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第176話「第五元素循環回路の増産その2・白ねこ島との約束だ」

我が家転生…「我は無限の竜脈使い?」…が眷属 …育成中なのですw


第176話「第五元素循環回路の増産その2・白ねこ島との約束だ」


意味不明な座標。そして2L (トゥエル)が示す「白ねこ島」と世界地図。


「…なあ、この世界地図、違くね?日本が真ん中に来るヤツあるだろ?」


そう。2L (トゥエル)の言う世界地図は、日本が右端に来る欧州仕様。そりゃ、東端の海の中になるだろね?


音声【…さすがは閣下。天才ですか?】


お前は馬鹿か?で、日本仕様の世界地図を当てはめると…ふむ。これはビニールハウス菜園から少しだけ北東に位置する場所に当たるな。松の林の中か?


音声【松の林と杉の林の境目ぐらいじゃないですか?】


「だけど、これは結構歩くんじゃない?」


俺ってば、体力に掛けては自信が無い。虚弱体質だ。


音声【僕も飛べますけど、閣下を乗せては飛べませんからねぇ…。】


いや、お前になんか乗りたくないし。


副音声〔博士。僕ならひとっ飛びですよ。その椅子に座ってください。〕


え?鉄腕なアドムが椅子を指定した。いつも、俺が座って紅茶を飲むアンティーク調の椅子だ。アドムがひとっ飛びなのは知ってるよ。いつも脚の噴射で飛んでるもんね?


「いや、ちょっと待て、アドム。まさか俺を椅子に座らせて…あっ!」


座るも何も、座らされていた。これって強制?スゴいよ、握力!で、あっという間に椅子ごと担ぎ上げられて…。


音声【か、閣下ぁっ!?】


副音声〔博士。しっかり掴まっていて下さいね。〕


ちょ、まさか。窓から??窓からいくのっ??


「ちょ、おま、待ってーーーーあーーーーーーっ!!??」


俺は飛んでいた。飛んでるの?コテージ2階の窓から飛び出し、ビューーーン!!と青い空目掛けて。風圧、マジヤバい。白い雲が霧散する。


だけど、急に風圧が消えた。俺は眼を見張る。

それは白ねこ島の上空からの景色だった。停滞空域って感じかな?白ねこ島が一望出来た。


「あ…綺麗だなぁ。」


白ねこ島だけじゃない。広大な青い海もだ。


「あっ?アレってクジラかな?」


ザッパ〜ン!って…えっ!?まさかの超巨大秋刀魚ぁぁぁ!!??


副音声〔落ちるよ。掴まってて下さい、博士。〕


「は、はいっっっーーーーあーーーーーーーっ!!??」


まるでジェットコースターだ。俺は椅子にしがみ付くだけで精一杯だった。もう握力限界です。アドム、恐ろしいヤツ。


副音声〔博士。着きましたよ。〕


「え?着いたの?本当に…?」


疑心暗鬼で俺は目を開けた。う〜ん。これって杉の木だな?周りは全て杉の木だ。


「アドム、座標の地点はココで間違いないのか?」


副音声〔はい。間違いなくココが*{\+|€…。〕


あっ。アドムが固まった。フリーズしたぞ。


「お〜い。アドム?…こりゃ駄目だなぁ。」


アドムに関しては、早々に諦めた俺。これがもし、あやっちだったら俺、前後不覚に陥ってただろうな。いや、決してアドムがアレなわけじゃないよ。アドムも俺の良い子リストのトップ10に入るからねっ!


「ともあれ、ちょっと周囲を探ってみるか。アドムが停止するぐらいだから、ここで間違いはあるまいに…。」


とは言っても、草むら生い茂る杉の林でしかないわけで。


「う〜〜ん。でも、あっちからノイズの音がするな?」


そちらの方向に足を進めてみる。まあ、直感みたいなものだ。それにしても、そろそろ2L

(トゥエル)が合流しても良いと思うのだが?アイツ、何をやってんだ?既に10分ぐらいは経っているだろう。



ジジジィィィ……ッ!!!



「ん?耳鳴りか?」


いや、違う。空間が歪んでる。景色にノイズが…混じった。

そしてあっという間に、俺の周辺は闇に覆い尽くされていた。


「ちょ、これは暗いんだけど?」



ジジジィィィ……ッ!!!



