第190話「クリスマスの朝その3・竜って言うよりアロワナ気味で」
我が家転生…「我は無限の竜脈使い?」…が眷属育成計画中なのですw
第190話「クリスマスの朝その3・竜って言うよりアロワナ気味で」
お昼は白ねこ島の白浜で、ユナさんお手製のお弁当を食べてキャンプ気分で過ごした俺たち。あやっちと2L (トゥエル)も参加して、ちゃんと砂浜にビーチマットを敷いての穏やかな雰囲気を満喫しました。
やっぱり自然は良いなぁ〜ってことで、弟たちに聞いたら『『今日も泊まりたいっ!』』って言うんで、了承しました。
だけども俺は我が家の方が心配なので、一旦、戻ります。
「んじゃ、俺は戻るけど、夕食には戻ってくるからねっ?何かあったら直ぐに2L (トゥエル)に伝えるんだよっ!心配だよっ!」
『大丈夫よ、兄さん。子供じゃないんだから…。』
『責任を持って、僕が弟たちを見ておきますからっ。』
って乙女ちゃんとクロちゃん弟は言うけれど…。
音声【閣下。過保護すぎますよ?僕が居ますよ?】
いや、お前が駄目天使だから心配なんですがぁ。とは言え、こうまで言われたら任せるほかない。俺は後ろ髪を引かれる思いで、弟たちに別れを告げるのだった…。
コテージに戻り、ラウンジに顔を出してユナさんにヨロシク言いつつ、2階の個室から我が家へGO!!である。
まあ、ぶっちゃっけ、我が家の方が落ち着くんだよね。そこが庶民派たる俺の所以だ。
「ただいま、我が家よ。俺は戻ってきた…。」
ユニットバスからひょっこり顔を出してみたけれど、1階の居間に変化は見られない。まあ。そりゃそうだよな。
「…弟たちが行ってるのもあるけど、静かだなぁ…。」
いつもよりも2倍、静かになっています。でも、いつものように仏壇の上で丸まっている白い物体…おもちじゃないよ?あっ、尻尾が出た。尻尾が1本、2本…3本っ!?
3本の尻尾がユラユラと先っちょは燃えている。
「シーちゃん、尻尾が3本になってるよ!?」
『ミャ。』
要約すると『だから何よ?』との感想。いや、シーちゃんって猫又だったわけで、そりゃ3本になってりゃ驚くでしょが。まあ、覚悟はしているつもりだったけどねぇ。
「…でもまあ、大きさ的には変わりが無いみたいで安心したよ。」
って言ってみたものの、顔を上げたシーちゃんの頭には、お姫様がつけるような小ちゃな冠が乗っかっており。
「えっ!?シ、シーちゃんっ!?それ、何っ??」
『ミャッ??』
あっ。コレはさしものシーちゃんも気付かなかったようだ。何しろ、小ちゃすぎて支障がないようで。しかも落ちない。ピッタリくっついている。どうなってるの、ソレ?
「だけどまぁ、可愛いっちゃ可愛いよ?良いんじゃない?」
『ミャ!!』
え?要約すると『可愛いとか言わないでよっ!!』って、そんなに照れなくても良いんじゃないのぉ?まあ、姉御肌のシーちゃん的にどうなの?って気もするけどね。
しかし、異種言語のレベルが上がったのに、あんまり効果なくない?言ってる意味は分かるけどさ。
「シーちゃん、ちょと身体情報見ていい?」
『ミャ。』
アタシにも見せなさいって?はいはい。ちゃんと見せますよぉ。
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〈契約鑑定〉
シーちゃん♀
種族〈猫又→五徳猫〉
階級〈白猫・妖種→妖怪種〉
カテゴリー〈1.0+〉→2.0+
戦闘力 22
防御力 20
生命力 18
回避値 22
知能値 23
器用値 18
魔力値 20
火属性20
闇属性20
戦技
尻尾叩き
猫火
炎の舌
固有技術(NEW)
亜空間の番人
固有能力
魂喰い〈鎮魂〉
あやかし再誕〈二尾炎→三尾炎〉
竜脈補正効果(契約)
能力
夜目 愛嬌 爪 鎮魂 妖怪 炎 亜空間 扉 門番(NEW)
精霊系術式
火精の息吹(劫火・焼却)
火精の舞踊(高揚・浄化)(NEW)
妖の呪法
魂魄魅了〈呪縛〉
魂魄鎮魂〈封印〉
亜空間の旅人〈攻撃無効〉
称号
猫八部衆(NEW)
装備
炎の五徳冠〈冠〉(NEW)
属性:火属性LV100〈特殊兵装級級〉
付属効果:物理特性〈火属性〉200%障壁
火属性強化・増幅
自己再生
耐久値:200
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シーちゃんは猫又から五徳猫??ってものに進化している。
「五徳…猫?良く分からないなぁ?」
横から覗き込むシーちゃん自身も顔を傾けているし。でも数値は全て倍。大幅パワーアップしてますよ。おめでとう。
『ミャ〜。』
え?要約すると『完璧な妖怪になっちゃったわねぇ〜。』って言ってます。
「ああ、確かに階級は完璧な妖怪種に進化してるねぇ。でも猫又って元々、妖怪でしょ?」
尻尾が2本から3本に増えただけだし、冠は「炎の五徳冠」ってものらしい。見た目、それほど大きな変化はないので安心したよ。この分なら、他の猫八部衆も大丈夫そう?だね。
「んじゃま、シーちゃん。ちょっと他の子たちの様子を見てくるからさっ。」
『ミャ。』
はいはい。忘れ物はありませんよ。って、俺の母親かっ?
