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第168話「妖怪グループvs海産物軍団その2・土下座案件のこと」

我が家転生…「我は無限の竜脈使い?」…が眷属 …育成なのですw


第168話「妖怪グループvs海産物軍団その2・土下座案件のこと」


面倒な事になったなぁ。だがそもそも、ニャイの報告だけでは詳細が分からないし、正しい情報かも疑問である。


付喪神ツクモガミたちって、滅多に地下室から出て来ないんだけどなぁ…。」


だけど1番心配なのは、屋上からホチョさんがショートカットで店舗フロアに戻ったことだよね。だから鳥ってズルいよねっ!筋肉バキバキだし(え)。


『兄上殿、ホチョさんは手加減を知らないのでちょっと不安ですね。』


そう。それだよ!!それはクロちゃん弟の言う通りである。


『兄さん、急いだ方が良いんじゃない?』


だよねっ!でも同時に怖いよねっ!


「行かざるを得ない…か。行きたくないけど…橘花たちばなくんが巻き込まれてるくさいな。」


『むしろ、橘花たちばなが発端になってるかも知れませんね?』


いやいや、それはさすがに…あり得るか?いや、我が弟に限って、そんなわけは!?

で、ここで議論をしていてもラチは開かない。それにだね…。


「あっ。菅原すがわらくん、ちょっと待って〜。」


『兄上、先に行って見て来ますからっ!!』


と、菅原すがわらくんが行ってしまった件。しっかりとツチノコ君を抱いたままね。


『ガガガ…蓮人様、御案内いたします。さあ…ガガガ。』


あ、そう。案内とか、現場だけ教えてくれれば良いんだけどね?


「現場はどうなってんの?」


『ガガガ…はっ!現場ジュデッカにはJOLジョリュ主任を配置しております。すぐにDSディス殿に連絡が行くと思われますが…ガガガ』


そっかぁ。でもDSディスさんは最近、再び工房に引き篭もりがち。G3(ジザ)さんと一緒に、新しく構築する亜空間、即ち大会議室の下準備というか、計算で忙しいらしい。


俺は簡単な気持ちで大会議室の構築を宣言したけど、複数の亜空間が隣接して重なり合うと、不測の事態が起こりかねないらしい?んで、演算に時間が掛かっているとの報告を受けたなぁ。確か一昨日ぐらいかな?まあ、サプライズも頼んだせいでもある。


DSディスさんはアテにならないかも知れん。もはや待った無しの状況。急ぐぞ、みんなっ!ってあれ?」


あっ。既に乙女ちゃんもクロちゃん弟も走り出していた。ちょっと置いていかないでぇ!!兄の威厳はどこへ行った??



追いかけること、まあ、狭い我が家だからね。5分もせず1階に辿り着いた。登りと違い、降りは楽だ。だが足を滑らせたら大変な事になるからねっ!リスク回避だよ。


「はぁはぁ…みんな、安全第一で、だねぇ…。」


『兄さん、遅すぎるわよっ!なんで息切れしてるのっ??』


答えは、歳だからっ!!以上。乙女ちゃんは肌がピチピチで良いね!


「クロちゃん弟と菅原すがわらくんは?」


『先に行ったわよ!途中でチョメ君が居たから話しを聞いたけど、やっぱり原因は橘花たちばなみたいよ。』


あぁ〜あぁぁ。聞こえません。聞こえませんよ!そんな馬鹿なぁ!?


「いや、俺は橘花たちばなくんを信じるっ!!」


『ガガガ…蓮人様、現場ジュデッカは店舗フロアですよ!!…ガガガ』


もう話しもそこそこに、俺は押し出されるように1階の居間に飛び込んでいた。押すんじゃないよっ!


副音声『あっ。旦那様!!』


おっ?1階の居間に勢揃いとか珍しいな。メイド5人衆である。ユナさん、キュラさん、ビビさん、イシヒメ、そして何故か霊犬なのにメイドというタロさんだ。タロさんは嬉しげに尻尾をブンブン振り回している。


「最近、相手をしていなかったせいもあるけど、タロさんって普段、何してるんだ?」


『ガフッ。ガフッ。』


なになに?外を巡視してるって?外…?


