第225話「急発展すぎる我が家に着いて行けない…その1・正直、やる事は一杯あり過ぎて手が回らないからノーカウントで」
我が家転生…「我は無限の竜脈使い?」…が眷属育成計画中なのですw
第225話「急発展すぎる我が家に着いて行けない…その1・正直、やる事は一杯あり過ぎて手が回らないからノーカウントで」
竜脈生活141日目。
俺個人的には、スポーツジムに籠るよりも白ねこ島に探検に行ってもらいたいのだが。
しかし弟たちは朝食が終わった早々、スポーツジムに行ってしまった。千円札をギュッと握りしめて(汗)。
まあ、行動範囲が広がったと思えば良いのかな?しかし、ちゃんと屋上の騎乗精霊たちの面倒を見るように言っておいたけどもね。でもそこは心配していない。だって俺の弟たちは、ちゃんとやる時はやる子だから!!
さて、そして俺はと言えば、弟たちの居なくなった食卓にてE5(エコ)さんと向かい合っていた。何をしているのかと言えば、これは最近の日課となっているメール交換である。
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(*´ー`*){では、完全型メーラー「雷金鳥vr1.5」を起動しますね。はぁ…また来てますねぇ。}
僕アマイモン 2021/01/09>
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お、今日もアマイモン君からメールが届いている。
今日もと言うか、毎朝届いてるけどねっ!しかし、なんと言うか交換日記をしている気分ではあるけども(汗)。
「じゃあ、見せて。」
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(*´ー`*){はいはい。どうぞ。}
僕アマイモン 2021/01/09>
差出人:アマイモン
宛先:田崎 蓮人殿
よお!もう1日でネコ型ゴーレムが神界ワード1位で超話題になってたぞ。
へパイトス工房が真似して作ったけど失敗したって情報もあるけどな。
あと、世界神界会議がオリンポス神界に抗議して、しっちゃかめっちゃかになってっぞ。
んで、兄さんの方は徹夜で頑張ってるってさ。アレ、1ヶ月ぐらい掛かるんじゃねぇかな?
返信する:YES・NO
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ほほぅ。既に我が家の「田崎家仮設ゴーレム2号機PG・MT〈M01〉」が知れ渡っていると。昨日の今日なのになぁ。でも〈M01〉の活躍は言うまでも無い。
沈没した〈S01〉を回収したのみならず、既に海底採掘を開始しているのだ。昨日だけで往復5回。ザクザクと鉱石を回収しているらしい。
「ふ〜む。1ヶ月掛かるなら、ゆっくりやるかな?やる事は一杯あるし。」
そもそも、アマイモン君とのメールのやり取りは、例の文字化けメール「サマエルお兄さん」が発端になっているのだ。説明すると面倒いので、ここでは省略するけど(え)。
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(*゜∀゜*){あら?御主人様って、いつもマイペースですよね?}
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うるさい(怒)。
「そんな事より、返信を頼む。完成近くなったら教えてねって。」
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(*´ω`*){分かりましたぁ。他に何か無いんですか?こう、もうちょっと…?}
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言いたいことは分かる。分かるけど、別にお付き合いしてるわけでも無いんで、男同士のメールなんてそんなもんですが?
むしろ、アマイモン君が自分からグイグイ来る感じでね。そんなアマイモン君は自己申告で、自分は魔族と牛種族のハーフなんだぜっ!?的な情報を振ってくるわけですよ、これが。多分、それはおおやけに公開された情報なんだろうけどさ?大丈夫なの?
「…あ。あとね、中古で良いから高性能な錬金術用の反応炉が無いかな?って聞いてくれる?予算は10万神貨ぐらいで。」
これは勿論、2階の錬金術室に増設する2台目の反応炉である。ゴーレム増産に向けて、反応炉の増設は急務であり、確定事項だ。
DSさんと2L (トゥエル)には1つづつ反応炉を担当してもらった方が効率が良いとの結論に至ったわけでね。
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(*´ω`*){了解で〜す。ささっと返信終了しましたよ。}
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ふぅ。これで一安心だな。
アマイモン君は「アマイモン株式会社」の社長である。若いのに、正直スゴいなぁって思うよ。前回、購入した反応炉もアマイモン君のところの商品だからね。
で、お買い得商品とか直接聞いた方が良いだろ?と思ったわけである。この時はね!!
「んじゃ、俺は錬金術室に顔を出してくるかなっと。」
この件を執事長であるDSさんにも報告しなきゃいけないしね。
ああ、忙しい俺である。たまにはゆっくり大根を植えたいものだ(何)。
俺はE5(エコ)さんと別れて、早速3階へ向かった。
元拡張物置部屋改め、室内庭園へ。決して、弟たちを追い掛けたいわけではありませんからっ!そんなつもりはありませんからっ!
