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第345話「菓子折りを持参して…その3・ある意味、保護者面談みたいな流れ」

我が家転生…「我は無限の竜脈使い?」…が眷属育成計画中なのですw


第345話「菓子折りを持参して…その3・ある意味、保護者面談みたいな流れ」

 

汎用型ゴーレムのコンベンションは、うやむやのままに消滅してしまった。もとい、逃げ出したとも言うが(?)。


いや、だってしょうがないじゃないのぉ。

こればっかりは、田崎家の家長とは言っても名ばかりで、我が家の真の統治者であるDSディスさんに触れるのは禁忌であるからにぃ…。

 

「…仕方ない、登るか(汗)。」 


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(*´꒳`*){そもそも、登るしかないと思うんですが?}


_________________________________


そうは言うけどね、この赤い塔…その名も「砂上の楼閣」は、いまだ未完成なのだ…。


止む負えず、塔の中に入ってしまったものの、無理してこの螺旋階段を登る必要はあるのだろうか?いや、別に日を改めても良くね(え)?とか思う。


『良イ加減、諦メタラドウダ?モシモノ時ハ、私ガ何トカスルヨ。』


カア君兄貴はしっかりしてるけど、いざと言う時に失敗する運の悪さが滲み出てるんだよねぇ(?)。可哀想な不運体質だからさ。


「ふぅ。こうなったら、頼りは夕潮ゆうしお鳴海なるみ、お前たちだけだぞっ(え)!!」


変わらず、俺たちの先導につく海産物軍団の妖怪コンビだ。

ちなみに、メタちゃんとロッキーは案内所に放置してきた。そもそも、アイツらがこの塔を完成させないのが悪い(?)。


『フシュ〜。』『………。』


うぅん?いや、何だってぇぇぇ!?


「これ以上は進めないっ!?水の中の火属性が強いからだってぇ!?」


おいおいおいっ。それは不味いじゃないのぉ??


話によれば、塔を登って上に行けば行くほど、火属性が強くなって、水属性や木属性には辛い状況なんだとさ!!燃えちゃうらしいぞっ(え)。


「そんなこと言ったら、俺だってヤバいでしょ!?そもそも、橘花たちばなくんとかもヤバいでしょ!?どうなってんのよ(焦)!?」


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Σ(゜д゜lll){ちょ、落ち着いて下さい、御主人様っ!?ちゃんと天女さんの話しを聞いてました?空中庭園への転移ゲートは案内所の中にありましたよ?}


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はぇ?そだっけ?


『イヤ。アノ時、彼ハ混乱シテイタカラナァ…(汗)。』


そ、そうねぇ。何せ、触れてはいけない物に触れてしまったから、俺の記憶からはスポ〜ン!と抜け落ちてるくさい(え)。


「だけども、それはそれで良いとして、カア君兄貴やE5 (エコ)さんだってヤバいでしょがっ!?」


『私ハ聖属性並ビニ、火属性二耐性ガアル風属性ヲ有シテイル。ダカラ大丈夫ダヨ?』


おん? 


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(*´꒳`*){今更ですが、火属性イグニスに耐性があるのは、氷属性プルイーナ風属性エアですね。私の場合も木属性アイボルは致命的ですが、この電子情報枠ウィンドゥ表示モードであれば大抵、問題ありません。そもそも位階に大幅な差がある場合、無効化されますから〜。}


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そう言えば、そんなことも泉の天女さんが言ってたようなぁ?


「ぐぐぐ…じゃあ、俺は何なのさぁ…!?」


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(*´꒳`*){それは勿論、魔力値お化けの御主人様だし、田崎家の主が影響を受けるわけないじゃないですかぁ(笑)。本末転倒ですねぇ(笑)。}


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うっ。なんか、腹立つなぁ(怒)。っうか、笑いすぎじゃね!?


