第266話「魔王という暴走その2・その心の闇は誰がため?ある意味、兄の役得ですが」
我が家転生…「我は無限の竜脈使い?」…が眷属育成計画中なのですw
第266話「魔王という暴走その2・その心の闇は誰がため?ある意味、兄の役得ですが」
本日の白ねこ島も晴天なり。寒風吹き荒んでいますがね(汗)。
何度考えても、ユニットバスの浴槽が出入り口とか意味が分かりません。
一体、誰が考えたもんやら(え)。
で、バシャ〜んと飛び込んだ先は、コテージの2階、202号室だ。
普段であれば、鉄腕なアドムかお迎えをしてくれるのだが…彼の姿は無い。1階のラウンジだろうか?
「さあ、麻黄ちゃん!ユキヲ!行こうか。」
『はい、お兄ちゃんっ。』『モギュ〜。』
俺は2人を共なって202号を出た。ちなみに、ユキヲは麻黄ちゃんの頭の上にお引越し(笑)。特に不具合は無いようだ?
廊下に出て螺旋階段を降りる。おや?ラウンジには発砲スチロールの箱の山…これはもしや?
「あっ、あやっち!お疲れ様ぁ。」
副音声〔うん、秋刀魚を出荷中だよ。〕
そうだった。丸投げだったから忘れてたけど(え)、毎週日曜日は秋刀魚の出荷日である。
あやっちの仕事は秋刀魚増産工場からの出荷、移送だ。大量だけども、あやっちの超能力ならチョチョイノチョイ?なのだ。
ましてや、契約によって「電子の人形」から「霊子の人形」に進化した結果、更にチョチョイノチョイになった模様です(笑)。
身長も伸びたしねっ!!
副音声〔あれ?博士。〕
おっと。と言うことは、やっぱりアドムも居ました。
「アドムもご苦労さん!手伝おうか?」
『お兄ちゃんっ。僕も手伝いたいですっ!』『モギュ(同)!』
弟たちがヤル気だ(笑)。むしろ、社会勉強にちょうど良いぐらいだよ。
副音声〔博士、僕1人で十分に平気ですよ?〕
そらまぁ、鉄腕なアドムであるから、その怪力をもってすれば数分と掛からないのである。
運ぶ距離だって、大理石の廊下の先の勝手口まで。
勝手口は「警備会社のURISOKU」によって亜空間の外に繋がっており、八幡様のお墨付きの警備体制であるし(?)。
「コソコソ…いやいや、そこは社会勉強的に麻黄ちゃんにも手伝わせてあげたんだよねぇ…コソコソ。」
と、アドムに耳打ちしてみた。
副音声〔なるほど、分かりました。では丁度、ケッアルカトル竜運送も来ましたし、手伝ってもらいます。〕
ヨッシャ!アドムに許可を貰いましたよっ!!
「さあ、みんな、頑張って運ぶぞぉ!!」『お〜〜っ!』『モギュ〜〜!』
いや、ユキヲは無理じゃね?
いやしかし、一番ダメだったのは俺でした(汗)。
「ふぉぉぉ…重てぇぇぇ。無理ぃぃぃ…。」
この発泡スチロール、中に秋刀魚が何匹入っているんだよ?ってぐらいに重い。
俺の両手が限界を迎えてしまった(汗)。
『はい、お兄ちゃんっ。蒼焔の癒手!!』
あっ。いや、嬉しいんだけど、麻黄ちゃんの回復魔法ってば、いちいち身体が燃えちゃうんだよね(え)。見た目がヤバいんです。
副音声〔博士。それ大丈夫なんですか?〕
「ああ、全然熱くはないし、むしろ暖かくて力が湧き出てくるんだよね〜。」
不思議だけど、死んだ腕?はビンビンに復活。
再び、発泡スチロールを抱えて、えっちらおっちらと進むわけである。で、途中で燃えて(?)の繰り返し。
クソォ。ああ見えて、麻黄ちゃんもユキヲも俺より力持ちだった衝撃の事実。
麻黄ちゃんが発泡スチロールを両脇に抱えて軽々と進むのは、まあ、許せる。
しかし、ユキヲが背中に発泡スチロールを乗せてピョンピョンと俺を追い抜かして行くとは何ごとかぁ!?
