴリー〈127.2+〉※変化無し


戦闘力 2381+20

防御力 2299+20

生命力 2325+20

回避値 1348+20

知能値 965+10

器用値 25

魔力値 3608+30


無属性ウーデニア2251+20

地属性(テラ2283+20


固有能力パーソナルスキル

竜脈適正「最高位+」 幸運の加護 雷霆の守護 世界卵の選別

蓬莱の恩恵 王桃の系譜 全能神の祝福 異世界言語LV2 宝物庫〈Ω〉

聖者の贈物ギフト 麒麟の安寧


能力スキル

打撃 調理 計算 博識 精密操作 努力 竜脈 再生 霊子 統治 隠密

命名 返還 猫愛 権現 免疫 鑑定 言語 鬼 天眼 転移 人類愛 


召喚系インウォーカティオ術式

契約 契約破棄 契約鑑定 召喚 送還 眷属召喚 眷属送還

眷属探知 眷属鑑定 竜脈の盾 竜脈結晶化 次元結晶化

万能鑑定 化石解放 信仰昇華 超大型転移ウィンドゥミル制御

次元具現化


眷属ファミリア

E5(エコ)さん DS (ディス)さん 4R (シリュウ)

G3(ジザ)さん 2L (トゥエル) O1 (オーヴァン)


契約

ルル君 金さん チョメ君 ミミちゃん シーちゃん ミチ 花子さん タロさん ロンちゃん クロちゃん ハナちゃん ハッピー シマ カア君(若彦) 乙女ちゃん ユズリハ(野良ネズミさん) 紅葉 菅原すがわらくん 橘花たちばなくん リコピン JOLジョリュ 葉蘭はらん 水引みずひき 葛葉かずらは さかき 千歳ちとせ 鳳来ほうらい 八手やつで 蒼原あおばら 不知火しらぬい 漁火いさりび 八重波やえなみ 白波しらなみ 鳴海なるみ 夕潮ゆうしお 芍薬しゃくやく 水楢みずなら かしわ なぎ あかね 白妙しろたえ 牡丹ぼたん 鬼蕗おにぶき BMベム BLベラ ユナイゼス キュライアー ビビアンナーシェ イシヒメ 麻黄まおう ココちゃん リリ君 亜弥あや 葦原あしはら ロッキー ユッキーナ BRベロ ユキヲ BPベプ キャロ カロテン ナスニン 號竜 アドム トリントン ハッチ 白熊はぐま 百葉ももは 五郎ちゃん 雪玉王 しゅうくん ポイさん トト君 ニャイ 瑠璃るり子さん 霊輝れいき あかざヒトデビア大先生


称号

竜脈使い

蓮乃人社の祭神


装備

魔弾・オレイカルコス〈魔銃〉

属性:中炭素鋼カーボンスティール改LV220〈秘蹟武具サクラメント級〉

付与効果:神の遊具〈風属性エア

月光核〈新月〉増幅25%

耐久値強化〈合金マテリアル

自我+++

嫉妬

耐久値:400+α


小型「電子情報枠ウィンドゥ

種族〈電脳媒体〉

階級〈生命樹セフィロト分体〉

属性:電子属性エレクトロン20

カテゴリー〈2.5+〉

耐久値:500


奇妙なバール〈工業用品〉

属性:次元属性ウロボロスLV300 〈秘蹟武具サクラメント級〉

付与効果:次元具現化〈田崎蓮人所有・暗黒物質ダークマター無限構成180%〉

次元結晶化〈自己超修復・自己超再生〉

暗黒物質ダークマター波動ブラスター〈侵食破壊〉

耐久値:500


ACアメコミTシャツ〈服〉

属性:亜空間複合成繊維ドミネイティヴ進化種 LV50〈特殊兵装ユニーク級〉

付与効果:物理抵抗〈化学繊維レーヨン

勇気鼓舞〈感応全適性40%増幅〉

耐久値:100


ジーンズ〈服〉

属性:亜空間複合成繊維ドミネイティヴ進化種 LV80〈特殊兵装ユニーク級〉

付与効果:竜脈感応〈進化〉相乗効果ブーストエフェクト〈物理耐性特化(50%上昇)〉

耐熱耐寒耐毒特化〈厚地織布デニム

耐久値:150+α


◆ ◆ ◆

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