第150話「ホチョさん激怒…その2・玉よこせとか言われ」
我が家転生…「我は無限の竜脈使い?」…が眷属 …育成計画中なのですw
第150話「ホチョさん激怒…その2・玉よこせとか言われ」
今日は初っ端からトラブルが起こってしまい、予定が崩れている。ああ、上手くいかないものだ。
色んな意味でほとぼりが冷めるまで、俺は「白ねこ島」に引きこもることにしたのだが、まあ、出来ることも限られているわけで。
副音声〔博士。紅茶を入れましたよ。〕
「ああ、ありがとさん。アドム。」
現在、2階の中央の部屋でまったりと過ごしていた。ここは暖炉も点いているし、とても暖かい。椅子に座っているだけで眠たくなってくるよ。ポカポカだよ。
「ところで、暖炉の薪ってどうしてるの?」
副音声〔倉庫に備蓄があります。DSさんの指示で補充するように言われたので、僕が外の松の木を折って、細かく裂いて乾燥させて作ってますよ。〕
…松の木って、そんな簡単に折ったり裂いたり出来るの?だがまあ、アドムは鉄腕だから出来るんだろうなぁ。怖いなぁ。
「と言う事は、松の木を植林しなきゃ。最近、サボってたから。」
そんなわけで、アドムが入れてくれた紅茶を飲み干した。とてもサッパリした風味のダージリンティーで美味しい。
紅茶の棚には、またちょっとだけ茶葉の缶が増えているようで、おそらくDSさんが我が家の2階から補充しているんだろうな。気が利く執事長だよ。
副音声〔博士。行ってらっしゃい。〕
もはや、博士の訂正は出来ないものと諦めている。
コテージを出て白浜に出た。白い砂は踏むとキュキュッと音が鳴る。
その先はもう海だ。今日はうるさいE5(エコ)さんを置いて来たので静かである。実際、1人で白ねこ島に来るのは初めてじゃないかなぁ?
で、勿論、1人で来たのは理由がある訳で。
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箱庭システムVr01「白ねこ島」改造MENU+
>海洋改造LV1
>プランクトン適応〈必要霊子400〉
>海藻類適応〈必要霊子500〉
>海洋資源適応〈必要霊子1000〉
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ふむふむ。改造MENUが改変されるまで、この「海洋資源適応」は2000消費だったわけで。そんなの一発で枯渇確定だったわけだ。
「だが、今ならギリで行けるわけだ。」
そんなわけで、本当は順番的には「海藻類適応」が先なのだが、もはやチャンスは今しかない!よし、やるぞっ!!
俺は躊躇いなく「海洋資源適応」をポチった。
…ふっ。余裕じゃないか?俺はコテージに向き直り、さあ、菜園の水やりに行こうか…と。
結論としては、気付いたら暖かい部屋で、ソファに横になっていた案件が発生。見知らぬ天井である。いや、コテージの…ここは107号室だな?モスグリーンの壁紙が印象的だ。
「あれ〜?俺って…。」
副音声〔目が覚めた?砂浜に変な格好で倒れてたよ?〕
ああ、その声はあやっちか。白ねこ島の超能力少年が椅子に腰掛けていた。そうか、ここはあやっちの部屋だもんな。そして俺の孫でもあるぞ。
「しかし、変な格好って何?恥ずかしい格好じゃなかった?」
副音声〔え〜と、頭を砂にツッコんっで、お尻だけ上がってたよ?〕
ヤバイ。まさに恥辱。俺の黒歴史がまた一つ、増えてしまった…。
「お願いっ!誰にも言わないで!!それと気絶したのも言わないで!!」
俺はあやっちを拝み倒した。神様仏様あやっち様。もう何でもするって。これがDSさんの耳に入ろうものなら…ああ、恐ろしい。
副音声〔誰にも見られてないから大丈夫だよ。言わないから。〕
ああ、あやっちは本当に良い子やぁ。あやっちに足を向けて寝れません。
「ところで、今、何時?」
副音声〔今は11時頃だよ。そろそろ、戻った方が良いと思うな。〕
ああ、それはあやっちの言う通りだ。普通の顔して戻ろう。しかし、結局、水やりが出来なかったなぁ。
副音声〔僕が菜園の水やりをやっておいたよ。〕
「さすが、あやっち!何か食べたい物ある?」
副音声〔特には無いかな…でも、秋刀魚を食べてみたいな?〕
ああ、そうか。飼育しているのはあやっちだけど、そこら辺、あやっちは平気みたいだなぁ。ある意味、安心した。橘花くんの二の舞は疲れるし(笑)。
「んじゃま、今日の夕食は…白ねこ島産 秋刀魚新種〈シルバーサマナー〉の試食会とするかな?何匹か、持ってこれる?」
副音声〔余剰分なら、10匹は平気だよ。〕
よし、決まりだ!!そうとなれば、前から気になってた霊子購入品の大根を仕入れておこう。大根おろしに使うつもりだ。なんかよく分からないけど、田崎家の固有種らしい。
「いやぁ。有意義だったなぁ。」
と、俺は107号室の扉を開いたら、そこには仁王立ちのE5(エコ)さんがいた。般若の形相ってやつか?