だが、一応は判明したところ、俺たちは大丈夫なようだ。

なんかそれはそれでガッカリではあるが(え)。


と言うことで、俺たちは渋々、その場に夕潮ゆうしお鳴海なるみを残し、この螺旋階段を登る事と相なったのだが…


「う〜…やっぱ、高いの怖いなぁ…。」


この螺旋階段、砂で出来ているので足元が非常に不安である(?)。


幅は十分にあるのだが、それを覆うように壁がある分には、まあ、何とか?でも外壁が未完成で途切れた場所なんざ、もはやもう、あれです!?

しかも、塔の中央部分は構造上、筒抜け状態。吹き抜けとか言ったらお洒落感はありますが(え)、もう下を覗いただけで気が遠くなりそっ(汗)。


『下ハ見ナイデ、上ダケ見テイタ方ガ良イゾ?』


「そういう問題じゃ〜ないよ、カア君兄貴ぃ(汗)。上を見たら上を見たで気が遠くなんよ?」


なぜかと言えば、どうやらこの塔の上の青空…あれ、青空じゃねぇぞ?


塔の上にお城…蜃気楼の城があるとか天女さんが言っていたけど、確かにあるんだよね(え)。

近付けば近付く程に明確に存在感を増して見えてきたけど、あれって見覚えがあんぞ?あの無色透明なガラスのお城は…。


それは勿論、ホチョさんの居城であったガラスのお城!!でもそれが天地が逆に建っているから、さあ大変!?


「…あれってどう言うことだ?」


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(*´꒳`*){端的に判断しますと、どうやら水面の下に建っているような?}


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そう、それなぁ!!


青空だと思ったのは、どうも水面のようで?

なんか波紋が広がってるし、その水面に建つ城に対して、上下が逆だし、どうやって乗り込んで行けと?


一応、階段の最先端と城の尖塔の一つが繋がっているようだが?もう、ほんとカズの野郎、余計な事しかしやがらねぇなぁ(怒)。


「あそこら辺って、重力どうなってんだ!?」


『行ケバ分カルサ?』


もう、ほんとカア君兄貴は鳥脳なんだからぁ(え)。


って思ったら、罰が当たったのだろう?俺はツルリン(?)と足を滑らし、階段を踏み外していた。


「やっぱ、この階段ダメだよねぇぇぇ〜〜(叫)!!!」


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Σ(゜д゜lll){ご、御主人様あああぁぁぁ!!??}


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ああ、落ちていく…。


階段の中央、吹き抜けを落ちる。グングン落ちる。結構、登ったからなぁ(え)。


走馬灯…は流れない(?)。でもこの高さから落ちたら重症っていうか、死ぬんじゃね?


「うわっ!?」


だが、その瞬間、俺の体は浮いていた。そらもうプカプカと?

俺の背中にあって、俺の身体を支えるものは…ニュルンと8本の触手が俺の腕に絡みついている。


『大丈夫ダッタカ?』


「コラッ、カア君兄貴ぃ(怒)。あんた、何かあったら助けるとか言ってたよなぁぁ!?」


しかし、現実はコレだ(え)。


遅れて飛んできやがったカア君兄貴に俺は怒り心頭ですよ。

そして俺を助けてくれたのは…まさかのタコ兄こと不知火しらぬいであった!?


『にゅる(^。^)//』


「おお、不知火しらぬい!!お前が助けてくれるとは、まさに想定外だったよぉ〜(嬉)!!」


不知火しらぬいは赤い蛸である。

ま、普通の蛸とは違って、カートゥン蛸というアニメチックな外見であり、どちらかと言えば火星人風な見た目をしているのだが…。


だが、色物が多い海産物軍団の中でも唯一の良識者であり、面倒見の良い不知火しらぬいである。


「あれ?でも俺、重たい?」


少しづつ沈んでいっている。俺が重たいのか?不知火しらぬいの力不足なのか?

出来ればその、このまま上まで運んで欲しいとか、そんなずうずうしい事を考えてしまった俺が悪いのか?