光?いや、これは数字か?0と1が光りながら、俺の周囲を照らし出した。そして俺の前に現れ出たのは…。


「あやっち!?」


それは、あやっちだった。白ねこ島の専属侍従にして、俺の孫認定の亜弥あやだ。

そんなあやっちが、まるで人形のようにピクリともせず、先ほどのアドムのように固まっていた。フリーズしていたのだ。


「あわわわ。どうしたらいいんだろう!?どないなっとんじゃーーい??」


まさに俺は前後不覚に陥っていた。エライコッチャ!!エライコッチャ!!


副音声〔僕は大丈夫だよ。〕


「えあっ??って…あやっちの声??」


だけど、フリーズしたあやっちの口は開いていない。じゃあ、この声はどこから響いているんだ?と見上げたら…。


あっ。あの石碑モノリスは見覚えがあるなぁ。いつか見た石碑モノリスだ。それが少しづつ降下している。


副音声〔今、僕の記憶を白ねこ島にアップロードしてるんだ。もう少しで終わるから待っててね。〕


「えぇぇ。あ、そうなの?あやっちが無事なら良いんだけどぉ。」


もう俺、心臓が止まるかと思ったよ。ああ、しんどい。あやっちの声は石碑モノリスから出ているようだ。


そして石碑モノリスが着地したと同時に、あやっちがパチリと目を開けた。


副音声〔終わったよ。心配させてごめんね。〕


「いや、だけど記憶をアップロードって、なんで?」


副音声〔うん。多分、田崎家の方で僕が感じた感情を理解したかったんだと思うよ?白ねこ島がね。〕


白ねこ島…即ち、俺の息子みたいなものが?そうか、それであやっちの記憶を。

もう、あやっちは完全に自由になったようで、笑顔でそう俺に説明する。


「ってことは、やっぱりこの石碑モノリスが白ねこ島ってことかな?」


副音声〔間違いでもないんだけど、白ねこ島は彼の身体であり、封じられているのが、この石碑モノリスってところだよ。〕


封じられてんだ。やっぱり八幡ハチマン様、とんでもない罠を隠してやがったな(汗)。


「封じられてるって、白ねこ島の何が封じられてるの?」


副音声〔う〜ん。分からないよ。情報は削除されてるし、でも封印の八鍵のうち、既に2つは解放されてるんだよね?〕


え?2つは解放されているって?全く分かりません。何のことを言っているんだ?

だけど、問題はその封印が解けたら、何か支障はあるのか?という点だろう。


「別に封印とか解けてもいいんだけど、白ねこ島に何か問題起きるの?」


副音声〔僕は分からないなぁ。直接、白ねこ島に聞いてみたら?〕


って言うか、直接聞けるの??え、石碑モノリスに手を付けろって?


「はいはい。これで良いのかな?」


おっかなビックリだけど、あやっちもいることだし、俺は石碑モノリスの表面に右手を重ねた。おっ、ひんやり冷たいね。



ジジジィィィ……ッ!!!



石碑モノリスの表面に1と0が交差した。

あっ、これは…イメージかな?俺の脳裏に映像が浮かぶ。


歴史から抹消された「Oオーなる悪魔」。抹消され、封印された。


「いやいや、お前、何やってんの?え?生命の樹を知識の樹に植え替えた?」


なんか、俺が杉の木を松の木に植え替える的なことをやってんだね。


「そんな事より、お前が復活したらどうなんのさ?…え?白ねこ島が無くなる??」


いや、そりゃダメでしょ。問題外の事案だよね。俺の「白ねこ島リゾート計画」が根本から崩れるじゃないのっ!?



ジジジィィィ……ッ!!!



あ…そう。そう言う提案ですかぁ?まあ、確かにそれが無難な選択だけどさぁ。


「…俺の最後のi poon 01「初期型」を…思い出の品を使う事になるとはなぁ…しかし、帝釈天様がお前のダウンロードデータを作ってくれるか?と言う疑問があるのだが?」



ジジジィィィ……ッ!!!



あ、このメール番号って…「&38」・/…2so 」…つまりはそう言うことか?