「あれ?E5(エコ)さん、どうしたの?」
音声{御主人様、亜弥さんと2人っきりで部屋に篭って何してたんですか?}
ん〜?怪しんでいる。その目が怪しんでいる。実質、朝から店舗フロアにも行ってないし、ホチョさんの怒りも目の当たりにしていない…そんな体だから。じゃあ、どこ行ってたの?的な視線である。どこに隠れてたの?的な疑惑か。
「…そんな、そんな事は言えませんよっ!!プライバシーの侵害ですっ!!ねっ、あやっち!!」
副音声〔えっ!?あ…はい。〕
急に話しを振られたあやっちは、呆然と頷くだけだった。意味がわからないって顔をしているけども。
音声{御主人様の…不潔ですっ!!}
は?は〜あ。そういう解釈ね?
E5(エコ)さんは走って行ってしまった。一枚絵での映像投射でも、一応走れるのな。
「…まあ、そういう事らしい。じゃ、あやっち頼んだよ。」
副音声〔え…そういうことって…はあ、まあ、秋刀魚は準備しておくね。〕
で、別に追い掛けるわけじゃないんだけど、方向が一緒なので、俺はE5(エコ)さんを追って2階へ。2階の中央居室前で普通に追い抜いたけども。
「アドム、帰るからよろしくね〜。」
副音声〔博士、また明日。〕
音声{なんで普通に追い抜かしてるんですかぁ!!ここは言い訳とか、何とかあるんじゃないんですかぁ??}
へ?言い訳ねぇ…。
「そうだなぁ…例えば、共謀した筈なのに、俺にだけ責任を押し付けようとしたりとか?」
音声{…ちょっと用事を思い出しました。先に戻りますね…。}
思い当たる節があるのか?急に無言かつ無表情になりやがった。そして無言で収納ダンスに入って行きやがった。
ごらぁぁぁ。待てぇぇ〜い!!
◇ ◇ ◇
昼食は牛丼にした。お肉大好きな弟たちは大満足だ。乙女ちゃんにはカイワレのサラダを多めに盛ってあげた。俺は出来る兄である。
で、今度こそはと、食後に橘花くんと共に店舗フロアに向かう訳だが、その前に徹底しなければならない事がある。それは勿論、口止めだ。
「いいかい、橘花くん。俺たちは午前中、店舗フロアには行っていない。何も見ていない。何も聞いていない。」
『うん!分かったよ、お兄ちゃん。行ったけど行ってないよ!』
違う違う、そうじゃない。
「…午前中のことは夢だと思うんだ。あれは現実じゃないんだ!」
『え〜?そうなの?じゃあ、僕たち夢を見てたんだねっ?』
変にハシャぐ橘花くんに、ちょっとこれはしくったかな?と思いつつ、しょうがない、これで諦めるしかあるまい。そしてほとぼりが冷めている事を祈るばかりである俺…。
音声{またしても、男2人でひそひそ話しですか?}
「出たなっ!!」
出ました、E5(エコ)さんである。
『早く行こうよ、お兄ちゃん!夢の続きだよっ!』
音声{え?夢の続きとか…何ですか?}
だまらっしゃい!!
「プライバシーの侵害だよっ!何度も言わせんじゃないよぉ!?」
あえてキレてみた。たまにはキレるのも良いよね?そしてキレたまま、キッチンに突入だ。もうこれは勢いで行った方が良いな。
『あっ。待ってよ、お兄ちゃ〜ん!』
音声{待って下さい、御主人様。プンプン。}
えっと、ヒヨコ3兄弟はお昼寝中だ。大皿の定位置で固まって眠っている。寝顔もカワイイなぁ。しかし、こんなカワイイ子達を人質に取るとか、ホント許せんよ。
「ビビさん、ヒヨコ3兄弟を頼んだぞ。もう2度と、捕獲されないようにっ!!」
副音声『旦那様…何故にそれを?』
ドキッ!?食器の片付けに勤しんでいたビビさんに、まさかの反撃を喰らう俺は。
音声{……。}
「…あれだよ?回り回って俺の耳に届いてきたんだよ?ホントだよ?嘘じゃないよ?」
E5(エコ)さんの無表情がヒドい。映像とは言え、見るに耐えない。
ビビさんもイマイチって感じの反応。だが、俺はあえて取り合わない。取り合ってなるものか!
