第333話「僕らのマリ〜ンタウンその1・海の男に一体何が起きたのか?」
我が家転生…「我は無限の竜脈使い?」…が眷属育成計画中なのですw
第333話「僕らのマリ〜ンタウンその1・海の男に一体何が起きたのか?」
竜脈生活182日目。
昨夜のユズリハ出産お祝い会は盛況のうちに幕を閉じた。
いやはや、久し振りに缶チューハイを飲んだら酔っ払っちゃって。
ま、飲んでも俺は眠くなるだけの体質だから、多分、クロちゃん弟が運んでくれたような?くれなかったような?
イマイチ、よく覚えてないなぁ(え)。
ぼんやり覚えているのは、やっぱりチョメ君の子供たち…息子7(セブンズ)の存在だよね!
ぐっすり眠って丸まっていたけど、小ちゃくてフワフワで、ホントに可愛い存在に、地下室一同大賑わい。
穏健派も武闘派もなく、新たな命を祝福し、やいのやいのの無礼講。
はぁ。良いなぁ。可愛かったなぁ。
息子7(セブンズ)は「精怪」なる精霊と妖怪のハーフ。
みんな玉のような男の子だ。
チョメ君一族はこれで安泰だねっ(?)。
んで、息子7(セブンズ)の特徴は以下。
茶色い毛並みに白い耳、白いイナズマ模様が額に走っているのが「狙如」。
鉄色のシルバーメタリック(?)な色合いで硬い毛並みが「鉄鼠」。
炎色の燃えるように赤くキラキラ輝く毛並みが「火鼠」。
黒緑色のふさふさ毛並みで良い香りが「木玉鼠」。
純白ふわふわ色で、何よりウサギの耳をしたのが「耳鼠」。
一回り他の子より大きくて灰色の毛並みが「驢鼠」。
水色の色合いでほのかに冷んやりした毛並みの「奚鼠」
で、まだ名前は…ない。
名付けは両親の特権だ。
チョメ君から名付けを頼まれたけど、いやちょっと待って(汗)。
相談ぐらいには乗るけども?とは言っておいた。
うん、ユズリハは子育てで大変そうだし、『それどころじゃないでちゅ〜』と言っていた、ような?
「ふわわぁぁぁぁああ。」
今、何時だろう?
久し振りに寝過ごした感はある。
これぞ下戸なる者の定めか…。
あ、隣で添い寝してくれているのは…確か、今日はルル君だったかな?
むにゅむにゅ……ん?
この手触りは何でしょう?毛が無いよな?
俺ってば、まだ寝ぼけているのかな?
むにゅむにゅむにゅ………はっ(汗)!?
こ、こ、これはっ、触っちゃいけないものを触っちゃったようなぁぁ!?
「おいいぃぃぃぃ!?」
副音声【あっ。お、おはようございます…陛下ぁ(ぽっ)。】
布団を引っぺがし、俺は脱兎の如く飛び出した。
そしたら足元に潜り込んでいたと思われるルル君も、何事かと慌てて飛び出した。ピョ〜〜ンと。
「ああ、ルル君ごめんね。」
『フニャ〜。』
プカプカと天使の羽根で浮くルル君をギュッと抱きしめ、俺は胸に顔を埋めて現実逃避。ふあぁぁ。猫吸い最高である(え)。
副音声【わぁ。陛下って、ちょっと可愛いですね〜?】
可愛いとか、そんな年齢じゃ無いです(汗)。でも何故かちょっと嬉しく感んじる俺。
「いやいやいや、そうじゃない!!なんでお前がそこにいるの、アンちゃん(驚)!?」
そう。いつの間に!?俺の寝室は、我が愛しき猫ちゃん達以外は立ち入り禁止地帯なのですよ!!
これは我が家の暗黙の了解だと言うのにっ…??
それなのに、擬似天使の剣卿役こと「アンちゃん」が、さも当然のように俺の布団の中に潜り込んでいるとかっ。
え、しかも何と言うか、この子、全裸っぽくね?シーツで胸元隠してるけど、ちょ、それやめてぇ(汗)。
「ど、ど、ど、どうやって入った??」
副音声【えっ?あの、普通に陛下を呼びに来たら、気持ち良さそうに眠っていたので、僕も眠たくなってきちゃったんです?】
何故に疑問系か?
