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第318話「白ねこ島の黄金バッティング…その1・接待キャンプの始まりは?」

我が家転生…「我は無限の竜脈使い?」…が眷属育成計画中なのですw


第318話「白ねこ島の黄金バッティング…その1・接待キャンプの始まりは?」


竜脈生活176日目。 


このタイミングで朗報である(え)。 


飛行型ゴーレム〈F01〉改の飛行実験が無事に終了した翌日、マッドなG3 (ジザ)さんから報告が入った。


朝イチ、俺は3階から空中庭園へと足を向けた。

その前に1階の食卓に行って、朝食中の弟たちを引き連れてきたので、そりゃもうワイワイガヤガヤと団体行動である。まあ、これはこれでとても楽しいなぁ(笑)。


「はい、みんなぁ。ちゃんとついて来て〜ぇ。」


兄は音頭を取る。でも無駄。だって、むしろ弟たちの方が通い慣れてるからさぁ(汗)。


最近、弟たちは競技場で、各々の騎乗精霊とスキンシップすることにしているようだ。

それもこれも、ホチョさんこと和火かずかの聖域「南聖湖」が、この空中庭園と我が家の屋上を繋げた為である(え)。


行き来が自由になった麒麟の號竜ごうりゅう、カロテン、ナスニン、リコピン、キャロたち屋上組には大好評のようだ。全力疾走できるからねぇ。


ホチョさんもたまには良いことをする(?)。

だが未だ、安全面で言えば疑問符が頭をもたげるけどねっ!!


で、まだ不慣れなO1 (オーヴァン)にはクロちゃん弟がついてるから大丈夫。

俺はと言えば、珍しくあやっちもついて来たので、今日はあやっちを接待しようと思うんです(え)。

あやっちは孫認定な、とっ〜ても大人しい子だからっ。


「ところで、あやっちはクロスラを黒耳豹型モードにしないの?」


副音声〔あ。そうだね。頭に乗せるなら、黒スライムの方が良いでしょ?安定感的に。〕


いや、まあそうだけど(え)。


しかし個人的には、ユキヲをモデルにした黒耳豹型モードがお勧めなんだけどなぁ。

ほらぁ、俺の頭の上のユキヲも言ってますよぉぉ。


『お揃いになるモギュ〜!!』


副音声『…承知…』


あやっちの頭の上のクロスラが、むにゅむにゅ〜って変形して、黒いユキヲの姿になった。

これは外殻装甲として採用した「超伝導鋼ビスマス形状記憶液体合金」の変形機能である。


「お、良いねぇぇ(嬉)。」


まさにお揃いである。あやっち接待は始まったばかりだけど、やる気が出てきたぞぉ!!


さて、弟たちは既に「案内所&バス待機場」に集合していた。

子供は歩くのも早いよねぇ。兄は既に足が限界っぽいっです(え)。


『お兄ちゃ〜ん、遅いよ〜ぉぉ。』


橘花たちばなくん、ちょっと興奮し過ぎだなっ(笑)。

さすがの麻黄まおちゃんも振り回されがちで(汗)。


「そんなに急がなくても、浮島は逃げないってば〜。」


だが興奮する気持ちは分かるのだ。

だって今回、橘花たちばなくんと約束していた、白ねこ島の「浮島」キャンプ…みたいなもの?であるからに。

正直、俺だってワクワクしてますとも!!


でも、その為には「ある1つ」の難関を突破せねばならない訳で…。


「はいはい、みんな揃ってるのかな?点呼を取るよ〜。」


クロちゃん弟、既に停留所の時刻表にタッチして、バス型 人造兵ゴーレムの〈B01〉を呼んだようだ。仕事が早いねぇ(笑)。


「クロちゃん弟ぉ〜?」


『はい、兄上殿っ!』


我が家のカリスマ、クロちゃん弟。

とっくに目視で確認済みですが、長男としてとても良い返答をいただきましたぁ(え)。

昨日は、何故か雛人形化した次期女王蟻さん改め、百葉ももはのお世話までしてるし、妖怪グループの精神的支柱でもある。俺の心の拠り所でもありますし(?)。


「乙女ちゃ〜〜ん?」


『ちょっと兄さん、この炭酸飲料は必要ないと思うんだけど?』


もぉ。女には分かるまい…キャンプで飲む炭酸飲料の最高さをっ(え)。

第一、運んでるのは菅原すがわらくんと麻黄まおちゃんだし(汗)。

で、自分はちゃっかり野菜ジュースを1ケース、持ってきてますが?


