第346話「次元結晶化の再検証その1・思わぬダブルパンチとダメージと」
我が家転生…「我は無限の竜脈使い?」…が眷属育成計画中なのですw
第346話「次元結晶化の再検証その1・思わぬダブルパンチとダメージと」
竜脈生活188日目。
筋肉痛である。これ、久し振りだなぁ(汗)。
「痛たたた…。」
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(*´꒳`*){まあ、無駄にホチョさんと取っ組み合いしてましたもんねぇ〜?}
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無駄とか言うんじゃないよぉ〜!
「こればっかりは、誰が何と言おうとも、誰にも譲れないからなっ!!」
結果、俺たちが三者面談?していた部屋は大破。
俺が持ち込んだ紅茶の菓子折りも紛失し、瑠璃子さんが静かに激オコしたので(?)、そそくさと退散した次第である…。
「…当分、南聖湖には行けなくなったなぁ(汗)。」
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(*´꒳`*){自業自得なのでは?}
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そうね。分かってるけど、E5 (エコ)さんに言われると腹立つ(え)。
『フニャ?』
「おお、ルル君。大丈夫だよ。心配してくれて、ありがとね?」
ちょっとぎこちないけど、歩くのに支障はないし、俺の天使な猫ちゃんのルル君が微笑んでくれたので、俺はまだ戦えますともっ!!
ドッコイショっと、俺は椅子から立ち上がった。
朝のコーヒー牛乳も腹に収めたし、いつものローテーションに入るとしましょう。男はつらいよ(?)。
ともかく、ユキヲと合流しないと始まらん(え)。
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(*´꒳`*){御主人様。本日の予定は?}
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「ん?とにかく、桜の植林ですが、何か?」
もうすぐ3月に入っちゃうんです(汗)。
そもそも、最近は春が来るのが早いよねぇ?早いと3月初頭には咲いちゃう桜もあるぐらいだし、世の中間違ってると思うのだ(え)。
そして、今日もE5 (エコ)さんは俺についてくる模様…。
いや、それは白ねこ島の雨樹を警戒してるんだろうけど?ま、仕方ないなぁ(え)。どうしてもついて来たいと言うのなら、やぶさかではない(?)。
ともあれ、あとはさっさと歯を磨いてしまおう、そんな気持ちで廊下から出たところで…おや?
階段室へと繋がる入り口から、恐る恐ると、ヒョコヒョコって顔を出す水色の…鳥?
「あれ?お前ってば…大瑞鳥ぉ??」
我が家の鳥は数少ない(え)。
ぶっちゃけ、カア君兄貴とホチョさんこと和火の両名だけだ。
正直、鳥の顔なんて判別できないので、羽根色で把握している俺であるからに(?)。
だがこの羽根色…水色は間違いなく、赤鳥から進化し、カア君兄貴を脅かす存在となった(?)大瑞鳥に間違いなし!!
「大瑞鳥、おま、どうした、いきなり?」
はっ!?だが、ここで俺はピ〜ン!と来たよねっ!!
「お前、カア君兄貴に鞍替えしに来たのか?なかなか見所があるじゃないのぉ?カア君兄貴とてっぺん取ったる的なぁ??」
『……キョン(汗)。』
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(*´꒳`*){御主人様、己の願望を無理やり押し付けるのはやめて下さい。頭おかしいですよ?あと、あなたご自分でこの子に名前付けましたよねっ!?}
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はぇ?
ああ、そうそう。
確かに名前を命名したから契約できるようになったんだっけ(え)。勿論、忘れてませんよ。
瑠璃子さんと対となる存在…その名も霊輝だ。カッチョ良い名前である(ドヤ顔)!!