音声【おや、閣下。】
ばったりと出くわした…のか?天使の2L (トゥエル)が3階の廊下にいた。
音声【あのですね。今更気が付いたんですが、髪の毛もらって良いですか?】
「はぁぁぁ??」
コイツ、いきなり何を言いやがる(汗)。
音声【よくよく考えたら、採掘した鉱石を運ぶ人員がですね、僕かDS先輩の収納空間ぐらいで、ですね。もう1つ作れば、トリントンに付けられますし?】
うっ。そらまあ、忘れてたけど…トリントンにかぁ?
それだと、家中がビチョビチョになる予感がするのだが。それ以前に、年中、俺丸坊主予感がヒシヒシとさ。
「ま、待てって(汗)。ちゃんとそこは考えるし…あれ?それはG3 (ジザ)さんに頼んであった案件じゃないかな?ともかく、当面は俺が回収して持って来れば良いんだろ?」
とは言え、現状では白浜が鉱石置き場と化している。それも改善しなきゃならないわけだ。前途多難だよ。
音声【あ、そうなんですか?じゃあ、G3 (ジザ)先輩に文句を言いに行きましょうよっ!早くっ!!】
コイツ、ウキウキし始めたぞ。悪い性格した天使だなぁ。
2L (トゥエル)を引き連れ、室内庭園に足を踏み入れる。
いやあ、この現実を受け入れる日は来るのだろうか?無いだろうなぁ。歩道も整備されたタイル敷きだし、芝生も青い。
急激な発展に、俺の頭が付いて行けない。だけどそんな事、弟や妹は感知していない様子で。
『あら、兄さん。兄さんも私のアポロチョコ、1個50円で買わない?』
買うだけ買った…そんな顔の乙女ちゃんが、もはや用はないとばかりに帰宅途中で。カゴの中には千円分のアポロチョコが…。
「…いや、そのカラクリ知ってるからね?」
『そうなの?でも止めないのね?』
そりゃまあ、それも経済社会の勉強みたいな?ものでさ。あえては止める気はないのだ。
「あんまり暴利を貪っちゃダメだぞ。橘花くんを泣かせないようにね?」
『ふふふ。分かってるわよぉ〜?』
いや、あれは分かっててやる笑顔じゃないの?怖いっ。乙女ちゃんは去って行った(え)。
う〜ん。それにしても、地図は無いものだろうか?
この庭園には「ハッピールーム」「妖怪仙人居住室」「錬金術室」「工房」「素材倉庫」「宝物庫〈Ω〉」が有るはずだが、巨大な競技場とスポーツジム、そして隣接する空中庭園噴水がある為、もはや地形が分からない状態だ。
「とは言え、1番奥に工房や錬金術室があるのは分かっているのだが…。」
音声【広がった分、少し?配置が変更になってますからねぇ。ハッピーさんの部屋は左側奥で、妖怪仙人たちの居住スペースは右側ですよ。】
そうなんだぁ。いや、なんと言うか記録石のせいで景色が広がった分、歩いて行くのが面倒くさい感じ。やれやれだ。
ともかく、奥に行こう!行かなきゃ着かない(汗)。
音声【閣下。おんぶしましょうか?いや、むしろしたい気分ですね?】
お前は何を言っているんだ?
ちょっと心が傾き掛けたけど?そんな姿を弟たちに見られたら兄の威厳が地に落ちるだろがっ(怒)。
「バス…せめてバスが欲しいな…。」
その為には道路を整備しなきゃならんけども。
音声【バスなら、ゴーレム改造すればイケると思いますよ?】
甘い言葉を囁くダメ天使。道路を整備して、バスをネット購入してゴーレム化。信号機を設置すれば、弟たちにも道路の危険性を教えることができそうな?それ、どっかの離島でもあったよね?
「…それは必要だなぁ。うん、次の我が家会議で提案してみよう。」
だって、歩きたくないから!?室内なのに、なんで歩いてるの、俺?これが白ねこ島なら諦めもつくけどさっ!?
