第234話「逆転一発その1・不思議なものだが謎は深まるばかりの白ねこ富士山であるからに」
我が家転生…「我は無限の竜脈使い?」…が眷属育成計画中なのですw
第234話「逆転一発その1・不思議なものだが謎は深まるばかりの白ねこ富士山であるからに」
竜脈生活145日目。
音声{御主人様ぁ。朝ですよぉ〜。}
E5(エコ)さんの声が聞こえる。だが、俺はまだ夢を見ていた。
ん?これ夢か?
俺の脳裏には白ねこ富士山の洞窟で発見した、あの細長い石柱が瞬いていた。
あの洞窟には宝箱を置いてあるんだけど、まだ弟たちは到達していない(え)。
ジジジィィィ……ッ!!!
…あ、忘れてないよ(汗)?そうそう、これって八鍵の1つの「大豹尾」さんだねっ。
ジジジィィィ……ッ!!!
石柱が怒っている。多分。
音声{ちょっと?御主人様あぁぁぁ〜〜!!}
「うるせぇぇぇ〜〜(怒)!!」
俺は布団を跳ね上げた。こちとら低血圧で朝は弱いっちゅ〜の!!
はぁはぁ。添い寝していたロンちゃんもびっくり仰天。E5(エコ)さんも…いや、E5(エコ)さんは至ってマイペース。視線が冷めている。
「ごめんごめん、ロンちゃん。ああ、フワフワだなぁ〜。」
『キャニャ〜〜。』
俺は小神猫のロンちゃんの毛並みを堪能。
ロンちゃんは白くてフワフワでピカピカで、そりゃもう最高の手触り。そんなロンちゃんをナデナデしながら心を落ち着かせる。って言うか、心を整理してみた。
そう言えば…白ねこ富士山と約束?あったなぁ、と。
音声{では御主人様。私、帰ります。}
「いや、ちょっと待てっ!!」
俺はさっさと帰ろうとしたE5(エコ)を呼び止めた。後でアマイモン君のメールを確認する時でも良かったのだが、事は急を要するのだから!!この夢?を忘れないうちに。
「E5(エコ)さん、眷属全員集合だ!集合場所は白ねこ富士山の麓だ!!」
◇ ◇ ◇
突如の緊急招集を発動した俺である。
こんな朝早くから、と文句を言いそうなメンツが思い浮かぶ。
だが、昨日の今日だ。白ねこ富士山に突貫した田崎家仮設ゴーレム4号機PG・GT〈G01〉は放置状態。このままでは採掘もままならないのだから。
それを解決するのが第一目標。あとはもう些事だよ。
E5(エコ)さんには眷属、全員に声を掛けてもらっている。めんどくさそうな顔をしてたけどな(え)。
俺だって面倒だし、ちょっと3階の雑貨倉庫内で探し物。予想以上に時間を喰ったわけでね?
