表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

179/487

第179話「白ねこ富士山の謎…その2・2人で見た景色を忘れないだろう」

我が家転生…「我は無限の竜脈使い?」…が眷属 …育成計画中なのですw


第179話「白ねこ富士山の謎…その2・2人で見た景色を忘れないだろう」


これはもう、今しかチャンスがないのではないか?


そう思ったが吉である。


「鉱山資源適応をしようと思う。」


『はぁ?何を言い出したニョロよ?川を作りに来たニョロよ?』


そうね。そのつもりで来たけれど、でもそう思っちゃったんだから仕方ないでしょ。


現在、俺たちは「白ねこ富士山」の中腹にて、そんな事を言っていた。俺と4R (シリュウ)と、あとは椅子ジェットコースター要員のアドムの3人だ。


そして確かに、ここで鉱山資源適応をした場合、川を作る余力が無くなるのではないか?との疑念も湧くが、それは許してくれ。ああ、もう俺は止まれない。


「え〜と、ちゃちゃっとやっちゃうんで待っててね。」


__________________________________


箱庭システムVr01「白ねこ島」改造MENU+


>地形改造LV1>>


>山岳>>


>一般山〈必要霊子40〉

>休火山〈必要霊子50〉

>活火山〈必要霊子100〉

>霊峰適応〈現在選択中〉


>鉱山資源適応〈必要霊子1000〉

_________________________________


鉱山資源適応は1000霊子の消費である。俺の現在の魔力値は1562である。つまりは残り562となり、非常に心許ない。


「だが、俺は躊躇わない。ポチッとな。」


『ホントにやっちゃったニョロかぁ??』


やりましたが、何か?



ズズズッッッ……!!!



「おおっ!?」


白ねこ富士山が鳴動している。微細な振動を足元から感じた。ズ〜〜ン!ってな感じだな。

雪崩とか大丈夫か?中腹から上は本物の富士山ばりに雪が積もってるし、ちょっと怖いなぁ。


「アドム。周辺に何か異常はないかな?」


副音声〔博士。白ねこ富士山の質量の増大を確認しました。それ以外に特に問題は見られていません。〕


質量の増大…鉱物が生み出されたって事かな?だけど、不思議な現象だよなぁ。

俺の霊子を還元して鉱物を発生させたと。更に霊峰適応してるから、鉱物は霊子の影響を受けてファンタジー鉱石に変化するものと思われる。ま、それも直ぐにすぐとは思わないけどさ。


コレ、採掘後はどうなるんだ?再生するのかな?まあ、今はいいや。


「…じゃあ、次は源流だなぁ?滝っぽい方がカッコいいよね?」


『カッコイイとか関係ないニョロよ。危ないニョロ。』


何を今更さ。白ねこ島はカッコイイが全てだよ。改造MENUを開きながら、俺は周辺を散策した。う〜〜む。崖的な良い感じの場所はないだろうか?


__________________________________


箱庭システムVr01「白ねこ島」改造MENU+


>地形改造LV1>>


>河>>


>河川〈必要霊子5〉

>河口〈必要霊子10〉

>河岸〈必要霊子10〉

>河畔〈必要霊子50〉

>運河〈必要霊子50〉

>源流〈必要霊子100〉


※四方100m×100m範囲内


__________________________________



「お?アレなんて良いんじゃない?」


抉れた山の側面がちょっと良い感じの崖で、蔓とかも寂れた感じで自生している。崖から水が滝っぽい感じにするには、アレに登る必要がある…でも登れねぇ。あ、でも蔦があるよね。