「外って、家の外?それとも竜脈の外…?」


いや、そんな馬鹿な。


副音声『そんな事はどうでもいいのです。ことの顛末を報告したいのです。』


そんな事って!?いや、そんなギュッと肉迫するイシヒメも珍しいな。分かった。分かったって。


「…んじゃ、正確な報告を頼む。」


『兄さん、不本意な部分だけ聞き流さないでよ?』


乙女ちゃんは俺を何んだと思っているのか?いや、不本意な部分は聞き流す気満々だけどねっ!!時間もない事だし、サクッと聞いておこう。


副音声『イシヒメ、簡潔に頼むぞ。』


副音声『ビビに言われる筋合いはないのです。』


ビビさんはイシヒメにそう言うけど、イシヒメの反撃を喰らっている。ビビさんも説明下手なんだよねぇ。って言ってるそばから睨み合いしてるし。


副音声『まあまあ、こんな時に喧嘩しないで〜。』


ユナさんが仲裁に入る。向日葵ひまわりの笑顔の効力は抜群だっ!!キュラさんは敬礼のまま。


副音声『そうだな。そんな場合ではないぞ。さあ、旦那様に説明を。』


副音声『分かったのです。事の発端は、橘花たちばな蒼原あおばらを連れて地下室にやって来た所から始まるのです。』


ふ〜ん。そうなんだ。ん?蒼原あおばら


蒼原あおばらって…秋刀魚の蒼原あおばらのことか??」


副音声『その蒼原あおばらなのです。』


いやいや、待てよ。確かに蒼原あおばら光霊族ウィルオウィスプなんだけど、俺の記憶が確かなら、まだ水槽から出れない筈だけども?


「…え?水槽ごと地下室に行ったってこと?」


副音声『…?普通に空中を泳いでいたのです。海産物軍団の新人として挨拶に連れて来た…と言うことなのです。』


ヲイッ!?いつの間にっ!?もはや我が家の海産物軍団は、全員が水槽から解き放たれてしまったと言う事実だよ!!


「まあ…それは百歩譲って認めよう。ゆくゆくはそうなると思っていたからな。」


『認めちゃうんだぁ…。』


乙女ちゃんは、いちいちうるさいです。


「だが、そこまでは普通の流れじゃないか?なぜ、暴動?に繋がっているんだ?」


副音声『そうなのです。そこまでは良かったのです。でも、そもそも新入りなのに既に名前が付いていると言う事実が…発端なのです。』


は?どう言うこと?俺はポカーンと口を開けていた。


『兄さん、気付いてないの?まさか、忘れてるの?』


はい、ここで乙女ちゃんに言われたので、俺は頭を高速回転してみた。そして捻ってみた。え〜と、あっ!?


「…わ、忘れてないよぉぉ。そう言えば、これ、前回と同じパターンじゃね?」


そう。ほとんど忘れていたけど(え)、あれは酒に酔っ払った鳳来ほうらい付喪神つくもがみたちの対立から始まったアレだ。


「いや、だとしても、それなら原因は俺にあるだろ?紅葉もみじに土下座するなら今しかないなっ!!」


『兄さんの土下座って、価値がないわよね?』


コラァーーー!?なんてこと言うの、乙女ちゃんはっ??


「ヒドい言い草だな。いや、だけど悪いの俺じゃん??」


副音声『そうとも言えないのです。問題は、抗議に行った5重の塔が、金さんから言われた一言が物議を醸した…という事なのです。』


ああ、頭が痛い。もう悪い予感しかしないよ。


「で、どうなったの?」


副音声『判明した事実は…既に、海産物軍団の全員の命名が終わっており、全員が旦那様と契約し終わっている、というものなのです。あれ?君たち、まだ命名終わってないの?こっちは全員、契約し終わってるんだけどねぇ?忘れられてるのかなぁ?という一言?なのです。』


それは一言じゃないよね?何行あるの?


「…金さんのアホめ。しかし、紅葉もみじは?」


副音声『必死に止めていたのですが、さすがに今回は…。』


あぁぁぁ。やっぱりコレ、紅葉もみじに土下座案件じゃないかっ!?


俺が頭を抱えた瞬間、店舗フロアの方でドーーーン!と爆発音が響いた。うわっ!?これはヤバいヤツやぁ!!


