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第286話「號竜も大きくなりたい…その2・勿論知ってたし、見てるし(え)」

我が家転生…「我は無限の竜脈使い?」…が眷属育成計画中なのですw


第286話「號竜も大きくなりたい…その2・勿論知ってたし、見てるし(え)」


今日のお昼はチャンポンだ。あっさりさっぱり…だけでは満足できず、思わずキムチを投入してしまった。

いかん、まさかの禁断症状か?次元属性ウロボロス感染が尾を引いてるかも(汗)。


だがだが、弟たちは満足気に麺を啜っている。熱々だよ、大丈夫かなぁ?

猫舌のクロちゃん弟なんかは、ふぅふぅしてるけど、一向に食べる気配がない(笑)。


さて、俺もススッと食べちゃおうかな。クロちゃん弟は1番最後になるだろうけど、弟たちが食べ終わってバラけるのを防がねば!

って言うのも、ここで発表しておけば良いだけの問題である(え)。


「え〜皆さん。本日は食後、屋上に集合をお願いしま〜す。」


事を知っているのは4R (シリュウ)だけだな。

そんな4R (シリュウ)は鍋ごとのチャンポンに頭を突っ込んで啜っている。豪快だな、お前…。


『あら、兄さん?何かのイベントなの?』


いの一番、乙女ちゃんが喰いついた!でも残念、乙女ちゃんのリコピンには鞍を用意してない。だって、リコピンは既に契約済みだからっ!!


「…あ、そうねぇ。乙女ちゃんはあんまり興味ないかもねぇ…。」


『何なの、それ?まあ、兄さんのことだから、男同士でまたキャッキャウフフ的なアレでしょうけどね?』


う、酷い言い草だけど…ある意味、否定できねぇ(汗)。


副音声〔それって、僕も行かなきゃダメかな?〕


「う〜ん。あやっちも興味なかもねぇ…。」


そもそも、あやっちには騎獣がいない。

あやっちってば、自前の超能力で飛んじゃうからさぁ。彼の騎士盾槍がちょうど良い大きさで魔法の箒がわりにねぇ…。


「あ、大根ちゃん(仮)とか、あやっちどう?」


副音声〔え?何がどうなのかよく分からないけど、忙しいから要らないよ。〕


断られたぁ〜(涙)。


いやしかし、確かにあやっちは忙しい。その小さい身体で…小さいとか言うとあやっちのコンプレックスが再燃しそうだな(汗)。

だが、彼は頑張っているのだ。たった1人で秋刀魚増産工場を管理し、雑貨屋「田崎家商店」の運営もしているのだから!


「あやっち1人で工場は大丈夫?L型とかゴーレムの人員を増員しようか?」


副音声〔僕は1人の方が気が楽だからいいよ。〕


『亜弥、遠慮しない方がいいわよ?』


そうそう。乙女ちゃんの言う通りだけど、孫認定のあやっちは毎回そう言うのだ。

工場とは言っても、プレハブ小屋が並ぶだけの状態だけど(汗)。


副音声〔工場が今の規模なら大丈夫だよ。もうちょっと大きくなるなら考えるけど。〕


頂きましたっ!!


箱庭システムをLV2にしたら、早速、秋刀魚増産工場を改築する見通し。

ゆくゆくは3匹のしもべ的なゴーレム作成も視野に入れているのだ(え)。


「あやっち…約束。」


副音声〔えっ…まあ、いいけど。〕


約束、頂きましたっ!!


