第273話「北欧風テーマパーク「ヴィゾフニルランド」その1・プレ開会式は良いんだけど、とにかく名前が覚えにくい」
我が家転生…「我は無限の竜脈使い?」…が眷属育成計画中なのですw
第273話「北欧風テーマパーク「ヴィゾフニルランド」その1・プレ開会式は良いんだけど、とにかく名前が覚えにくい」
竜脈生活159日目。
まず始めに、事の経緯を説明しようと思う。
竜脈の中に取り残された我が家。
そして、眷属となったG3 (ジザ)さんが生み出した亜空間…元は3階の物置部屋だったわけで。
雑貨や兄の黒歴史が置かれた物置部屋が…あら不思議?拡張物置部屋となってしまった。
それが「家具の神山」さんによるリメイク工事によって、解放感あふるる広大な室内野外?に変貌してしまった(汗)。
とは言え、空に見える景色は記録石による映像でしかないのだが…。
空には太陽が燦々と輝いている。こちらは紫外線の精霊「ヴァイオレットくん」だ。
そんなヴァイオレットくんを万能鑑定してみた。
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ヴァイオレット
種族〈火の眷属〉
階級〈紫外線の精霊・新種〉
カテゴリー〈1.8−〉
光属性
空間属性
固有能力
火の寵児
紫外線放出〈逆炎の吸血鬼?〉
亜空間〈空中庭園〉の多重存在
能力
炎 光 紫外線 精霊
称号
火の邪神の眷属
亜空間〈空中庭園〉の太陽
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よく分からないが新種。我が家は新種が多い?と言うか、精霊って新種になりやすんだろうなぁ…多分。
しかし、ヴァイオレットくんのおかげで、現在の空中庭園は緑も青々としているわけで。
だから俺は彼に手を振って感謝の意を込める。
o(O_O)oホンワカ〜。
ヴァイオレットくんが微笑んでいる。のどかだなぁ。
『お兄ちゃん、何を見てるの〜?』
うん?ああ、本日は1人で視察しているわけでは無い。無論、頭の上には定位置のユキヲを乗せているが、橘花くんを始め、我が弟たちを引き連れての登壇である!!
「ああ、橘花くん、本日は待ちに待ったプレ開会式だからねぇ…昔を思い出して感慨深いんだよねぇ(懐)。」
色んな事が沢山、ありました…よね?
『って言っても兄さん、まだ半年も経ってないけどね?』
乙女ちゃんが俺の心を激しくえぐる(え)。
「いや、分かってるけどぉ!だけど一杯あったのは事実だから!!」
『乙女、兄上殿に失礼だろう。僕たちは兄上殿あってのものだ。』
ああ、クロちゃん弟が俺を擁護してくれる。兄は愛されていて幸せですね!
『はいはい、分かってますとも。兄さんには私だって感謝してるわよ。』
およ?ツンでデレな乙女ちゃんの口から、まさかの感謝の言葉。まさかのサプライズである(え)。
しかし、まだ半年も経ってないなんて、嘘のようだ(汗)。
とは言え、俺にとって最大の御褒美はこの子たちである事は言うまでも無いのだ。
ずっと弟か妹が欲しかった俺である…そんなの諦めていたけど、今はこうしてワイワイガヤガヤとした毎日でさ。それにみんな、良い子である(断言)。
長男のクロちゃん弟と長女の乙女ちゃん、次男の菅原くんと三男の橘花くん、末っ子の麻黄ちゃんの5人だ。
そんな5人を引き連れて、本日はプレ開会式となる「ヴィゾフニルランド」へとやって来た次第。
で、「ヴィゾフニルランド」って何ぞや?と思ったのだが、さすがに「夢の国」って言い続けると、とある団体からクレームが入ったらしく(?)名称の変更を余儀なくされたらしい(え)。
早朝、ヒトデの件?でワタワタしていたら、そこにコロボックル風なロッキーが姿を現し、この「ヴィゾフニルランド」が『完成したぜ!!名前は「ヴィゾフニルランド」だぜ!忘れんなよ〜!!』とのたまったわけで…。
「え?…ヴィゾ…?なんでそんな名前なの?」
『うっせぇな!俺様が北欧風につけた名称だぜっ!昼前にプレ開会式すっから、忘れずに来いよなっ!!』
唐突過ぎる(汗)。
しかし、夢の国が完成間近であった事は知っていたわけで。
責任者はロッキーで、棟梁から大工工事を習った我が家の修繕担当の邪神である(え)。
言動はぶっきらぼうだが、見た目がちっさい金髪の4頭身っぽいお兄さんなので、むしろ可愛い系と言って間違いはない。
と言う経緯である(?)。
『兄上、また何か考え事をしてますね…。』
『菅原、兄上殿は日々、忙しいのだ。我々の労わりが足りいないのかも知れない。』
いやいや、十二分に労われていますからぁ(汗)。
俺はハッと意識を巻き戻す(え)。
「大丈夫。ただ…このヴィゾ…ヴィゾニフル…ランドだっけ?ちょっと言い慣れないから思い出してただけだから…。」
もうちょっと簡単な名前にして欲しかった。いや、マジでそう思う。
『お兄ちゃんっ、ヴィゾニフルランドではなくて、ヴィゾフニルランドですっ。』
うぉっ。麻黄ちゃんの指摘だが、ホントに紛らわしい。
元々は噴水広場しか無かった場所だよ。ランチには最適なベンチが数個置かれていてね…まあ、噴水周りの彫刻がド派手で、いわゆるト○ノの泉っぽい豪華さだったけどね!
