第211話「反応炉を設置する為のその3・ゴリ押しのゴリ押しで迷走する我が家のゴーレム構想」
我が家転生…「我は無限の竜脈使い?」…が眷属育成計画中なのですw
第211話「反応炉を設置する為のその3・ゴリ押しのゴリ押しで迷走する我が家のゴーレム構想」
酷い目にあったものだ(汗)。
有無を言わさずブッ飛ばされた男陣だったが、俺は練丹を使用して復活を果たしていた。
「…という事がありまして。」
ワイワイガヤガヤと、我が家の昼食は今日も騒がしい。そろそろ座卓も狭くなってきた。まあ、こんなぎゅうぎゅう詰めも家族っぽくて良い感じではあるが。いや、むしろ俺はこっちが良いわけで。
『それは親方様の自業自得ニョロよ。反省するニョロよ。』
そんなことを言う4R (シリュウ)だ。冷たいじゃないの?連れて行かなかった事を怒っている…わけじゃないなぁ。
『兄さん、子供よねぇ。』
『兄上、とにかく心配したんですからねっ!!ハラハラします。もうっ!』
とんだ醜態を見せてしまった菅原くんが、今日は俺にずっとベッタリだ。ある意味、役得ではある(笑)。
乙女ちゃんは、まあいつも通りの感想なのでスルーしておこう。
「とは言え、錬金術が出来る環境かと言えば…まだまだなんだけどねぇ?」
副音声〔それで、今日は2L (トゥエル)さんが居ないんだね?大丈夫なの?〕
え?今頃、あのダメ天使は正座で執事長の説教を喰らっている筈だ。しかし、そんな心配をするのは、あやっちだけだな。なんて優しい子だろう?さすがは我が孫である!!あやっち万歳。
『兄さん。あの人は居ない方が静かで良いわね。』
『2L (トゥエル)さんも悪い人では無いんですけどね。普段から兄上殿にベッタリ過ぎですからね。』
乙女ちゃんとクロちゃん弟の評価は芳しくない。って言うか、低評価だな。まあ、俺のYESマンって事は否定しないけどねっ!
で、そんな会話は無視して橘花くんと麻黄は仲良く並んで焼きそばを食べている。モシャモシャと可愛いなぁ。微笑ましいなぁ。癒しだなぁ。
『橘花お兄ちゃん。焼きそば美味しいねっ。』
『麻黄。たっぷりマヨネーズを乗せたオムライスが1番美味しいんだよ?マヨネーズは何にでも合うんだよ?』
なんて事を言ってるわけで。いや、オムライスはケチャップじゃね?案の定、ギロリと乙女ちゃんが目を輝かせているわけでして。もう、こっちがハラハラするよぉ。
「問題は…麻黄はマヨラーになる可能性が否定出来ないわけだな…。」
『兄上、醤油派に引き込みましょう!!』
そうねぇ。菅原くんが握り拳でそう主張するもんだから、思わず菅原くんの頭をイイコイイコしてました。
『兄上…ちょっと恥ずかしいです…。』
菅原くんも進化して大きくなったわけで、撫で撫で具合も程よい感じ。って言うか、やっと見た目相応の実体型になったと言いましょうか?そうなると、この中ではやっぱり、あやっちだけが小さくてちょっと浮いた感じなんだよねぇ…。本人はあんまり気にした感じじゃないけどさ。
「…そうだ!それで思い出したけど、みんな自己持ちの装備品って合わなくなってるでしょ?」
『あ…兄上殿。その件でちょっと相談をしようと思っていたんですよ。』
クロちゃん弟も思い出したように言った。我関せず、マヨネーズの素晴らしさを語っている橘花くんを放置して、クロちゃん弟が自分のレイピアをスラリと引き抜いて見せた。
食卓で何をしているのか?と思うかもしれないが、だがこれはまさかっ!?
「…あれ?大きくなってない?」
それは「第六周期複合鋼レイピア改」だよね…?
『そうなんですよ。僕たちの装備品は日が経った今では、ちょうど良い大きさになっているんです!』
クロちゃん弟も興奮して、そう主張する。にしても、砥石で丁寧に磨いているのだろう?そのレイピアはピカピカだ。クロちゃん弟の真面目な性格が滲み出ているなぁ。
「ってことは…全員そうなの?」
『兄さん。私の薙刀も大きくなってちょうど良いサイズになってるわよ。』
むう。乙女ちゃんに薙刀とか、今考えると凶器以外の何物でも無い気がする(汗)。
『…兄さん。その目は何かしら?…橘花も、いつまでもマヨネーズの話ばっかりしてるんじゃないわよっ(怒)!』
ポカっ!!
