表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

210/487

第210話「反応炉を設置する為のその2・実体を持たないE5さんは俺をブッ飛ばせないはずだった」

我が家転生…「我は無限の竜脈使い?」…が眷属育成計画中なのですw


第210話「反応炉を設置する為のその2・実体を持たないE5さんは俺をブッ飛ばせないはずだった」


否応もなく連行されまして。そう、3階の拡張物置部屋にやって参りました。


音声《ほれ、主人よ。どうじゃ?》


いや、どうじゃ?と言われましても…。


がらんどうの物置部屋である。でもって、奥にはG3 (ジザ)さんの工房と、宝物庫〈Ω〉への扉が2つ…いや、3つ?4つだな!!


「扉が増えてるじゃないか?ああ、錬金術用の部屋だな?」


音声《その通りじゃ。その隣は資材保管用の倉庫じゃな。》


隣に立つG3 (ジザ)さん、ドヤ顔でそう言った。ところで、いつまで俺の右腕を拘束してんの?俺、逃げる気ないんですけど?


音声【良かったですねぇ、閣下。これで念願のゴーレムを作れますよ?】


はっ!?そうだった!!男の子の夢である巨大ロボットの作成…遂にその夢が叶う日が来たのかっ!!


「って言うか、お前もいつまで俺の左腕を拘束している気だ?」


音声【僕は今、最高に幸せですねぇ。】


はぁ…ダメだコリャぁ。んで、足元にはフニャフニャと我が家の聖獣ハッピーがまとわりついている。元チンチラシルバーのハッピーは、最近運動不足気味の様子。腹がタプタプしてきたぞ?


「ハッちゃん…ちょっと腹がスゴいな?ミチみたいになる前に、何とかしたいところだが?キュラさんの軍隊式トレーニングを…」


『ニャビャッ!?』


ハッピー、驚愕の顔で固まった。とても面白い顔である。鼻水がツツ〜と床に落ちた。


だがしかし、運動するにしても我が家は屋上しかないわけで、そこでたまに暴れ回るからハッピーはひんしゅくを買うわけで。

なもんで、ハッピーが悪いわけじゃないんだよ。ハッピールームだって申しわけ程度で、家具の寄せ集め。拡張したは良いけれど、あんまり役に立たないこの現状…むぅ。


音声{御主人様、悪巧みですか?}


言うに事欠いて、このポンコツはなんてことを言うのだろうか。


「悪いことなんて考えてませんけども?んで、E5 (エコ)さんは現状、我が家に必要だと思うものは何かある?」


音声{え?御主人様はお金に余裕があると不要な物ばかり買っちゃうので、抑制する為の何かがあると良いですね?}


俺の求める答えと全然違いましたっ。やはりポンコツ。


音声《何じゃ、急に?まあ、田崎家に必要なものと言えば、それは勿論、資材じゃなっ!研究素材が足りないのじゃ。》


音声【閣下の無償の愛があれば、他には何も要りませんよね?】


…こいつら、真顔で言っているから怖い。1人はマッドな科学者、1人はダメ天使だし、聞いた俺が間違いだったなぁ。


音声{あ、そんな事より御主人様、メールの確認をしてもらって良いですか?ちょっとアレなので?}


アレなので?って何だよ。急に訳のわからない事を言い出すE5 (エコ)さんだ。まあ、今更ではあるけども。


「メールって、錬金炉のだろ?いつもの運送時間のヤツじゃないの?」


_________________________________


(*´꒳`*){よいしょっと。電子情報枠ウィンドゥ表示モードになりました。こちらをご覧下さい。}


2021/01/03

‬差出人:ケッアルカトル竜運送

宛先:田崎 蓮人殿


お届け物の御報告です。


〓 JYUKAI.co.jp.


◎超高性能《煉獄式錬金反応炉》〈アマイモン株式会社〉

78000神貨〈7800億円〉‬

お届け時間はAM10:00頃となります。


追記:以下は出品者からの個別リクエストがありましたので表記します。プライバシーに問題が生じた場合は削除いたしますので、御一報ください。


『やったぜ!俺、アマイモン。夜露氏苦な!兄さんから伝言もあるんだぜ。』


返信する:YES・NO


メーラに登録する:YES・NO


_________________________________


「……う〜む?」


アマイモンはアレか?やんちゃ系なのか?