「ぐはぁ。もはや立ち直れん。兄の威厳が…(涙)。」
誰だぁ!?社会勉強なんて言い出したのはぁ(怒)!?
俺でした(え)。
副音声〔博士。この発泡スチロールは神界製の輸出用特注品ですから、博士…のような方には、ちょっと重たく感じるのでは?〕
「…それ、先に言ってよぉぉぉ(涙)。」
きっと、アドムはこう言いたいのだ(え)、俺のような普通の人間に、発泡スチロールとは言え、神界製のものは荷が重いとねっ!!まさにその通りだよ(断言)。
で、その発泡スチロールを「万能鑑定」してみた。
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〈万能鑑定〉
輸出用特注品発泡スチロール〈神界製〉
種族〈神級・収納種〉
階級〈発泡スチロール〉
カテゴリー〈5.0+〉
光属性
聖属性
空間属性
固有能力
収納空間〈神級〉
収納中「白ねこ島産 秋刀魚新種〈シルバーサマナー〉×12尾」
能力
格納 保護 維持 鮮度 移送耐性
称号
神界製の輸出用特注品
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おぉう!?こんな見た目ただの発泡スチロールが、カテゴリー数値が「5.0+」とかヤバい代物だった(汗)。
しかし、なら仕方あるまい。俺、納得である。
「ふぅ、ふぅ。そら重たいよなぁ…どっこいしょ!!」
何とか運び切りました。もう限界です。
だけど次々にアドムと麻黄ちゃん、ユキヲによって運び込まれる発泡スチロールの箱を眺めていると、何とも言えぬ虚脱感というかさぁ…(涙)。
アドムなんて、何個も積み重ねて運んでいるんだよ(笑)。
そして勝手口の向こう側…羽根の生えた蛇さん達が働いている模様。ちょっと正視に耐えないですね(汗)。アドムが次々に手渡していく。
「あ、ピンクちゃん!」
『ッ!?』
ビクって、ピンク色の羽根の生えた蛇さんがいた。
いたから声掛けたんだけど、俺に声掛けられて発泡スチロールの箱を落としてしまい、同僚から冷たい視線を受けている。
責めないであげてぇぇ。俺が悪いんだよぉ〜(汗)。
「だ、大丈夫か、ピンクちゃん!?」
『…ア、ハイ。商品ハ…無事ノヨウデス…ホッ(安堵)。』
いや、秋刀魚なんていいよ!そういう問題じゃない。
「ごめんなぁ。俺が声を掛けたせいでさ、めんどくさいことになっちゃって…あ。それなら直接、蛇子さんに連絡を入れるからさぁ!!」
俺、名案である!ケッアルカトル竜運送のOCEであるククルカン・蛇子さんに謝罪を入れておこう。そうしよう!!
『イヤ!?待ッテェェ!!オ母様ニ言ワナイデェェ(涙)!!』
え?お母様?…う〜ん、オリエンタル美女な蛇子さんのお子さんですか?
でも似てないなぁ。あの人、下半身は蛇っぽいけど(え)。
いやまあ、広い意味でのお母さんでしょうか?家族的な?
「…そこまで嫌がるなら、ごめんね〜?」
なんかピンクちゃん、色合いのせいか話し掛けやすいんだよねぇ。
他の羽根の生えた蛇さんは苦手なんだけど…。
『ワ、私、仕事アルノデ…コレデ!!』
あっ、行っちゃった。嫌われたかなぁ…残念。
『お兄ちゃん、仕事が終わったよっ!!』『モギュ!!』
おお、俺が無駄話をしている間に終了していたようだ。手際が早いね!
