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第183話「この際だからと名付けをしたら・我が家の妖怪ボーナス」

〈大切なお知らせ〉

次回の投稿は1月30日 (土曜日)になります。

今後は毎週、火曜日・土曜日の投稿となりますので御了承下さいm(_ _)m

我が家転生…「我は無限の竜脈使い?」…が眷属育成計画中なのですw


第183話「この際だからと名付けをしたら・我が家の妖怪ボーナス」


竜脈生活124日目。


ついに12月23日になりました。え?何を言ってるのかって?

明日にクリスマイスイヴが迫って来ています!!ということです。


とは言え、下準備は上々なので抜かりは無い。

今日も日常業務を淡々とこなすだけの日常だ。最近は何だかんだあって手付かずになっていた大根とニンジンを10本づつ植えて、水撒きを終えたわけだけど。


ここで問題が発生である。


「宝物庫〈Ω〉オープン!!」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


《宝物庫〈Ω〉展開》


在庫:31種類


◯3万3千141神貨

隕石鋼(メテオスティール)の杖〈鑑定不可〉

妖銀鉱(ミスリル)製園芸道具一式

第五元素アイテール循環回路〈オートマトン用機器〉(×5)

◯A5牛ロース肉5Kgブロック〈日本国輸入品〉

◯ツチノコ菌〈ガラス瓶封入・使用注意・松の木が最適です〉

◯ダンブライト〈白色の原石〉(×5)

◯苺の苗❤︎愛ベリー9㎝ポッド〈贈呈用植木鉢〉

◯月兎商店謹製☆文房具一式〈ショー・ストーク男爵限定デザイン〉

◯万能砥石セット〈プロ仕様 隕石鋼メテオスティール製〉

◯猫のへそのゴマ〈五百円玉等価交換UCアンコモン

◯猫のダイヤモンド〈五百円玉等価交換URウルトラレア

◯グチャグチャ折り鶴〈外出中〉

◯ポイントカード「万華月」〈異世界産業クレセント0ポイント〉

◯小判〈500円玉等価交換Rレア〉(×10)

◯損害賠償目録〈八幡宮総括本部対応残りポイント40〉

◯竜宮城割引チケット×5〈お得な割引チケット〉

第六周期複合セシウス鋼の大太刀(火)

第六周期複合セシウス鋼製の針(×8)

第六周期複合セシウス鋼の扇子〈菊華模様〉

第六周期複合セシウス鋼・軟鋼弓〈小型〉

第六周期複合セシウス鋼の大楯〈星〉

第六周期複合セシウス鋼の鞍 (×1)〈小型〉

◯水風船〈神の遊具〉

◯練丹〈下級仙薬〉×5

◯大黒天の福札〈福を呼ぶ御札〉

◯毘沙門天の武札〈武勇を助ける御札〉

◯弁天の楽札〈楽の才を導く御札〉

◯福禄寿の寿札〈寿を司る御札〉

◯寿老人の命札〈命を延命する御札〉

◯布袋の運札〈運命を超える御札〉


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


疑念が生じる案件だ。俺はミスリル製の園芸道具一式が入った段ボール箱をドン!と地面に置いてみた。


「……。」


副音声〔あれ?開けないの?〕


今日の助手は、あやっちである。


「う〜む。あやっち、開けてもらって良いかな?」


副音声〔僕が開けて良いの?何が入っているのかな?〕


ワクワクしながらあやっちが箱を開ける様子を見ているのは、逆に何だか新鮮な気持ちであり、大人の階段を1つ登ろうとする姿に、寂しいような嬉しいような。


副音声〔あっ。見て、スコップだよ!!〕


うん。あやっちが持つ白銀色に輝く手持ちスコップは、確かにミスリル製の輝き。ああ、軽々と持っちゃって…。


副音声〔見て見て!一杯、入ってるよ。〕


あやっちがはしゃぐもんだから、俺も近くに寄って見てみたが、ハンドシャベル×2、移植スコップ、熊手、剪定ばさみ×2、ガーデングローブ、種まき機など、収納トートバッグ付きで全8点が付属の豪華仕様。こりゃお高いでしょう?


「…剪定ばさみ。ミスリル製のハサミ…これさえあれば…。」


だが、俺は伸ばした指を引っ込めた。しかし、ああ、ここで諦めてよいものか?いや、ダメだ。諦めちゃダメだ。


俺は剪定ばさみをムンズと掴み、持ち上げる…お、重てぇぇぇぇーーーー!!??