なぜかケチャップのボトルで橘花くんの頭を叩く乙女ちゃん。…うちにあんなデカいケチャップボトルってあったっけ?
『痛いっ!?なんで叩くのさぁ!!』
争いが勃発した(汗)。ケチャップ、マヨネーズ紛争だ。
『いつもの事だから気にする必要はないニョロよ。ゲプぅ…。』
アワアワする麻黄に4R (シリュウ)が平常時Vrであると説明する。そして大皿いっぱいの焼きそばを平らげた4R (シリュウ)は、お腹をひっくり返して食休みモードとなった。気楽な奴だなぁ。
「お〜〜い。ほどほどにしてよぉ?」
そして、ケチャップ、マヨネーズ紛争については、いつものごとくクロちゃん弟が仲裁するわけだが…あ、確かにいつもこんな感じだった(汗)。そしていつものごとく、俺は急いで残った焼きそばを口に掻っ込むのであった。
◇ ◇ ◇
音声《ふむ…まあ、それは素材に第六周期複合鋼を使っているからじゃろうな?》
錬金術用の部屋に戻って来ました。そして、クロちゃん弟たちの装備品について話したら、G3 (ジザ)さんがそんな事を言うわけだった。
音声《後から判明したのじゃが、第六周期複合鋼には竜脈を取り込んでいる影響で、同期性能…つまり所持者と共に成長する機能があるようじゃ。》
ああ、もはや第六周期複合鋼自体を忘れていた(?)作者も驚きの機能じゃないかっ!?何でもありか?なら、竜脈結晶を使ったらどうなるものやら?ちょっと怖いな。
「…第六周期複合鋼、恐るべしっ。確か…竜脈と鉄鉱石と銀鉱石で作ったやつだっけ?」
音声《そうじゃ。銀鉱石が不足しておるんで、生産は中止しておるのじゃ。》
普通、銀鉱石とか高くて買えないよなぁ(汗)。そんな期待した目でG3 (ジザ)さんは見てくるけど、資金に余裕はあっても庶民派の俺には無理ですからっ!!え?無駄遣いしてるじゃんって?それは必要に駆られた場合は致し方ないのです…直感的な。
「そこは白ねこ島で採掘できるのを期待するしかないよなぁ…。」
音声《…そうじゃな。》
不承不承って感じでG3 (ジザ)さんは言うけれど、これ、絶対企んでるっぽいぞ。俺の予感が囁いている。気を付けろ!と(何)。
音声【そんな事より、閣下!!一生、恨みますからねっ!!】
正座の痛みに耐えきれず、倒れ伏した2L (トゥエル)が恨みがましい目で俺に言う。まあ、成仏していただきたい。
「って言うか、自分で鎮痛使えるようになったんだろ?」
音声【DS先輩の前で使ったらブッ殺されますからねっ!?】
いや、当のDSさんの前で、そういうこと言うお前が怖いわ(震)。
音声『ほう。まだ説教が足りないようですな…。』
音声【ヒィィィ!?も、申し訳ございませんっっ!!!】
ダメ天使は絶望に突っ伏した。全身がガクガク震えている。それは良いんだけど…お前たち、ちゃんと仕事しているのだろうか?
音声『旦那様、説教をしながらですが、錬成演算≒NOCTURNEを使用してゴーレム1体分の作成に必要な資材を算出しましたぞ。』
音声【閣下、説教を受けながら、錬成演算≒NOCTURNEをフル回転して演算処理しましたよ!褒めて下さいっ!!】
…いや、普通に仕事しなさいよ(汗)。説教ありきって何さ。
「まあ、いいや。しかし、なんかワクワクするな!!遂にゴーレム作成とかっ!」
音声【閣下。電子情報枠表示を展開します。ご確認ください。】
どうでもいいけど、突っ伏したままの姿勢でお前、大丈夫か?
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《錬成演算≒NOCTURNE》
人造兵作成用資材一覧《予測》
◯賢者の核石×1個
◯内部骨格『石棺』×1個
◯魔道回路×1個
◯魔鉱石×1個
◯鉄鉱石100kg
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…お〜う。何だか良く分からない資材が並んでる。俺が知ってるのって鉄鉱石だけじゃね?
音声『旦那様。このゴーレムは鉄鉱石を外殻に使用した、いわゆるアイアンゴーレムとなります。最下級のストーンゴーレムでは水圧に耐えられないと仮定しての判断をしました。』
はいはい。DSさんの判断なら申し分ありません。
だけども、ここで1番需要な案件があるのです。最大の懸念です。これだけは譲れないのだ!ゴリ押ししてやりますとも(え)!!
