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第270話「ヒトデ海に帰る…その1・御理解が速くて助かりますが、結局は虫だった件」

我が家転生…「我は無限の竜脈使い?」…が眷属育成計画中なのですw


第270話「ヒトデ海に帰る…その1・御理解が速くて助かりますが、結局は虫だった件」


竜脈生活158日目。


「…こんな朝早くから集まってもらって申し訳ない。」


黒壇の長大な机の上座に座す違和感は置いておいて、一応は田崎家の家長である俺である。

一声掛ければこれこの通り、久し振りの大会議室に我が眷属たちが集まった。


椅子なんかも高級品仕様なもんで、どうにも慣れないなぁ(汗)。座り心地も居心地も悪い。


音声『旦那様。眷属5名、全員揃いました。』


こんな時、その場を締めるのは我が家の執事長たるDSディスさんである。

執事長ポジションで、椅子には座らず俺の背後に立つ。なんか圧力が凄い(汗)。


「うおっほん。まあ、事後報告となるが、先日…アマイモン君経由にて、スパモン3203号が届いたわけだが…。」


音声【ちょっと待って下さい、閣下!!何故に、この会議にユキヲがいるのですか!?】


ん…俺の頭の上を占領する中雪豹なユキヲが何か?


「俺の頭の上がユキヲの定位置ですが?」


音声【ユキヲを出して下さいっ!この会議は閣下と僕たちだけの、非常に大切な時間!むしろ、僕が乗りたいぐらいです(怒)!】


お前は何を言っているのか?乗りたいって何だ?この駄目天使は相変わらずだ。


だが、むしろユキヲの無い人生なんて詰んだも同じ(え)。

昨夜、夕方ちかくまで掛かってユキヲを探したんだよ、ハッピーの西竹林でなぁ!!

かれこれ3〜4時間も彷徨ったぜ(汗)。


『どうでもいいニョロよ。話が進まないニョロ(怒)。』


音声【4R (シリュウ)先輩は黙っていて下さいっ!!そもそも、4R (シリュウ)先輩の悪友ポジションも脅かされているんですよっ!?】


「おいお〜い。ユキヲの瞳を見てごらん?ユキヲは純真無垢な少年なんだよ?悪友になる要素なんて0%だからねっ(断言)!!」


『モギュ〜。』


ほら、ユキヲもそうだと言っている。


『悪友ポジションになった覚えはないニョロよ!!』


4R (シリュウ)よ、それはそれでなんか悲しい(涙)。青い小蛇の分際で(え)。

そもそも椅子に座れないで机に乗ってからに。


「おま、4R (シリュウ)!?訂正をしろっ!!」


『何を言ってるニョロか、親方様?そんな場合じゃないニョロよ!!』


そんな場合とはどんな場合だ!?

いや、これだけは譲れん。4R (シリュウ)とは悪友だし、ユキヲは心の友だし、2L (トゥエル)は…ただの駄目天使だな。


音声【閣下!?その目は何ですかぁ!むしろ、もっと僕を構って下さいっ!!】


…何だ、この有様わ。始まった途端にこの始末。


音声{いい加減にして下さいっ(怒)!私、帰りますよ??}


御立腹のE5(エコ)さん、紅一点。そして沸点が低い(え)。


音声《いつもの茶番じゃ。いちいち、怒るでない。美人が台無しじゃぞ?》


茶番ではあるが、その被害にいつも会っている(?)御高齢者のG3 (ジザ)さんである。

珍しく、今日はE5(エコ)さんのフォローに回っている。


音声{そ、美人だなんて…まあ、でも私も私で忙しいので、話は簡潔にお願いします!}


美人であることは否定しないらしい。

美人か美人じゃないかと言えば、俺の個人的なジャスト好みであるが、美人では無いとも言い切れない(え)。

まあ、そんなE5 (エコ)さんは実体が無いのでプラスマイナスゼロであるが…。


音声{御主人様…今、失礼な事を考えましたよね?}


考えたけど、別に今更なので、最近じゃ肯定も否定もしないスタンスである(?)。

そしてスパモン3203号の登場によって、E5(エコ)さんのメール特化技能も風前の灯火である。


「…話は変わるが、スパモン3203号には…白ねこ島に行ってもらっているわけだ。」


『唐突に話を変えたニョロな?』


音声《脈略がなさ過ぎて、話についていけんのじゃが?》


音声{相変わらず、御主人様は主語がないですね…。}


コイツら、言いたい放題だなぁ(怒)。唐突に話を変えなきゃ、話が進まないからだろがぁ!!