いや、しかし呼びに来た?ってことは昨夜の無礼講の流れじゃあるまい?
寝室の外には弟達や乙女ちゃんだっていた筈なのに?
「…乙女ちゃん達は?」
副音声【う〜んと、僕ならOK、自由にしても良いわよ?って言われましたけどぉ。】
くっ、してやられたぁぁ(叫)。
確実にこれは乙女ちゃんの策略、強いてはE5 (エコ)さんの謀略臭い(え)。
俺にどんな既成概念を植え付けようってんだ!?
もう怖い。凄い怖いですっ!?
副音声【あの〜。御迷惑でしたかぁ?】
迷惑か迷惑じゃ無いかと言えば、明らかな迷惑なのだが、そんな潤んだ瞳で俺を見ないでほしい…(汗)。
アンちゃんってホント、おとこの娘って知らなかったら、マジでヤバいからねっ!見た目、ロシア系美少女が俺の布団の中で……でも、むにゅむにゅして触っちゃったからねっ(え)。この子は確実に男の子でした(断言)!!
「…そ、それ以前に、なんで素っ裸なのかな?」
副音声【それはぁ…僕たち、普段は聖銀鉱製の甲冑を着ているだけですから…。】
ん?それって、擬似天使って全員、甲冑の中は全裸ってことですかぁぁ!?
衝撃の事実であるっ(え)。
◇ ◇ ◇
なんか非常にモヤモヤする(え)。
甲冑を着たアンちゃんと共に白ねこ島へやって来ました。
入り口はユニットバス改め、水霊さんだ(え)。先にアンちゃんに飛び込んで貰ったけども、その後ろ姿にドキドキしてしまう俺は病気かもしれない(?)。
ザバァ〜ン!と潜って、出た先はコテージの2階、202号室だ。
副音声【陛下ぁ。何度潜っても慣れないですね。】
「え、そうぉ?」
ま、確かにもう慣れちゃってる俺からしたら、これがスタンダード。
出口が収納スペースっていうのもね(え)。
『何度も行き来すれば慣れるモギュ。』
「そうそう。ユキヲの言う通り!!」
ユキヲとも合流したので、俺の気の迷いも晴れる筈だ(え)。
副音声【…そうでしょうかぁ?】
アンちゃんは自信なさ気にそう言うけども、確か擬似天使の中で1番戦闘に特化したキャラだった筈だよね?
いや、何度見てもそうは見えない…うん、見えないね?細いうなじとか…別に見てないし(?)。
さて、気分を変えてコテージから出る。
管理人のアドムがラウンジにも居なかった。
恐らく、この時間は白ねこ島の巡回に行っているのかもしれないね。空をビュ〜ン!と。
俺は今日、寝過ごしてるし(汗)。
『兄ちゃん、今日はどこに行くモギュ?』
「あ、それね!白ねこ島にアンちゃんが迎えに来たってことで、あっちの計画だってことはわかっているんだよねぇ。」
そう、それは名付けて…「あやっちに続いてトリントンの拠点も開発しよう大作戦!!」である。
「行き先はトリントンのところの海底資源搬入倉庫だな。ここは赫號でカッ飛ばして行くかなぁ?」
副音声【陛下ぁ。眷属様が迎えに来てくださる予定です…白浜の方で…。】
え?あ、そうなの?
で、アンちゃんの言う眷属様って2L (トゥエル)のことなんだよね。
この子達ってば、俺の眷属まとめてそう呼んでるっぽい。
「え?白浜で待つの?道路じゃなくて?」
『兄ちゃん、なんか飛んできたモギュ?』
ユキヲ、目が良いなぁ?最近、少しだけ目が良くなった俺だけど、元々近眼だからねぇ…あ、空に黒い点がある(?)。
バラバラバラバラ……
こ、この音は…まさか!?
舞い上がる砂風。急降下してきた物体…言わずもがな、まさかのヘリコプターだとぉぉ!?