「そうそう、霊輝ね。散歩に来たのか?」
契約することで、瑠璃子さんと霊輝は聖域から出入り自由となったのだ。
そっちに居るってことは、屋上から来たっぽいな。
『…ご、ご挨拶に、伺いましたキョン…。』
「ん…?……喋ったああぁぁぁ(驚)!?」
驚天動地である(え)。
そして、逆にビビる霊輝という画ズラ。
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(*´꒳`*){まあ、それはご丁寧に、どうも。こんな御主人様ですが、気にしないで下さいね(え)。}
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『いえ…先日はうちの聖主様が大変ご迷惑をお掛けしまして、これは大した物ではありませんが、どうぞお納め下さいキョン…。』
なんか、俺を放置して話が進んでいくなぁ(?)。
そもそも、カズめが聖主なんて柄では無い。あれはただの引き篭もりだしぃ。
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(*´꒳`*){あら、わざわざお持ち頂いて、ありがとうございます。瑠璃子さんにもよろしくお伝え下さいね?}
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『…ありがたい御言葉ですキョン…。』
それと、霊輝…こいつスラスラ喋りおって、既にカア君兄貴が負けてる件なっ(え)。
そういう所だぞ、カア君兄貴わっ!?
あと、お土産?の真珠とワカメである。
真珠は南聖湖の珊瑚の木に鈴なりになっていたアレだ。大粒の真珠が5つ。
そしてワカメは珊瑚の森の所々で自生していたのを知っている、虹色の輝きを持つ海藻である。
『…では、自分はこれで失礼するキョン…。』
語尾がキョンだけど、こいつクソ真面目かぁ(え)!?
「いや、ちょっと待てぇ〜〜い!!」
帰ろうとした霊輝を俺は引き止めた。
勿論、昨日の今日でうやむやに終わってしまったが、まだ霊輝の身体情報を確認していないんだよねっ。
それと問題は、カア君兄貴の成長率がとても低い件なっ。
「E5 (エコ)さん、霊輝の契約鑑定をよろしく!!」
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(*´꒳`*){あ〜。なるほど。霊輝さん、よろしいですか?あ、はい、では表示しますね〜。}
〈契約鑑定〉
霊輝
種族〈霊鳥種・大瑞鳥〉
階級〈火の精霊→焔火の精霊〉
カテゴリー〈1.2+〉→ 1.7+
戦闘力 20
防御力 17
生命力 17
回避値 20
知能値 15
器用値 17
魔力値 15
火属性17
聖属性17
風属性10(NEW)
闇属性10(NEW)
戦技
突貫(嘴)
引っ掻き(爪)
羽根矢
固有戦技(NEW)
神魔血波弾〈散弾型〉
固有能力
3次元飛行→超立体高次元飛行
精霊体〈炎〉→焔火
聖域〈南聖湖〉の加護
鬼哭の魂〈霊鳥族統治〉(NEW)
竜脈補正効果(契約)(NEW)
能力
飛行 遊泳 嘴 爪 精霊 炎 再生 瑞鳥 副官 鬼哭(NEW)
精霊系術式
火精の息吹(劫火・焼却)
風精の剣翼(刃陣・疾風)(NEW)
闇精の羽衣(飛翔・障壁)(NEW)
称号
聖域〈南聖湖〉の精霊
南聖湖の副官(NEW)
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これは正直、戦闘特化型過ぎる(汗)。
攻撃手段も多種多様で、一部、命名の影響と思われる固有戦技とかも見て取れるぞ(え)。
しかもカテゴリー数値が「⒈7」とか、それはカア君兄貴と同じ数値だし、カア君兄貴はこういう所なんだよねぇ、本当にもぉ…(汗)。
ともあれ、守りの瑠璃子さんに、攻めの霊輝と、バランスはこの上なく良いわけだ。
ほんと、和火には勿体無い人選である!
「だが俺は諦めん。いつか必ず、カア君兄貴地位向上聖域乗っ取り計画を遂行して見せるぜっ(ドヤ顔)!!」
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(*´꒳`*){御主人様以外、誰一人、それを望んでもいませんけどねぇ…?}
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「黙らっしゃい(怒)!!」
さて、あと鑑定好きな俺としては、鑑定しないわけにはいかないお土産があるわけでね?
