第307話「竜脈結晶オークション報告その1・我が家の家具の精霊化が止まらない」
我が家転生…「我は無限の竜脈使い?」…が眷属育成計画中なのですw
第307話「竜脈結晶オークション報告その1・我が家の家具の精霊化が止まらない」
竜脈生活172日目。
昨日はすったもんだあったものの、ちゃんとお風呂に入れたことは報告しておこう(え)。
チョメ君とユキヲと共に湯船を堪能しつつ、窓から見える景色はなぜか?今まで通りの青い竜脈の空ってどう言う事?
この精霊の聖域ってのも良く分からない仕様である。
だが、お陰様で2階は安定した模様。
2階から漏れ出していた何か?も収束し、階段室はいつもの賑わいを取り戻している(?)。
『アイっ!アイっっ!』
「いや、何言ってるか分からんし?」
昨日、ダイヤモンド泥棒の片棒を担いだミニチュア美少女の千寿姫だが、何やら朝からアピールをしている。
だが生憎、俺はまだ許していませんよ(え)。
キュラさんにビシバシしごかれれば良いのさぁ。
『ガガガ…蓮人様。おはようございます…ガガガ』
「ああ、おはよう、ニャル。」
階段室を巡視する者。
『お兄ちゃ〜ん。おはよぉ〜〜う!!』
『おはようございますっ。』
「おうっ!朝からかわいい弟たちよ!おはよう。」
屋上に向う弟たち。橘花くんと麻黄ちゃんを見送る。
本日も我が家は平常運転である…(?)と、思ったんだけど、なんか違和感があるな。
何でしょ?まだ使うには早い扇風機とか階段室に出したままになってんだけど、それがピクピク動いているような?
『動いてるモギュ。』
「あ、やっぱり?」
自分の目は当てにならないけども、ユキヲが言うなら間違いはない(え)。
ちなみに、ユキヲは今日も俺と一心同体である(?)。
「っていうと、これは付喪神化してるくさいなぁ?」
まあ、それは今に始まったことじゃない。
何故か、地下室から始まった家具そのた諸々の付喪神化が階段室にまで…?
もはや、原理とか理屈とかあってないようなもので?
それでも、これって2階の精霊の聖域化と何か関係があるのだろうか?と勘繰ってしまう俺がいる。
とりあえず、2階はスルー。触らぬ神に祟りなし。
これもいつも通りだな(え)。
で、朝から1階に降りて来たんだけど、そこで問題が発覚した。
『あ、兄上。ちょっと困った事になっています。』
そんな真面目な顔で菅原くんに言われたら、こっちも困ってしまいますが、何が?
「え?どうしたの?」
『それがですね、1階の家具がほぼ全て、付喪神化しています…。』
な、何だっててぇぇ!?
「…いや、別に良いんじゃね?」
そもそも、そういう菅原くん自体が、元はテレビだったわけだし?
『良いんですかぁ!?』
そんなに驚かなくても?
家具が付喪神になる最大のデメリットって、家具そのものが無くなる可能性があるってこと(え)。
だがしかし、我が家は既にネット通販可能なのですよ?
無くなったら補充すれば良いのじゃないのさぁ??
「って言うか、そんな予想はしてたけどね?」
だって、ちらほら、そういう傾向はあったんだよね?
一部、掃除機とか電子レンジとか宴会に参加してたし(?)。
『まあ、兄上がそういうなら良いですけども…。』
残念そうに呟く菅原くんは俺に何を期待していたのやら?
かわいい弟の一人である菅原くんの為に、大袈裟に驚いてあげても良かったけどね?でも、俺は低血圧なので、朝は弱いのよ(え)。
1階の居間を見渡すと、まあ、ほぼタンスとか本棚とか色々あるけど、どれもピクピクしてる。
これが全部、付喪神化したなら、妖怪グループは一気に勢力UPしそうだ(汗)。紅葉のやつ、大丈夫だろうか(え)?
『あ、でも2階から上の家具はほぼ精霊化してますけど…。』
ん?