「いや、野菜ジュースはいらなくない?」


『なに言ってるの!?野菜ジュースこそ神。野菜だからカロリーゼロなのよ、兄さん!!』


いや、それ違くね?


そもそも樹霊ドライアドが野菜ジュースとか飲んで良いのだろうか?と思わなくもない(?)。

それを聞くと逆ギレするから聞かないけどね!顔はフランス人形みたいに美人な乙女ちゃんだけど、残念っ!!


「…え〜と、菅原すがわらくん!」


『はい、兄上っ。』


お、今日はクールモードな菅原すがわらくんだ(笑)。

兄弟が揃っていると、ちゃんと自分の役目を果たそうとするのが菅原すがわらくんなんだよねぇ。空気を読んでいるという感じ。

だからこそ、ちょっとした隙に見せる顔が愛おしいのである(え)。


でもって、菅原すがわらくんで気になるところが、ある意味、本当の兄弟とも言える「DVDデッキ」の存在なんだよねぇ。

DVDデッキもそうだけど、3階に設置した予備のテレビも、同じ電霊プラズマになったっぽい。

だけど、精霊って同胞意識が弱いみたいでね?なんか、モヤモヤするんだよ。


「次は〜橘花たちばなく〜〜ん?」


『今日のお肉はぁぁ、鶏胸肉だよぉぉ〜(嬉)!!』


大きい鶏胸肉を持ってきたねぇ(笑)。

でも、そんなに大喜びでお肉を持ち上げて、転ばないように注意してして欲しいなっ。いや、これは間違いなく転ぶだろう?お約束を守る子だし(え)。


そして鳥胸肉は本日のメイン、焼き鳥に使用する予定だ。

焼き鳥に使う串は、後でロッキーにでも作ってもらおう。彼は、まだ浮島に詰めてるはずだしねっ(?)。


「でもって、麻黄まおちゃん!」


『あ、はいっ。橘花たちばなお兄ちゃんは任せて下さいっ。』


しっかり者の末っ子である。

どういう経緯だったか忘れたけど、俺が頼んだんだっけ?橘花たちばなくんのお世話を焼いてくれている。

ドジっ子の橘花たちばなくんと麻黄まおちゃんのコンビは、ホントに見てるだけで癒されちゃうよねぇ(断言)。


『え〜!?麻黄まおうの癖に生意気だぞぉ〜?』


橘花たちばなお兄ちゃんっ!お肉が危ないっですっ!』


これは兄弟喧嘩になっていない(え)。

そもそも、身長は麻黄まおちゃんの方が高いし、南国系色黒美少年な麻黄まおちゃんだしねぇ。

対して、橘花たちばなくんはプニプニした可愛い系なので、口調も微妙なのだ。むしろいじりたい系であるし(?)。


「…えっと、おい。O1 (オーヴァン)、起きろって!」


音声〔ふがっ…え〜?父さん…僕は一度行ったので、もう良いですよぉ?〕


お前というやつはぁ…はぁ(溜息)。

ちょっと目を話した隙にバス待機場のベンチでグ〜グ〜寝てるのは、逆に褒めたくなるぐらいだよねぇ。ホントによく寝る息子だ。


「一度行ったとかそういう問題じゃないでしょがっ!家族全員で行くことに意義があるんでしょがぁ(怒)!」


団体行動ですよっ。そして家族団欒ですよっ。


そして今回はなんと、あやっちも参加ですよっ。そんなあやっちの父である筈のO1 (オーヴァン)が、この体たらく。

大問題ですよっ!ひいては、祖父?な俺の立場も危ういのだからっ(え)。


「文句を言わずについてこぉぉいっ!!」


音声〔わわわ、分かりましたよぉ。父さん、苦しいですぅぅ(汗)。〕


父親の威厳にも関わることなので、にじり寄って、ちょっとキツめに肩を揺さぶってしまった。いや、これはもっと揺さぶるべきでしょっ!?