「真珠とワカメかぁ…鑑定するのはちょっと怖いが、しないわけにもいくまい?E5 (エコ)さん、早くっ!!」
霊輝がお詫び目的で持参した南聖湖の真珠とワカメである。
ともあれ、この程度で俺は和火を許さないけどねっ(え)。
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(*´꒳`*){はいはい、もぉ〜。御主人様は私がいると頼りっきり過ぎて困りますよ〜(?)。}
〈万能鑑定〉
聖域真珠
種族〈聖域真珠〉
階級〈珊瑚樹族〉
カテゴリー〈2.0+〉
水属性
光属性
聖属性
固有能力
天女の涙〈幸運〉
聖域〈南聖湖〉の加護
能力
真珠 珊瑚 光 成長 幸運 高価
称号
聖域〈南聖湖〉の真珠
幸運の真珠
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E5 (エコ)さんが何か言っているが、知ったこっちゃない。
そもそも、その為のE5 (エコ)さんである(え)。
で、真珠だ。この真珠の正式名は「聖域真珠」と言うらしい。
そのままやんけぇ!そして固有能力の「天女の涙〈幸運〉」とか、もはや普通の真珠じゃないことは明らかである。
「普通、人魚の涙じゃないの?」
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(*´꒳`*){人魚なんて、世界中、そこらへんにいっぱい居ますし…これはそれのアップグレード版じゃないですかぁ?}
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あっ、そう?
っていうか、世界中、いっぱい居るのね?初耳だがっ。
そして、アップグレード版の真珠って何さ?これ、やばい代物なのではあるまいか?
『…珊瑚の木になる真珠は山ほどありますので、御入用であれば、いつでもお声掛け下さいキョン…。』
真面目かっ!?
しかもこの真珠、珊瑚の木の実だから、いくらでも生えてくるらしいよ?マジでかぁ…。
「いっぱい生えるなら、そんなに価値は無いってことかな?」
『……。』
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(*´꒳`*){……。}
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なんの圧だよ、これ?お前ら、何なの?
「ま、真珠はともかく、次のワカメ!!」
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(*´꒳`*){はいはい。ワカメですね。御主人様、ワカメ好きですもんね?}
〈万能鑑定〉
虹色ワカメ
種族〈聖域若芽〉
階級〈聖域海藻族〉
カテゴリー〈1.5+〉
土属性
木属性
水属性
聖属性
固有能力
聖域若芽出汁成分
アルギン聖酸
聖域〈南聖湖〉の加護
能力
若芽出汁 最高級旨味成分 無限ミネラル 天然海藻 エキス 成長
称号
聖域〈南聖域湖〉のワカメ
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いや、ワカメ好きですけど、それが何か?
して、この「虹色ワカメ」ですか?
思い返すに、ハッピーの西竹林の聖域タケノコもかなり美味しい代物だったわけで、ワカメなんて言ったら使い所は無限にあるわけだよねっ(?)。
そして注目の「最高級旨味成分」である!!