「ちょっとアドム、あの蔦を登りやすいように下に落としてくれない?」


副音声〔了解です。博士。〕


いやぁ。アドムは役に立つなぁ。脚からの噴射で、サッと崖の上に移動。そして蔦をスルスルと下ろし始めた。蔦の強度は…うん。行けそうだ。


俺は蔦をグッと掴み、「行くぞ!!」と崖に挑む。あ、無理(汗)。


『親方様…諦めるのが早過ぎるニョロよっ!!』


「んなぁ事を言ったってねぇ。ちょっと、4R (シリュウ)!?俺を置いて行くなぁ〜〜!」


蔦を伝ってスルスルと、4R (シリュウ)だけが登って行ってしまった。


「お〜〜い。」


『親方様!!蔓をしっかり持つニョロよ。アドムに引き上げてもらうニョロっ!!』


おお、それはグッドアイデアだねっ!お、楽チン楽チン。ちょっと握力がシンドいけど、ヨッコイショっと。


「う〜む。崖の上だな?…あれ?洞窟?」


洞窟があった。ちょうど崖の上で、ちょっと進んだ山の斜面に。


『洞窟?あれ?洞窟なんてあったニョロか?』


副音声〔僕も気付きませんでした。行ってみますか?〕


アドムは積極的だなぁ。怖いもの知らずと言うかさ。鉄腕ばりに恐怖心とか抜け落ちてるんだろうけど。だけども俺は同意した。


「ああ、イイネ!!洞窟から流れ出した源流から、それが川になって流れ出す…最高のシュチュエーションじゃね?宝箱とか置いといたら、弟たちが興奮しそうだし!!」


『え〜!?菅原(すがわら)たちの為だけにニョロかっ!!』


その通りです。そして無性にワクワクしてきたぞ。ズンズンと洞窟に近付いて中の様子を窺うと、ボンヤリと明るい。洞窟に入るって言ったけど、真っ暗だったら危なかったな。


『ちょっと、親方様!俺が先に行くニョロよっ!!全く、怖いもの知らず過ぎるニョロ。何かあったら俺がDS(ディス)さんにシバかれるニョロよ…。』


文句を言いながら、ニョロニョロと4R (シリュウ)は洞窟に飛び込んだ。別に危険な感じはしないから、大丈夫だと思うんだけどね。


『足元に気をつけるニョロ。光苔?で多少は明るいけど…う〜ん、こうして、こうやって…ああ、そうニョロな?これでどうニョロか?』


「え?どうした、4R(シリュウ)??」


4R (シリュウ)まで白ねこ島と交信してんじゃないよなぁ?


『え〜と、氷精フリィジング錯光(ヴィーコン)ニョロ。』


あっ。光だ。光と言うより、氷がキラキラと拡散し、洞窟全体を照らし出す。


「何だよ、これ。綺麗じゃないのぉ?」


『即席だったけど、上手くいったニョロね。』


これ即席かよっ!?えぇぇ…天才かよ?だけど、光に照らされて気付いたんだけど、洞窟の奥は案外狭い。広間って言っても中途半端な感じで、中央に1本の石柱が立っているだけだった。行き止まりである。


「この石柱って…アレだな。白ねこ島の石碑(モノリス)と同じ素材に見えるけど?」


でも、何の意味があるのか分からないぞ。表面に触っても反応ないし。


『勝手に触らないで欲しいニョロよ!危ないニョロ!』


4R (シリュウ)はそう言うけどさ。でも、アドムも今のところ、後ろに付いてきたけど無反応だし。


「大丈夫だって。ほら、ここら辺に設置しちゃうからね〜。」


『あっ!?待つニョロっ!!』


1番奥の壁に、俺は気軽にポンッ!って源流を設置したんだけど、あ…なんかチョロチョロって壁の隙間から水滴が滴ってくる感じ?これ、源流?って感想だった。


「とんでもなく時間が掛かりそうなんだけど?」


『…ふう。ある意味、良かったニョロよ。でも注意するニョロ。』


って言った瞬間、壁が崩壊して鉄砲水が吹き出した。


「うおぉぉぉーーーーーーーたぁぁぁーーーーー!!??」


『言わんこっちゃないニョロよーーーーーーぉぉぉ!!』


押し流されるぅぅぅ…だけども、俺はまたしても「0と1」の空間に転移?していた。


「あれ〜?白ねこ島?」


しかし、浮かび上がったのは、あの石柱だ。



ジジジィィィ……ッ!!!



「え?白ねこ富士山だって?う〜ん、よく分からないんだけど?」


石柱が伝えてくるのは、自分が「大豹尾」と言う八鍵の1つであり、この「白ねこ富士山」そのものだってこと。何のこっちゃ?だよ。


「じゃあ、白ねこ島そのものじゃないのね?」



ジジジィィィ……ッ!!!



「いや、そう言われてもねぇ。鉱山資源が流出しちゃってる?水に溶けて?責任を取れって言われてもぉ…。」


なんか、白ねこ富士山ってヤンデレっぽいな。ヤバいのに目を付けられたぞ。


「まあ、善処します。鉱山資源が枯渇する前に、オートマトンで人格を抜き出せば…ってちょっと待って?じゃあ、あやっちとアドムもその流れなの??」


そう言えば、封印の鍵は2個、解放うんたらって言ってたよね。それって2人のことか?



ジジジィィィ……ッ!!!



はいはい。分かりましたって。だけど、俺の霊子で鉱物って補充されるんじゃないの?

ちょっと逆ギレされそうなんで、保留しときますが。


「あ、じゃあ。帰してくれる?4R (シリュウ)が心配してると思うんで?」



ジジジィィィ……ッ!!!