音声【ぶっきらぼうな文章ですね。これは間違いなく不良ですね!!付き合わない方がベストな気がします!やめましょう!】


お前の主観は聞いてない。


音声《ふむ。文章はアレじゃが、兄さんとは何じゃ?ちとキナ臭いが、何か引っ掛かるのじゃが。》


だよなぁ。そこはさすがはG3 (ジザ)さんである。伊達に歳を取ってないよなぁ。


「だが1番の問題は…おまぁ、10時って!?今、何時だよっ!!??」


_________________________________


(*´∀`*){ですよねぇ…現在、AM10:30ですけども?}


_________________________________


こいつ、シラっと流しやがった…。


「これはシーちゃん…激怒案件じゃね?」


_________________________________


(*´∀`*){ですよねぇ…。}


_________________________________


ポンコツ過ぎて使えねぇ。


◇ ◇ ◇


え〜と、連行されたのに1階に逆戻りとか、これって時間の無駄じゃね?


音声【閣下、僕にメール機能さえ付いていれば…。】


「いや、お前はお前でポンコツだから、余計ヒドい状況になる気がするな。」


自分で言っててアレだけど、そんなヒドい冷静な分析を2L (トゥエル)本人は嬉々として喜んでいるわけでして。なぜにお前はそんなんなっちゃったのか(汗)。


「う〜ん。麻黄まおう菅原すがわらくんは、もう行っちゃったかぁ…。」


戻った1階の居間は閑散としていた。菅原すがわらくんとの別れは、それはもう悲しいシュチュエーションで、ちょっと涙が出ちゃうよ(涙)。ああ、菅原すがわらくんに会いたいっ!!


『ミャ!!』


え?要約すると『元気に屋上に向かったわよ!!』とのこと。いや、シーちゃん…夢も希望もない事を言わないで貰いたい。


「せっかく感動に浸ってたのに…。」


『ミャッ!』


仏壇の上に鎮座する白い猫のシーちゃん、俺をダメな子みたいな目で見ながら、叱咤するのはいつものスタンダードなので大丈夫ですけども。

で、要約すると『早く荷物を受け取りなさいよっ!』と俺を急かすわけで。


「あ、まだ居るの?荷物だけ置いて行ってもらえば良いんだけどなぁ…。」


何しろ、ちょっと蛇に耐性の無い俺である。羽根が生えた蛇さんとか、ちょっと勘弁して貰いたいのだ。だけども、こればかりは致し方ないか…。


「はいはい、じゃあちょっと顔を突っ込むので、シーちゃんヨロシク?」


『ミャ〜。』


亜空間入り口の門番と化している五徳猫のシーちゃんの許可を得て、俺は仏壇に上半身をムンズと突っ込んだ。未だに慣れないこの感覚。


「……あ、どうも?」


『……オ、お届ケモノ…デス。』


羽根の生えた蛇さんはいた。ええ、超巨大な木箱を運んで疲れたんだろうね?へばり気味の配達帽子の大きめな蛇さんだ。大丈夫だろうか?


『…御苦労様です。サインでいいですかぁ?』


『…エエ、オ願イシマス…ハァハァ』


ハァハァ言ってるし、尻尾はプルプル震えてるし。でも俺はサラサラってサインをして、紙面を尻尾に戻してあげた。尻尾にちょっと触ったら、ビクっ!?ってしたから俺も驚いたけども。


「…ところで、なんでこんなに一杯、蛇さんが?」


『…ア、ケ…見学?』


見学ぅ?


ウジャウジャと羽根の生えた蛇さんたちが、俺を遠巻きに見ている。何ぞ、これ?俺、食べられちゃうのぉ?50匹ぐらい居ない?


早めに荷物を回収した方が良さ気だが、う〜む?ちょっと届かないし、この状況で下半身も踏み出す気になれない気弱な俺である。


「…あ、もうちょっと木箱をこっちに押してもらっていいですか?」


『…ワ、ワカリマシタ。ミンナ、手伝ッテ!!』


ワラワラと蛇さん達が集まって来た。これ、失敗したか?だけども大小様々な羽根が生えた蛇さんを見る機会も早々ないわけで、なんか体色もちょっとづつ違うんだよね?個性?があるようだ。


「…色も違うんだねぇ。あ、君はよく見るとピンク色っぽくて綺麗だな?」


『エッ!?…ア、アリガトウゴザイマス…。』


配達帽子の蛇さん、ちょっと照れた…のか?蛇の表情とかよく分からん。

ともあれ、無事に「宝物庫〈Ω〉」に木箱を回収する事が出来ました。ヒュルン!とな。


「ありがとね。蛇子さんによろしく言っておいてねぇ〜〜。」


用が済んだとばかりに、俺は頭を引っ込めた。もうそりゃ、逃げるばかりにね!