さて…キッチンは、ふむ。異常なし。…スヤスヤと大皿の上で眠るココちゃん達ヒヨコ3兄弟にも異常なしだ。って事は、やっぱり眷属及び、契約したものだけが進化した?と思われる。
ところで、冷蔵庫の中の4R (シリュウ)は?っと、冷蔵庫をガチャリと開けてみた。
「あれ?4R (シリュウ)の奴、どこ行ったんだぁ?」
冷蔵庫の中は空っぽだし、ビビさんの姿も見受けられない。本当はこの後、3階に行ってちょっとばかり昼寝でもしよ〜かな?ついでに猫ちゃん達の様子でも見よっかなぁ?って軽い気持ちで戻って来たのだが…。
ふぅ…嫌な予感しかしない。
でも、フワリと俺の頭の上に降り立ったココちゃんの温もりに、俺はホンワカとしてしまったわけで。冷蔵庫の音で起こしちゃてゴメンだよ。
『ピィ❤︎』
ああ、暖かい。何より、心が暖かい。楽園ですね。そしたら黒い綿毛のリリ君が右肩に。
『ピュ♡』
頬ずりしてくるリリ君に癒され、そしてまた左肩に金色の綿毛のトト君がフワリと着地。
『ピッ☆』
ああ、両側から頬ずりとか、ここは天国ですかっ??もう動きたくない気分だ。
ここでお地蔵様のように固まってしまっても構わない…ぞ?って、あれ?廊下の陰から俺をロックオンする視線…あれは嫉妬の眼差しですか?
「…ちょ、葛葉?」
『!?』
サッと隠れたけれども、それは紛れもなく観葉植物6姉妹の葛葉だよね…。
棚の陰に隠れて、背中を向けてるけどワナワナと震えているし、チラチラと俺を見ているからもう隠れてる意味がないし。って言うか、見てるのは俺と言うか、ヒヨコ3兄弟だな?
「…いや、お前、どうしたの?ゴメン、トト君、行ったげて?」
『ピッ☆』
黒い綿毛のトト君が『了解しました!』と飛んで行き、葛葉の頭の上に着地したら、もう途端にだらし無い顔…いや、これは至福の顔か。
『はぁぁぁ。幸せですぅ…。』
それは良かったねぇ。一度味わったら逃れられぬヒヨコ地獄。しかし、葛葉の奴、思ったより重症だな(汗)。ココちゃんはドン引きしてるし。
「おお〜い。葛葉?」
『はっ!?地祇様…いえ、権現様!?も、申し訳ありませんっ!!』
はっ!?と気付き、葛葉は正気を取り戻したようだ。普段の彼女からは想像もつかない行動に、思わず俺は笑ってしまったが。
だけども、やっぱり葛葉も大きくなっているわけで。100㎝から150㎝ぐらいにボリュームUPだ。色んなところがUPしているんで、ちょっと正視が厳しいなぁ…。
「う〜ん。葛葉だけじゃなくて、全員、大きくなってるよな?」
『そうですね、権現様。わたくしたちは高位樹霊から最高位樹霊に進化いたしましたので…。』
高位から最高位になったらしい。いや、どこまでUPするんだよ?それ以上とか無いんじゃないの?