『にゅ〜〜る\\(^。^)//』


あ、不知火しらぬいが…ポポ〜ン!って弾けて、分裂したっ!?『忍法・蛸分身』の術だってぇ??


そして分身した不知火しらぬいは計8体。


一致団結し、俺の手足にギュッと触手を絡みつき、一気に上昇を開始した!って言っても、そんなスピード感はないし、ちょうど良い感じ(?)。感触的にはウォーターベット的なぁ?


「す、すげぇな、不知火しらぬい!?分身も実体感あるし、っていうか忍法じゃなくねぇ?」


『にゅる?(^。^) (^。^) (^。^) (^。^) (^。^) (^。^) (^。^) (^。^)』


そこは本人にも良く分かってないくさいな。まあ、今更ではあるが?


だが、これなら労せず、塔を登りきれそうな感じ。

いやぁ、やはり日頃の行いだろうねぇ(え)。なんか、まったりとした上昇感で、眠たくなってきちゃったよぉ〜。


『…何トカスルツモリダッタシ、下ニハ夕潮ゆうしお達モ居タシナ…(汗)。』


カア君兄貴が言い訳をしている。

だが俺には聞こえないし、聞く気がないのである(え)。むしろ、俺の安眠を邪魔するなぁ!


「ところで…不知火しらぬいはどうしてここにいたんだ?」


『にゅ〜る(^。^) (^。^) (^。^) (^。^) (^。^) (^。^) (^。^) (^。^)』


不知火しらぬいは8体もいるので、なんか話してると不思議な感じ…『瑠璃るり天女さんに挨拶してきた、と?』…ふむふむ、なるほど。


飛ぶというより、水中を浮遊するような感じで、海産物軍団一同、この聖域に適しているようだ。


さて、この不知火しらぬい、いわば海産物軍団の影の支配者である?

一応、ホチョさんこと和火かずかの補佐官は金さんなんだけど、金さんはあんな性格だからさぁ(汗)。

だからこそ、有事の際には不知火しらぬいに任せるべきだし、弟の漁火いさりびも兄を慕ってるし(?)。


「いざとい時は頼むぞ、不知火しらぬい。ホチョさんは豆腐メンタルだし、聖域に引き篭もると出て来ないだろうし、実質、海産物軍団のリーダーはお前みたいなもんだし?」


『にゅる(汗)(^。^) (^。^) (^。^) (^。^) (^。^) (^。^) (^。^) (^。^)』


困った顔をする不知火しらぬいベット(?)だが、案外に速いようで、ここってもう俺が足を踏み外した位置じゃね?

つまりは、呆然と俺を見上げるE5 (エコ)さんを追い抜かして行ったわけで…。


_________________________________


(*´꒳`*){あ。ご、御主人様ぁぁ!待って下さ〜〜い(汗)。}


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ふふん。慌ててE5 (エコ)さんが紙飛行機になって飛んできた。

っうか、ホントにそれどうなってんだ?と思う俺なのであった(え)。


◇ ◇ ◇


やっぱり、俺に労力を求めるのは間違っていると実感した次第。

半分寝てたので、ほど良いリラックス感だし、持つべき物は不知火しらぬいだよねっ!?


「次回も不知火しらぬいにお任せしようと思う。」


ま、次回があるかどうかは疑問であるが…。


『にゅる(^。^)』


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(*´꒳`*){不知火しらぬいさん、御主人様を甘やかさないで下さい。}


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『フム、確カニ…。』


不知火しらぬいは『任せて欲しい』と乗り気であるに、コイツら余計な事を言いくさりおって(怒)。


「黙らっしゃい!!不知火しらぬいがいなかったら、俺は死んでたっぽいぞ!!」


さすがにあの高さは無いでしょ?


俺の防御力云々の話は置いておいて(え)、俺のメンタルも粉々に砕け散る寸前だったわけでね!?