「駄目やったんやぁ。所詮、俺には夢も希望も無いんやぁ…。」


副音声〔何やってるの?何か武器を既に装備してるから持てないだけじゃないの?〕


えっ!!??


目から鱗とはこの事だよ。そうそう。装備してましたね。我が「魔銃・オレイカルコス」をっ!!パッと出して、パッとしまえるこの仕様…え?どうやって解除するの?


「…あやっちは、どうやって装備を…盾槍を解除してるの?」


副音声〔どうやっても何も、あそこに立て掛けてあるから…。〕


あっ。ビニールハウス菜園の片隅に、いつも魔法のホウキ代わりに使用している盾槍が置かれていた。その上で親衛隊長蟻の水引みずひきがスヤスヤと微睡んでいる。ここ、暖かいから、金属のちょっと冷たい感じが良いのだろう?


その後、試行錯誤を繰り返してみたものの、やっぱりダメでした。なに、この罰ゲームはっ??っうか、ミスリル重いなぁ(怒)。


副音声〔そんなに重く無いよ。納屋に入れておけば良いのかな?〕


「…よろしくお願いいたします。」


俺は丁重にあやっちにお願いをするのだった…。


◇ ◇ ◇


久し振りに残ったポイントで杉の木を松の木に植え替えつつ、今日の仕事を終えた俺は我が家に帰って来た。


なんか色々とショックな事があったけど、結局、俺が異世界風の包丁?ハサミ?を持てないのは、装備枠が無いからと判明した。それは俺が非力だったわけじゃないことの証明である。


「お前、俺を非力とか言ったよな?」


音声【え?閣下、怒ってるんですかぁ?いや、僕が本気でそんな事を言うわけないじゃないですかぁ?ヒドいですよ。こんなに尊愛してるのにぃ!!】


2L (トゥエル)はだが、俺と目を合わさない。白々しい。


「ところで、E5(エコ)さんはどこ行ったの?」


音声【え?E5(エコ)先輩ですか?朝から見当たりませんね…。】


まあ、例の「サマエル兄さん」とやらから返信があれば、E5(エコ)さんの方から探しに来るはずだし、いないってことはそういう事だろう。

こればっかりは昨日の今日だし、気長に待つしかあるまい。


「んじゃ、ちょっと2L (トゥエル)は地下室まで付き合ってくれるかな。」


音声【えっ?また地下室に僕ですかっ??天使と相性が悪いんですよねぇ…あそこ。】


知らんがな。っか、強制だからね。


「まあ、2L (トゥエル)じゃなくても良いのだが、ともあれ、水楢みずならに今までの件を謝罪しに行かなきゃなっ。」


音声【え?謝罪?なんです?】


わけが分からないって顔をしているが、だってそりゃそうだろ?今まで、大根とニンジンを切る為だけに呼び出され、しかも昨日はピーマンだ何だと…しかし、やっとミスリルの包丁が届いて、これで御役御免だからなぁ。


「…きっと、内心、怒ってると思うのだよ。」


音声【…きっと、逆だと思いますけどねぇ…。】


駄目天使がゴニョゴニョ言ってるけど、俺は聞く耳を持たん。詰まるところ、怖いので一緒に来れば良いのだ(え)。



…そんなこんなで地下室に来たは良いのだが、この状況はどうしたものか?


まあ、いつもの様にお出迎え役のお化け提灯がやって来たのだが、俺は右手に男児の小さな手を握り、そして肩には女児を肩車。頭の上の女児は天真爛漫にキャッキャッ!と笑っている。


一方の2L (トゥエル)は?と言えば、激しく動き回る男児に翻弄されて、ヘトヘトの体であった。


「2L (トゥエル)…お前、非力だなぁ…。」


音声【…はぁはぁ。こんなところで、嫌味返しをしなくても良いじゃないですかぁ??】


『ぽっ…?』


心配気にお化け提灯が囁いた。え?普段はもっと凄いって?


「え?そうなの?」


でも、俺が手を握る小さな男児…小烏天狗のかしわは無言でジッと俺を見上げてるだけだし、肩車する小鬼のあかねだって、ちょっとヤンチャだけど、愛嬌たっぷりな女児にしか見えない。


まあ、双方ともに天狗と鬼の仮面が顔だから、超怖いんだけどねっ!!

