第255話「人員配置で我が家の流通経路の確保の巻その3・茶番ではあるが、愛しさと切なさと心強さを感じた」
我が家転生…「我は無限の竜脈使い?」…が眷属育成計画中なのですw
第255話「人員配置で我が家の流通経路の確保の巻その3・茶番ではあるが、愛しさと切なさと心強さを感じた」
「おいっ!?そいつを止めろぉ!!」
俺は無謀なG3 (ジザ)さんを止めようとした。
何故なら、その黄色いソレは危険だった(え)。色んな意味でな!
音声《無駄じゃ!!残念ながら、基本的にこのL型は儂の言うことしか聞かぬのじゃ!》
な、何だとォ(汗)。
神兵ならぬ「田崎家業務専従L型」はほぼ、見た目はマネキン人形のよう。ツルッツルの頭である。
そんなL型の〈L壱〉と〈L弍〉が俺を羽交い締めにしやがったのだ!?やりやがったな、このジジイィ(怒)。
『モ、モギュッ!?』
俺の頭の上のユキヲが突然の事に狼狽えている。ああ、せめてユキヲだけはぁ!ユキヲだけはぁぁぁ(え)!!
音声《主よ…そこで指を咥えて見ているが良いわっ!ひょっひょっひょっ!!》
久しぶりに見たマッドなG3 (ジザ)さんに驚愕の俺。
「や、やめろぉぉぉ!!」
音声《さあ、L参よ!そのヌイグルミを神炎炉に設置するのじゃ!!》
もはや、世界を…ディ◯ニーを敵に回すつもりなのか、G3 (ジザ)さんよ!?
〈L参〉が手に持つ黄色いソレは…確かにクマではある。
妙なこだわりではあるが、G3 (ジザ)さんは自分の助手である妖怪仙人をクマのヌイグルミで統一しているのだ(え)。
工房の中央、巨大な「神炎炉」の扉が音を立てて開く。
内部には三つの受け皿があり、その一つにヌイグルミが置かれた。そしてG3 (ジザ)さんは俺から奪った(?)ばかりの仙桃もセット。既に残りの1つはセット済み。
つまりは、これはあらかじめ作られていた罠なのである。むぅ、なんて卑劣なぁぁ(汗)。
音声《準備は万端!!神炎炉、起動なのじゃ!!》
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《神仙術式・錬成演算≒NOCTURNE》の開始準備完了しました。
この神炎炉は《電脳統合システム〈OMOIKANE〉》と結合しています。使用にはG3(ジザ)の承認が必要です。※権現《田崎 蓮人》はその規定外です。
素材の確定〈錬成演算≒NOCTURNE99%〉
①プ◯さんぬいぐるみ〈黄色〉
②王桃
③仙骨〈神鉄+仙血〉
適合する技能を確定…選択して下さい。
〈神炎炉〉調整技能-
〈仙骨〉精製技能-
《竜脈生成率…100%》
精製予測〈錬成演算≒NOCTURNE100%〉…「妖怪仙人」変異率50%
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ああ、遂に始まってしまった(汗)。
副音声《お客様…申し訳…ございません。》
『モギュ〜(威)!!』
〈L壱〉達が申し訳無さそうに言った。
まあ、そこはそれ…ちょっとユキヲが威嚇しているけども、茶番劇なので大丈夫です?
「しかしG3 (ジザ)さん、俺は責任を取らんぞ?」
音声《分かっておるわい。安心するのじゃ。》
いや、分かっていない。何故なら、この件で必ずE5 (エコ)さんがブチ切れるから。
しかしもはや手遅れ(え)。だけど俺は抵抗したんだよ?と言うアピールをしたわけでね。なんたる茶番 (笑)。
「だがまさか…プ◯さんを使うとは…。」
BM、BL、BRに続いてのプ◯さんとか、何ちゅう選択だ(汗)。
そもそも、もはや名前のストックが無いですよ(え)。原作でも3人しか居なかったはず(え)。
「名前が微妙…Bなんとかにしたいけど、あからさま過ぎるなぁ(汗)。」
音声《そんな変な名前にするからじゃぞ?蜂蜜熊4号で良かろう?》
それは酷いっ(え)。それは名前じゃない!?