スポーツジムの前を通り掛かったんで、ガラス越しに中を覗いてみる。案の定、菅原くんとクロちゃん弟がトレーニングに勤しんでいた(汗)。
クロちゃん弟はエアロバイクに乗ってるけど、その姿は黒い猫だからシュールはシュールである。でも優雅にペダルを漕いでいるわけで、相変わらず貴族っぽいクロちゃん弟だよ(?)。
そして菅原くんはルームランナーで走り続けている。
持久力を付けるつもりかな?いや、その手に持っているのは…まさかのプロティンジュース!?おい、こらぁ!?それは大人の飲み物だと言ったはずなのにぃぃ(涙)。
だけども、俺はサッと姿を消した。正直、悲しい。兄の言うことを信じてもらえず、菅原くんが筋肉バキバキになっていく未来が見える(?)。
音声【閣下。誰しも反抗期はあるものですよ?】
「うっさい(怒)。」
悲しい気分のまま、俺たちはスポーツジムを通り越し、噴水広場にやって来た。
ここは緑あふれる空間でもある。所々にベンチも置かれているから、乙女ちゃんが言うようにピクニックにも最適な場所なんだけど。
『アポロチョコ、3個もお姉ちゃんから買っちゃったぁ。3個で150円なんて安いよねっ!』
ああ、既に犠牲者が1名…。
買ったばっかりのお菓子を膝の上に乗せて、橘花くんと麻黄ちゃんが並んでベンチに。
『あ、お兄ちゃん!!お兄ちゃんも、うま◯棒食べる?』
お?う◯い棒まで売ってたの?うま◯棒は安くて美味しいから、子供大喜びだよね。
橘花くん、口の周りカスだらけでニコリ顔。はぁ、抱きしめたい(笑)。
「いや、お兄ちゃんは良いよ。どこに売ってたの?」
『え〜とね、競技場の中だよ!!競技場でハッピーが走り回ってたよぉ〜?』
あ、最後の情報は要らないです。多分、お風呂に入れた恨みで暴れているんだろう(?)。砂が酷かったから念入りにシャンプーしたし。
「橘花くん。ちゃんとお金は計算して使ってる?」
『大丈夫だよぉ〜。ちゃんと計算してるも〜ん!!』
ああ、これダメだな。ニッコリ顔で言うけど、◯まい棒を大量買いしてるし(汗)。
「…麻黄ちゃん。頼んだぞ?」
『えっ!?…いや、でも僕っ。無理だと思いますっ。』
麻黄ちゃん、既にあきらめ顔だった。
って言いながら、天然系な兄の面倒を見る麻黄ちゃんの関係性は、おそらくこの先、ずっと続いていくような気がするなぁ。どっちが兄で弟か分からないような。御愁傷様です(笑)。
◇ ◇ ◇
さて、やっと工房への扉に辿り着いたぞ。やっぱこれ、バスが必要不可欠と思う今日この頃。勿論、白ねこ島にも導入予定だ。
「G3 (ジザ)さん、いるかぁぁぁ??」
音声《何じゃ、騒々しいのう!?》
工房は相変わらずのゴミ散乱。ゴミじゃなくて資料だって言うけども。そして暑い。あれ?久しぶりに神炎炉を稼働させているようだ?
「なんか作ってるの?」
音声《ふむ。神鉄を精製しておるのじゃ!!》
え〜?神鉄って言うと、ヤバい金属じゃね?確か、「宝物個〈Ω〉」の扉に大半を使用したアレである。
音声《白ねこ島の海底採掘でそれなりの量の「神砂」が採れたのじゃ。この神砂を精製することで「神鉄」を作り出すことが出来るのじゃよ!まあ、時間は掛かるがのう…。》
錬金術の反応炉と違い、神炎炉は時間が掛かるのが難点ではある。しかし、神仙術系の鉱石は神炎炉でしか精製出来ないらしい。
「いや、ってことはアレか?やはり優良な鉱石が含まれて居るって事か?」
音声《何じゃ?そこの2L (トゥエル)から聞いておらんのか?》
ん?見れば2L (トゥエル)は、やっちまったって顔で。
「…そう言えば、会った早々、鉱石運搬についての文句しか聞いてないなぁ?」
音声【酷いです、閣下!?そんなこと、DS先輩の前で絶対に言わないで下さいっ!!】
本気で怯えてる顔のダメ天使。まあ、良い薬だな。
「思い出した!それで、採掘した鉱石の運搬方法だよ?」
音声《おお。それな?素材倉庫には一方通行の湾曲亜空間〈Ω(オーム)〉を設置してあるのじゃ!あとは入り口側を設置すればOKじゃぞ?てっきり、忘れていると思っておったところじゃ。》
ドヤ顔の御老人。う〜〜む。正直、忘れてた感も無いことは無い。でも思い出したからノーカウントなのでは?