「ヤバいぞ!ホチョさんがキレたっぽいぞ!!」


俺は急いで店舗フロアに向かった。居間を横切り、キッチン廊下に雪崩れ込む。

むっ!?ココちゃん達、ヒヨコ3兄弟も今の音には驚いたと見えて、バタバタと暴れている。こりゃ、いかん。


「ココちゃん、リリ君、トト君。大丈夫だ。俺が行くから大船に乗ったつもりで待っているんだぞ?」


俺は3匹を慈しんだ。もっとモフモフしたい。この3色の綿毛が俺の荒んだ心を癒してくれるのだ。ああ、癒されるなぁ〜。


『兄さん!?急いでよっ!そんなだから泥舟なのよっ!』


「泥舟って何さっ!?ヒドいよっ!!」


あ、そうだった。今は癒されてる場合じゃなかったな。とりあえず、先に練丹を取り出しておこう。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


《宝物庫〈Ω〉展開》


在庫:28種類


◯25万3千656神貨

◯ダンブライト〈白色の原石〉(×5)

◯苺の苗❤︎愛ベリー9㎝ポッド〈贈呈用植木鉢〉

◯月兎商店謹製☆文房具一式〈ショー・ストーク男爵限定デザイン〉

◯万能砥石セット〈プロ仕様 隕石鋼メテオスティール製〉

◯猫のへそのゴマ〈五百円玉等価交換UCアンコモン

◯猫のダイヤモンド〈五百円玉等価交換URウルトラレア

儀来ニライの黄金〈竜宮城の宝物・金色の海流〉

◯グチャグチャ折り鶴〈霊鶴・千寿が宿った折り鶴〉

◯ポイントカード「万華月」〈異世界産業クレセント80ポイント〉

◯小判〈500円玉等価交換Rレア〉(×10)

◯損害賠償目録〈八幡宮総括本部対応残りポイント40〉

◯竜宮城割引チケット×4〈お得な割引チケット〉

第六周期複合セシウス鋼の大太刀(火)

第六周期複合セシウス鋼製の針(×8)

第六周期複合セシウス鋼の扇子〈菊華模様〉

第六周期複合セシウス鋼・軟鋼弓〈小型〉

第六周期複合セシウス鋼の大楯〈星〉

第六周期複合セシウス鋼の鞍 (×1)〈小型〉

◯水風船〈神の遊具〉

◯練丹〈下級仙薬〉×8

◯大黒天の福札〈福を呼ぶ御札〉

◯毘沙門天の武札〈武勇を助ける御札〉

◯弁天の楽札〈楽の才を導く御札〉

◯福禄寿の寿札〈寿を司る御札〉

◯寿老人の命札〈命を延命する御札〉

◯布袋の運札〈運命を超える御札〉


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


練丹を3個取り出して、手に握っておく。これで準備OKだ。


「さあ。突入するぞ、乙女ちゃん!!急げよ。」


『兄さんが毎回、寄り道するからよねっ!!』


そんな屁理屈は聞こえない。俺はガチャリと扉を開く…と。


ああ、焦げ臭いなぁ。


『ちょ、ちょっと金さんっっ!!??』


乙女ちゃんが悲鳴を上げた。


焼き焦げていました。もう、そりゃコンガリと。


『お、お兄ちゃん…き、金さんがぁぁぁ〜〜〜〜!?うわぁぁぁ〜〜ん!!』


『や、家主しゃまっ!!今回は大変申し訳ないでしゅのぉぉぉ〜〜!!』


うわぁぁぁ。もう訳わからん展開です。

金さんはピクピクしてるし、橘花たちばなくんは大泣きしてるし、紅葉もみじは謝罪しまくってるしで、もう現場は大混乱です。


「う〜〜〜む。一同、ちょっと待てっ!!とにかく落ち着け!!」


コンガリ金さんを中央挟んで、一方は妖怪グループの、抗議の中心は5重の塔の武闘派たちか。だがそんな彼らも、この事態に二の足を踏んでいる。そりゃそうだろね。金さんだって小竜魚として、それなりに強いのに、それが一撃でコレだから。


で、相対する一方は、どっちかと言うと呆然としている海産物軍団の面々。まあ、海産物軍団って金さん以外は案外、常識のある面子なんだよね。

だけど、そのリーダーがキレやすいのが問題だ。そうホチョさんである。


『……。』


金さんをコンガリと焼いたホチョさんは、シャッター前に陣取っていた。俺が言うのもアレだけど、スゴい威圧感だよね。もう、胸筋とかスゴいもん。真っ赤すぎて目が痛い。


「ちょっとホチョさん、やり過ぎだぞ。これでもう許してやってくれ。」


『…分かった。』


ふて腐れたようにホチョさんは言った。いや、喋ったぁぁぁーーー!!??ですよ。


紅葉もみじも今回はすまなかったな。土下座したい気分だよ。」


『そ、そんなっ!?わたしの力不足でしゅっ!!』


ああ、健気な紅葉もみじである。もう、俺は罪悪感に苛まれるばかりで。


「それと、付喪神ツクモガミたちの言い分ももっともだと思う。お正月までには、ちゃんとお前たちにも名前を与える。これは約束する。」


『『『『!!??』』』』


付喪神ツクモガミ達が騒ついた。まあ、忘れていた俺も悪いのだ(え)。そう、忘れてたのだ。ちゃんと葉っぱの名前は用意してあったのにっ!!


