第340話「ユキヲの日常・ユキヲから見た田崎蓮人という人間」
我が家転生…「我は無限の竜脈使い?」…が眷属育成計画中なのですw
第340話「ユキヲの日常・ユキヲから見た田崎蓮人という人間」
竜脈生活185日目。
俺の名前はユキヲ。
今日は俺の1日の流れを紹介しようと思うモギュ。
俺の朝は早い。と言うか、むしろ夜、生まれた場所である西竹林に戻っているので、そこから戻った方が良いと思うモギュ。
そんなこんなで忙しいのだ。
昨日、帰りに2階の聖域に寄って、チョメ君に挨拶してきたんだけども、そしたらあの可愛いもふもふな耳鼠ちゃんがくっついて来たんだよね。
まあ、あの子のことが気になって行ったモギュ(え)けど。
今日はチョメ君、息子7(セブンズ)のうち、4匹も押し付けれれていたみたいで、目の下の隈が昨日より濃いね。
大丈夫モギュか?過労死しなければ良いけど…(汗)。
それにしても、小っちゃい子を抱っこしていると、なんか弟というか息子というか、兄ちゃんの気持ちが分かる気がするぅ。
それにこの子は耳も長くて、小雪豹の子供と言っても違和感がないモギュ。
子供欲しいモギュ〜。
『嫁に許可を取ったチュ。一晩、面倒を見てもらえないでチュか?』
『えっ。良いモギュ!?』
俺の腕の中で既にスヤスヤと眠る耳鼠ちゃん。
俺はもう、この子の温もりを手放す事なんて出来そうになかったんだ。
こうして、俺は耳鼠ちゃんを抱いて寝蔵に戻った。
寝蔵は雪豹族の巣穴と呼ばれる、氷で出来た塔であり、高層マンションのような構造。
これは聖域主様が無意識に作ったものらしい。
で、案の定、大目玉だったモギュ(汗)。
俺の嫁さんのユッキーナは大怒りで、でも可愛い耳鼠ちゃんには激甘でチヤホヤして、麦藁のベットに優しく招き入れてうたた寝を始めて、俺としては大不満だ(怒)。
そもそも、最上階のワンルームに住処を持てるのは、兄ちゃんに俺が尽くしているからモギュよ!
『ええ、ええ、そうでしょうとも。あんたは聖域主の主様が大好きだもんねモキュ!!』
『何だよ、その言い方ぁ。兄ちゃん、俺がいないとダメなんだモギュ!!』
『あんた、その呼び方、失礼モキュよっ!!』
ふん。でも俺は兄ちゃんの呼び方を変えない。
兄ちゃんは俺たちの西竹林に生きる精霊の生みの親である聖域主の、そのまた上の田崎家の主様だから、俺たち精霊はみんな兄ちゃんを神様扱いしている。
でも俺は知っている。兄ちゃんは寂しがりやの優しくて弱い人だモギュ。
だから兄ちゃんには俺が必要なんだ。1人でふて寝だモギュ!
耳鼠ちゃん…イヤイヤするこの子を嫁に任せて、俺は寝蔵から出勤。もう朝モギュ。
『はいはい、ジェちゃ〜ん。にんじんシチュ〜ですモキュよ?』
嫁が耳鼠ちゃんに、既にニックネーム(?)を付けて呼んでいる。
それにしても、「ジェちゃん」ってどうなのかな?
氷の塔を出て、雪原をひた走る。
兄ちゃんに昨日教えてもらったけど、俺はいつの間にかLV2になっていたみたいで、最近は確かに体が軽いモギュ。
ジャンプ力も半端じゃないし、そこはこの西竹林に住む雪豹族全員に言える事だと思う。
俺も最初は普通の小雪豹だった。
ありふれた雪の精霊で(?)、雪玉族と同じ程度の小動物だったモギュ。
実のところ、昔のことはよく思い出せない。
でも兄ちゃんに名前を貰ってから、意識が鮮明になって、自分で考える事が出来る様になったモギュ。
LV2の俺は中雪豹の氷霊族・希少種。
兄ちゃんは俺の銀色の毛並みが好きなので、俺は姿形が変わらなかった事をホッとしているし、ずっとこの姿のままでいたいと思う。
だって、俺の居場所は兄ちゃんの頭の上だから(え)。
あ、そろそろ西竹林を抜けそうだ。
走るスピードがUPしている影響かな?