で、俺を見つめる葛葉の常軌を逸した美貌がまた凄くてね。艶やかな唇。黄金の髪なんて、まるで蜜のような煌めきですよ。こりゃヤバぁイ。
「…あ、その、ちょと身体情報見ていいかな?」
『まあ、権現様。どうぞ、お好きなようになさって下さい。』
って言うか、その権現様ってのは慣れないな。なんか、バリバリ違和感あるんだけど。これって慣れるものかな?
しかしまあ、ここはお言葉に甘えて身体情報確認をしよう。これは必要事項ですからっ!
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〈契約鑑定〉
葛葉♀
種族〈黄金葛の樹霊〉
階級〈高位樹霊→最高位樹霊〉
カテゴリー〈1.9-〉→2.4-
戦闘力 22
防御力 23
生命力 23
回避値 24
知能値 25
器用値 20
魔力値 30
木属性24
水属性20
光属性24
戦技
黄金の鞭
黄金の雫
固有能力
高位精霊核〈孔雀石(木)〉↑
生命樹の「美」〈生命属性供給回廊〉
竜脈補正効果(契約)
能力
慈愛 統治 算術 精霊 樹霊 浮遊 光 生命 杖 好意(NEW)
精霊系術式
樹精の接吻(魂縛・隷属化)
樹精の洗礼(目眩し・幻覚)
光精の刀身(閃光・斬撃)
光精の光刄(広域・殲滅)(NEW)
称号
観葉植物6姉妹〈長女〉
装備
樹霊の星杖〈杖〉
属性:緑珠LV100〈特殊兵装級〉
付与効果:樹霊の枝〈術式増幅150%〉
第六周期複合鋼〈強固〉
自己再生・自己修復
耐久値:150
黄金模様の打掛け〈和装服〉
属性:生命属性LV120〈特殊兵装級〉
付与効果:耐火耐冷
自己再生・自己修復
耐久値:180
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元はただの観葉植物だった樹霊さんも、ここまで立派になりました。
葛葉の場合は、6姉妹の中でも最もバランスの良い数値だし、典型的な樹霊の成長版と言えるだろう。
しかし、可愛いもの(ヒヨコ)好き仲間となった葛葉とは、上手くやっていけそうだなぁ。言わば、これは好意であると言えよう(え)。
「リリ君もGO!!」
『ピュ♡』
『あああぁぁ〜〜ん。』
喜んでます、喜んでます。たまにはこうして楽園を分かち合うのも良い事だ。
俺は俺で廊下の真ん中で可愛いココちゃんにスリスリされて癒されるのだった…ああ、至福だねぇ。
◇ ◇ ◇
「はっ!?いかん、時間を消費し過ぎたっ!?」
『あら、まあ。…権現様、あちらに?』
え?葛葉に促されて、俺は廊下の端に目をやる。楽園で惚け過ぎて、時間経過を失念していたけども、それは店舗フロアに繋がる扉であり…その扉の隙間から?
「…タコの足だよね?え…漁火?」
隙間からタコの足って言ったら、まあ、タコ兄弟の不知火か漁火しかいないわけで。
『……。』
タコ足を振ってる。
ああ、あれは違うってジェスチャーだな。
「じゃあ、不知火か?」
『……!』
お、正解のようだ。器用にタコ足でマルを描いている。
遠慮しないで、こっちに来ればいいものを、タコ兄こと不知火は礼儀正しい奴だからねぇ。
「今行くから待っててくれ。」
…さすがに不知火に頼まれたら行かざるを得まい。嫌な予感しかしないけどさっ。ココちゃんだけ頭に乗っけて、俺はあとを葛葉に任せることにした。
『権現様。行ってらっしゃいませ。』
そんなわけで、俺は店舗フロアに続く扉を開けたんだけども…あ、そうね。勿論、不知火もわりかしデカくなっているわけで。「うおっ!?」って言っちゃったわけです。
『…にゅる(^。^)(汗)』
「いや、ゴメン。そこは許容範囲だから気にするなって。」
大きくなってすみません…的な不知火ってば、ほんと気遣いの出来る男だ。それで足だけ出していたらしい。驚かさないようにさ。
「…ふ〜む。大きいって言っても、バスケットボール大だから大した事ないでしょ?水槽はDSさんに言って拡張してもらおうかな。」
でもうちの海産物軍団って水槽必要か?と言う初歩的な疑問もありますが?