さて、これで一件落着となったが…まだ一名、怒りが収まらない人物?が居るようで。


『…橘花たちばな、これはどういうことだ?』


それは菅原すがわらくんだった。うん、分かるよ。兄弟として、今回のことは見過ごせないんだろう?


『う、う…うわぁぁぁ〜〜ん。何だよぉぉ〜〜??』


泣きながら抗議するとか面白いな?オモシロ可愛い的な?


『その秋刀魚…名前…え?蒼原あおばらって…僕の名前と被ってるじゃないかぁぁぁ(怒)!!』


「そっちっ!!??」


『兄上殿、コレは放っておきましょう。それより金さんを…。』


ああ、そうだった。先行していたクロちゃん弟が金さんを介抱していたのだ。

だが、俺の手元には練丹がある。


「さあ、金さん。練丹を飲め。」


ゴックン…。


あれ?おかしいな?我が家の練丹は何にでも効くと評判の特効薬なのに。


「…もう一粒、いってみる?」


ゴックン…。


ん?おい、冗談っだろ?


「おいっ!!金さん、死んだ真似はよせよっ!!」


俺は無理やり、3つ目の練丹を口に押し込んだ。


『……。』


金さんが弱々しく目を開けた。だけど…金さんの身体は動かない。


『き、金さん…どうしちゃったの??死んじゃうの??僕のせいなのっ!?うわぁぁぁぁーーーーーーん!!金さぁぁぁーーーーーーん!!!』


橘花たちばなくんのガン泣きが始まった。だけど、これはマジでヤバい。

もう金さん、虫の息である。


『兄上殿、何とかならないでしょうかっ!?』


「いや、何とかって言われてもぉ!?」


俺もテンパリ始めて来たぞ。もう一度「宝物庫〈Ω〉」のリストを見たけど、練丹以外に使える物って何よ?


「あ…これかな?寿老人の命札〈命を延命する御札〉?それっぽくない?」


『兄さん、早くしてっ!!』


ああ、もう。こう言う時に限って2L (トゥエル)とE5(エコ)さんがいないとか、もう訳がわからんな(怒)。


「よし、金さんよ!!甦れっ!!」


だけど、御札はウンともスンとも言わない。コレ、失敗か?


『…コノママジャ、死ヌカメネ…。』


うっ!?誰だと思ったら、それは亀姫の花子さんだった。無言で背後に忍び寄るのはやめて欲しい。甲羅を踏んだら自爆しちゃうからっ!


『あら、みんな!?』


いつの間にやら、海産物軍団の仲間が金さんを取り囲んでいた。口は悪くて変わり者だけど、金さんは皆んなに好かれていたんだよ。

イカの白波しらなみ、エビの八重波やえなみ、赤タコの不知火しらぬい、黒タコの漁火いさりび、それにハマグリの夕潮ゆうしおとサザエの鳴海なるみまで揃っている。


で…チラッと見たら、ホチョさんも心配そうにこちらを見ている。素直じゃないなぁ。


だが、もはや打つ手がない。橘花たちばなくんはガン泣きして蒼原あおばらを掴んで離さないし。アレ、苦しそうだな?

そして、紅葉もみじ以下の付喪神ツクモガミたちも沈痛な表情で見守っているし。


『あ、兄上っ!!??』


と思ったら、菅原すがわらくんが素っ頓狂な声を上げた。何々、何ごとなの?


菅原すがわらくんが抱えていた「ツチノコ君」が輝き始めていた。なんか危ないのが来たぞ?俺はそう感じた。多分、それは正解なのだろう。


「ちょっと菅原すがわらくん、危ないからツチノコ君を離して、そこに置きなさいって!!」


『…ふむ。いや、離したら落ちてしまうので、そのまま持っていて欲しい。私の名は娑伽羅シャガラ竜王である…。』


えっ!?予想外のが来たっ!!菅原すがわらくんも固まっちゃってるし。


「え〜と、見た目はツチノコのままですが…もしかして、乙姫ちゃんのお父さんですか?」


『…乙姫ちゃんとか…まあ、そうだな。』


正解だった。だけど、乙姫ちゃんのお父さんって、いつの間に邪神になったの?


