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第296話「忘却の彼方へ…その1・そして彼は愛を知る」

我が家転生…「我は無限の竜脈使い?」…が眷属育成計画中なのですw


第296話「忘却の彼方へ…その1・そして彼は愛を知る」


竜脈生活167日目。


俺の息子であるO1 (オーヴァン)のお披露目を終えた次の日。

モヤモヤする胸を抱えつつ、俺は目を覚ました。


「お…重もてぇぇぇ(苦)。」  


いや、ちょっと待ってぇ!?ミミちゃんってば、ニッコニコのまん丸笑顔で俺の胸の上に鎮座し、俺を見下ろしていたのだ(汗)。いつからやってたの、これ?昨日の夜は普通に添い寝してたよねっ??


『ニャニャ?』


分かってますっ。分かってますってぇぇ。


ちょっと色々あって、ほぼO1 (オーヴァン)絡みで時間が取られちゃってね、時間的猶予が無かっただけなのさぁ(え)。ゴタゴタしてね。

そもそも、あんな豆まき行事に発展するとは思わなかったけど…。


『ニャ〜?』


「忘れてないからぁ〜。ちゃんとミミちゃんの課金ガチャ卵しますからぁ!」


そう。月初1回の「課金ガチャ卵」の案件である。

勿論、この俺が忘れるわきゃないでしょ(?)。可愛い三毛猫、我が家の招き猫のミミちゃんの為ですからねっ!!


『ニャニャ〜ン(嬉)。』


ガッチリと、ミミちゃんは俺に宝石箱のような課金ガチャ卵のケースを突き付けてきた(汗)。それも重なり、この重さかぁ…そりゃ、悪夢のような夢を見るさぁ。何を見たのか忘れたけども(?)。


しかし、こうなっては仕方あるまい。

問題はだ、課金をどうするか?ミミちゃんが起こしてくれたこともあり、俺にしては早めに起きれたこのチャンス!!

目覚まし時計?が来る前に、ササッと課金するべし(え)!


俺は課金ガチャ卵の箱を受け取り、もはやいつもの流れで2L (トゥエル)の奴を眷属召喚。

その流れのスムーズなこと。自分でも嫌になるぐらいの(汗)。


音声【おや、閣下。この流れですと、ミミちゃんの課金ガチャ卵案件でしょうか?】


「その通り。分かってんなら聞くな。そして可及的速やかにアクセスを開始ヨロシク!」


音声【仕方ありませんねぇ。】



−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


課金ガチャ卵に接続アクセス

…完了しました。


以下より、課金設定を選択して下さい。


1000神貨「魔物」確定99%

5000神貨「魔獣」確定88%

10000神貨「妖獣」確定78%

50000神貨「幻獣」確定68%

100000神貨「聖獣」確定60%

500000神貨「神獣」確定50%


選択された設定は即座に反映されます。


※使用された神貨の返還には一切応じられません。


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


うん、これこれ。この画面な!!


前回、俺が選択したのは「聖獣」確定60%である。

とてもお高い課金の結果、出てきたのはロッキー(?)であった。

無論、ロッキーは邪神である。見た目、八重歯の可愛いちっさいお兄さんみたいな感じだけど、種族名は異聖人種グレイである…。


正直、微妙。


そもそも、我が家で唯一の聖獣がハッピーだと言う事実に疑問?を抱いた俺は、お試しで「聖獣」を選んだのだが…。


音声【閣下。選択するのは幻獣ですか?】


「馬鹿野郎ぉ。リベンジに決まってんだろがぁ(怒)!!」


ポチッとな。


10万神貨を課金。それっぽいエフェクト?が発生し、箱はミミちゃんの手元に戻っていった。

ふぅ、一件落着である。ミミちゃんは満足げな顔をして、丸くなって寝息を立て始めたよ。


「ところで2L (トゥエル)…お前、昨日の歓迎会に居なかったよな?」


そうなのだ。結果、グッダグダのまま無礼講となってしまった歓迎会だったが、概ね好評のまま幕を閉じた。

ほぼ全員が参加した歓迎会だったが、何故かこの駄目天使は姿を見掛けなかったわけで。


音声【そ、それは…僕は天使ですから。一部、記憶がダウンロードされまして、歴史から抹消されたOオーなる悪魔の経緯を知りましたから…。】


ああ、アレか。


今更、過去のことだけど八幡はちまん様も無茶なことをしたもんだ(え)。機会があったら問い詰めてみるかなぁ?


