第384話「クロちゃん弟への金一封その2・戦友という名のボス推しと」
我が家転生…「我は無限の竜脈使い?」…が眷属育成計画中なのですw
第384話「クロちゃん弟への金一封その2・戦友という名のボス推しと」
俺は大急ぎで3階担当メイドのユナさんの出してくれたコーヒー牛乳を飲み干し、パジャマを脱ぎ捨てて、ちょっとクロちゃん弟を待たせてしまって焦ってます(汗)。
『兄上殿…本当に良いのですか?』
「大丈夫だってぇ。事前に手筈は整えているしさぁ〜。」
そのための大安吉日である(?)。
逆に、急遽にクロちゃん弟を呼び出してしまったことの方が申し訳ないよ。
んじゃま、余計な邪魔が入らないうちに、とっとと行きましょう!!
ユキヲとは午後から合流する事にして、そっちも伝言はちゃんと伝わってるのかな?ちょっと不安だけど…。
3階から1階に移動し、ちょっくら様子を見渡しつつ、居間に突入だ。
今回は仏壇の方にしようかと思ったんだけど、白猫シーちゃんからのダメ出しをいただいたので(?)、やっぱり店舗フロアの方の神棚を使用予定である。
って言うのも、この1階の付喪神たちはまだまだ成長途中である為、神的レベルの影響力を受けるのはよろしくないとの判断である。今更だけど〜。
まぁ、ここの子たちは、みんな極めて穏やかな気質を持って生まれてきているらしい(?)から、そう言われたら反論できないよね〜?
そんな事をシーちゃんが言うもんですからさぁ…。
だけどさぁ、って事は神棚が置かれている店舗フロアの連中…海産物軍団は影響ないってことでいいのかな?
まぁ、あの連中、ほとんど成長し尽くした感があるからなぁ(え)。
影響ないっちゃあ影響ないのかもしれないが?
で、俺や弟たちも含めて、この1階の居間は食事をみんな揃って食べる唯一無二の一家団欒の場所である。そして俺にとっても癒しの空間である。何物にも代え難い楽園なのだ。うん。
話は変わるけど、クロちゃん弟曰く、また新たに付喪神が生まれたらしいよ?
「ふ〜む。今度はどの子なの?」
『兄上殿。… 1階のトイレですね。』
は〜ん?へ?ト、ト、ト、トイレぇぇぇ!?
ねぇ…いや確かに最近、妙な視線を感じたような気もしたけど…それは1番重要な問題があるんちゃうの??
「ちょ、ちょっと待って!?トイレって、そのトイレって…男なの女なのぉぉ!?」
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(*´꒳`*){御主人様。別にどっちでも良くないですかぁ?}
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馬鹿お前っ、女の子の前で踏ん張っているなんてそんなの見られた日にゃあ、死んでも死に切れないわ!!
相変わらずE5 (エコ)さんは変なところでデリカシー皆無だなぁ。
『あ〜。兄上殿、安心して下さい。男ですよ。種族は雪隠坊ですね。』
ふぅぅぅ。セーフだねぇ(安堵)。
「あれ?でも1階のトイレって、地下室への階段前にあるよね?それって地下室の妖怪グループの中に入ってんじゃないの?」
これは微妙な位置関係だと思うね?
そもそも1階の廊下の外のキッチン、その横に置かれた冷蔵庫の「雪ん子」だって、微妙な範囲だとは思うのだが…?
『ああ、兄上殿。トイレは倉ボッコの内部空間に含まれていないので、地下のグループとは別だと思いますよ?』
なるほど。地下室そのものが付喪神化した「倉ボッコ」の範囲内じゃないっていうなら、ましてやクロちゃん弟が言うならばこそ、間違いなしだ(?)。
「そっかぁ〜。でも今更だけど、妖怪グループって紅葉が取り仕切ってるけど、あっちも穏健派と武闘派に分かれているわけでさぁ?」
そういう意味で言うと、この1階の連中も明確に差別化するべきなのであろうか?