『別に…私がこの中に封じられている訳ではない。この個体は…我々、竜種と一時的にコンタクトしやすい、いわば窓口のような物なのだよ。』


あっ。今なんか、聞いちゃいけない事を聞いた気がする。作為的なアレだよ。


「そうですか…それで今回はなぜ?」


『…その死にそうな小竜魚だが、儀来ニライの黄金に私の力を加えて注げば、助かるだろう。今ならば間に合うが、どうする?』


これは救命イベントだな。と同時に、厄介な金さんが更に厄介になる事案が発生。またしても悪い予感である。


『お兄ちゃん…金さんを助けてあげてぇ…グスン。』


「…勿論だよっ!!」


俺に断る理由はない。橘花たちばなくんのグショグショの顔を見たら尚更である。


娑伽羅シャガラ竜王様。よろしくお願いしますっ!!」


俺は「儀来ニライの黄金」とやらを取り出してみた。液体のような金属のような、そんな黄金色の球体が空中を漂い、ツチノコ君を抱いている菅原すがわらくんの元へと吸い寄せられる。


『…では、開始するぞ。ちょっと離れていなさい。』


コンガリ焼けて虫の息の金さんに、ツチノコ君の尻尾が触れた儀来ニライの黄金が、突如に波のように広がり、あっという間に覆い隠してしまった。これまた、大きな金色の卵のようで。


「…終わりですか?」


『終わりだな。疲れたので私は帰る。恐らく、その小竜魚は3日ぐらいで目を覚ますだろう。』


思ったより呆気ない。味もそっけもない。残されたのは卵1つ。

そして八大龍王の1人も普通に帰って行った。何だかなぁ。


◆ ◆ ◆


田崎 蓮人

種族〈秘匿種(真人)〉

階級〈地祇〉

所属国〈災害竜脈の地〉


カテゴリー〈43.3+〉※変化無し

戦闘力 1014+12

防御力 932+12

生命力 928+12

回避値 832+10

知能値 28+2

器用値 25

魔力値 1442+20


無属性ウーデニア906+10

地属性(テラ938+10


固有能力パーソナルスキル

竜脈適正「最高位」

幸運の加護

雷霆の守護

世界卵の選別

蓬莱の恩恵

王桃の系譜

全能神の祝福

異種言語LV1

宝物庫〈Ω〉


能力スキル

打撃 調理 計算 博識 精密操作 努力 竜脈 再生 霊子

統治 隠密 命名 還元 猫愛


召喚系インウォーカティオ術式

契約

契約破棄

契約鑑定

召喚

送還

眷属召喚

眷属送還

眷属探知

眷属鑑定

竜脈の盾


眷属ファミリア

E5(エコ)さん

DS (ディス)さん

4R (シリュウ)

G3(ジザ)さん

2L (トゥエル)


契約

ルル君

金さん

チョメ君

ミミちゃん

シーちゃん

ミチ

花子さん

タロさん

ロンちゃん

クロちゃん

ハナちゃん

ハッピー

シマ

カア君(若彦)

乙女ちゃん

ユズリハ(野良ネズミさん)

紅葉

菅原すがわらくん

橘花たちばなくん

リコピン

JOLジョリュ

葉蘭はらん

水引みずひき

葛葉かずらは

さかき

千歳ちとせ

鳳来ほうらい

八手やつで

蒼原あおばら

不知火しらぬい

漁火いさりび

八重波やえなみ

白波しらなみ

鳴海なるみ

夕潮ゆうしお

芍薬しゃくやく


称号

竜脈使い


装備

魔弾・オレイカルコス〈魔銃〉

属性:中炭素鋼カーボンスティール改LV220〈秘跡武具サクラメント級〉

付与効果:神の遊具〈風属性エア

月光核〈新月〉増幅20%

耐久値強化〈合金マテリアル

耐久値:400+α


小型「電子情報枠ウィンドゥ

種族〈電脳媒体〉

階級〈生命樹セフィロト分体〉

属性:電子属性エレクトロン20

カテゴリー〈2.5+〉

耐久値:500


名無しのシャツ〈服〉

属性:化学繊維レーヨンLV15〈通常ノーマル級〉

付与効果:まだ名前はない〈?〉

物理抵抗

耐久値:30


チェーン付ジーンズ〈服〉

属性:厚地織布デニムLV25〈通常ノーマル級〉

付与効果:御洒落度++

物理抵抗

耐久強化

耐久値:60+α


◆ ◆ ◆


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