第352話「バビロン神の介入とご飯が食べたい?その3・食って笑えば全て解決すると思うのだ」
我が家転生…「我は無限の竜脈使い?」…が眷属育成計画中なのですw
第352話「バビロン神の介入とご飯が食べたい?その3・食って笑えば全て解決すると思うのだ」
バビロン山脈である。
正直言って、またバビロン神かよぉ、と思わなくもない(?)。
さて、だが事実が判明した以上、ここで帰る?という手段は潰されたも同然。
いや、帰っても良いんだけど、期待感の籠った瞳を投げかけるクロちゃん弟の手前、そんな選択肢はあろう筈がなく…。
「…んじゃま、悪いけど雪玉族長老達、案内してくれるかぁ?」
そう、巻き込め雪玉族亜種!!である。
『ハハッ!!聖域主の主様がお求めとあらば、我が命に換えてもですじゃヨボロン。』
『頑張るゴロン!』『光栄ゴロン!』『先導するゴロン!』『ゴロンよ!』『ゴロンゴロン(?)!!』
ゴロンゴロンうるせぇな(え)。特に最後の奴。
だが、戦力的には申し分なしってところかな?
それにも増して、俺には懐刀のクロちゃん弟もいることだしね!!
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(*´꒳`*){御主人様。本当にあの山に登る気ですかぁ?}
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ふぅむ、問題はそれである。
あんな真っ白な雪山であるし、もはや凍死待ったなしだ(え)。
こうなれば、2L (トゥエル)に言って俺の厚着を持って来させるか?そして眷属召喚すれば万事解決っぽい(?)。
『おっと、申し上げるのを忘れていましたのじゃヨボロン。バビロン山脈の中心へは、洞窟の内部を通って行くのじゃヨボロン。』
「…え?それを早く言ってくれよぉ〜。」
はぁ、良かった。危うく凍死する寸前だったぜ!?
こうして俺たちは、いざバビロン山脈の中心地…宝物庫〈Ω〉の扉のその先へ向かったのだが…考えが甘かったと言わざるを得ないのは後の祭りであった。
『…兄上殿、大丈夫ですか?』
「うぅぅ…超寒いし…クロちゃん弟、もっと強く抱いてくれぇ…」
ガクブル案件である(え)。
雪山の中の洞窟だって、そりゃもう寒いものでね?躊躇せずにクロちゃん弟に抱きつけるチャンスであるからに…(?)。
「ああ、クロちゃん弟、あったかいよぉ…なんか、眠くなってきた…よ(Zzz)。」
『兄上殿ぉ!?眠ってはダメですよっ!!』
洞窟の途中の一時休憩で、クロちゃん弟で暖を取っていたんだけど(?)、この洞窟は予想以上に大きいし広い。通路も全高3メートル、横幅4メートルはあるようだ。
吹きっさらしの風は寒いし、奥に進めば進むほどに寒くなってるみたいだし、どこまで進めば良いものやら?
「…お前達、よくこんな場所に住んでるな?」
話によれば、雪玉族亜種たちはこの洞窟のワンフロアに居住区を作っているらしい。
粗末ではあるが、竹で作った家を並べ、乱獲されて絶滅寸前の竹精を保護して生活しているらしいよ(?)。
「くっそ…先にそっちに案内させるべきだったかぁ…。」
だが、俺たちが向かう先は、この雪山の中心地にある扉だ。
『引き返すと逆に遠回りになるのじゃヨボロン。』
だよねぇ〜(え)。
そして雪玉族亜種は、通常種の雪玉族よりも寒さに強いのだ!!
『早く進みたいゴロン。』『もうすぐお昼になっちゃうゴロン』『聖域主の主様は寒さに弱いゴロン。』『寒くないゴロン、逆に暑いぐらいゴロン。』『ゴロンゴロロ〜〜ン(?)。』
最後の奴、なんなんだ?コイツら、喧嘩売ってんのか?
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(*´꒳`*){御主人様。寒いのであれば、火属性の人を呼び出せば多少は暖かくなると思いますよ?}
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「えぇぇ…E5 (エコ)さん、それを早く言ってよぉぉ…(Zzzz)。」
『兄上殿ぉぉ(汗)!!』
はっ!?いかんいかん。そのまま睡眠死するところだったぜぇ(え)。
「う〜む。でも、火属性ねぇ〜?誰かいたっけ?」
パッと思いつくのは…いないなぁ。
観葉植物6姉妹の中で火属性を持つ希少な樹霊は鳳来だな。火属性というか、酒で暖まるタイプではあるが?
