第201話「大晦日の夜の過ごし方…その2・我が家の大晦日のキャピキャピ事情とかどうでもいい」
(*´ω`*)案の定、大晦日回は長引く予感(汗)その3で終わらせたいけどもっ。
我が家転生…「我は無限の竜脈使い?」…が眷属育成計画中なのですw
第201話「大晦日の夜の過ごし方…その2・我が家の大晦日のキャピキャピ事情とかどうでもいい」
大晦日でも慌ただしい我が家だ。やることは幾らでもある。
キッチンのユナさんビビさんコンビがひと段落ついたところで、俺は一人、黙々と天ぷらをあげ始めた。
「中身はジューシー。衣はカラッと…が難しいわけですが…。」
全ては深夜0時の年越しそばの為!!我が家はエビ天そばが基本ですから。勿論、ココちゃん達、ヒヨコ3兄弟には避難してもらっているぞ。棚の上の方で。
「動いちゃダメだよ〜。油が危ないからねぇ〜。」
『ピィ❤︎』『ピュ♡』『ピッ☆』
ああ、極楽だ。癒やしだねぇ。
『親方様。ちゃんと見張ってるから大丈夫ニョロよ?』
今回の俺の相方は青い小蛇の4R (シリュウ)である。
ちなみに、今回は第五元素循環回路搭載により食べれるようになったメイド5人衆の電子の人形たちの分も含めて、超大量生産。あと、BMとBLとかさ。
俺としては、彼女たちも俺たちの食卓に参加して欲しいところだが、そこは執事長のDSさんに厳しく固辞されたわけで。
メイドは使用人である為、同じ食卓で食事を取るなどもっての他であるとさ。
いや、侍従のあやっち一緒に食べてますが?ああ、あやっちってば孫枠だからよろしいのでは?との解釈。むむ。
で、今更だが聞いてみたところ、彼女達は現状、大会議室の執事長室に集まって食事をしているそうな。まあ、そっちが女性陣だけ集まってキャピキャピしていそうで楽しげだな?
『親方様、楽しそうニョロよ?』
「…そう?」
俺は俺で弟たちとキャピキャピ負けませんけどねっ!!
で、エビを揚げ続けていると思い出す事がある。エビの尻尾だけが大好きな猫ちゃんが昔いてね。外で天ぷらを食べたら、尻尾だけ持ち帰ったりしてさ。懐かしいなぁ…クロちゃん弟の兄弟猫のスズくんである。
『親方様、あと1本ニョロよ。』
おう。4R (シリュウ)も器用に尻尾だけで衣付けをこなしている。何気にスゲェな。
「…ところで4R (シリュウ)。赤いヒヨコはまだなの?」
『あ〜。どうも定着に時間が掛かっているニョロよ。感覚的に火属性ニョロ。冷蔵庫の中と相性が悪いニョロな。』
そうなんだぁ。って言ってたら、エビ天終了。油を片付けて…っと。
「さて…気は進まないが、2階の様子を見に行くか…。」
『1人で大丈夫ニョロか?』
大丈夫なわけがない。まあ、先に乙女ちゃんが行ってるから大丈夫だとは思うけども?しかし、地下室のクロちゃん弟と同様、不測の事態が起きているとも限らないだろう?
「何がどうなったら、元旦と戦うイベントになるんだ?」
『妄想乙ニョロな?』
ちょっと、4R (シリュウ)さん?そんな言葉、どこで覚えたの?
◇ ◇ ◇
2階にやって参りました。
「お〜〜い?」
『お邪魔するニョロよ。』
結局、4R (シリュウ)を強制同行させた次第。右肩の上に配置して。
だって、女の花園と化した2階ってホントに入りづらいからさぁ。いや、お風呂の時は強行突破してるけども(笑)。あいつら、夜は本体に戻って寝てるから。
で、いつもなら八手あたりが真っ先に顔を出すところだけど、今日はシーンと静まり返っている。どうした?
「あれ?」
『チュ!』
おや。元ハムスターのチョメ君が、柱の影から顔を出した。どうにも困った顔をしているけども?