たまに、タケノコ広場で竹精を襲っている(?)聖域主に遭遇して迂回するのだが、今日はいないみたいで良かったモギュ。竹精ってもう絶滅したのかも?
聖域を抜けた先は雑木林だった。
雑木林の先は太陽が燦燦と輝く草原が広がり、遠目に町並みが見える。
兄ちゃんはいるかな?
たまに兄ちゃん、寝坊をするんだ。
兄ちゃんは毎日忙しいし、魔力を多く使った日とか寝坊する。
ちょっと姿が薄くなる(?)のが気になるけど、ルル君たちが添い寝すると元に戻って元気になるから、大丈夫っぽいモギュ。
だから兄ちゃんの3階の寝室には、俺も含めてみんな絶対に近付かないよう、暗黙の了解が敷かれているらしい。
あ、雪玉ナースが歩いてる。
『おはようモギュ。』
『アラ、オハヨウデスワ。』『ユキヲサンモ御出勤デスノ?』
『雪玉ナースの2人も御出勤モギュか。』
雪玉族の中でも高位種の雪玉ナースは聖域から出入り自由とか、生まれた時からズルいと思う(え)。
雪玉族は雪玉王を頂点にした雪の精霊だ。
噂によると、雪玉族の中でもLV2になっている者がちらほら出ているようで、しかも最近は「雪騎士」なる者が生まれたらしい?
俺はまだ見た事ないけど、雪玉姫なみに強いらしいモギュ。一度、お手合わせしてみたいところだ。
雪玉ナースたちを颯爽と追い抜かし、俺は町に到着した。
くんくん…あ、兄ちゃんの匂いが近い。匂いを辿ると、そこはコンビニ?とかいうお店だった。
ここは何でも売ってるらしいモギュ。
ニンジンは売ってないけど、ニンジン料理のレトルトパック?ってのが最近、兄ちゃんが仕入れ始めたから、種類が増え始めてきた。
朝、嫁が耳鼠ちゃんに飲ませていたのもソレだ。
たまに、まとめて俺に持たせてくれるんだけど、俺は銀色ニンジンの丸齧りの方が好きなんだ(え)。
でもこれって、兄ちゃんの息子のO1 (オーヴァン)さん対策らしいモギュよ?よく分からないけども。
『兄ちゃん!!』
「おおぅぅ!!ユキヲぉぉぉ〜!!」
兄ちゃんは、コンビニの店員である L型神兵と何か打合せをしていたみたいモギュ。
でも俺の顔を見て、兄ちゃんは大喜びで駆け寄ってきた。だから俺も兄ちゃんの胸に飛び込む。毎朝の愛情表現モギュ(え)。
『兄ちゃん、朝から忙しいモギュ?』
「え?いやいや、ただ浮島で生産しているニンジンを、この3Gマートで流通させる手筈をつけてるだけだよぉ?」
『え?ニンジンも買えるようになるモギュ?』
それは朗報。
俺はこのコンビニで、兄ちゃんのツケで何でも買って良いって言われてるのだ。
そして、こうして俺を優遇…即ち、雪豹族のことを兄ちゃんは第一に考えてくれているモギュ。
俺たち雪豹族は精霊なので別に食べる必要は無いのだが、嗜好品としてニンジンが大好きなのだ。もはや感謝しかないモギュ〜。
「ニンジンを並べることで、O1 (オーヴァン)のトラウマを想起させ、無駄遣い及び暴走を抑えよう作戦なのだよっ!ふふ〜ん(笑)。」
…いや、きっと、兄ちゃんは照れ隠しで言ってるだけモギュ…そうに違いないモギュ。
俺は兄ちゃんの頭の上の定位置に移動した。
兄ちゃんの髪の毛ってば、かなり霊圧が強い。無意識に魔力が迸っているので、何かにつけて眷属さんたちは兄ちゃんの髪の毛を散髪しようと狙っているモギュ。
でも最近は、俺がその抑え役になってるし、多少は安定した気がする。
ただ単純に、俺も兄ちゃんの頭の上から見る景色が好きだし、心落ち着く場所なんだ。
『兄ちゃん、今日はどこに行くモギュ?』
「それな!今日はまず、G3 (ジザ)さんの工房に行ってみようと思うんだよね!!」
あ、それって昨日、預けた竜脈結晶の確認かな?
