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第24話「黒いモヤモヤ。新たな同居人(?)」

我が家転生…「我は無限の竜脈使い?」…が眷属育成計画中なのですw


第24話「黒いモヤモヤ。新たな同居人(?)」


いつの間にやら、俺は虚弱体質を脱却していたらしい…。

そう考えると、確かに寝起きもいい。力が湧き上がってくるようだ!気のせいだけど。


E5(エコ)さんと共に身体情報ステータスを見返したものの、この既成事実は覆らない。E5(エコ)さんがポンコツである可能性も覆らない程に。



ピ〜♪ピピピッ♪ピ〜♪


おっと、この音は炊飯器の炊き上がり完了の音だな。

正直、白米を自分で炊くのは久し振りだ。上手に炊けました〜かな。



俺はキッチンから海苔と梅干しを持ち出す。

小腹が空いたので、簡単におにぎりを作るつもりだ。

ボォルに水を入れて居間に持ってきた。準備完了。


「おにぎりなんて、最近じゃコンビニで買うもんだって習慣になってたからなぁ。」


まったく良い時代になったものだ(懐)

俺にはもう手が届かないけどねっ!週刊◯ャンプ(涙)!!


なんか、俺のおにぎり…塩味がするよ?しょっぱいな。



更に、予備におにぎりを2個作って皿に入れて置いておこう。中身は梅干しだ。


「シーちゃん、食べる?」


『ミャ。』


仏壇の上のシーちゃんは顔をプイと背けた。寂しいね。


今のうちの猫ちゃん達はお利口だから、人間の食べ物を欲しがらないんだよ。

それに比べて何でも欲しがったのは…。


ガリガリッ…ガリガリッ…



そうそう、昔はドアをガリガリって引っ掻いて、開けろ!開けろ!ってうるさい飼い犬がいてね…え?



ガリガリッ…ガリガリッ…



ま・さ・か(汗)


そこは階段への入り口。そう。懐かしき黒柴の「タロさん」がかつて居た場所。

脳裏によぎる黒いモヤモヤ。



ガリガリッ…ガリガリッ…



竜脈生活3日目。何が起こるか分からない。

…俺は差し足忍び足で扉に近付く。



ガリガリッ…ガリガリッ…



俺は意を決して扉を開く。

何てったって、俺の生命力は「30」ですよ。そう簡単にはフッ飛ばないぞな。



ガチャ!



「ぎゃっ!?」



シュシュ〜〜!!



それは灰色の弾丸。まさかの事態に俺は自分でぶっ飛んだあ。壁にぶつかって2転3転。痛たたた…。


当の灰色の弾丸は、見事に机の上のおにぎりを1個強奪してUターン。


「シーちゃん!!見てるだけなのぉ??」


『ミャ〜。』


シーちゃん傍観の構え。

猫とネズミって天敵って言うけども、家飼いの猫ちゃんて野生を失ってんだよね。逆に捕まえられても困った事態だったが。血だらけでね。


まあ、孤立した我が家に取り残されたと思しい野良ネズミもお腹すくだろね。もう3日目だし。

そもそも、気付かなかったけど居たんだぁ?ってところだ。カア君と同じパターンだな。



ビビってないよ。突然すぎてビックリしただけだよ?



「取り残されたらしょうがない。同じ家に住む仲間みたいなもんだよなぁ。チョメ君の親戚みたいなもんだし(え?)。」



_________________________________


(*´꒳`*)御主人様、熱源サーチ完了しました。


先程の個体は地下室を住処としているようです。


_________________________________


へ〜。そうなんだ。

今頃は住処で俺のおにぎり食べてんだろうな。階段室の隙間の配管が地下室に通じてるのは知ってたけどね。


ネズミって梅干し食べれるのかな?


「…ところでE5(エコ)さん、俺の目がボヤけてるのかなぁ?黒いモヤモヤが残りのおにぎりを食べてるよね〜?」


_________________________________


(*´∀`*)食べてますね!!


_________________________________



コノヤロウ。爽やかな同意をしやがった。


だがモヤモヤしてるけど、あのしなやかな肉付き、長い尻尾、シャープな顔つき、まず間違いない。見間違えることはない。


「タロさん、ハウスっっ!!!」


『ガウっ。』


おにぎりを咥えたまま、黒柴タロさんは階段室の指定位置に戻って行った…。

俺は見てはいけないモノを見てしまった気分だ。


またしてもヴァースキちゃんを追及する事案が発生してしまったな。



そして頭の片隅に浮かぶ白いモヤモヤ。

黒いモヤモヤが「タロさん」と確定した以上、同じケースとして期待したいところだ。いや、本気ですが。



「しかし、本当にタロさん?」


俺はタロさんと面と向かう。ちゃんとお座りして、ハッハッハッしている。懐かしいなぁ。


「タロさん、お手。」


スカッ。


触ろうとしたが、黒い身体は霧のように透き通って触る事は出来なかった。


やっぱ幽霊ですか?



『ガフっ。』


_________________________________


〈推測〉(*´ω`*)


残留記憶から物質再構成マテリアライズされた固有存在と推測。


推測種族〈霊犬〉です\(^ω^)/


_________________________________



触れないのが残念。無念です。


その割にはおにぎり完食なんですが、どこの胃袋に消えたんでしょう?

お前の胃袋は異次元か?事案発生である。


◆ ◆ ◆


田崎 蓮人

種族〈人間??〉

階級〈一般市民??〉

所属国〈日本??〉


カテゴリー〈1.5+〉

戦闘力 8+2

防御力 16+2

生命力 32+2

回避値 28+2

知能値 26

器用値 25

魔力値 28+2


無属性ウーデニア26+2

地属性(テラ2+2


固有能力パーソナルスキル

竜脈適性「中位」

幸運の加護

雷霆の守護


能力スキル

打撃 調理 計算 博識 精密操作 努力


召喚系インウォーカティオ術式

契約

契約破棄

契約鑑定


眷属ファミリア

E5(エコ)さん


契約

ルル君

金さん


称号

一小市民??


装備

中炭素鋼バール(中)〈打撃武器〉

属性:中炭素鋼カーボンスティールLV60〈特殊兵装ユニーク級〉

付与効果:物理強靭化・打撃強化

耐久値:100


E5(エコ)

種族〈電子の妖精〉

階級〈緑の蝶妖精フェアリ?〉

属性:電子属性エレクトロン20

カテゴリー〈1.5+〉

耐久値:500


下スウェット〈服〉

属性:化学繊維レーヨンLV15〈通常ノーマル級〉

付与効果:物理抵抗

保温

耐久値:40


Tシャツ〈服〉

属性:化学繊維レーヨンLV10〈通常ノーマル級〉

付与効果:物理抵抗

防塵

耐久値:30


◆ ◆ ◆


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