「ふわぁぁぁ。おはよ〜う。」
『お兄ちゃん!おはよ〜!!』
『兄上。おはようございます!!』
弟たちは絶賛朝食中。みんな仲良く食卓を囲みながら、朝からシリアルをモリモリ食べているようで?大きくなれよぉ。
麻黄ちゃんが喉に詰まらせてゴホンゴホンしている(笑)。
『兄上殿。今日は早いですね?』
ああ、うん。クロちゃん弟が珍しいものを見るかのようにそんな事を言う。
「いやいや、今日は急に忙しくなっちゃったからねぇ…あれ?あやっち?」
副音声〔…はい?〕
あやっちが普通に紛れてシリアルを上品?に口に運んでいる。何の違和感もない。
と言うより、この時間にゆったりしているとか、あやっちにしては珍しい。
あっ…そうかぁ。孫認定契約して身長がみんなと並んだあやっちであるからに…。
「むふふふ…。」
副音声〔ちょっ!?ち、違いますからねっ!!〕
え?俺は何も言ってないのに。ただ笑っただけなのにぃ?あやっち、何故か御立腹だよ。
『兄さん。笑い方がキモいわね?』
余計なお世話です、乙女ちゃんはっ(怒)。俺が御立腹だぞ。
しかし身長が伸びたあやっちを、みんな普通に受け入れているし、我が家は和気あいあいと和やかだ。俺って幸せだなぁと思う今日この頃。
『親方様。白ねこ富士山に行くニョロか?』
あっ。青い小蛇の4R (シリュウ)を発見。捕獲。さあ、行こう。
『持ち方ぁ!?苦しいニョロよっ!!』
え?相変わらず小さい小蛇で、ムンズと掴んだまま俺はユニットバスに飛び込もうとしていた。そこで思い出したぞ。
「ところで4R (シリュウ)。お前って竜属性って知ってるか?」
『ん?そんな属性、聞いたことも無いニョロよ?』
いやいやいや。だって、「霊子の人形」に進化したあやっちには、ちゃん竜属性なる属性が生えていたわけで。
そもそも、4R (シリュウ)こそが真性の竜種?なのにさぁ。
「ってなると、竜属性って白ねこ島の侍従限定属性っぽい?」
『そんなバカなニョロ。属性ってのは、世界の摂理が確定した区分ニョロよ?そんな限定でポンポン出来るものじゃ無いニョロよ。』
4R (シリュウ)にしては大真面目にそう言うけど、実際、俺の想像通りな気がするんだよなぁ。多分、アドムもトリントンも、竜脈結晶を使ったら竜属性が生えると思われ。
『今度、宇宙の心に相談してみるニョロよ。』
ん?宇宙の心って何だ?あ、卵さんか?
「卵さんによろしく言っておいてくれ。」
結局は分からないことだらけで、何一つ解決していない事に愕然とする俺。
でもまあ、そんな今更のことはどうでもいい(え)。
浴槽に飛び込んだ俺たちは、瞬時に白ねこ島に移動していた。白ねこ島のコテージ2階、202号室である。
「お〜〜い。アドム〜?」
昨日と同様、お目当は椅子ジェットコースターである。
『何か他に方法はないニョロかぁ?親方様ともあろうものが、こんな無茶な移動方法しか無いとかあり得ないニョロよっ!?』
俺の手にぶら下がった4R (シリュウ)が何かを言っている。4R (シリュウ)はあんまり椅子ジェットコースターがお好きじゃないようで?
しかし、白ねこ島は発展途上。道路もないしバスも走ってない。いや、そもそもバスじゃ時間かかるだろ?
そうさなぁ…鳥居がポンポン設置できれば便利なんだけど、アレって「損害賠償目録」のポイントがシビアだからさぁ…。
いっそのこと、ここは鉄道を敷くべきじゃないの?鉄なら余るほど取れてるし…いや、飛行機とまでは言わないが、ヘリコプターが欲しいところだ。
「んなこと言っても、飛行機とかいつになる事やら…だぞ?」
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(*´꒳`*){あら?それなら輸送型の大型ゴーレムを作ればよくないですか?}
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えっ?
部屋には既に、電子情報枠表示で待機中のE5(エコ)さんが居た。薄っぺらい2Dなので気付かなかったよ(え)。
『良いニョロねっ!!飛行型なら尚、良いニョロよっ!!』
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(*´꒳`*){そうと決まれば、2L (トゥエル)さんを直ぐに呼び出して下さい!!さあっ!!さあっ!!}
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いや、何だよ、その急激な押しの強さ?って言うか、お前も椅子ジェットコースターが嫌いなだけだろがっ(怒)。だから電子情報枠表示で待っていたと覚しい。実体無いくせにっ(?)。
「…しかし、まあ。MT、GTときて、STは構想中ではあるが…そもそもバスとかの移動手段をゴーレムとして作るとは考えもしなかったなぁ。」
これは発想の転換だ。E5(エコ)さんにしてはナイスな発想である(え)。
しかし俺個人としては、白ねこ島をあまりに現実乖離な情景にはしたくない。
だって、弟たちの社会常識がズレて行くことが怖いでしょ?むしろ、片田舎的な風景にしたいんだよね。子供は自然の中で成長して欲しい(?)。
え?空中庭園の方?聞こえませんねっ。何の話しですか?