「これ、絶対うまいやつやんかぁぁ(喜)!!」
今すぐ、このワカメを引っ掴んで、1階のキッチン廊下に駆け込み、ビビさんと一緒に調理研究に突入したい願望に襲われる俺である(え)。
くっ、霊輝、恐ろしい子っ(?)。
◇ ◇ ◇
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《宝物庫〈Ω〉展開》
在庫:30種類
◯ 46万6315神貨
◯聖域真珠〈南聖湖産〉(×5)
◯虹色ワカメ〈南聖湖産〉(×3)
◯竜脈結晶専用神級宝貝「保管庫」〈竜脈結晶(×55)〉
◯田崎家秘匿種・竜脈…結晶(×10)
◯ 天元突破∞〈超高級神界仕様肥料〉(×10)
◯簡易瑠璃門
◯ 酔い止め薬〈シャクヤク・ホスピタル製薬〉(×5)
◯ポトスの葉っぱ〈葛葉の葉〉
◯ 治癒型魔法薬(×4)
◯ニンジン田崎家固有種(×7)
◯抗 次元属性剤〈注射器タイプ〉(×10)
◯スイフ◯スポーツ〈赫號〉
◯仙桃詰め合わせセット〈神桃1個・王桃30個〉
◯猫の千両箱〈500円玉等価交換 SR〉(猫の小判×115)
◯猫のへそのゴマ〈五百円玉等価交換 UC〉
◯猫のダイヤモンド〈五百円玉等価交換 UR〉
◯グチャグチャ折り鶴〈業務中…お茶出し係〉
◯ポイントカード「万華月」〈異世界産業クレセント40ポイント〉
◯損害賠償目録〈八幡宮総括本部対応残りポイント140〉
◯竜宮城割引チケット×4〈お得な割引チケット〉
◯第六周期複合鋼製の針(×8)
◯第六周期複合鋼の扇子〈菊華模様〉
◯水風船〈神の遊具〉
◯練丹〈下級仙薬〉×26
◯大黒天の福札〈福を呼ぶ御札〉
◯毘沙門天の武札〈武勇を助ける御札〉
◯弁天の楽札〈楽の才を導く御札〉
◯福禄寿の寿札〈寿を司る御札〉
◯寿老人の命札〈命を延命する御札〉
◯布袋の運札〈運命を超える御札〉
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自分の収納空間を確認。
真珠を5個、そして虹色ワカメを3枚ゲットしたわけだが、ちょうど良いので白ねこ島で登録しておこうと思う。
霊輝と別れた直後にユキヲと合流し、俺達は階段を降り始めた。
そう言えば、最近、何か忘れてる気がするが、思い出せないってことは大して重要なことではないと思う(え)。
それより何より、ゲットしたばかりの虹色ワカメを1枚、冷蔵庫に保管する事の方が重要だ(?)。
『兄ちゃん、俺もピンクの森に遊びに行きたいモギュ。』
「おや、ユキヲ。誰に聞いたの?でもあそこは火属性だし、よその聖域の精霊が入れるのかなぁ?」
そもそもの疑問提起である。今更であるが(え)。
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(*´꒳`*){大丈夫なんじゃ無いですかぁ?だって、大元である田崎家の家主である御主人様と契約している以上、言わばインナーワールド的な些細な問題だと思いますし、ユキヲさんは氷の精霊ですから、火属性に強いと思いますよ?}
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「なんかE5 (エコ)さん、適当だなぁ…。」
昔はこんなんじゃなかったのに(え)。ちゃんと説明してくれたのにぃ。
だがまあ、問題ないならOKである。でも残念ながら、当分、南聖湖には近づけない俺である(汗)。
「う〜む。俺は行けないけど、ユキヲが遊びに行く分には問題ないよ?」
『やったモギュ。今度、ジェちゃん連れて遊んでくるモギュ。』
……ん?
ユキヲが妙な名前の子を口走っているが、誰のことでしょうか?
こう見えても、俺は我が家の家族の名前はちゃんと網羅してますが…階段を降りながら俺は思う。
「ねぇねぇ、ユキヲぉ?ジェちゃんって誰?」
『あ、それはチョメ君の息子7(セブンズ)の耳鼠ちゃんモギュ〜。』
ああ、なるほど。
そういえば、妙にユキヲに懐いていた白い綿毛の様な毛並みの子がいたね!少しは大きくなったのだろうか?
『夜だけ、面倒を見てるモギュ〜。可愛い子モギュ〜。』
うんうん。いや、お前の方が可愛いぞっ(え)。むふふ。
なんか幸せな気分になった矢先に、おわっ!?藪から棒に、飛び出してきやがった黒い鎧。
『ガガガ…おやおや、こんなところで奇遇ですね、蓮人様?…ガガガ』
これ、奇遇かぁ!?完璧に狙い澄まして出て来たよな、そこの階段室警備部事務所の入り口からさぁ!?