音声【むしろ、痺れますね!さすがは閣下ぁ!!】


「おい、そいつを放り出せ!」


以上の5名+俺とユキヲでお送りいたします(?)。

しかし、脱線が酷い。コイツら、欲求不満なのか?


音声『旦那様…つまりは、白ねこ島を我らと同様に、眷属化する準備が出来た、と?』


さ、さすがは…DSディスさん。よもやの読解力!?まさか、一瞬でそこまで理解するとか、神かぁ!?


『あ〜、なるほどニョロ。6人目の眷属ニョロね?』


音声《良いのではないかのう?むしろ決定事項じゃろ。》


音声{そうですね。逆にこれ、何の集まりですか?別に、いつものように御主人様が勝手にやれば良いと思います。}


あれ?予想外に淡白な発言が続きまして。


「んじゃ、反対は無いのか?白ねこ島を眷属化する事に関して?」


『ないニョロよ。』


音声《特には無いし、むしろ研究対象としては興味深いのじゃ!》


音声{まあ、止めても御主人様は聞かないので。どうせ6人目は息子認定ですから?}


…4R (シリュウ)はまだしも、G3 (ジザ)さんのマッドを目覚めさせるのは極力避けたい(え)。

あと、E5(エコ)さんは何なの?確かに白ねこ島は息子認定しちゃったけど、極稀に美少女確率が0%じゃないかも知れないじゃないの?俺は諦めないよっ(?)。


そして残るは…我らが執事長。俺の背後の圧がスゴイ(汗)。


音声『問題ありませんな。魔族の血統であろうとも、旦那様の息子として、ワタクシがつつがなく教育を致しますので…。』


その笑顔、怖ぇぇぇ(震)。思わず、全員が沈黙する程に。

俺の頭の上のユキヲも、ちょっとおしっこチビってないかい?なんかあったかい?


白ねこ島よ、お前は生き残れるのか?ちょっと心配である。


音声【ちょっとぉぉ!!本当に僕を外におっぽり出さないで下さいっ(怒)!!僕は反対ですからねっ!!】


あ、2L (トゥエル)が戻ってきた(笑)。


しかし、駄目天使の意見はノーカウントなのである(断言)。


「お前の意見は置いておいて、問題はだなぁ…今すぐに眷属化することは延期するって事だ。それなりの策があってだな…。」


『どう言うことニョロか?』


音声《ほほう。何か策があるのじゃな?じゃが策士、策に溺れなければ良いのじゃが?》


誰が上手いこと言えと言った?


ともあれ、俺は2L (トゥエル)の提唱した、あやっち達の保護案を説明した。

孫認定のあやっちのように、竜脈結晶を用いた契約でアドムとトリントン、ハッチを先に保護する計画である。


音声{はぁ〜。御主人様らしいですねぇ〜。}


E5(エコ)さん、何でしょうか、その呆れたような言い方は?


音声【閣下、一寸の虫にも五分の魂って奴ですねっ!!】


「それは違う。ブッ飛ばすぞ、お前。」


音声《主のその優しさは美徳じゃが、いつかそれが裏目に出ぬか心配じゃのぅ…。》


音声{そうですねぇ。御主人様って無欲というか何というか…。}


何です?褒めているのか貶しているのか、よく分かりませんが?

優しさだけでご飯は食べていけないんだよぉ(怒)!って言うか、俺ほどに貪欲な人間って居ないんじゃない?お金も弟も欲しいし、美味しい思いもしたいぞっ(願)。


そして、俺は執事長の御意見を窺う。むしろ、これが本題なのだよ(汗)。


音声『なるほど…では白ねこ島を竜脈結晶でLV2にしてから…つまりは、竜脈結晶を大量生産する方針であると、そう言うことですね?』


御理解が早ィィィ!?