「お前、馬鹿だなぁ?」


音声【ば、バカとは何ですかぁ!?僕だって気を使ってですねぇ…。】


「あのなぁ…経緯はともあれ、O1 (オーヴァン)は俺の息子…そして、眷属としては、お前の後輩じゃないのかぁ?」


音声【はっ!?こ、後輩っ!?】


そうだったのかぁ〜!?ってな顔の2L (トゥエル)である。言った俺もだが、目から鱗が落ちた気分だよっ(え)。


「だから、お前は今まで通り、馬鹿な天使でいればいいさ。お前がそんな調子だと、俺のペースが崩れるだろ?」


音声【閣下…一生ついて行きます!!もう離しませんからぁぁぁ!!】


はい。眷属送還をポチッとな!!


ウザいから無事に送還出来まして、あいつも元に戻ったようなので我が家は平常運転である(え)。


さて、その後のO1 (オーヴァン)であるが、教育係のクロちゃん弟にお任せ状態。

案の定、O1 (オーヴァン)は朝から寝癖ボサボサで半分目が閉じた状態でシリアルをモギュモギュと頬張っている。


「やあ、おはよう。みんな!!」


様子を見に1階の食卓にやって来ました。弟たちは全員集合しているようだ。


『あら、兄さん。珍しいわねぇ?』


『お兄ちゃ〜〜ん。おはよ〜〜ぅ。』


おお、ちゃんとみんな朝食をモリモリ食べてるねぇ。

そして朝から元気一杯なのは橘花たちばなくんだ。モチモチほっぺが可愛いなぁ(笑)。


「クロちゃん弟、O1 (オーヴァン)の面倒をみせてすまんなぁ。」


『兄上殿、O1 (オーヴァン)君には闇属性を持つ僕が指導するのが1番適しているでしょうから。お任せ下さい。』


何はともあれ、クロちゃん弟に任せれば問題はない。むしろ丸投げが最適解である(え)。


Oオーくん、こぼれているよ。目を開けて!』


確かに、寝たままシリアルを食べるとか逆にスゴイ(え)。それを甲斐甲斐しくお世話をするのは…まさかの菅原すがわら君とか、もう予想外。

これって、麻黄まおちゃんがやりそうな事だけど、麻黄まおちゃんは橘花たちばなくんのお世話で手一杯ってことかぁ(汗)。


橘花たちばなお兄ちゃんっ、牛乳を入れ過ぎですっ!』


『あわわっ。Oオーちゃん、半分食べるぅ?』


相変わらず、我が家の食卓はしっちゃかめっちゃかで(汗)。テーブルは牛乳で汚れているし。


でも判明したことがあります。

それは弟たちがO1 (オーヴァン)をなんと呼んでいるか、だ。


クロちゃん弟→O1(オーヴァン)君

乙女ちゃん→Oオー太郎ちゃん

菅原すがわらくん→Oオーくん

橘花たちばなくん→Oオーちゃん

麻黄まおちゃん→Oオーさん


それぞれ特徴があって分かりやすい?


「…え〜と、あやっちはぁ?」


副音声〔え?僕ですか…いや、僕は別に。〕


クールなあやっち、父であるO1 (オーヴァン)と年齢差が逆転しているという謎現象だ。

そんなあやっちはO1 (オーヴァン)を何と呼ぶのか?お父さん?父ちゃん?まさかのパパァ??

しかし、今日のところ、それは判明する事はなかった(え)。


副音声〔じゃあ、僕は仕事があるので、これで…。〕


ササッと食器を片づけ、あやっちは白ねこ島に行ってしまった。

イケズなあやっち。逆に痺れるねっ(?)。


「話は変わるけど…今日の予定が…」


『ところで、兄さん?何か忘れている事はない?』


へっ?


乙女ちゃんは急に何を言い出すのやら?

俺が忘れていることだって?そんなん、山ほどありますけどもっ(汗)?