弟たちも見ているのだし、ねっ?


『ちょっと、兄さん?Oオー太郎ちゃんが可哀想よっ。』


「は?」


いや、待って?乙女ちゃんはなにを言ってるの?


Oオーちゃん、大丈夫ぅ?』


橘花たちばなくんまでぇ〜!?なんで俺が悪者になってんのぉ??


いや、これって家族としてO1 (オーヴァン)が受け入れられているって事っで、良いことではある気もするぅ?

だけども、俺の立場はどうなんのさぁ(怒)。


『兄ちゃん、頑張るモギュ!』


「ユキヲぉ(涙)。」


で、クロちゃん弟と菅原すがわらくん、麻黄まおちゃんは苦笑いで見てるだけだし、あやっちは呆れた表情。

あやっちのは、多分、父であるO1 (オーヴァン)に呆れていると思われるけども…。


◇ ◇ ◇


人造兵ゴーレム仕様のバスに乗車し、自動運転に揺られながら車窓から空を見る。


あ、でも空って記録石タブラ・スマラグティーナの天井なんで偽物だけどね?

火の精なヴァイオッレットくんが太陽代わりだから、ほんわかな暖かさが空中庭園を満たしているのだ。のどかだなぁ…。


そうそう。昨日、次期女王蟻の百葉ももはと契約して、俺の眷属が70体に到達した。

俺の召喚系インウォーカティオ術式に何か追加されるかと思ったのだが…いや、どういう事?「準備中」とか意味が分からない(汗)。


ポケットから出した小型「電子情報枠ウィンドゥ表示」で再確認だ。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


所有者《田崎 蓮人 》

召喚系インウォーカティオ術式専用・小型「電子情報枠ウィンドゥ表示」


MENU〈竜脈使いVr〉


○契約

○契約破棄

○召喚

○送還

○契約鑑定

○眷属召喚

○眷属送還

○眷属探知

○眷属鑑定

○竜脈の盾

○竜脈結晶化

○次元結晶化

○万能鑑定

○化石解放

○信仰昇華

○準備中(NEW)


魔力値 2888/2888


◎緊急通信〈眷属選択〉


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


唖然としたよね?責任者出せっ!と言いたいところだ(怒)。


システムが追いついていないのか?なんだかホント、ゲームみたいな設定にドン引きである(?)。これ、現実か??


これは八幡はちまん様を追及すれば良いのだろうか?


副音声【次の停車場所は…超大型転移扉ウィンドゥミル前、超大型転移扉ウィンドゥミル前でございます。』


おっと。もう目的地に到着である。《B01》のアナウンスだ。


考え事をしていたら、あっという間だ(汗)。

弟たちは停車ベルの争奪戦を開始してるけども(笑)。


着いた先は…位置的には競技場とヴィゾフニルランドの中間地点。

スポーツジムとコンビニ「GGG(スリーG)マート」が並ぶ中央区画だな。

建設ラッシュの途中で、オフィスビルやレンタカー店舗は未完成である。

勿論、芍薬しゃくやくの大型病院や、学校もこの区画に建設する予定ではある。


副音声〔へ〜。思ってたより、デカいんだね?〕


「ああ。扉っていうより…何だろ、これ?輪っかのモニュメント?」


あやっちも驚きの、超巨大モニュメントが建造されていた。

道路を挟んでGGG(スリーG)マートの正面側だ。聞けば、昨夜のうちから組み立てに従事していたらしい…妖怪仙人のBMベムたちがさぁ。


「お〜い。BMベム、ご苦労さん!」


『ボフッ!』


BMベムだけじゃなくて、BLベラBPべプさんも揃ってるな。


彼らは見た目がファンシーなぬいぐるみだけど、かなりの力持ちである。

我が家で一番の力持ちは白ねこ島のアドムだと思うけど、それに負けず劣らずだろう?何より真面目だし心強いし(?)、G3 (ジザ)さんには勿体無い配下である(え)。


『あんちゃん、俺もいるんだぞ!夜中から働き詰めなんだぞっ!!』


設計図を手に握った紫色のタヌキ…なんか久しぶり(?)なBRベロが飛び出してきた。構って欲しいようだ(え)?


