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第206話「無事に元旦を迎えたい…その4・お正月に想定外の認定とか作者も予想外なんだけども」

我が家転生…「我は無限の竜脈使い?」…が眷属育成計画中なのですw


第206話「無事に元旦を迎えたい…その4・お正月に想定外の認定とか作者も予想外なんだけども」


我が家のお正月の雑炊は、玉子ふっくら出汁が効いた絶品である。

お雑煮同様、あんまりゴタゴタ具材を入れないのが我が家風。


「…うむ。絶品だなぁ。」


鍋を前に、仕上がりは上々である。土鍋は2つ。


『ピィ〜❤︎』


俺の頭の上の白いヒヨコのココちゃん、大喜びで踊ってるけど、落ちないでよっ(汗)。

それと俺の頭は今は坊主頭なので、ちょっと爪が痛い(涙)。


「お米と玉子だけなら、ココちゃん達も食べれるでしょ?」


お皿の上のリリ君とトト君も小躍りしている次第。はぁあ。癒されるなぁぁ。このヒヨコ3兄弟だけは、ほんとに掛け値なしに癒してくれるのだ。


で、キッチンの陰に隠れてそんな俺たちの様子を窺いつつ、はぁはぁ(?)しているのは観葉植物6姉妹シスターズの長女、葛葉かずらはである。

あの子は最近、ヒヨコ3兄弟の沼に溺れたばっかりで、こうして時々、キッチンに脚を延ばすようになったわけで。


いや、別に隠れる必要なくない?


目をうっとりとさせてココちゃんの魅力に引き込まれているけど、ストーカー気質過ぎてココちゃんはドン引きするのでやめて欲しいのだが?


『ああぁぁ…なんて愛おしいのでしょう…まさに楽園っっ!!』


そう。それはその通りだけど。


『だからこそ近付けぬ高嶺の花っっ!!ああ、わたくしごときが触れてはならないのですわっっ!ここで静かに見守るだけなのですわっっ!!』


『ピィ…。』


だけど口からそのまま出てますからっ!!丸聞こえですからねっ!?ココちゃん、現在進行中でドン引きです。


葛葉かずらは姉様…もう見てられませんですの。正気に戻ってください!』


おや?珍しくも、葛葉かずらはの付き添いとして千歳ちとせが乱入していた。

いつもと様子の異なる葛葉かずらはの言動を、見るに耐えないとばかりに袖を引く。引くけども、ああ、それは無駄な努力であろう。


『お黙りなさい、千歳ちとせ!!あなたには分からないのですか?あの小さく可愛い存在の気高さをっ??まさに癒やしそのものですのにっ!!』


袖は無情にも振り払われ、千歳ちとせは『きゃぁ!』と可愛い声と共に、ドスンと突き飛ばされていた。そして尻もちだ。


『姉様!何をするんですのっ!!そりゃまあ、可愛いですけど!?』


お、珍しく千歳ちとせが怒った!?


いつもは観葉植物6姉妹シスターズ一の淑女然とした佇まいの千歳ちとせである。だから余計に怖い。こりゃ止めねばなるまいか?


『わたくしは小鳥よりも!!坊主頭の権現様が良いのですのよ!あの頭に顔をうずめてジョリジョリしたいのですっ!!』


え?なんだか雲行きが怪しくなってきたぞ?そう言えば朝の初日の出 (?)の時、俺に挨拶した時の千歳ちとせの目が怪しかった…気がする?


『ええ、良いでしょう!この際、権現様のジョリジョリは千歳ちとせの好きになさいっ!!わたくしはずっとココにいますわっ!!』


何をトチ狂ったのか?葛葉かずらははそんな事を口走っていた。お前、ほんとにどうした?


『ありがとうございます、葛葉かずらは姉様ぁ!!』


いや、待て。待て。誰の許可をもって俺を好きにさせる気だ?俺の意志はっ??


