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第17話「検証当日。海老と烏賊の舞い踊り」

我が家転生…「我は無限の竜脈使い?」…が眷属育成計画中なのですw


第17話「検証当日。海老と烏賊の舞い踊り」



ザッパーーーン。



残念でした。掛け湯をして、これから俺の入浴タイムとなります。


本日の入浴剤は「ローズマリー」。桜色の綺麗な色と、ほのかな薔薇っぽい香り。

精神を落ち着かせ、一説では認知症の改善にも向いているとか。


「俺、今日一日でだいぶ、精神的にガタが来てるからなぁ〜。」



_________________________________


(*´꒳`*)御主人様、体調バイタル数値は正常です。


精神メンタル数値も安定しています(`_´)ゞ


_________________________________



「コラぁあああ!!入浴中だぞ、出てけぇえええ!!」



_________________________________


(>_<)退避します。


ε=ε=ε=ε=ε=ε=(*'ω'*)


_________________________________



所詮は携帯電話「i poon E5」。機械にゃデリカシーは理解できんか…しかし顔絵が上手くなってきたのが腹立つな。


別にE5(エコ)さんに裸を見られるのが恥ずかしいわけではない。相手は機械だしな。ホントだぞ。

しかし俺にとっては、この入浴タイムは何をものにも変えられぬ至福の瞬間。邪魔をする奴は親でも倒す勢いだ。



低温で半身浴など以ての外。俺は高温で肌をジュって熱いぐらいが気持ちいい。痛がゆい的な。

そんな湯船に約10分間。


そして湯船から出た後は、添加物無しのマジックソープで中肉中背の全身をくまなく洗う。チェリーブロッサムの香りが心を癒す。そしてスベスベ。これが最近のお気に入り。


洗髪はマンゴーエッセンスのヘアレシピ。ちょっとゴワゴワ感が残るのが俺の髪質に合うわけだ。風呂上がりのドライヤーで良く決まる。香りもほのかに残る。


そんなこんなで俺のシャワーシーンへと繋がり、再度、湯船の中へドボーーンだ。非常に熱い。いい湯だな〜♪



…さて、楽しんで頂けただろうか?え?誰得?

そんなもん知らん。



3階に戻った俺は冷蔵庫からコンビニ「ミニストック」の大盛りマンゴーパフェのストックを取り出して食す。このサイクルがホント幸せ。


無論、食べたものは記録に残しておく。


________________________________


「大盛りマンゴーパフェ」…1個…8月20日 …20:30


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そしてミミちゃんとルル君と思う存分たわむれた後、俺は布団に入ると呆気なく就寝となるのだった…。