「はぁ…どうせなら、初めから第五元素循環回路を組み込んでおけば良かったんじゃない?」
BRに使ったから現在、手持ちに無いけどね。あ、白ねこ島で生産してこよう!
「まあ、名前の件は置いておこう。そのうち、名案が浮かぶだろう(え)。」
音声《蜂蜜熊4号で良いじゃろが?》
しつこい(怒)。ユキヲもお怒りですよ!
ちなみに、この一件以来、ユキヲはG3 (ジザ)さんを威嚇するようになりました(え)。
◇ ◇ ◇
『モギュュュ(威)!!』
ユキヲの気が立っています。所構わず威嚇しています(汗)。
って言うのも、隣のシャクヤク・ホスピタル&錬金術本舗に戻ってきたんだけど、その受付カウンターにちゃっかり〈L壱〉が座っていたからでね。
副音声《お客様…いらっゃいませ。…向かって左側が院内設備。…右側通路の先が錬金術本舗となっております。…御用件を承ります。本日は受診ですか?》
受付嬢の衣服はどこから持って来たのやら?紺色だけど、艶やかな雰囲気だ。なんと言うか、キャビンアテンダントっぽいね。
「ん、案内は良いよ。錬金術本舗に行くだけだからさ。人造兵を回収するだけだし。」
副音声《作製依頼ですか?担当の者をお呼びしますか?》
え?そう言うシステム?でも担当って、どうせ2L (トゥエル)でしょ?
「ああ、いいよ。いいよ。そのまま素通りしても良いよね?」
副音声《勿論でございます…田崎様におかれましては、全てに勝る最優先事項となっておりますので。…御用の際には何なりとお申し付け下さい。》
これぞ特別待遇、イイね(え)!現実社会じゃあり得ない!今までの苦労が報われたよぉ(涙)。
しかし、マネキンとは言えども、制服を着ただけで変わるものだ。
なんだか無機質な雰囲気だったフロアが、一変して明るくなったように感じる。気のせいではあるが(笑)。
廊下を進み、俺たちは錬金術本舗へ向かった。ユキヲはキョロキョロしている。
「ここから先はSFチックになるけど…ユキヲに言っても分からないかぁ(笑)。まあ、危険じゃないから大丈夫だぞ?俺がユキヲを守るからね。」
『モギュ〜。』
え?俺も守るぞって?そんな事を言われたら涙がちょちょギレるでしょが(涙)。
SFっぽい自動扉がプシュ〜と開くと、ユキヲは固まった。
フロアは各種、格納式調整庫区画を含む扉が取り囲んでいる。
まあ、俺も全室覗いた訳じゃないんで、どこに何があるのかは把握していないけども(え)。
そしていつもの様に、フロアの中央に設置された素材管理用の電子情報枠表示を見上げた。
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《素材倉庫・資材一覧》R3.01.20
◯神鉄280g
◯神砂1500g
◯星砂19kg
◯金剛石26kg
◯希少貴光石7g
◯紅鉄300kg
◯海深紅玉4050kg
◯超伝導鋼29kg
◯第六周期複合鋼200kg
◯真銀鉱19g
◯魔鉱石890kg
◯隕石鋼1400kg
◯雷鉱石18kg
◯水銀鉱480kg
◯妖銀鉱800Kg
◯硬化石170Kg
◯金鉱石400kg
◯銀鉱石540kg
◯鉄鉱石4500kg
◯砂鉄60kg
◯炭素25Kg
◯硬化剤27kg
◯シリコン18kg
◯マンガン9kg
◯リン456g
◯硫黄680g
◯土砂24000kg
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トリントンとハッチの成果である。
相変わらず、この両名は対抗意識があるようで(汗)。
そして俺たちは格納式調整庫区画へと足を踏み入れた。
音声『ホッホッホ。旦那様、頼もしい護衛を連れておりますなぁ。』
おっと、その声は…我らが執事長のDSさんだ。
「さすがはDSさん!この子はユキヲ。俺の心の友だよ!」
音声『ふむふむ…良い顔をしておりますなぁ。この子はきっと強くなりますぞ。』
可愛いだけじゃない。その心の強さを認められたのだ。分からん奴には分からんのですよぉ〜(涙)。
そしてDSさんに認められたからには、もはやユキヲの立場は安泰である。
何故なら、このナイスミドルなDSさんこそ、我が家の影の支配者なのだからっ(え)。俺の立場?知らんがな。
『モギュ〜っ!!』
ユキヲが喜んでいる。そして俺も嬉しい。
「やったな、ユキヲ!俺も鼻が高いぞっ(嬉)!」
ははははは(笑)。
音声【…とは言え、ハッピーさんのところの精霊ですからね…推して知るべしってところですけどね。】
「うっさいゴラァ(怒)!」
人が気持ちいい気分に浸っていたってのに、ダメ天使がチャチャ入れやがった。
俺は地獄耳だっての。
音声【ヒィィ。しかし本当のことですからぁ…。】
『モギュゥゥ(怒)!』
そうだそうだ!ユキヲもキレますぞ!!