寡黙なBMベムBLベラは、黙々と機材を運んでいるけど、コイツはちゃんと仕事してたのかぁ?大いに疑問である。


『…あれっ!?ユキヲが増えてるぞっ(驚)!?』


驚くBRベロ

俺の頭の上のユキヲと、あやっちの頭の上のクロスラを見比べている(笑)。


副音声〔この子はクロスラって言うんだ。仲良くしてね?〕


あやっちの紹介を受けて、クロスラは黒スライムモードに戻った。あやっちの頭の上でピョン!と飛び跳ねる。

挨拶をしているようだ?


『スライムになったんだぞっ!?スゲぇぇ!俺も欲しいんだぞ、あんちゃん!!』


「いや、そう言われてもなぁ…。」


そもそも、あやっちは白ねこ島の侍従であるからに、そのリーダーでもあるから、立場的に補佐型のENTJ型ゴーレムを作ったのだ。


そして、超能力少年なあやっちには、3つのしもべが必要不可欠なのである(え)。

無論、第2、第3のしもべも制作予定なのである。もはや確定事項なのである(?)。


あと、そう考えるとアドムをどうしようかなぁ?と思うんだよね。

鉄腕なアドムにも補佐型のENTJ型ゴーレムが必要…か?


『ねぇ、BMベム〜。ちゃんと指示を出して欲しいんだな〜も〜?』


BPべプさん、そのパーツは違うんだぞっ!305番のパーツだぞ!』


ああ、黄色いクマさんなBPべプさんとコンビを組まされているわけかぁ(笑)。この2人は良いコンビだからなぁ。二人一組で一人前な?


まあ、昔は?ハッピーや金さんと組んで暴走ばかりしていたBRベロだけど、まだ落ち着いてはいないけど(?)、仕事に責任感が芽生えたようでね。

一生懸命に与えられた仕事を頑張っている。それで相対的に暴走が抑えられているようだ(笑)。空回りも多いけどねっ!


音声《何じゃ、来るのが早いのぅ?もうすぐ完成じゃがなぁ…。》


『コラ、じじい。調整は終わったのかだぞっ!?』


音声《じじい言うな(怒)。儂の方はとっくに終わっとるわい!》


配下というか、これは孫と祖父みたいな掛け合いである。

G3 (ジザ)さんの方は、モニュメントの右端に設置された台座の方で、何やら作業をしていたようだ。


音声《ホチョさんから採取した「瑠璃鳥の羽根」を100枚ぶっ込み、擬似 時空系ユビキタス術式の「時空転移」機能を付与した超大型転移ゲート…その名も「超大型転移扉ウィンドゥミル」じゃ!!》


ババ〜ン♪ってな感じで、G3 (ジザ)さんがお披露目をする。


でもね、この場にいるの、あやっちと俺だけなんだよねぇ…(え)。

だって、弟たちはコンビニ「GGG(スリーG)マート」でソフトクリームを買い食いに行っちゃってるし(汗)。店内で作るアレ、美味いんだよねぇ〜。 


「あ…俺もジャ◯プ買ってこなきゃ…。」


音声《待て、待てぃぃいい(怒)!!》


な、何だよっ?ユキヲも驚いてんじゃんかぁ!