あ、ちなみに不知火しらぬいは分身を解除して、もう1人に戻ってるな。


それはともあれ、現在、俺たちは塔から城…「蜃気楼の城」に足を踏み入れていたんだけど、尖塔に侵入した途端、やっぱり天地が引っくり返った。


「なんか、気持ち悪いなぁ。吐きそう(汗)。」


_________________________________


(*´꒳`*){御主人様、芍薬しゃくやくさんの酔い止め薬を飲んでは?}


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ああ、そんなのあったな(汗)。


元より三半規管が弱い俺であるに、PSヴァーチャルも吐き気で投げ出したわけでね…。


「うう、持ってて良かった、宝物庫〈Ω〉オープン!!」


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《宝物庫〈Ω〉展開》


在庫:29種類


◯ 46万6315神貨

◯紅茶ギフト菓子折りセット〈アドム厳選〉

◯竜脈結晶専用神級宝貝「保管庫」〈竜脈結晶(×55)〉

◯田崎家秘匿種・竜脈…結晶(×10)

◯ 天元突破∞〈超高級神界仕様肥料〉(×10)

簡易インスタント瑠璃門ゲート

◯ 酔い止め薬〈シャクヤク・ホスピタル製薬〉(×6)

◯ポトスの葉っぱ〈葛葉の葉〉

治癒型魔法薬ヒーリグ・ポーション(×4)

◯ニンジン田崎家固有種(×7)

◯抗 次元属性ウロボロス剤〈注射器タイプ〉(×10)

◯スイフ◯スポーツ〈赫號〉

◯仙桃詰め合わせセット〈神桃1個・王桃30個〉

◯猫の千両箱〈500円玉等価交換 SRスーパーレア〉(猫の小判×115)

◯猫のへそのゴマ〈五百円玉等価交換 UCアンコモン

◯猫のダイヤモンド〈五百円玉等価交換 URウルトラレア

◯グチャグチャ折り鶴〈業務中…お茶出し係〉

◯ポイントカード「万華月」〈異世界産業クレセント40ポイント〉

◯損害賠償目録〈八幡宮総括本部対応残りポイント140〉

◯竜宮城割引チケット×4〈お得な割引チケット〉

第六周期複合セシウス鋼製の針(×8)

第六周期複合セシウス鋼の扇子〈菊華模様〉

◯水風船〈神の遊具〉

◯練丹〈下級仙薬〉×26

◯大黒天の福札〈福を呼ぶ御札〉

◯毘沙門天の武札〈武勇を助ける御札〉

◯弁天の楽札〈楽の才を導く御札〉

◯福禄寿の寿札〈寿を司る御札〉

◯寿老人の命札〈命を延命する御札〉

◯布袋の運札〈運命を超える御札〉


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「酔い止め薬〈シャクヤク・ホスピタル製薬〉」を一つ取り出し、そのカプセルを口に放り込む。

これがまた直ぐに効くのが、ちょっと怖い代物だ(汗)。


絶対、普通の酔い止め薬と成分が違うだろうし、何しろマッドな芍薬しゃくやくが作った薬だし…(え)。


「ふぅ…頭がしっかりしてきたな。しかし、とんでもないトラップの連続だ。作った奴の性格が如実に現されてるなぁ…?」


砂の階段から転落トラップに続き、上下逆さまの三半規管破壊トラップですよっ!?悪質この上ない。


『ソレハ考エ過ギデハ…?』


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(*´꒳`*){ただ単に、御主人様が虚弱体質過ぎるだけの話なのではぁ?}


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「ふっ。馬鹿め。そう思うなら思っておけばいいさぁ(え)。」


で、俺たちは尖塔の階段を下へと降りつつ、また階段である(汗)。そしてガラスの城の中央広間に到着した。


ま、内部構造は前回同様だし迷う事もなく、ガラスみたいに透き通っているから、逆に今回は頭上にピンクの森が広がって見える。

はぁ、摩訶不思議な現象だ…。


和火かずかの部屋は上の階だな。行くぞ、みんな。」


和火かずかというか、ホチョさんの部屋というか、王の間みたいなアレである(笑)。

前回は4R (シリュウ)と一緒だったこともあり、今回のメンバーは俺以外初見だし、俺がしっかり案内せねばなるまいなぁ(ドヤ顔)。

勝手知ったる何とやらで、カズの物は俺の物。俺の物は俺の物だからぁ!!