昨日、色々あったモギュ。
とにかく黒鎧なニャイさんが鼻唄混じりにスキップしていたのが印象的だったけど…で、それをジッと襖の陰から金烏のトト君が睨んでたね(汗)。
あの子は質が悪いと評判だから、今更だけど。
コンビニを出て、目の前の道路に兄ちゃんは赤い車をポン!と出した。
この真っ赤な車の名前は「赫號」さん。俺も何度も乗っているし、すごい便利な乗り物だ。
でも兄ちゃんは気付いてないけど、赫號さんは付喪神だし、竜種っぽいモギュ。
赫號さんも車に専念しているみたいだし(?)、それはそれで良いらしいから、俺は何も言わない。
「よし、アクセル全開っ!!」
赫號さん、意気揚々と走り出した。
風が気持ち良いモギュ〜。
そして風景は、雑木林の中のでかいテーマパーク…「ヴィゾフニルランド」が見え始める。
ここは眷属さん達曰く、空中庭園の最終防衛拠点らしい(?)。
テーマパークとは名ばかりの、罠および監獄として機能し、敵を再起不能に貶めるらしいけど、俺にはさっぱり分からないし(汗)、口止めされてるから怖いモギュ…。
で、兄ちゃんの隠れ家である「秘境・伊豆の町エリア」だって、兄ちゃんをいざと言う時に守るための、最重要拠点として作られた別亜空間らしいよ。
なんか作るのに苦労したってE5 (エコ)さん達が言ってたけど、これも口止めされてるモギュ。
DSさんには『何かあった際には、旦那様を伊豆の町エリアへ誘導をお願いします。』って言われたけど、正直、良く分からないし、何かってなにモギュか?
音声【そこは秘密の言葉がありますよ?鮎の塩焼きを食べたいモギュ!といえば閣下はイチコロですねぇ(笑)。】
音声{御主人様、ユキヲさんに激甘ですからねぇ…。}
音声『あくまで、何も起きていない、平時であることを強調していただきたいですね。旦那様は田崎家の要ですので…。』
『DSさんは相変わらず親方様に激甘ニョロねぇ〜。』
音声《まあ、主に何かあった場合、儂らも消えちまうからのぅ。ならば先に儂等が消えるのが筋というもんじゃろう?》
眷属さん達はそう言うと、みんなニヤニヤ笑い合っていたモギュ。ちょっと怖かったモギュね。
さて、そんなテーマーパークもあっという間に遠ざかり、この亜空間の端っこに到着。
1番目立つのは錬金術本舗モギュ。で、その横っちょにある扉だけの代物…それがG3 (ジザ)さんの工房への入り口「龍扉」である。
「おいっす〜。G3 (ジザ)さん、いるぅ〜?」
無防備に兄ちゃんは扉を開けたけど、この龍扉も相当にヤバい代物モギュ。
田崎家に無関係な者が触れただけで、採って喰われ、絵の中の竜の鱗の一枚にされてしまうから(汗)。
『あんちゃん、出来てるぜっ!!』
呼ばれて飛び出てジャジャジャジャ〜ンが口癖というか、トレードマークだと言い張っていたBRくん。
BRくんは昔はヤンチャだったらしいよ?今でもヤンチャにしか見えないモギュけど(汗)。
彼は紫色のラスカルぬいぐるみで、4人の妖怪仙人の中でも1番小っさいから、俺は親近感を持ってる。
それに、BRくんは妖怪仙人4人の中でも、色々と封印されてるけど、潜在能力的に1番強いんじゃないかなぁ?そんな気がするモギュ。
大器晩成型になるように、色々と細工してあるのは本人にも秘密だって、前にG3 (ジザ)さんが言ってた。
音声《何じゃ、朝っぱらからもう来たのか?》
「そらまあな。預けた竜脈結晶が心配で心配でなっ!!」
眠そうな顔で、いつもよりテンションの低い仙人…仙人っていうか、魔法使いのような風体のお爺さんモギュよ。
音声《何じゃ、儂がかっぱらうとでも思っておるのか?けしからんのじゃ!》
口調はアレだけど、このG3 (ジザ)さんはDSさんとは別ベクトルで兄ちゃんを見守る人。
白ねこ島では不自由しているけど、自身の「亜空間立体的積層体」を駆使して、多次元的に兄ちゃんを常にフォローしているらしいモギュ。
兄ちゃんは全く実感ないだろうけども?それが狙いらしい(?)。
音声《ほれ、BR。保管庫を持ってくるのじゃ。》
『了解だぜ、ジジイ〜。』
ほぼ、祖父と孫の関係に…見えなくもない?