『お兄ちゃん、何をするのぉ?』


「おっと、橘花たちばなくん、それは言えないなぁ。屋上に来てからのお楽しみ!!」


こう言っておけば、橘花たちばなくんは必ず来る(え)!橘花たちばなくんホイホイである。


『わぁ。楽しみだなぁ。』


橘花たちばなお兄ちゃんっ。こぼしてるよっ。』


橘花たちばなくんの面倒を見ている弟キャラ?の麻黄まおちゃんも同時に付属してくるわけだ。一挙両得です(え)。


ところで、昨日、麻黄まおちゃんが白ねこ島でキャロを騎獣にした影響か?麻黄まおちゃんの「白ねこ島友好値」が75%に上昇していた。

あれで5%しか上がらないとか、なかなかシビアな麻黄まおちゃんである(汗)。


75%では何も変わらない。おそらく80%を超えないと何かしら表記は出現しないと思われる。そもそも70%で追加された「霊園項目」とやらもLV2じゃないと閲覧も出来んけども。


『お兄ちゃんっ。チャンポン美味しいねぇ!』


「うんうん。こぼさないようにねぇ。」


さすがの橘花たちばなくんも、チャンポンにまでマヨネーズ入れないようで、ホッとする俺である(え)。


『あれ?兄上、今日はユキヲはいないんですか?』


「…ユキヲは里帰り中だから。いや、ホント…ちょっと俺的には頭の定位置の収まりが悪いだけだからね?」


寂しくなんか無いんだよ、菅原すがわらくん?それ以上、追及しないでと祈りつつ。


「って言うか、菅原すがわらくん食べるの早いなっ!?」


俺でさえ、まだ半分ぐらいしか食べてないし、クロちゃん弟はまだフゥフゥしてるのに(笑)。


『チャンポンと言えばある意味、日本食ですからね!ところで兄上、僕の葦原あしはらを貸しましょうか?』


『…ノコォ。』


それは菅原すがわらくんが名付け親であるツチノコの葦原あしはらじゃあるまいか?なるほど、大きさ的にはちょうど良い(え)。そうそう、コレを俺の頭の上に乗せてっと…。


「いや、そうじゃない!そもそもツチノコとか要らんからぁぁぁ!!」


『ノコォォォ(涙)!?』


『兄さん、1人ノリツッコミとか面白いわね〜。』


クソォ。いつか乙女ちゃんは痛い目を見ることだろう。


にしても、いや…葦原あしはら自体が悪いわけじゃない。

その存在自体は疑問ではあるが、精神的なダメージを受けた葦原あしはらを抱きしめ、菅原すがわらくんが抗議の目を俺に向けている(汗)。


「す、すまんかったぁ…(謝罪)。」


謝罪しながら1つ思った。クロちゃん弟だけは冷やし中華にしとけば良かったか?冬だけど?と。


◇ ◇ ◇


さあ、昼食後に屋上にやって参りました!!


「…クロちゃん弟、大丈夫?」


仲裁役のクロちゃん弟が機能しなかったのは、彼が猫舌だからだ(え)。


『…兄上殿。僕は大丈夫…です。』


俺が大丈夫じゃない。菅原すがわらくんの機嫌を損ね、謝りっぱなしで精神的ダメージを負った俺である…。


それはさて置き、弟たちと屋上に来たのは久し振りだなぁ。


「はい、点呼を取りま〜〜す。」


人数確認をします。


「クロちゃん弟!!」


『…はい、兄上…殿。』


クロちゃん弟の反応が鈍い。これはおそらく、猫舌がやけどしたものと思われる(え)。

後でそっと「錬丹」を渡しておこうと思う…。


菅原すがわらくん!!」


『…はい。』


勿論、菅原すがわらくんのテンションも低い(汗)。これは致し方なし。

でもなぁ…爬虫類?を頭の上に乗せた俺のテンションもダダ下がりなんだけども?


橘花たちばなくん!!」


『はぁぁぁ〜〜い!!!』


元気一杯、プニプニ顔の橘花たちばなくんが手を上げる。

うん、元気でよろしい!!


麻黄まおちゃん!!」


『はいっ!』


褐色系の南国風美少年の麻黄まおちゃんは橘花たちばなくんとセットである。


「以上、計4名で終了です…。」


乙女ちゃんは?…『興味ないから、あとで教えてね〜。』とのこと。

あやっちも…〔秋刀魚の餌やりがあるから。〕と言って白ねこ島に戻って行ってしまった。


あと2L (トゥエル)な…アイツは今日は「ヴィゾフニルランド」に出ずっぱり。夕食も戻って来ないんじゃね?

