第199話「大晦日の夜の過ごし方…その1・間違った元旦の迎え方」
我が家転生…「我は無限の竜脈使い?」…が眷属育成計画中なのですw
第199話「大晦日の夜の過ごし方…その1・間違った元旦の迎え方」
竜脈生活132日目。
12月31日である…即ち、それを人は大晦日と呼ぶ。
皆さまはいかがお過ごしでしょうか?俺は…まあまあ元気です。
さて、こんな俺でも大晦日を迎えて、心なしか晴れやかな気分である。
竜脈に分断され、孤立した我が家ではあるが、時間軸とかがズレているわけでもなく、俺たちはありきたりな毎日を淡々と過ごしていく…だからこそ、季節のイベントは大事だと思うのですよっ!
『お兄ちゃん。ニンジン取れたよぉ〜。』
お〜し!順調だねぇ。
『兄上。大根、5本で良いですか?』
うんうん。今日は朝から橘花くんと、菅原くんが俺のお手伝い。
一緒に白ねこ島のビニールハウス菜園に来ています。我が家の平和なひと幕です。
普段は白ねこ島の探検に勤しんでいる弟たちだ。冬なのに元気だねっ!
ビニールハウス菜園に連れて来たのは今日が初めてであり、流石に何故か巨大化した大根とニンジンを見た彼等もびっくり仰天だった事は言うまでも無いし、ピカピカに綺麗な葉蘭と水引を見て大興奮の様子だった。やっぱり男の子だよねぇ。昆虫好きだよねっ!
それはさておき…。
「5本づつで良いよ〜。俺はレタスを収穫しますかな?」
音声{御主人様?レタスなんて、植えてありましたっけ?}
ふふん。植えてはいないが、そのうち植える予定ではあるのだよ(え)。
「今日に限っては、霊子購入待ったなしだなっ!」
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箱庭システムVr01「白ねこ島」改造MENU+
>食料項目LV1>>
>シーフードミックス1袋〈必要霊子2〉
>砂糖1袋〈必要霊子2〉
>ミルク1袋〈必要霊子2〉
>コーヒー牛乳1パック〈必要霊子2〉
>ダージリンティー1箱〈必要霊子3〉
>アップルティー1箱〈必要霊子3〉
>チェリーティー1箱〈必要霊子3〉
>烏龍茶1箱〈必要霊子3〉
>ミルクココア1箱〈必要霊子3〉
>インスタントコーヒー1袋〈必要霊子3〉
>食パン1斤〈必要霊子3〉
>冷凍食品 餃子〈必要霊子4〉
>冷凍食品 海老シュウマイ〈必要霊子4〉
>冷凍食品 お弁当ハンバーグ〈必要霊子4〉
>冷凍食品 和惣菜セット〈必要霊子4〉
>冷凍食品 本格炒飯〈必要霊子4〉
>レモンティー1箱〈必要霊子5〉
>ベーコン1パック〈必要霊子5〉
>国産純粋蜂蜜1瓶〈必要霊子7〉
>クリスマスケーキ苺・レアチーズケーキ〈必要霊子20〉
>A5牛ロース肉5Kgブロック〈必要霊子25〉
>レタス 田崎家固有種1個〈必要霊子25〉
>大根 田崎家固有種1本〈必要霊子50〉
>ニンジン 田崎家固有種1本〈必要霊子50〉
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俺は「レタス 田崎家固有種」を25霊子で購入した。5玉で125霊子のお支払い。
俺の魔力値は現在1813にまで膨れ上がっている。E5(エコ)さん曰く、魔力オバケなんだそうだ。
だがしかし!E5(エコ)さんはとやかく言うが、今もこうして大根とニンジンの苗を10本づつ植えたばかりだぞ。計1000霊子の消費だ。ちょっとだけフラフラするのは内緒である。
「…これも田崎家固有種のレタスか…何が違うんだ?」
音声{竜脈をたっぷり吸い込んでいますけど、白ねこ島で苗から育てた物と違って、それほど違いはないのでは?複製品ですし。}
だよね?多分、これを苗から育てたら、大根やニンジン同様、とんでもない旨味成分を含んだ野菜になると思われるわけで。
で、調理にはミスリル製の包丁が必要になると言うオチ?