「…はぁいいぃぃぃいいい(驚)!?」
『うわ。ビックリしたモギュ。』
ビックリした俺にビックリする頭の上のユキヲの図。
いや、だけど本気で驚いた。
根本的に、今更だけども付喪神化と精霊化の違いって何さ?
何がどう違うのよ?
「ど、どういう事ぉ!?」
『クロ兄上は地下室に調査に行っていますが、2階は乙女姉上がそう言っていましたので…。』
こりゃ、想定外の事態。
これは乙女ちゃんと言うよりも、E5(エコ)さんを問い詰めた方が早い気がするぅ〜(え)。
「こうしちゃおられん!!菅原くんも一緒に来てくれ!!」
『えっ!?僕もですかっ!?』
そらそうですよ、あなたぁ!!精霊化とか言うなら、ある意味、菅原君も当事者です(断言)。
菅原くんの種族は「雷電の天部」 で階級は「雷天」。
妖怪というより、精霊寄りの存在なのです…元は電霊だったし。
「兄がこんだけ頼んでいるのにっ(涙)。」
『わ、分かりました…よぉ。』
渋々って顔だけど、俺も菅原くんも、女の園である2階に踏み込むのは、何となく躊躇しちゃうんだよねぇ(汗)。
観葉植物だった彼女たちは、その習性か?夜は早々に寝ちゃうので、俺はお風呂の際には安心して侵入できるんだけど。
「さあ、行こう!!」
何かあったら、菅原くんを矢面に立たせる所存。
兄を守るのは弟の役目だ(え)。
『お、押さないで下さい、兄上ぇ(汗)。』
善は急げである!!俺は兄弟のスキンシップよろしく、菅原くんんの背中をぐぐぐ〜って押し付ける。これアレだ、電車ゴッコである。
しかし、こんな時ぐらいしか、菅原くんとイチャイチャできんし、彼は女郎蜘蛛な白妙と内緒でお付き合い?をしているシャイな性格であるからに(え)。和風美少年でシャイとか希少価値が爆上がり。
電車ゴッコのまま、俺たちは階段室に戻る。
そんな後ろ姿を仏壇の上に座したままのシーちゃんが何か言いたげに見詰めてたけど、知らんがなぁ(え)。
ああ、今が幸せだなぁと思う俺である(?)。
で、2階の前に到着である。
ふと思ったのだが、2階の階段に置いてある扇風機だけども…じゃあ、これって付喪神じゃなくて精霊か?
「…ちょこっと、万能鑑定してみるかな。」
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〈万能鑑定〉
扇風機の精霊
種族〈風霊族種〉
階級〈小風霊〉
カテゴリー〈0.5+〉
風属性
固有能力
精霊核〈田崎家の血脈〉
蓮乃人社の祝福
能力
飛行 冷風 精霊 純真
称号
田崎家の扇風機
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「た、確かにぃ…。」
この扇風機、付喪神じゃなくて精霊だった(汗)。しかも風属性の精霊とか…。
『兄上、ちょっとドキドキします…。』
実は、2階が聖域化して初めての入室となる菅原くんである。
俺は昨日に続いて2度目だからね!案内は任せて欲しい(え)。ドキドキしている菅原くんもイカすぜ!?
「大丈夫、大丈夫!!驚かないように言っておくと、まず入って長〜い精霊の回廊があるからね?」
さあ、お入りよ!!とばかりに、俺は扉を開け放つ!
あと、裏の案内係としてチョメ君を呼び出そうかな?正直、あの油絵のような木立の林を案内する自信が無いので(?)。
『…兄上。』
「どうだい、精霊の光がキラキラして眩しいでしょ!?」
精霊の聖域となった事で、この回廊では精霊の卵というべき光が生まれ続けているのだ……が??
アレェ?
ちょっと待って?扉を開けた先は、なぜかこれ、木立を抜けた先にあった神殿の内部じゃない??
「…おや?どういうこと?」
そらまあ、確かにこちらの方が都合が良いって言えば良いけどさぁ?