『チュ…チュ〜ウ?』
「え?タピオカはカロリーゼロなお年玉って本当かって?はぁ??」
いや、何を言っているのか意味不明なんだけど?…はっ。お年玉だとっ!!??
忘れてた…俺はお年玉の存在を、今の今まで忘れていたのだ…。
「…そもそも、何故にチョメ君がそんなパワーワードを知っているのかっ!?」
チョメ君、ビクッとする。怯えて丸まった。ああ、そんな丸まったチョメ君を抱えてモチモチしてみた。はぁ〜〜。最高です。
『一体、何をしてるニョロ?』
…はっ!?そう、これは現実逃避である。だが、こればかりは看過できない案件だ!
「おいコラぁぁ。乙女ちゃん!!余計な情報を流すんじゃないよぉ〜〜!!」
案の定である。2階のフロアに集まって、観葉植物6姉妹の中でも好奇心旺盛な八手に、最近は押せ押せキャラ定着?の千歳、マッド眼鏡属性の芍薬、お酒大好き問題児の鳳来に加えての乙女ちゃんが寄り集まって、コソコソと密談をしているではないかっ!?
『あら、兄さん?私はただ、タピオカミルクティの素晴らしさを力説してるだけよ?』
しれっとした顔で乙女ちゃんは言った。いや、あんた。タピオカミルクティ飲んだこと無いやんけ?
『権現様。タピオカなら私たちも食べれると思うよ!』
と八手は言うけれど、そもそもあんた達、未だに紅茶しか飲まないやんけ?
『カロリーゼロなんだって?素晴らしい食材っすね?あたしの酒造りに使えないかな?』
いや、鳳来さんや。あんた、騙されてますからぁ〜。
『まぁ。美貌を保つ食材…淑女に相応しいですねぇ。』
いやいや、千歳さん。それは悪徳商法ですよ。
全く、どいつもこいつロクな事をしないというか、大晦日に何やってんだ?
「…むしろカロリーありまくりだからね?太るからね?ミチみたいにねっ?」
『『『!?』』』
希望から絶望に叩き落としてやったぜ。むしろ、タピオカミルクティ一杯は、ビール3杯分のカロリーとか言われてるし。あと、ラーメン1杯分とか?
『……乙女姉様、騙したのですねっ!!』
あ、千歳がキレた。乙女ちゃんが颯爽と脱走した。ギャアギャア大騒ぎで、キャピキャピどこ行った?
『騒がしいニョロね?』
だがしかし、ポツンと芍薬だけが取り残されていた。
『私としては騙されてやっても良かったのだがナ。これでお年玉計画、失敗カ。』
おいおい。芍薬、恐ろしいコ。そして彼女は無言で去って行った。
しかし、こうして2階に早めに来て事なきを得たわけだ。ホッと一安心である。
それともう一つの目的だ。俺は母の寝室に向かい、ベットの布団を引っぺがす。
『ブニャッ!?』
うわっ!?それは2階猫のミチの生存確認である。いやまあ、丸々肥え太っちゃってまあ。
「ミチ…下半身の太り具合がヤバィィィ。どうなってんの、コレェェェ??」
『ブニャッ(怒)。』
毛の模様が元々、黒ブチの牛模様のミチである。え?コレは猫なの?牛なの?そんな印象だ。で、身体情報を見てもよく分からん結果だった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
〈契約鑑定〉
ミチ
種族〈大猫→牛猫〉
階級〈白黒猫・牛種→夢牛種〉
カテゴリー〈1.0−〉 →2.0-
戦闘力 0
防御力 26
生命力 25
回避値 0
知能値 25
器用値 2
魔力値 25
無属性20
刻属性25
戦技
不動心
威嚇
押し潰し
固有戦技(NEW)
牛歩
固有能力
刻霊視
あやかし再誕〈夢遊魂魄〉
竜脈補正効果(契約)
能力
夜目 睡眠 夢 怠惰 妖怪 肥満 牛種
精霊系術式
時精の逆光(停止・無効)
時精の加速(加速・粒子)(NEW)
妖の呪法
催眠波動〈悪夢〉
称号
猫八部衆
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
だって、種族が大猫から牛猫って、どういうこと?もう意味が分からない。これって本当に妖怪なの?
