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第160話「冬でも菜園を立て直し作戦その1・入植をお願いしてみた」

我が家転生…「我は無限の竜脈使い?」…が眷属 …育成計画中なのですw


第160話「冬でも菜園を立て直し作戦その1・入植をお願いしてみた」


竜脈生活110日目。


本日の俺は朝からウズウズしていた。

何を期待しているかと言えば、1日遅れでビニールハウスがやって来るからです。で、勢いで買ったものの、ビニールハウスは組み立て式である事が判明したわけで。


_________________________________


2020/12/06


差出人:ケッアルカトル竜運送

宛先:田崎 蓮人殿


お届け物の御報告です。注意・以下の商品は組み立て式です。


〓 JYUKAI.co.jp.


◎〈地球〉日本国製 四季対応タイプVS3-41 【 ビニール 温室 ガーデンハウス ガーデニングハウス 菜園 園芸温室 家庭菜園 雨よけ】〈輸入品〉〈安全安心・異世界産業クレセント〉

250神貨〈25億円〉


お届け時間はPM13:00頃となります。


返信する:YES・NO


メーラに登録する:YES・NO


_________________________________


という事で、人員を緊急招集である。無論、白ねこ島のあやっちとアドムは人員配置連絡済み。


で、俺は現在、1階の居間で深く深く謝罪の意を述べていたのである。誰に?ええ、それは我が家の執事長であるDSディスさんにである。


「相談もなくビニールハウスを買っちゃって申し訳ありませんっ!組み立て作業に協力お願いしまっす!!」


白髪の似合うナイスミドルなDSディスさんを前に、俺はビクビクとしていた。もう目も見れませんよ。


音声『ホッホッホ。頭をお上げください、旦那様。何も謝る必要はありませんよ。我が家の全ては旦那様の為にあるのですから。』


ホッ。優しい声に俺は心から安堵していた。で、頭を上げたんだけど。

DSディスさんの眉間のシワがただ事じゃなくなっていた。ぎぃやぁぁぁああ(叫)。


音声『…ただし、旦那様の身に何かが生じた場合、そのような懸念を抱く場合にだけワタクシは介入させて頂きます。ですので、御自身の御身体を御自愛下さい。』


う〜ん。それで過剰に「白ねこ島」を警戒しているのかなぁ?と思う。ともあれ、お許しが出たので一安心だ。

俺の隣に立つE5(エコ)さんの不満そうな顔は、俺に一切の打撃を与えない。ノーカウントだよ。


「よぉーし。DSディスさんが手伝ってくれれば、もう出来たも同然だな。」


音声『そうそう、ビニールハウスの購入については、シーちゃん殿から報告を受けていますので、知っていましたよ?』


ズッコケーーーッ!!


や、やりやがったなシーちゃんめ。猫又シーちゃん、仏壇の上で丸くなりながら、しっかり聞き耳を立てていたらしい。何だか、力が抜けるなぁ。


さて、「冬でも菜園を立て直し作戦」は順調に進行中?でも俺は、ちょっとキッ!ってシーちゃんを睨んでおいた。まあ、どこ吹く風のシーちゃんではあるが…。


◇ ◇ ◇


ビニールハウスの件で、ちょっと思いついた事があって、俺は久し振りに地下室へと足を伸ばしていた。


いや、だけど本当に久し振りだね。地下室は座敷童子の紅葉もみじと地下室担当メイドのイシヒメに丸投げ状態だったからなぁ。いやぁ、悪い事しちゃってるね。


地下室に顔を出したところ、忍者犬のシマがお迎えに現れた。影からヌウッて出て来るから、さすがの俺もちょとビビった。G3(ジザ)さん並みの神出鬼没だな。


「おっ。シマ、元気か?最近、姿を見なかったけど、どうしてたんだ?」


『ワフッ!ワフワフっ!!!』


ダメだな。頭を撫でてやったら、じゃれるばかりで要領を得ない。久し振りすぎて興奮が半端ない。茶色い丸まった尻尾が振り切れるんじゃないか?ってぐらいブルンブルンさせている。


「お〜い、落ち着け。」


俺はシマの顔を手で挟んで、頬っぺたをムニュ〜ン!と伸ばしてみた。まるでお餅のような柔らかさだった。


『ワフッ……。』


ふむ。落ち着いたようだ。これでも魔犬である。見た目、ただのモチモチした茶柴にしか見えないが…。


「シマ、紅葉もみじはいるか?あと、女王蟻の葉蘭はらんに用があるのだが?」


『ワフッ!』


一声吠えて、シマはクルリと回転して走って行った。奥の方って、いつものお土産物置き場の方だな。ワフワフッ!って声が響いてくる。


「あれ?」


何かがフワフワと近付いてくるぞ?広間の中央では相変わらずの格闘技戦が繰り広げられる傍ら、仄かな光がフワフワと…。

こんなん、菅原すがわらくんと橘花たちばなくんがいたら気絶ものだぞ?