音声《儂の最高傑作じゃぞっ!?今すぐ、鑑定でも何でもせんかいっ!?》


「えぇ?無理矢理だなぁ…。」


いや、作れと言ったのは俺だけど(汗)。

だけど、鑑定を強要されたのって初めてじゃね?別に良いけど(え)。


『老害の承認欲求とか、害悪以外の何物でもないんだぞ、じじい?』


音声《うっさい。黙るのじゃ、クソガキめっ!》


うわぁぁ。これは酷いなぁ(汗)。


BRベロの口が悪いけど、それはそれで理由がある。

これはG3 (ジザ)さんにも一端あって、彼の「呪術」のせいでBRベロはご飯が食べれない状況が続いているのだ(?)。


まあ、それはそれ。一応、万能鑑定しておこっか。騒がしいけど?


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


〈万能鑑定〉


超大型転移扉ウィンドゥミル

種族〈神級・機械種〉

階級〈擬似 時空転移ゲート〉


カテゴリー〈5.0+〉

無属性ウーデニア

電子属性エレクトロン

刻属性テンプス


固有能力パーソナルスキル

時空転移指定〈座標〉

集団時空転移〈瑠璃光〉

利用許諾権限〈付与〉

違法接触禁止〈拒否〉


能力スキル

精密機器 瑠璃 転移 移動 安全 保護 拒否   


称号

田崎家謹製「超大型転移ゲート」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ほほう。この輪っかのようなモニュメント…全高横幅5メートルはあるけど、なかなかの性能のようだな。

まあ、G3 (ジザ)さんが自信満々なのも納得だなぁ(笑)。


副音声〔これ、本当に安全なの?〕


「うっ…。」


あやっち、真剣?な顔でそんな事、俺たちの背後で紫色のタヌキとマッドな御老人が言い争いをしている最中にさぁ…逆に冷静だねぇ(汗)。


そして、あやっちがそんな事を言うもんだから、急に不安になってきたんだけどっ!?G3 (ジザ)さん曰く、安全だとは言ってたけどさっ?


と、そんな思わず躊躇せざるを得ない状況で、あっ!?3つの黒い影が突然、俺の前に現れた。

君たち、何でこの場所に??


『ミャ。』『ニャ。』『フニャ。』


それは我が家の猫ちゃん達…シーちゃん、ミミちゃん、ルル君ではあるまいかっ?

っていうか、白猫のシーちゃんがこんな所まで来るのは珍しいなぁ。

普段、1階の仏壇の上から動かないのにさぁ?どうしちゃったのさぁ??


「シーちゃん達、いきなりどうしたのっ?」


『ミャ〜。』


ふむふむ、要約すると『ミチは連れて来れなかったけど、アタシ達が安全確認するわよっ。』って、えぇ??何言ってるのさ(汗)。


「いやいや、待ってぇ?なんでいきなり、そんな事を言い出すのぉ??」


安全確認って、一体、何をする気なのさ!?


『ミャ!』『ニャ!』『フニャ!!』


シーちゃんの号令の元、すごいコンビネーションじゃないっですかっ!?

あの我が家の招き猫であるミミちゃんまでも、シュッ!と動いて、右端の台座に飛びつき、ピピッと入力画面を突ついているしっ!?


「えっ、それ何やってんのぉ、ミミちゃ〜〜ん(驚)!?」


俺は慌ててミミちゃんを止めようとする。

そもそも、今のミミちゃんは課金ガチャ卵の温めで忙しい筈なのに、ニッコニコの笑顔でピピッピピッ!とやってる。おい、器用だなぁ(え)。


『フニャフニャ〜。』


「うわっ!?ちょ、ルル君、止めないでぇ〜(汗)。」


俺の天使猫なルル君までも、俺の背中にしがみ付いて、行かせまいと羽根をパタパタと動かしている。

おおぅ、思いの外、力がありますねぇ。さすが男の子ですねぇ(え)。


で、それはそれで可愛い仕草でホンワカしますけど(え)、もっと味わっていたいけど、そんな場合じゃないよっ!?だって、超大型転移扉ウィンドゥミルがピカピカと輝き出しちゃったし(驚)!!


