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第20話「鳴り止まぬ呪い。金さんアピール」

我が家転生…「我は無限の竜脈使い?」…が眷属育成計画中なのですw


第20話「鳴り止まぬ呪い。金さんアピール」


初めての契約、そして鑑定。

色々あったけど、俺は元気です。


だって契約したルル君は、見た目なんの変化も見られず、ソファにゴロンと横になってクカーと寝ているだけだ。舌を出して寝顔も可愛いね。


しかし、「契約」の可能条件は何だろう?

あの後、ミミちゃんにも「ちゃおチュール」をあげたのだが、あの呪いの着信音はうんともすんとも言わない。


「…悩んだところで解決しないか。」


俺は気分を入れ替えて2階へ向かう。



2階へ入って白黒猫のミチの名前を呼ぶが返事をしない。

案の定、母の布団に潜り込んで丸くなっていた。


『ブニャ!』


抗議の声を上げるミチ。ゴメンゴメン。


「ミチはほっとくと永久に寝てるからなぁ。」


そしていないと思って踏んだ回数は両手できかない。とても危険な子。


ミチの猫トイレと餌皿にモン◯チを投入。


「おーい。ミチ?水飲まないの?」


俺は水道から水を出すが、さっきので機嫌を悪くしたのか?ミチは動かない。

まあ、水は皿にも入れてあるので大丈夫だろうけども。



次はハムスターのチョメ君の檻掃除。

今日も朝からいっぱい走ってるね。


ガタガタ…ガチャガチャ…ガッチャン!ガッチャン!!


「チョメ君、壊れちゃうよっ!?」


『ちゅ?』


あれ?チョメ君ってこんなに激しかったっけ?車が分解しそうな勢いで回ってる。アスリートばりの加速力。

やめてぇ〜〜!


チョメ君を檻から引っ張り出した俺は愕然とする。

摘んだ首の脂肪が伸びる伸びる(笑)


「いや、これって重くなってるよなぁ?」


ズッシリくる重さ。夏真っ盛りで太った?


しかし俺はこの子達にダイエットなんてさせたくない。好きな物を食べさせ続けたい。

だって、俺も好きな物を食べ続けたいから!自己満足とも言う。


なもんで、網を外してフンの除去。フンも大きくなってるね。

水とヒマワリのタネを補充して、キャベツの葉っぱを一枚投入。

ふぅ。綺麗になりました。


『ちゅ〜。』


檻の中、感謝の鳴き声を上げてチョメ君は住みかの小屋に戻った…あっ、つかえてる。頭は入っても贅肉で止まって足がバタバタもがいてる。尻尾が可愛くて撫でてみた。ぽにょぽにょ♪


『ちゅちゅちゅぅゔ〜〜!』


どっかの「ピカ◯ュ」みたいな声を出してチョメ君は小屋の中に引っ込んだ。そして警戒の視線。ごめんなさい…。


ちょっと多めにヒマワリの種を入れておく。



あとは観葉植物に水をやって退散だ。


種類はポトス、モンステラ、サンスベリア、パキラ、月桂樹、金の成る木だ。

これは母の趣味なので、俺はあんまり良く分からない。しかし枯らしたくないので、今となっては大事な形見だな。


え?母さん死んでないよ。



1階へ降りる。



ポピコーーーン♪ポピコーーーン♪ポピコーーーン♪



「んあっ!?何だよ、E5(エコ)さん?うるさいぞ。」



ポピコーーーン♪ポピコーーーン♪ポピコーーーン♪



「お、おい、止めろよ!うるさいぞっ!!」



ポピコーーーン♪ポピコーーーン♪ポピコーーーン♪



「このポンコツがぁ〜〜!!」


_________________________________



。゜(゜´ω`゜)゜。ひどいです。私のせいじゃありませんよっ!


これは〈金さん〉さんです!!


_________________________________



あーん?金さんだとぉ?