「大丈夫だって。あいつは器が大きい奴だから怒ってないし。逆に俺を怒ってんじゃないかなぁ?」


だから注意したニョロよっ!!って怒鳴ってきそうだ。急いで戻ろう。


「だけど、また来るからな。ホラ、川を作りに来るからさぁ!!」


そう。川だよっ!既に俺は洞窟の入り口にビチョビチョで立っていたんだけど…川を作ろうと思ったけど、もう出来てたよ。ああ、ビックリだ。


洞窟から流れ出す澄み切った清流が、崖から流れ落ち、それは見事な滝になっていたのだ。煌めく飛沫が幻想的で、神秘的な風景となっていた。これはヤバい。


「つまり…終わりよければ全て良し…ってことか?」


『何言ってるニョロかぁぁぁ!!??心配したニョロよぉぉぉ〜〜(涙)。』


えっ!?まさかのガン泣き?4R (シリュウ)がっ!?


俺の懐に飛び込んで来た4R (シリュウ)を抱き止め、俺はあたふたしてしまった。想定外の感情をぶつけられ、4R (シリュウ)の新たな一面を見たからだ。だけど、素直に嬉しいな。こうして心配してくれる奴がいる事を。


「何だよ、泣いてるのかぁ〜〜?」


『な、泣いてないニョロよっ!!竜種は泣かないニョロよっ!!』


小ちゃい蛇の癖して、強がっちゃって。むふふふ。


「ホラ、4R (シリュウ)。虹だぞっ!!」


『えっ?本当だニョロよっ!!』


滝の飛沫が、虹まで生み出していた。その景色は、まさに絶景である。恐らく、俺はこの景色を生涯忘れないだろう。お前と見たこの景色を。


「この景色は、俺と4R (シリュウ)だけの秘密だなぁ。…分かってるな?」


『うっ!?』


それは即ち、今日あった事は誰にも言うなよ?と言う口止めである。友情の約束である。ああ、そうともさ。熱い友情最高っ!!


「あ、アドム。こっちこっち!」


水に流されたアドムも無事だったようだ。俺の座椅子を持ってキョロキョロしてた。

んじゃま、全員ビチョビチョなんで帰ろう。そしてコテージの大浴場に入って証拠隠滅である。


ちなみに、そのまま帰ったら野菜を収穫するのを忘れてビビさんに大目玉だった事は言うまでもない…。


◆ ◆ ◆


田崎 蓮人

種族〈秘匿種(真人)〉

階級〈地祇〉

所属国〈災害竜脈の地〉


カテゴリー〈47.5+〉※変化無し

戦闘力 1098+12

防御力 1016+12

生命力 1012+12

回避値 902+10

知能値 42+2

器用値 25

魔力値 1582+20


無属性ウーデニア976+10

地属性(テラ1008+10


固有能力パーソナルスキル

竜脈適正「最高位」

幸運の加護

雷霆の守護

世界卵の選別

蓬莱の恩恵

王桃の系譜

全能神の祝福

異種言語LV1

宝物庫〈Ω〉


能力スキル

打撃 調理 計算 博識 精密操作 努力 竜脈 再生 霊子

統治 隠密 命名 還元 猫愛


召喚系インウォーカティオ術式

契約

契約破棄

契約鑑定

召喚

送還

眷属召喚

眷属送還

眷属探知

眷属鑑定

竜脈の盾


眷属ファミリア

E5(エコ)さん

DS (ディス)さん

4R (シリュウ)

G3(ジザ)さん

2L (トゥエル)


契約

ルル君

金さん

チョメ君

ミミちゃん

シーちゃん

ミチ

花子さん

タロさん

ロンちゃん

クロちゃん

ハナちゃん

ハッピー

シマ

カア君(若彦)

乙女ちゃん

ユズリハ(野良ネズミさん)

紅葉

菅原すがわらくん

橘花たちばなくん

リコピン

JOLジョリュ

葉蘭はらん

水引みずひき

葛葉かずらは

さかき

千歳ちとせ

鳳来ほうらい

八手やつで

蒼原あおばら

不知火しらぬい

漁火いさりび

八重波やえなみ

白波しらなみ

鳴海なるみ

夕潮ゆうしお

芍薬しゃくやく

水楢みずなら

かしわ

なぎ

あかね


称号

竜脈使い


装備

魔弾・オレイカルコス〈魔銃〉

属性:中炭素鋼カーボンスティール改LV220〈秘跡武具サクラメント級〉

付与効果:神の遊具〈風属性エア

月光核〈新月〉増幅20%

耐久値強化〈合金マテリアル

耐久値:400+α


小型「電子情報枠ウィンドゥ

種族〈電脳媒体〉

階級〈生命樹セフィロト分体〉

属性:電子属性エレクトロン20

カテゴリー〈2.5+〉

耐久値:500


冬模様上下スウェット〈服〉

属性:化学繊維レーヨンLV20〈通常ノーマル級〉

付与効果:冬の遊び+

物理抵抗

保温

耐寒

耐久値:40


◆ ◆ ◆


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