「え〜と。とりあえず却下。今はそんな余裕は無いからな。」
『そ、そんなっ!?ひどいニョロよっ!!』
黙らっしゃい(怒)。俺は無言で椅子に腰掛ける。準備万端です。
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(*´Д`*){くっ!?私は諦めませんよっ!!}
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E5(エコ)さんが俺に張り付いた。ペタリとね。
そして鉄腕なアドムがやって来て、俺に紅茶をオススメしてきたけど、そんな場合じゃない。
「すまんが、椅子ジェットコースターが先だ。目的地は昨日と同じな。」
副音声〔分かりました。博士。〕
素直にアドムは定位置へついた。あやっちが契約可能となった以上、恐らくアドムもいつかは契約可能になるものと思われる。
その際には竜脈結晶が必要なんだろうなぁ?身長が伸びたら、アドムの怪力はどうなっちゃうのか?
しかし、ますます竜脈結晶の需要が高まっていくばかりだぞ…。
そんな事を考えていたら、再びの超風圧と共に、俺たちは窓から飛び出していた。
うぉぉぉぉう〜〜!!!
そして、見渡す限りの青い空。上空で停滞中。
『あ、2L (トゥエル)が飛んでいるニョロよっ。』
ん?あ、ほんとだ。眼下をパタパタと飛んでいる豆粒大の人影。
「アイツ、まだ半分ぐらいしか飛んでないな?間に合わんだろ?」
天使と言えども万能では無い。我が家の眷属は欠点だらけだ。だからこその何とやら、だけどね(笑)。
副音声〔博士。降下しますよ。〕
了解と言う前に、椅子ジェットコースターは急降下を開始していた。E5(エコ)さんがペロリと剥がれて空に舞った(え)。
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Σ(゜д゜lll){きゃあぁぁぁぁぁぁ!!}
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紙切れのくせに大袈裟な(え)。
『エ、E5(エコ)さぁぁぁぁ〜〜ん…ニョロおぉぉぉ!!??』
咄嗟に無理して手?ならぬ口を伸ばした4R (シリュウ)だったが、こちらもスルリと離脱して空を舞った(え)。お前ら、何してんの?
副音声〔お二人は大丈夫でしょうか?〕
まあ、大丈夫でしょ?E5(エコ)さんってば、そもそも実体が無いし。
でもまあ、危ないのは4R (シリュウ)かな?
と言っても、今の4R (シリュウ)ならクレーターの中心で無傷な顔をピョコンと上げる風景しか思い浮かばない。でもクレーターとか作ると、白ねこ富士山の景色が変わっちゃいそうで嫌だな(汗)。
「はい、到着の…と同時に4R (シリュウ)召喚っと。」
俺は小型「電子情報枠表示」をポケットから取り出しての、「眷属召喚」を実行。
ポンっと青い小蛇が飛び出した。
『だから椅子ジェットコースターって嫌だったニョロよぉぉぉ!!』
なんか、毎回デジャヴだぞ?逆に、あえてやってるとしか思えないな(え)?
「まあまあ。何事もなく到着したから良かったじゃないの?」
『認めないニョロよっ!!』
コイツは何を怒っているのやら?
まあ、空を飛んだり(落ちたり?)、海に潜ったり(調査?)で、あんまり白ねこ島がお好きじゃないようですが…(汗)。
だが俺はあの日、お前と見た景色を忘れないだろう。
音声『旦那様。お待たせいたしました。』
いや、待ってないし。既に我が家の執事長 DSさんが一番乗りで待機していた模様。流石ですねっ!!ナイスミドルですねっ(?)!
「速いね、DSさん。」
音声『いえいえ。超電磁加速を使用してですね、一直線に走ってきましたが、まだまだ修行不足ですね。5分も掛かってしまいました…。』
DSさん、面目無さそうに言うけれども、もう怖いっ(震)。
コテージから白ねこ富士山の麓まで何キロあると思ってるの!?え?5分って!?
