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第220話「まさかの乙女ちゃんの策略で奪われまくりの…その2・どうしてそんな展開になったのかが分からないタッグマッチになったようだ」

が家転生…「我は無限の竜脈使い?」…が眷属育成計画中なのですw


第220話「まさかの乙女ちゃんの策略で奪われまくりの…その2・どうしてそんな展開になったのかが分からないタッグマッチになったようだ」


音声【え?決闘ですか?どうしてそんな展開に?】


だよねぇ。2L (トゥエル)の言う通り、俺もどうしてそうなったのか…意味が分からないんですが?


「…言わば、乙女ちゃんの策略なんだよね。」


音声【…じゃあ、仕方ないですね、閣下?】


そうね。仕方ないんですよねぇ。弟のみならず、妹にも弱い俺であるからに。


と言う事で、とんとん拍子にキュラさんと八手やつでの決闘が午後、開催の運びとなった。会場は屋上。危険がある為、事前に屋上の見回りに来たわけである。


「なもんで、午後からは部外者?立ち入り禁止になるんで、カア君兄貴もヨロシクね。」


『アア、了解シタヨ。』


屋上の門番兼監視員のカア君兄貴の許可を得れば、これで根回しオッケー。何が起こるか分からんし、不測の事態に備えねばなるまい。

とりあえず、日向ぼっこしている猫ちゃん達にも伝えねばな…。


「んじゃ。」と、俺は入り口の屋根上に佇むカア君兄貴に別れを告げ、まずは苗木置き場へ足を向けた。


音声【それは良いんですが、閣下?やはり〈M01〉のデザインはコレで行くんですね?】


勿論です。これでも妥協したデザインなのですが?


「これ以上は妥協しないぞ。G3 (ジザ)さんが作った新素材なら、〈S01〉のデザインでも耐霊圧性はクリアしてるって言うし、量産型モチーフなら尚更だ。」


「田崎家仮設ゴーレム2号機PG・MT〈M1〉」は沈没した「田崎家仮設ゴーレムPG・MT〈S01〉」のMTマリンタイププロトタイプ量産型。即ち〈M01〉のMはMass production typeの略である。


量産型にして簡易型。故に、〈S01〉の面影を残しつつ、水圧に対処可能な装甲一体型を目指している。だからデザインとの兼ね合いが、それはもう大変でねっ!

いかにパーツ数を減らすか、という議題に俺は頭を悩ませた。その結果、〈S01〉の外殻装甲1350、内部装甲850に比べて、〈M01〉は外殻装甲702、内部装甲410にまで減少しているのだ!!


音声【あ、新素材って、G3 (ジザ)先輩が神炎炉で精製中の…紅石でしたっけ?】


そう、それそれ。神炎炉での精製は12時間掛かるって言うし、もうそろそろ完成している頃合いだと思うのだが?


音声《正式名称は…「紅鉄ツヴェート」じゃ!!》


うわっ!?またしても床からニョッキリとG3 (ジザ)さんが生えてきやがった!?


音声《主人から渡された鉄鉱石100kgと、白ねこ島で採掘していた「海深紅玉アメロウス」を融合精製した結果、この「紅鉄ツヴェート」は高い海中霊圧をも同調する親和性を獲得しておるのじゃ!それ即ち、地球レベルの推測上3万メートルもの深海でも活動可能じゃがなぁ?しかし、耐久度で言えば2万五千メートルが限界じゃろうなぁ?主人のデザインならば2万メートルと言うところかのう?》


…ドヤ顔で言うけど、徐々に数値が下がってますけど?え、最終的に2万メートルですか?

正直、凄いんだか凄くないんだか?俺にはちょっと分からないです。


「…白ねこ島で1番深い場所って、どのくらいなの?」


音声【そうですねぇ。およそ、2000メートルですね?だって、箱庭ですから。】


オイオイ、2万メートルも要らんやんけっ!!


ともあれ、「紅鉄ツヴェート」が完成した以上、錬金術の反応炉を使ったパーツ作成に取り掛かるべきだろう。急げ、ヤロウどもっ!!組み立てだって時間が掛かるんだぞっと!