メイド5人衆の火属性持ちは3階担当のユナさんだっけ?
でも人型の火属性持ちが来られても、それで暖かくなるのか?そもそも、我が家に火属性持ちが少ないことを改めて知る俺なのであった(?)。
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(*´꒳`*){あらまあ、御主人様?あの人を忘れてませんか?火属性といえば、もちのろんのホチョさんですよぉ?}
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「うっ…(汗)。」
いやまあ、確かにホチョさん…和火は海産物軍団のフロアリーダーにして、筋肉バキバキの赤い鳥で暑苦しい(え)。
あれも聖獣で火属性ではあるが、面倒臭い存在なのでご遠慮したい(断言)!
「あれは無いわぁ…あれは…他になんか暖かい鳥はいないかなぁ…。」
と考えたら、居るじゃないですか!?
最近、ポッと出の凄い熱そうな鳥…いや、元鳥が?
「よし、呼び出すぞ。」
俺はポケットからいそいそと小型「電子情報枠表示」を取り出し、ちょっと手が寒さでかじかんでるけど(汗)、召喚に切り替えて呼び出すのは…
ボフゥン!?
『ここはどこだのぅ♬』
おっと、出た途端、心なしか暖かくなったような?
『グォォ…暑いゴロン。』『と、溶けるゴロン…。』『死ぬゴロン…。』『太陽が出現したゴロン!?』『もういっそ、殺してゴロン(笑)。』
いや、お前ら、ちょっと大袈裟すぎだろ?
特に最後のなんだ?
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(*´꒳`*){あら?プロデューサーさん1号を呼んだんですかぁ?}
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「ああ、まあな。火の鳥といえば、PHOENIXのポイさんだろ?」
火の鳥…またの名を不死鳥。
しかして今は小っさい蛾というか、蛾にしては大きいけど(?)、モスラのような形状で、大きさ的にはマクラ大。抱き心地は良さそうだけど?
『やけに寒いところに呼んでくれたのぅ♬』
モスラなポイさん、中身はご老人っぽいな(?)。
でも元不死鳥だけあって、踊りが得意らしくてね?なんの因果か「フェアリー48デビュー計画」の踊りの指導者として加入しているらしい。
いや、課金ガチャ卵で生まれたポイさんは元邪神候補の筈なのだが…?
「悪いなぁ、ポイさん。寒いんで呼び出したんだが、俺を凍死から守ってくんない?」
『そんな事で呼び出したのかのぅ♬ま、簡単ではあるがのぅ♬』
とはいえ、こちらは死活問題であるに。
『聖域主の主様…これ以上、暑くされるのはちょっと…ヨボゴロ(汗)。』
さすがの雪玉長老からもギブアップ宣告か。
まあ、雪玉族亜種を滅ぼしてまで、目的を果たそうとか俺も思っているわけではない(え)。
「う〜む。しかし雪玉族亜種の案内無しだと、この洞窟絶対に迷うだろ?」
どうしたもんか?後日、日を改めるべきか?
雪玉長老にはその間、洞窟の地図を書いてもらうとかさ。
『お主だけ暖めれば良いのだのぅ♬ほれ、「聖なる歌声〈火〉」だのぅ♬』
「おおぉぉ!?暖かくなってきたぁぁ。」
これはポイさんの能力だろうか?
なんと言いますか、俺の皮膚の表面に寒さを遮断するオーラのような?熱気の膜が発生したような?
そして『どっこいしょだのぅ♬』とポイさんが俺の頭の上に居座った(え)。
そこはユキヲのポジションなのだが…。
『離れていると効率が悪いのでのぅ♬ここでお主の頭の上から漏れる霊力を循環させて流用するんだのぅ♬』
「…よく分からんが、まあ、良いか?」
いや、良いも悪いも、雪玉族亜種たちも復帰したようだし?特に不利益は被っていないし。
俺の頭から何か出ているらしいが(え)、不利益は暖かくなってクロちゃん弟とギュギュって出来なくなった件だぞ(怒)。
「クロちゃん弟、寒くない???」
『あ、僕はまだ今の所、大丈ですよ兄上殿。』
むぅぅ。それはそれで残念である…。
◇ ◇ ◇
しかし、ポイさんがいて助かったよ。で…
『申し訳ないです、兄上殿ぉ(寒)。』
それは言わない約束だよ、クロちゃん弟よ。
俺はクロちゃん弟を背中に担ぎ、いや、これオンブだね。オンブしたまま洞窟を進んでいた。
これはどういう事かと言えば、毛の生えたクロちゃん弟と言えども、やはり本質は猫ちゃんであり、犬とは違って寒さには弱いのだ(え)。
つまり、クロちゃん弟も痩せ我慢して寒さに耐えていたのだよ(涙)。
「大丈夫、大丈夫ぅ。クロちゃん弟の1人ぐらい屁の河童だよぉ…はぁはぁ(汗)。」
心地よい汗だ。何より、頼りになる兄を演出してくれた、この全てのシチュエーションに感謝だよぉ(え)。
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(*´꒳`*){あ、御主人様。広いフロアに出ましたよ?ゴールじゃないですかぁ?}
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え?もう?もう終わりなのぉ??