「そんな事より、完成したのか??」
音声【はえ?はぁ…ENTJ型の陸型 人造兵ですね?ええ、まあ、出来てますが…。】
どうした?何とも煮え切らない返答だな?
音声【出来てはいますが…やはりあのデザインは…。】
「ほほう?俺のデザインに文句があると?」
2L (トゥエル)の癖に生意気なぁ(怒)。
「ユキヲの怒りを思い知るが良い!!」
『モギュモギュ〜ゥゥ(怒)!!』
音声【ヒィェェェ〜(涙)。】
茶番である(え)。圧倒的な茶番である(え)。
音声『…旦那様。田崎家ENTJ型ゴーレムPG・GT〈E0G〉を御確認下さい。』
うっ。DSさんに口を出されたら、もうちょっと茶番を続けたかったけどなぁ(笑)。仕方ない…。
「はいはい。え〜と、これかぁ!?」
格納式調整庫の一つに格納されたそれは…うん、デカいっ(汗)。しかし、それは俺の注文通りである。
『モギュ〜?』
「うんうん。これは陸型ゴーレムを統括する指揮官型のゴーレムだよ、ユキヲ。」
ユキヲも興味あるみたいだな。
何せ、これのアイデアの発端は、ハッピーの聖域に出現した「雪玉王」だからなぁ(え)。
当初、指揮官型ゆえに水中型と同じく「ウミー」のような小型にしようと思ったのだが、陸型の指揮官型が小型というのは如何なものか?とイメージ案を一新。
新たにデザインし直したコレは…全高3m 横幅2mという、量産型よりも大きめとなったのである!つまり、想像以上にかなりゴツい仕上がりで(え)。
「強く硬く逞しく…それが〈E0G〉のコンセプトだっ!!」
『モギュ〜(喜)!』
「うむ。ユキヲも分かってくれるのかぁ(喜)!」
早速、俺は〈E0G〉を格納式調整庫から解放した。
見事な出来栄えである。
音声『旦那様。デザイン通りに作成しましたが、如何でしょうか?』
「ああ、DSさん、素晴らしいよ!!」
音声『…カモネギ装備には金剛石を使用しております。基部に超伝導鋼形状記憶細胞を内蔵しておりますので、変形時にはウィング形態へと変わります。最高安定速度は80キロを予測しています。』
ほほう。それはホントに素晴らしい。
俺の無謀なアイデアをDSさんの錬金術が現実してくれたわけだ(ニヤリ)。
「早速、収納っと。」
起動する前に、俺は〈E0G〉を「宝物庫〈Ω〉」に突っ込んだ。
ついでに、その横に格納されていた〈G07〉もな。
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《宝物庫〈Ω〉展開》
在庫:28種類
◯11万3千301神貨
◯田崎家仮設ゴーレム18号機PG・GT〈G07〉〈陸型量産機〉
◯田崎家ENTJ型ゴーレムPG・GT〈E0G〉〈陸型指揮官機〉
◯スイフ◯スポーツ〈赤色〉
◯仙桃詰め合わせセット〈神桃1個・王桃46個〉
◯猫の千両箱〈500円玉等価交換 SR〉(猫の小判×109)
◯猫のへそのゴマ〈五百円玉等価交換 UC〉
◯猫のダイヤモンド〈五百円玉等価交換 UR〉
◯グチャグチャ折り鶴〈業務中…お茶出し係〉
◯ポイントカード「万華月」〈異世界産業クレセント20ポイント〉
◯損害賠償目録〈八幡宮総括本部対応残りポイント50〉
◯竜宮城割引チケット×5〈お得な割引チケット〉
◯第六周期複合鋼製の針(×8)
◯第六周期複合鋼の扇子〈菊華模様〉
◯第六周期複合鋼の鞍 (×1)〈小型〉
◯水風船〈神の遊具〉
◯練丹〈下級仙薬〉×16
◯大黒天の福札〈福を呼ぶ御札〉
◯毘沙門天の武札〈武勇を助ける御札〉
◯弁天の楽札〈楽の才を導く御札〉
◯福禄寿の寿札〈寿を司る御札〉
◯寿老人の命札〈命を延命する御札〉
◯布袋の運札〈運命を超える御札〉
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さあ、何が楽しみって…これを見たハッチがどんな反応をするかが楽しみなわけでね!!