しかも、カートゥン種なもんで、蛸って言うよりタコでアニメチック度がさらに割増となっているのが面白い。なんか火星人チック(笑)だし。
『にゅる(^。^)//』
え?付いてきて欲しいって?不知火の足が俺の手を掴む。掴むって言うか絡まる的な?
「ああ、分かったよ…って、コレ…割れてんじゃん??」
『ピィ❤︎』
ココちゃんも驚く。そう、それは…黄金の卵の殻だった??
『にゅる(^。^)!!』
なになに?卵が割れたのに出てこない…って?
「…これって、金さんの卵だよねぇ?」
金さんの卵って言うか、瀕死の金さんを再生する為に、娑伽羅竜王の力を借りて作った黄金の卵である。「儀来の黄金」の繭のようなものだ。
「おい、金さん?」
『……。』
卵は割れている。割れた卵に隠れて出てこないようだ。まるでヤドカリになったように…。
「いやいや、今更隠れるとか何やってんのさ??」
俺はムンずと卵の殻を掴んで持ち上げようとしたけど、こいつ!?無駄な抵抗してやがるぅぅ。俺の腕力限界ですって!
「はぁはぁ。もぉぉぉ、何やってんのさぁぁぁ??」
『……。』
埒が開かないとはこの事だ。俺は店舗フロアを見渡してみるけど…フロアリーダーのホチョさんはいないようだ。いざという時に居ないんだよねぇ。
だけども、俺のやり取りを見守るように、他の海産物軍団もチラホラと姿を見せ始めた。
「おい、お前達!!丁度いいから、引っ張るの協力してくれ!!」
『にゅる(-.-;)//』
黒いタコ君こと漁火の足が俺の右手に巻き付く。それに不知火が逆側に配置。頑張れ、タコ兄弟っ!
更に、フワフワ〜〜て飛んできた(?)イカちゃんこと白波は俺の足にソフトタッチで巻き付いた。
…?これ、意味あるのか?
「…まあ、いいか。よし、いっせえの!で引っ張るぞ!」
『…♪』
応援するのはエビちゃんこと八重波。まあ、エビに期待はない。いや、八重波ってば伊勢海老っぽくなっててカッコいいな??あと…亀姫の花子さんは奥で寝てるな。相変わらずのマイペースだよねぇ。
「いくぞっ!!いっせぇのぉぉぉ!!!」
俺は力を込めて、殻を持ち上げるぅぅぅ…ぐぐぐ…もうちょっとぉぉぉ!!
「ぐはぁぁぁ!握力限界だぁぁぁ!!??」
だが、ソコにサザエの鳴海とハマグリの夕潮が突っ込み、卵の殻はパキィィィーーーーン!!と砕け散った。さすがは貝獣!硬いなっ!
「鳴海、夕潮!でかしたぞっ!!」
粉々に砕け散り、ついに金さんの姿がお目見えした。だけども、ああ、そうか。俺の頭の上のココちゃんも、金さんの変わり様にビックリしているわけで。
『うわぁぁぁ〜〜ん(涙)。』
ギョッ!?ヤバい。まさかの、金さんの泣き声が聞こえちゃってる(汗)。俺の異種言語、ここで本領発揮ぃ?
『見ないで、見ないでっ!僕の姿を見ないでよぉぉぉ(涙)。』
いや、見ないでって言われてもねぇ。確かに金さんってば、そのまま金魚が巨大化した姿だったわけだけど…それがフワフワ空飛んでる時点でおかしい訳でして。もうコレ、今更な感じしかしないだろ。
泣きじゃくる金さんは、床にうずくまってジタバタと。周りのメンバーもどうしたものか?と困惑気味である。
んじゃ、この隙に契約鑑定しておくか…。
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〈契約鑑定〉
金さん♂
種族〈竜種・第1位階→第2位階〉
階級〈小竜魚→竜魚〉
カテゴリー〈1.0-〉→2.5
戦闘力 25
防御力 23
生命力 30
回避値 25
知能値 15
器用値 18
魔力値 27
水属性21
風属性25
相生相剋〈木気〉属性 25
戦技
水鉄砲
水流操作
燕返し
固有戦技(NEW)
木剋土
固有能力
燕の子安貝〈生命力0.5%以下発動〉相生相剋〈木気〉顕現→〈生命力10%以下発動〉相生相剋〈木気〉2乗発動
金の鱗〈物理耐性特化(50%上昇)〉→儀来の黄金鎧〈物理耐性特化(100%上昇)〉
竜脈補正効果(契約)
能力
遊泳 突撃 慈愛 黄金 竜 飛行 再誕(NEW)
魔力系術式
下位(基本三原理)水属性付加
下位(基本三原理)水属性魔道弾
下位(基本三原理)水属性誘導波動
中位(戦略級)水属性波動(NEW)
中位(戦略級)水属性障壁(NEW)
称号
田崎家の三悪人(NEW)
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あ〜。竜ね。小竜魚ってやつから竜魚ってものに進化した影響なんだろうね。
金魚とアロワナとリュウグウノツカイを足して2で割った感じになった金さん。
そりゃ長年、金魚の姿で生きてきたわけで、急に姿形が変わったらショックだろうね…良く分からんけどもっ!