『目的地ですじゃヨボロン。あちらに扉がありますのじゃヨボロン。』
おお、こりゃ確かに…その広大な地下空間の中央に佇む扉は…神鉄で作られた「宝物庫〈Ω〉」の扉であった。
「…遂に見つけてしまったか。」
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(*´꒳`*){結局、大捜索計画はなんの意味も無かったって事ですけどね…。}
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それ、思い出させんなぁぁ(怒)。
「確実に後で乙女ちゃんにお小言を言われる案件やないかぁ(汗)!!」
ああ、この怒りをどこにぶつければ良いものか?
『兄上殿!僕が乙女には文句を言わせませんからっ!!』
おおぅ。もうクロちゃん弟だけが頼りですぅ(涙)。
背中にオンブした弟の温もり、俺は忘れないよ(え)。
「んじゃ、クロちゃん弟が第一発見者って事でヨロシクね?」
『えっ??』
いや、だってさ?俺が号令を掛けて捜索を開始して、その俺が発見したとか体裁が悪過ぎるでしょ?
正式には雪玉族亜種が第一発見者なんだろうけど、彼らは大捜索計画に参加してもいないし。
「いやぁ。これで万事解決だねぇ。」
うん。後は扉を開けてBRを取り出して終了って事で、無防備にも扉に近付こうとした俺たちを…
音声『お待ちください、旦那様。』
ん…んえぇぇ!?
どうしてあなたがここに居るんですかぁ!?の絶句な俺を前に、我が家の執事長たるDSさん以下、メイド5人衆も勢揃いだし!?いつの間にっ!?
あ、でもユナさん達の登場で、途端に場が華やいだ感じ?
なんか今までムサいというか、高齢者臭が強まってたから(え)。
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(*´꒳`*){まあ、DSさん。解析は終わったんですか?}
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音声『そうですね。ワタクシの竜脈解析vr6.5「霆」にて判明しましたのは、かなり厄介なことに、この扉は現在、バビロン神話系の神々の影響下にあるようです。』
ん……?
なんか分からないが、E5 (エコ)さんとDSさんが色々と裏で動いていた的な?
いや、そういうのもどうかと思うけど(え)、確かに無防備に扉に俺が触れていた場合、どうなっていたか分からない…ってのはあるかも(汗)。
『そうだのぅ♬バビロニアの神々は確かに厄介だのぅ♬』
お?ポイさんまで同意するとか、どうなの?
「そんなに厄介なのか?シャマシュ様とかって、真面目そうだけど?」
『シャマシュの坊主は法律の神だからのぅ♬あれは例外だのぅ♬』
シャマシュ様って確か、世界神界会議の議長さんじゃなかったっけ?それを坊主扱いするとか、ポイさんなにものぉぉ〜??
で、メイド5人衆のユナさん、キュラさん、ビビさん、イシヒメ、そして特別枠のタロさんまで真面目な顔で扉を警戒してるし、これって只事じゃない…のか?
特にユナさんとか、いつもの向日葵のようなメイド顔さんじゃないので、ある意味ショックな俺である(え)。
『バビロニアというかのぅ♬アヌンナキ勢は最古の神を自認しておるし、プライドだけは高いからのぅ♬』
そうなんだぁ?ポイさん、随分と物知りだなぁ。
「まあ、バビロンの神様は白ねこ島の浮島でもやらかしているし(?)、もう何があっても驚かないけどねぇ?」
それはまた別にお話ではあるが…(?)。
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Σ(・□・;){でも、今回はどこのバビロンの悪神でしょうか?懲りない人達ですねぇ〜?}
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悪神とか言い切っちゃってるけど、別に実害を受けてる訳じゃないんだけどね?