数え上げたらキリがない。ほぼ半数は忘却の彼方へ旅立っております。


「…う〜んと、そう言えば今日は頭が寒い。そうそう、ユキヲは里帰りのついでに、聖竹林の調査に行ってもらってるんだったぁ(笑)。」


昨日の歓迎会で発覚したことだが、ハッピー管理下?の聖域「聖竹林」から、思いの外に雪玉族が出入り自由となっており、詳しい人口調査を依頼したのだ。


ユキヲは偉くて、賢くて、そしてプリティである(え)。

必ずや俺の期待に応えてくれるだろう。お土産にニンジンを大量に持ち帰って行ったけども(汗)。


「いやぁ〜。乙女ちゃん、思い出させてくれてありがとぅ。」


『違うわよっ!!もっと大事なことがあるでしょっ(怒)!?』


へっ?


ちょ、乙女ちゃんが怒り心頭で(汗)。

何なの!?何が正解なのぉ?


俺はチラリとクロちゃん弟を見るが、クロちゃん弟も首を振る。

はて、困ったぞぉ…(困)。


「あ、もしかして…ルル君忘れてたぁ!?シャクヤク・ホスピタルに置いてきたままだったぁぁぁ(汗)。」


迎えに行かなきゃあ(汗)。


『違うぅぅ!!』


違うのぉ??正解は何処ぉ??


菅原すがわらくんをチラっと見たが、こちらも困った顔で。


「…そうだなぁ。逆にO1 (オーヴァン)とあかねの交際宣言?そんなん忘却の彼方。知らんなぁ?」


ガタっと机が揺れたかと思えば、ガバッ!とO1 (オーヴァン)が目を見開いていた…!?


音声〔そんなの酷いです、父さんっ!!〕


あ、起きてたの?


いやいや、悪ノリで言っちゃったけど、この反応はまさかの相思相愛的なぁ!?


『それは酷いわ、兄さん…さすがにドン引きだわ。Oオー太郎ちゃん、かわいそうよ!』


「全部、乙女ちゃんのせいだろがぁ(怒)。俺だって本気で言ったわけじゃないんだからぁ。」


『なんで私のせいなのよぉ。兄さんが思い出さないから…あ、ちょっと待って!Oオー太郎ちゃ〜〜ん!?』


涙を浮かべたまま、ああ、O1 (オーヴァン)よ何処へいく?泣きたいのは俺だよねぇ…(え)。


『兄上殿、僕に任せてください。』


「すまん、クロちゃん弟!!」


いやはや、こんなことになろうとは…。

走り去ったO1 (オーヴァン)のことは、やむなくクロちゃん弟に任すとして、本当に何なんだ?


「何なの?一体、乙女ちゃんは何なの?」


『あのねぇ…私のリコピンに鞍っ!みんな鞍貰ってるのに、リコピンだけ無いじゃないのぉ(怒)!!』


あ、そっちぃ?


そう言えば、確かに乙女ちゃんの騎乗精霊であるリコピンにだけ、鞍をあげていなかったね(汗)。


そもそも、リコピンはね…「トマト猫・新種」という意味が分からない天然妖獣なんだけど(え)、他の子と違って契約済みだったのだ。

人参一角獣ユニコーンであるキャロで試したところ、鞍の力?で契約出来たという経緯であって、契約する為に鞍を増産しただけのことなのだ。


だから、リコピンの分の鞍は手元に無いのである。まさに忘れていただけの事なのだ(え)。


「わ、分かったからぁ。大根ちゃん(仮)の分も含めて、ちゃんとした鞍を作らせるからぁ!」


『分かれば良いのよ、分かればね!なる早でお願いねっ!!』


くそぉ。でもまあ、大根ちゃん(仮)の鞍は必要だ。

無事にO1 (オーヴァン)の再誕も成し遂げた事だし、白ねこ島というか、浮島の開発にも着手したいしね。


「はいはい。なる早で2L (トゥエル)に作らせるからね〜。」


『あと、ちゃんとOオー太郎ちゃんに謝ってね?』


何でやね〜ん。いや、謝るけどね!

全く、ややこしいなぁ。第一、赤鬼のあかね自体が幼稚園に通っているような幼女の見た目だし、お付き合いもクソもない気がするのだが?