「ふぅぃ〜〜い(震)。蛇まみれで死ぬかと思ったぜ!!」


音声【蛇ですって!?閣下、蛇は撲殺しましょう!!】


_________________________________


(`・ω・´){1匹見たら100匹いると思え!蛇退治ですよっ!!}


_________________________________


お前ら、蛇に何の恨みがあんの?


「いや、落ち着け!羽根が生え蛇だから大丈夫じゃね?」


_________________________________


(*´∀`*){ですよねぇ…どうせ、ククルカン・蛇子さんの事を思い浮かべてデレデレしている御主人様なんですからぁ。ふぅ。変態ですね。}


_________________________________


おい、どういう飛び火の仕方だっ!?


音声【ネイティヴ系の蛇神ですか…仕方ありませんね。なら許しますよ!いくらでもニャンニャンするが良いです。親権はこちらで奪い取りましょう!!】


別にお前に許してもらう気もないけども。それにニャンニャンって今時使わないからな。いつの時代の人間だよ?


「そんな事を言ってる場合か?物は回収したから、とっとと行くぞ?」


_________________________________


(`・ω・´){ククルカン・蛇子とニャンニャンするのは否定しないんですかっ!?}


_________________________________


しつこいな(怒)。


だけども、褐色肌の東洋系美女のククルカン・蛇子さんは神秘的でさ、何というか引き込まれる魅力があるのは事実でさ。ニャンニャンしたいか?と聞かれればYESと言いたいけどさ。だけどさ、下半身が蛇なのでNOですねっ(断言)!!


「俺が誰とニャンニャンしようと、E5(エコ)さんには関係ないですっ!!」


_________________________________


(`・ω・´){キイィィィ!!御主人様のクソアホォォォ!!}


_________________________________


そんな捨てセリフを残し、E5(エコ)さんは消えてしまった…。


「…いや、ひどくね?」


音声【閣下は女心が分かってませんからねぇ…。】


ダメ天使のお前に分かるとも思えんのだが?ともあれ、うるさいのが居なくなったので戻るとしよう。というか早く戻りたいのだ。


DSディスさん、待たせ過ぎて怒ってるんじゃね?」


音声【いやいや、閣下に待たされるとか、御褒美以外の何物でもありませんから!】


それ、お前だけだからね!


俺たちはスタコラサッサと3階に戻るのだった。既にシーちゃんなんか仏壇屋の上で丸くなって寝ているしさ。我が家はみんなマイペースである。俺が1番のマイペースではあるが。



音声《やっと戻ってきおったか?…おや?E5(エコ)殿はどうした?》


いつもの2L (トゥエル)の背中押し階段駆け上がりにて、俺は無事に3階の拡張物置部屋に到着していた。ふぅふぅ…だけども、階段が俺の体力を奪い尽くす。エスカレーター導入出来ないかなぁ?


「ふぅふぅ…え?E5(エコ)さん?おトイレじゃないの?生理現象じゃね?」


音声【閣下、またブッ飛ばされますよ?】


実体の無いE5 (エコ)さんに俺をブッ飛ばす事は出来ないのである。プププッ(笑)。


音声《それより、錬金炉は届いたのじゃろうな?届いたなら、直ぐに設置するのじゃ。》


ああ、ソレソレ。ちゃんと確認してなかったよ。俺は「宝物庫〈Ω〉」を表示してみた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


《宝物庫〈Ω〉展開》


在庫:24種類


◯53万4千312神貨

◯煉獄式錬金反応炉〈超高性能仕様〉

◯竜脈結晶〈1/4〉

◯猫の千両箱〈500円玉等価交換 SRスーパーレア〉(猫の小判×109)

◯猫のへそのゴマ〈五百円玉等価交換 UCアンコモン

◯猫のダイヤモンド〈五百円玉等価交換 URウルトラレア

◯グチャグチャ折り鶴〈霊鶴・千寿が宿った折り鶴〉

◯ポイントカード「万華月」〈異世界産業クレセント10ポイント〉

◯損害賠償目録〈八幡宮総括本部対応残りポイント40〉

◯竜宮城割引チケット×5〈お得な割引チケット〉

第六周期複合セシウス鋼の大太刀(火)

