第35話「号泣追い討ち作戦。八幡様に感謝」
我が家転生…「我は無限の竜脈使い?」…が眷属育成計画中なのですw
第35話「号泣追い討ち作戦。八幡様に感謝」
傷付き傷心のぐったりしたチョメ君を頭に乗せたまま、俺は2階のテレビ前に待機。
膝に三毛猫ミミちゃんを乗せてモフモフ完備。癒される。
「こらこら、ルル君。飛んじゃダメだよ。いじめちゃダメだよ。」
タンスの上の茶色いモヤモヤ(茶猫?)に爪でちょっかいを出すべく、その背中の小さい翼で浮かび上がるルル君。飛ぶと言うより浮かんでる。ちょっと自分でも何を言ってるのか分からないけども。
「う〜ん。もしかして…ハナちゃん?」
『……。』
反応ないし、ただの茶色いモヤモヤにしか見えない。
一方の白いモヤモヤの2匹は、あっち行ったりこっち行ったり、現れたり消えたりする気まま猫モヤモヤ。今は姿を見せてはいない。
だが、モヤモヤはこれだけでは無い。
既に「霊犬」認定されている黒柴タロさん。
その子供(息子)である茶柴モヤモヤ。
もうモヤモヤでお腹いっぱいだ。
「さて、今日のヴァースキちゃん号泣追い討ち計画だが…。」
_________________________________
(ノ_<)もう悪意しか感じませんけど!そんな計画いやです!!
_________________________________
相談した相手が悪かったか。
E5(エコ)さんは味方にあらず。ポンコツだから敵にもならないけどな。
ああ、こんな時にDSさんが不在とか…。
「だが、飴と鞭は使いようだ。前回はしょっぱな顔絵に怒りが生じてしまったが、俺も大人だからな。下手に行ってみよう。」
あえて心の声を口に出して言ってみた。心構えは出来た。そしてテレビの電源をONにする。
ザザザッ…Σ(´⊙ω⊙`)…蓮人さん…どう言うことですか?ザザザッ
「あん?何が…いや、何がですか?どう言う事とはどうでしょう?ん?」
ザザザッ…(´⊙ω⊙`)…言葉づかいが気持ち悪いですの…ザザザッ
「ほほほう…とりあえず…その顔絵やめんかごらぁあああ!!!」
ブチっと電源OFF。
全く恐ろしい子、ヴァースキちゃん。ここまで俺を怒らせるとは、さすが竜脈の女神。
_________________________________
(*゜▽゜*)御主人様、沸点低すぎます。許してあげて!
_________________________________
そうだろうか?大人ですよ?まあ、卵さんに優しくするよう言われたしな。
仕方ない。チャンスをやるか。再度、電源ONだ。
ザザザッ…┌(; ̄◇ ̄)┘あっ!?蓮人さん。竜脈の調整が厳しくなるので怒らないで下さい…ザザザッ。
「ん?どう言う事だ?」
ザザザッ…(=´∀`)蓮人さんは、いつの間にか竜人種の一歩手前に進化しているから、その竜脈へ与える影響が大きいんですの!自重して下さい…ザザザッ
聞き捨てならない進化云々の話は、まあ例の卵さんのアレに違いない。
しかし、卵さんのアレが無かったら、俺は死亡確定だったのだが?いや、死んでましたよね?
