表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

30/487

第30話「タコ焼き。他人に優しく自分に優しく」

我が家転生…「我は無限の竜脈使い?」…が眷属育成計画中なのですw


第30話「タコ焼き。他人に優しく自分に優しく」


タコ焼きを食べたい。そんな気分。


冷蔵庫から取り出したるはタコの足2本。それをがむしゃらに切り刻む。

ちょっと大きめに残したタコ足の先と、ちょっと小さめ残したタコ足の先は未使用。

ボォルに水道水を入れてさらしておく。

ちなみに、元よりタコの頭部は冷蔵庫内に無い。


無論、これは実験検証の為だ。


普通に考えたら、元は1匹のタコ足である。

大きさの違いもあるが、これが2匹に分裂した日には、魂と言うかソレはどうなってんの?という問題が生じる。


となれば、復活した黒柴タロさんの魂(?)も怪しい。

そんな重要な検証。決して面白半分で行うわけではない。決してない。いやマジで。



_________________________________


(*´ω`*)本当ですかあ?


_________________________________



うるさい(怒)


サザエとハマグリに関しては、明らかに大元より増量したが、アレはあくまで食材なのでノーカウントだ。食材に魂は無い。


タコの準備が整ったので、昨日と同様に俺は補充された白米を一合、水で研ぎ始める。

やっぱり日本人は白米だよね。白米は何でも合う。最悪、醤油をかけても食べれる。それは貧困生活すぎるがな。


研ぎ終わった白米を炊飯器にセットしてタイマーON。


お次はタコ焼き機を引っ張り出して、居間のテーブルに配置。



「シーちゃん、危ないから近付いちゃダメだからね。熱いからね。火傷しちゃうからね。」



仏壇の上から白猫シーちゃんは俺を見下ろしている。

仔猫じゃあるまいし、そんな事をアタシがするわけないじゃない!そんな声が聞こえた気がした。気のせいです。


ところで、帝釈天様の一件以来、仏壇のガタガタはピタリと止まり、位牌が倒れてることも無くなった。つまりはそう言う事だ。



「南無南無〜。帝釈天様、どうかE5(エコ)さんのバージョンアップをお願いします。速やかに電脳世界通販JYUKAIと地球アース電脳閲覧「覗」のダウンロード機能の搭載と、銀行ATM機能の実装とミニストック配達窓口の設置をお願いします。あとできたら運動不足解消に庭とか作れる箱庭的な?敷地拡張的な?そんな我が家改修キットみたいのも期待します。山も欲しいな。山に珍しい果樹を植林したい。あと海ね!海水浴したい。あっ、その前に太陽をくれ。擬似太陽的なやつ。」



_________________________________


Σ(゜д゜lll)注文が多過ぎっ!?


_________________________________



願うのは自由だろ。ヴァースキちゃんがあと30回(増)土下座すればいい。


仏壇に線香を灯して、俺はチーンとする。



現実に戻って、俺はタコ焼きの元を作り始める。合わせるのは小麦粉と卵、そして隠し味のだしの素、ゴマ油。水を適量加えて混ぜ合わす。コネコネ。


使用品の記載、メモ機能への記載は、もはやE5(エコ)さんに自動登録をさせている。

正直、めんどい。


時刻は既に午後18:30。


野菜サラダも作ってみた。シーザーサラダが好きだ。解凍したエビとイカとハマグリもたっぷり使用している。サザエは硬いからやめた。そのうち、ここにタコも加わる予定



タコ焼き機に油を敷き、タコ焼きのタネを注ぐ。

良い香りが漂ってきた。そして忍び寄る影。


『ハッハッハッ。』


「タロさん、ハウスっ!!!」


『ガフっ!』


いつの間にか背後に黒いモヤモヤ、タロさんが忍び寄っていた。危ない危ない。


ハウスに戻った黒柴タロさんを確認し、俺はタコを投入していく。

入れて、混ぜて、ひっくり返して、また回す。我が家は竹串を使用。



「上手に焼けたったーーー。」


完成したタコ焼きを、俺はそのまま口に頬張る。1口目からソースなど邪道だ。

外はカリっと中はトロり。そしてタコの弾力。

申し分なし!!