「素材に関しては、まあ購入金額の面もあるけど…その、デザインは…調整出来るのかなぁ…と?」
ゴーレム…それは無骨な体型の巨人。ありふれたファンタジー物では、ただの岩とか鉄が人の形をしているだけの代物。いや、そんなゴーレム却下ですからっ!
「出来ましたら…その、スーパーロボット風のデザインにしたいのですがぁ…。」
言ってしまった!だって、それが男の子の夢でしょ!?流石の俺もガ◯ダムとまでは言わないけどさっ!往年のスーパーロボット風にはしたい訳で(え)。
音声『……。』
音声【……。】
顔を見合わせて…何だよ、その間は?
無理なの??
これ、ダメなパターンなのかぁ???
『【出来ますよ?】』
え?
音声『勿論、可能ですよ。旦那様のお好きなようにデザインは改造可能ですね。』
音声【そこは閣下が超高性能の煉獄式錬金反応炉を購入したおかげですねっ!!流石ですよ!!】
何が流石なのか分からないが、結果オーライらしい。いやまあ、こいつら絶対ワザとやってるだろう。
音声【僕たちって、いわば閣下の分身ですからね?閣下の考えている事は大抵分かってますからね?一心同体ですからねっ!もはや離れませんからねっ!!】
うっ(汗)。そうだった。そういう設定だったけどもさ。しかしお前は無闇に暑苦しいな。
音声《これこれ。主人の前でそう言う事を言うんじゃない。あくまで儂等は魂で繋がった眷属…まあ、特殊な経緯ゆえに、ただの眷属とは言い難いのじゃがのう。》
G3 (ジザ)さんは、いやそれも良く分からないけど、E5(エコ)さんを始めとして、俺の眷属は全員、俺の携帯電話とかにデータをダウンロードして誕生した眷属なんだよね。うん、意味不明だし。
あ、ちなみにE5(エコ)さんは居ない。これはしばらく怒りが冷めるまで放置した方が良いとのDSさん判断でもある。触らぬ神に祟りなしだよ(え)。
「…ともあれ、デザイン可能となると妄想が膨らむなぁ。」
音声《主人よ…まずは海底資源の発掘が先じゃろ?となれば、形状も考慮した方が良かろう?》
そりゃまあ、そうだけど。そうなると海洋特化の形状にした方が良いのかな?
音声【それなら、海中型特化の魚体型が良くないですか?海の中もスイスイと行けるでしょう?輸送能力は高いと思います。】
音声《そりゃダメじゃな。魚体型でどうやって採掘するつもりじゃ?やはり、一般型の人造兵型が良いじゃろう?採掘器具も持参できようし?》
音声『一般型では、採掘場所への到達に時間が掛かるのでは?運搬機能と効率性が著しく低下しそうですね。』
議論が…俺を放置して議論が白熱している(汗)。俺が置いていかれてるうぅ。
「あ、待って!と言うことは、水陸両用型の蟹タイプとかどうかなぁ?」
思いきって俺は提案してみる。赤い水陸両用型なら3倍は働きそうな…イメージ(何)だしさ。
音声《いや、蟹って?蟹も大して歩行能力ありはせんじゃろ?》
即、却下って!?
音声『いえ。蟹も泳ぐ事は可能だった筈。…ですが、速度はあまりありませんね。』
ぎゃっ!?上げてからの落とされたぁぁ。
音声【閣下。蟹は無いですよ。蟹って…あ、そろそろ蟹は増えてますかねぇ?】
…なぜ、そこで白ねこ島の岩場に放流した蟹の話題を持ってきやがった?いやさ、俺もほぼ忘れてた話題だったけどさ?
だけども蟹の何が悪いっ(怒)?偉いやつには分からんのですよっ!
まあ、水陸両用型を蟹型と決め付けた俺も悪いわけで。別にゴリ押ししたかった訳じゃないんだよ。
「いや…だけど海と言えばゲッ◯ーロボ3号じゃね?」
変形スーパーロボットの定番を俺は思い出した。
音声【はぁ。なるほど…キャタピラ式の速度がアレですが、上半身が人型であれば採掘能力はありそうですねぇ…でもドリルなら2号じゃないですかっ??】
ダメ天使め!まさかスーパーロボットの情報まで仕入れているとは恐るべし(汗)。
音声『ドリル特化ですか?それはある意味、面白い発想ですね…。』
いや、DSさん!?2号はスーパーロボットだけども、どちらかと言うとリアル寄りでして!?むしろグレ◯ラガンよりでしてっ!?