「田崎家仮設ゴーレム2号機PG・MT〈M01〉のデザインに変更なしだっ!!早速、生産に取り掛かってくれ!!」


音声【仕方ありませんねぇ。…DSディス先輩とパーツを作成しておきますから、早めに来て下さいね?お願いしますよ?絶対ですよ?】


しつこいな。だが任せろ。正直、俺のガンプラ作りウン十年の見せ所。今回の助手はなんと、乙女ちゃんだからなぁ〜!!


だけども、その前に俺の運命を左右する一大事が控えているのだ。場合によっちゃあ、俺は死ぬかも知れないんだ。ああ、もう帰りたい(汗)。


音声《儂も帰るぞい。ドリルパーツ用の第六周期複合セシウス鋼も在庫切れじゃし、金鉱石と銀鉱石が大量に採れるのを期待しておるのじゃ!!》


帰るだぁ?まあ、確かに今回の「田崎家仮設ゴーレム2号機PG・MT〈M01〉」の右手ドリルアームには第六周期複合セシウス鋼が使われているのだ。その為、〈S01〉に比べて小ぶりではあるが、「同期」機能による成長が期待される。破損しても再生すると思われ、硬度もなかなかのものだしね!

で、第六周期複合セシウス鋼を精製するには、鉄鉱石に加えた金と銀の融合比率が7:3とし、更に我が家の竜脈を複合するという荒技なのだ。意味が分からんけども。


「って言うか、〈S01〉を引き上げるのが先だぞ?」


音声《分かっておるわい。BMベム達が働かんようになった事じゃし、〈M01〉には馬車馬の如く働いてもらうのじゃ!!》


おいおい。まだ労働基準法導入を根に持っていると思われるG3 (ジザ)さん。ゴーレムに人権は無いのだろうか?ゴーレムは週休2日制を導入するつもりの俺だが。


現れた時と同様に、神出鬼没にG3 (ジザ)さんは消えた。2L (トゥエル)の奴も、グチグチ言いながらも錬金術室に戻っていたけど、どうもアイツはDSディスさんとはあんまり相性が良く無いようだなぁ。やっぱ、共有の反応炉ってのがダメなのか?


1人になった俺は、あ、なんか急に寂しくなったんで、可愛い猫ちゃん達をモフりに行こう。そうしよう!



苗木置き場である。


土を植え替えられ、大きな鉢植えになった苺の苗が青々と茂っていた。擬似太陽ホルスの光に反射して、ジョウロからのシャワーが虹を作っている。ああ、綺麗だなぁって、水やってんの麻黄まおうじゃないの!?


予想外で驚き。我が家の末の弟の麻黄まおうは、全身真っ赤な炎色。元が提灯の付喪神つくもがみなんだけどね。そんな麻黄まおうはしゃがみ込みながら、真剣な眼差しで鉢植えに水を注いでいるのだから。


「あ…麻黄まおう…」


で、俺はハタと気付いた。クロちゃん弟に、乙女ちゃんに、橘花たちばなくんと、菅原すがわらくんだよ?麻黄まおうだけ呼び捨ては違和感がある気がする。

で、じゃあなんて呼ぶ?麻黄まおうくん…?は、なんか違うなぁ。


「…麻黄まお…ちゃん?」


『…えっ?』


『ミャフッ?』


まさかの麻黄まおちゃん呼びに、俺自身も驚いたけど、ジャストフィットじゃね?いや、むしろ麻黄まおちゃんしか無いだろっ??ビビッと来たし間違いないよ。


『…え、お兄ちゃんっ?』


『ミャ〜フ?』


いやさ、麻黄まおちゃんのみならず、金花猫のハナちゃんまで驚いている始末。

この場所は元々、半植物猫?のハナちゃんのテリトリーだし、日向ぼっこ(光合成)をしていたのだろう。さあ、モフろうかな?


どっこいしょっと。金色のトラ模様がお洒落な花模様だし、アロマな香りもするしで、100%癒し系のハナちゃんはモコモコしている。持ち上げてみたら、まさに最上級の枕的な触感。これが噂のセブン◯ピローか(え)?


「はぁ〜。眠くなってきちゃったよ…そうそう、麻黄まおちゃん、水やりありがとね?」


『あのっ…それ、僕ですかっ??』


ん?麻黄まおちゃん、目が点である。


「うん。なんというか、麻黄まおちゃんぽいから、今日から麻黄まおちゃんね!」


これは決定事項です。変更はありえません。


『…ま、麻黄まおちゃん…ですかっ…。』


嫌なのかと思いきや、ちょっと照れた感じで麻黄まおちゃんは俺を見上げた。あ、なんと言うか、俺の兄魂が燃え上がる感じがする(え)。ちょっと禁断症状がヤバァイぞ!!