「ところでヴァースキちゃん?ちょっと聞きたい事があるのだが?」
ザザザッ…( ̄ー ̄)(汗)…なんでしょう?…ザザザッ
「俺、召喚使ったら死にそうになったんだが、ヴァースキちゃん知ってた?」
ザザザッ…Σ(゜д゜lll)…それは…あの…八幡様と帝釈天さんと、恵比寿さんに散々怒られましたのぉおお…。゜(゜´Д`゜)゜。びえええぇぇぇぇん…ザザザッ
やった!号泣追い討ち作戦成功。
_________________________________
(゜ω゜)その無駄な笑顔でサムズアップやめて下さい。
_________________________________
フッ。イケメンだろ?惚れるなよ、E5(エコ)さん。
ザザザッ…(´;Д;`)でも、どうやって進化したのか分からないですの。どうなってますの??…ザザザッ
「それは秘密だ。と言うか、俺にも説明できん。」
卵さんとの事は、秘密にしておいた方が良い気がする。直感だ。45億年前の約束とか、ちょっと途方もない話題の気がする。トラブルの匂いしかしない。
ザザザッ…( ̄ー ̄)本当ですかぁ?…ザザザッ
「本当ですよ。はい。オレ、嘘ツカナイヨ?」
疑問の顔絵を無難にスルー。
そもそも15分しか猶予が無いのだ。過ぎた話題はこの際カットだ。
「無駄話はもういい。そんな事より、物質再構成で再生した生物について聞きたいのだが。」
ザザザッ…(´⊙ω⊙`)何ですの?…ザザザッ
ついにこの時が来てしまったか。聞きたいようで聞きたく無いような気持ち。
「…再生された生物…例えば、タコ兄弟の魂は何処から来ているんだ?そもそも、魂はあるのか?」
そう。魂すら無いとすれば、それは蘇ったところで、生物と言えるのか?ただの残留思念ではないのか?
何より、黒柴タロさんは、俺の知っているタロさんなのか?別のモノなのか?
ザザザッ…Σ(´⊙ω⊙`)それなら大丈夫ですの。魂は八幡様が選別して送ってくれてますの。(=´∀`)特別待遇ですよ…ザザザッ
「え?魂を送ってくれてるの?タロさんの魂は?」
ザザザッ…(´⊙ω⊙`)勿論、八幡様が本人の魂を探し出して天国から送ってますの。タコさんの場合は、本人希望のタコさんの魂を募集、厳選して送っているみたいですの…ザザザッ
衝撃の事実!!
そして、ありがとうございます、八幡様!!
ありがたや。ありがたや〜。
「八幡様に足を向けて寝られないぞ、これは。いや、もう満足です。」
と言うことで、ヴァースキちゃんタイムは終了。
電源OFFでブチっとな。
ザザザッ…あっΣ(´⊙ω⊙`)…ブチっ。
初めて満足した結果となりました。
たまにはヴァースキちゃんも役に立つようだ。
俺はミミちゃんのモフモフとチョメ君の暖かさを堪能する。それに浮いてるルル君も寄って来た。
だが、今いる子達だけじゃない。
黒柴タロさんも…それに復活するであろう懐かしき子達もいる。
俺は1人じゃない。
でも竜人って嫌だな。鱗とか角が生えそう。竜脈種の亜人って、竜人以外に別ルートないのだろうか?何とか回避したいところだ。
「さあ、ご飯を食べよう。夕飯はサザエのまぜ御飯だぞ〜。」
…ふと思う。サザエの魂も募集したのかな?希望したサザエの魂って何だ?
いや、食材だから!あれは食材です(断言)!
◆ ◆ ◆
田崎 蓮人
種族〈竜脈種(亜人?)〉
階級〈主格〉
所属国〈日本???〉
カテゴリー〈3.2-〉
戦闘力 32+3
防御力 40+3
生命力 56+3
回避値 52+3
知能値 26
器用値 25
魔力値 54+4
無属性50+2
地属性28+4
固有能力
竜脈適正「高位」
幸運の加護
雷霆の守護
世界卵の選別
能力
打撃 調理 計算 博識 精密操作 努力 竜脈
召喚系術式
契約
契約破棄
契約鑑定
召喚
眷属
E5(エコ)さん
DS (ディス)さん
契約
ルル君
金さん
チョメ君
称号
召喚士
装備
中炭素鋼バール(中)〈打撃武器〉
属性:中炭素鋼LV60〈特殊兵装級〉
付与効果:物理強靭化・打撃強化
耐久値:100
E5(エコ)
種族〈電子の妖精〉
階級〈緑の蝶妖精?〉
属性:電子属性20
カテゴリー〈1.5+〉
耐久値:500
Tシャツ〈服〉
属性:化学繊維LV10〈通常級〉
付与効果:物理抵抗
防塵
耐久値:30
ジーンズ〈服〉
属性:厚地織布LV18〈通常級〉
付与効果:物理抵抗
耐久強化
耐久値:60+α
◆ ◆ ◆