そ、そうです…それなんですぅぅぅ(汗)。


◇ ◇ ◇


「まさか、あっさりとDSディスさんの許可が出るとは思わなかったぜ。」


音声{心配し過ぎなんじゃないですか?あの人、御主人様に激甘ですからね?}


いや、そうは言われても、庶民派の俺が大金?を扱うこと自体が、ビクビクしちゃうんだよね。現在、田崎家の家長は俺であり、資金運営の責任者である?


「ともあれ、1月の収入は竜脈結晶精製のため「天元突破∞」の購入を優先するぞ。」


音声{別に止めませんけどねぇ。}


これは決定事項である。


『モギュ。モギュ〜。』


ユキヲはいつでも俺の味方だなぁ(笑)。

ちなみに、ちょっと頭を洗ったので、ユキヲを抱えての移動中である(え)。現在は俺の膝の上だな。


なぜかと言えば、そう、俺の真っ赤な愛車…スイスポの車内だからだ!勿論、安全運転第一である。


移動しているのは空中庭園だ。

同行者は珍しくE5 (エコ)さんである。実体が無いはずなのに助手席にはちゃんと座れるとか、この不思議設定は何?

って言うか、駄目天使な2L (トゥエル)が会議の余波?を受けて、DSディスさんにボコボコにされたせいもある(汗)。


まあ、俺がぶっ飛ばすと言ったせいでもあるが(え)。


音声{私、白ねこ島のコテージの方に引きこもっていたせいですが……ちょっと変わり過ぎじゃないですかぁ、ここっ!?}


「あ、今通り過ぎた噴水広場のことか?」


大袈裟だなぁ…とは思わない。正直、完璧なテーマパークになりつつあるわけで。


音声{監視も兼ねて御主人様について来ましたけど、想定外過ぎますっ!!}


いや、監視も兼ねてとか、ぶっちゃけ過ぎじゃね?

やっぱこいつ、DSディスさんに命じられているくさい?


「俺の何を監視するのさぁ?」


音声{あ、別にDSディスさんに命じられたとかじゃないですよ?御主人様が危険な事をしないように、危険な目に遭遇しないように、遭遇すると私達が大目玉なので先に潰します(断言)!!}


何を言ってるの、この子?ちょっと怖い(え)。


音声{御主人様は知らないと思いますけど、G3 (ジザ)さんも結構、ボコボコにされているんですよ?}


「…え?」


俺の背中に冷や汗が流れた。あれか?BPベプさんの案件だろうか?

ボコボコにした人物は言うまでも無いが…。


音声{まあ、今回は純粋に、ちょっと興味があっただけですけどね?}


「ふ〜〜ん。」


俺たちが向かう場所、というか目的は…昨日、設置したばかりの「化石クリーニング区画」である。

錬金術本舗の空き区画に、2L (トゥエル)がまるごと機材を設置したのだ。

まあ、言い換えれば、それだけ機材が大掛かりかつ大量であったわけでね。アマイモン君の奮発し過ぎで、後日の請求が怖いぃ(汗)。


で、化石のクリーニングって何ですかぁ?とE5 (エコ)さんが食い付いた次第である。

「化石」は古代ロマンだよ?って言ったら、高く売れそうですねぇ?ときたもんだ(え)。


「…所詮は金かぁ」


音声{お金は大事ですよ(断言)!!}


いやさ、そらまぁね。


だけど、いつからE5(エコ)さんって守銭奴キャラ(?)になってんの?

「猫々商店」や「大黒屋〈神界支店〉」や「家具の神山」との交渉をE5(エコ)さんに丸投げした俺の責任ですか?