「このレタスは…ああ、ちゃんと手で千切れるね。よかったぁ〜。」
一枚、葉っぱをもいでみたけれど、非力な俺でもちゃんと千切れました。一安心だよ。それをそのままひと齧り。バリッとな。
「うっまぁぁぁ〜〜いっ!?」
野菜が甘い。そして歯ごたえ。これ、うちのレタスと違う。レタスの王様じゃねっ!?
『お兄ちゃん!お兄ちゃん!僕にもちょうだいっ!!』
ぴょんぴょん跳ねて、橘花くんが自己アピールをする。そして俺の腰にしがみ付いた。むふふ、可愛い弟だ。
「はいはい。1枚だけですよ〜。」
『は〜〜い。ムシャムシャ…甘ぁぁぁ〜〜いっ!!??』
ホラ、橘花くんも感涙に咽びいている。ムシャムシャと…これ、ハムスターっぽいな。頭を撫でてみた。
「お〜い。菅原くんは〜〜?」
『あ、いえ。兄上、僕はいいですから…。』
野菜をあまり好きではない菅原くんである。まあ、致し方ない反応だ。
音声{御主人様?普通に霊子1000オーバーしてません?}
「え?大晦日だよ?」
と言うことで、俺たちが収穫した野菜は、我が家に持ち帰って特製サラダになる予定だ。
勿論、今夜の大晦日に振る舞う料理の一品だ。
俺はレタスを。弟2人は大根とニンジンを抱えて、えっちらおっちらと帰路につく。
橘花くんも菅原くんも大きくなったものの、まだまだ小学生高学年程度の身長だ。頑張れ〜。
◇ ◇ ◇
我が家の1階、キッチンではユナさんとビビさんによる調理作業がピークを迎えていた。
今日の目玉はローストビーフだな。やはり、なんだかんだの肉である。
『お肉だぁ!やったぁあ!!』
お肉も大好きな橘花くんが大喜び。ツチノコの葦原も一緒にぴょんぴょん跳ねている。
『こら、葦原!キッチンに入っちゃダメだよ!』
菅原くんに怒られて葦原はシュンとする。
よく分からないツチノコだよね。
「ビビさん、予備の包丁とまな板を借りていくね。」
副音声『ああ、旦那様。あと、野菜の残りは全部使っていいのか?』
ドサリと置かれた大根とニンジンの件だ。
サラダを作るとは言っても、何本も使うわけじゃないからな。皮剥きをビビさんに頼むわけだが、使っても3本ぐらいだろ。
「そうだな。2本づつは使っていいよ。こっちは屋上を含めて6皿作るだけだし。何を作るの?」
ニヤリとビビさんが笑った。そしてビビさんはユナさんとコソコソ相談。でも何を作るか教えてくれないのだが…。
さて、俺たちはこれから居間に戻ってサラダ作りである。
クロちゃん弟は?と言うと、朝から地下室に行ってもらい、大晦日とは何ぞや?の説明をしに行ってもらっている。
同様に乙女ちゃんには2階へ行ってもらっている。
「クロちゃん弟と乙女ちゃんってば、ちゃんと説明できてるのかなぁ?」
我が家生まれの付喪神や樹霊たちは、誕生したばかりとあって、やっぱり情報不足であることは否めない。俺たち兄弟は昨夜、その件で色々とすったもんだと作戦会議?を練ったわけである。
「つまりだね、前回のクリスマス同様に、何が起こるか分からないわけだよね!」
音声{いえいえ。さすがにそれはないでしょう?そもそも、御主人様が使用した〈クリスマスの聖者〉の効果ですよねっ?}
うっ。そう言えば、損害賠償目録の残りポイント30だ。何か購入出来たかな?