「よしよし、頑張ったなぁ〜。」
イイコイイコと麻黄ちゃんとユキヲの頭を撫でつつ、俺は手触りを堪能するのだった。はぁ…癒されますね。俺の心の傷を癒やしてくれぇ。
「あやっちは?」
副音声〔僕はいいよ。それじゃあね。〕
あ、こっちも逃げられたぁ(涙)。
◇ ◇ ◇
さて、いつもの日課といきましょうか。
とりあえず、陸型ゴーレムである「田崎家初号型ゴーレムPG・GT」と水中型ゴーレム「田崎家初号型ゴーレムPG・MT」の生産が終了。
なもんで、ゴーレム作成に回していた資材は、現在、溜まる一方である(え)。トリントンとハッチは対抗心を燃やしているし。
とは言え、資材の一部は「夢の国」の建材に回されている。木材が無いのが難点だなぁ(汗)。
話しは逸れるが、そろそろ最初期の試作ゴーレムである「田崎家仮設ゴーレムPG・MT〈S01〉」の改修に勤しみたいところだが、何かワンピースが足り無い気がする。
そう、それは陸型、水中型ときたら決まっている…空中型でしょっ!!
昨夜はDSさんと2L (トゥエル)でアイデアを徹夜で練っていた次第でね(笑)。正直、寝不足である。
『お兄ちゃんっ、眠そうだねっ?はいっ、蒼焔の癒手!』
うおっ!?麻黄ちゃんの優しさで作られた青い炎がメラメラと俺を燃やす(え)。
「ありがと!目がスッキリしたよ(笑)。」
どういう仕組みやら?眠気が一時的にすっ飛ぶんだけど、これって身体に悪い影響ないよなぁ?麻薬的な??
「…しかし、麻黄ちゃんはいつの間にこんな回復魔法を覚えたの?」
『う〜んっ?昨日?かな?お兄ちゃんから、この短剣を貰ったら覚えたよっ。』
短剣…それは、俺が麻黄ちゃんにあげた、例の神炎炉の炎を次元結晶化して形状を変化させた短剣「神炎のナイフ」である。
嬉しそうに麻黄ちゃんは腰に短剣を差していた。紐でぶら下げる的な?
しかし、思ったよりも覚えたてだった(汗)。そんな簡単に覚えるもんなの?
「いやぁ、麻黄ちゃんは凄いなぁ。ユキヲもそう思うだろ?」
『モギュ〜!!』
ユキヲは麻黄ちゃんの頭の上が気に入ったようだ(え)。
なんとなく寂しいが、常にユキヲのラブリーな表情を見ていられるという利点はある。
あぜ道を進みながら、俺たちが向かう先はビニールハウス菜園だ。
最近は忙しかったから午後に後回しが多かったが、こちとらちゃんと野菜の苗の植え付けをしているわけでね。
そんなビニールハウス菜園は受粉担当の女王蟻、葉蘭と親衛隊長蟻の水引と、水撒きや野菜の管理を「田崎家農作業特化型ゴーレム○(マル)号機PG・AT〈A01〉」が行なっていて、上手く回っている。
ビニールハウスは3号棟まであるのだが、徐々に手狭になってきた。まだ出荷していないせいもあるのだが、近々、4号棟を建てる予定である。
勿論、ひ弱な俺は役に立たないので(汗)、我が眷属が総出でね!!
『モギュ〜?』
『はぁ…はぁ…はぁ…あれっ?僕っ、どうしちゃったんだろっ?』
ん?さっきまで元気だった麻黄ちゃんが、なぜか足取りが重くなり、しまいにゃ呼吸が荒い様子?
「ど、どうしたんだ、麻黄ちゃん?」
まさか、俺に回復魔法を使い過ぎて、魔力切れとかっ!?魔力値使い切ると貧血みたいになってぶっ倒れるからね(汗)。ああ、怖い。
『う〜んっ…頭が重いよぉ…。』
それは頭にユキヲが乗っているせいでしょうか?