戻って来たビビさんに確認したところ、久々能智くくのち社長は不出席らしい。なら、挨拶に行く必要は無いかなぁ?


「はい、では皆さん。麻黄まおちゃん以外、自分の騎獣を連れて来て下さ〜い。」


『お兄ちゃん!ナスニンを連れて来ればいいのぉ?』


そうそう。みんな疑問の眼差しだけど、そこはサプライズだから気にするな。むしろ俺を信じて欲しい(断言)。


『…兄上殿。とにかく…連れて来ますね。』


クロちゃん弟の号令の下、橘花たちばなくんと菅原すがわらくんも屋上の給湯器室兼厩馬へ向かった。その後ろ姿を見送る俺。

となると、俺は残された麻黄まおちゃんと見つめ合う…あ、なんかドキっとするな(え)。


「…麻黄まおちゃんは、キャロが俺と契約した事を言ったの?」


『え?いえ、言ってないですっ。だって…言ったら橘花たちばなお兄ちゃんが怒ると思うからっ。』


だろうねぇ…(汗)。


まさに嫉妬の嵐だろう。で、菅原すがわらくんも近い感じになるんじゃないかなぁ?むしろ、彼の場合はマイナス方向になる気がする?


しかし、麻黄まおちゃんってば、よく空気を読む子だ。これが末っ子気質なのだろうか?


『ホホウ…何ヤラ、面白イ事ヲ始メル気カナ?』


うん?


頭上からバサリと舞い降りたのは…それは俺の心の兄、カア君兄貴じゃあるまいか!?

カア君兄貴は元カラスにて、今では屋上の門番兼監視員である。

むしろ、屋上に居ない訳が無いのだ(?)。


「おっ、カア君兄貴も見ていく?内緒だけど、號竜たちと契約出来ると思うんだよね〜。」


『ホウ?麒麟ノ號竜ト?ソレハ凄イジャナイカ?』


カア君兄貴、予想以上に驚いている。え?そんなに凄い事かなぁ??むしろ、我が家では契約していない方が少ない現状だけどね?


って言ってるうちに、クロちゃん弟たちが戻って来た。それぞれ、自分の騎獣を引き連れて。


『ブヒィン。』『ブモォ。』『ク〜ン。』


左から精霊馬のカロテン。菅原すがわらくんの愛馬?だ。

真ん中は精霊牛のナスニン。橘花たちばなくんの愛牛?かなぁ。

で、右側が麒麟な號竜。俺の元愛車?にて、クロちゃん弟の騎獣である!!


それぞれ、お世話はちゃんとしているけど、最近は騎乗練習はあまりしていない様子。

と言うのもクリスマス以降、弟たちの身長が大きくなった影響で、体格的に合わなくなっているからだ。

だからか?ちょっとだけ拗ねている様子だなぁ。特にカロテンと號竜?元々、ナスニンは牛タイプで大きいからねぇ…。


「みんな揃いましたね〜?」


『ブヒィ〜ン。』『はい。』『ブモォ〜。』『はぁ〜〜い!』『ク〜〜ン。』『…はい。』


うむうむ。俺は全員を見渡す。全員、何事かと俺を見詰めている。

でも、注目されると緊張する俺である。帰っていいですか?


『…帰ロウトスルンジャナイ。』


ああ、クロちゃん弟が機能しない今、カア君兄貴のツッコミが貴重である(え)。


「…じゃあ、まずは宝物庫〈Ω〉を開いて…と。」


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《宝物庫〈Ω〉展開》


在庫:29種類


◯11万3千201神貨

重装甲冑鞍アインヘーア〈田崎家謹製の鞍型 宝貝パオペイ

◯試作魔導鞍02〈田崎家謹製の魔導鞍〉

◯試作魔導鞍01〈田崎家謹製の魔導鞍〉

◯ニンジン田崎家固有種(×4)

◯抗 次元属性ウロボロス剤〈注射器タイプ〉(×7)

◯スイフ◯スポーツ〈赤色〉

◯仙桃詰め合わせセット〈神桃1個・王桃40個〉

◯猫の千両箱〈500円玉等価交換 SRスーパーレア〉(猫の小判×113)