音声{御主人様!?余計な事を考えてますねっ??やめて下さいっ!!}
どうして分かった??E5(エコ)さんって、ポンコツのくせにそう言うところは鋭い。
『お兄ちゃ〜ん。ドレッシング作りは僕が頑張るよぉ〜〜。』
うん?橘花くんがぴょんぴょん跳ねて自己主張している。
そうか。結局、橘花くんがじゃんけん勝負に勝ってしまったか。
と言うことは、マヨネーズ風のドレッシングに確定だな…。
『クッ…兄上、醤油風味にしたかった…です(涙)。』
そこまで和風にこだわらなくても良いと思うのだが。菅原くんは意気消沈のまま、黙々と大根を刻んでいる。細切り上手だねっ!
「菅原くん。あやっちに秋刀魚を少し持って来てもらうように言ってあるから、大根おろしも作ろうか?」
『やったぁぁ!!兄上、大好きですっ!!』
現金なもので、和食大好きな菅原くんは、颯爽とすり金を取りに行ってしまった。あ、俺ってニンジンで四苦八苦中なのに、大根も1人で切るの?橘花くんはニコニコ顔でボゥルをかき回しているし。それ、マヨネーズ入れ過ぎじゃね?
「ぐぅ…。E5(エコ)さんはこう言う時はクソ役に立たんし…。」
音声{…あ、私。ちょっと用事を思い出したので。}
消えやがった(怒)。
『家主しゃま、こんにちわ。手伝いに来たのでしゅ。』
うん?おや、これはまさかのタイミングでまさかの人物の登場である。
この舌を噛むような可愛い喋り方…無論、地下室の妖怪グループのリーダー、紅葉だった。だけども、紅葉ってば、小ちゃい、可愛いがモットーの彼女に手伝ってもらうのは…ん?
「…んぁ?紅葉??」
『はい、家主しゃま!』
紅葉ってば、生き人形時代から身長がググッと伸びての100㎝にUP。白銀色の振袖、白雪のような顔立ち。おかっぱの髪も良く似合う。
劇的に存在感?美少女感?がUPしているではないかっ!?いやぁ。癒し系だなぁ。
あと、何故か提灯の付喪神の麻黄もプカプカと浮いて付き従っている。護衛役かな?
「おう。麻黄は変わらないなぁ。」
『ぽっ…。』
まあ、麻黄はまだ契約してないし。
「あ、手伝ってくれるのは嬉しいのだが、地下室は大丈夫なのか?」
『はいでしゅ!地下室はクロ様とイシヒメさんが居れば大丈夫でしゅ。それに〈家守の権能〉で大抵の事は把握できるのでしゅ。』
ん?どうやら、紅葉も色々とレベルアップしているようで。包丁を握ると、菅原くん程じゃないけど、上手に大根を刻んでいく。上手いねぇ。
「紅葉、上手だなぁ。ん…と、ちょっと身体情報見ていい?」
『はいでしゅ!』
許可を頂きましたので、ちょっと見てみます。
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〈契約鑑定〉
紅葉♀
種族〈座敷童子〉
階級〈家の精霊→家守様〉
カテゴリー〈1.8+〉→2.3+
戦闘力 15
防御力 25
生命力 20
回避値 10
知能値 18
器用値 20
魔力値 30
闇属性23
無属性10(NEW)
戦技
結界術〈防壁〉
結界術〈湾曲〉(NEW)
結界術〈牢獄〉(NEW)
固有能力
あやかし再誕〈夜行の刻印〉
家守の権能(NEW)
竜脈補正効果(契約)
能力
愛嬌 愛 妖怪 結界 家→家守(NEW)
妖の呪法
魂魄魅了〈呪縛〉
魂魄下法〈服従〉
称号
妖怪グループ・リーダー
田崎家百鬼夜行(NEW)
装備
振り袖「雪模様」〈和装衣〉
属性:絹LV50〈特殊兵装級〉
付与効果:耐熱耐寒〈白雪〉
呪詛返し〈反射〉
弱体耐性(無効)
耐久値:100
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座敷童子は変わらずに、階級が家の精霊から家守様?というものになっている。
家守様とは何だ?家守様と家主様の関係やいかに?まあ、今まで通りの関係だろうけどね。
で、紅葉の数値は防御力特化傾向にある。結界術とやらも増えてる。
「ほほう。まあ、紅葉が戦う姿は想像できないけど。」
『鬼蕗と牡丹を2対1で相手にしても完封したでしゅよ?』
…え?鬼蕗は達磨の、牡丹は5重の塔の付喪神であり、武闘派だった筈。それを完封とかっ!?