『あんだぁ?俺様の命名に不服があんのかぁ?』
あ、足元にロッキーもいました。小さくて気付きませんでした(汗)。
「いや、別にぃ…しかし、よくも数日で完成させたもんだなぁ?」
『お兄ちゃん、僕も手伝ったんだよ!褒めてぇ〜〜。』
俺の足に縋りつく橘花くんの可愛いものよ(嬉)。
ニッコリまん丸な笑顔に俺も癒されるわけで。
「はい、橘花くんは良い子ですねぇ〜。ヨシヨシ。」
フワフワな髪の毛をヨシヨシと撫ぜる。オレンジ色の髪が指に心地良い。
まあ、お手伝いしたのは橘花くんだけじゃなくて、弟たち全員も手伝っているけどね!
しかし、一時期は麻黄ちゃんと言う弟が出来て、兄として頑張っていた橘花くんも色々と葛藤があったわけで、こうして素直に俺に甘えてくれるように戻ってくれて、俺は素直に嬉しい。
『くすぐったいよ〜、お兄ちゃぁぁん〜。』
と言われても、抱きかかえて、ほっぺたスリスリするのはやめません(え)。
これは兄の特権だから!!
『兄さんは相変わらずねぇ…。』
乙女ちゃんが呆れた口調で言うけれど、みんな、そんな俺たちのやり取りを温かい目で見ている事を知っている。一部、生温かいけどさ(?)。
『ヲぉい!!いつまでやってんだ!?早く開会式をやんぞっ(怒)!!』
兄弟愛を堪能しているというのに、ロッキーは無粋だなぁ。
「はいはい…名残惜しいが仕方ない…。」
と言う事で、俺たちは「ヴィゾフニルランド」の入り口に設けられた壇上の上で待機していたのだ。
ロープカット用のハサミも準備万端です。
衆目の面前で弟たちとキャッキャウフフをしていたわけですが、そんなもん知ったこったない(断言)!!
音声『旦那様、御準備はよろしいでしょうか?』
「ああ、DSさん、待たせてわるい。弟成分は補充したから、もう大丈夫だよ(え)。」
我が家の執事長、DSさんが今回のプレ開会式の管理者である。
ブラスバンド部隊は配下のメイド5人衆のようで、いつの間に練習していたのだろうか?
ユナさんがクラリネット、キュラさんがコルネット、ビビさんがバリトン、イシヒメがシンバル、そして元黒柴なタロさんが小太鼓担当? で壇上横に配置されていた。
『兄上、本格的ですね…。』
「そうねぇ。俺も知らなかったからね…。」
『モギュ〜。』
そうそう。ユキヲも知らないと言っている。そんな事を菅原くんと話しながら、俺は壇上の上から見える景色を一望する。
とは言え、背後の正面ゲートは格子状の大扉を模した形状だし、「ヴィゾフニルランド」自体はお洒落な城壁風の壁に囲まれているわけで、俺も内部は未見。
ちょっとハ◯ポタ風のお城?っぽいのが見えるが、危険なので放置しておこう(え)。
あとは…壇上前にたむろする衆人であるが…まあ、そもそも我が家の住人たちである。
多くが地下室の妖怪グループの連中であるし、海産物軍団のメンバーもチラホラ。
何故か、ハッピーの聖域の雪玉族の姿もあるけど、え?雪玉族って出てこれるの?