◯猫のへそのゴマ〈五百円玉等価交換 UCアンコモン

◯猫のダイヤモンド〈五百円玉等価交換 URウルトラレア

◯グチャグチャ折り鶴〈業務中…お茶出し係〉

◯ポイントカード「万華月」〈異世界産業クレセント35ポイント〉

◯損害賠償目録〈八幡宮総括本部対応残りポイント50〉

◯竜宮城割引チケット×5〈お得な割引チケット〉

第六周期複合セシウス鋼製の針(×8)

第六周期複合セシウス鋼の扇子〈菊華模様〉

◯水風船〈神の遊具〉

◯練丹〈下級仙薬〉×14

◯大黒天の福札〈福を呼ぶ御札〉

◯毘沙門天の武札〈武勇を助ける御札〉

◯弁天の楽札〈楽の才を導く御札〉

◯福禄寿の寿札〈寿を司る御札〉

◯寿老人の命札〈命を延命する御札〉

◯布袋の運札〈運命を超える御札〉


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ちゃんと収納されているな。

取り出したるは…はい、ドン!!深緑色の「試作魔導鞍01」である。


『こ、これって兄上ぇ!?』


おや?テンションが低かった菅原すがわらくんが、それを見た途端に手指をワキワキさせつつ、興奮の様子。まあ、そらそうでしょ!?まさに見た目、カロテンの為に造られたような鞍である!


「ふふふ…そう。その名も試作魔導鞍01。防御力特化の鞍であ〜〜る!!」


『ブヒィィィ〜〜ン!?』


まあまあ、御両人、落ち着きなさいよ。慌てなくても鞍は逃げませんともさぁ〜。

だけども、熱い視線を菅原すがわらくんとカロテンが鞍に注いでいる。もう穴が空くほどにね!!


「さてさて…この鞍ですけどもぉ…。」


『悪イ癖ダト思ウゾ?ソンナニ焦ラシテ…。』


カア君兄貴はぁ〜(怒)。今、一番盛り上がっているとこなのにぃ!!

これは無視して進行しよう。うん。


「…で、この鞍ですけども…。」


『あ、兄上ぇ…僕が…悪かったです…。』


「い、いや…悪いのは俺だよぉ。菅原すがわらくんは何も悪くないよぉ(涙)。」


『兄上ぇぇぇ(涙)。』


俺と菅原すがわらくんはガッチリと抱きしめ合った。陥落である(え)!


こうして完全な俺の勝利にして幕を下ろした…いや、まだ終わってねぇ。

カア君兄貴が若干白い目で見てるけども、これはいつもの俺たちのスキンシップだから気にしないで貰いたい。


「さあ、菅原すがわらくん、この鞍をカロテンに…。」


『分かりました、兄上っ!!』


俺から鞍を受け取った菅原(すがわら)くんだが、手伝おうって思ったけど軽々とカロテンに装着。ベルトを締めて…あっという間に終了だ。兄の立場ぁ(汗)。

そしてカロテン自身も上機嫌そうで。


『ブヒィィィ〜〜ン(嬉)!!』


『うわっ!?カロテン!お前、光ってるぞ!?』


精霊馬のカロテンが輝き始めた…勿論、想定内の事態だ!

事前に小型「電子情報枠ウィンドゥ表示」の契約の項目を展開済みである(え)。


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所有者《田崎 蓮人 》

召喚系インウォーカティオ術式専用・小型「電子情報枠ウィンドゥ表示」


MENU〈竜脈使いVr〉


○契約


〈契約可能〉

カロテン(NEW)


魔力値 2603/2603


◎緊急通信〈眷属選択〉


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「計画通りで…ポチっとな!!」


カロテンの名前を選択したら、あらまあ不思議…光が弱まると。


『ああっ、カロテン!?お前、ちょっと大きくなってるぞ!?』


菅原すがわらくん、びっくり。いや、それは俺も想定外だけど、確かにカロテンは1.5倍程に大きくなっていたのだ(え)。


『ブヒィ〜ン!ブヒィ〜ン(嬉)!!』


乗って、乗ってと、カロテンは菅原すがわらくんに甘えている。


『ええぇ…キャロは大きさ変わらなかったのにっ…。』


ああ、麻黄まおちゃんのショックはそこですか…。

キャロの場合は産まれたばっかりだったからじゃないかなぁ?キャロって生後1日じゃね?