音声《…何じゃ、なんで勝手に起動しておるんじゃぁ?》


こら、じじい。今頃、気付きやがった!!いつまでBRベロと口喧嘩やってんだぁ(怒)。


「G3 (ジザ)さん、BRベロでもいい、誰か止めてくれぇぇ〜〜!!」


『あんちゃん、何ごとなんだぞっ!?』


だがしかし、もはや「超大型転移扉ウィンドゥミル」の輪っか状モニュメントの内部は、まるで鏡のように光を反射し、稼働を開始したと思われ…。


『ミャ〜!!』


「シ〜〜ちゃ〜〜んっ!?」


うぉい!?シーちゃんがピョ〜ん!と飛び込んじゃったよぉ!超大型転移扉ウィンドゥミルの中にっ!!


安全を確認するって、そんな馬鹿なぁぁ!人体実験かよっ(汗)。


そんな事して、シーちゃんの身に何かあった日にゃ、もう俺が立ち直れんでしょがぁ(怒)。ああ、どうしよ?動悸と息切れがぁ…ヒィヒィ(苦)。


副音声〔僕が行くよ。僕は霊子の人形クローラーだから、何があっても平気だし、10分経っても戻って来なかったら…諦めてね。〕


「えぇぇ。いや、あやっち、まさかぁ!?」


シーちゃんを追いかけて、あやっちまでもが超大型転移扉ウィンドゥミルの中に…しかも淡々と。輪っかに手を掛けて…。


「いや、ちょっとルル君、は〜な〜し〜てぇぇ!!」


あやっちまで行ってしまう(汗)。


あやっちを止めなければっ!!でも、ルル君が邪魔をする(困)。

えぇぇい、こうなったらぁ…と思ったけど、その前にシーちゃんが戻ってきた(え)!?

顔だけ鏡面からムニュっと出して言うわけですよ…。


『ミャ〜ミャ〜?』


要約すると『全然、大丈夫みたいよ?ちゃんと浮島につながってるわね〜?』じゃないよぉ(怒)。何やってんのさぁ!?


「…シーちゃん、ちょっと良いかなぁ(怒)?」


で、俺はシーちゃんを正座?させての、懇々(こんこん)と説教してやりましたがなっ。


どうしてこういう経緯になったのか、さっぱり分からないけども、もう二度とこんな危険な事をさせるわけには行かないのである(断言)。

心を鬼に…すると、また鬼騒動?に発展するので、ちょっとセーブしつつ、ちゃんと怒るべきでしょがっ。   


「ミミちゃんとルル君も、自分は関係ないって顔をしないっ(怒)!!」


『ニャ〜(汗)。』『フニャ(汗)。』


ミミちゃん、ルル君も説教の席に同席させる。

全く、この子たちときた日にゃぁ。


「いいですかっ。金輪際、こんな事をしたら駄目ですっ。絶対、許しませんからねっ!本気だよっ!!」


どうでしょう?反省したのだろうか?

主犯格のシーちゃん、黙って説教を聞いてるけど、すまし顔なんだよねぇ〜。

絶対、効果ないよ、コレ。この子は俺の母親目線だから(?)、無駄な気がするぅ…。


音声《それぐらいで許してやったらどうじゃ?主の身を心配してやった事じゃ…何せ、この子らだけが…分かる気もするのう。》


「はぁぁ?」


って言うか、分かるって何だ?…ん?なんか心がモヤモヤするなぁ(?)。

しかし、G3 (ジザ)さんのいう通り、さすがにこれ以上はね…。


シーちゃんはまだしも、ミミちゃんとルル君は瞳をウルウルさせて俺を見ているしぃ(涙)。

でも俺だって、こんなことは言いたくないんだよぉ〜。


「ごめんねぇ〜、ミミちゃん。ルルく〜ん(涙)。」


『ニャ(涙)。』『フニャ(涙)。』


ああ、でも思われているってことは幸せだぁ。

ミミちゃんとルル君を抱き寄せ、ついでにユキヲも入れてっと…ワシャワシャしてたら、弟たちが集まって来たんで説教タイム(?)の終了である。

何事か?って顔で見てるし(笑)。


「えっと、あと…あやっち。僕なら何があっても平気とか、戻って来なかったらとか、駄目だよ。いや、マジでっ。」


あやっち、俺の孫認定なのに、あんな事を言われたらさぁ。

だって、霊子の人形クローラーであろうとなかろうと、あやっちは、あやっちなんだよ。たった一人のあやっちなんだから(涙)。


副音声〔…ごめんなさい。〕


「いや、分かってくれれば良いのさぁ…。」


あやっちには強く言えない俺がいる(?)…何でかな?