まぁ、見慣れた連中なので、緊張する理由も無いわけだ。
ダメな天使の2L (トゥエル)がカメラを構えて前列に陣取っているが、無視で良いだろう。
音声『ハサミは行き渡りましたでしょうか?』
俺を含め、弟たちの手にテープカット用のリボン付きのハサミが行き届いたようだ。
俺たちは一列に並んでいるし、その前には綺麗なロープが貼られている。
「オッケーだよ!!」
音声『では旦那様、これより開会式を執り行います。一同、旦那様より御言葉がある。心して聞くようにっ!!』
えぇぇぇぇ(汗)。
いやいや、普通にテープカットして、音楽流れて終わりで良いじゃん!?
俺、何にも準備してないのにぃ!?
しかも、DSさんの威圧で、壇上前の衆人が固まっちまっている。
妖怪グループのリーダーである紅葉なんて、もはや涙目だ(え)。
「あ〜、そのぅ。まあ、完成してしまったビ…ヴィゾ…ニフルランドだが?」
『兄上、ヴィゾニフルランドではなく、ヴィゾフニルランドです。』
…菅原くん、細かいなぁ(汗)。
「そのヴィゾフニルランドだが…完成してしまったからには、大いに楽しでもらいたいと思うわけだ。みんな、今日1日は無礼講だぁ!!」
『『『『うわぁぁぁぁぁ!!!』』』』
みんな、大喜びである(笑)。まあ、妖怪グループの連中は飲みたいだけだろうが?
なんせ、居酒屋的なものも完備しているらしいし。
そして、メイド5人衆によるブラスバンドが演奏を始め、これがまた結構上手い。タロさん犬なのに、器用に太鼓を叩いているしで(汗)。
そして開会式っぽい楽曲で本格的な雰囲気の中、テープカットは粛々と行われた…。
『コラ、橘花。切るのが早い(怒)!』
『ごめんね、切っちゃったぁ(涙)。』
『橘花お兄ちゃんっ、僕が持ってるからっ。』
うんうん。グダグダだけど、それがまた良い(嬉)。
南国風イケメンに育った(?)麻黄ちゃんも、甲斐甲斐しく橘花くんのお世話をしているし、まったくもって最高である(え)。
『ちょっと兄さん、ちゃんと音頭をとってちょうだい!』
乙女ちゃんが苦言を呈する。まあ、そりゃそうだね。
「はいはい、じゃあ、一斉ので切るよ…いっせいの…サクッと!」
今度はちゃんと切れました(?)。
テープが切れると同時に「ヴィゾフニルランド」の中から花火が上がった!?
ドォォ〜〜〜〜ン!!ドォォ〜〜ン!!
「おお…ぃ。金掛かってんなぁ(汗)」
しかし、弟たちも喜んでいるので良しとすべきか?
こうして、プレ開会式は無事に終了した。壇上の撤去は力持ちなBMやBPの妖怪仙人4兄弟が担当。
まあ、ちっこい紫色のタヌキなBRだけは遊び回っていたが、アレはただの冷やかしだろう。最後は兄のBMにゲンコツを喰らっていたが(え)。
さて、開場を待つ俺たちにダメな天使の2L (トゥエル)が擦り寄って。
音声【閣下、最高でした!!とても良い閣下の横顔が撮れました。花火の光に照らされて最高ですっ!!】
いや、お前は勝手に何をやってるんだ?肖像権の侵害だぞ?
「しかし花火とかよく準備出来たな?錬金術で作ったのか?」
音声【いやですね、閣下。この亜空間は案外、狭いんですよ?花火なんて打ち上げられる訳ないじゃないですかぁ?】
どういうことぉ!?いや、まさか??