だとしたら、なんて呼ぶ?昨日の今日、あやっちのあんまりなネーミングセンスを目の当たりにして、そのハードルは限りなく下がっているとは言え(え)、ここであまりにアレな命名とかした日には、この田崎蓮人一生の恥であろうがっ!?
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(*´ω`*){またロクでもないこと考えてます?}
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黙らっしゃい!!
う〜む。そうですねぇ…この癒しの空間はゆったりとした雰囲気だから、ゆったり派とか?
いや、それは何かアホっぽいな?
そう言えば、前の職場の新卒で入ってきた子が「ゆとり世代」とか言われてイジられてたね。本人は嫌がってたけどぉ?
ゆとりねぇ…。
「よし、決めた!!1階の付喪神たちはユトリーズと命名するぞっ!!」
『ユトリーズ…かっこいいですね、兄上殿っ!!』
そうでしょ、そうでしょ!!
心なしか、居間の空気もワサワサと嬉しそうに揺れている…みたいな?
『ほら、みんな喜んでいますよ、兄上殿っ!!』
おお、そうですかぁ(笑)。
やっぱりね!!
「んじゃま、ユトリーズのボスはシーちゃん、よろしくお願いしまっす!!」
そりゃまぁね。常に居間の仏壇の上に鎮座するシーちゃんですから、ボスと言えばボスである(え)。
むしろボスと言うより姉御である!
しかも種族「五徳猫」であるからに、完璧な妖怪であるし、これ以上に適した人選はないでしょう?尻尾が3本もあるし?尻尾の先に火が灯ってるし!
『ミャァ!!』
「あ痛ぁぁぁ(涙)!?」
またしても、お頼み申しますの手を出したら、バリリッてな爪で手を引っ掻かれましたぁ!
要約すると『アタシは忙しいから、そんなのやってらんないわよ!!』との事。
明確な拒絶である。…悲しい。ユトリーズのボスは空席と相成りました、とさ?
『兄上殿…それは仕方ないですよ。僕たちはあくまで「猫八部衆」ですから。』
クロちゃん弟が言う。
つまりは妖怪である事よりも、彼らにとっては「猫八部衆」であるという比重が重いって事らしい。ある意味それはすごいけどね。
「ん、ならしょうがない。むしろ雪隠坊くんをボス推ししとこうか?」
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(*´Д`*){なんで?なんで雪隠坊さん??1番の新入りなのでは??}
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え〜いっ、異論は認めない。
新入りとか古参だとか、そんなの関係ねぇ(?)。
だって、寒い時も暑い時も、昼夜を問わず、トイレで踏ん張ってきた俺たちは戦友みたいなもんじゃないかぁ!?いや、もはや戦友以外の何物でもない(え)!!
と言うことで、廊下に出たついでにトイレを覗いて万能鑑定してみた。
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〈万能鑑定〉
トイレの付喪神♂
種族〈雪隠坊〉
階級〈付喪神〉
カテゴリー〈0.5+〉
聖属性
水属性
氷属性
固有能力
あやかし再誕〈トイレ〉
蓮乃人社の祝福
能力
流水 妖怪 浄化 物質再構成 戦友 同志 勇気 ボス(NEW)
称号
田崎家百鬼夜行
1階妖怪「ユトリーズ」(NEW)
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うん。雪隠坊だねぇ(笑)。
「期待しているぞ、雪隠坊くん!!お前こそがユトリーズのボスだ!!」
返事は返って来ないけど、何かいい気分だ。ムフフ(?)。
願わくば、青い小蛇のような悪い男にはならないよう、心から願っているよ(え)。
さらに、ついでに冷蔵庫を開けて、噂の悪い小蛇な4R (シリュウ)をとっ捕まえて強制連行だっ!!