「この展開って、結局、八幡ハチマン様の思惑通りってことなんだろうなぁ?」


だけど、本当に大丈夫かなぁ?これって極秘情報だろうし、最後の瞬間まで秘匿しておいた方が良い事案だぞ。ヤバいな(汗)。


とりあえず、話は終わったんで、俺は手を石碑モノリスから離してみた。


副音声〔大丈夫?白ねこ島は何て?〕


「ああ、ちょっと微妙な提案なんだけど、リスクが高いなぁ。」


おいそれとYESを出せるもんじゃないし、俺1人で決めるべきでも無い。


副音声〔…ん…そう…ああ、そうなの?…分かった。伝えるね?〕


ん?どうした、あやっち!?急に独り言とか、我が孫に何があった??


副音声〔白ねこ島が言うには、提案を飲んでくれたら、第五元素アイテール循環回路を増産登録しても良いって。〕


はぁぁぁーーー!?コイツ、人の足元を見やがったぁ!?


くそぉ。始めっから、今日はあやっちを介して白ねこ島に第五元素アイテール循環回路の作成を依頼しようと思っていたのだ。その為に2L (トゥエル)を連れて来たし、事前に白色の原石である「タンブライト」や「猫の小判」、「竜宮城割引チケット」を霊子購入してきたって言うのに、全部企画倒れじゃねぇかぁ!!


「クッ…背に腹はかえられないかぁ。何より、ビビさんやユナさんに、おでんを食べさせたいからな…。」


昨夜の「おでん」である。もはや、田崎家固有種の大根を使った「おでん」は一口食べただけでも昇天するほどの威力。乙女ちゃん、白目を剥いてたし(汗)。


「…しかし、よくぞ俺が第五元素アイテール循環回路を作ろうとしていた事が分かったな?」


副音声〔あれ?多分、みんな分かってたと思うけど?〕


えっ??


副音声〔クリスマスプレゼントでしょ?〕


グウゥゥゥ。


ぐうの音も出ないとはこの事か。


「…わ、分かった。俺も男だ。白ねこ島と約束しよう。その代わり、分かってるだろうなぁ?」



ジジジィィィ……ッ!!!



あ。多分、改造MENUに何か登録された感じ。

ちょっと確認してみるか?備品だと思うけど。


__________________________________


箱庭システムVr01「白ねこ島」改造MENU+


>建設項目LV1>>


>備品>>


>雑巾〈ナイロン製〉〈必要霊子5〉

>ゴムホース5m〈必要霊子10〉

>バケツ〈プラスチック製〉〈必要霊子10〉

>照明器具〈必要霊子40〉

>超能力少女「絢彌あや」フィギュア〈某アニメ化記念作品〉〈必要霊子50〉

>怪力無双「アドミターナル」フィギュア〈精密技巧シリーズ〉〈必要霊子50〉

>大型水槽〈必要霊子50〉

>送風機〈必要霊子50〉

>発電機〈必要霊子50〉

>温風機〈必要霊子60〉

>大型ビニールハウス四季対応タイプVS3-41〈必要霊子80〉

>ダンブライト〈白色の原石〉〈必要霊子100〉

>竜宮城割引チケット〈必要霊子250〉

>猫の小判〈必要霊子500〉

第五元素アイテール循環回路〈必要霊子600〉


__________________________________



第五元素アイテール循環回路が登録されてる。


「でも高けぇっ!?」


副音声〔素材としてのタンブライトと猫の小判、竜宮城割引チケットの合計額よりも割安じゃないかな?〕


ああ、そうね。そう言われると納得するね。さすが、あやっちだ。天才か?


「とりあえず、1個だけ生産してみようかな?」


ポチッと選択したら、白色の光がドキンドキン!と脈動する「第五元素アイテール循環回路」が出現した。はぁ…これはもう、2L (トゥエル)不要説が浮上。


「んじゃ、約束は守るから、白ねこ島はそのまま現状維持だぞ?」



ジジジィィィ……ッ!!!



了解です!ってな感じだろうか。俺はあやっちと一緒に忽然と杉の林の中に立っていた。


「夢じゃないよね?」


副音声〔夢じゃないよ。手に第五元素アイテール循環回路があるでしょ?〕


あ、本当だ。とりあえず、明日から1個づつ増産するしかないよな。何とか、クリスマスまでには間に合いそうだ。一安心だよ。


音声【閣下!!何処に行っていたんですかっ!?】


2L (トゥエル)がスッ飛んできた。今頃?の感じでしかないけど、その顔は深刻そうだ。羽根を一生懸命に羽ばたかせ、フワリと着地していた。


「え?俺?…どのくらい時間経ってるの?」


音声【いえ、時間的には1〜2分ですが、閣下の気配が一瞬、認識出来なかったので…。】


1〜2分?やっぱり、白ねこ島ってば、時間操作出来るっぽいな。まあ、箱庭の中限定だろうけど?