『親方様。深く考えたら負けニョロよ?』
4R (シリュウ)よ。俺もそう思った。やっぱりお前と俺は心の友だなぁ…。
「…ともかく、大晦日はいつものような宴会じゃないから屋上でやらないけども、猫八部衆は強制的に2階に集合だからね?ミチ、分かった?」
『ブニャ…。』
これ、分かってるのかなぁ?ミチってば、顔をそむけて布団に潜り込もうとしてるけど。ジタバタと…。
『いざとなったら、シーちゃんに頼めば良いニョロよ?』
まあ、姉御肌のシーちゃんの言うことならミチも素直に聞くだろうけど、五徳猫のシーちゃんが俺のお願いを聞くかどうか?と言う問題もあるんですが?最終手段の「召喚・送還」もあるけどもさ。ちょっと悩む。
『あら、親愛なる権現様。今日もとても素晴らしい采配、お見事でしたわっ。私、ずっと見惚れてましたのっ。』
あ、面倒なのが来たな。神官系の樹霊の榊だった。
この子ってば、盲目的に俺を信仰対象にしてるから困るんだよね。
「あ、榊。ゴメン、ちょっと用事が…。」
『まあ、ツレない権現様ですねっ。ところで、私の身体情報を観て頂けないでしょうか?私の信仰系術式がレベルアップしているのですわ。』
え〜?そうなの?まあ、求められたら断らない主義の俺ですが(?)。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
〈契約鑑定〉
榊
種族〈杜の樹霊〉
階級〈高位樹霊→最高位樹霊〉
カテゴリー〈1.8+〉→2.3+
戦闘力 21
防御力 23
生命力 23
回避値 20
知能値 25
器用値 20
魔力値 30
木属性23
聖属性 21
戦技
祈り
信仰(NEW)
固有戦技
無垢なる想い
固有能力
高位精霊核〈アタカマイト(木)〉↑
生命樹の「基礎」〈生命属性供給回廊〉
竜脈補正効果(契約)
能力
崇拝 信仰 精霊 樹霊 浮遊 生命 愛 盲目(NEW)
信仰系術式
〈低位級〉治癒
〈低位級〉診断
〈中位級〉鎮痛
〈中位級〉輸血(NEW)
〈高位級〉細胞復元(NEW)
称号
観葉植物6姉妹
装備
樹霊の星杖〈杖〉
属性:緑珠LV100〈特殊兵装級〉
付与効果:樹霊の枝〈術式増幅150%〉
第六周期複合鋼〈強固〉
自己再生・自己修復
耐久値:150
紫根模様の打掛け〈和装服〉
属性:生命属性LV120〈特殊兵装級〉
付与効果:耐火耐冷
自己再生・自己修復
耐久値:180
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
むう?これは確かに、2L (トゥエル)を上回る高位級の信仰系術式までも取得しているわけで。
『細胞復元は、失った手脚でさえも復元が可能なのですわっ。これもひとえに、権現様に対する信仰心の現れですわっ。恐悦至極ですわっ。』
いや、何かサラって流されたけど、俺の信仰心うんぬんじゃなくて、手脚復元しちゃうとかヤバくない?
ちなみに、2L (トゥエル)の場合はあいつ、ちゃんと中位級の病原菌焼却取得してんだよね。異世界肉、食べれそうな気がする。
『能力に盲目とかやばいニョロな…ボソ。』
それなっ!美人なのにっ(涙)。で、榊の能力値は大幅に上昇していることは確かなわけで、俺は言わざるを得ないわけで。
「期待しているぞ、榊。頑張ってくれ?」
『ははっ!!私の心は権現様のものですわっ!』
いかん。コレいかんパターンだ。期待したのは榊の治癒魔法なんですが?
「……お風呂入るんで…さよならっ!!」
『あっ!?権現様っ??』
よもやの、お昼前入浴になりましたが、何かっ!?