音声{あら?あの提灯さん、見覚えありますね?}


そうね。あれは…お月見で使った提灯だな。その提灯がフワフワと俺たちに近付いてきて、目の前でお辞儀?をした。どうやら、挨拶をしたかっただけのようだ。


「ああ、そうか。お前も付喪神ツクモガミになったってことだな?」


『…ポッ。』


徐々にではあるが、我が家の付喪神ツクモガミは増え続けている。で、こうして家主の俺に挨拶をしに来るなんて、なかなか律儀な連中だ。妖怪ってのも馬鹿にできないよ?ほんと。


「E5(エコ)さん、これは何の付喪神ツクモガミなの?」


音声{え〜と、お化け提灯…ですね?}


お化け提灯…そのまんまだな。普通の提灯がフワフワ浮かんでいるだけだ。中のロウソクも仄かな灯で目に優しい。いいね?お祭り要員としては不可欠だろう。


「とりあえず、困ったことがあったら言ってくれ。出来る範囲で善処するぞ。」


『ポッ…。』


満足したのか、お化け提灯はまたフワフワと行ってしまった。こうして見ると、なかなかお化け提灯も可愛いものだ(え)。

だって、べらんめえ口調の大黒天様に比べたら、今絶賛格闘中の、うちの達磨だるまの方が120%可愛いぞ?


音声{御主人様は…妖怪にも好かれるんですね?}


「何、その言い方?棘がないですか?」


もうこうなったら、とことんやったるかぁ?と思った頃を見計らったかのように、俺とE5(エコ)さんの中間地点から、影から飛び出すようにシマがくるりんぱっ!と着地して『バフッ!』吠えた。


「うわっ!?」


音声{きゃ!?シマさん、怒らないでっ(涙)。}


『家主しゃまっ!!喧嘩は駄目でしゅ!!』


ああ、向こうから駆け付けたのは紅葉もみじだった。小さい人形のような可愛いおかっぱ頭の着物姿。おいおい、走ると転ぶぞ??あっ、着物の裾が絡まって…思った通りにすっ転んだぞ。ちょ、痛そうだなぁ。


『い…痛い…でしゅ…。』


副音声『紅葉もみじ…なぜ走ったのです?そもそも運動神経ゼロなのですよ。』


ヒドい。地下室担当メイドのイシヒメの冷静な状況判断は必要か?運動音痴の俺の心までも抉るような発言である。涙が出ちゃうよ。


「ちょっと動くなよ…いま、練丹を使うからな!」


こうして、またしても練丹は消費された。全然、備蓄されないんだよねぇ。これ。

ともあれ、赤くなった膝小僧に練丹を振りかけ、あっという間に傷は無くなった。使用率はハッピーがダントツ1位だけども。


『ご…ご迷惑をお掛けしましたでしゅ…です。』


「う、うん。いや、悪いのは俺とE5(エコ)さんだから気にするな。」


音声{本当にごめんなさいです。紅葉もみじさん。私が悪かったですね。}


素直に謝りやがった、コイツ。小さい子?には素直に謝るんだよなぁ。

でも、E5(エコ)さんとの言い合いは、半ばマンネリ化しつつあるんだよねぇ。それが紅葉もみじみたいな純真な子には分からないわけで(汗)。


副音声『旦那様もE5(エコ)様も、紅葉もみじに甘過ぎるのです。甘やかさないで欲しいのです。』


う〜む。お目付役兼補佐役のイシヒメは厳しいね。まあ、妖怪グループのリーダーとしての立場もあるんだろうな。未だ、勉強中みたいな感じか。


「済まないな。俺たちが地下室に来ると毎回トラブルが発生しちゃうな。」


『そんなことないでしゅのっ!!家主様、もっと来て欲しいでしゅのっ!!』


紅葉もみじにそう言われると、お世辞でも嬉しいから困っちゃうよな。

あ、そうそう。そんな事より今日の目的だよ。


「実は紅葉もみじに相談があってな…女王蟻の葉蘭はらんと交渉がしたいんだよね?」


『え?』とポカーンとした顔をする紅葉もみじ。なんだ?俺、なんか変な事を言ったかな?


『え…いえ、家主様なら、葉蘭はらんと交渉して頂いて問題ないでしゅ。別にわたしを通さなくてもいいでしゅよ??』


はぁ。そう言う意味か?