俺が初めて白ねこ島を横断した日、半日かけて白ねこ富士山に辿り着いたんだけど?山の中腹でさ、景色を見ながらクロちゃん弟とオニギリ食べたんだよねぇ…(涙)。
「…恐るべし。」
『反則技も甚だしいニョロなぁ…。』
音声『いえいえ。そこは4R (シリュウ)殿には言われたくないですな(笑)。しかるに、そう言う意味ではG3 (ジザ)殿には敵いませんし…。』
え?G3 (ジザ)さん?
音声『はい。既に仮設の倉庫の方に待機しておられますよ。』
そう言えば、白ねこ富士山の麓にある仮設倉庫だけど、これは俺の「箱庭システム」で作ったものではない。
こちら、白ねこ富士山の情景を乱さないよう、DSさんと2L (トゥエル)に言って作らせた錬金術製である。
組み立ては簡単。現地に持ち込んだパーツをちょちょいと接合するだけだ。DSさんも2L (トゥエル)も収納空間を持ってるし。
仮設倉庫は見た目、地面から張り出した防空壕入り口的な外観。
コンクリート風の箱型倉庫で殺風景だか、その実、内部は広大な地下室を増設。白ねこ富士山で発掘した鉱石は、この地下室に搬入される予定である。発掘できればねっ!?
そんな仮設倉庫の入り口から、ヒョコヒョコとG3 (ジザ)さんが姿を現した。
音声《遅かったのう?ところで、〈G01〉の件じゃが…。》
「いや、それで集まってもらったんだけど、G3 (ジザ)さんはどうやって来たの?倉庫内に亜空間通路を作ったのか?」
それってアレか?海岸の海底資源搬入倉庫 の時みたいに?でもアレは防犯面から、素材倉庫への一方通行だった筈。逆行は不可能だった筈ですが?
音声《儂を誰じゃと思っておるのじゃ?亜空間転移などお手の物じゃぞい?》
…あ、そうだった。神出鬼没のG3 (ジザ)さんだ。もはや何でも有りかぁ…。
ヤバい奴やぁ…。
『いや、ちょっと待つニョロよ?って事は、G3 (ジザ)さんなら、自前で鳥居作れるんじゃないかニョロ?』
ブハッ!?…え?そんな馬鹿なぁ??いや、4R (シリュウ)よ。さすがにそれは無茶振りだろう?
音声《…亜空間を利用した通路ならば、まあ、作れるじゃろうなぁ?》
青天の霹靂!?俺は愕然とした。
音声《作れるは作れるのじゃが、素材が足りんのじゃ。演算上、〈五色石〉が必要じゃし?さすがにこればっかりはのぅ…。》
…その「五色石」とやらが何だか分からんが、それがあれば作れるっちゅうことかぁ?だが、想像するに、G3 (ジザ)さんがそう言うからには稀少品と思われる。
「…諦めるしかあるまい。先にバスと飛行機だなぁ。」
『そ、そんあぁぁ…ニョロよ。』
4R (シリュウ)、涙目。
ところで、2L (トゥエル)のやつはまだか?アイツ、飛ぶの遅いからなぁ(え)。
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所有者《田崎 蓮人 》
召喚系術式専用・小型「電子情報枠表示」
MENU〈竜脈使いVr〉
○契約
○契約破棄
○召喚
○送還
○契約鑑定
○眷属召喚
○眷属送還
○眷属探知
○眷属鑑定
○竜脈の盾
○竜脈結晶化
○次元結晶化
魔力値 2138/2138
◎緊急通信〈眷属選択〉
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小型「電子情報枠表示」を開いて呼び出そうと思ったけども、画面を見て思い出した(汗)。
「なあなあ。次元結晶化って何か分かる?」
それは昨日、新たに得た俺の能力の一つだ。
音声『さて…ワタクシは存じ上げませんね。』
DSさん、空振り。
音声《初耳じゃのう…しかし、字ズラで見れば次元?を結晶化するんじゃないのかのう?》
いや、それそのままやんけ(怒)。俺でも思ったわ、そんなこと。
そもそも「次元」って何だよ?