そしてBRくんが頭上に掲げて持ってきた四角い箱は…。
「こ、これはまさに…金庫!?」
音声《ひょっひょっひょっ。この宝貝…観自在保管庫はのう、神鉄100g、神砂300g、星砂1000g、金剛石50kgを使用して精製した神級の作品なのじゃぁ!!》
何だか良く分からないけど、凄い自信だモギュ!?
でも兄ちゃん、そこでビシリッと固まった?視線を下げたら、顔が引き攣っている?
「おまっ、金剛石まで、高級資材使い過ぎじゃねっ!?」
音声《細かいことを言うでないわ。金玉の小さい主じゃのう??》
「下ネタぁぁ〜!?」
兄ちゃん、楽しそうモギュ(笑)。兄ちゃんが嬉しいと俺も嬉しいなぁ。
で、兄ちゃんはその箱をいつものように鑑定して確認した。
鑑定するのが大好きな兄ちゃんだ(?)、俺も大体、見て分かるようになってきた気がする?
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〈万能鑑定〉
竜脈結晶専用神級宝貝「保管庫」
種族〈神級・宝貝種〉
階級〈観自在保管庫〉
カテゴリー〈6.0+〉
空間属性
次元属性
竜属性
固有能力
収納空間〈神級〉
収納中「竜脈結晶(×55)」
神級宝貝〈自己再生〉
能力
格納 保護 維持 結界 安定 再生 神級 竜脈
称号
田崎家秘匿種竜脈結晶専用「保管庫」
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この宝貝って言うのは、G3 (ジザ)さんしか作れないし、しかもカテゴリー数値が「6.0」ってのは、かなりヤバい品物モギュ(汗)。
でもでも、兄ちゃんを含めてみんな、あんまり気にした様子もない。
なんか慣れっこになってるけど、そもそも兄ちゃんの霊圧に引っ張られちゃってるんだから、田崎家全体がこんな感じ…。
実質、ただの金庫?以上でもなく以下でもないモギュ。
「よし、問題なさそうだな?」
音声《無論じゃ。この保管庫の中であれば、竜脈結晶の状態に変化は無いし、影響力も完璧に遮断するのじゃ。》
兄ちゃんが手を触れると、それはシュルン!とどこかに格納された。
あれは格納空間という能力で、とても便利なのだ。
俺も欲しいモギュ。あれがあればニンジンを溜めて持ち歩けるし…。
◇ ◇ ◇
午後からの兄ちゃんも忙しい。
基本、午前中に白ねこ島のビニールハウス菜園で作業をしていたんだけど、最近は後回し。
色んな場所を回って調整役をしているし、最近は2L (トゥエル)さん配下のホムンクルさん達が加わったことで、各地で建設ラッシュが起きてるって言ってたモギュ(?)。
兄ちゃん、あんまり浮島に行きたがらないけど、そっちはもうかなりヤバいらしいし、そこをモデルケースにしてマリ〜ンタウンも作ったらしい。
今は、白ねこ島の東側に都市計画を立ち上げて、立地的に良い場所を探しているモギュ。
でも結局、兄ちゃんの好き勝手に地形を変えられるし、意味が無いと思わなくも無い。俺としては、このヘリコプター?って言う空飛ぶ乗り物型ゴーレムから見る景色も好きモギュ。
いつの間にかヘリコプターが2台に増えてたけども…。
「う〜む。場所には目星をつけたが、どこからどこまでを桜の木にするか…悩むなぁ。」
『兄ちゃん、サクラってなにモギュ?』
「おおぅ、ユキヲぉ。桜とは、それは綺麗な花を咲かせる、まさに日本人の心を象徴する樹木なのだよっ。そして4月のお花見と言えば、桜を見ながら家族団欒、お弁当を食べて過ごす一大イベントなのだよぉ(興奮)。」
兄ちゃんが興奮しているモギュ。
そして兄ちゃんはいつも、俺の質問に根気よく、詳しく説明をしてくれるのだ。
つまり、サクラとはイベントの為に必要不可欠な木であるらしい?