「おい、ニャイなんだよ、いきなり?そう言えばお前、ここ2日あたり、姿を見なかったけど?」
2日前と言えば、ニャイが念願の俺との契約を完遂した日だなぁ。
ニャイの黒鎧「黒燐王」はより厨二病溢れる造形になって、黒光りでピカピカだし、刺々しくて近寄り難い(汗)。
『ガガガ…そこは申し訳ありません。少しばかり、力が安定するまでに時間が掛かりまして…しかしながら、このニャイ、階段室警備部の統括官として相応しい仕上がりになったと自負しておりますっ…ガガガ』
あ、そうなの?なんか面倒臭いな…(え)。
『ガガガ…さあ、蓮人様!!我らが究極の闇、いわんや楽園へ、このニャイが御案内いたしましょう!!ささっ…ガガガ』
ニャイの厨二病が戻って来たようだ(え)。
「いや、悪いけど、ちょっと忙しいので…。」
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(*´꒳`*){そう言えば、御主人様?信仰昇華で階段室警備部事務所をLV2にしたんですよね?何か変化が起きているんじゃないですかぁ?}
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うをぉい!?
いや、忘れたよね!でも、今ここで思い出させるとか、E5 (エコ)さん悪魔かぁ??
『ガガガ…ささ、蓮人様。ささ…ガガガ。』
「をいっ。なんか気味悪いなぁ〜?」
執拗に俺を誘うニャイと、珍しく肯定的なE5 (エコ)さんの圧…?
いや、だがしかし、確かに階段室警備部事務所の確認は重要な案件ではある。
案件ではあるが、別に今じゃなくても良くね?とも思えるのだが。
『兄ちゃん、嫌なのモギュ?』
「え。いや、別に嫌じゃないよぉ?うん、嫌ではない…。」
ユキヲにまで言われたら、そりゃ男がすたるってもんで、俺は圧に屈してしまうのだった(?)。やれやれ、だよ。
ま、別にだからどうと言うまでもなく、別に今まで通りの階段室警備部事務所の風景で…。
「別に、何も変わってなくね?」
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(*´꒳`*){あら?ちょっと広くなった気がしません?}
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う〜ん。そうかなぁ?
事務所っぽい内装の階段室警備部事務所である。
事務机が並んでいるけど、実用性はどうなんだろう?
『アイッ!!』
そしてお茶汲み係に勤しむのは、霊鶴の千寿姫だ。
小ちゃい千寿姫が、お盆にお茶を入れてえっちらおっちらと、ふらふら飛びながら。
「お、千寿姫。ちゃんと働いているようだな?偉い偉い(笑)。」
『アイ、アイッ!!』
言いたいことは分かる。だがね、この程度で帳消しになるわけもない。
お前の罪を数えろ…だよ。
「うんうん。お茶が美味しいねぇ。ずずずっ〜と。」
千寿姫から頂いた湯呑みは、なかなかしっかりとした作りで、とても良いチョイスだと思う(え)。黒さの中にも品があり?
『ガガガ…おお、さすがは蓮人様。お分かりになりますか?この上品さの中にある退廃的な造形美をっ!!フフフ…ガガガ』
ニャイが喜んでいる。
いや、なんか嫌だなぁ(汗)。どうやら事務所内の調度品はニャイのチョイスのようだ。
そして千寿姫が怒っている。別にどうでも良いけど?