音声【閣下、お待たせしましたぁ(ドヤ顔)。】
しかも普通のヘリじゃない。
ちょっとイカしたデザインのシャープな造形の航空機型で御登場の駄目な天使、2L (トゥエル)だ。なんか腹立つ(え)。
しかしながら、遂に我が家に航空手段が完成した、と言うわけか…。
空中型ゴーレムの完成で空中霊圧対策は万全となったからなぁ。
副音声【安全運転ですぅ〜〜。】
んで、パイロット席には眼鏡っ子のアムちゃんが座っていて、俺に自己アピールをしてきた(え)。
「でもパイロットが必要と言うわけか?」
副音声【あ、そこは人工知能B型の空中適応タイプを搭載しているので、パイロット無しでも大丈夫なのですぅ〜。】
んじゃ、なんで操縦してんのぉ?
それは置いておいて、興味があるのでヘリを万能鑑定してみた。
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〈万能鑑定〉
BK117型・人造兵人工知能〈B05〉
種族〈人造兵〉
階級〈航空機型ヘリコプター〉
カテゴリー〈1.6+〉
無属性
電子属性
固有能力
内部骨格『石棺』〈雷鉱石製・超軽量型〉
魔道回路〈人工知能B型空中適応TYPE1〉
賢者の核石〈浮遊タイプ〉
外殻装甲「浮遊石改」〈空中霊圧無効・同調〉
能力
空中適応 ヘリコプター 航空機 飛行 装甲 人工知能 安全運転
称号
マリ〜ンタウン専属輸送ヘリ
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B型の人工知能はバス型用に作成したものだ。
それを転用しているらしい。つまりは乗り物用ってことかな?
音声【ささ、閣下。ちょっと乗り口が高いので、足元にお気をつけて下さい。むしろ、もっと僕にしがみ付いて下さい!!】
「お前、面倒なやつだなぁ…。」
とは言え、人生初のヘリコプター体験である。ちょっとワクワクしている俺がいますよ?
『これ、大丈夫モギュ??』
ああ、当然ユキヲもヘリ初体験でビビっている(え)。
俺はユキヲを頭の上から降ろし、座席に座らせた。座席のシートは想像していたよりもゆったりしている。いいね、これ。
ま、これが一般的なヘリだとは思わないが、中は案外広々としている。
ヘリの内部なんて映画とかでしか見た事なかったからねぇ(汗)。
音声【閣下、シートベルトをしっかり着けて下さい。何かあった場合には、必ず僕が抱き抱え、ええ、ギュギュッと抱き抱えて脱出しますからねっ!!】
「…超大型転移制御で転移するから、そういうのいらないから。」
音声【何でですかあぁぁぁ(叫)!?】
うっせえな!?
乗り込もうとしてたアンちゃんが、馬鹿の大声にビックリして落っこちちゃったじゃねぇかぁ(怒)。
「大丈夫か、アンちゃん!?」
副音声【わぁ。ちょっとびっくりしちゃいましたぁ。僕、ダメですねぇ。】
痛ててと起き上がったアンちゃんを、俺は手を掴んで引っ張り上げた。よいしょっと。にしてもアンちゃんの手は細いねぇ。うん、細い…(?)。
音声【…何です、閣下?随分、剣卿役と親密なご様子?これは何かありましたか?いえ、これは絶対、何かあったに相違なしですねっ!!】
コイツ、何なんだ(汗)。そう言う時ばっか嗅覚というか、勘が鋭いというかぁ?
「うっさい、駄目天使!!さっさと出発するぞ(怒)!!」
副音声【では皆様、座席にしっかり着いて下さいなのですぅ〜。離陸開始なのですぅ〜〜。】
いや、そっちのパイロットも大丈夫かぁ?その間伸びした口調が不安でしかないよ…。
ああ、しかしヘリは飛んだ。むしろ、実に快適な空の旅である!!