そして浴室は観葉植物6姉妹絶対立ち入り禁止令が出ている俺の聖域であるからに。おれは脱兎のごとく飛び込んだわけで。
『チュ?』
「おお、ごめんごめん。チョメ君。」
脱衣室はチョメ君のテリトリーでもあるわけで。檻に入ろうとしていたチョメ君に遭遇したのだ。
「何故かお風呂に入るんことになったんで、入浴剤はローズマリーにしようかな?ローズマリーは認知症防止になるらしいよ?」
『むしろ、忘れ去った方が良いんじゃないニョロか?』
言うねぇ。俺もそう思うけど。
「あ、4R (シリュウ)はどうする?そう言えば、一緒に入ったことなかったよな?」
と言うか、4R (シリュウ)って、身体洗ったことないんじゃない?白ねこ島の海に潜ったことはあるだろうけど?
『チュ〜。』
ほら、チョメ君も一緒に入ろうって言ってるぞ。ここは男、3人で裸の付き合いだぜっ!
『分かったニョロよ〜。』
こうして俺は服を脱ぎ散らかし…裸て、俺だけじゃね?
俺は大晦日から一体、何をしているんだろうか?ちょっと疑問。
ともあれ、男3人、風呂場でキャピキャピしたわけで。
『チュ〜〜♪』
「いい湯だなぁ〜〜♪」
『…茹で上がったニョロよ…。』
お湯を入れた桶の中で、4R (シリュウ)が茹で上がっていた。え?まだ5分ぐらしか経ってなくね?
「おい、死ぬなぁぁぁ。」
早速、榊の治癒魔法が炸裂したことは言うまでも無い…その3へ続くっ!
◆ ◆ ◆
田崎 蓮人
種族〈秘匿種(真王)〉
階級〈権現〉
所属国〈災害竜脈の地〉
カテゴリー〈54.2+〉※変化無し
戦闘力 1251+15
防御力 1169+15
生命力 1200+15
回避値 1047+15
知能値 485+5
器用値 25
魔力値 1838+25
無属性1121+15
地属性1153+15
固有能力
竜脈適正「最高位」
幸運の加護
雷霆の守護
世界卵の選別
蓬莱の恩恵
王桃の系譜
全能神の祝福
異種言語LV2
宝物庫〈Ω〉
聖者の贈物
能力
打撃 調理 計算 博識 精密操作 努力 竜脈 再生 霊子
統治 隠密 命名 返還 猫愛 権現
召喚系術式
契約
契約破棄
契約鑑定
召喚
送還
眷属召喚
眷属送還
眷属探知
眷属鑑定
竜脈の盾
竜脈結晶化
眷属
E5(エコ)さん
DS (ディス)さん
4R (シリュウ)
G3(ジザ)さん
2L (トゥエル)
契約
ルル君
金さん
チョメ君
ミミちゃん
シーちゃん
ミチ
花子さん
タロさん
ロンちゃん
クロちゃん
ハナちゃん
ハッピー
シマ
カア君(若彦)
乙女ちゃん
ユズリハ(野良ネズミさん)
紅葉
菅原くん
橘花くん
リコピン
JOL
葉蘭
水引
葛葉
榊
千歳
鳳来
八手
蒼原
不知火
漁火
八重波
白波
鳴海
夕潮
芍薬
水楢
柏
梛
茜
白妙
牡丹
鬼蕗
BM
BL
ユナイゼス
キュライアー
ビビアンナーシェ
イシヒメ
称号
竜脈使い
装備
魔弾・オレイカルコス〈魔銃〉
属性:中炭素鋼改LV220〈秘跡武具級〉
付与効果:神の遊具〈風属性〉
月光核〈新月〉増幅20%
耐久値強化〈合金〉
耐久値:400+α
小型「電子情報枠」
種族〈電脳媒体〉
階級〈生命樹分体〉
属性:電子属性20
カテゴリー〈2.5+〉
耐久値:500
冬用上下スウェット〈服〉
属性:化学繊維LV18〈通常級〉
付与効果:物理抵抗
ぬくぬくあったかい+
耐久値:40
◆ ◆ ◆