あと、真面目に働いているっぽいのは、階段室警備部の唯一の良心…カボチャ男のJOLである。
『千寿姫、モウ止メロ。チャント真面目ニ働タラケバ、イツカ必ズ、認メラレルカラ!!』
見た目はこうだけど、JOLはホント、出来た男だよ(え)。
不貞腐れる千寿姫を、どうにかなだめようと苦心している姿が…なんとも背中が煤けて見えるね(?)。
『ガガガ…左様。蓮人様に契約していただけるには、それに相応しい人格と品位、そして究極なる力を兼ね備えねばなりません。むしろ、そこは推して測るべきでしょうな?…ガガガ』
凄い自信だ。むしろ、逆にヤバい(え)。
「…おま、良く言うなぁ?」
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Σ(゜д゜lll){ついこの間まで、契約できなくてイジけていた人のセリフとは思えませんねぇ…。}
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『俺、一発で兄ちゃんと契約したモギュ!!』
うっ。そこでダブルパンチ攻撃を喰らわせるとか、E5 (エコ)さんもユキヲもある意味、酷いっ(汗)。
『ガガガ…そ、それはその通りですが…ぐううぅ、悔しいですっ(涙)…ガガガ』
『アイ、アイッ(怒)!!』
膝を折ってガクッ!と挫けるニャイと、プンスカと怒る千寿姫。千寿姫はパンパンとニャイを叩いてるけど、大した効果は無し(え)。
ま、これもいつもの光景なので、どうと言うこともない(?)。
アワアワするJOLには悪いが、彼の苦労性は生まれ持ったものなので(え)、そこはお任せ!!
「…じゃ、帰ろうか?」
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Σ(゜д゜lll){えっ!?}
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いや、逆にこっちが「えっ!?」だよ。何だよ、その反応?
何なのE5 (エコ)さん、今日はさぁ?超、怪しいんだけど??
どっちかと言うと、今まで2L (トゥエル)と一緒に邪神勢を忌避していた印象があるのだが(え)。
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(>人<;){ちょ、ニャイさん??っは役に立たないし、JOLさん、お願いしますっ!!}
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『エッ!?俺ガ…!?ウ…ット、ハァ。分カッタ…案内スル……。』
どうしたどうしたぁ?
これはどういう流れなのか?思わぬニャイの陥落に、でもダメージを与えたのはお前じゃね?とか思うのだが…。
「ん?どこに案内する気だ?」
『アア、ソレハ見レバ分カル…ト思ウ?』
歯切れが悪いなぁ。ま、元々、JOLはこんな感じだけど?
高位闇霊族に進化したJOLは、根っこが闇色の身体に変化し、更に闇属性のマントを羽織って、なかなかに様になっている。
顔はカボチャのままだけど、その空洞の瞳に宿る鬼火がかなり本格的である(?)。
勿論、菅原くんと橘花くんには言えないけども?
で、彼が向かう先について行ったら、あれ?こんな奥にドアなんてあったっけ?事務所の最奥、ちょっと分かりにくいけど、書類棚の隣に、よくある普通のステンレス製の扉があり…。
『多分、見タラビックリ…ハ、シナイカ?俺ハモウ諦メタガ…。』
『ワクワクするモギュ!』
JO Lの諦めと、頭の上のユキヲのワクワク感の対比がね(汗)。
そして扉は開く…ギギギィと。
ああ、確かに俺も目を見開いたよねっ。何じゃこりゃ!?と。
「うわっ!?意味わかんねぇ(汗)。なんで路地裏なの?」
そう。それはよくあるビル群の(?)、よくある寂れた景色の薄暗い路地裏であったのだ。
まるで暗がりから野良猫が飛び出して来そうな、そんな感じ。
そして路地裏から見上げる空は…なんか紫色でグニャリとしてる(汗)。
そして、おどろおどろしい生暖かい空気。
こちとら筋肉痛だってのに、なんて場所に連れて来やがったぁ(え)。
「よく分からんが、確実に邪悪な気がするぅ…(汗)。」
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(*´꒳`*){それに関しては、すこぶる同意します…。}
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ならば、何故に俺をここに誘導しやがった!?唖然とする回答である。
『不思議な場所モギュ〜。』
ユキヲもキョロキョロしてるし。
だけどユキヲがこんな感じなので、雰囲気ほどに邪悪な感じでもないようだな(え)。
でだ、この路地裏が何かといえば…
「……混沌…獄門組…?」
なんか、ヤバい看板がある。木目が綺麗な木の看板だ。そこに刻まれた文字がヤバい(?)。
それだけじゃない(え)。路地裏のビル群の一つ一つに、裏口のドアがついている。その入り口の表札には…
『手前カラ…混沌獄門組事務所、カタギ立チ入リ禁止会議室、元邪神組合室、幻獣管理室、田崎家大工大統領室、暗黒道場ダナ…。』
JOLの奴、さも当然のように解説したけど、どれもヤバい匂いがプンプンする名称なんですがぁ!?