「おお、凄いなぁ(興奮)。」
『空を飛んでるモギュ〜。』
飛んでるとヘリの騒音も気にならないんだよねぇ。不思議だ。
にしても、白ねこ島の景色は自然豊かで素晴らしいの一言に尽きる。まだまだ白ねこじまの魅力は堪能しきれていない気がする。
そもそもまだ季節は2月半ばだからね…春までにはお花見ができる環境を整えたいとは思うのだが、山はまだまだ杉の木だらけ…そろそろ花粉症を警戒する季節じゃね?なんか腹立つ(?)。
副音声【皆様、間もなく目的地に到着するのですぅ〜〜。】
音声【閣下。ほら、見えてきましたよ?】
「ん……こ、これはっ!?」
眼下に広がるそれは海岸線…。
間違いなく、トリントンの海底資源搬入倉庫があった場所だ。
だが、景色は一変していた。もうそれはガラリとね(え)。
「…お前ら、やり過ぎじゃね?」
副音声【陛下ぁ。僕たち、頑張りましたぁ(潤)。】
うっ。アンちゃんのその潤んだ瞳は反則だと思うんです(汗)。
音声【御覧下さい!ヘリポート、ヨットハーバー完備の観光名所…その名も「マリ〜ンタウン」でございます!!】
ちょっとした町並みが出来ていた。
というか、タウンっぽい感じ。いや、これなんか見た事あんな?道の駅的な洋風建物のカラフルな連なり…伊豆半島のどっかにあったよね。
そして、かなりの量の資材を使ってんじゃないか?まあ、まだ一部完成していない箇所もあるようだけど?
「しかし、マリ〜ンタウン?何という安易なネーミング!?」
ヘリは無事にヘリポートに到着した。
快適かつスムーズな時間短縮。わずかに飛行時間は10分程度かな?
道路沿いなのでそこまでタイムロスじゃないけど、白ねこ富士山や浮島方面に向かうには役に立ちそうな気がする。
「ヘリポートも駐車場も広いなぁぁ。」
これ、車100台は停められるんじゃね?
音声【そこは勿論、観光地として発展を目指すべく…?】
いや、白ねこ島を観光地化する予定は無いのですが?
副音声【あ、陛下ぁ。僕が御案内させていただきます。行きましょうよ!】
「ええぇ。…あ、はいはい。」
いやぁ、アンちゃんグイグイ来るなぁ(汗)。
嬉しいような、困ったような…。
こうして一行は、マリ〜ンタウン?の商業エリアに足を踏み入れた。
町並みはオランダ村っぽいし、茶色いレンガ敷きの通路がオシャレさを醸し出している。のどかだなぁ。
副音声【いらっしゃいなのじゃ!!美味しい干物は要らないかのう?】
売り子がいた。メタロリ幼女な売り子である。斬新だね(え)?
「メタちゃん、何やってんの?って何で干物売ってんの?」
副音声【伊豆の名物といえば干物じゃろ!?アジから金目まで揃っておるのじゃ!お薦めは、えぼ鯛の干物じゃぞ。】
あ、いいねぇ。えぼ鯛を勧めて来るあたり、通だねぇ(え)。
「いや、そうじゃ無いんだけど…。」
本館ともいうべき建造物の入り口の、入ってすぐの売店エリアに陣取る代権役ことメタちゃん。
甲冑の上にハッピを着て営業してるけど、ちんちくりんなので良く分からない状態ではある(?)。
しかしこうして見ると、本館の1階部分はお土産屋さんエリアのようで。
中央部分に吹き抜け部分があって天井が高く感じるし、2階部分は円形に個室店舗が並んでいるようだ。
副音声【ま、干物は2階のフードコートでも提供する予定じゃがな?フードコートは洋食と和食で2店舗の予定じゃったな。】
あくまで予定ではあるらしい。
ま、干物は美味しそうなのが揃っているので、帰りに買うのも良いだろう(え)。多分、持ち込んだ時点で白ねこ島に登録されてんじゃないかなぁ?
副音声【やあ、いらっしゃい。お土産にキーホルダーは要らないかい?】
土産物品コーナーの方はディカさんこと、司法役の担当ですか…。
相変わらずのイケメンぶり。何故か彼の周りに白い百合の花が見える。幻聴幻視だろうか?
観光客が女性だったら大繁盛しそうな空気感?ではある…。
だが残念ながら、我が一行に女子はいても、宝塚なディカさんを受け入れるメンバーは皆無なのである(え)。
副音声【寄るな。気色悪いのじゃ!!】
副音声【正直、それ以上近付いたらブッ殺すのですぅ〜。】
副音声【陛下ぁ。早く行きましょうよ…。】
ディカさん、撃沈。でもちょっと待って、アンちゃん。引っ張らないでぇ(汗)。
「って言うか、メタちゃんついて来てんの?売り場は良いのか?」
副音声【お客さんなんぞいないのじゃ。ぶっちゃけ、あくまでパフォーマンスなのじゃ!!】
ぶっちゃけたぁ(え)。でもまあ、そうだろね。
それと、メタちゃんは普通に俺の足枷になろうとするんじゃない(?)。歩きづらくてたまらんわ(怒)。
音声【閣下モテモテですねぇ。おめでとうございます(ニヤリ)。】
ちっとも嬉しくはない。これ、どんな状況だ?