「いや、葉蘭はらんは妖獣だけど、一応は妖怪グループの一員だからな?紅葉もみじの許可は得ないとマズイだろ?」


『え…でも…。』


副音声『紅葉もみじ。旦那様の言う通りなのです。今日は反省文を50枚書かせるのです。』


『ひぃぃぃ〜〜(悲)!?』


スパルタだなぁ。完全に主導権はイシヒメに握られていると見た。シマもちょこっと怯えている。忍者犬のシマにとっても、イシヒメは忍術の師匠であるわけで…。


「イシヒメ、ほどほどにしてやってくれよ?」


副音声『分かったのです。反省文は40枚に減らすのです。』


でも40枚なのね…。



で、肝心の交渉だ。女王蟻の葉蘭はらんはイシヒメの右手に乗っていた。

またちょっと大きくなったのかな?今はヘラクレスオオカブトぐらいの大きさだな。


「やあ、葉蘭はらん。元気か?」


『……。』


何となくだけど、感情が感じられるな。YESって感情だ。


「実は、葉蘭はらんの配下?の蟻たちの一部を、白ねこ島に移住してもらえないかな?って思っているんだよね。」


俺は率直に頼んでみた。そう、これもまた「冬でも菜園を立て直し作戦」の一環なのである。


『…?』


感情的には…疑問?って感じだろうか。


「疑問に感じるのも仕方ない。しかし、できれば蜂が良かったのだが、我が家には蜂がいない。代役として、白ねこ島の菜園での受粉作業を担当してもらえないかと思ったわけだよっ!!」


自分でも思うのだが、トンデモアイデアだよ、これは。


音声{私も疑問に思ったのですが、蟻さん達って花の蜜とか食べるんですか?}


「…さあ?」


なにさ、その白い目は?紅葉もみじまでそんな目で見ないで欲しいものだよ。俺の心はズタボロだ。


『……。』


うん?なんでも食べるわ?との感情を感じるぞ。


「そうか…まあ、食糧に関しては、アドムに言って出させる手もあるし、心配はないぞ?ビニールハウスの中は暖かいし、冬も快適だぞ?」


まだ設置してないけどねっ!!あくまで想像だけどっ!!


こうして、葉蘭はらんは一度、巣に戻って相談するとのこと。親衛隊長である水引みずひきの意見も重要だそうで、『前向きに検討するそうでしゅ!』と紅葉もみじが代弁してくれた。


「えっ!?紅葉もみじ、言葉分かるのっ??」


『え?わ、分かりましゅね…です。』


早く言ってくれよぉ〜である。その2へ続く…。


◆ ◆ ◆


田崎 蓮人

種族〈秘匿種(真人)〉

階級〈地祇〉

所属国〈災害竜脈の地〉


カテゴリー〈41.0+〉

戦闘力 966+12

防御力 884+12

生命力 880+12

回避値 792+10

知能値 20+2

器用値 25

魔力値 1362+20


無属性ウーデニア866+10

地属性(テラ898+10


固有能力パーソナルスキル

竜脈適正「最高位」

幸運の加護

雷霆の守護

世界卵の選別

蓬莱の恩恵

王桃の系譜

全能神の祝福

異種言語LV1

宝物庫〈Ω〉


能力スキル

打撃 調理 計算 博識 精密操作 努力 竜脈 再生 霊子

統治 隠密 命名 還元 猫愛


召喚系インウォーカティオ術式

契約

契約破棄

契約鑑定

召喚

送還

眷属召喚

眷属送還

眷属探知

眷属鑑定

竜脈の盾


眷属ファミリア

E5(エコ)さん

DS (ディス)さん

4R (シリュウ)

G3(ジザ)さん

2L (トゥエル)


契約

ルル君

金さん

チョメ君

ミミちゃん

シーちゃん

ミチ

花子さん

タロさん

ロンちゃん

クロちゃん

ハナちゃん

ハッピー

シマ

カア君(若彦)

乙女ちゃん

ユズリハ(野良ネズミさん)

紅葉

菅原すがわらくん

橘花たちばなくん

リコピン

JOLジョリュ

葉蘭はらん

水引みずひき

葛葉かずらは

さかき

千歳ちとせ

鳳来ほうらい

八手やつで

蒼原あおばら

不知火しらぬい

漁火いさりび

八重波やえなみ

白波しらなみ

鳴海なるみ

夕潮ゆうしお

芍薬しゃくやく


称号

竜脈使い


装備

魔弾・オレイカルコス〈魔銃〉

属性:中炭素鋼カーボンスティール改LV220〈秘跡武具サクラメント級〉

付与効果:神の遊具〈風属性エア

月光核〈新月〉増幅20%

耐久値強化〈合金マテリアル

耐久値:400+α


小型「電子情報枠ウィンドゥ

種族〈電脳媒体〉

階級〈生命樹セフィロト分体〉

属性:電子属性エレクトロン20

カテゴリー〈2.5+〉

耐久値:500


ワケ蟻Tシャツ〈服〉(NEW)

属性:化学繊維レーヨンLV15〈通常ノーマル級〉

付与効果:地道な作業〈微〉

物理抵抗

耐久値:30


ジーンズ〈服〉

属性:厚地織布デニムLV18〈通常ノーマル級〉

付与効果:物理抵抗

耐久強化

耐久値:60+α


◆ ◆ ◆


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