しかし、G3 (ジザ)さんでさえ知らないとなると、こりゃもう八幡様あたりに聞いた方が早いか?
でもあの人 (神)ぶっきら棒というか、言葉が足りないんだよなぁ…。
4R (シリュウ)は俺の言葉も耳に入らず、項垂れているし(汗)。拾って肩に乗せた。ひんやりしてる。
「2L (トゥエル)召喚、ポチッと。」
ポンッと目の前にダメな天使が現れた。
音声【閣下!もっと早く呼んでくださいっ!!仲間はずれはやめて下さいっ!!】
なんだ、その逆ギレは?意味が分からん。
「まったく…。そんな事より、これで全員集まったな?」
音声【そう言えば、閣下。格納式調整庫区画から〈M04〉を持って来ましたよ。渡しましょうか?】
話しの腰を折る奴だなぁ(汗)。
しかし、それは先に預かっておこう。
MTのゴーレムもこれで4体目。順調ではあるが、GTは一時生産中止となっているけどね!そもそも〈G01〉は穴の中で放置状態だし。
「じゃあ、宝物庫〈Ω〉で引き取るぞ。ん…確認した。」
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《宝物庫〈Ω〉展開》
在庫:26種類
◯31万3千302神貨
◯田崎家仮設ゴーレム6号機PG・MT〈M04〉〈水中型量産機〉
◯加速少女 「逆転一発 蜂美ちゃん」美麗フィギュアNO1〈高価買取保証〉
◯猫の千両箱〈500円玉等価交換 SR〉(猫の小判×110)
◯猫のへそのゴマ〈五百円玉等価交換 UC〉
◯猫のダイヤモンド〈五百円玉等価交換 UR〉
◯グチャグチャ折り鶴〈霊鶴・千寿が宿った折り鶴〉
◯ポイントカード「万華月」〈異世界産業クレセント20ポイント〉
◯損害賠償目録〈八幡宮総括本部対応残りポイント40〉
◯竜宮城割引チケット×5〈お得な割引チケット〉
◯第六周期複合鋼製の針(×8)
◯第六周期複合鋼の扇子〈菊華模様〉
◯第六周期複合鋼の鞍 (×1)〈小型〉
◯水風船〈神の遊具〉
◯練丹〈下級仙薬〉×18
◯大黒天の福札〈福を呼ぶ御札〉
◯毘沙門天の武札〈武勇を助ける御札〉
◯弁天の楽札〈楽の才を導く御札〉
◯福禄寿の寿札〈寿を司る御札〉
◯寿老人の命札〈命を延命する御札〉
◯布袋の運札〈運命を超える御札〉
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不思議なことに、一定距離なら収納空間から収納空間への物の受け渡しが可能と判明している。
そして不思議なことに、ゴーレムは白ねこ島の「箱庭システム」に登録されないという事が判明している。今のところはね?レベルが上がったら分からないけども(汗)。
まあ、一筋縄じゃいかんよね?
さて、もうお気付きだと思うが、俺は今日、一体のフィギュアを持ち込んだ。
「それがコレ…じゃん!!逆転一発、蜂美ちゃんのフィギュア登場!!」
朝っぱらから3階の雑貨倉庫を漁って持って来たわけである。場所が分からなくてねぇ…。
空中庭園が広くてもう…(怒)。
通り掛かった妖怪仙人のBLに聞いたら、妖怪仙人たちの居住スペースの横にありました(汗)。
音声『なるほど。では旦那様、そのフィギュアを使って新たな白ねこ島の侍従を?』
さすがはDSさん。ツーカーですねっ!!
「その通りっ!!」
あやっち、アドム、トリントンに続く、第四の白ねこ島の侍従である。
俺はフィギュアを地面に置いた。結構、お高めのフィギュアである。黄色がイメージカラーの主人公だ。
音声《いや、何故にわざわざこの場所なのじゃ?》
『その為に来たニョロかぁ??』
そうね。言いたい事は分かる。でもって、なぜこの白ねこ富士山の麓を選んだかと言うと、それは……勘である!!