でもカロテン達ってば、産まれてから結構、日にちが経ってるからさ?


で、早速、菅原すがわらくんがカロテンに跨り乗っていた。さすが和風美少年…乗り方も様になってんなぁ。俺って自転車しか乗ったこと無いし…(汗)。


『うわっ!凄いぞ、カロテン!!最高だよ!!』


はしゃいでるなぁ(笑)。鞍も成長能力でちょぴっと大きくなっている模様。

早速、「契約鑑定」で確認してみよう。


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〈契約鑑定〉


カロテン♂

種族〈胡瓜の精霊〉

階級〈精霊馬〉


カテゴリー〈0.9+〉

戦闘力 9

防御力 7

生命力 9

回避値 12

知能値 8

器用値 7

魔力値 9


木属性アルボル7

光属性ルーメン9


戦技バトルアーツ

緊急回避

踏み潰す

蹄連撃


固有能力パーソナルスキル

変異栽培核〈橄欖石〉

カロテン限界突破疾走〈加速30%UP〉

竜脈補正効果(契約)(NEW)


能力スキル

果実 野菜 疾走 加速 跳躍 回避 精霊 鞍(NEW)


装備

試作魔導鞍01(深緑色)〈鞍〉(NEW)

魔鉱石アガメムノンLV100〈特殊兵装ユニーク級〉

第六周期複合セシウス鋼〈耐久値強化+〉

強固なる軍勢〈守護膜シェル

座位姿勢〈安定・制御〉

成長〈同期10%〉

耐久値:300


称号

管原すがわらくんの騎獣(NEW)


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うむ。やはり俺の想像通り。むしろ俺の勝利である(?)。


『お兄ちゃん!!次はナスニン!僕のナスニ〜〜ン!!』


『ブモォ〜〜!ブモォ〜〜!!』


「まあまあ、落ち着くのだ!!急がば回れ、だよ!!」


もう待てないとばかりに、俺の脚にしがみつく橘花たちばなくん。

いや、これはこれで良いなぁ…(幸)。


『お兄ぃちゃ〜〜ん。早くぅぅぅ〜〜。』


俺の脚にスリスリする感触。ああ、神様ありがとう(え)。むしろこの時間が永遠に続いて欲しい気がするのだが。


『イヤ、流石ニ早ク出シテヤッタラドウダ?』


もう、カア君兄貴は空気を読まないなぁ(怒)。


「はいはい…出すのはコレ。ジャン!!深紫色の試作魔導鞍02です!!」


取り出したる鞍は、ちょっと大型だ。さすがにコレは大き過ぎて橘花たちばなくん1人じゃ無理でしょう?


「あ、兄が手伝う…。」


橘花たちばなお兄ちゃんっ、こっちに持って来てっ!付けるの手伝うからっ!!』


『う〜〜ん。重いねぇ…よいしょっと!!』


あ〜〜。手伝えませんでしたぁぁ(涙)。

重いと言いつつ、よもやの軽々と橘花たちばなくんは持ち上げてるし…。


『…兄上殿、もしかして、橘花たちばなが馬鹿力なのを知らなかったんですか?』


え?いや、あんな小柄でプニプニした橘花たちばなくんが馬鹿力って?そんな訳がないじゃないの、クロちゃん弟よ??いやだなぁ(笑)。


『うわっ!?お兄ちゃん、ナスニンが光り始めたよぉぉぉ!!』


こらいかん!!急いで契約をしなければ!!


「よし!ナスニン契約だ…ポチっとな。」


ふぅ。なんとかナスニンの光も収まり、契約できたな。


『 ブモォ〜〜〜〜(嬉)!!』


おおっう!?しかしながら何度も思うのだが、ナスニンって牛なの?ナスなの?という不思議な動物である。しかもこちらも1.5倍ドン!!圧迫感が凄いぞ!?