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


所有者《田崎 蓮人 》

召喚系インウォーカティオ術式専用・小型「電子情報枠ウィンドゥ表示」


MENU〈竜脈使いVr〉


○契約

○契約破棄

○召喚

○送還

○契約鑑定

○眷属召喚

○眷属送還

○眷属探知

○眷属鑑定

○竜脈の盾

○竜脈結晶化


魔力値 1863/1863


◎緊急通信〈眷属選択〉


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「はい、送還!!」


俺は迷わず、千歳ちとせの名前をポチっていた。


『いやぁぁぁ…権現様のイケズぅぅぅ…』


送還先は2階の居間だな。もはや何度来ようとも、魔力尽きるまで送還してやる所存である。ま、回復速度が異常なので、ほぼ無限送還であるけども。残念でした。


あ、ついでに千歳ちとせ身体情報ステータスを見ておこう。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


〈契約鑑定〉


千歳ちとせ

種族〈青の樹霊ドライアド

階級〈高位樹霊アンティーア最高位樹霊メリリィーア


カテゴリー〈1.7+〉→2.2+

戦闘力 21

防御力 22

生命力 22

回避値 21

知能値 25

器用値 20

魔力値 28


木属性アルボル22

風属性エア20


戦技バトルアーツ

青の鞭

青の爆撃

青の破断(NEW)


固有戦技パーソナルアーツ

蒼の世界


固有能力パーソナルスキル

高位精霊核〈ヒルデナイト(木)〉↑

高速飛行

生命樹セフィロトの「栄光」〈生命属性アニマ供給回廊〉

竜脈補正効果(契約)


能力スキル

貴婦人 青 精霊 樹霊 飛行 生命 滑空 溺愛 偏愛(NEW)


魔力系マグス術式

下位(基本三原理)風属性エア付加ギフト

下位(基本三原理)風属性エア魔道弾ブリッド

下位(基本三原理)風属性エア誘導波動ソリュード

中位(戦略アグレッシオ級)風属性エア波動ブラスト

中位(戦略アグレッシオ級)風属性エア障壁シールド

中位(戦略アグレッシオ級)風属性エア蒼掃射ヴァーミング(NEW)

上位(統治者イムペリウム級)風属性エア衝撃波動エクスプロージョン

上位(統治者イムペリウム級)風属性エア核融合ニュークリアミサイル(NEW)


称号

観葉植物6姉妹シスターズ〈次女〉


装備

樹霊の星杖〈杖〉

属性:緑珠LV100〈特殊兵装ユニーク級〉

付与効果:樹霊の枝〈術式増幅150%〉

第六周期複合セシウス鋼〈強固〉

自己再生・自己修復

耐久値:150


青銀花模様の打掛け〈和装服〉

属性:生命属性アニマLV120〈特殊兵装ユニーク級〉

付与効果:耐火耐冷

自己再生・自己修復

耐久値:180


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


千歳ちとせ高位樹霊アンティーアから最高位樹霊メリリィーアに進化している。軒並み数値はUPしているが、こいつの将来が不安だ(汗)。能力スキルの溺愛とか偏愛って、俺に対するアレか?



一方、葛葉かずらはの処置については、まあ、放置しといても特に害は無いわけで。


「うむ…ではリリ君、GO!!」


黒い綿毛のリリ君が俺の指示に従い、ビューン!と飛んで行った。


『はあわぁぁぁ!?天国ですわぁぁぁ!!??』


リリ君の頬ずり作戦により、葛葉かずらははメロメロになっていた。これこそ見るに耐えないし、本人のプライドにも抵触するので割愛とさせて頂こう。


◇ ◇ ◇


「お〜〜い。みんな、雑炊が出来たよ。運んでね〜〜。」


『『『『はぁぁぁ〜〜い!!!』』』』


弟たちがキッチンに雪崩れ込んで来た。そして乙女ちゃんの生ぬるい視線がグダグダの葛葉かずらはに突き刺さるが、我関さずに彼女はグダッている。


『この子…もう駄目ね。兄さんの悪影響だわね〜。』


ひどいよ、乙女ちゃん!?いうに事欠いて、俺のせい?みたいな??


「ま…俺のせいだけど、別に悪いことしてるわけじゃないんで、良いでしょう?」


『そうね。まだマシな方よねぇ…アレに比べたら…。』


え?アレ?