あんな林を抜けるのは気が滅入るし(?)。
『兄上、コテージの廊下みたいですね?』
「そうねぇ。で、廊下の左右にあるドアは、お風呂と居間とかに繋がっているよ?」
ちょうど良いので、いくつか覗いてみよう。
2階の家具が精霊化しているとか、特に支障は無いと思うけどね?
「菅原くん、こっち…む??」
振り返って菅原くんを呼んでみたら、何やら菅原くんはキラキラな光に取り囲まれているではないか!?
どうした事か!?しかも、その多くは金色のキラキラだ。でも赤とか青とか他の色も万遍なく揃ってるな。
「うわ、眩しい(汗)。」
『…兄上、この子たちは、僕が来て喜んでいるみたいです?』
う〜ん?確かに、精霊光が嬉しそうに輝いている…のか?
まあ、2階を占拠しているのって、E5(エコ)さんを初めとする樹霊達だからなぁ。
そんな中、ちょっと変わり種?の菅原くんの登場で、木属性以外の精霊光が喜ぶのも当然か?確かに緑色のキラキラは無いし、金色のキラキラは雷属性っぽい?
「まさか、木属性だけが優遇されてるのと違うだろな?そんなん、俺は許しませんからぁ(怒)。」
『兄上、乙女姉上に聞かれたら困りますよ(汗)。』
知らんがなぁ(怒)。
そういう差別は許しませんよ。我が家で生まれたならば、それはもう我が家の家族。皆、共存です(断言)!!
副音声{SISUTEMU了承…今後、精霊の聖域に於いて、属性による差異を生じぬ位置付けを提示いたします。…推奨、現在の精霊数22体。規定値に到達、〈聖泉〉の生成が可能となりました。}
うをッ!?
『E5 (エコ)さんモギュ!?』
いや、違うぞ、ユキヲよ。
確かに俺も驚いたが、その声はE 5 (エコ)さんに似てはいるものの、ちょっと違う。
見れば、そこに浮いているのは…正四面体のダイヤモンドである、あの「聖域核」であった!?
「…え?お前、喋れたの??」
副音声{私は聖域SISUTEMU 〈Chesed〉を管理する〈田崎家固有種・聖域核正四面体結晶〉です。今後ともよろしお願いいたします。}
なるほど…実質的に、この精霊の聖域を管理してるのは、この聖域核ってわけだな?
しかし、見逃せない台詞があったのだが…現在の精霊数が22体とかぁ?
「精霊数が22体とか言ったけど、このキラキラの光は含まれてないってことか?」
副音声{精霊光は精霊としての自我と存在が確立されていません。精霊一覧をご確認しますか?}
おぅ。これはご丁寧にありがとうございます(え)。
E5(エコ)さんとえらい違いだ(?)。
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聖域SISUTEMU 〈Chesed〉
田崎家所属 精霊一覧
・E5 (エコ)
・乙女ちゃん
・橘花くん
・菅原くん
・チョメ君
・葛葉
・鳳来
・千歳
・八手
・榊
・芍薬
・カロテン
・ナスニン
・千寿姫
・JOL
・掃除機の精霊
・扇風機の精霊
・電子レンジの精霊
・お風呂の精霊
・冷蔵庫の精霊
・テレビの精霊
・DVDデッキの精霊
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ほ〜う。なるほどなるほど?
表示された電子情報枠もE5 (エコ)さんと同タイプである。
「でも、ユキヲが入ってない??」
『入ってないモギュ?』
ユキヲは中雪豹である。列記とした「雪精霊・固有種」である。
副音声{他の聖域に於いて誕生した精霊は、精霊にCAUNTOされません。}
う〜。確かに、そらそうか?そんな事を言ったら、雪玉族までカウントされちゃうもんなぁ?
あっという間に100オーバーだもんね?
でも電子情報枠表示を見て気付いたんだが、DVDデッキって、3階の俺の部屋にしか置いてないけども、それが精霊化してカウントされてるってことか?
「菅原くん、3階のDVDデッキが精霊化してたの知ってた?」
『え…まあ、何となくですけども?』
歯切れが悪い。でもあのDVDデッキ、菅原くんがテレビ時代?から接続してあったアレだ。言わば、菅原くんの兄弟みたいなもんじゃないの?