『…我、悪い神ではないぞ?』
ザワってしたよね。
さすがの俺も背筋から嫌な汗が流れたよ(え)。
おいおい、いつの間に?って感じで、白いモヤってした白い人型が扉の横に佇んでいた。
それは見ようによっては、白い影のような?
「だけども、自分で自分を悪い神様じゃないとか言っちゃう奴は、特に信用できない件な!!」
うん。転生者に良くあるセオリーだ(?)。
俺だって内心、ビビりまくりだけど、背中のクロちゃん弟の温もりが俺を勇気付けてくれているのだ!!
やっぱ、兄弟愛は無敵だぜぇぇ(断言)。
『これは手厳しいな(笑)。』
苦笑ってところか?そんな様子だけど、白い影は動じていない。
『お主、ミトゥラスだのぅ♬何しに来たのだのぅ♬』
ポイさん、これまた強キャラだなぁ(汗)。
そしてどうやら、この神様の正体もご存知とか、まさに何者やねぇ〜ん!?
逆にそっちの方が興味津々なんだけどぉ(え)。
『…イムドゥグドよ。こんなに簡単に正体をバラされてはつまらないではないか?』
『どうせまた、お主は良からぬことを企んでいるだけだのぅ♬』
『ふ。何をいう?我らは善意の上で動いているだけぞ?』
俺の頭の上でポイさんは、普通に喧嘩を吹っ掛けているのだが…これって大丈夫なのかなぁ?
音声『E5 (エコ)殿…何かあった際には、旦那様を例の場所へ…。』
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(*´꒳`*){はいはい。勿論、お任せ下さい。}
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ポイさん達が言葉で牽制をし合う中、DSさんとE5 (エコ)さんはそんな事を言ってるし、一触即発って感じなの?
いや、でも待って。その前に確認しておかなきゃならない事があるんだけど。
「あ〜?その、1つ良いかなぁ?」
『あ、兄上殿っ!?』
会話に割り込んでみたら、クロちゃん弟の心配する気配が背中からありありと感じるけど、そこは心配いらないと思うんだよね?
だってさぁ…
『おや?我に何か?』
「あなた、布袋様だよねぇ〜?白いし〜?」
ギクって、その白い影が慄いた、のか?
『え?布袋とか…?それ、誰のこと、かな???』
いや、明らかに動揺してるけど、この白い影というか、モヤっていうか、袋的なイメージがね、あの雨樹で見た布袋様と100%同じに俺には見えるのですが?
俺の目はどうかしちゃったのだろうか?
『兄上殿ぉ!?僕には、アレは金色の鎧を纏った神様に見えますが…(汗)。』
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Σ(゜д゜lll){えっ?私には黄金の仏様に見えますよ?}
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おや?人によって見え方が違うときたか(?)。
『ふふふ…さすがだな。どこで気付いたのか?』
おっ。もう降参ですか?案外、認めるのが早かったね。
「う〜ん。そうですねぇ。ま、色々ありますけど、雨の樹とか、俺の収納空間の中から、布袋様のお札だけが紛失してたりとか?」
そう。BRが入り込んだ「宝物庫〈Ω〉」の中から、食べ物を食べようとして破損したワカメだとか、同時に七福神から頂いたお札の中で、使用していなかったお札…「布袋の運札〈運命を超える御札〉」だけが紛失していたのである。
『ふむ。大正解だ。まあ、あくまで我は自身のお札を媒介に、あの子童の願いを叶えただけなのだよ。』
そう言って、布袋様はポワン!と弾けて、ただの白い袋になって転がった(え)。
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(*´꒳`*){あっ。袋になりましたねぇ…。}
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うむ。どうやら、みんなにも袋になったように見えるらしい。
ま、俺の場合は白い人型から袋になっただけなので、そんな違和感はないけども?
でもDSさん以下、みんなガクッと気が抜けたようで(笑)。
雪玉族亜種なんて、ちょっとオシッコ漏らしてね?
『まあ、今回の件はバビロニア勢一同、謝罪も込めて何か力になりたいと、代表として我が送り出されただけなのでな?』
何じゃ、それ?
「で、しかもよりによってBRの願いを叶えたとか??」
『うむうむ。その通りであるが、シャマシュも怒り狂っておるのでな(汗)、穏便に取りなして欲しい訳でな。』
何が穏便か(怒)。
いやしかし、人騒がせな(汗)。
結局、回りくどい謝罪に振り回されただけの俺たちなのである…?