「ユキヲ。ちょっと降りて、こっちにおいで。」
『モギュ!!』
ピョ〜〜ン!!と麻黄ちゃんの頭の上から俺の頭の上に移動とかっ!痛たたぁ。頭皮がぁ(涙)。
『うっ…気持ち悪いっ。』
こりゃ、エライコッチャァ(汗)。最悪、練丹を準備する俺。
だがその前に…麻黄ちゃんの身体情報を確認しよう。なんか嫌な予感がするし…。
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〈契約鑑定〉
麻黄♂〈次元属性\$!*zi/コンプレックス症〉
種族〈お化け提灯・魔王種〉
階級〈改造付喪神〉
カテゴリー〈2.1+〉
戦闘力 25
防御力 20
生命力 20
回避値 15
知能値 15
器用値 18
魔力値 21
闇属性21→次元属性21(NEW)
火属性20
光属性 10
戦技
火種
焔の渦
焔の剣
固有戦技
魔王の威圧〈生命力比率10%〉
固有能力
あやかし再誕〈魔王種〉
魔王種核〈儀来殻補強〉
導く者〈防人〉
魔王種形態〈炎光〉
竜脈補正効果(契約)
能力
提灯 浮遊 真摯 実直 信念 魔王 癒し 次元(NEW)
魔力系術式
下位(基本三原理)闇属性付加
下位(基本三原理)闇属性魔道弾
下位(基本三原理)闇属性誘導波動
中位(戦略級)闇属性波動
中位(戦略級)闇属性障壁
邪術系術式(NEW)
蒼焔の癒手
称号
田崎家百鬼夜行
元旦獣討伐者
魔王種
田崎家の弟〈四男〉
装備
神炎のナイフ〈短剣〉(NEW)
属性:次元属性LV400〈秘蹟武具級〉
付与効果:神炎〈完全燃焼・完全焼却・完全滅却〉
次元結晶化〈自己超修復・自己超再生〉
耐久値:300+α
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…次元属性\$!*zi/コンプレックス症って何ぞや?
「いかん。パンデミックやぁぁぁ!?」
またしても、次元結晶化が原因でパンデミック化したと思われる。
しかも、前回とは別症状で(汗)。
『モギュ〜〜(困)。』
仲良くなったばかりの麻黄ちゃんが、あぜ道の途中で苦しそうにしているのを見て、ユキヲが心配して鳴き声を上げている。
しかし心配は不要だよ、ユキヲよっ!だって俺には…そう、「抗 次元属性剤〈注射器タイプ〉」があるのだからっ(断言)!!
「大丈夫だ、心配するなユキヲよ!このお注射と練丹の併用で、すぐに元気になるからねっ!!」
大丈夫。ちょっとチクッてするだけだからぁ…(笑)。
『モギュ〜〜?』
え?顔がおかしいって?いや、なんて事を言うんですか、ユキヲよ。
俺は真剣ですよ!真剣に麻黄ちゃんのお尻にブスッと針を刺したいだけですからぁぁ(え)。
そんなわけで、「宝物庫〈Ω〉」から注射器を1本、取り出したんだけど…。
「さあ、麻黄ちゃん、痛くないよぉ〜。怖くないからねぇ〜?」
『うっ…うぅぅぅ。』
麻黄ちゃんの目が…危ねぇぇぇ!?危機一髪で俺は飛び退いた。
危うく、麻黄ちゃんの持つ短剣で切り裂かれるとこだったよっ(汗)。
「お、落ち着けっ!麻黄ちゃん!!兄が悪かったって!!お尻じゃなくて腕にするからさぁぁぁ(?)。」
『モギュ!?』
え?そう言う問題じゃないって?でもお尻に注射したかったんだからしょうがないじゃないの?
ドゴォォォ〜〜ン!!!
いかん(汗)。麻黄ちゃんの短剣の一振りで、ちょっと離れた場所の地面が抉れていた。いわゆるクレーター状になって、地煙が巻き上がっている…。
「えぇぇぇえ!?あの短剣、ヤバくねぇぇぇ!?」
あんなちっこい短剣なのに、刃と化した炎が飛び出しての、ドカ〜〜ン!とか、まるでアニメのような展開である。見た目、刀みたいに大型化してるし…。
いや、待て待て。そんな分析してる場合じゃないよ(汗)。
まだ、あぜ道の途中だったから良かったけど、ちょっと離れた場所にはビニールハウス菜園もあるんだし、これは被害が馬鹿にならんでしょっ??
「…注射が出来れば治るのにぃぃぃ(汗)。」
口惜しい。近付こうとしたら、麻黄ちゃんが攻撃モーションに入ろうとするんだよ(え)。あの攻撃をもう一度避ける自信は俺には無い。攻撃をかい潜って注射出来る自信も無いのだ(断言)!!