『道ハ正シイカナ、不知火しらぬい?』


『にゅる(^。^)//』


こらこら、カア君兄貴はそういうところだぞっ(怒)。


「黙って俺について来なさいってば(怒)。」


まったく、確かに不知火しらぬいの方が心強いというか、俺にとっても必要不可欠な存在だけどもぉ??

とりあえず、今日の一番の見所は、カア君兄貴と大瑞鳥だいずいちょうの鳥さん大バトルである(え)。


「その前に、カア君兄貴には有象無象の赤鳥せきちょう共を蹴散らかしてもらわなきゃなぁ(笑)。」


『一体、私ニ何ヲサセル気ナノダ…?』


それは着いてからのお楽しみで、俺たちは階段を登って2階に到着だ。

右よし、左よし、正面に扉あり。無論、扉も透明だから透けて見えるけどね?


で、その中にキラキラと緑色の輝きが見てとれ、俺たちの来訪を察して近付いてきたぞ!?これが噂の凶悪なる(え)大瑞鳥だいずいちょうかっ??


『…まあ、どうなされたのですか?』


扉が開き、ヒョコっと顔を出したのは、あらまあ、今回こそ間違いなく、これぞ本物の泉の天女さん!である。柔和な笑顔に癒されるなぁ。


「おおぉ、天女さん!いや、今は瑠璃るり天女さんかな?」


『まあ、創造主様。ようこそ、おいで下さいました。』


そうそう、これこれ。


この淑女然とした、たおやかな感じ!!これぞ天女!!

服装もバージョンUPしていて、緑色の天女の衣装が映えるなぁ。お洒落だなぁ。正直、E5 (エコ)さんにも見習ってもらいたい(?)。


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(*´꒳`*){言いたい事は分かりますが、その伸びた鼻の下を引きちぎってやりましょうか?}


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ヒィィィィ(震)。


男共、震えあがるの図。


何の関係もない不知火しらぬいまで巻き込んでしまい、大変申し訳ない。

こうなればカア君兄貴は俺の兄貴なので、矢面に立って、ズタボロになれば良いのさぁ(え)。


ズイズイっと、俺は後ろから押し付ける。ズイズイっとな。


「あれ?カア君兄貴、太った?」


なんか前より、ふっくりしてね?羽のボリューム感?


カア君兄貴の羽色は、灰色に輝く色合いで、尾羽は黒色で長い。

しかし、この羽色、なんか水色っぽくね?灰色っぽい青色と言えなくもない?それに尾羽が…これ、黄色いなぁ?


『ソレ、私デハナイゾ?』


「へっ?」


じゃあ、俺が押してるコレ、何よ??明らかな鳥のシルエット。

当のカア君兄貴はいつの間にか俺の後ろに座ってるし!?



…という事で、なぜか三者面談のような流れで俺たちは対面していた。


無論、菓子折りは既に渡してあるぞ。

瑠璃るり天女さんは嬉しそうに受け取ってくれて、この執務室に案内してくれた次第で。


で、菓子折りについては、特にこれといったイベントは無しである(え)。


「ふぅ〜ん。で、君が大瑞鳥(だいずいちょう)で合ってるのかな、瑠璃るり子さん?」


テーブルを挟んで、反対側のソファに座した瑠璃るり天女さんと、水色の羽根色の怪鳥。

対して、こちらは俺とE5 (エコ)さん、カア君兄貴と不知火しらぬいである。


『あの…瑠璃るり子さんとは、私のことでしょうか?』


瑠璃るり天女さん困惑の顔で。


「いやぁ、なんか言いにくいじゃないの、瑠璃るり天女さんって?」


まあ、嫌なら改めますけど?