『ミャフ〜?』


腕に抱えたハナちゃんが、?(はてな)顔で俺の鼻先を叩いた。パフパフって肉球が程よく、そしてアロマな香りで俺の興奮を抑えてくれた。鎮痛剤的な?ああ、サンキュ〜。ハナちゃん!


『…水やりはその、乙女お姉ちゃんに頼まれてっ。交代でやってますっ。』


「ありがとな。」


俺は麻黄まおちゃんの頭をゴシゴシと撫でた。髪の質感?無いですね。なんとも言えない手触りだけども、麻黄まおちゃんがテヘヘッと恥ずかし気に照れる感じは、逆に新しい(?)。今までの弟の中には居なかった感じでさぁ。ふふふ。


「そうそう。麻黄まおちゃんもハナちゃんも、午後から屋上は立ち入り禁止だからね?」


『ミャフ?』


『え?立ち入り禁止ですかっ?』


本題を忘れてました(汗)。でもキュラさんと八手やつでの決闘って、公表しちゃって良いのだろうか?


「う〜〜む。俺の運命を左右する、とても大事なイベントなわけで…ね。」


『運命を左右するんですかっ!?』


両手を握って、ワクワク興奮な様子の麻黄まおちゃん。あ、これ逆効果っぽい(汗)。

でも今更、しょうがないよね。訂正してもややこしいし。


そんな訳で麻黄まおちゃん、ハナちゃんと戯れた(?)俺は、あとは厩舎に顔を出して麒麟の號竜たちとも存分に戯れたのだった…。


◇ ◇ ◇


『兄上。なんで今日のお昼はお粥なんですか?』


「ふふふ。それはね、菅原すがわらくん。今日が1月7日だからだよ?」


不思議そうにお粥のお鍋を乗せたお盆を見つめる菅原すがわらくんに、俺はそう言った。今日もよく出来た弟たちは昼食を食卓に運ぶお手伝いである。とぐろをかいてドデ〜ンと食卓待機なのは4R (シリュウ)ぐらいのもんで…。


『あら?和食かぶれの菅原すがわらなのに、知らないの?今日は七草粥でしょ?』


まさかの乙女ちゃん、七草粥を知っていただとぉ?基本、ベジタリアンの乙女ちゃんであるからに。


『姉上。し、知ってますよ!』


『ふ〜ん。なら良いけども…。』


菅原すがわらくんの顔が曇るけど、七草粥のおかずは、だし巻き玉子、茶碗蒸し、じゃがいもの煮物、金平ごぼうと和食のオンパレードだ。それを見た菅原すがわらくんは大喜びである。


『兄上、早く食べたいです!』


「まあまあ。七草粥ってのは、お正月からこっち、胃腸を休めるための料理だからね。ゆっくり食べなきゃダメなんだよ?」


『う〜。そうでした…。』


口を尖らす菅原すがわらくんの表情は一見の価値ありだなぁ。写メに残したいなぁ(え)。


「あ、麻黄まおちゃんは茶碗蒸しを運んでね?」


『はいっ。お兄ちゃん!』


元気に麻黄まおちゃんが返事をした。違和感は無い。違和感はないけど、周囲が騒めいた。


『…え?兄上殿、何故に麻黄まお…ちゃん?』


『魔王だけに麻黄まおちゃんって事ね、兄さん?』


『それはどうでも良いけど、早くお粥を食べたいです!』


『え〜?麻黄まおうはちゃんなの?僕は…橘花たちばなちゃん…はやだなぁ。君で良いや!!』


副音声〔何故か僕は、あやっちで愛称だけどね?〕


え〜い!ザワザワし過ぎだろっ。みんな落ち着けェェ。

上からクロちゃん弟、乙女ちゃん、菅原すがわらくん、橘花たちばなくん、あやっちの順だ。


クロちゃん弟の疑問は、まさしくその通りだろう。だが、ニュアンス的にそうなったと言わざるをえないわけで。


乙女ちゃんは、誰が上手いこと言えといったのか?しかし、今日は乙女ちゃんがゴーレム作りのサポート役なので悪いこと(?)を言えない現状。やりにくいぃ。


菅原すがわらくんは、いや、それ七草粥食べたいだけじゃね?青い小蛇の4R (シリュウ)同様、お粥の鍋から目を離さないし、こっちの話し聞いてないでしょ?和食になると彼は周りが見えないタイプ?なのだ。