何だか訳が分からない方向に進み始めたので、一旦停止させた方が良いだろう。
「ちょ、ストップ!?その前に、2L (トゥエル)は資材の販売価格を調べたのか?」
音声【はい、閣下。最低価格帯で検索した結果、鉄鉱石は100kgで2000神貨ですね。日本円で約200億円となっています。やはり異世界産業クレセントと月兎商店を介した方が圧倒的に安いようですね。】
…いやいや、200億円とかないわぁ。価格崩壊が著しいわぁ。
とは言え、我が家の資産は現在「534312神貨」である。余裕なの?
ちなみに一覧で表示をしてもらった。
鉄鉱石100kg 2000神貨〈200億円〉
魔鉱石50kg 4000神貨〈400億円〉
賢者の核石1個 8000神貨〈800億円〉
内部骨格『石棺』5000神貨〈500億円〉
魔道回路×1個 2000神貨〈200億円〉
計21000神貨かぁ…2体分買う?
「2体分買っても42000神貨か。予備パーツ分の1体は白ねこ島に持ち込んで、登録できるか試してみたいし…。」
まあ、これはもう確定方針なので購入決定なのだ。
音声【では閣下、2体分の資材を購入しますよ。よろしいですか?】
「いいかな、DSさん?」
音声『ホッホッホ。旦那様の御自由に。』
DSさんの激甘な微笑みを受けて、42000神貨が消失した。これで資材が届くまではゴーレム作成は保留となったわけで。
「それと、内装工事の件は…E5(エコ)さんがアレだから保留かなぁ?」
だけど、そっちも急がないとゴーレム作成は滞るわけでね。何ごとも上手く進まないもんだなぁ。
音声『いえ。既にE5(エコ)殿を介して久延毘古殿に連絡を取って貰っておりますので…ほう、どうやら半額セールで改装費は150000神貨と…ふむふむ。』
なんだ?DSさん、独り言を始めたと思いきや、これ、相手はE5(エコ)さんだな?
音声『ほほう、錬金術用の中古物件の機材が格安で導入可能と…それは偶然ですな。』
また半額セールとか、適当な名目で久延毘古さんはもう(汗)。
それに、その中古物件って何なのさ?もうゴリ押し感が凄いけど、居ないところでE5(エコ)さんはちゃんと現在進行形?で働いている件 (え)。DSさんの命令だけは聞くんだよねぇ…。
◆ ◆ ◆
田崎 蓮人
種族〈秘匿種(真王)〉
階級〈権現〉
所属国〈災害竜脈の地〉
カテゴリー〈56.3+〉※変化無し
戦闘力 1296+15
防御力 1214+15
生命力 1245+15
回避値 1092+15
知能値 500+5
器用値 25
魔力値 1913+25
無属性1166+15
地属性1198+15
固有能力
竜脈適正「最高位」
幸運の加護
雷霆の守護
世界卵の選別
蓬莱の恩恵
王桃の系譜
全能神の祝福
異世界言語LV1
宝物庫〈Ω〉
聖者の贈物
能力
打撃 調理 計算 博識 精密操作 努力 竜脈 再生 霊子
統治 隠密 命名 返還 猫愛 権現
召喚系術式
契約
契約破棄
契約鑑定
召喚
送還
眷属召喚
眷属送還
眷属探知
眷属鑑定
竜脈の盾
竜脈結晶化
眷属
E5(エコ)さん
DS (ディス)さん
4R (シリュウ)
G3(ジザ)さん
2L (トゥエル)
契約
ルル君
金さん
チョメ君
ミミちゃん
シーちゃん
ミチ
花子さん
タロさん
ロンちゃん
クロちゃん
ハナちゃん
ハッピー
シマ
カア君(若彦)
乙女ちゃん
ユズリハ(野良ネズミさん)
紅葉
菅原くん
橘花くん
リコピン
JOL
葉蘭
水引
葛葉
榊
千歳
鳳来
八手
蒼原
不知火
漁火
八重波
白波
鳴海
夕潮
芍薬
水楢
柏
梛
茜
白妙
牡丹
鬼蕗
BM
BL
ユナイゼス
キュライアー
ビビアンナーシェ
イシヒメ
麻黄
称号
竜脈使い
装備
魔弾・オレイカルコス〈魔銃〉
属性:中炭素鋼改LV220〈秘跡武具級〉
付与効果:神の遊具〈風属性〉
月光核〈新月〉増幅20%
耐久値強化〈合金〉
耐久値:400+α
小型「電子情報枠」
種族〈電脳媒体〉
階級〈生命樹分体〉
属性:電子属性20
カテゴリー〈2.5+〉
耐久値:500
等価交換シャツ〈服〉
属性:化学繊維LV20〈通常級〉
付与効果:鋼の錬金仕様(?)
物理抵抗
耐久値:30
ジーンズ〈服〉
属性:厚地織布LV18〈通常級〉
付与効果:物理抵抗
耐久強化
耐久値:60+α
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