副音声【ということで、僕も付いて行くとも。よろしくね、かわい子ちゃん達?】
ディカさんも合流かぁ。しかしディカさん、打たれ強いねぇ?
副音声【なんかイラつくのですぅ〜。本気でブッ殺しても良いですぅ〜?】
「おいっ、アムちゃん。物騒だなぁ(汗)!?」
『モ、モギュ〜(震)。』
アムちゃん、闇が濃いなぁ(?)。
ユキヲもビビってるよ。だがそうだよ、これが女性の真実なのだよぉ(え)。俺とユキヲは心に誓う…近寄るな、危険っ!!と。
それは置いておいて、一見、のんびりキャラのアムちゃんなのに…ディカさんにだけに言動が厳しいのだ。危うく、メタちゃんが止めてんなぁ…。
音声【閣下。こちらはマスコットキャラ、Mくんのお土産コーナーですよ。】
「…えぇ?Mくん?」
また、けったいなキャラを作りおって。
こいつ、ヴィゾフニルランドでもマスコットキャラ増産してたし(え)。
確かに、道の駅ってゆるキャラ風のマスコットキャラ多いよなぁ…。
「…このMくん?どういうキャラだ?猫…か?」
音声【猫好きですよね、閣下?そして伊豆半島の名物といえば、みかん。みかん好きですよね、閣下?そしてヨットハーバーといえば水兵さんのセーラー服。セーラー服好きですよね、閣下?】
「いや、別にセーラー服は好きじゃないぞ?」
そこでガ〜ンという顔をするんじゃない(え)。
しかし、デザイン的には良いんじゃね?
俺は勿論、無類の猫好きであるし、橘花くん絡みでミカンも好きだ。できればデコポンが食べたい(?)。
いわゆるコレはミカン猫だろうか?
しかも水兵さんのセーラー服を来た二足歩行な感じで、どことなくクロちゃん弟を彷彿させるイメージだ。
「Mくんキーホルダーに、Mくんぬいぐるみ。Mくん饅頭か…金掛けたなぁ…。」
正直、ちょっと怖いな。
副音声【至って問題ありませんわ。】
おっと。颯爽と登場したのは最終兵器こと就労役のペラさん
だった。
これで擬似天使が全員揃っちゃったな(え)。
副音声【マリ〜ンタウンの全商品は、伊豆半島のお土産を製造販売している業者と直接取引して仕入れております。投資また株式の取得もしておりますので、むしろ田崎家の子会社と言っても過言ではありませんわ。投資額は10神貨ですわ。】
「…ちょ、ペラさん。そんなことして大丈夫なのぉ?」
E5 (エコ)さんばりに営業活動しているペラさんに脱帽です(汗)。
見た目、黒髪純正美女だし、仕事ができるキャリアウーマンっぽい。よくよく見ると秘書顔に見えてきたよ(え)。
副音声【裏天皇家を介して交渉しましたので、何の問題もございませんわ。】
あ、でも10神貨幣ぐらいなら平気かなぁ…?
ただし、既に価値観崩壊している我が家である。
10神貨が日本円にして1億円であることを忘れちゃいけない。とっくに忘れてるけど(?)。
そもそも裏天皇家とかって何だったっけ(え)?
で、この本館の3階部分には公衆浴場があるらしい。
なんか詰め込み過ぎじゃね?と思わなくも無いな。
「そういえば…トリントンどこ行ったんだ?」
本来、このマリ〜ンタウンはトリントンの拠点であった海底資源搬入倉庫であった。
それにここに来るまでの間、海中型ゴーレムも見当たらないのだ。
音声【そう言えば、マスコットキャラのMくんも見当たりませんね?】
「は?…おま、まさかMくんもゴーレムで作ったのかぁ??」
ん?当たり前ですよね?みたいな顔で返すんじゃない。
いや、有り得たけども…。
音声【閣下。言い忘れてましたが…Mくんはですね、〈S01改〉の試作機として起動実験中なんですよ(ドヤ顔)。】
ドヤ顔である。絶対、言い忘れたとかじゃなく、ここで俺を驚かせる為に準備していたに相違ないドヤ顔である(え)。
こいつはホント、そういうところあるよなぁ…。
「くっ…。」
ここで驚いてなるものか、と俺は耐える。
しかし〈S01改〉とは、クロちゃん弟の兄猫であるスズ君の魂を降臨させる為の器である。
だから、Mくんはクロちゃん弟に似た造形なのか?