で、2L (トゥエル)を振り回しているのは、小河童のなぎである。ちょこまかと機敏な動きで躱しながら、2L (トゥエル)の白い羽根を掴もうとしているようだ。

羽根の1本ぐらいあげれば良いのに。


「ところで、水楢みずならは?」


『ぽっ…。』


おっ。案内してくれる様だ。


「おい、行くぞ。2L (トゥエル)。いつまで遊んでんの?」


音声【遊んでなんかいませんからねっ!!】


ほっとこう。俺はお化け提灯に連れられて、先に進む。

そこは…お土産物置き場の入り口。そこに死んだ様に倒れ伏した霊刀の水楢みずならが…。


「おっ、おいっっっーーー!?なんで死んでるのぉぉぉーーーー???」


コラコラ、かしわは指でツンツンしない(汗)。


『ぽっ…。』


え?包丁が来て用無しになったから、ショックのあまり気絶してるって?


「いやいや。そりゃ無いでしょ?むしろ霊刀に野菜切らせてた俺が気絶したいところだし、水楢みずならにはコイツ等の面倒をしっかり見てもらわなきゃならんのだから!!」


むしろ、そっちの方が重大でしょ?幼児期って、性格は2年ぐらいで決まるらしいし?よく分からんが。


「この子たちが…水楢みずならのような立派なサムライ魂を持った妖怪になるように、しっかり頼むぞ。」


俺はかしわの頭をゴシゴシと撫でながら、そう言った。かしわってサラサラの黒髪で、なんか菅原すがわらくんと髪質がが似てるなぁ?なんて思いながら。


『……!!!!』


あら?水楢みずならが復活した。もう、なんか纏うオーラが凄いっって。

そのやる気は、別のところで発散して欲しい(汗)。怖いぐらい切れそうだぞ?


パチパチって肩車してるあかねは手を叩いて喜んでいる。懐いているんだろうなぁ。


「あ…そうだ。この際だから、5重の塔と達磨だるま付喪神ツクモガミ。それと女郎蜘蛛さんいるかなぁ?あと、新女王蟻さ〜ん?」


女郎蜘蛛さんは、すぐに天井の巣からスルスル〜って降りて来た。新女王蟻さんもオドオドしながら柱の陰にいたんだけど、かしわがヒョイ!って手に持って見せてくれた。この子は良い子である。さすがは長男だ(え)。


で、お化け提灯が呼びに行った2名だが、慌てた様子で駆けつけた。


「別にそんなに急がなくてもいいぞ。あと、お化け提灯もそこに残って。」


『ぽっ…?』


うんうん。いつも大変感謝しております。案内役。


「じゃあ、順番に名前付けるね?女郎蜘蛛さんは…白いから白妙しろたえね?」


おっと。これはもう感覚で分かる。契約したいって気持ちがさ、俺の心にビンビン流れ込むわけで。何かが繋がった?的な…。


「んじゃ、契約しちゃうからね!ポチッとな。」


俺はポケットから取り出した小型「電子情報枠ウィンドゥ表示」を使って、ポン!とお手軽に契約。いやあ、簡単だね。相変わらず、ツチノコの葦原あしはらの名前も載ってるけど、スルーしておこう。嫌な予感しかしない。


白妙しろたえと名付けた女郎蜘蛛は、ペコリと頭を下げた。彼女は、あんまり外見的に変化は見られないなぁ。透き通るぐらいに更に白くなったぐらいだろうか?まあ、今後に期待しておこう。


音声【あっ。何をやってるんですかっ??】


ん?何をやってるも何も…約束通りに名付けしております。及び、契約ね!

で、2L (トゥエル)は小河童のなぎと仲良くなったようで、脚元にじゃれつかれている。


「楽しそうだね?」


音声【たっ、楽しくなんてないですっ!】


こうして、次に名付けを行ったのは5重の塔と達磨ダルマ付喪神ツクモガミだ。

男気のあるコイツ等だから、勿論、名付けと同時に契約も可能だった。

だけどまあ、本人的にはちょっと納得できない影響が発生したようで?


「5重の塔は牡丹ぼたんで、達磨ダルマの方は鬼蕗おにぶきだ。どうだ?捻った名前だろぉ?」


練りに練って、捻り過ぎたのかも?知れない…。


まるで牡丹のように美しい顔をした女性?いや、着物姿的には、骨格的にも男だろう?まるで江戸時代の色男?女形のようで、牡丹柄の着流しを纏っている。まるで「え?」的な顔で凍り付いているけど、不可抗力ですからぁ??