「まあ、お金がないと肥料を買えんし、竜脈結晶を作れんし。」


事後報告であるが、白ねこ島や空中庭園の土の場合、竜脈結晶化の効率は非常に低い。

これはG3 (ジザ)さん曰く、空間属性スパティウスが悪影響を及ぼしているのでは?とのこと。


実際に試した結果だが…。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


〈竜脈結晶化〉


該当あり


◯この区域で竜脈を観測しました。該当固有名〈災害竜脈〉


◯媒介を確定して下さい。

媒介なし〈魔力値媒介〉

無属性ウーデニア媒介なし

空間属性(スパティウス媒介あり…白ねこ島の腐葉土


◯結晶化まで、あと3000魔力〈合計3000魔力〉


◯自身の霊子を変換して「竜脈結晶」を作成する事は可能です。必要魔力値「6000」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


という結果で、無から作るよりもマシである程度。むしろ、1個作るのに俺の魔力値が枯渇する(汗)。

中止して、ちょぴっと出来た分は屋上菜園のプランターに蒔いておいた(え)。



そんな事を考えながら、俺はスイスポで車道を走っていたんだけど…。


「んっ??」


キキィィィ…!!


音声{きゃっ。何ですっ!?}


『モギュ〜?』


スイスポを急停車させたもんで、E5(エコ)さんが疑問の声を上げる。

ユキヲも車窓をキョロキョロと、その仕草が可愛いなぁ(笑)。いや、そんな場合じゃない。


「…アレ、菅原すがわらくんか?」


雑木林の中に点在するベンチの一つ、ちょっと車道からは離れてるけどさ、木漏れ日が漏れる林の中に。


音声{え〜?よく見えますね、御主人様?}


俺が見間違う筈があるまい?


俺の弟の中でも、純和風な美少年である。誰がどう見ても美少年と言うべき佇まい。

服装だって、和風な着流しである。


「…そもそも、こんな時間、こんな場所に1人で居る菅原すがわらくんなんて珍しい。」


これはまさか…密会かぁ?


音声{ちょ、御主人様。どこに行くんですかぁ?}


どこに行くも何も、俺はユキヲを抱えたままスイスポから降りて、気配を消す。


「…いや、それは兄として見守るだけだから?」


音声{意味が分からないです。見守るなら、そっとしておくべきでは?}


って言いながら、何でE5(エコ)さんまで降りてきてるの?座ってればいいのにぃ。


「そっと見守るのが兄の役目だからね。」


『モギュ!』


ほら、ユキヲも言ってるよ。見守るだけだから大丈夫だよね!って(え)。


音声{…ただの覗きじゃないですかぁ??}


「ただの覗きじゃないよっっ!?菅原すがわらくんに悪い虫が着かないように監視するだけだよぉぉぉ(怒)!!」


あ、やべぇ。ぶっちゃけちまった(汗)。


思わず声が出ちゃったけど、菅原すがわらくんに気付かれては…いかん!?キョロキョロしてるぞっ。


「コソコソ…しゃがめ!草むらに身を隠すんだっ!!」


ふぅ…危うく、発見されるところだったぜぇ(汗)。


音声{それが本音ですね?}


「…本音と言えば本音だが、兄としてこればっかりは譲れんなぁ。」


そもそも、俺を監視しているE5(エコ)さんに言われたくない。


「E5(エコ)さんに俺を非難する権利は無い(断言)!!」


音声{声が大きいですっ!!見つかりますよっ!!}


あ、そうだった。


さて、気配を殺しつつ、俺は菅原すがわらくんの背後へと、少しづつ移動を開始する。

何だかワクワクしてきたぞ(え)。


「コソコソ…気になる。誰と密会する気なんだ?」


ベンチには1人、菅原すがわらくんの姿しか無い。待ち人はまだか?