『うわぁ。急に何をするんだニョロよぉ〜?』
「最近、お暇な4R (シリュウ)さんや。どうせ暇なら、ちょっくら付き合えと言いたいところだ。」
とりあえず、ぺたっと左肩に巻きつけておく。
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(*´꒳`*){今回は実験的な意味合いもありますから、確かにフォロー役として4R (シリュウ)さんが参加していただけるなら有り難いですねぇ。}
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「いや、こいつはそんな上等なもんじゃないけど、クロちゃん弟に何かあったときには頼んだぞ!!死んでも助けるんだ!!」
もはや俺の事は気にするな。俺よりもクロちゃん弟を最優先する。男に二言はないのだよ(?)。
『何のことを言ってるのかさっぱりわからないニョロよ!!説明を求めるニョロよっ!!』
気が回らない奴だなぁ(汗)。
だが、いちいち説明してる場合じゃないんだよ。もう既に俺たちは店舗フロアに足を踏み入れていたのだから。
「お邪魔ぁ〜?」
おや?いつもワチャワチャしていてせわしない店舗フロアが、今日はやけにシ〜ンと静まり返っているぞ。
フロアリーダーであるホチョさんことカズは、最近じゃあ自分の聖域「南聖湖」に引き篭もって王様気取りだから、今度攻略戦を仕掛けて(?)ギャフンと言わせたいものである。いやマジで。
「誰もいないのなぁ?」
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(*´ー`*){あら?念のため、事前に退去してもらえましたけど、漁火さんだけは留守番で残ってもらった筈ですけども…?}
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え?タコ君の漁火いんの?ってキョロキョロ見渡してみたら、水槽の端っこ、陰からオドオドしながら見てるじゃん。
あの子、相変わらず1人だと挙動不審である(え)。
最近は千寿姫とJOLとつるんで、少しは社交的になったようだが、やっぱまだまだだなぁ。
兄の不知火がいると、また少しは落ち着きがあるのだが…。
で、E5 (エコ)さんによれば、金さんが強硬に自分が残ると主張したそうだが、その場は紛糾し、皆が自分自分と言い張った為に(?)、とりあえずホチョさんの見せしめパンチが金さんを張り倒し、引きずられるように連れて行かれたそうで…。
やむ無く残ったメンバーでジャンケン(?)を行い、勝ち残ったのが漁火であって、彼は別に残りたくはなかったらしいと言う、お前らは何やってんだ?な結末である。
「まぁちょうど良いから、漁火はちょっくら、俺の頭の上に載ってくんない?」
やっぱね、ユキヲが頭の上にいないと調子が上がらない俺である。
よっこらしょっと…黒い火星人っぽい漁火は、重くもなく軽くもなく、ちょうど良い大きさでした(え)。
『にゅ〜る(-.-;)(汗)。』
「あぁ、大丈夫大丈夫。っていうか、漁火も八幡様に言いたいこと、色々あんだろ?」
『いつになったら説明してくれるニョロかぁ?』
って事で、みんなで神棚を前にして整列!!不満げな顔の4R (シリュウ)もこれで分かったと思しいな。準備は万全だ。
『兄上殿。漁火も連れて行くんですか?』
「いや、多分無理だと思うけどね?」
というのも、漁火はこんな臆病だけど、ニャイの奴の次に送りこまれた邪神枠っぽいのだ(え)。
見た目、プニプニした黒いホ◯ムスライムだけども?
こっちの邪神枠は課金ガチャ卵の邪神とは違う系統であり、宇宙系なのだが…(?)。
そんな彼に期待しているのは、4R (シリュウ)と同様、何かあった際に本領発揮をしてくれること、もしもの際にはクロちゃん弟を頼む!とね?それ以上でも以下でもない(え)。
正味の話、例の空間に移動すると、基本的に俺だけボッチになるのだが、付属品のE5 (エコ)さんも一緒に付いて来れるのは、眷属の中でも彼女だけが俺と同調率100%を維持している為だ。さすがは備品!!