第六周期複合セシウス鋼製の針(×8)

第六周期複合セシウス鋼の扇子〈菊華模様〉

第六周期複合セシウス鋼・軟鋼弓〈小型〉

第六周期複合セシウス鋼の大楯〈星〉

第六周期複合セシウス鋼の鞍 (×1)〈小型〉

◯水風船〈神の遊具〉

◯練丹〈下級仙薬〉×15

◯大黒天の福札〈福を呼ぶ御札〉

◯毘沙門天の武札〈武勇を助ける御札〉

◯弁天の楽札〈楽の才を導く御札〉

◯福禄寿の寿札〈寿を司る御札〉

◯寿老人の命札〈命を延命する御札〉

◯布袋の運札〈運命を超える御札〉


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ふむふむ。ちゃんと錬金炉が収納されているようだ。高額だけあって、超高性能仕様とか期待できるよね。ワクワクが止まらねぇ。


音声《…ん?わりかし資金減っておるのじゃなかろうか?》


「…は?」


G3 (ジザ)さんめ、余計なところに気付きおった。


「…え?減ってないよぉ?これだから歳を取ると御老人は…。」


表示を直ぐ様に消す俺は、ギロリとG3 (ジザ)さんを睨みつつ、余計な事を言うなよぉ〜と念を込めつつ、錬金炉設置予定の部屋に脚を踏み入れるのだった。


音声【閣下。無駄な努力はやめましょうよ…。】


「うっさい(怒)!そもそもお前も共犯者だからなっ!!」


無論、ミミちゃんの「課金ガチャ卵」の件である。


音声【閣下…そんな大きな声で…まぁ、僕としては最高ですがっ!!】


ダメ天使は役に立たない。今更だが。


音声『おや?旦那様、何か共犯者とか…あまり良からぬ単語ですが…。』


ビクッ!?


しまったぁ(汗)。何もに無い真っさらな空間の中央に…我が家の執事長たるDSディスさんがおりまして。


「…いや、DSディスさん。俺はなにもに悪い事はしてないんだよ?悪いのは2L (トゥエル)なんだよ?」


音声【!?】


2L (トゥエル)、驚愕。DSディスさんの眉間のシワ、ギュっと現れる。


音声『ほほう?2L (トゥエル)殿…後ほど、ゆっくりお話を聞かせて頂きます。』


音声【閣下!?それはあんまりでしょっ!!あの人、手加減出来ないんですよっ!!】


…手加減できないとか、そんなの聞いて余計、怖いわっ(震)。可哀想だが、俺のために死んでくれ。アーメン(涙)。


「…それにしても、殺風景だな。」


崩れ落ちた2L (トゥエル)を放置して、俺は部屋を見て回る。いや、見事に何もないな?


音声《そりゃそうじゃろ?ただ亜空間を拡張しただけじゃからなぁ。その分、強度は大したものじゃぞ?》


御老人、ドヤ顔でのたまった。しかし、何もなさ過ぎてアレじゃないか?とりあえず、錬金炉を設置してみるけど。


「んじゃま、錬金炉を出すから離れてて。」


音声『旦那様、この辺りによろしくお願いします。』


DSディスさんが場所を指定する。部屋の右側奥辺りにだろうか?まあ、錬金炉の形状は画像を見ているから分かってはいるけどね。

で、俺は「宝物庫〈Ω〉」から煉獄式錬金反応炉〈超高性能仕様〉をポチッと放り出した。


ドドド……ン!!!


「…おおぅ。見事に近代化された雰囲気だね…。」


それは錬金炉というよりも、近代化産業の蒸着化装置のような、メタリック色のリアルな形状の機材であった。大きさ的には縦横3メートル弱と言ったところか。いや、これ予想以上に大きいなぁ?


音声『錬金術も近代化の波を受けて、様式も一新化されていますからな。基本原理のパラケルスス式は時代遅れと言わざるをえませんな。』


え〜〜と。さっぱりです(何)。


「…とは言え、これで念願の錬金炉を設置したわけだが…。」


ゴーレム作りたいよ!!から始まった計画?は無事に第一関門を突破したけども、だな…。


音声『旦那様。よろしければ提案をさせて頂きたいのですが?』


はいっ!!DSディスさんの提案を拒んだ事のない俺ですよ?YESマンですからっ!