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(*´꒳`*){御主人様のネーミングセンスはもはや手遅れなので、嫌なら嫌とはっきり言った方が良いと思いますよ?}


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『私ノ場合ハ、カア君ダシナ…。』


「何さっ。文句があるならかかってこいやぁ〜(怒)!?」


『にゅ〜る(困)(^。^)))』


う〜む。不知火しらぬいが止めるから、今回だけは許そうと思う(え)。


『ふふふ。嫌ではありませんよ。むしろ、嬉しいですわ。』


おお、瑠璃るり子さん、ニッコリと微笑みいただきましたぁ!!


『そして、創造主様の仰る通り、この者が私同様、赤鳥せきちょうから進化しました大瑞鳥だいずいちょうですわ。』


むぅ。やっぱりかぁ…。


『ソノ残念ソウナ顔ハ何ダ?』


「んぁ?そりゃまあ、出会い頭のカア君兄貴との壮絶な鳥バトルを期待してたのに、まさかあんな感じでカア君兄貴と入れ替わっていたとか、どんなトラップだよぉ(怒)??」


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(*´꒳`*){それは、御主人様が勘違いしただけの話なのでは??}


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「何でだってぇ!?お前達には、この巧妙な罠が分からないのかぁ??」


まあ、何はともあれ、くだんの大瑞鳥だいずいちょうは思っていたよりも大人し目で、若干、震えているような?目を合わせないし?


多分、緊張しているのだろう?俺の隣のカア君兄貴が無駄に威圧的だし?


「カア君兄貴、可哀想だから、そんなに責めるんじゃないよぉ?」


『私ハ何モシテナイダロウ?ムシロ、君ノ存在ガ…』


「またまたぁ(笑)。」


で、俺はジッと大瑞鳥だいずいちょうを観察してみた。

妙にソワソワしているが、水色の羽根は綺麗な色合いだし、透き通るような輝きで、ああ、もうカア君兄貴、この時点で負けだなぁ(え)。


そして目の色は赤色っぽい。

元が赤鳥せきちょうってんなら、前回の王の間にいた赤鳥せきちょうのどれかなのだろうが…アレも、ダメ具合が酷かったからなぁ(汗)。


「ふ〜ん。まあ、赤鳥せきちょうから進化したまとめ役ってんなら、ある意味、この聖域のホチョさんの副官みたいなもんだろ?」


となると…こんなんでも(?)、うちのカズの面倒を見させるわけで、とても心苦しいわけだ(?)。


瑠璃るり子さんと一緒に頑張ってもらうわけで、そこはやはり、お前にも呼びやすい名前を付けたいのだが…。」


で、俺は色々と考えましたとも(え)。


瑠璃るり天女さんを瑠璃るり子さんと呼んだのは、これまた普通に偶然であるし、呼びやすかったからだ。

で、瑠璃るり子さんと遂になる名前を挙げると、なんか変なゾーンというかサイドに入ってしまってね?もう、これしか無いだろ!というネーミングがさぁ…。


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Σ(゜д゜lll){ご、御主人様ぁ、あんたまさかぁぁ…!?}


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「いや、これは知る人は知るが、案外、マイナーだから大丈夫なのでは!?」


そう、それは…


「お前の名は霊輝れいきだっ!!」


もうこれっきゃない。これしか思い浮かばねぇぇ!!


候補名は…霊気、令輝、礼喜、嶺紀、その他たくさん。

でも全部、読みは「れいき」だねぇ(え)。どこの鬼哭きこくな「れいき」さんやら?


ポピコーーーン♪


おっと、この音声は久しぶりのぉ…?


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(о´∀`о){もはや手遅れですが、仕方ありませんね。}


〈報告〉


大権現《田崎 蓮人》と契約可能な個体が発生しました。


契約可能個体名〈瑠璃るり子さん〉〈霊輝れいき


_________________________________


おおぅ…来ました来ましたぁ。

勿論、ある意味、これを期待していた感があるのだが、2人同時に来るとか面白いな(え)。

この聖域のトップ2だからだろうか?