「…2L (トゥエル)。何だ、その目は?」
音声【…いえ。特に。おんぶさせて貰えれば良いですから…?】
何?そのこだわり?意味が分からないぞ(え)。
とは言え、白ねこ島に鉱石搬入倉庫を作らなきゃなるまい。まあ、そこは急ぐ必要も無いけどね!マイペースに行こうと思う。
音声《ほれ。昨日、白ねこ島で採掘した鉱石の一覧を表示するのじゃ。見てみると良い。》
G3 (ジザ)さんが俺の前に電子情報枠を表示した。
どれどれ?
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《素材倉庫・資材一覧》
◯神砂500g
◯星砂1kg
◯海深紅玉500kg
◯魔鉱石50kg
◯隕石鋼100kg
◯水銀鉱40kg
◯妖銀鉱300Kg
◯硬化石10Kg
◯金鉱石50kg
◯銀鉱石100kg
◯鉄鉱石1000kg
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…ミスリルじゃね?ミスリルの包丁、作りたい放題じゃね?ミスリルで苦労した日々が夢のように過ぎ去って行った(涙)…。
「いや、それは置いておいて、やっぱファンタジー系の鉱石が湧いて出て来たかぁ…。」
これはひとえに、「海洋資源適応」を前倒しで強行した甲斐があったって事だろう?
海底だけに、海深紅玉が量も多い。金鉱石も採れたようだし「第六周期複合鋼」の生産も問題ないようだ。
だがしかし、オリハルコンはどこ行った?と言う問題提起をしたい。
「…オリハルコンが無いじゃないの?」
音声《そうじゃのう?おそらく、金剛石は海底では火山脈地形で採掘出来るのが一般的じゃが、陸地の方が採掘率は高いじゃろうな。まあ、憶測ではあるがの。》
となると、希望は「白ねこ富士山」一択か…。
白ねこ富士山専属の採掘用ゴーレム…そう、その名は「田崎家仮設ゴーレム3号機 PG・GT〈G01〉」だ。
その構想は、既に俺の頭の中にある。アイデアもモクモクと湧き出して来たぞってところで、その2へ続く!!
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田崎 蓮人
種族〈秘匿種(真王)〉
階級〈権現〉
所属国〈災害竜脈の地〉
カテゴリー〈59.9+〉
戦闘力 1386+15
防御力 1304+15
生命力 1335+15
回避値 1183+15
知能値 530+5
器用値 25
魔力値 2063+25
無属性1256+15
地属性1288+15
固有能力
竜脈適正「最高位」
幸運の加護
雷霆の守護
世界卵の選別
蓬莱の恩恵
王桃の系譜
全能神の祝福
異世界言語LV1
宝物庫〈Ω〉
聖者の贈物
能力
打撃 調理 計算 博識 精密操作 努力 竜脈 再生 霊子
統治 隠密 命名 返還 猫愛 権現
召喚系術式
契約
契約破棄
契約鑑定
召喚
送還
眷属召喚
眷属送還
眷属探知
眷属鑑定
竜脈の盾
竜脈結晶化
眷属
E5(エコ)さん
DS (ディス)さん
4R (シリュウ)
G3(ジザ)さん
2L (トゥエル)
契約
ルル君
金さん
チョメ君
ミミちゃん
シーちゃん
ミチ
花子さん
タロさん
ロンちゃん
クロちゃん
ハナちゃん
ハッピー
シマ
カア君(若彦)
乙女ちゃん
ユズリハ(野良ネズミさん)
紅葉
菅原くん
橘花くん
リコピン
JOL
葉蘭
水引
葛葉
榊
千歳
鳳来
八手
蒼原
不知火
漁火
八重波
白波
鳴海
夕潮
芍薬
水楢
柏
梛
茜
白妙
牡丹
鬼蕗
BM
BL
ユナイゼス
キュライアー
ビビアンナーシェ
イシヒメ
麻黄
称号
竜脈使い
装備
魔弾・オレイカルコス〈魔銃〉
属性:中炭素鋼改LV220〈秘跡武具級〉
付与効果:神の遊具〈風属性〉
月光核〈新月〉増幅20%
耐久値強化〈合金〉
耐久値:400+α
小型「電子情報枠」
種族〈電脳媒体〉
階級〈生命樹分体〉
属性:電子属性20
カテゴリー〈2.5+〉
耐久値:500
趣味貫徹Tシャツ〈服〉
属性:化学繊維LV15〈通常級〉
付与効果:創作意欲(微)
器用さ+
物理抵抗
耐久値:23
ジーンズ〈服〉
属性:厚地織布LV18〈通常級〉
付与効果:物理抵抗
耐久強化
耐久値:60+α
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