乙女ちゃんがクイって顎で指し示すのは、階段入り口の扉の隙間から居間の様子を窺う…?


「うわっ。怖わっ。アレって…千歳ちとせだな(震)。」


性懲りも無く、俺はポケットから小型「電子情報枠ウィンドゥ表示」を取り出し、流れるような速さで送還をポチる。え〜〜と、送還先は…今度は3階の拡張物置部屋へ。


『またしてもぉぉぉ…権現様のイケズぅぅぅ…』


消えたな。うん。


「全く、何なんだ、あいつは?」


『あのね?兄さんが普段から甘やかすから、あの子たちはあんな性格になっちゃったんじゃないの?』


おいおい。とんだ責任転嫁ですよ、それは。しかも乙女ちゃん、真面目な顔で言ってますけどもぉ?


音声【何を仰っているのですか?それこそが閣下の器の大きさではないですか?いや、むしろ、これは喜ぶべき現象でしょう?】


んぁ?ダメ天使な2L (トゥエル)が口を挟んできたけども、まためんどくさい事にならなければ良いが。


「おいおい。それってどう言う事だ?」


音声【そもそも、一般的な樹霊ドライアドは人格的に穏やか…悪い言い方をすると、感情が稀薄な存在なのです。それがここまで個性を獲得していると言うことは、即ち、閣下の影響に他ならないわけですよ。素晴らしいですねっ!】


え。そうなの?だって、うちの樹霊ドライアドって頂点のE5(エコ)さんを始め、乙女ちゃんや橘花たちばなくんだって、一風変わってない?色んな意味で(汗)。


「…乙女ちゃん、そうなの?」


『えっ??いや、私だって、ここで生まれたばっかだし、良く分からないわよっ??』


乙女ちゃん、困惑の画。んじゃま、なおさら俺には分からないわけで。


「他所は他所、うちはうちです。だから俺は悪くないです!!」


無駄話をしている間に、既に雑炊と付け合わせの肉じゃが、レンコンの挟み焼き、マカロニサラダは食卓に移動していた。こんな事をしている場合じゃないっ!


音声【4R (シリュウ)先輩!!まだ食べないでくださいっ!!】


『…お正月からうるさいニョロよっ!』


お正月から我が家はバタバタしている。いつもの風景ではあるが…。


さて、俺たちも食卓に合流だ。既にメンバーは勢揃いしている。朝は遠慮をしていたと思しい2L (トゥエル)も席に着きコタツは満杯だ。え〜と、8…9人?


『お兄ちゃん、この子だれ?』


『兄上、熱そうで熱くないですね?不思議だなぁ。』


橘花たちばなくんと菅原すがわらくんの間に1人増えていた。


「…えっと、この子は麻黄まおうだよ。」


はい。食卓に新参者が参加しています。なんと、魔王種形態〈炎光〉の麻黄まおうが大人しく正座しておりました。いや、参加するように言ったのは俺なんだけどね!


副音声〔麻黄まおうって言うと、あの提灯くん?〕


珍しく、あやっちが驚いているようだ。あやっちは朝は白ねこ島に戻っていたし、弟たちも麻黄まおうの御披露目に参加してなかったからねぇ。


「ここでみんなに紹介するぞ。お化け提灯の麻黄まおうは魔王になったから、魔王Vrの場合はご飯が食べれるから食卓に参加するぞ〜。」


そうなのだ。魔王種形態〈炎光〉の麻黄まおうは、ちゃんとご飯が食べれるのだっ!!これは重要な案件だしねっ!!


『魔王なのか麻黄まおうなのか、こんがらがって良く分からないですね、兄上殿?』


クロちゃん弟、不思議そうな顔をしている。まあ、紛らわしい名前だけどさっ。でも良い子なんだよ?


副音声〔え?麻黄まおうって、魔王なの?魔王ってことは魔族の王なの?〕


ん?魔族の王?あやっち、困惑気だけど、どうした?