「よし、白ねこ富士山に行くぞ!2L (トゥエル)、ついて来い!!」
音声【いいんですかぁぁ!?】
良いんですかも何も、仕方ねぇだろが!?〈E0G〉の起動テストだし(え)。
「嫌なら良いけど…DSさんに頼むし。」
音声【嫌じゃないですぅ!!置いてかないでくださぁぁぁい!!】
『モギュ〜(呆)。』
ユキヲが呆れてますよ?
音声【むう。新参ものめがぁ。閣下は僕のものですよっ(断言)!!】
何を張り合っているのやら?ユキヲの愛しさと心強さに勝るものは無し!ですよ(断言)。
ユキヲは絶対に離さないぞっ!!
はい、白ねこ島にやって来ました。勿論、ユキヲも一緒です(笑)。
白ねこ島に至るまでに、ユキヲにとってはすったもんだ?の色々とありまして(汗)。
真っ先に仏壇の上のシーちゃんの洗礼を受けましたが(え)、そこは俺も譲りません。ユキヲは俺が守る!!
「シーちゃんは姉御肌だから、見た目はキツいけど許してやってね?まあ、心の中もお節介焼きっぽいけどねぇ。」
『モギュ〜?』
音声【閣下、また適当な事を言っていると怒られますからね〜?】
そう言ってバラす奴が居る。バラす傾向が強いのはE5(エコ)さんだけど(え)。
音声【そんな目で見ないで下さい…あと新参者も。】
『モギュ〜(威)!』
どうもユキヲと2L (トゥエル)の相性も良くないなぁ(汗)。
どうしてみんな、ユキヲの可愛いさと切なさと心強さが分からんのか(え)?
「ユキヲ、あいつはダメ天使だから気にするな。そんな事より、椅子ジェットコースターだ!!」
白ねこ島=椅子ジェットコースターと言っても過言では無い。
必ず、みんな一度は経験しなきゃならないアレだよ(え)。
音声【閣下!正気ですかぁ!?】
「はあ?」
何を今更。ちょっとアドムに声をかけようと思うのだが。アドムは1階のラウンジかな?
音声【いやいや。ユキヲと一緒に飛んで行くつもりですかぁ?そんなハードル高すぎではっ??】
むっ。いや、確かに、ユキヲにとっては初めての椅子ジェットコースター。
とは言え初めての尽くしの「白ねこ島」だよ。ユニットバスの浴槽の水 (入り口)に突っ込む時でさえ、かなり抵抗があったからなぁ(え)。
「…確かにハードルが高いかぁ。」
『モギュ〜。』
ユキヲの瞳は純粋だ。この瞳を濁らせる事だけはしたくない俺である(え)。
「しかし、じゃあどうしろと?ユキヲをお前に任せるのだけは心配だっ!」
音声【何でですかぁ!?どんだけ僕の評価が低いんですかぁ!!??】
自分の心に聞いてみろ(断言)。
『モギュ!!』
ユキヲは俺から離れたくないとしがみ付いている。はぁ、俺は幸せだ(え)。
音声【あのですねぇ…何の為の〈E0G〉ですか?】
ま、まさかお前…!?