「…しかし、竜っぽいって言えば、竜っぽくなったんじゃないの?金色でカッコいいし…。」
『…えっ?本当ぉ?』
チラっと俺を見上げた金さん。
いや、しかし、アロワナとか実物見たことないし、ちょっと良く分からないです。カッコいいのは色だけだと思うんだなぁ…。
そんな俺の気持ちを察したのか?金さん、わぁ!と泣き出した。
『やっぱり嫌ぁぁぁ。元に戻りたいぃぃぃ(涙)。』
面倒臭いなぁ。進化して言葉が分かる様になったら、更に面倒だな…。
「…進化し続ければ金魚に戻れる方法もあるんじゃない?まあ、俺は竜っぽい方がイイと思うけどさぁ…。」
『…そうなのぉ!?』
いや、竜っぽいのは好きだけど。今の金さんはアロワナっぽいだけだよ?ヒゲが竜っぽいだけで…。
「…むしろ竜になれば?」
『あ…竜かぁ…』
…泣き止んだので、俺の役目は終わったようだ。ちょっと意味が分からないイベント?のような気分だが、これで橘花くんの懸念材料も消えたわけで、めでたしめでたしである。
あと、金さんの卵の殻は回収しました。何かに使える?かも知れないからねっ!
◆ ◆ ◆
田崎 蓮人
種族〈秘匿種(真王)〉
階級〈権現〉
所属国〈災害竜脈の地〉
カテゴリー〈50.0+〉※変化無し
戦闘力 1161+15
防御力 1079+15
生命力 1075+15
回避値 957+15
知能値 455+5
器用値 25
魔力値 1688+25
無属性1031+15
地属性1063+15
固有能力
竜脈適正「最高位」
幸運の加護
雷霆の守護
世界卵の選別
蓬莱の恩恵
王桃の系譜
全能神の祝福
異種言語LV2
宝物庫〈Ω〉
聖者の贈物
能力
打撃 調理 計算 博識 精密操作 努力 竜脈 再生 霊子
統治 隠密 命名 還元 猫愛 権現
召喚系術式
契約
契約破棄
契約鑑定
召喚
送還
眷属召喚
眷属送還
眷属探知
眷属鑑定
竜脈の盾
竜脈結晶化
眷属
E5(エコ)さん
DS (ディス)さん
4R (シリュウ)
G3(ジザ)さん
2L (トゥエル)
契約
ルル君
金さん
チョメ君
ミミちゃん
シーちゃん
ミチ
花子さん
タロさん
ロンちゃん
クロちゃん
ハナちゃん
ハッピー
シマ
カア君(若彦)
乙女ちゃん
ユズリハ(野良ネズミさん)
紅葉
菅原くん
橘花くん
リコピン
JOL
葉蘭
水引
葛葉
榊
千歳
鳳来
八手
蒼原
不知火
漁火
八重波
白波
鳴海
夕潮
芍薬
水楢
柏
梛
茜
白妙
牡丹
鬼蕗
BM
BL
ユナイゼス
キュライアー
ビビアンナーシェ
イシヒメ
称号
竜脈使い
装備
魔弾・オレイカルコス〈魔銃〉
属性:中炭素鋼改LV220〈秘跡武具級〉
付与効果:神の遊具〈風属性〉
月光核〈新月〉増幅20%
耐久値強化〈合金〉
耐久値:400+α
小型「電子情報枠」
種族〈電脳媒体〉
階級〈生命樹分体〉
属性:電子属性20
カテゴリー〈2.5+〉
耐久値:500
ジャージ(DANROOP)〈服〉
属性:化学繊維LV32〈通常級〉
付与効果:厚手生地+
物理抵抗
保温・耐寒
耐久値:50
◆ ◆ ◆