音声{コソコソ…でも御主人様?弟さん、誰かと話してませんか?}


え?確かに、菅原すがわらくんは誰かと話をしている雰囲気。

だけども、相手はどこだ?ベンチに人影は無い(え)。


「ま、まさかお化けぇ!?」


音声{ちょ、やめて下さいぃ(震)!}


『モギュ〜(震)。』


お前ら、見つかるだろうがぁ(怒)。

言った俺が言うのも何だが、今更お化けぐらいで驚くなと言いたい。もはや田崎家は何でも有りである。


「コソコソ…そもそもE5(エコ)さん自身もお化けみたいなもんだろ?」


音声{ちょっ!?私はこれでも樹霊ドライアドの端くれですよっ(怒)!!}


『モギュ!!』


声が大きいです!!とユキヲが言ってる。

いかん!?またしても菅原すがわらくんがキョロキョロと。これ以上は危険だ(え)。


「コソコソ…喋るな!禁止!!」


音声{コソコソ…誰のせいですかぁ…。}


草むらで息を潜めつつ、菅原すがわらくんの動向を探る。そして耳を傾ける。


ん…耳を澄ませば聞こえる…ような気がするぞ。


『…*_S€_^』


『…うん…ぼく…早く…会ってみたいな…。』


なになに?菅原すがわらくんは誰に会いたいと言うのか?まさか意中の相手が居るというのか?

しかし、じゃあ今、話をしている相手は誰なんだ?興味が尽きる事を知らない(え)。


音声{コソコソ…御主人様ぁ。それ以上、近付くと見つかりますよ!}


「コソコソ…えぇぇい、放せ。俺一人なら隠密でバレないからっ!!」


俺は隠密をフル回転で酷使し、ベンチへ近付く。


『…A\*!]+』


『きみ…人になった…綺麗だと…思うよ…』


…む?なんだ。我が弟ながら、歯が浮くようなセリフを(汗)。

しかし菅原すがわらくんの美少年っぷりだから許される的なぁ?ああ、世の中、不条理である(怒)。


『…k_+{'?』


『…大丈夫…兄上なら…きっと何とかしてくれるから…』


ムムム。何だかよく分からないが、菅原すがわらくんの俺に寄せる期待感が重いぃぃ(汗)。

さすがの俺も、何でもかんでも出来るわけじゃない。ましてや庶民派ですからね!!


そして、俺は衝撃の事実を知る。


何と、近付く事で判明したことだが、菅原すがわらくんの意中の相手とは…彼のその手のひらに乗った、一匹の白い蜘蛛であったのだ(驚)!?


俺はスタコラサッサとその場を離れ、E5(エコ)さん達に合流した。


音声{御主人様、何か分かりましたぁ!?}


いや、俺を散々、引き止めた癖に、人の恋愛話は逃がしませんよ!的に目をキラキラさせやがって(え)。


「…ああ、まさかの相手は白妙しろたえだな。」


白妙しろたえってば、地下室の妖怪グループの一員である。

麻黄まおちゃんが抜けたので、地下室の門番役に抜擢された女郎蜘蛛なる妖怪…だったかな?


音声{まぁ!?それは禁断の恋愛…ですねっ!?}


禁断…か?まあ、相手は蜘蛛だからなぁ…まさに虫だった件ですが(え)。


「…男の子って昆虫が好きだからなぁ。」


『モギュ!!』


ユキヲも好きだと言っている。美味しいから、と。

そう言う問題じゃ無いっ!!


「…ってことはだよ?人になった…俺が何とかする?…ハッ!?まさかぁ!!」


あの途切れ途切れの言葉の意味は、白妙しろたえを俺が何とかして人間形態にするって事なのかぁ?いや、そんな馬鹿なぁぁぁ(驚)。


「いや…さすがに蜘蛛を人間形態にさせるのは無理だろ…。」


音声{え?まさか御主人様…前例がありますよね?麻黄まおうさんとか?}


…あ、そうねぇ。


「いや、アレは魔王化とか、色々重なった結果だからねっ!!」


麻黄まおちゃんは特殊なケースである。あれは例外だろう。


音声{あと、秘密にしてますけどクロちゃんさんも人間形態になれますよね?}


それは言わないであげてぇ…。まだクロちゃん弟は練習中だからぁ(涙)。


音声{極め付け的には、私たち樹霊ドライアドって、100%人間形態化してますからね!!}


…それはそう言う仕様じゃないのぉ?