「おい。何だ、これは?E5 (エコ)さん??」
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(*´꒳`*){まあ、それはレベル2になった影響なのでわ?}
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いや、だろうけどさぁぁぁ(叫)!?
俺の絶叫を聞いてくれ!こっちは筋肉痛だってのにさ!!
と思いながら、その2へ続く〜!!
◆ ◆ ◆
田崎 蓮人
種族〈秘匿菩薩(蓮乃人)〉
階級〈大権現〉
所属国〈田崎家竜脈の地〉
カテゴリー〈116.2+〉
戦闘力 2161+20
防御力 2079+20
生命力 2105+20
回避値 1928+20
知能値 855+10
器用値 25
魔力値 3278+30
無属性2031+20
地属性2063+20
固有能力
竜脈適正「最高位+」 幸運の加護 雷霆の守護 世界卵の選別
蓬莱の恩恵 王桃の系譜 全能神の祝福 異世界言語LV2 宝物庫〈Ω〉
聖者の贈物 麒麟の安寧
能力
打撃 調理 計算 博識 精密操作 努力 竜脈 再生 霊子 統治 隠密
命名 返還 猫愛 権現 免疫 鑑定 言語 鬼 天眼 転移 人類愛
召喚系術式
契約 契約破棄 契約鑑定 召喚 送還 眷属召喚 眷属送還
眷属探知 眷属鑑定 竜脈の盾 竜脈結晶化 次元結晶化
万能鑑定 化石解放 信仰昇華 超大型転移制御
眷属
E5(エコ)さん DS (ディス)さん 4R (シリュウ)
G3(ジザ)さん 2L (トゥエル) O1 (オーヴァン)
契約
ルル君 金さん チョメ君 ミミちゃん シーちゃん ミチ 花子さん タロさん ロンちゃん クロちゃん ハナちゃん ハッピー シマ カア君(若彦) 乙女ちゃん ユズリハ(野良ネズミさん) 紅葉 菅原くん 橘花くん リコピン JOL 葉蘭 水引 葛葉 榊 千歳 鳳来 八手 蒼原 不知火 漁火 八重波 白波 鳴海 夕潮 芍薬 水楢 柏 梛 茜 白妙 牡丹 鬼蕗 BM BL ユナイゼス キュライアー ビビアンナーシェ イシヒメ 麻黄 ココちゃん リリ君 亜弥 葦原 ロッキー ユッキーナ BR ユキヲ BP キャロ カロテン ナスニン 號竜 アドム トリントン ハッチ 白熊 百葉 五郎ちゃん 雪玉王 秋くん ポイさん トト君 ニャイ 瑠璃子さん 霊輝
称号
竜脈使い
蓮乃人社の祭神
装備
魔弾・オレイカルコス〈魔銃〉
属性:中炭素鋼改LV220〈秘跡武具級〉
付与効果:神の遊具〈風属性〉
月光核〈新月〉増幅25%
耐久値強化〈合金〉
自我+++
耐久値:400+α
小型「電子情報枠」
種族〈電脳媒体〉
階級〈生命樹分体〉
属性:電子属性20
カテゴリー〈2.5+〉
耐久値:500
天下無双シャツ〈服〉(NEW)
属性:化学繊維 LV30〈通常級〉
付与効果:乱取り稽古〈微〉
明鏡止水〈微〉
耐久値:50
ジーンズ〈服〉
属性:厚地織布LV18〈通常級〉
付与効果:物理抵抗
耐久強化
耐久値:60+α
◆ ◆ ◆