「〈E0G〉の飛行形態で?乗って行こうと言う算段かぁ!?」
ニヤリと2L (トゥエル)が笑った。
クッ…確かにナイスアイデアだが、俺は忘れていない。田崎家農作業特化型ゴーレム◯(マル)号機 PG・AT〈A01〉の悲劇をっ!?
田崎家農作業特化型ゴーレム◯(マル)号機 PG・AT〈A01〉は今日も元気にビニールハウス菜園の管理をしてくれている。
もはやなくてはならない人造兵である。
だがしかし、〈A01〉も飛行形態になれるのだが、その飛行形態はガ◯ラの如き回転仕様。俺じゃなくても100%嘔吐必至である。つまり、アレには二度と乗るつもりは無いっ!!
「…いや、俺は信じないぞ。絶対、何かオチがある筈だ(震)。」
音声【閣下、どんだけトラウマになってんですかぁ…(汗)。】
呆れるんじゃない。お前に呆れられるとはどう言う事だ(怒)!?
音声【いやいや、大丈夫ですって!今度の〈E0G〉は大丈夫ですって!!】
「信じられるかぁぁぁ(絶)。ユキヲを危険な目に合わせられるかぁぁぁ(絶)。」
『モギュ〜〜(絶)。』
俺たちは絶叫した(え)。
音声【えぇぇ…。】
断固、拒否するぞ。
そもそも実験するならダメ天使が乗れば良いじゃないの?と言う事で…こうなりました(え)。
副音声〔じゃあ、僕がユキヲ君を白ねこ富士山の麓まで運べば良いんだね?〕
「ああ、頼むよ、あやっち!あやっちだけが頼りだよっ!!」
あやっちに来てもらいました(え)。俺の孫認定の出来たコである。
音声【閣下!態度が違いすぎますよっ!!】
うるさい(怒)。むしろ、あやっちの手を煩わせてすみません(汗)。
白ねこ島の侍従たちって、ホントに忙しい子達ばっかりだからさぁ。
『モギュ!』
お、ユキヲはあやっちとは直ぐに慣れてしまったようで、じゃれ付いて遊んでいるようだ?相性が良いのかなぁ?
そしてなんか、あやっちって小動物が好きそうだなぁ。新発見である(え)。それにつけても、あやっちって良い子だなぁ。
副音声〔ははは。ユキヲ君、くすぐったいよ(笑)。〕
そしてあやっちは自前の「盾槍」を取り出すと、それに跨いで浮上し始めた。あやっちの「超念動」である。
いつ見ても凄いな〜。あやっちは◯◯な塔に住む予定の超能力少年なのだ…。
副音声〔じゃあ、先に行っているよ。〕
『モギュ〜。』
軽く一言、ヒューンと行ってしまったぁ。ああ、ユキヲ…ぉ。
「こうしちゃいられん、アドム頼むぞ!!」
副音声〔はい、博士。椅子に座って下さい。〕
ちなみに、現在ココはコテージの前である。コテージ前での茶番である(え)。
ちゃんと鉄腕なアドムに椅子を持ち出してもらったわけでね。準備は万端である。
音声【ちょ、閣下ぁ!?先に〈E0G〉を出しておいて下さいっ!!】
「あ、忘れてた(断言)。」
いや、本当に忘れてたんだよ?そんな目で見るんじゃない(怒)。
俺は椅子に座りながら「宝物庫〈Ω〉」から田崎家ENTJ型ゴーレムPG・GT〈E0G〉を取り出して、砂浜にドス〜ンと置いた。
コレ、重量もかなりのもんだなぁ(汗)。
副音声〔博士、行きますよ!〕
「おっ……けぇぇぇ〜〜〜〜ぃぃぃい!!!!」
OKと言う前に、既に飛んでいた(え)。凄まじい空気抵抗だがいつものことだ。慣れとは怖い。
グ〜〜ンと飛んで、ドヒュ〜〜ンと目的地へ。いやぁ、何度やってもスペクタル(?)である。上空から見る白ねこ島の景色は最高だよねっ!!