だから一定線を保って距離を取りながら、麻黄ちゃんを牽制する事にした。
「そもそも、夢の国ではDSさんが捕まえて抵抗出来なくなった人を注射してただけの俺だしなっ!!」
お尻にブスッと注射をするだけの労力だっただけでね…。
『モギュ〜〜?』
どうするの?って言われても、隙を見つけて注射するしかあるまい。
だが運動音痴の俺を舐めるなよぉ〜。そんな隙を俺が見つけられるものかいな(え)。
「膠着状態にして、誰か召喚して麻黄ちゃんを取り押さえてもらうしかないだろっ。他力本願、大いに結構!!」
自分で解決出来る訳がない(え)。早速、ポケットから小型「電子情報枠表示」を取り出したんだけど…。
『モギュッ!!』
ユキヲが慌てて声を上げる。
どうしたのか?と見れば、麻黄ちゃんが攻撃モーションに入っている!?
いかん、これはヤバイィィィ。膠着作戦、失敗か!?距離を取れば安全だと思っていた俺の判断ミスだ(汗)。
「こうなったら…竜脈の盾だっ!!!」
よもやよもやの初実戦投入である(笑)。
ちょっと心配だが、竜脈の盾の能力検証をしたばかりとあって、咄嗟に起動して麻黄ちゃんの攻撃にブチ当てる事が出来た。
ドゴォォーーーン!!!
うぉぉ…手が痺れるぅ。だがまあ、耐えられない程じゃないぞ。
ドゴォォーーーン!!!
え?いや、ちょっと待ってぇ!?連続攻撃はしんどいから。
ドゴォォーーーン!!!
うぉぉぉーーーい!?やめろぉ、麻黄ちゃん!!こちとら200秒の時間制限があんだぞっ!?
しかし攻撃は止まらない(汗)。その後も数発受け止めて、何とか再起動で竜脈の盾を出して吸収し尽くした…か?
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
《竜脈の盾・発動中》
発動時間・残り80秒
構成〈Verba Volant scripta manent〉
【すなわち、言葉は飛び去るが書かれた文字はとどまる。】
◯術式吸収
◯戦技吸収
◯増幅反射
◯絶対遮断
◯SC融合
◯.]]}<%%#£→SC登録
《ストック》仙属性+2・風属性+2・光属性+6・土属性+4・木属性+7・聖属性 +2・闇属性+4
・水属性+1・火属性+8
唯一ツノ貫ク槍ト成ラン〈土属性〉
疾走の蹄〈土属性〉
無敵の片鱗〈踏み潰す〉〈土属性〉
蒼焔の癒手〈闇属性〉
焔の剣〈火属性〉
焔の剣〈火属性〉
焔の剣〈火属性〉
焔の剣〈火属性〉
焔の剣〈火属性〉
焔の剣〈火属性〉
焔の剣〈火属性〉
焔の剣〈火属性〉
《SC融合》
絶歌瞬楓〈風属性〉
冥王破砕灼熱パンチ〈仙属性〉
向日葵の光輪〈木属性〉
〈中位級〉鎮痛〈聖属性〉
猫フィンガー〈激震天驚拳〉〈闇属性〉
超絶虹色光線〈光属性〉
グラビティ・プレッシャー〈木属性〉
強力溶解液〈木属性〉
精霊武術LV1〈光属性〉
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今まで登録してなかった火属性が…一躍、トップに躍り出る結果となりました(汗)。
なもんで、火属性の耐性がUPしたのか?後半はそれほどダメージは感じられなかったな。
「ふぅ、ふぅ…これ以上はヤバイな。何とかいうか、麻黄ちゃんの方が?」
「焔の剣」の連発でガス切れっぽい麻黄ちゃんは刀?を構えたまま、フラフラしている。
これ以上、強力な攻撃をされると困る。忘れてたけど、「魔王種化」すると攻撃能力が倍になるんだよねっ!!