橘花たちばなくんは、勿論、橘花たちばなくんが似合ったプヨプヨ顔なので変更なしです。正直、可愛いです(何)。ほっぺたを今すぐポヨポヨしたいですっ!!


あやっちこと亜弥あやの場合は、元設定なので仕方ないです。しかも孫設定なので、愛称OKなのですっ!


「…ともあれ、今日から麻黄まおちゃんと俺は呼ぶけど、みんなは今までの通りで良いからね?」


まあ、俺が君でもちゃんでも、兄弟間では今まで通り変わらないと思われる。

現に、お粥を食べ始めたら今まで通りだしね!だし巻き玉子に各自、マイボトルの調味料をかける様子も変わらないなぁ。


『親方様、そんな事より、今日は午後から決闘があるって本当ニョロか?いっぱい食べて、力を付けるニョロよ?』


…ん?


いや、既に口いっぱいに七草粥を流し込んでいるお前に言われたくないのだが、決闘するの俺じゃないですよ?そもそも、お粥は飲み物じゃないですよ?


「クロちゃん弟、乙女ちゃん?」


『兄上殿!僕は何も言ってませんよっ!!』


そうですかぁ。となると…。


『…あ、兄さん。忘れたけど、キュラさんは対戦用の武器を持ってないわよ?何か渡した方が良いと思うんだけども?』


…そうね。そりゃそうだけど、話そらされてる感が半端ねぇ。乙女ちゃん、やりやがったなぁ!?


『あのですね、兄上。だし巻き玉子に味が付いているのに、マイボトルのケチャップやマヨネーズをかけるのは絶対に間違っていると思うですっ(怒)!!』


えぇぇぇ。今、それ突っ込むところなの!?菅原すがわらくん、両手を握って俺に訴えかける。いつもは決闘とか聞いたら、真っ先に反応するタイプの子なのにっ!?


『勿論、決闘は見に行きますけどっ!!とにかく醤油以外はダメだと思うんです!!』


あ、決闘は見に行くんだ…。


『お兄ちゃん!!僕も見に行くよ!!』


『…えっ?屋上は立ち入り禁止じゃっ?』


当然のように観覧希望の橘花たちばなくんと、立ち入り禁止と説明した麻黄まおちゃんは困惑していた。すまん、麻黄まおちゃん。これ、立ち入り禁止に出来ないっぽい(汗)。


菅原すがわら…醤油が良くてポン酢がダメな理由を聞きたいのだが?』


『えっ!?』


思わぬクロちゃん弟の反撃を受け、菅原すがわらくんが沈黙した。話があっちこっち飛び火して、訳がわからないのはいつもの事だけどねっ!!


「しょうがないなぁ…でも危ないからね?みんなは屋上の入り口で待機だからね?」


『『『はぁ〜〜〜〜い!!!』』』


調子の良い弟たちである。こっちは決闘をさっさと終わらせて、ゴーレム作りに勤しみたいと言うのにさぁ。やれやれだよ。



食後、食器洗いである。綿毛のフワフワなヒヨコ3兄弟の姿に癒されつつ、食器を洗っていたら1階担当メイドのビビさんがやって来た。どうしたんだろう?真剣な表情でさ。


「あれ?ビビさん、どうしたの?」


副音声『…ああ、旦那様。決闘の件で相談があってな?』


え?…なんか、嫌な予感しかしないんだけどっ!


副音声『とある者の提案を受けて、この際、私も鳳来ほうらいとの決着を着けようと思ってな!』


俺、涙目である。もう、やめて下さいっ(涙)。どうしてそういう展開になったのさぁ??


「いやいや、待って!?それ、誰の策略なのよっ??」


なんと言うか、乙女ちゃんの匂いしかしないけどもっ(怒)!!