「何でしょう?」


音声『はっ。出来ましたら室内の環境、工具棚や机などの備品購入、その他諸々を含めて内装工事を発注した方が作業が捗ると思われます。』


そうなのです。G3 (ジザ)さんの工房は元々、一式揃っての物なので設置するだけでOKだったのだが…既にゴチャゴチャしてるけどね。ゴミ屋敷だけどねっ!!


音声《何じゃ、その目は!?儂だって最近は掃除しておるのじゃぞっ!!》


掃除する側からBRベロが汚してるけども。それはBMベムBLベラの今までの苦労を味わえば良いのさぁ。


対して、この真っ白な空間は今のところ、錬金炉が一つ置かれただけの空間。殺風景もここまで来ると大したものだ。だから俺の答えは勿論、OKだ!!だけども、もう一声欲しい。頼む、誰か察して欲しい(願)。


音声『コホンッ。…更に提案するのならば、拡張物置部屋自体の模様替えと言いますか、区画整理の内装工事は如何でしょう?今後、拡張物置部屋は眷属用の区画を中心に据えて、ハッピー殿の居住スペースの増築、室内運動場などを。』


うんうん。さすがは我が家の執事長。俺の求めていた答えが丸々そこにある。執事長が言うなら仕方ないよね?お金使いたい放題 (?)だよねっ!!誰も文句言えないよねっ!!


「…そう。それこそが我が家に今、必要なものなんだよねっ!!マッドな研究者とか、偏執的な天使とか、告げ口ポンコツとかどうでも良いよっ!!さすがはDSディスさんだよねっ!!!」


やっぱり頼りになるのはDS (ディス)さんだよぉ。


音声《何を言っておるか!ゴーレムを作るにせよ、鉱石類が不足しておるのじゃぞい。主人よ、忘れておるなっ!?》


…そうだった。白ねこ島から鉱石を採取する為のゴーレム作成が、その最初のゴーレム作成の資材が足りないと言う本末転倒だとぉ?んな馬鹿なぁ!?


「いや、そこはトリントンが回収出来てないの?」


海洋資源発掘担当の海のトリントンはどうした?あの元気っ子は毎日、白ねこ島の海に相棒のルカーと共に潜っての泳ぎまくっているはずだ。ビョンビョン飛び跳ねているはずだ。飛び跳ねているだけか?


音声《全然、足りんのじゃ。そもそもトリントンは腕力がないのじゃ。運搬能力皆無じゃぞ?で、主人が週休二日制を導入したもんじゃから、BMベムたちも働かんのじゃがっ??》


…未だに週休二日制を根に持っているだとぉ??


「分かったって!!必要な分の資材はJUKAIで買うとして、計算してリストアップをしておいてくれ。あと、内装工事なら家具の神山さんだなぁ。」


音声『旦那様。ゴーレム作成資材のリストはただちに作成いたします。』


DSディスさんは仕事が速くて助かる。で、未だに崩れ落ちたままの2L (トゥエル)だが、ソレいつまでやってる気だ?放置したいところだが。


「おい、2L (トゥエル)!!遊んでないで、DSディスさんに協力して資材購入しておいてくれよっ!!」


音声【…人使いが荒いですねぇ。まったく。閣下、内装工事はどうするんですか?】


「そりゃ、家具の神山さんの久延毘古クエビコさんに連絡を…はっ!?」


連絡を取る為には、メール機能を持ってるE5 (エコ)さんが必要なわけで。でもE5(エコ)さんはお怒りモードなわけで。やべぇな。


「…ここは低姿勢で行くしかあるまい。」


音声【閣下。余計な事は言わないで下さいよ…。】


分かってるがなっ!俺だって馬鹿じゃなんだよ。学習能力ぐらいあるんだよ(え)。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


所有者《田崎 蓮人 》

召喚系インウォーカティオ術式専用・小型「電子情報枠ウィンドゥ表示」


MENU〈竜脈使いVr〉


○契約

○契約破棄

○召喚

○送還

○契約鑑定

○眷属召喚

○眷属送還

○眷属探知

○眷属鑑定

○竜脈の盾

○竜脈結晶化


魔力値 1913/1913


◎緊急通信〈眷属選択〉


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


俺は小型「電子情報枠ウィンドゥ表示」を取り出して、眷属召喚を試みる。E5(エコ)さんをポチッとな。


空間が歪んで…ホラ、不機嫌そうなE5(エコ)さんの顔(汗)が出て来たぞ。今日は3D映像じゃなくて電子情報枠ウィンドゥ表示で通す気らしい。よく分からんが。


「…やあ、E5(エコ)さん。お元気?」


_________________________________


(`・ω・´){なんですか?なんで呼んだんですか?クソバカァ。}


_________________________________


やべぇ。これ、もう喧嘩口調じゃね?