『では、我は忙しいのでこれでな?』
「あ、ちょっ…!?」
布袋様、言いたい事だけ言って消えやがったぞ。
あの袋野郎ぉぉ(怒)。
「一体、何だったんだっ!?」
音声『しかし、旦那様の身に危害が及ばす、ようございました。』
いやまあ、DSさんはそう言うけども。
それに、今回は先回りして調査をしていたDSさん達にも感謝だよね。大捜索作戦に加わらなかったのって、まさか毎回、こんな事をしている訳じゃないよねぇ?
いや、まさか(汗)。今回、たまたまだよねぇ…?
「DSさんにも気を遣わせちゃって悪かったね〜。」
音声『とんでもございません!!勝手な行動、どうかお許し下さい!!』
こんなナイスミドルに頭を下げさせるとか、俺の心が痛いので(え)、すぐに止めてもらいました。
副音声『旦那様っ。すごいカッコ良かったですよ〜!!』
副音声『右に同じ。旦那様に敬礼っ!!』
副音声『ああ、さすがは我らの旦那様だぞ。大したものだな!!』
副音声『旦那様はやっぱり神なのです。尊いのです(?)。』
いやぁ。そんなに褒めても何も出ないぞ、メイド5人衆。
ってか、最後のイシヒメのは褒め言葉なのか?
『ガフッ〜〜〜ン!!』
タロさんは吠えてるだけなので、どうでもいい(え)。
「よしよし、これで一件落着だなぁ。さあみんな、帰るぞぉ〜。帰って宴会だぁ〜。」
え?何か忘れてるって?
右見て、左見て、扉を見たら…さっきまで閉じてた扉が、開いてんな?
『なぁ、あんちゃん。オイラも宴会に参加するぞ〜。』
「いや、君どこの子?」
この子、どこの子?しかも素っ裸の裸の子。
『何言ってんだよ。オイラだぞ?BRだぞ。』
「…はいぃ?」
BRって確か、紫色のタヌキっぽいアレだった筈だよね?
だけど今、俺の前にというか、俺のズボンを掴んで横にいる幼稚園児ってば、紫色の短めの髪で、ヤンチャ坊主でどこか抜けたような気質の見た目で…。
『あ、でも兄上殿。確かにBR君っぽい面影がありますね?』
うん。俺もそう思った(え)。
さすがはクロちゃん弟、俺の弟である。そして彼が言うなら間違いなし!!
ちなみに、クロちゃん弟はオンブしたままですが何か?
『だから、初めからオイラだって言ってるんだぞ。』
でもこいつ、ちんちん丸出しの素っ裸なのだが、寒くはないのだろうか?
素朴な疑問だが、紫色の尻尾だけ残ってるな(え)。
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(゜ω゜)){願いを叶えたとか言っていたので、てっきりご飯を食べられるようになってるだけだと思ってましたけど…(汗)。}
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そう。それな!
まさかの男児化とか、お面3兄弟の柏と梛で間に合ってるし(?)。
『だって人間になった方が、ご飯いっぱい食べれるだろぉ?なんか知らないけど、宴会するなら早く行こうぜ、あんちゃん!!』
「そういう問題か?」
人間になりた〜い、を兄姉よりも先に果たしてしまったBRの身体情報は以下参照だ。
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〈契約鑑定〉
BR♂
種族〈妖怪仙人→妖怪天仙〉(NEW)
階級〈紫熊・玩具種→紫天熊・お絵描き少年種〉
カテゴリー〈1.5-〉→ 2.5-
戦闘力 27
防御力 30
生命力 30
回避値 20
知能値 10+5
器用値 10+5
魔力値 30+5
仙属性25
土属性20
空間属性10(NEW)
戦技
ぬいぐるみ弾丸
固有戦技
柔軟拳
固有能力
王仙骨〈王桃〉
ダメージ吸収〈ぬいぐるみボディ〉
妖怪天獣化〈藤色熊〉全ステータス2乗→3乗↑
第五元素循環回路搭載「超天然綿仕込み→お絵描き少年存思の法」(NEW)
超天然気質〈超感覚〉→超潜在天然気質〈超越感覚〉(NEW)
竜脈補正効果(契約)
能力
妖怪 仙人 ヤンチャ坊主 超天然 変身 超感覚 超純真 布袋運札
少年化(NEW)
神仙術式
〈練丹〉精製技能+
〈仙丹〉精製技能-
〈神炎炉〉調整技能-
〈宝貝〉作製技能-(NEW)
魔力系術式
下位(基本三原理)土属性魔道弾
中位(戦略級)土属性波動(NEW)
時空系術式 (NEW)
空間障壁
称号
田崎家3悪人
G3(ジザ)さんの助手
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「ほほぉ。お前、頭ひとつ飛び出たなぁ(笑)。」
確かに、BRの潜在能力は「超潜在天然気質〈超越感覚〉」として覚醒したようだ。
だがしかし、その前に服を着ろ!と言いたいが、手元に無いし(汗)。
『これでジジイをぶっ飛ばせるぞっ!!』
そもそも、宴会は扉大捜索作戦のお疲れ様会であって、事の発端であるお前は帰ったら大目玉を各方面から喰らってブッ飛ぶのでは?と思ったり思わなかったり?