副音声〔博士、到着しましたよ。〕
「いやぁ、到着。お待たせぇ。」
…あやっちを追い抜かしていました(汗)。まだまだ、あやっちは移動中のようで。
やっぱり何だかんだ言ったところで、椅子ジェットコースターに敵う物は無いという現実。無情である(え)。
しかし、採掘現場は既に動いていた。陸型ゴーレムの量産型たちは列をなして採掘穴に突撃している。
大丈夫か、コレ?採掘穴が増えている(汗)。白ねこ富士山が禿山にならないかと心配である。
「お〜〜い、ハッチ?」
ハッチは何処行った?
副音声〔ハ〜〜ハッハッハ。とうぅっ!!〕
この声はっ!?まるで戦隊モノちっくな掛け声で、採掘穴から飛び出したその者は…黄色い戦闘服、黄色いマフラー、胸には「8」のマーク。蜂を形どったヘルメット。
副音声〔ハッチマン、参上ぉ!!私を呼んだかな?〕
ハッチ…マンだとぉ?勝手に改名しやがった(汗)。
「いや、ハッチマンじゃねぇ。お前、ハッチだろ?」
副音声〔誰が何と言おうと、私はハッチマンだとも!!ハッハッハッ!!!〕
人の話を聞かない…のか?
とは言え、マスクの下から覗く白い歯と豪快な笑顔…完璧にハッチじゃねぇか(怒)。
まあ、いいや。普通に「万能鑑定」を起動してみた。
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〈万能鑑定〉
ハッチ♂
種族〈電子の人形〉
階級〈侍従〉
カテゴリー〈2.3+〉
電子属性
無属性
土属性
風属性
固有能力
霊子核〈ダンブライト心臓〉
第五元素循環回路搭載「万能型」
伝達経路回路「変身ヒーロータイプ」
箱庭システムVr01《改造刑事型思考人格type8マン》
擬人改造積層構造体〈008マン変身〉
能力
刑事 正義 捜査 指揮 勇猛 サイボーグ 変身 礼儀作法(NEW)
称号
白ねこ島 専属侍従
サイボーグ刑事
装備
侍従服 (白色装飾)〈服〉
金剛石製ツルハシ〈採掘具〉
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副音声〔ハッハッハッ。勝手に私の身体情報を見てはいけないよ。〕
爽やかだな、コイツ。なんか腹立つ(え)。
「100%、ハッチじゃねぇか!?」
副音声〔変身解除…勿論、変身していない時はハッチだがねっ!!〕
シュルン!と変身が解かれ、アメリカンナイスガイなハッチが現れてそう言うわけで。
なんか面倒臭いなぁ(汗)。
そんなこんなしていたら、あやっちが来ました。ちゃんとユキヲを抱いている。
「あ、ユキヲ〜〜!!」
『モキュ〜〜。』
あやっちから俺に飛び付いて来た(笑)。ちょっと震えてるけど、大丈夫のようだ。
副音声〔大人しくて良い子だったよ。〕
そうか、そうか。ユキヲは良い子だなぁ。そしてあやっちも良い子だなぁと思うんですよ
!!いや、本当にっ!!
副音声〔…いや、僕はもう帰っていいのかな?〕
「いや、冷たいな、あやっち!?」
お昼時と夕食時にしか会わないあやっちである。もう少し、あやっちを堪能したい気分である(え)。
副音声〔良ければ私と一緒に穴を掘らないかい?キラ〜ン。〕
白い歯を輝かせながら、ハッチは金剛石製のツルハシを担いでそう言った。多分、あやっちに言っているのだろう?どう評価したら良いのかよく分からん(汗)。なんかヤバい意味にも聞き取れるし(え)。
副音声〔…いえ、結構です。さようなら。〕
副音声〔ヘイ!クールだね〜。ハッハッハッ。〕
なんだ、これは?って言うか、あやっちとハッチってこれが初対面か?初対面にして、既にあやっちの拒絶感が凄い件。普段、あやっちがしない目をしてる(え)。
「いや、あやっち!?あやっちが帰っちゃったら、ユキヲの帰りが…。」
ダメだった。飛んで行ってしまった…(涙)。
ユキヲがバイバイと手を振っている。違う、そうじゃないんだよ〜。
副音声〔心配いらないよ。私も変身すれば空を飛べるからねっ!ハッハッハッ!!〕
コイツ、ホントに面倒臭い奴だなぁ(汗)。
副音声〔ところで、今日は7体目の人造兵を持って来てくれたのかな?〕
「ん?ああ、まあな。だが、その前に…だな。」
そろそろ来る頃だと思うのだが?空の彼方から黒い影が…お?思ったより速そうだぞ?