「ヨォ〜シ。まとめて契約しちゃうが良いか?」


『ええ、勿論です。』


『キョン!!』


キョンってなんだ?

ああ、霊輝れいきの鳴き声か?鳥だもんな(笑)。

まだカア君兄貴ばりには話せないようで?


とは言え、双方、命名については問題ないようで、俺はE5 (エコ)さんに命じて順次、契約を開始した。ふぅ、これで一安心だよねぇ。


ま、今回の本当の目的は、紆余曲折色々あったが、瑠璃るり子さんと契約することだったので、オマケの霊輝れいきも付いてきたけど(?)、初志貫徹。

何せ、ハッピーの聖域の長である雪玉王とは契約していたから、順番的にそろそろと思っていたんだよねぇ。


『創造主様。契約が終わりました。大変、ありごとうございます。』


「いやいや、そこは瑠璃るり子さんにはお世話になってるし、あんなホチョさんのお世話をさせるわけだし、何かあったら気軽に相談してね?俺にしか言えない事とかあるでしょ?」


主に、上司への愚痴とか、愚痴とか?


『え、ええ、まあ、そうですね…(苦笑)。』


契約したってことは、これで瑠璃るり子さんも聖域の外に出れるわけだからさぁ。むしろ、色々と案内したい気分ですよ!!


そして、瑠璃るり子さんの許可を頂きまして、彼女の身体情報ステータスを確認してみた。下記参照。


_________________________________


(*´꒳`*){瑠璃るり子さんは、攻守共にバランスの良い魔術師系の能力ですねぇ〜。}


〈契約鑑定〉


瑠璃子るりこさん♀

種族〈聖炎族・宝玉種〉(NEW)

階級〈瑠璃天女〉(NEW)


カテゴリー〈1.5+〉→ 2.0+

戦闘力 15

防御力 20

生命力 27

回避値 15

知能値 25

器用値 25

魔力値 27


火属性イグニス15

水属性アクア20

聖属性ボヌム20


戦技バトルアーツ(NEW)

炎の息吹(火属性)

聖なる息吹(聖属性)


固有能力パーソナルスキル 

焔の羽根

精霊体〈炎〉→聖炎

聖域〈南聖湖〉の加護

瑠璃色ラピスラズリィの魂〈天女統率〉

竜脈補正効果(契約)(NEW)


能力スキル

慈愛 天女 飛行 炎 湖 再生 お世話 瑠璃(NEW)


精霊系スピリトイド術式

火精フレイム弓矢アロー(火線・射出)

水精リクィッド水衣クローゼス(守護・障壁)


信仰系ピスティス術式(NEW)

〈低位級〉治癒キュア

〈低位級〉診断ダイアグノーシス


称号

聖域〈南聖湖〉の精霊

城主代行(NEW)


装備

天女の羽衣〈聖炎〉

属性:聖属性ボヌムLV200〈特殊兵装ユニーク級〉

付属効果:物理無効〈火属性イグニス〉80%守護膜シェル+

自己再生(超)・自己修復(超)

聖属性ボヌム増幅50% ・魔力ダメージ反射50%

耐久値:400


_________________________________


「ほほぅ。数少ない回復要員でもあるわけだ!さすがは瑠璃るり子さんっ!!」


『ふふふ。今後ともよろしくお願いしますね。』


確かに、とてもバランスが良い。

これは前途有望な数値であるし、ほんと癒しである。癒し以外の何物でもないよっ(え)。


で、霊輝れいきの方も光が収まって、どうやら契約が終了したようだな。

一応、あっちも確認しておくか?

あと、聖域の精霊だから契約して喋れるようになったんじゃね?


だけども、突然の乱入者によってグダグダのまま…あの無駄に馬鹿デカい、真っ赤な鳥がさぁ!!


『馬鹿兄貴ぃぃ!!勝手に何やってんだぁ(怒)!?』


殴り込みか?おおとも、買ってやろうじゃないのさぁぁ!!