そんな気持ちのまま…その2へ続くのだった。


◆ ◆ ◆


田崎 蓮人

種族〈秘匿菩薩(蓮乃人)〉

階級〈大権現〉

所属国〈田崎家竜脈の地〉


カテゴリー〈103.2+〉


戦闘力 1921+20

防御力 1839+20

生命力 1865+20

回避値 1718+20

知能値 735+10

器用値 25

魔力値 2918+30


無属性ウーデニア1791+20

地属性(テラ1823+20


固有能力パーソナルスキル

竜脈適正「最高位+」

幸運の加護

雷霆の守護

世界卵の選別

蓬莱の恩恵

王桃の系譜

全能神の祝福

異世界言語LV2

宝物庫〈Ω〉

聖者の贈物ギフト

麒麟の安寧


能力スキル

打撃 調理 計算 博識 精密操作 努力 竜脈 再生 霊子

統治 隠密 命名 返還 猫愛 権現 免疫 鑑定 言語 鬼

天眼


召喚系インウォーカティオ術式

契約

契約破棄

契約鑑定

召喚

送還

眷属召喚

眷属送還

眷属探知

眷属鑑定

竜脈の盾

竜脈結晶化

次元結晶化

万能鑑定

化石解放

信仰昇華

準備中


眷属ファミリア

E5(エコ)さん

DS (ディス)さん

4R (シリュウ)

G3(ジザ)さん

2L (トゥエル)

O1 (オーヴァン)


契約

ルル君

金さん

チョメ君

ミミちゃん

シーちゃん

ミチ

花子さん

タロさん

ロンちゃん

クロちゃん

ハナちゃん

ハッピー

シマ

カア君(若彦)

乙女ちゃん

ユズリハ(野良ネズミさん)

紅葉

菅原すがわらくん

橘花たちばなくん

リコピン

JOLジョリュ

葉蘭はらん

水引みずひき

葛葉かずらは

さかき

千歳ちとせ

鳳来ほうらい

八手やつで

蒼原あおばら

不知火しらぬい

漁火いさりび

八重波やえなみ

白波しらなみ

鳴海なるみ

夕潮ゆうしお

芍薬しゃくやく

水楢みずなら

かしわ

なぎ

あかね

白妙しろたえ

牡丹ぼたん

鬼蕗おにぶき

BMベム

BLベラ

ユナイゼス

キュライアー

ビビアンナーシェ

イシヒメ

麻黄まおう

ココちゃん

リリ君

亜弥あや

葦原あしはら

ロッキー

ユッキーナ

BRベロ

ユキヲ

BPベプ

キャロ

カロテン

ナスニン

號竜

アドム

トリントン

ハッチ

白熊はぐま

百葉ももは


称号

竜脈使い

蓮乃人社の祭神


装備

魔弾・オレイカルコス〈魔銃〉

属性:中炭素鋼カーボンスティール改LV220〈秘跡武具サクラメント級〉

付与効果:神の遊具〈風属性エア

月光核〈新月〉増幅20%

耐久値強化〈合金マテリアル

自我+

耐久値:400+α


小型「電子情報枠ウィンドゥ

種族〈電脳媒体〉

階級〈生命樹セフィロト分体〉

属性:電子属性エレクトロン20

カテゴリー〈2.5+〉

耐久値:500


野外キャンプ推奨シャツ〈服〉(NEW)

属性:リネンLV20〈通常ノーマル級〉

付与効果:一人はみんなの為+

みんなは1人の為+

耐久値:40


ジーンズ〈服〉

属性:厚地織布デニムLV18〈通常ノーマル級〉

付与効果:物理抵抗

耐久強化

耐久値:60+α


◆ ◆ ◆

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