「…なんというか、屋上狭くない?」


既に橘花たちばなくん、ナスニンの背の上で大はしゃぎ。屋上を所狭しと走り回っているし…。

そんなナスニンの身体情報ステータスはこちら。


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〈契約鑑定〉


ナスニン♂

種族〈茄子の精霊〉

階級〈精霊牛〉


カテゴリー〈1.0+〉

戦闘力 12

防御力 10

生命力 12

回避値 7

知能値 7

器用値 5

魔力値 6


木属性アルボル7

光属性ルーメン10


戦技バトルアーツ

猪突猛進

叩き潰す


固有能力パーソナルスキル

変異栽培核〈藍晶石〉

ナスニン細胞装甲〈物理耐性30%UP〉

竜脈補正効果(契約)(NEW)


能力スキル

果実 野菜 突進 追突 頑強 装甲 精霊 鞍(NEW)


装備

試作魔導鞍02(深紫色)〈大型鞍〉(NEW)

魔鉱石アガメムノンLV100〈特殊兵装ユニーク級〉

第六周期複合セシウス鋼〈耐久値強化+〉

一軍の残影〈幻覚ハルシネイション

座位姿勢〈安定・制御〉

成長〈同期10%〉

耐久値:300


称号

橘花たちばなくんの騎獣(NEW)


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「よく分からんが強そうだなぁ…。」


しかし順調に契約ができている。この勢いのまま、大トリに突入したいところだ!


「さあ、クロちゃん弟。號竜よ。待たせたな…。」


『あ、兄上殿…遂に…!?』


『クィィ〜ン(興奮)!!』


ここまで来て、號竜だけ無しとかありえんでしょ?そして號竜め、興奮もたけなわ。絶好調か?


『ナルホド、コレハ興味深イナ…號竜モ大キクナリタイソウダ。』


それは良いけど、カア君兄貴は邪魔しないで欲しい(汗)。ところどころで兄弟スキンシップを妨害するからさぁぁぁ(怒)。


そして、カア君兄貴の翻訳によれば、どうやら號竜も大きくなりたいらしい…。


「…でもなぁ。せっかく可愛い子鹿チックなのに…?」


『いや、兄上殿…僕も大きくなってしまったので…。』


確かに、クロちゃん弟もちょっとだけ大きくなって、號竜と体格が合わなくなってきているのだろう。

あと、まだクロちゃん弟は舌の火傷から回復しきっていない様子だなぁ?


「クロちゃん弟。はい…。」


『あ、練丹ですか…ありがとうございます…(涙)。』


兄の心遣いに、クロちゃん弟は涙した。


いえいえ、クロちゃん弟にはいつもお世話になっているし、とにかく早く正しいツッコミ役?として復帰してもらいたいところだよ。

そしてクロちゃん弟の涙は貴重です。これは俺の宝物だ(え)。


『ク〜ン……(寂)。』


『ソレハ、イツマデ続クノカナ…?』


ほらぁ。カア君兄貴はそう言うところだぞ〜。


『…大丈夫だよ、號竜。きっと兄上殿が、ちゃんと大きくしてくれるから!』


「…いや、ハードル上げないでぇぇ。」


失敗した時の落差が怖いでしょ!!でもやっぱり、クロちゃん弟のツッコミには愛を感じます(断言)!


「カア君兄貴はクロちゃん弟を見習って!」


『イヤ…何ヲ言ッテイルノカ分カラナイノダガ?』


分からない振りをする妙な羽根色の三本足の鳥である。まあ、この際、カア君兄貴は放置して…遂にアレを取り出す時が来てしまったか…。


「宝物庫〈Ω〉」から取り出したるは…この金ピカの鞍である。さあ、とくと見るが良いさぁぁぁ!!