「かかって来いやぁぁ(怒)!!」


お前のオムツも取り替えたことがある俺である(前世で)、兄の威厳を思い知るが良いさぁ!!


◆ ◆ ◆


田崎 蓮人

種族〈秘匿菩薩(蓮乃人)〉

階級〈大権現〉

所属国〈田崎家竜脈の地〉


カテゴリー〈115.2+〉※変化無し


戦闘力 2141+20

防御力 2059+20

生命力 2085+20

回避値 1908+20

知能値 845+10

器用値 25

魔力値 3248+30


無属性ウーデニア2011+20

地属性(テラ2043+20


固有能力パーソナルスキル

竜脈適正「最高位+」 幸運の加護 雷霆の守護 世界卵の選別

蓬莱の恩恵 王桃の系譜 全能神の祝福 異世界言語LV2 宝物庫〈Ω〉

聖者の贈物ギフト 麒麟の安寧


能力スキル

打撃 調理 計算 博識 精密操作 努力 竜脈 再生 霊子 統治 隠密

命名 返還 猫愛 権現 免疫 鑑定 言語 鬼 天眼 転移 人類愛


召喚系インウォーカティオ術式

契約 契約破棄 契約鑑定 召喚 送還 眷属召喚 眷属送還

眷属探知 眷属鑑定 竜脈の盾 竜脈結晶化 次元結晶化

万能鑑定 化石解放 信仰昇華 超大型転移ウィンドゥミル制御


眷属ファミリア

E5(エコ)さん DS (ディス)さん 4R (シリュウ)

G3(ジザ)さん 2L (トゥエル) O1 (オーヴァン)


契約

ルル君 金さん チョメ君 ミミちゃん シーちゃん ミチ 花子さん タロさん ロンちゃん クロちゃん ハナちゃん ハッピー シマ カア君(若彦) 乙女ちゃん ユズリハ(野良ネズミさん) 紅葉 菅原すがわらくん 橘花たちばなくん リコピン JOLジョリュ 葉蘭はらん 水引みずひき 葛葉かずらは さかき 千歳ちとせ 鳳来ほうらい 八手やつで 蒼原あおばら 不知火しらぬい 漁火いさりび 八重波やえなみ 白波しらなみ 鳴海なるみ 夕潮ゆうしお 芍薬しゃくやく 水楢みずなら かしわ なぎ あかね 白妙しろたえ 牡丹ぼたん 鬼蕗おにぶき BMベム BLベラ ユナイゼス キュライアー ビビアンナーシェ イシヒメ 麻黄まおう ココちゃん リリ君 亜弥あや 葦原あしはら ロッキー ユッキーナ BRベロ ユキヲ BPベプ キャロ カロテン ナスニン 號竜 アドム トリントン ハッチ 白熊はぐま 百葉ももは 五郎ちゃん 雪玉王 しゅうくん ポイさん トト君 ニャイ 瑠璃るり子さん(NEW)霊輝れいき(NEW)


称号

竜脈使い

蓮乃人社の祭神


装備

魔弾・オレイカルコス〈魔銃〉

属性:中炭素鋼カーボンスティール改LV220〈秘跡武具サクラメント級〉

付与効果:神の遊具〈風属性エア

月光核〈新月〉増幅25%

耐久値強化〈合金マテリアル

自我+++

耐久値:400+α


小型「電子情報枠ウィンドゥ

種族〈電脳媒体〉

階級〈生命樹セフィロト分体〉

属性:電子属性エレクトロン20

カテゴリー〈2.5+〉

耐久値:500


粗品Tシャツ〈服〉

属性:化学繊維レーヨン LV30〈通常ノーマル級〉

付与効果:法令遵守の心〈微〉

保温+

耐久値:40


ジーンズ〈服〉

属性:厚地織布デニムLV18〈通常ノーマル級〉

付与効果:物理抵抗

耐久強化

耐久値:60+α


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