副音声〔おや?アレは何だい?まさかサプライズなのかい?〕
「そう、あれこそは陸型量産機であるガチョウ型とは違うコンセプトの元、最強の陸戦型として誕生したカモ型騎士タイプであるっ!!見て驚くが良いわっ!!」
『モギュ〜〜(驚)!?』
いや、ユキヲは既に錬金術本舗で見てるけどねっ!?
副音声〔おお、コレは凄い!?まさにワイルドじゃないか!ハッハッハッ!!〕
ハッチ、予想以上に大喜びだ。
全高3Mの巨大なカモ型飛行形態が着地と共に、瞬時に擬人化形態に変形していた。
副音声『…そうカモネ〜?ワイルドカモネ〜!!』
カモ頭部は口バシが開いて、まるで騎士の兜のように勇ましく変形し、全身も鎧のように心強さ(?)を形成する。正直、激しくカッコ良い騎士のようで!!外殻装甲は金剛石なので、全身が青色っぽいのも決め手だな。
そして、翼と尾羽を形成していた「ワイルドダッグ・ウィング」が「カモネギ装備」に変形して両腕に装着された。巨大で重厚な盾と騎士剣である!!でもちょっと何処かで見た雰囲気でもある(え)。ちょっと著作権法が怖い…。
「…正直、これは無敵だなぁ!?」
音声【……。】
ダメ天使、何故に無言か?
音声【…ディ◯ニーに近付けるぐらいなら任◯堂寄りに持って来ましたかぁ…もうどうなっても知りませんよ。】
「…だって、まだ任◯堂の方が良いでしょがっ(怒)!?」
音声【…とは言え、乗りごごちは非常に安定していましたよ…。】
チッ!俺は騙されんぞっ(え)。こっそり出てきた2L (トゥエル)がそんな事を言うが、本当に乗っていたのか怪しいところだ。
音声【いや、ちゃんと乗ってましたからねっ!?】
副音声『そうカモネ〜。乗ってたカモネ〜〜。』
…待て待て。この声、まさかの〈E0G〉の声か?
「…〈E0G〉?」
副音声『そうカモネ〜!!ワイルドカモネ〜?』
…どうしてそうなった!?まるでアホの子みたいな口調なんだが??
「…おい、2L (トゥエル)。どうしてこうなった?」
音声【いや、そこは僕に言われても、ですね…さっきまで普通に喋ってましたけども。】
はぁ?じゃあ、誰に言えば良いんだ(怒)!?
副音声〔おお、では決めたぞ!お前の名前は「ワイルダーZ」だっ!!〕
「…ん!?いや、お前、勝手に…!?」
副音声『そうカモネ〜!!ワイルダ〜〜ゼットカモネ〜!!』
『モギュ〜〜っ(楽)!』
…はっ!?コレ、ハッチのせいかぁ!?
いや、ユキヲもはしゃぐんじゃありません(え)。
え?ユキヲZ?いや、ダメですっ!!
音声【あ、閣下。〈E0G〉のバイタル表示を出しますね?】
_________________________________
竜脈解析vr6.5「霆」リンク
〈人造兵バイタル表示…正常〉
ワイルダーZ(田崎家ENTJ型ゴーレムPG・GT〈G0M〉)
種族〈人造兵〉
階級〈指揮官型〉
カテゴリー〈2.5+〉
戦闘力 30
防御力 25
生命力 25
回避値 20
知能値 15
器用値 20
魔力値 25
水属性20
土属性25
風属性20
戦技
カモネギ・ソード
カモネギ・シールド
固有能力
内部骨格『石棺』〈変形機KAMONEGI〉
魔道回路〈ENTJ型・GT統合頭脳〉
賢者の核石〈ENTJ型増幅器内蔵〉
外殻甲冑+「金剛石」〈硬度調率〉
超伝導鋼形状記憶細胞〈ワイルドダッグ型モード〉
収納空間回路〈四方4メートルサイズ〉
能力
地上適応 空中適応 水中適応 騎士道 装甲 統合頭脳 指揮 連携 収納
称号
ハッチの補佐官
現在地…白ねこ富士山麓仮設倉庫
感情…ワイルドな気分だ。ハッハッハッ。
_________________________________
え〜〜と。
名前が既に「ワイルダーZ」に固定化されてるっ!?