『兄上、しかしOオーくんにはちょっと早いと思います。』


『お兄ちゃ〜ん。僕は女の子と遊んでも面白くないと思うよぉ〜。』


下の弟2人は否定的かな。まあ、橘花たちばなくんの場合は、かなり精神年齢が低いというか、わんぱく盛り。恋愛のれの字にも興味が無い感じだ。

微笑ましいなぁ。君はずっとそのままでいて欲しい…そう願う俺である(え)。


「ウプププ…(笑)。」


『な、何ですか、兄上ぇ??』


いやいや。だって菅原すがわらくんがさ、ちょっと早いとか言うもんだから(笑)。

そんな菅原すがわらくんが内緒で、女郎蜘蛛の白妙しろたえとお付き合いしている事を俺は知っているのだ…。


「いや、何でもない。何でもないよ。麻黄まおちゃんはどう思う?」


『僕ですかっ?僕は…恋愛は自由だと思いますっ。』


いや、そうじゃ無いんだなぁ?誰か意中の人はいないのかなぁ?という質問だったのだが。

麻央まおちゃんってば南国風イケメンだからな…絶対、思いを寄せてる子はいるんじゃね?クソォ(え)。


◇ ◇ ◇


諸々、忘れていた事が多いことに気付かせてくれた乙女ちゃには感謝だけど、どうもこうイライラするよなぁ。


今日は1人寂しく真っ赤なスイスポ…赫號かくごうをかっ飛ばしながら、俺はそんな感じで愚痴っていた。

他に忘れている事はあるまいか?芍薬しゃくやく用の錬金炉もアマイモン君に発注したし、大丈夫だと思いたい(?)。


「にしても、1人は寂しい…。」


ブルンブルゥゥゥ〜〜ン♪


うん?やけに赫號かくごうのエンジンが絶好調だなぁ?

まさか…な?


「誰かヒマなやつ…誰か…。」


最悪、こういう場合は悪友とも言うべき4R (シリュウ)で事足りる(え)。

4R (シリュウ)って普段、冷蔵庫で卵を暖めてるだけだし、いい加減、そろそろ赤いヒヨコを孵化させても良いと思うんだよ。いやマジで。


とか思ったんだけど、おっと!?こんな場所で人影が。


「ちょ、クロちゃん弟ぉ!!O1 (オーヴァ〜ン)!!」


何という奇遇?別に追い掛けてきたわけじゃ無いんだよ?いやホント。

俺は赫號かくごうを急停車して、ガチャリと降車。


『あっ。兄上殿…。』


「どういう状況なの、これ?」


よく分からないけど、彼らと対立するように、対立の構図としては微妙なんだけど(?)…お面三兄弟のかしわなぎが立ちはだかっている。

でも、かしわなぎも幼児体格で、田舎風の着物姿だし、頭にお面を付けている。これは可愛い以外の何物でもない(笑)。


まあ、本人たちは至って本気だろう。ムっと結んだ唇を見るや、これは本気も本気、大本気なのだろうし。


『……フムゥ!!』


『……ダッペ!!』


「なんて言ってるの?」


困った顔のクロちゃん弟に俺は尋ねる。だけどおかしいね?彼ら2人の背後で、2人の背中をポカポカと叩いての自己主張をするのは…その妹のあかねであり…。


『やめてぇ。ダーリンとあたしは結婚するんダッチャ!邪魔しないで!』


あかねの言葉だけ聞き取れるのだが、これはあかねが「鬼変幻」した影響であろうか?


『…兄上殿…それがですね、彼らの言い分は、妹は絶対にお前になんかやらないぞ…と言ってまして。』


なるほどぉ。分かる、分かるぞぉ、お前たちの気持ちは痛いほどにっ!!


そらまあ、ポッと出の(?)眷属だかなんだか知らないが、いきなり出てきて妹を掻っ攫おうなんざ、そんな虫の良いことはない(え)。

いくらお互いが相思相愛であろうともだ、そこは肉親の厚い壁が立ち塞がることだってあろうがなっ!!