『あっ…派手な鞍ですね…兄上殿…。』


あれ?ちょっとドン引きな様子のクロちゃん弟である。いやまあ、俺も初見はドン引きしたけどね(汗)。


「これぞ宝貝パオペイ重装甲冑鞍アインヘーアであ〜る!!」


『クィィ〜ン(嬉)!!』


號竜は大喜びの模様。それは俺だって嬉しいよ。だって今回ばかりは、空気を読んだクロちゃん弟が俺にも手伝わせてくれたからねぇ。


「う〜〜ん、お、重いぃぃ(汗)。」


『あ、兄上殿…もうちょっと、そっちを上げてもらっても良いですか?』


「うぐぐぐぅぅ…。」


『非力ダナ…(汗)。』


何とでも仰しゃいなさい!でもこれは2人の共同作業…誰にも譲らないぞ。ぐぉぉぉ!!


『あ、装着出来ました、兄上殿。』


鞍を乗せて、あとはベルトを止める。これにて完成だ。

金ピカの鞍とか、これは號竜の黄色い毛並みじゃなきゃ悪目立ち過ぎるでしょ。


『クィ〜〜〜ン!!』


お、キタキタぁ!!カロテンやナスニンと同様、いやそれ以上の輝きだ!?

ま、眩しいぃ。これは宝貝パオペイの効果であろうか?


そして、そんな危険な物を號竜に装着して、本当に良かったのだろうか…?


『ご、號竜ぅ!?』


クロちゃん弟の声は、期待と不安が混じっている。だがそれも光が収まれば判明する筈だ。

とその前に、ちゃんと契約できるかどうかの問題もある。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


所有者《田崎 蓮人 》

召喚系インウォーカティオ術式専用・小型「電子情報枠ウィンドゥ表示」


MENU〈竜脈使いVr〉


○契約


〈契約可能〉

號竜(NEW)


魔力値 2504/2603


◎緊急通信〈眷属選択〉


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


よしきたっ!!


「ぉ〜〜し!!號竜と契約だ。ポチっとな。」


あとは天に任せよう(え)。そして祈る。クロちゃん弟も祈っている。

きっと大丈夫さ…光が収まれば、そこには…。


『……え?』


『ク〜〜ン?』


うん。契約は無事に成功しました。問題ありませんね!!

で、キョロキョロしてる號竜を鑑定しみた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


〈契約鑑定〉


號竜♂

種族〈麒麟霊種〉

階級〈霊獣・竜鱗〉


カテゴリー〈1.7-〉

戦闘力 18

防御力 15

生命力 16

回避値 20

知能値 15

器用値 15

魔力値 13


相生相剋〈土気〉属性 15


戦技バトルアーツ

疾走の蹄

無敵の片鱗〈踏み潰す〉


固有能力パーソナルスキル

黄金の意思〈ス◯スポ〉

黄竜の末裔〈竜鱗〉

竜脈補正効果(契約)(NEW)


能力スキル

走破 竜脈 脚力 聴覚 疾駆 竜鱗 人好 成長 鞍(NEW)


摂理系ネイチャー術式

唯一ツノ貫ク槍ト成ラン〈一点貫通効果200%〉


装備

浮遊珠ビット5機セット(自動兵器)

属性:宝貝パオペイLV180〈秘跡武具サクラメント級〉

付属効果:自動追尾・自動迎撃〈集積光〉

自己再生α

耐久値:300


重装甲冑鞍アインヘーア(金色)〈重装〉(NEW)