一方の達磨ダルマの方も、「はぁ?」みたいな顔であんぐり口を開けいるが、その顔が鬼のような強面なんでちょっとヤバいですね。筋骨隆々の…あ、僧服を着てるから、これは破壊僧みたいな?そんな印象で、こちらも不可抗力だ。まるで弁慶みたい…。


「言いたいことは分かるっ!!しかし、もうどうしようもないんで…諦めてね?」


あ、スゴスゴ引き上げて行ったよ。なんか、スゴい凸凹コンビになっちゃったなぁ。対照的過ぎるよね。


音声【彼等、背中が煤けてますねぇ…。】


しかし、契約しちゃったものは仕方ない。現に、女郎蜘蛛の白妙(しろたえ)は喜んでいるしさ。糸をいつもより多く出して遊んでるし。


だけど、名前を付けても契約出来なかったのが、こちら。

お化け提灯の「麻黄(まおう)」と新女王蟻の「(あかざ)」だった。

まあ、彼等は新参グループに入るし、2L (トゥエル)曰く、契約指数が足りない…との事だった。ガックシ。



そしてその後、E5(エコ)さんから御報告が来た。

サマエル兄さんからの返信来たのかな?期待したんだけど。


_________________________________‬

2020/12/23


差出人:八幡宮統括本部

宛先:田崎 蓮人殿


妖怪グループ全員の命名おめでとうございます。


特典として損害賠償目録の加点10ポイントを差し上げます。


八幡宮統括本部

本部長 鳩山 巴


添付:《損害賠償目録10ポイント》‬

返信する:YES・NO


メーラに登録する:YES・NO


_________________________________


違いました。だけど着実に損害賠償目録のポイントは貯まってくなぁ…。


◆ ◆ ◆


田崎 蓮人

種族〈秘匿種(真人)〉

階級〈地祇〉

所属国〈災害竜脈の地〉


カテゴリー〈48.7+〉

戦闘力 1134+12

防御力 1052+12

生命力 1048+12

回避値 932+10

知能値 48+2

器用値 25

魔力値 1642+20


無属性ウーデニア1006+10

地属性(テラ1038+10


固有能力パーソナルスキル

竜脈適正「最高位」

幸運の加護

雷霆の守護

世界卵の選別

蓬莱の恩恵

王桃の系譜

全能神の祝福

異種言語LV1

宝物庫〈Ω〉


能力スキル

打撃 調理 計算 博識 精密操作 努力 竜脈 再生 霊子

統治 隠密 命名 還元 猫愛


召喚系インウォーカティオ術式

契約

契約破棄

契約鑑定

召喚

送還

眷属召喚

眷属送還

眷属探知

眷属鑑定

竜脈の盾


眷属ファミリア

E5(エコ)さん

DS (ディス)さん

4R (シリュウ)

G3(ジザ)さん

2L (トゥエル)


契約

ルル君

金さん

チョメ君

ミミちゃん

シーちゃん

ミチ

花子さん

タロさん

ロンちゃん

クロちゃん

ハナちゃん

ハッピー

シマ

カア君(若彦)

乙女ちゃん

ユズリハ(野良ネズミさん)

紅葉

菅原すがわらくん

橘花たちばなくん

リコピン

JOLジョリュ

葉蘭はらん

水引みずひき

葛葉かずらは

さかき

千歳ちとせ

鳳来ほうらい

八手やつで

蒼原あおばら

不知火しらぬい

漁火いさりび

八重波やえなみ

白波しらなみ

鳴海なるみ

夕潮ゆうしお

芍薬しゃくやく

水楢みずなら

かしわ

なぎ

あかね

白妙しろたえ(NEW)

牡丹ぼたん(NEW)

鬼蕗おにぶき(NEW)


称号

竜脈使い


装備

魔弾・オレイカルコス〈魔銃〉

属性:中炭素鋼カーボンスティール改LV220〈秘跡武具サクラメント級〉

付与効果:神の遊具〈風属性エア

月光核〈新月〉増幅20%

耐久値強化〈合金マテリアル

耐久値:400+α


小型「電子情報枠ウィンドゥ

種族〈電脳媒体〉

階級〈生命樹セフィロト分体〉

属性:電子属性エレクトロン20

カテゴリー〈2.5+〉

耐久値:500


ジャージ(DANROOP)〈服〉

属性:化学繊維レーヨンLV32〈通常ノーマル級〉

付与効果:厚手生地+

物理抵抗

保温・耐寒

耐久値:50


◆ ◆ ◆


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