これが人生。まさに人生の荒波。


音声〔でも僕は、あかねちゃんと真剣に交際を考えていますからっ。〕


『…フム〜ゥ(怒)!!』


鼻の長い天狗のお面を頭に載せたかしわだが、普段は穏やかな性格なんだけどねぇ。ここぞとばかり、かかって来い!と煽っている…のか?

なんか微笑ましいなぁ(愛)。


『兄上殿、これは止めた方が良いのでは?』


「いやいや、クロちゃん弟よ。止めたところで、これは何も解決しないんじゃない?そもそも、あかねを思うかしわなぎの気持ちも家族として大事だし、本物だと思うんだよねぇ!!」


え?まさかの?みたいな顔でクロちゃん弟とO1 (オーヴァン)が俺の顔を凝視するけど、そらまあそうでしょ?俺は何も間違ったことは言ってないでしょ?


「勿論、俺はO1 (オーヴァン)とあかねの交際には反対しないよ?だけど、かしわなぎも俺にとっては田崎家の大事な家族だからね。」


『ダッペ!ダッペ〜(嬉)!!』


おやおや?河童のお面を頭に載せた、ちょっとツリ目のイタズラ坊主ななぎが、俺の援護を受けて大喜びだ。ガッツポーズが可愛いぞ。

そんななぎはあんまり俺に懐かず、紅葉もみじにばかり気を使う傾向があったのだが、なんか違う一面が見れて嬉しいな(え)。


音声〔そ、そんな父さん!?父さんは僕の味方じゃ無いんですかぁ!?〕


ほほう。これは一本、取られましたねぇ(え)。


父だって心苦しい。しかし幸せになる為に、他のものを切り捨てて、そして何が残ると言うのだろうか?むしろ、父を捨てるな!と言いたい(?)。


「なるほど…男女の交際は田崎家家長として、これは咎めはしない。しかしながら、ことは本人だけにいざ知らず、ましてや、身内から反対意見が出ようものなら、これはどちらかに肩入れするべきではないと家長の俺は思うのだが…。」


チラリとクロちゃん弟を見る。


どうにかフォローしてくれよぉ?俺1人じゃ苦しいよぉ?

O1 (オーヴァン)には交際宣言なんてまだ早いよぉ?むしろこれは父の愛だよという願いを込めて…(汗)。


『ええ、…確かに、今回ばかりは兄上殿の言う通りだと思います。』


それ!!いい流れですねっ!!

O1 (オーヴァン)は絶望的な顔をしてるけど(汗)。


『兄上殿は常日頃、僕たち弟を優遇して頂いていますが、そこを勘違いしてはいけないと…そういう指摘と理解しました!!さすが、兄上殿ですっ!!』


エッ…?


クロちゃん弟よ、どうしてそう言う回答になった?

そして、本気でそう思っているようで、キラキラした目で俺を見詰めてくる。

そんな崇高な考えで発言したわきゃ無いじゃん?なんて、もう言えない雰囲気だし(汗)。


それに、かしわなぎも感動の眼差しで俺を見上げてくる。

まあ、これはこれで役得か?この子たちの世話は水楢みずならに丸投げだったから、たまには遊んでやっても面白いかもね?今日は彼らの可愛い一面を再発見できて良い日だったよ(?)。



こうして、上機嫌のかしわなぎに引き摺られ、妹のあかねは去って行った。なんかあかねは喚いてたけどね!!

しかし、地下室の裏のドン?であるクロちゃん弟の裁定に逆らう者は妖怪グループには居ないのである。もはやこれは確定事項なのである(え)。


「…あのな、O1 (オーヴァン)。」


音声〔………。〕


気が抜けて、地面に座りこんだO1 (オーヴァン)に俺はそっと話しかける。

これは繊細な問題だけど、父として一言だけ伝えておきたい。


「こればっかりは、父さんにもどうする事もできないし、強制もできない。だけど、お互いに思いが続くのであれば、それはいつかきっと、真実になると思うんだよ?」


その思いが真実か?どうかは定かでは無いけれど、むしろ忘れ去ったほうが良いのかも知れないけれど。それこそ、忘却の彼方へ?