「いや。麻黄まおう付喪神ツクモガミだよ?妖怪なんじゃない?」


正直、良く分からない存在だった(汗)。


『…あの。麻黄まおうですっ。よろしくっ。』


麻黄まおう。素直に挨拶をする。ちょっとオドオドしてるけど。


「そこのところは良く分からないが、みんな。よろしくな!」


『魔王は魔王でも、闇の勢力の魔王じゃないニョロよ。安心するニョロ。』


何をどう安心するのか分からないが、こうして俺たちは昼食の雑炊に舌鼓を打った。甘くて美味しい雑炊に、みんな大喜びだ。しかし4R (シリュウ)め、その腹大丈夫か?


「どうだ。麻黄まおう?」


『はいっ。美味しいですっ!』


いや、聞きたかったのは我が家の食卓の雰囲気なんだけどねぇ。


『兄さん、なかなか良い子じゃないの?見た目はちょっと変わってるけど?』


そうね。雑炊にケチャップを投入しようとしている乙女ちゃんぐらいに変わってるけどねっ!


炎が人の形をとった麻黄まおうの形状だが、食べ物を食べて消費することで微妙に形態維持に回しているようだ。ちゃんと口でパクパク食べてるし、日本の妖怪だから箸の使い方も上手い?ぞ。


「…まあ、イジメないでやってね?」


『ちょっと、兄さん?私をどういう目で見てるの?私ってこんなにか弱いのに?』


は?か弱い代表格の俺がポカーンですよ。


『兄上殿。恐らく、麻黄まおうは僕たちよりも強いですね。』


え?クロちゃん弟の言うことに間違いは無いだろうけど、そんなに違いはなくない?イマイチ、そうは感じないんだけど?


「いや、いくら魔王と言えども、そらないんじゃない?」


音声【閣下。麻黄まおうの魔王種形態時のステータスは通常時の2倍に跳ね上がっていますから、カテゴリー数値の〈2.1+〉は〈4.2+〉に跳ね上がっていますね。】


えええ…。


『兄上っ!!麻黄まおうと模擬戦を…あ、何でもありません…。』


菅原すがわらくんの戦闘狂っぷりは、俺の悲しそうな顔を見て収まったようだ。大人しく雑炊をすすり始めた。ふぅ(汗)。


いや、だけどもカテゴリー〈4.2+〉って数値は、DSディスさんや4R (シリュウ)に匹敵する数値だぞ?


「う〜ん。ちょっと麻黄まおう身体情報ステータス見ていい?」


『えっ?良いですよっ。』


俺はマカロニサラダを食べながら、ポチポチって小型「電子情報枠ウィンドゥ表示」で鑑定を行ってみた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


〈契約鑑定〉


麻黄まおう♂〈魔王種形態中〉維持時間残り59秒

種族〈お化け提灯・魔王種〉

階級〈改造付喪神〉


カテゴリー〈2.1+〉→4.2+

戦闘力 25→50

防御力 20→40

生命力 20→40

回避値 15→30

知能値 15→30

器用値 18→63

魔力値 21→42


闇属性テネブライ21→42

火属性イグニス20→40

光属性ルーメン 10→20


戦技バトルアーツ

火種

焔の渦

焔の剣


固有戦技バトルアーツ

魔王の威圧〈生命力比率10%〉


固有能力パーソナルスキル

あやかし再誕〈魔王種〉

魔王種核〈儀来ニライ殻補強〉

導く者〈防人〉

魔王種形態〈炎光〉カテゴリー数値2倍強化↑『発動中』

竜脈補正効果(契約)


能力スキル

提灯 浮遊 真摯 実直 信念 魔王


魔力系マグス術式

下位(基本三原理)闇属性テネブライ付加ギフト

下位(基本三原理)闇属性テネブライ魔道弾ブリッド

下位(基本三原理)闇属性テネブライ誘導波動ソリュード

中位(戦略アグレッシオ級)闇属性テネブライ波動ブラスト

中位(戦略アグレッシオ級)闇属性テネブライ障壁シールド


称号

田崎家百鬼夜行

元旦獣討伐者

魔王種


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


お〜ぅ。確かに、これは妖怪グループでもトップに躍り出る数値である。

しかし、魔王種形態〈炎光〉カテゴリー数値2倍強化↑『発動中』とか、これもう反則技じゃね?