音声【その通りです!僕が記録石のプログラムを一部編集して、花火の映像を書き加えました!!褒めてください!!さあ、早く!!】
ドヤ顔である。ドヤ顔の天使である(え)。なんか腹たつ。
しかし、後々聞いた話では、この映像は生体演算装置である「スパモン3203号」の協力で早期に作成出来たそうで…のみならず、この「ヴィゾフニルランド」の上空の景色…お城とかのハリボテ映像も彼の担当だそうで。
よもやの「スパモン3203号」の高性能さが明確になったわけでね…それを最後まで2L (トゥエル)は認めず、しかも自分の手柄のように言い張るわけだ。
「いや、褒めろって…おい、頭を突き付けるな(怒)!!」
どうやら、さっきの橘花くんとのやりとりに嫉妬しているようで?ホント、面倒臭い天使である(汗)。
そして開門を待ちつつ、我が家の初のテーマパークの驚愕の景色がお披露目されたわけで。
「うぉぉ。これは予想以上に…やばぃし、広い。」
残念ながら、俺の語彙力の限界だ(え)。
しかし、噴水広場の面影は残っている。
噴水広場がゲートを潜ると存在し、それを取り囲むように中世ヨーロッパと言うか北欧風の建物が並んでいる。どれも小洒落た意匠の建物でさ。
「みんな、迷子になるんじゃないぞぉ?」
『兄さん、子供じゃないんだから?』
『兄上殿、橘花は麻黄に任せておけば大丈夫です。』
ああ、もう立ち位置が確定しているのね(汗)。
まあ、混んでいるのも入り口付近のこの場所だけだろう。いわゆる、帰るお客さん用に買い物していって推奨エリアである?から。
噴水広場を取り囲み、このエリアには図書館、カフェ、雑貨屋、ぬいぐるみ屋、バス会社、そして何故か銀行が建立されているのだ。
図書館ではまだ在庫は少ないが、徐々に書籍を増やしていく予定だそうで。図書館兼本屋さんとして運営していく方針だ。
俺としては定期的にジ◯ンプを購入できれば言うことは無い。あとサ◯デーも(え)。
で、買った本を読みながら、隣のカフェで一服とか最高の流れである!
「だが、まずは銀行だ!!」
実は、この「ヴィゾフニルランド」で使える貨幣は「ヴィゾフニル硬貨」だけなのである!!両替システムという、まさにぼったくりシステムを採用!とは言え、現状は我が家だけで運用するわけだし、当面は無礼講価格である(え)。
『お兄ちゃん、銀行ってなぁに?』
金銭感覚ゼロの橘花くんであった(汗)。先行きが不安である。
その2へ続く!!
◆ ◆ ◆
田崎 蓮人
種族〈秘匿種(真王)〉
階級〈権現〉
所属国〈災害竜脈の地〉
カテゴリー〈72.5+〉
戦闘力 1656+15
防御力 1574+15
生命力 1605+15
回避値 1453+15
知能値 620+5
器用値 25
魔力値 2513+25
無属性1526+15
地属性1558+15
固有能力
竜脈適正「最高位」
幸運の加護
雷霆の守護
世界卵の選別
蓬莱の恩恵
王桃の系譜
全能神の祝福
異世界言語LV1
宝物庫〈Ω〉
聖者の贈物
能力
打撃 調理 計算 博識 精密操作 努力 竜脈 再生 霊子
統治 隠密 命名 返還 猫愛 権現 免疫 鑑定
召喚系術式
契約
契約破棄
契約鑑定
召喚
送還
眷属召喚
眷属送還
眷属探知
眷属鑑定
竜脈の盾
竜脈結晶化
次元結晶化
万能鑑定
化石解放
眷属
E5(エコ)さん
DS (ディス)さん
4R (シリュウ)
G3(ジザ)さん
2L (トゥエル)
契約
ルル君
金さん
チョメ君
ミミちゃん
シーちゃん
ミチ
花子さん
タロさん
ロンちゃん
クロちゃん
ハナちゃん
ハッピー
シマ
カア君(若彦)
乙女ちゃん
ユズリハ(野良ネズミさん)
紅葉
菅原くん
橘花くん
リコピン
JOL
葉蘭
水引
葛葉
榊
千歳
鳳来
八手
蒼原
不知火
漁火
八重波
白波
鳴海
夕潮
芍薬
水楢
柏
梛
茜
白妙
牡丹
鬼蕗
BM
BL
ユナイゼス
キュライアー
ビビアンナーシェ
イシヒメ
麻黄
ココちゃん
リリ君
亜弥
葦原
ロッキー
ユッキーナ
BR
ユキヲ
BP
称号
竜脈使い
装備
魔弾・オレイカルコス〈魔銃〉
属性:中炭素鋼改LV220〈秘跡武具級〉
付与効果:神の遊具〈風属性〉
月光核〈新月〉増幅20%
耐久値強化〈合金〉
耐久値:400+α
小型「電子情報枠」
種族〈電脳媒体〉
階級〈生命樹分体〉
属性:電子属性20
カテゴリー〈2.5+〉
耐久値:500
開会式開襟シャツ〈服〉(NEW)
属性:化学繊維LV35〈通常級〉
付与効果:スピーチ効果〈微〉
保温効果
物理抵抗
耐久値:50
ジーンズ〈服〉
属性:厚地織布LV18〈通常級〉
付与効果:物理抵抗
耐久強化
耐久値:60+α
◆ ◆ ◆