『賑やかだのぅ♬』
今回はポイさんにも世話になったなぁ。
ま、しかし無事にBRも見つかった事だし、原因はG3 (ジザ)さんの横暴が理由でもあるし、食って笑えば解決するだろ。多分な(笑)。
◆ ◆ ◆
田崎 蓮人
種族〈秘匿菩薩(蓮乃人)〉
階級〈大権現〉
所属国〈田崎家竜脈の地〉
カテゴリー〈118.2+〉※変化無し
戦闘力 2201+20
防御力 2119+20
生命力 2145+20
回避値 1968+20
知能値 875+10
器用値 25
魔力値 3338+30
無属性2071+20
地属性2103+20
固有能力
竜脈適正「最高位+」 幸運の加護 雷霆の守護 世界卵の選別
蓬莱の恩恵 王桃の系譜 全能神の祝福 異世界言語LV2 宝物庫〈Ω〉
聖者の贈物 麒麟の安寧
能力
打撃 調理 計算 博識 精密操作 努力 竜脈 再生 霊子 統治 隠密
命名 返還 猫愛 権現 免疫 鑑定 言語 鬼 天眼 転移 人類愛
召喚系術式
契約 契約破棄 契約鑑定 召喚 送還 眷属召喚 眷属送還
眷属探知 眷属鑑定 竜脈の盾 竜脈結晶化 次元結晶化
万能鑑定 化石解放 信仰昇華 超大型転移制御
次元具現化
眷属
E5(エコ)さん DS (ディス)さん 4R (シリュウ)
G3(ジザ)さん 2L (トゥエル) O1 (オーヴァン)
契約
ルル君 金さん チョメ君 ミミちゃん シーちゃん ミチ 花子さん タロさん ロンちゃん クロちゃん ハナちゃん ハッピー シマ カア君(若彦) 乙女ちゃん ユズリハ(野良ネズミさん) 紅葉 菅原くん 橘花くん リコピン JOL 葉蘭 水引 葛葉 榊 千歳 鳳来 八手 蒼原 不知火 漁火 八重波 白波 鳴海 夕潮 芍薬 水楢 柏 梛 茜 白妙 牡丹 鬼蕗 BM BL ユナイゼス キュライアー ビビアンナーシェ イシヒメ 麻黄 ココちゃん リリ君 亜弥 葦原 ロッキー ユッキーナ BR ユキヲ BP キャロ カロテン ナスニン 號竜 アドム トリントン ハッチ 白熊 百葉 五郎ちゃん 雪玉王 秋くん ポイさん トト君 ニャイ 瑠璃子さん 霊輝
称号
竜脈使い
蓮乃人社の祭神
装備
魔弾・オレイカルコス〈魔銃〉
属性:中炭素鋼改LV220〈秘蹟武具級〉
付与効果:神の遊具〈風属性〉
月光核〈新月〉増幅25%
耐久値強化〈合金〉
自我+++
嫉妬
耐久値:400+α
小型「電子情報枠」
種族〈電脳媒体〉
階級〈生命樹分体〉
属性:電子属性20
カテゴリー〈2.5+〉
耐久値:500
奇妙なバール〈工業用品〉
属性:次元属性LV300 〈秘蹟武具級〉
付与効果:次元具現化〈田崎蓮人所有・暗黒物質無限構成180%〉
次元結晶化〈自己超修復・自己超再生〉
暗黒物質波動〈侵食破壊〉
耐久値:500
秘密の花園?シャツ〈服〉
属性:化学繊維 LV30〈通常級〉
付与効果:扉を探して〈微〉
防寒保温〈微〉
耐久値:60
ジーンズ〈服〉
属性:厚地織布LV18〈通常級〉
付与効果:物理抵抗
耐久強化
耐久値:60+α
◆ ◆ ◆