◇ ◇ ◇


翌朝、いつもと同じように目覚めた。


枕元にはルル君が丸まっており、舌を出して「くーかー。」と眠っている。可愛くて鼻にちゅ〜してみた。


お腹の上にミミちゃんが乗っかって寝ている。普通に重い。ミミちゃんの頭を撫で回し、グルグル言わせてから横に置いて起床だ。



_________________________________


(*´꒳`*)御主人様、おはようございます。


_________________________________



「うむ。E5(エコ)さん、今何時だ?」



_________________________________


(*´Д`*)ただいまの時刻は「8月21日」「午前7時32分」です。


_________________________________



竜脈生活3日目を迎えてしまったわけか。

仕事柄、最高でも2連休しか経験の無い俺の平日最高記録を達成か。っていうか復業の目処も立たないんですが…夏休みながーーい。


「とりあえず、本来であれば屋上の水やりが先なのだが、カア君のご飯をホチョさんから貰って来てからにするかな。」


ああ、「カア君」ってのは、屋上に取り残されたデカいカラスの名前だ。今、勝手に命名してみた。名前がないと呼びにくいしな。


カア君用の餌入れと水入れに適当な皿も持って行こう。

そう言えばカラスって雑食だから何でも食べそうな気もするがな。



俺は電子情報枠ウィンドゥを引き連れ、1階へと向かう。

階段室の行き止まりには昨日の黒いモヤモヤは無い。俺の後ろに白いモヤモヤがついて来ているような気もするが、それは気のせいだろう。


「シーちゃん。あとでご飯あげるから待っててね。」


『ミャ。』


仏壇の上から動かない白猫シーちゃん。今日も鼻は真っピンクでおすまし顔。またしても朝一で倒れた位牌を元に戻す。


さて、先にコーヒー牛乳を飲んでしまおう。


コーヒー牛乳の物質再構成マテリアライズの経過時間も気になるところだ。

何しろ、俺の朝食を兼ねる大事な存在。もはやコーヒー中毒に近いものがあるが、牛乳を混ぜることであら不思議、カロリー0です。いや、ホント。



冷蔵庫のあるキッチンへと続く引き戸を開ける。



音にすれば「ビチャ!ビチャ!バシャ!バシャ!」と言ったところか。


てっきり、店舗フロアの方で金さんが暴れているのかと思ったほどだ。昨日の暴れ方も尋常じゃなかったしね(え?)


だが、水浸しはキッチンの洗面台。

洗面台と言えば、昨日の夜から水にさらして置いてあるシーフード「冷凍エビちゃんイカちゃん」の残りだ。亀の花子さんの餌にも転用可能な優れもの。


俺はバール(中)をギュッっと握り締める。滴る汗。


竜脈の中とはいえ、まさかの侵入者か?泥棒か?俺の心に緊張感が走る。

だがしかし、虚弱体質の一撃をナメンなよ。



「え……嘘って言ってよバーニィ。」



虚弱体質の一撃は空振りに終わった。むしろ振りもしなかったのだ。


だって洗面台のボォルの中で水遊びをするイカとエビを見いてしまったから…。



そう。エビちゃんとイカちゃんです。何を言っているのかよく分からないが、手のひら大のエビちゃんとイカちゃんが追いかけっこしていたのだから。


「…はて、これは何でしょう?」


『『!?』』


俺の声に反応して、エビちゃんとイカちゃんがピタリと止まり、俺を見上げる。

そして同時にお辞儀をする。


いえいえ、こちらこそどうも。

いや、そうじゃないっ!なに、この知的行動は?まぼろしぃ?



_________________________________


(*´꒳`*)昨夜より約13時間15分経過、「冷凍エビちゃんイカちゃん」は物質再構成マテリアライズされたと推測。


推察適合確率〈99、5%〉です(`_´)ゞ


_________________________________



なに?その冷静な分析は?


え?これって食材だったよね?


そもそもエビちゃんは剥き身で頭がついてなかったし、イカちゃんなんて切り身だったよね?バラバラ死体だよね?


何より、これ食材…?



『『………。』』



そんなつぶらな瞳 (?)で見上げられたら、俺はもう完全に食欲ゼロ。食材として見れないじゃないの。

その前に、海水とか無いんだけど、どこで飼育したもんかな?


現実逃避でコーヒー牛乳をグビグビ一気飲みする俺だった。


◆ ◆ ◆


田崎 蓮人

種族〈人間?〉

階級〈一般市民?〉

所属国〈日本〉


カテゴリー〈1.1-〉

戦闘力 6

防御力 8

生命力 18+2

回避値 14+2

知能値 26

器用値 25

魔力値 14+2


無属性ウーデニア12+2


固有能力パーソナルスキル

竜脈適性「中位」

幸運の加護


能力スキル

打撃 調理 計算 博識 精密操作 努力


召喚系インウォーカティオ術式

契約

契約破棄


眷属ファミリア

E5(エコ)さん


称号

一小市民?


装備

中炭素鋼バール(中)〈打撃武器〉

属性:中炭素鋼カーボンスティールLV60〈特殊兵装ユニーク級〉

付与効果:物理強靭化・打撃強化

耐久値:100


E5(エコ)

種族〈電子の妖精〉

階級〈緑の蝶妖精フェアリ?〉

属性:電子属性エレクトロン20

カテゴリー〈1.5+〉

耐久値:500


下スウェット〈服〉

属性:化学繊維レーヨンLV15〈通常ノーマル級〉

付与効果:物理抵抗

保温

耐久値:40


Tシャツ〈服〉(NEW)

属性:化学繊維レーヨンLV10〈通常ノーマル級〉

付与効果:物理抵抗

防塵

耐久値:30


◆ ◆ ◆

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