そして、今は元々あったテレビの代わりに、2階に置いてあった予備のテレビを置いてあるわけで…。
「DVDデッキの電霊だったら、菅原くんの兄弟ってことでしょ??」
『いや、兄上。僕たち精霊って、そういう関係じゃ無いですし…あくまで同胞であって、兄弟という概念はないので(汗)。』
困った顔の菅原くん。そして衝撃の事実に俺は震えた(え)。
だって、俺たちは今、兄弟なのだから!そんな弟の菅原くんがそんな事を言うもんだから、俺はもう不憫で不憫で仕方ないのでしょがぁ!?
「菅原くん!!お前は俺の弟だよぉぉぉ。絶対に離さないからねぇぇぇ(涙)!!」
『うわぁ!?兄上ぇ、苦しいですぅ。』
ギュって離さない。むしろ、このまま時よ止まれ(え)。その2へ続く。
◆ ◆ ◆
田崎 蓮人
種族〈秘匿菩薩(蓮乃人)〉
階級〈大権現〉
所属国〈田崎家竜脈の地〉
カテゴリー〈100.2+〉
戦闘力 1861+20
防御力 1779+20
生命力 1805+20
回避値 1658+20
知能値 695+10
器用値 25
魔力値 2828+30
無属性1731+20
地属性1763+20
固有能力
竜脈適正「最高位+」
幸運の加護
雷霆の守護
世界卵の選別
蓬莱の恩恵
王桃の系譜
全能神の祝福
異世界言語LV2
宝物庫〈Ω〉
聖者の贈物
麒麟の安寧
能力
打撃 調理 計算 博識 精密操作 努力 竜脈 再生 霊子
統治 隠密 命名 返還 猫愛 権現 免疫 鑑定 言語 鬼
天眼
召喚系術式
契約
契約破棄
契約鑑定
召喚
送還
眷属召喚
眷属送還
眷属探知
眷属鑑定
竜脈の盾
竜脈結晶化
次元結晶化
万能鑑定
化石解放
信仰昇華
眷属
E5(エコ)さん
DS (ディス)さん
4R (シリュウ)
G3(ジザ)さん
2L (トゥエル)
O1 (オーヴァン)
契約
ルル君
金さん
チョメ君
ミミちゃん
シーちゃん
ミチ
花子さん
タロさん
ロンちゃん
クロちゃん
ハナちゃん
ハッピー
シマ
カア君(若彦)
乙女ちゃん
ユズリハ(野良ネズミさん)
紅葉
菅原くん
橘花くん
リコピン
JOL
葉蘭
水引
葛葉
榊
千歳
鳳来
八手
蒼原
不知火
漁火
八重波
白波
鳴海
夕潮
芍薬
水楢
柏
梛
茜
白妙
牡丹
鬼蕗
BM
BL
ユナイゼス
キュライアー
ビビアンナーシェ
イシヒメ
麻黄
ココちゃん
リリ君
亜弥
葦原
ロッキー
ユッキーナ
BR
ユキヲ
BP
キャロ
カロテン
ナスニン
號竜
アドム
トリントン
ハッチ
称号
竜脈使い
蓮乃人社の祭神
装備
魔弾・オレイカルコス〈魔銃〉
属性:中炭素鋼改LV220〈秘跡武具級〉
付与効果:神の遊具〈風属性〉
月光核〈新月〉増幅20%
耐久値強化〈合金〉
自我(NEW)
耐久値:400+α
小型「電子情報枠」
種族〈電脳媒体〉
階級〈生命樹分体〉
属性:電子属性20
カテゴリー〈2.5+〉
耐久値:500
白地の長袖シャツ〈服〉(NEW)
属性:化学繊維LV25〈通常級〉
付与効果:品性方正〈微〉
保温効果
物理抵抗
耐久値:30
ジーンズ〈服〉
属性:厚地織布LV18〈通常級〉
付与効果:物理抵抗
耐久強化
耐久値:60+α
◆ ◆ ◆