タロさんの視線無視!!


皿に取り分け、1つはカツオ節を振りかける。

もう1つはソースをかける。なんと一度で二度美味しい仕様です。



ガリガリッ…ガリガリッ…



「コラっ!タロさん、うるさい!!」



扉は開いてるのに、俺の注意を引きたくてガリガリやってるな。



だが、何故にタロさんの頭の上に灰色の弾丸…野良ネズミさんがいるんですか?

手を合わせてお願いされても…ううう…可愛くて死にそう。

って言うか、黒いモヤモヤ透き通って触れなかったはずなのに?なんで頭の上にチョコンと座れるの?



『チュ。』



俺を見つめる四つのつぶらな瞳。



「…まったく、しょうがないな。1個づつだぞ?」


懇願するつぶらな瞳に俺は負けた。これはしょうがない。もう完敗だよ。


『チュ〜❤︎』『ガフッ!ガフッ!』


十分に冷ましてから、俺はカツオ節の方のタコ焼きを1つづつあげた。俺って優しい。


野良ネズミさんはタコ焼きを大事に抱えて、えっちらおっちらタロさんから降りて、地下室へと続く隙間に姿を消した。可愛いなコノヤロウ。


タロさんは瞬時に胃袋で消化中。そんな目で見ても、もうやりませんからね…。



ポピコーーーン♪



ヒャア!?びっくりした。これこそ元祖、呪いの着信音。


「E5(エコ)さん、どうした?」



_________________________________


(*'ω'*)あら?


御主人様、たった今、契約可能な固体が発生したみたいですよ。


_________________________________



ほう。今、この瞬間となれば、俺とて推測してみよう。


ズバリ、野良ネズミさんかタロさんだろうな。順当にはタロさんか?

まだ食い足りない顔で、ヨダレがダラダラと床に落ちている。口閉めなさい。


「…なるほど、してその固体名は?」


________________________________



〈報告〉(`_´)ゞ


主格《田崎 蓮人》と契約可能な個体が発生しました。


契約可能個体名〈チョメ君〉


_________________________________



ガビーーン(驚)


…ハムスターのチョメ君?どうして?


なんでこのタイミング?


「分からん…まさか、野良ネズミさんに嫉妬とか?いや、そんなまさか…。」



ポピコーーーン♪ポピコーーーン♪ポピコーーーン♪



そんなにタコ焼き食べたかったの??



※後日判明した正解は、俺が野良ネズミさんに優しくしたから…が正解。チョメさん♂野良ネズミさん♀というオチなのでした。


◆ ◆ ◆


田崎 蓮人

種族〈人間??〉

階級〈一般市民??〉

所属国〈日本??〉


カテゴリー〈2.4+〉

戦闘力 20+2

防御力 28+2

生命力 44+2

回避値 40+2

知能値 26

器用値 25

魔力値 40+2


無属性ウーデニア38+2

地属性(テラ14+2


固有能力パーソナルスキル

竜脈適性「中位」

幸運の加護

雷霆の守護


能力スキル

打撃 調理 計算 博識 精密操作 努力


召喚系インウォーカティオ術式

契約

契約破棄

契約鑑定


眷属ファミリア

E5(エコ)さん

DS (ディス)さん


契約

ルル君

金さん


称号

一小市民??


装備

中炭素鋼バール(中)〈打撃武器〉

属性:中炭素鋼カーボンスティールLV60〈特殊兵装ユニーク級〉

付与効果:物理強靭化・打撃強化

耐久値:100


E5(エコ)

種族〈電子の妖精〉

階級〈緑の蝶妖精フェアリ?〉

属性:電子属性エレクトロン20

カテゴリー〈1.5+〉

耐久値:500


下スウェット〈服〉

属性:化学繊維レーヨンLV15〈通常ノーマル級〉

付与効果:物理抵抗

保温

耐久値:40


Tシャツ〈服〉

属性:化学繊維レーヨンLV10〈通常ノーマル級〉

付与効果:物理抵抗

防塵

耐久値:30


◆ ◆ ◆


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