『さすが魔王種ニョロね。壊れ能力スキルニョロよ。』


それは一理あると思う。魔王種とか、毎年1体増える見込みの我が家はどうなっちゃうのか??このイベント、マジヤバァイ(震)。


『あ、もう保たないよっ。』


ボフンっ!と煙を出して、麻黄まおうは提灯の姿に戻ったわけで。


「まあ、そう都合の良いわけにはいかないかぁ。精々、60分だな?」


そこらへんは、今後の麻黄まおうに期待だよ。成長期真っ只中な感じだし(え)。


こうして、我が家の食卓に麻黄まおうが加わることとなったのだが…。


『ねぇ、お兄ちゃん。麻黄まおうは僕らの弟になるの?』


『えっ!?麻黄まおうが弟っ!?』


う〜ん?そんなワクワクした顔をされても、麻黄まおうってば付喪神ツクモガミだし、どうなんでしょ?弟が魔王とか、君たちは大丈夫なの?

橘花たちばなくんは純粋に嬉しそうだけど、菅原すがわらくんのソレは、屋上で模擬戦できるかも?的なヤツじゃないのぉ?


「そうねぇ。良く見たら魔王種形態の麻黄まおうって弟っぽい顔してるし、みんな的にはどうなの?」


俺は一同をザッと見渡した。既に4R (シリュウ)はコタツから脱出して腹丸出しで寝てるし、2L (トゥエル)は我関せずな感じだ。こいつは俺のイエスマンだから放っておこう。


『私的には提灯が弟って言うのも変な感じだけど、兄さんって、ある意味で面食いよねぇ?』


『僕も元は猫なので…兄上殿が決めた事に文句はありませんから。』


乙女ちゃんは、ある意味俺の心を抉る口撃。でも反対する感じでもない。だって、弟っぽいって大事でしょ?ゴツい弟は弟じゃないから(何)!!


クロちゃん弟は、これまたイエスマンだったよ!しかし、そんな負い目を感じているクロちゃん弟を超モフモフしたいですっ!俺の猫愛が止まらないっ!!


『…兄上殿、みんなの前でやったら怒りますからねっ!!』


はぁぁぁ。怒られたぁ(涙)。俺、ショック。朝はあんなに喜んでたのにぃ。


『僕は橘花たちばなだよっ!!麻黄まおう、お兄ちゃんって呼んで良いよっ!!いや、ちょっと呼んでみて?ねっ?』


ああ、そうかぁ。橘花たちばなくん的には、弟が欲しかったと思われるわけで。


『お、お兄っ…ちゃんっ?』


麻黄まおうがおずおずと言ったところで、橘花たちばなくんの顔が二パァと花が咲いた。ああ、癒されるなぁ。眩しい笑顔だよ。それだけでもうコレ、既定路線である(え)。


麻黄まおう、お兄ちゃんが色々教えてあげるからねっ!』


うんうん。お兄ちゃん振る橘花たちばなくんの姿に、俺は感動もひとしおで涙を浮かべるのだった。成長したんだねぇ。


音声【閣下。ハンカチをどうぞ…。】


「ああ、すまない…(涙)。」


そしてもう俺は心に決めたぞ。乙女ちゃんの呆れた顔なんて気にしない。だけど橘花たちばなくん、蒼原あおばらの奴が嫉妬しないか?ツチノコの葦原あしはらはグ〜グ〜寝てるけどさっ。


副音声〔僕も賛成しておくね。魔王って聞いて警戒したけど、白ねこ島も魔王って事を忘れないでね?〕


ああ、あやっちが警戒していたのは、そういう意味でか?確かにあやっちの父親?的な存在の「白ねこ島」も元は魔王なんだっけ?俺は息子に魔王がいて、弟にも魔王がいるわけだ?何のこっちゃ?


「んで…麻黄まおう。お前さえ良ければ、田崎家の四男…俺の弟になってくれないか?いや、これはなるべきでしょ!?なったでしょっ!?」


『えっ!?』


これはもう、無理矢理にでも認定すべきだな!勿論、弟認定だよっ!!ある意味、橘花たちばなくんの笑顔を守る為にもねっ!!