「え?樹霊ドライアドってそんな感じじゃないの?」


音声{あのですねぇ…観葉植物6姉妹シスターズもそうですが、初めは木の葉が寄り集まった木霊コダマでしたよね?そのまま不定形で姿を持たない者や、樹木化する者が大半なんですけど?}


って言われてもねぇ…どうしてそうなった?と言われても俺には分からない。


『モギュ!モギュ!!』


え?ユキヲも人間形態になりたいって??俺の腕の中でユキヲがアピールをする。

いや、可愛いけど、そんな無茶な相談を…。


「分かった!!俺、頑張るっ(え)!!」


音声{えっ(驚)!?}


何を驚く?主にユキヲの為に俺は頑張りますとも??その2へ続く!!


◆ ◆ ◆


田崎 蓮人

種族〈秘匿種(真王)〉

階級〈権現〉

所属国〈災害竜脈の地〉


カテゴリー〈71.8+〉


戦闘力 1641+15

防御力 1559+15

生命力 1590+15

回避値 1438+15

知能値 615+5

器用値 25

魔力値 2488+25


無属性ウーデニア1511+15

地属性(テラ1543+15


固有能力パーソナルスキル

竜脈適正「最高位」

幸運の加護

雷霆の守護

世界卵の選別

蓬莱の恩恵

王桃の系譜

全能神の祝福

異世界言語LV1

宝物庫〈Ω〉

聖者の贈物ギフト


能力スキル

打撃 調理 計算 博識 精密操作 努力 竜脈 再生 霊子

統治 隠密 命名 返還 猫愛 権現 免疫 鑑定


召喚系インウォーカティオ術式

契約

契約破棄

契約鑑定

召喚

送還

眷属召喚

眷属送還

眷属探知

眷属鑑定

竜脈の盾

竜脈結晶化

次元結晶化

万能鑑定


眷属ファミリア

E5(エコ)さん

DS (ディス)さん

4R (シリュウ)

G3(ジザ)さん

2L (トゥエル)


契約

ルル君

金さん

チョメ君

ミミちゃん

シーちゃん

ミチ

花子さん

タロさん

ロンちゃん

クロちゃん

ハナちゃん

ハッピー

シマ

カア君(若彦)

乙女ちゃん

ユズリハ(野良ネズミさん)

紅葉

菅原すがわらくん

橘花たちばなくん

リコピン

JOLジョリュ

葉蘭はらん

水引みずひき

葛葉かずらは

さかき

千歳ちとせ

鳳来ほうらい

八手やつで

蒼原あおばら

不知火しらぬい

漁火いさりび

八重波やえなみ

白波しらなみ

鳴海なるみ

夕潮ゆうしお

芍薬しゃくやく

水楢みずなら

かしわ

なぎ

あかね

白妙しろたえ

牡丹ぼたん

鬼蕗おにぶき

BMベム

BLベラ

ユナイゼス

キュライアー

ビビアンナーシェ

イシヒメ

麻黄まおう

ココちゃん

リリ君

亜弥あや

葦原あしはら

ロッキー

ユッキーナ

BRベロ

ユキヲ

BPベプ


称号

竜脈使い


装備

魔弾・オレイカルコス〈魔銃〉

属性:中炭素鋼カーボンスティール改LV220〈秘跡武具サクラメント級〉

付与効果:神の遊具〈風属性エア

月光核〈新月〉増幅20%

耐久値強化〈合金マテリアル

耐久値:400+α


小型「電子情報枠ウィンドゥ

種族〈電脳媒体〉

階級〈生命樹セフィロト分体〉

属性:電子属性エレクトロン20

カテゴリー〈2.5+〉

耐久値:500


遺跡発掘シャツ〈服〉(NEW)

属性:化学繊維レーヨンLV30〈通常ノーマル級〉

付与効果:発掘眼〈微〉

発掘作業+

保温効果

物理抵抗

耐久値:40


ジーンズ〈服〉

属性:厚地織布デニムLV18〈通常ノーマル級〉

付与効果:物理抵抗

耐久強化

耐久値:60+α


◆ ◆ ◆


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