「やべぇな…結界術…。」
我が家の主要メンバーがどんどん、規格外化し始めている。
『ところで家主しゃま…大みそかでは…元旦と戦う為に寝てはダメだとか…強敵でしゅね。向かい討つべく、みんな張り切ってましゅよっ!!』
「ん…?」
ちょっと待って?間違ってないけど、クロちゃん弟、どう言う説明の仕方してるのぉ〜〜!!??
『ぽっ…!!』
麻黄が張り切っている。なになに?元旦を退治して、今度こそ契約してもらうって?いや、何、その魔物?毎年来る魔物みたいな扱い?間違ってるぞ?
ちょっとクロちゃん弟、あとで反省をしてもらおうと思う。
その2へ続く!!
◆ ◆ ◆
田崎 蓮人
種族〈秘匿種(真王)〉
階級〈権現〉
所属国〈災害竜脈の地〉
カテゴリー〈54.2+〉
戦闘力 1251+15
防御力 1169+15
生命力 1200+15
回避値 1047+15
知能値 485+5
器用値 25
魔力値 1838+25
無属性1121+15
地属性1153+15
固有能力
竜脈適正「最高位」
幸運の加護
雷霆の守護
世界卵の選別
蓬莱の恩恵
王桃の系譜
全能神の祝福
異種言語LV2
宝物庫〈Ω〉
聖者の贈物
能力
打撃 調理 計算 博識 精密操作 努力 竜脈 再生 霊子
統治 隠密 命名 返還 猫愛 権現
召喚系術式
契約
契約破棄
契約鑑定
召喚
送還
眷属召喚
眷属送還
眷属探知
眷属鑑定
竜脈の盾
竜脈結晶化
眷属
E5(エコ)さん
DS (ディス)さん
4R (シリュウ)
G3(ジザ)さん
2L (トゥエル)
契約
ルル君
金さん
チョメ君
ミミちゃん
シーちゃん
ミチ
花子さん
タロさん
ロンちゃん
クロちゃん
ハナちゃん
ハッピー
シマ
カア君(若彦)
乙女ちゃん
ユズリハ(野良ネズミさん)
紅葉
菅原くん
橘花くん
リコピン
JOL
葉蘭
水引
葛葉
榊
千歳
鳳来
八手
蒼原
不知火
漁火
八重波
白波
鳴海
夕潮
芍薬
水楢
柏
梛
茜
白妙
牡丹
鬼蕗
BM
BL
ユナイゼス
キュライアー
ビビアンナーシェ
イシヒメ
称号
竜脈使い
装備
魔弾・オレイカルコス〈魔銃〉
属性:中炭素鋼改LV220〈秘跡武具級〉
付与効果:神の遊具〈風属性〉
月光核〈新月〉増幅20%
耐久値強化〈合金〉
耐久値:400+α
小型「電子情報枠」
種族〈電脳媒体〉
階級〈生命樹分体〉
属性:電子属性20
カテゴリー〈2.5+〉
耐久値:500
冬用上下スウェット〈服〉
属性:化学繊維LV18〈通常級〉
付与効果:物理抵抗
ぬくぬくあったかい+
耐久値:40
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