副音声『心配しなくても大丈夫だぞ、旦那様?ちゃんと先方も受け入れて、タックグマッチに変更してあるからな!!』


グフゥ(呻)。もう、ぐうの音も出ない手回しの早さっ!?俺、吐血寸前。


『ピィ❤︎』『ピュ♡』『ピッ☆』


あ、ほらぁ。心配気にヒヨコ3兄弟だって鳴いているぞ。ココちゃん、止めたげてぇ!

ビビさんにまとわり付いて止めるんだ!GOっ!!


副音声『なに、心配するな!私は必ず勝つぞ!!何故なら、私は勇者だからなっ!!』


いや、それはあくまで設定上の勇者ですからね?しかし、その自信は女勇者っていうより男らしいな(汗)。金色綿毛のトト君はビビさんの頭の上で誇らし気に胸を逸らしてるけど、やめなさい。止めなさいよ!


副音声『そこでだ。申し訳ないのだが、私に武器を貸し与えて貰えないだろうか?』


ダメだぁ。もうコレ、タッグマッチ開催前提である。微動たりも中止の目は無いようで。

すまん、2L (トゥエル)よ…今日はゴーレムの組み立て、出来ないっぽい…(悲)。


「え…でもビビさん、ミスリル製の包丁持ってるよね?」


副音声『何を言っているんだ、旦那様?包丁は調理道具であって、武器では無いのだぞ?』


はい、その通りですねっ!!うっかりしてました!!


「…そうですね。んじゃま、あるの使って良いけど、キュラさんにも選んで貰わなきゃいけないんだよね。」


副音声『ならば、私が呼んで来よう!!すぐ連れて来るから、待っていて欲しい!!』


嵐のようにビビさんは走り去った。後ろも振り返らずに。

まだ俺ってば、食器洗いの最中だと言うのに(汗)、「宝物庫〈Ω〉」を展開してみた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


《宝物庫〈Ω〉展開》


在庫:30種類


◯31万3千312神貨

◯天元突破∞〈超高級神界仕様肥料〉(×1)

◯田崎家秘匿種・竜脈結晶(×1)

◯竜脈結晶〈1/4〉

◯猫の千両箱〈500円玉等価交換 SRスーパーレア〉(猫の小判×110)

◯猫のへそのゴマ〈五百円玉等価交換 UCアンコモン

◯猫のダイヤモンド〈五百円玉等価交換 URウルトラレア

◯グチャグチャ折り鶴〈霊鶴・千寿が宿った折り鶴〉

◯ポイントカード「万華月」〈異世界産業クレセント20ポイント〉

◯損害賠償目録〈八幡宮総括本部対応残りポイント40〉

◯竜宮城割引チケット×5〈お得な割引チケット〉

第六周期複合セシウス鋼の大太刀(火)

第六周期複合セシウス鋼製の針(×8)

第六周期複合セシウス鋼の扇子〈菊華模様〉

第六周期複合セシウス鋼・軟鋼弓〈小型〉

第六周期複合セシウス鋼の大楯〈星〉

第六周期複合セシウス鋼の鞍 (×1)〈小型〉

◯水風船〈神の遊具〉

◯練丹〈下級仙薬〉×17

◯大黒天の福札〈福を呼ぶ御札〉

◯毘沙門天の武札〈武勇を助ける御札〉

◯弁天の楽札〈楽の才を導く御札〉

◯福禄寿の寿札〈寿を司る御札〉

◯寿老人の命札〈命を延命する御札〉

◯布袋の運札〈運命を超える御札〉


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


う〜む。武器って言っても、第六周期複合セシウス鋼の大太刀、扇子、弓、盾と…あとは針だけなんだよね。


副音声『待たせたな、旦那様!!』


副音声『個体名称キュラ、到着いたしました!』


速ぇなあ。まだこっちは食器洗い終わらんよぉ。


「とりあえず、電子情報枠ウィンドゥ表示を見てくれる?どれか使える物あるかな?」


我が家のメイド2名はジックリと電子情報枠ウィンドゥ表示を眺めていたが、先に決めたのはキュラさんだった。


副音声『では、この第六周期複合セシウス鋼・軟鋼弓をお貸し頂きたいと思います。』


弓ですか!相手の八手やつでも弓装備なわけで、これは弓VS弓対決になるぞ。どういう戦いになるのだろう?ある意味、興味深い。


じゃあ、慣れてもらう為にも直ぐに取り出して手渡してみる。どうかな?