ま、田崎家はいつも何かしらイベントがあって、みんな集まってドンチャン騒ぎをしているけども?
「箱庭システムもLV2になって桜が出現したからねっ!!ユキヲも期待していたまへよぉ!!」
そう言って兄ちゃんは、俺に画面を見せる。これにも慣れちゃったけど、E5(エコ)さんが似たような画面で普段からフラフラ歩いてるから、みんな気にしなくなったモギュ(え)。
それにE5 (エコ)さんは画面を折り紙みたいに変形させて、色んな形になれるから、それに比べれば大したことないと思う(?)。
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箱庭システムVr02「白ねこ島」改造MENU++
>植生改造LV2>>
>樹木>>
>杉〈必要霊子1〉
>松〈必要霊子1〉
>檜〈必要霊子1〉
>竹〈必要霊子5〉
>ブナ〈必要霊子10〉
>モミ〈必要霊子10〉
>白樺〈必要霊子10〉
>オリーブ〈必要霊子20〉
>紅葉〈必要霊子30〉
>桜〈必要霊子50〉
>霊樹〈必要霊子1〉>詳細設定可
>黄金の竹〈必要霊子500〉LV3
>魔樹〈必要霊子1000〉LV3
>神樹〈必要霊子2000〉LV3
※1本あたりの霊子消費量です
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う〜ん。サクラの消費霊子は〈50〉で結構、高いモギュ。
でも兄ちゃんのことだから、ガムシャラに作り始めるに違いない。
「え〜と、この霊樹って何かなぁ?超気になるんだけど…?」
あ、兄ちゃんの悪い癖が始まったモギュ。
気になり始めた兄ちゃんはもはや止まらない、やめられない。
詳細設定をいじり始めたし…。
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>>霊樹
>詳細設定…現在〈必要霊子1〉
〈霊種〉
霊木の追加…1霊子の追加〈ON〉
御神木の追加…300霊子の追加〈OFF〉
天樹の追加…500霊子の追加〈OFF〉
宝樹の追加…500霊子の追加〈OFF〉
雨樹の追加…500霊子の追加〈OFF〉
無憂樹の追加…800霊子の追加〈OFF〉
菩提樹の追加…1000霊子の追加〈OFF〉
沙羅双樹の追加…2000霊子の追加〈OFF〉
生命樹の追加…4000霊子の追加〈OFF〉LV3
世界樹の追加…5000霊子の追加〈OFF〉LV3
知識樹の追加…6000霊子の追加〈OFF〉LV3
〈格式〉
苗木の追加…0霊子の追加〈ON〉
若木の追加…10霊子の追加〈OFF〉
大木の追加…100霊子の追加〈OFF〉
老木の追加…500霊子の追加〈OFF〉
古木の追加…1000霊子の追加〈OFF〉
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「おっ、御神木、安いなぁ?」
『え?そうモギュ??』
でも御神木は〈300〉霊子。桜は〈50〉だけど、兄ちゃんの価値観はどうなってるモギュ?ちょっと怖い(汗)。
「う〜む。でもちょっと、待てよぉ?御神木とか、天樹?宝樹?は何となく分かるけど、この雨樹?ってなんだ…(?)。」
兄ちゃん、悩んでるモギュ。
でも確かに…雨の樹って、良く分からないかも。
雨が降る木モギュ?