『モギュ〜〜。』
何とかしてって?そりゃ、なんとかしたいのは山々だけどね。
でも竜脈の盾で吸収出来るとは言っても、何か失敗したら俺なんか弾け飛ぶからねっ??リスクが大き過ぎる(汗)。
「麻黄ちゃん、聞こえるかっ!?君は今、次元属性に犯されているいるんだ!気をしっかり持つんだっ!!」
『うぅぅ…僕もっ…ちゃんとした弟になりたいっ…みんなみたいに服を着たいっ…人間になりたいっ…。』
俺の声が届いたのか?フラフラしながら、麻黄ちゃんは視線も定まらないまま、自分の心を吐露していた。
それが麻黄ちゃんのコンプレックスだったのか…真面目で良い子で不満を言わない麻黄ちゃんだったけど、心の闇はだれにだってある。それに気付けなかった兄が悪いのだ(涙)。
「麻黄ちゃんは良い子だぞ!!俺の弟の中でも、特に出来た子だと兄は思うぞ!見た目がアレだからって、気にしちゃダメだ。気の迷いだぞっ!!」
自分で言ってて気付いたのだが、麻黄ちゃんの闇属性が次元属性になっちゃったのって、俺が渡した「神炎のナイフ」が原因じゃね?
そんで今日、俺に思いっきり回復魔法を掛けてたけど、アレって次元属性の症状を悪化させたと覚しい(え)。回復魔法って言っても邪術系術式だし…。
だが、今こそチャンスだっ!!この瞬間を逃すべきじゃないっ!!俺はユキヲと顔を見合わせ、決死の覚悟で駆け出した。
『それでも僕はぁぁぁっ!!!』
「うおっっっ!!!」『モギュゥゥ!!』
竜脈の盾を構えたまま、俺は麻黄ちゃんに突貫した。もうこれ、無我夢中である!
ドッゴーーーーン!!!
おっきいのキタぁぁぁ!?それでも俺は諦めない。ユキヲと一緒に炎の渦に飛び込み、竜脈の盾で吸収しながら突き進む。
「あちちっっ…(汗)。」
『モ〜〜ギュ〜〜!!!』
ユキヲから銀色の冷たい輝きが発生し、俺たちを包み込んだ。
心なしか涼しくなった気がする?これがユキヲの固有種結界「銀雪」か?さすがは雪の精霊だけのことはありますねっ!!
「でかした、ユキヲっ!!このまま突っ切るぞっ!!」
『モギュ!!』
左手に竜脈の盾を構え、右手に注射器を握ったまま、俺は一直線に駆け抜けた。
もう、竜脈の盾の保持時間ギリギリだ(汗)。
「うおぉぉぉ!!当たれぇぇぇ!!」
勿論、狙うは麻黄ちゃん。唯一の武器は注射器である。
スカッ!!
空振ったぁぁあ。
麻黄ちゃんが身を屈めて避けたせいだ。
だけどもそのままの勢いで、俺はすっ転びながらも前転回転…気付けば麻黄ちゃんのお尻が目の前に。
ブスリッ!!!
『痛いぃぃぃっ!?』
炎色一色のお尻に突き刺さる注射器。内部の「抗 次元属性剤」が進入すると同時に、麻黄ちゃんはピタリと動きを止めた。
そしてビビビッと震えるような仕草をした後、バフンッ!!て湯気が噴き出した!
「うおっ!?なんじゃコリャァァァ!!」
『モギュ〜〜!?』
湯気が止まらない。まるで加湿器の水蒸気のような勢いで。
モクモクと、麻黄ちゃんの姿まで見えなくなってしまう始末。それに湯気が熱いんだよねっ!!
「こりゃいかん!!一時退避ぃぃぃ〜〜。」
ユキヲを抱えたまま、俺はほうほうの体で脱出。もう泥んこだよ(涙)。
しかし、そうなったら麻黄ちゃんに何が起きたのか心配でたまらん(汗)。
何しろ、こんな症状は初めてだぞ。
「おーーーい!!麻黄ちゃ〜〜ん!!」
煙に向って声を掛けると…。
『んっ…お兄ちゃん?…あっ!!??』
何だ?声に変化は無し。いつもの麻黄ちゃんに戻ったようで、ホッとする俺である。
『…うっ…あああっ…。』
しかし、何やら煙の中で慌てている気配が…どうした?魔王種化か?はたまたお化け提灯に戻ってしまったのか?