副音声『少し小さいけれど、これは手に馴染むのが早そうです。弓矢も自動生成ですか…これなら勝てます!!』


キュラさんの目がヤバい。ギラギラとサバイバルモードに突入しているっぽい。俺、ちょっと震えた(寒)。


副音声『旦那様。私はコレだな!』


お、ビビさんも決めたようだ。俺は残った大太刀を選ぶのかと思いきや、彼女が選んだのは「第六周期複合セシウス鋼の大楯〈星〉」である。予想外だよ!


「え、ビビさん?それ盾だよ?」


副音声『ああ!勇者たるもの、攻めだけが仕事では無い。守る事こそ、本分でもあるのだ!!』


凄い自信だ。恐らく攻撃をキュラさんに任せ、ビビさんは防御に徹するつもりなのだろう?良いコンビネーションだろうけど、これってビビさんキュラさんコンビが勝った場合、俺の地獄の特訓が開始されるわけですよっ!?


俺の生命維持のピンチ。ヤバぃ空気しか感じないまま、決戦はその3へ続くのだった…。


◆ ◆ ◆


田崎 蓮人

種族〈秘匿種(真王)〉

階級〈権現〉

所属国〈災害竜脈の地〉


カテゴリー〈58.5+〉※変化無し

戦闘力 1356+15

防御力 1274+15

生命力 1305+15

回避値 1152+15

知能値 520+5

器用値 25

魔力値 2013+25


無属性ウーデニア1226+15

地属性(テラ1258+15


固有能力パーソナルスキル

竜脈適正「最高位」

幸運の加護

雷霆の守護

世界卵の選別

蓬莱の恩恵

王桃の系譜

全能神の祝福

異世界言語LV1

宝物庫〈Ω〉

聖者の贈物ギフト


能力スキル

打撃 調理 計算 博識 精密操作 努力 竜脈 再生 霊子

統治 隠密 命名 返還 猫愛 権現


召喚系インウォーカティオ術式

契約

契約破棄

契約鑑定

召喚

送還

眷属召喚

眷属送還

眷属探知

眷属鑑定

竜脈の盾

竜脈結晶化


眷属ファミリア

E5(エコ)さん

DS (ディス)さん

4R (シリュウ)

G3(ジザ)さん

2L (トゥエル)


契約

ルル君

金さん

チョメ君

ミミちゃん

シーちゃん

ミチ

花子さん

タロさん

ロンちゃん

クロちゃん

ハナちゃん

ハッピー

シマ

カア君(若彦)

乙女ちゃん

ユズリハ(野良ネズミさん)

紅葉

菅原すがわらくん

橘花たちばなくん

リコピン

JOLジョリュ

葉蘭はらん

水引みずひき

葛葉かずらは

さかき

千歳ちとせ

鳳来ほうらい

八手やつで

蒼原あおばら

不知火しらぬい

漁火いさりび

八重波やえなみ

白波しらなみ

鳴海なるみ

夕潮ゆうしお

芍薬しゃくやく

水楢みずなら

かしわ

なぎ

あかね

白妙しろたえ

牡丹ぼたん

鬼蕗おにぶき

BMベム

BLベラ

ユナイゼス

キュライアー

ビビアンナーシェ

イシヒメ

麻黄まおう


称号

竜脈使い


装備

魔弾・オレイカルコス〈魔銃〉

属性:中炭素鋼カーボンスティール改LV220〈秘跡武具サクラメント級〉

付与効果:神の遊具〈風属性エア

月光核〈新月〉増幅20%

耐久値強化〈合金マテリアル

耐久値:400+α


小型「電子情報枠ウィンドゥ

種族〈電脳媒体〉

階級〈生命樹セフィロト分体〉

属性:電子属性エレクトロン20

カテゴリー〈2.5+〉

耐久値:500


コソ泥反対Tシャツ〈服〉

属性:化学繊維レーヨンLV15〈通常ノーマル級〉

付与効果:撃退〈微〉

防犯対策+

物理抵抗

耐久値:20


ジーンズ〈服〉

属性:厚地織布デニムLV18〈通常ノーマル級〉

付与効果:物理抵抗

耐久強化

耐久値:60+α


◆ ◆ ◆


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