しかも、感情が「ワイルドな気分だ。ハッハッハッ。」って何だよ!?確実にハッチの感情が移入してんじゃん!?
音声【もはや手遅れなのでは…閣下?】
まあ、もともと〈E0G〉はハッチの補佐官として作った人造兵だから、それは構わんけど、〈E0M〉なウミーとは違い過ぎるのが何とも…(汗)。
副音声〔頼むぞ、我が相棒よっ!!〕
副音声『ワイルダ〜〜ゼットカモネ〜〜。任せるカモネ〜〜。 』
何やら、あっちはあっちで既に友情を育んでいるようで…固い握手をしている。
手遅れである(え)。まあ、頑張って欲しいと思いつつ、俺たちは白ねこ富士山を後にしたのだった…。
あ、帰りはみんなでワイルダーZ (?)に乗って帰った次第。
うん、安定した飛行だったが、まだ俺は信用しないのである(え)。
◆ ◆ ◆
田崎 蓮人
種族〈秘匿種(真王)〉
階級〈権現〉
所属国〈災害竜脈の地〉
カテゴリー〈67.6+〉※変化無し
戦闘力 1551+15
防御力 1469+15
生命力 1500+15
回避値 1348+15
知能値 585+5
器用値 25
魔力値 2338+25
無属性1421+15
地属性1453+15
固有能力
竜脈適正「最高位」
幸運の加護
雷霆の守護
世界卵の選別
蓬莱の恩恵
王桃の系譜
全能神の祝福
異世界言語LV1
宝物庫〈Ω〉
聖者の贈物
能力
打撃 調理 計算 博識 精密操作 努力 竜脈 再生 霊子
統治 隠密 命名 返還 猫愛 権現
召喚系術式
契約
契約破棄
契約鑑定
召喚
送還
眷属召喚
眷属送還
眷属探知
眷属鑑定
竜脈の盾
竜脈結晶化
次元結晶化
万能契約
眷属
E5(エコ)さん
DS (ディス)さん
4R (シリュウ)
G3(ジザ)さん
2L (トゥエル)
契約
ルル君
金さん
チョメ君
ミミちゃん
シーちゃん
ミチ
花子さん
タロさん
ロンちゃん
クロちゃん
ハナちゃん
ハッピー
シマ
カア君(若彦)
乙女ちゃん
ユズリハ(野良ネズミさん)
紅葉
菅原くん
橘花くん
リコピン
JOL
葉蘭
水引
葛葉
榊
千歳
鳳来
八手
蒼原
不知火
漁火
八重波
白波
鳴海
夕潮
芍薬
水楢
柏
梛
茜
白妙
牡丹
鬼蕗
BM
BL
ユナイゼス
キュライアー
ビビアンナーシェ
イシヒメ
麻黄
ココちゃん
リリ君
亜弥
葦原
ロッキー
ユッキーナ
BR
ユキヲ
称号
竜脈使い
装備
魔弾・オレイカルコス〈魔銃〉
属性:中炭素鋼改LV220〈秘跡武具級〉
付与効果:神の遊具〈風属性〉
月光核〈新月〉増幅20%
耐久値強化〈合金〉
耐久値:400+α
小型「電子情報枠」
種族〈電脳媒体〉
階級〈生命樹分体〉
属性:電子属性20
カテゴリー〈2.5+〉
耐久値:500
まごころTシャツ〈服〉
属性:化学繊維LV20〈通常級〉
付与効果:しごとキッチリ+
保温効果
物理抵抗
耐久値:40
ジーンズ〈服〉
属性:厚地織布LV18〈通常級〉
付与効果:物理抵抗
耐久強化
耐久値:60+α
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