副音声【トリントン様であれば、ヨットハーバーの方で黄昏れておりましたね。それをMくんが慰めていましたが…。】
「……え(驚)?」
そう言えば、ヨットハーバーの方まだ行ってなかった(?)。
いや、そうじゃない。そうじゃないよ。ペラさん、それマジですかぁ!?
トリントンに一体、何があったというのかっ!?ま、彼ってば海の男だからヨットハーバーが似合う気はするけどもっ??
俺は不安に苛まれながら…その2へと続く。
◆ ◆ ◆
田崎 蓮人
種族〈秘匿菩薩(蓮乃人)〉
階級〈大権現〉
所属国〈田崎家竜脈の地〉
カテゴリー〈110.2+〉
戦闘力 2041+20
防御力 1959+20
生命力 1985+20
回避値 1838+20
知能値 795+10
器用値 25
魔力値 3098+30
無属性1911+20
地属性1943+20
固有能力
竜脈適正「最高位+」
幸運の加護
雷霆の守護
世界卵の選別
蓬莱の恩恵
王桃の系譜
全能神の祝福
異世界言語LV2
宝物庫〈Ω〉
聖者の贈物
麒麟の安寧
能力
打撃 調理 計算 博識 精密操作 努力 竜脈 再生 霊子
統治 隠密 命名 返還 猫愛 権現 免疫 鑑定 言語 鬼
天眼 転移 人類愛
召喚系術式
契約
契約破棄
契約鑑定
召喚
送還
眷属召喚
眷属送還
眷属探知
眷属鑑定
竜脈の盾
竜脈結晶化
次元結晶化
万能鑑定
化石解放
信仰昇華
超大型転移制御
眷属
E5(エコ)さん
DS (ディス)さん
4R (シリュウ)
G3(ジザ)さん
2L (トゥエル)
O1 (オーヴァン)
契約
ルル君
金さん
チョメ君
ミミちゃん
シーちゃん
ミチ
花子さん
タロさん
ロンちゃん
クロちゃん
ハナちゃん
ハッピー
シマ
カア君(若彦)
乙女ちゃん
ユズリハ(野良ネズミさん)
紅葉
菅原くん
橘花くん
リコピン
JOL
葉蘭
水引
葛葉
榊
千歳
鳳来
八手
蒼原
不知火
漁火
八重波
白波
鳴海
夕潮
芍薬
水楢
柏
梛
茜
白妙
牡丹
鬼蕗
BM
BL
ユナイゼス
キュライアー
ビビアンナーシェ
イシヒメ
麻黄
ココちゃん
リリ君
亜弥
葦原
ロッキー
ユッキーナ
BR
ユキヲ
BP
キャロ
カロテン
ナスニン
號竜
アドム
トリントン
ハッチ
白熊
百葉
五郎ちゃん
雪玉王
称号
竜脈使い
蓮乃人社の祭神
装備
魔弾・オレイカルコス〈魔銃〉
属性:中炭素鋼改LV220〈秘跡武具級〉
付与効果:神の遊具〈風属性〉
月光核〈新月〉増幅20%
耐久値強化〈合金〉
自我++
耐久値:400+α
小型「電子情報枠」
種族〈電脳媒体〉
階級〈生命樹分体〉
属性:電子属性20
カテゴリー〈2.5+〉
耐久値:500
海の男シャツ〈服〉(NEW)
属性:化学繊維 LV20〈通常級〉
付与効果:潮風撥水効果〈微〉
防寒暴風耐性+
耐久値:50
ジーンズ〈服〉
属性:厚地織布LV18〈通常級〉
付与効果:物理抵抗
耐久強化
耐久値:60+α
◆ ◆ ◆