宝貝パオペイLV300〈秘蹟武具サクラメント級〉

第六周期複合セシウス鋼〈耐久値強化+α〉

強固なる軍勢〈守護膜シェル+〉

一軍の残影〈幻覚ハルシネイション+〉

座位姿勢+〈安定・制御・一体化〉

耐久値:500


称号

田崎家の麒麟

クロちゃん弟の騎獣


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


…あれ?そう言えば忘れてたけど、號竜ってば、宝貝パオペイは鞍だけじゃなくって、浮遊珠ビットもあったんだった(笑)。

で、浮遊珠ビットはいつの間にか、重装甲冑鞍アインヘーアに装着されている。便利だねぇ。


『兄上殿…號竜、大きくなっていませんが…。』


ん…そうね。知ってたよ。見てるし(え)。でもまあ、それはねぇ(汗)。


『…麒麟ダカラナ…致シ方無シダ。』


契約出来たんだから良しとしよ〜よぉ、だね。


『クィィィ〜〜〜〜ン(号泣)。』


あ、號竜が泣きながら走って行ってしまった。さながら黄色いスイスポを思い出す速度だなぁ。懐かしいなぁ(え)。


『待ってくれ、號竜ぅぅぅ〜〜!!』


◆ ◆ ◆


田崎 蓮人

種族〈秘匿種(真王)〉

階級〈権現〉

所属国〈災害竜脈の地〉


カテゴリー〈75.3+〉


戦闘力 1716+15

防御力 1634+15

生命力 1660+15

回避値 1513+15

知能値 640+5

器用値 25

魔力値 2603+25


無属性ウーデニア1586+15

地属性(テラ1618+15


固有能力パーソナルスキル

竜脈適正「最高位」→「最高位+」

幸運の加護

雷霆の守護

世界卵の選別

蓬莱の恩恵

王桃の系譜

全能神の祝福

異世界言語LV1→LV2

宝物庫〈Ω〉

聖者の贈物ギフト

麒麟の安寧(NEW)


能力スキル

打撃 調理 計算 博識 精密操作 努力 竜脈 再生 霊子

統治 隠密 命名 返還 猫愛 権現 免疫 鑑定 言語(NEW)


召喚系インウォーカティオ術式

契約

契約破棄

契約鑑定

召喚

送還

眷属召喚

眷属送還

眷属探知

眷属鑑定

竜脈の盾

竜脈結晶化

次元結晶化

万能鑑定

化石解放


眷属ファミリア

E5(エコ)さん

DS (ディス)さん

4R (シリュウ)

G3(ジザ)さん

2L (トゥエル)


契約

ルル君

金さん

チョメ君

ミミちゃん

シーちゃん

ミチ

花子さん

タロさん

ロンちゃん

クロちゃん

ハナちゃん

ハッピー

シマ

カア君(若彦)

乙女ちゃん

ユズリハ(野良ネズミさん)

紅葉

菅原すがわらくん

橘花たちばなくん

リコピン

JOLジョリュ

葉蘭はらん

水引みずひき

葛葉かずらは

さかき

千歳ちとせ

鳳来ほうらい

八手やつで

蒼原あおばら

不知火しらぬい

漁火いさりび

八重波やえなみ

白波しらなみ

鳴海なるみ

夕潮ゆうしお

芍薬しゃくやく

水楢みずなら

かしわ

なぎ

あかね

白妙しろたえ

牡丹ぼたん

鬼蕗おにぶき

BMベム

BLベラ

ユナイゼス

キュライアー

ビビアンナーシェ

イシヒメ

麻黄まおう

ココちゃん

リリ君

亜弥あや

葦原あしはら

ロッキー

ユッキーナ

BRベロ

ユキヲ

BPベプ

キャロ

カロテン(NEW)

ナスニン(NEW)

號竜(NEW)


称号

竜脈使い


装備

魔弾・オレイカルコス〈魔銃〉

属性:中炭素鋼カーボンスティール改LV220〈秘跡武具サクラメント級〉

付与効果:神の遊具〈風属性エア

月光核〈新月〉増幅20%

耐久値強化〈合金マテリアル

耐久値:400+α


小型「電子情報枠ウィンドゥ

種族〈電脳媒体〉

階級〈生命樹セフィロト分体〉

属性:電子属性エレクトロン20

カテゴリー〈2.5+〉

耐久値:500


馬少年シャツ〈服〉

属性:化学繊維レーヨンLV25〈通常ノーマル級〉

付与効果:育成効果〈微〉

保温効果

物理抵抗

耐久値:50


ジーンズ〈服〉

属性:厚地織布デニムLV18〈通常ノーマル級〉

付与効果:物理抵抗

耐久強化

耐久値:60+α


◆ ◆ ◆

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