『モギュ〜?』
俺はユキヲと顔を見合わせる。危険な雰囲気では無いのだけども…。
『あの…お兄ちゃんっ。…ビックリしないでねっ。』
「え?俺をビックリさせたら相当なもんだぞ??」
もはや生半可な事では驚かない俺である(え)。神様も俺を驚かす事なんか出来はしないレベルである(断言)。
煙が…晴れてきたなぁ。ふむふむ。そこに麻黄ちゃんの姿が…。
「えええぇぇぇーーーーーーぇぇぇ(驚)!!??」
『モギューーーーゥゥゥ(驚)!?』
驚きすっ飛んだ。腰が抜けたぁぁぁ(汗)。
『見て、お兄ちゃんっ!!僕も人間になれたよっ!!』
はいはい。確かに麻黄ちゃん、人間のような姿に変わっております。
燃えるような真っ赤な髪色でサラサラ。
そして褐色系の肌色に、つぶらな黒い瞳。ヤンチャの中に生真面目さが感じられる少年の姿だった…。
「…麻黄ちゃん、想定外に男前だなぁ…。」
何というか、もっと大人しそうな感じになると思ったけど(?)、ちょっとイメージと違った。逆に野生派イケメン?俺の弟、イケメンばっかりやぁ…(汗)。
『本当に?僕って男前ですかっ??』
「ああ、イケメンイケメン(涙)。俺の弟とは思えぬイケメンさ…ある意味、兄は辛い(え)。」
『これで僕も、橘花お兄ちゃん達と一緒だっ!!』
ああ、そうねぇ。まさかの次元属性症状からの人間形態化の取得成功とか、魔王種あっての力技なんだろうなぁ…コレ(汗)。
「しかしだねぇ…喜ぶ前に…ちょっと服を着ましょうか?」
『えっ…??』
そうです。麻黄ちゃん、全裸でしたっ!!いわゆる素ッ裸です。
橘花くんも当初はほぼ素ッ裸だったけど、あれは妖精さんぽくて小さかったから許容範囲だったんだよねぇ…。
対して、今の麻黄ちゃんは身長1m50㎝以上あるし、褐色肌で肉付きもまあまあで良い。いわゆる細マッチョ!!羨ましい(涙)。
そして1番の問題、あそこがちゃんと付いているっ!?何故だ??あ、元 付喪神から魔王種化したからか?
ともあれ、♂の象徴があり。言わば生々しいのだ。結構デカいし(え)。
『あっ…僕、どうしようっ(照)。』
テヘヘッと照れる仕草…なんて女殺しの恐ろしいコ!?将来が怖い(汗)。
「ふぅ…仕方ない。俺のシャツを着るように…。」
寒い。寒いけど仕方ない。俺は自分が着ていたシャツを脱ぎ捨て、麻黄ちゃんに頭から被せた。Lサイズのダボダボなんで、麻黄ちゃんの膝まで丈がある。
何というかギャップ萌えかよっ(え)。ちなみに俺のお気に入りのシャツだからね!