そしてもうお分かりだろうか。
本日は事前予約しておいた(?)、八幡様との面会の場である。
何が起こるか分からないので、万全の対策が必要だろう…ってなことで、その3に続く!!
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田崎 蓮人
種族〈秘匿菩薩(蓮乃人)〉
階級〈大権現〉
所属国〈田崎家竜脈の地〉
カテゴリー〈127.2+〉※変化無し
戦闘力 2381+20
防御力 2299+20
生命力 2325+20
回避値 1348+20
知能値 965+10
器用値 25
魔力値 3608+30
無属性2251+20
地属性2283+20
固有能力
竜脈適正「最高位+」 幸運の加護 雷霆の守護 世界卵の選別
蓬莱の恩恵 王桃の系譜 全能神の祝福 異世界言語LV2 宝物庫〈Ω〉
聖者の贈物 麒麟の安寧
能力
打撃 調理 計算 博識 精密操作 努力 竜脈 再生 霊子 統治 隠密
命名 返還 猫愛 権現 免疫 鑑定 言語 鬼 天眼 転移 人類愛
召喚系術式
契約 契約破棄 契約鑑定 召喚 送還 眷属召喚 眷属送還
眷属探知 眷属鑑定 竜脈の盾 竜脈結晶化 次元結晶化
万能鑑定 化石解放 信仰昇華 超大型転移制御
次元具現化
眷属
E5(エコ)さん DS (ディス)さん 4R (シリュウ)
G3(ジザ)さん 2L (トゥエル) O1 (オーヴァン)
契約
ルル君 金さん チョメ君 ミミちゃん シーちゃん ミチ 花子さん タロさん ロンちゃん クロちゃん ハナちゃん ハッピー シマ カア君(若彦) 乙女ちゃん ユズリハ(野良ネズミさん) 紅葉 菅原くん 橘花くん リコピン JOL 葉蘭 水引 葛葉 榊 千歳 鳳来 八手 蒼原 不知火 漁火 八重波 白波 鳴海 夕潮 芍薬 水楢 柏 梛 茜 白妙 牡丹 鬼蕗 BM BL ユナイゼス キュライアー ビビアンナーシェ イシヒメ 麻黄 ココちゃん リリ君 亜弥 葦原 ロッキー ユッキーナ BR ユキヲ BP キャロ カロテン ナスニン 號竜 アドム トリントン ハッチ 白熊 百葉 五郎ちゃん 雪玉王 秋くん ポイさん トト君 ニャイ 瑠璃子さん 霊輝 藜ヒトデビア大先生
称号
竜脈使い
蓮乃人社の祭神
装備
魔弾・オレイカルコス〈魔銃〉
属性:中炭素鋼改LV220〈秘蹟武具級〉
付与効果:神の遊具〈風属性〉
月光核〈新月〉増幅25%
耐久値強化〈合金〉
自我+++
嫉妬
耐久値:400+α
小型「電子情報枠」
種族〈電脳媒体〉
階級〈生命樹分体〉
属性:電子属性20
カテゴリー〈2.5+〉
耐久値:500
奇妙なバール〈工業用品〉
属性:次元属性LV300 〈秘蹟武具級〉
付与効果:次元具現化〈田崎蓮人所有・暗黒物質無限構成180%〉
次元結晶化〈自己超修復・自己超再生〉
暗黒物質波動〈侵食破壊〉
耐久値:500
ACTシャツ〈服〉
属性:亜空間複合成繊維進化種 LV50〈特殊兵装級〉
付与効果:物理抵抗〈化学繊維〉
勇気鼓舞〈感応全適性40%増幅〉
耐久値:100
ジーンズ〈服〉
属性:亜空間複合成繊維進化種 LV80〈特殊兵装級〉
付与効果:竜脈感応〈進化〉相乗効果〈物理耐性特化(50%上昇)〉
耐熱耐寒耐毒特化〈厚地織布〉
耐久値:150+α
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