「…あ、アドム。こっち!!」


アドムもすぐ側にいた。キョロキョロしているから、フリーズも解けているな。


「さて、帰ろうか?椅子を持って来て〜。」


音声【いや、閣下??第五元素アイテール循環回路の作成は…ん?…その手に持っているのは…あっ…何故にっ!!??】


あっ、しまうの忘れてた。俺は「宝物庫〈Ω〉」に第五元素アイテール循環回路を投入した。そしてアドムが持って来た椅子に腰掛ける。正直、癖になりそうな気がして来たぞ!?


「あ、そうそう。第五元素アイテール循環回路は登録できたから、2L (トゥエル)はもう帰っていいぞ。」


副音声〔博士。掴まってて下さいね。〕


「では、さらばぁぁぁーーーーあーーーーーーっ!!??」


あーーーっと、ちゃんとあやっちも飛んで来た。盾槍を魔法のホウキ代わりにして。あれ、スゲぇ速いな。


音声【いや、ちょ、ちょっと待って下さぁぁぁいっ!?どう言うことですかぁぁぁ??僕の存在意義がぁぁぁ(涙)!!】


2L (トゥエル)は泣きながら追い掛けてくるも、ちょっと置き去りなのであった…。


◆ ◆ ◆


田崎 蓮人

種族〈秘匿種(真人)〉

階級〈地祇〉

所属国〈災害竜脈の地〉


カテゴリー〈46.3+〉※変化無し

戦闘力 1074+12

防御力 992+12

生命力 988+12

回避値 882+10

知能値 38+2

器用値 25

魔力値 1542+20


無属性ウーデニア956+10

地属性(テラ988+10


固有能力パーソナルスキル

竜脈適正「最高位」

幸運の加護

雷霆の守護

世界卵の選別

蓬莱の恩恵

王桃の系譜

全能神の祝福

異種言語LV1

宝物庫〈Ω〉


能力スキル

打撃 調理 計算 博識 精密操作 努力 竜脈 再生 霊子

統治 隠密 命名 還元 猫愛


召喚系インウォーカティオ術式

契約

契約破棄

契約鑑定

召喚

送還

眷属召喚

眷属送還

眷属探知

眷属鑑定

竜脈の盾


眷属ファミリア

E5(エコ)さん

DS (ディス)さん

4R (シリュウ)

G3(ジザ)さん

2L (トゥエル)


契約

ルル君

金さん

チョメ君

ミミちゃん

シーちゃん

ミチ

花子さん

タロさん

ロンちゃん

クロちゃん

ハナちゃん

ハッピー

シマ

カア君(若彦)

乙女ちゃん

ユズリハ(野良ネズミさん)

紅葉

菅原すがわらくん

橘花たちばなくん

リコピン

JOLジョリュ

葉蘭はらん

水引みずひき

葛葉かずらは

さかき

千歳ちとせ

鳳来ほうらい

八手やつで

蒼原あおばら

不知火しらぬい

漁火いさりび

八重波やえなみ

白波しらなみ

鳴海なるみ

夕潮ゆうしお

芍薬しゃくやく

水楢みずなら

かしわ

なぎ

あかね


称号

竜脈使い


装備

魔弾・オレイカルコス〈魔銃〉

属性:中炭素鋼カーボンスティール改LV220〈秘跡武具サクラメント級〉

付与効果:神の遊具〈風属性エア

月光核〈新月〉増幅20%

耐久値強化〈合金マテリアル

耐久値:400+α


小型「電子情報枠ウィンドゥ

種族〈電脳媒体〉

階級〈生命樹セフィロト分体〉

属性:電子属性エレクトロン20

カテゴリー〈2.5+〉

耐久値:500


ジャージ(DANROOP)〈服〉

属性:化学繊維レーヨンLV32〈通常ノーマル級〉

付与効果:厚手生地+

物理抵抗

保温・耐寒

耐久値:56


◆ ◆ ◆


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