「勘というよりも、夢だな?うん。」
音声《なぬっ!?夢じゃとぉ??》
音声【はぁ…夢ですかぁ。】
こらこら。俺の勘と夢を舐めてもらっちゃ困る。多分 (え)。
音声『旦那様がそう仰るのであれば、それは必然でしょう。もはや口を挟むことはワタクシが許しません。』
ここで我が家の執事長がお怒りモード。眉間のシワがぁ(震)。
音声《むぐぐ…まあ、仕方あるまい。作るなら早く作るのじゃ…。》
それは言われるまでも無い。眷属が揃ったので、ちゃっちゃっと作るべし!
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( *`ω´){ゴラァァァァァァ(怒)!!!!}
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あれ?
空から紙飛行機が飛んで来た…いや、器用だね?
E5(エコ)さんの電子情報枠表示は折り紙にもなるらしい?不思議だなぁぁ(何)。紙飛行機の表面にE5(エコ)さんの怒り顔が…。
「って言うかE5 (エコ)さん…ゴラァとか、はしたないぞ?」
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( *`ω´){御主人様。またブッ飛ばしますからね?絶対に!!}
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俺は震えたまま…手からすり抜けた紙飛行機を見送ったまま、その2へ続くのだった…。
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田崎 蓮人
種族〈秘匿種(真王)〉
階級〈権現〉
所属国〈災害竜脈の地〉
カテゴリー〈62.7+〉
戦闘力 1446+15
防御力 1364+15
生命力 1395+15
回避値 1243+15
知能値 550+5
器用値 25
魔力値 2163+25
無属性1316+15
地属性1348+15
固有能力
竜脈適正「最高位」
幸運の加護
雷霆の守護
世界卵の選別
蓬莱の恩恵
王桃の系譜
全能神の祝福
異世界言語LV1
宝物庫〈Ω〉
聖者の贈物
能力
打撃 調理 計算 博識 精密操作 努力 竜脈 再生 霊子
統治 隠密 命名 返還 猫愛 権現
召喚系術式
契約
契約破棄
契約鑑定
召喚
送還
眷属召喚
眷属送還
眷属探知
眷属鑑定
竜脈の盾
竜脈結晶化
次元結晶化
眷属
E5(エコ)さん
DS (ディス)さん
4R (シリュウ)
G3(ジザ)さん
2L (トゥエル)
契約
ルル君
金さん
チョメ君
ミミちゃん
シーちゃん
ミチ
花子さん
タロさん
ロンちゃん
クロちゃん
ハナちゃん
ハッピー
シマ
カア君(若彦)
乙女ちゃん
ユズリハ(野良ネズミさん)
紅葉
菅原くん
橘花くん
リコピン
JOL
葉蘭
水引
葛葉
榊
千歳
鳳来
八手
蒼原
不知火
漁火
八重波
白波
鳴海
夕潮
芍薬
水楢
柏
梛
茜
白妙
牡丹
鬼蕗
BM
BL
ユナイゼス
キュライアー
ビビアンナーシェ
イシヒメ
麻黄
ココちゃん
リリ君
亜弥
称号
竜脈使い
装備
魔弾・オレイカルコス〈魔銃〉
属性:中炭素鋼改LV220〈秘跡武具級〉
付与効果:神の遊具〈風属性〉
月光核〈新月〉増幅20%
耐久値強化〈合金〉
耐久値:400+α
小型「電子情報枠」
種族〈電脳媒体〉
階級〈生命樹分体〉
属性:電子属性20
カテゴリー〈2.5+〉
耐久値:500
山男シャツ〈服〉(NEW)
属性:羊毛LV30〈通常級〉
付与効果:厚手〈微〉
耐寒保温〈微〉
山が好き
物理抵抗
耐久値:50
厚手ジーンズ〈服〉(NEW)
属性:厚地織布LV20〈通常級〉
付与効果:物理抵抗+
耐久強化+
耐久値:65+α
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