『え…っと。ちょっと…考えさせてっ…』


「いや、もう既定路線で認定したので、麻黄まおうは俺の弟になりましたっ!おめでとう(断言)!!」


俺は提灯な麻黄まおうを両手に持ち上げて、そう宣言していた。


『兄さん。無理矢理過ぎない?』


『無理矢理な兄上殿もカッコいいです…ボソッ。』


『僕は菅原すがわら。よろしくね?』


『わぁ〜〜い!!僕に弟が出来たよぉ〜(嬉)。』


三者三様、感想は人それぞれで。でもクロちゃん弟だけボソボソ言ってて聞き取れなかったな?反対なのかな?


ともあれ、我が家に新しい弟が無事に?誕生したお正月なのでした。めでたいっ!!


ちなみに、本日の千歳ちとせの送還回数は計15回。あまりにアレなので、地下室で正座謹慎中のイシヒメを2階入り口に配置し、大喧嘩になった件は別の話しである。


◆ ◆ ◆


田崎 蓮人

種族〈秘匿種(真王)〉

階級〈権現〉

所属国〈災害竜脈の地〉


カテゴリー〈54.9+〉※変化無し

戦闘力 1266+15

防御力 1184+15

生命力 1215+15

回避値 1062+15

知能値 490+5

器用値 25

魔力値 1863+25


無属性ウーデニア1136+15

地属性(テラ1168+15


固有能力パーソナルスキル

竜脈適正「最高位」

幸運の加護

雷霆の守護

世界卵の選別

蓬莱の恩恵

王桃の系譜

全能神の祝福

異世界言語LV1

宝物庫〈Ω〉

聖者の贈物ギフト


能力スキル

打撃 調理 計算 博識 精密操作 努力 竜脈 再生 霊子

統治 隠密 命名 返還 猫愛 権現


召喚系インウォーカティオ術式

契約

契約破棄

契約鑑定

召喚

送還

眷属召喚

眷属送還

眷属探知

眷属鑑定

竜脈の盾

竜脈結晶化


眷属ファミリア

E5(エコ)さん

DS (ディス)さん

4R (シリュウ)

G3(ジザ)さん

2L (トゥエル)


契約

ルル君

金さん

チョメ君

ミミちゃん

シーちゃん

ミチ

花子さん

タロさん

ロンちゃん

クロちゃん

ハナちゃん

ハッピー

シマ

カア君(若彦)

乙女ちゃん

ユズリハ(野良ネズミさん)

紅葉

菅原すがわらくん

橘花たちばなくん

リコピン

JOLジョリュ

葉蘭はらん

水引みずひき

葛葉かずらは

さかき

千歳ちとせ

鳳来ほうらい

八手やつで

蒼原あおばら

不知火しらぬい

漁火いさりび

八重波やえなみ

白波しらなみ

鳴海なるみ

夕潮ゆうしお

芍薬しゃくやく

水楢みずなら

かしわ

なぎ

あかね

白妙しろたえ

牡丹ぼたん

鬼蕗おにぶき

BMベム

BLベラ

ユナイゼス

キュライアー

ビビアンナーシェ

イシヒメ

麻黄まおう


称号

竜脈使い


装備

魔弾・オレイカルコス〈魔銃〉

属性:中炭素鋼カーボンスティール改LV220〈秘跡武具サクラメント級〉

付与効果:神の遊具〈風属性エア

月光核〈新月〉増幅20%

耐久値強化〈合金マテリアル

耐久値:400+α


小型「電子情報枠ウィンドゥ

種族〈電脳媒体〉

階級〈生命樹セフィロト分体〉

属性:電子属性エレクトロン20

カテゴリー〈2.5+〉

耐久値:500


冬用上下スウェット〈服〉

属性:化学繊維レーヨンLV18〈通常ノーマル級〉

付与効果:物理抵抗

ぬくぬくあったかい+

耐久値:40


◆ ◆ ◆


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