『これが服…ブカブカだねっ?』
「…後で2L (トゥエル)の奴に作ってもらうから、それまで我慢してくれな。」
まあ、これで♂の象徴は隠せたか(安堵)。
しかし、上半身裸の俺は…ユキヲのゆるふわ体毛で温まるばかり。背中が寒いっ(涙)。
「ブヘックショ〜〜ンッ!!」
『お兄ちゃんっ、大丈夫っ??』
麻黄ちゃんがピタリとくっ付いたら、あっ、なんかあったかいなぁ。ほのかにあったかい(笑)。良い感じ。兄、役得です(え)。
ちなみに、イケメンモードの麻黄ちゃんの身体情報はこちら。
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〈契約鑑定〉
麻黄♂
種族〈お化け提灯・魔王種〉
階級〈改造付喪神〉
カテゴリー〈2.1+〉
戦闘力 25
防御力 20
生命力 20
回避値 15
知能値 15
器用値 18
魔力値 21
次元属性21
火属性20
光属性 10
戦技
火種
焔の渦
焔の剣
固有戦技
魔王の威圧〈生命力比率10%〉
固有能力
あやかし再誕〈魔王種〉
魔王種核〈儀来殻補強〉
導く者〈防人〉
魔王種形態〈炎光〉
竜脈補正効果(契約)
田崎家四男形態〈人種〉(NEW)
能力
提灯 浮遊 真摯 実直 信念 魔王 癒し 次元 免疫(NEW)
魔力系術式
下位(基本三原理)闇属性付加
下位(基本三原理)闇属性魔道弾
下位(基本三原理)闇属性誘導波動
中位(戦略級)闇属性波動
中位(戦略級)闇属性障壁
邪術系術式
蒼焔の癒手
称号
田崎家百鬼夜行
元旦獣討伐者
魔王種
田崎家の弟〈四男〉
装備
神炎の次元刀〈刀〉(NEW)
属性:次元属性LV500〈秘蹟武具級〉
付与効果:神炎〈完全燃焼・完全焼却・完全滅却〉
次元断絶〈神ヲ斬リ裂ク〉
次元結晶化〈自己超修復・自己超再生〉
ペンダント化〈次元結晶〉
耐久値:400+α
真の覚醒シャツ〈服〉
属性:化学繊維LV30〈通常級〉
付与効果:本気でやったら出来る〈微〉
防寒効果
保温効果
耐久値:70
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ぬぅ…固有能力に追加された「田崎家四男形態〈人種〉」って(汗)。そのものズバリじゃね?
いやまあ、別にいいけど。本人も大喜びだしね〜〜。
あと、何気に神炎のナイフが強化されてるんですけどぉ…。
◆ ◆ ◆
田崎 蓮人
種族〈秘匿種(真王)〉
階級〈権現〉
所属国〈災害竜脈の地〉
カテゴリー〈70.4+〉※変化なし
戦闘力 1611+15
防御力 1529+15
生命力 1560+15
回避値 1408+15
知能値 605+5
器用値 25
魔力値 2438+25
無属性1481+15
地属性1513+15
固有能力
竜脈適正「最高位」
幸運の加護
雷霆の守護
世界卵の選別
蓬莱の恩恵
王桃の系譜
全能神の祝福
異世界言語LV1
宝物庫〈Ω〉
聖者の贈物
能力
打撃 調理 計算 博識 精密操作 努力 竜脈 再生 霊子
統治 隠密 命名 返還 猫愛 権現 免疫 鑑定
召喚系術式
契約
契約破棄
契約鑑定
召喚
送還
眷属召喚
眷属送還
眷属探知
眷属鑑定
竜脈の盾
竜脈結晶化
次元結晶化
万能鑑定
眷属
E5(エコ)さん
DS (ディス)さん
4R (シリュウ)
G3(ジザ)さん
2L (トゥエル)
契約
ルル君
金さん
チョメ君
ミミちゃん
シーちゃん
ミチ
花子さん
タロさん
ロンちゃん
クロちゃん
ハナちゃん
ハッピー
シマ
カア君(若彦)
乙女ちゃん
ユズリハ(野良ネズミさん)
紅葉
菅原くん
橘花くん
リコピン
JOL
葉蘭
水引
葛葉
榊
千歳
鳳来
八手
蒼原
不知火
漁火
八重波
白波
鳴海
夕潮
芍薬
水楢
柏
梛
茜
白妙
牡丹
鬼蕗
BM
BL
ユナイゼス
キュライアー
ビビアンナーシェ
イシヒメ
麻黄
ココちゃん
リリ君
亜弥
葦原
ロッキー
ユッキーナ
BR
ユキヲ
称号
竜脈使い
装備
魔弾・オレイカルコス〈魔銃〉
属性:中炭素鋼改LV220〈秘跡武具級〉
付与効果:神の遊具〈風属性〉
月光核〈新月〉増幅20%
耐久値強化〈合金〉
耐久値:400+α
小型「電子情報枠」
種族〈電脳媒体〉
階級〈生命樹分体〉
属性:電子属性20
カテゴリー〈2.5+〉
耐久値:500
ジーンズ〈服〉
属性:厚地織布LV18〈通常級〉
付与効果:物理抵抗
耐久強化
耐久値:60+α
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