「急ぐことはないさ。少しづつ、かしわなぎとも親しくなって…それからでいいんじゃない?O1 (オーヴァン)の人生はまだまだ長いんだからさぁ?」


O1 (オーヴァン)ってば悪魔だから、どんだけ生きるのか分からないけども?でも俺の眷属だから、俺と寿命を共有してんだけどね…(え)。

それでも、俺だって70歳ぐらいまでは生きたいからさぁ〜。50年はまだ生きていたところだよ。


音声〔そうですね…父さんの言う通りです。〕


分かってくれたかぁ(安堵)。


音声〔僕は、あかねちゃんだけじゃなくて、かしわ君となぎ君とも交際してみせますよっ!〕


んん…??


「いや、ちょっと待てぇぇ〜〜い(驚)!?」


なんでそうなったぁ?驚愕の回答を前に、話しはその2に続くぅ!!


◆ ◆ ◆


田崎 蓮人

種族〈秘匿種(真王)〉

階級〈権現〉

所属国〈災害竜脈の地〉


カテゴリー〈78.1+〉


戦闘力 1776+15

防御力 1694+15

生命力 1720+15

回避値 1573+15

知能値 660+5

器用値 25

魔力値 2693+25


無属性ウーデニア1646+15

地属性(テラ1678+15


固有能力パーソナルスキル

竜脈適正「最高位+」

幸運の加護

雷霆の守護

世界卵の選別

蓬莱の恩恵

王桃の系譜

全能神の祝福

異世界言語LV2

宝物庫〈Ω〉

聖者の贈物ギフト

麒麟の安寧


能力スキル

打撃 調理 計算 博識 精密操作 努力 竜脈 再生 霊子

統治 隠密 命名 返還 猫愛 権現 免疫 鑑定 言語 鬼


召喚系インウォーカティオ術式

契約

契約破棄

契約鑑定

召喚

送還

眷属召喚

眷属送還

眷属探知

眷属鑑定

竜脈の盾

竜脈結晶化

次元結晶化

万能鑑定

化石解放


眷属ファミリア

E5(エコ)さん

DS (ディス)さん

4R (シリュウ)

G3(ジザ)さん

2L (トゥエル)

O1 (オーヴァン)


契約

ルル君

金さん

チョメ君

ミミちゃん

シーちゃん

ミチ

花子さん

タロさん

ロンちゃん

クロちゃん

ハナちゃん

ハッピー

シマ

カア君(若彦)

乙女ちゃん

ユズリハ(野良ネズミさん)

紅葉

菅原すがわらくん

橘花たちばなくん

リコピン

JOLジョリュ

葉蘭はらん

水引みずひき

葛葉かずらは

さかき

千歳ちとせ

鳳来ほうらい

八手やつで

蒼原あおばら

不知火しらぬい

漁火いさりび

八重波やえなみ

白波しらなみ

鳴海なるみ

夕潮ゆうしお

芍薬しゃくやく

水楢みずなら

かしわ

なぎ

あかね

白妙しろたえ

牡丹ぼたん

鬼蕗おにぶき

BMベム

BLベラ

ユナイゼス

キュライアー

ビビアンナーシェ

イシヒメ

麻黄まおう

ココちゃん

リリ君

亜弥あや

葦原あしはら

ロッキー

ユッキーナ

BRベロ

ユキヲ

BPベプ

キャロ

カロテン

ナスニン

號竜

アドム

トリントン

ハッチ


称号

竜脈使い


装備

魔弾・オレイカルコス〈魔銃〉

属性:中炭素鋼カーボンスティール改LV220〈秘跡武具サクラメント級〉

付与効果:神の遊具〈風属性エア

月光核〈新月〉増幅20%

耐久値強化〈合金マテリアル

耐久値:400+α


小型「電子情報枠ウィンドゥ

種族〈電脳媒体〉

階級〈生命樹セフィロト分体〉

属性:電子属性エレクトロン20

カテゴリー〈2.5+〉

耐久値:500


愛ゆえにTシャツ〈服〉(NEW)

属性:化学繊維レーヨンLV25〈通常ノーマル級〉

付与効果:人類皆兄弟〈微〉

物理抵抗

耐久値:30


ジーンズ〈服〉

属性:厚地織布デニムLV18〈通常ノーマル級〉

付与効果:物理抵抗

耐久強化

耐久値:60+α


◆ ◆ ◆

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