「…あのですねぇ。メールをですねぇ…。」


音声《おや?生理は収まったのかのう、E5(エコ)殿?》


_________________________________


Σ(`・ω・´){あぁ?}


_________________________________


このジジィ、やりやがったぁぁぁ(震)。

いや、事の発端は俺だけども、空気読めねぇなぁぁぁ!?


音声【こんな事だろうとは思いましたよ…。】


_________________________________


(`・ω・´){…樹神エッズ召喚!!}


_________________________________


あっ!?ちょ、ちょっと待って!?


問答無用で、なんか緑の巨大な影がムックリと起き上がり…俺たちブッ飛ばされたぁぁぁ!?実体ないけど、魔法が使えたのねぇぇぇ!!??


ブッ飛ばされたまま…その3へ続くっ!!


◆ ◆ ◆


田崎 蓮人

種族〈秘匿種(真王)〉

階級〈権現〉

所属国〈災害竜脈の地〉


カテゴリー〈56.3+〉※変化無し

戦闘力 1296+15

防御力 1214+15

生命力 1245+15

回避値 1092+15

知能値 500+5

器用値 25

魔力値 1913+25


無属性ウーデニア1166+15

地属性(テラ1198+15


固有能力パーソナルスキル

竜脈適正「最高位」

幸運の加護

雷霆の守護

世界卵の選別

蓬莱の恩恵

王桃の系譜

全能神の祝福

異世界言語LV1

宝物庫〈Ω〉

聖者の贈物ギフト


能力スキル

打撃 調理 計算 博識 精密操作 努力 竜脈 再生 霊子

統治 隠密 命名 返還 猫愛 権現


召喚系インウォーカティオ術式

契約

契約破棄

契約鑑定

召喚

送還

眷属召喚

眷属送還

眷属探知

眷属鑑定

竜脈の盾

竜脈結晶化


眷属ファミリア

E5(エコ)さん

DS (ディス)さん

4R (シリュウ)

G3(ジザ)さん

2L (トゥエル)


契約

ルル君

金さん

チョメ君

ミミちゃん

シーちゃん

ミチ

花子さん

タロさん

ロンちゃん

クロちゃん

ハナちゃん

ハッピー

シマ

カア君(若彦)

乙女ちゃん

ユズリハ(野良ネズミさん)

紅葉

菅原すがわらくん

橘花たちばなくん

リコピン

JOLジョリュ

葉蘭はらん

水引みずひき

葛葉かずらは

さかき

千歳ちとせ

鳳来ほうらい

八手やつで

蒼原あおばら

不知火しらぬい

漁火いさりび

八重波やえなみ

白波しらなみ

鳴海なるみ

夕潮ゆうしお

芍薬しゃくやく

水楢みずなら

かしわ

なぎ

あかね

白妙しろたえ

牡丹ぼたん

鬼蕗おにぶき

BMベム

BLベラ

ユナイゼス

キュライアー

ビビアンナーシェ

イシヒメ

麻黄まおう


称号

竜脈使い


装備

魔弾・オレイカルコス〈魔銃〉

属性:中炭素鋼カーボンスティール改LV220〈秘跡武具サクラメント級〉

付与効果:神の遊具〈風属性エア

月光核〈新月〉増幅20%

耐久値強化〈合金マテリアル

耐久値:400+α


小型「電子情報枠ウィンドゥ

種族〈電脳媒体〉

階級〈生命樹セフィロト分体〉

属性:電子属性エレクトロン20

カテゴリー〈2.5+〉

耐久値:500


等価交換シャツ〈服〉

属性:化学繊維レーヨンLV20〈通常ノーマル級〉

付与効果:鋼の錬金仕様(?)

物理抵抗

耐久値:30


ジーンズ〈服〉

属性:厚地織布デニムLV18〈通常ノーマル級〉

付与効果:物理抵抗

耐久強化

耐久値:60+α


◆ ◆ ◆


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