「雨を呼ぶ木…の可能性もあるかな?…おい、アムちゃん。ちょっとこの付近で手頃な場所に降りてくんない?」
副音声【ラジャですぅ〜〜。】
何故か、このヘリコプターゴーレムのパイロットはアムちゃんに確定しているモギュ。パイロット服が意外に似合ってるし…。
アムちゃんは擬似天使の守護役で、黙っていれば眼鏡の似合う、何でもこなせる子にも見えるんだけど、やっぱ残念な子である。
むしろ、俺が言うのもアレだけど、長である2L (トゥエル)さんも含めて、そのグループにまともな人がいないモギュ!!どうしてこうなったモギュ!?
まともそうなペラさんも、実は1番ぶっ壊れ性能モギュ!!
副音声【ヘリの運転も花嫁修行の一環なのですぅ〜。ユキヲさんは良からぬ事を考えているのですぅ〜?】
『モ、モギュゥ!?』
心を読むなモギュ(汗)。
そしてヘリコプターゴーレムは原っぱに着地し、俺たちを下ろした。
勿論、俺は兄ちゃんの頭の上に移動だモギュ。
で、案の定、兄ちゃんは雨の樹を作ってしまった。
止める間も無かったモギュ(汗)。
約3mほどの若木は、ほとんど普通の木と見分けが付かないってんで(え)、その周辺の木を桜の木と入れ替え始めたから、まあ大変。もうあっという間に夕方近くになってしまったモギュ。
雨樹で〈500〉の消費に加え、若木は〈10〉の消費で合計〈510〉の魔力消費は、兄ちゃんにとっては微々たるものだろうけど、兄ちゃんは自分が少し薄くなっている事に気付いていない…。
「いやぁ。今日も良く働いたなぁ〜。一応、この雨の樹とやらを鑑定してみようかなぁ?」
原っぱの中央にポツンと生える雨樹。俺も一緒に確認するモギュ。
兄ちゃんが桜の木を入れ替えてる最中から、なんか微妙にキラキラした何かが雨の樹に干渉してたモギュ?
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〈万能鑑定〉
雨樹
種族〈霊木種・雨の世界〉
階級〈若木〉
カテゴリー〈2.8+〉
木属性
水属性
聖属性
固有能力
雨の河原〈回帰〉
光合成
雨の結界
摩多羅神の目印(NEW)
能力
霊木 雨 癒し 回帰 成長 感応 結界 目印
称号
東の杜のレインツリー
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「雨の樹と書いて…レインツリーとか、オシャレかよっ(え)。」
『オシャレモギュ〜。』
いや、オシャレとかそういう問題じゃないモギュ。
あのキラキラ、なんかの目印つけられてるんだけどもっ!?でも兄ちゃん、あっけらかんとしてるし(?)。
これ、いつものDSさん報告案件モギュ。また帰りが遅くなるぞ。嫁さんに怒られるモギュ(汗)。
「さあ、ユキヲ。帰ろっか?」
兄ちゃん、ヘリコプターゴーレムをアムちゃんと一緒に帰しちゃったけど、帰りは転移で田崎家の屋上に一瞬である。
転移場所を増やしたモギュしね。楽チンになったもんだね(笑)。
こうして俺の1日は終わった(え)。でもでも、夕御飯のニンジンにあり付けるまで気は抜けないモギュけどね…。
◆ ◆ ◆
ユキヲ♂
種族〈中雪豹〉
階級〈氷霊族・希少種〉
カテゴリー〈2.0〉
戦闘力 20
防御力 19
生命力 19
回避値 22
知能値 15
器用値 15
魔力値 20
氷属性 20
聖属性15
戦技
爪〈氷〉
忍耐〈雪〉
銀光
固有戦技
野生の雄叫び
固有能力
跳躍
精霊体〈氷〉
聖域〈西竹林〉の加護
固有種結界〈銀雪〉
王者の雄叫び〈氷属性倍化〉〈雪豹族統治〉
竜脈補正効果(友情契約)
能力
夜目 忍耐 友情 爪 精霊 雪 再生 銀 結界 湯耐性 嗅覚
氷霊
精霊系術式
氷精の石柱(石柱・打撃)
氷精の凝結(停止・氷結)
称号
聖域〈西竹林〉の精霊
希少種
ユッキーナの夫