「何で、そこで金さんが出てくるんだ?金さんって金魚の金さんか?遠山のか?」



_________________________________


〈報告〉∑(゜Д゜)


主格《田崎 蓮人》と契約可能な個体が発生しました。


契約可能個体名〈金さん〉


契約可能個体名〈金さん〉


契約可能個体名〈金さん〉


契約可能個体名〈金さん〉


契約可能個体名〈金さん〉


契約可能個体名〈金さん〉


契約可能個体名〈金さん〉


契約可能個体名〈金さん〉


契約可能個体名〈金さん〉


_________________________________



金さん、多過ぎだろ!

これって、呪いの受信音に連動してんな。


え〜い、ともかく俺は店舗フロアに直行する。その間にも呪いの着信音は鳴り続ける。



「き、金さん??」


扉を開けるや、水槽をバッシャン!バッシャン!と飛び跳ねる金魚の姿。



ポピコーーーン♪ポピコーーーン♪ポピコーーーン♪



「いや、分かったから!分かったから落ち着け、金さんっ!!」


なだめすかして、どうにか落ち着く金さん。


一体、金さんに何があったと言うのか?


「…まさか、ルル君に対抗して俺と契約したい…ってそんなワケ…。」



ポピコーーーン♪ポピコーーーン♪ポピコーーーン♪



金さん、ハートの泡アピールが凄い。激しすぎる。


まさかの正解かよ…。



「いや…ルル君と今さっき契約したばっかで、他の子と契約するには検証時間が、だな…。」



死んだ目で水槽に浮かび上がる金さん。プカプカ浮いてる。



「死ぬなぁぁぁあああ。」


_________________________________


契約可能個体名〈金さん〉と

契約(親和性が一定レベルを越えた固有存在との相互契約を結ぶ事が可能)

を実行しますか?YES・NO

_________________________________



だってしょうがないじゃないの。

ここまで一方的に求愛されたら契約するしかないじゃない!



ポピコーーーン♪ポピコーーーン♪ポピコーーーン♪



「はいはい、わかりました。YESとポチッとな。」


_________________________________


主格《田崎 蓮人》と個体名〈金さん〉との間に契約が結ばれました。


〈金さん〉は竜脈補正効果(契約)を受け、種族〈黄金魚マツヤ〉 に進化しました。


__________________________________



水槽の内部で渦巻きが発生し、九官鳥のホチョさん凝視、亀の花子さん安眠中。

エビちゃんイカちゃん追いかけっこ中。


そして突如の水柱。水槽から上昇し、そのてっぺんで金さん、誇らしげにポーズをビシッと決めて投げキッス❤︎

何じゃこれ?俺は何を見せられてんだ?まるでアニメみたい。


ともあれ、俺の契約2号である。投げキッスアピールで俺に集中攻撃。

金さんって…雌だったのね。


◆ ◆ ◆


田崎 蓮人

種族〈人間?〉

階級〈一般市民?〉

所属国〈日本〉


カテゴリー〈1.2-〉

戦闘力 6

防御力 8+2

生命力 24+2

回避値 20+2

知能値 26

器用値 25

魔力値 20+2


無属性ウーデニア18+2


固有能力パーソナルスキル

竜脈適性「中位」

幸運の加護


能力スキル

打撃 調理 計算 博識 精密操作 努力


召喚系インウォーカティオ術式

契約

契約破棄


眷属ファミリア

E5(エコ)さん


契約

ルル君

金さん(NEW)


称号

一小市民?


装備

中炭素鋼バール(中)〈打撃武器〉

属性:中炭素鋼カーボンスティールLV60〈特殊兵装ユニーク級〉

付与効果:物理強靭化・打撃強化

耐久値:100


E5(エコ)

種族〈電子の妖精〉

階級〈緑の蝶妖精フェアリ?〉

属性:電子属性エレクトロン20

カテゴリー〈1.5+〉

耐久値:500


下スウェット〈服〉

属性:化学繊維レーヨンLV15〈通常ノーマル級〉

付与効果:物理抵抗

保温

耐久値:40


Tシャツ〈服〉

属性:化学繊維レーヨンLV10〈通常ノーマル級〉

付与効果:物理抵抗

防塵

耐久値:30


◆ ◆ ◆

金さんのステータスは次回!

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