「さあ。橘花くん、行くぞっ!」
この勢いのまま店舗フロアに突入だ。扉をガチャリと開けて…おっと、ホチョさんは?
『ホチョさん、いないね?』
うん。橘花くんの言う通り、ホチョさんの姿は見当たらない。多分、屋上のカア君とお喋りでもしているのかな?俺とは話してくれないけどっ!!
さて、今度こそは問題なく、秋刀魚の水槽に行けそうだ。
全くもって遠回りになったものだよ。
ちなみに、金さんは水槽に閉じ込められていた。ゴムの紐で水槽がグルグル巻きになっている。無論、視線は合わせない。くわばらくわばら。
「お…いたいた…あの秋刀魚が…。」
と言った矢先に、俺たちの前に現れたのは…。
『オイラ達はあんちゃんに心のこもった謝罪と、また物を食べられるようにする事をここに要求するぞっ!!』
『ニャビャ〜。』
あれぇ?デジャヴですか?あの紫色のタヌキ、性懲りも無くストライキを敢行している。更に今回は…我が家の聖獣ハッピーまでもハチマキをして加わっているではないかっ!?
「どう言うこと…?」
俺はE5(エコ)さんを振り替えって聞いてみた。
音声{あの、それが、金さんは捕まえたのですが…BRさんだけ脱走してしまってですね…。}
つまり、あの後、逃げられたと言うことか?4R (シリュウ)の奴、何も言ってなかったぞ?いや、そもそも俺はその場に遭遇していないわけで…知らない体だからな。ああ、面倒臭いなぁ…。
「…まあいい、では要求を再度聞こうではないか。で、なんでJOLがそっちにいるの?」
そう。ストライキ陣営にカボチャ頭のJOLが加わっているのが分からない。
JOL本人も、まあ顔がカボチャだから、イマイチ表情が分からないけど、乗り気じゃないみたいだし?
『スマナイ…人質ニサレタ…。』
え?人質に?でもヒヨコ3兄弟は無事だぞ?
音声{あっ!?御主人様、あの子…千寿姫さんですよね?}
む?それはBRの背後、午前中はココちゃん達が入っていた鳥籠に…今回は白いフワフワが漂っていた。まるでホタルのような…間違いなく、それは霊鶴の千寿姫に違いない。なんて厄介な…。
「なるほど。それでJOLが…いや?別にそっちに加わる意味なくない?」
『マア…ソレハソウダナ…。』
で、JOLはハチマキを外して、こちら側にやって来た。でも橘花くんがビクついている(笑)。
『お兄ちゃん、笑わないでっ!』
「ああ、ゴメンゴメン。で、それとハッピーは?」
BRはどうしょもないけど、ハッピーに関してはそっちに付く理由が分からないぞ。そんなことしてたら、どうせまた姉猫のロンちゃんにぶちのめされるだけなのに(汗)。男って本当に馬鹿だからなぁ。
『ニャビャァ〜〜。』
え?最近、一緒に遊んでくれないし〜〜って?いや、まあ、それは素直にゴメンなさい。
「最近、白ねこ島とミミちゃんに掛かりっきりだったからなぁ〜。ゴメンね。」
『ニャビャ…。』
おっ?ハッピーは心が折れそうだ。もう一息かな?
『ダメだぞ、ハッちゃん!オイラを裏切るのか??』
おお…ここでハッピー、心が揺れる。グラングラン揺れている。尻尾も揺れる。友情を取るか?飼い主への忠誠を取るか?その心はっ??
だが、バッサバッサと空気を揺らして、リーダーが帰還した。そう、我らがリーダー、ホチョさんであるっ!!もはや、言い逃れも出来ぬ現行犯である。
『ホ、ホチョさんだっ!?ハッちゃん、逃げるぞっ!!』
『ニャ…ニャビャァ!?』
BRのやつ、また脱走する気らしい。懲りない奴だ。
『……。』
ホチョさんの眼光がヤバい。そして例のアレが飛び出した。
バシューーーーーン!!!
『アーーー!?オイラ、死んじゃう〜〜!!??』
死ぬ奴は、自分で死んじゃうとか言いません。ホチョさんが放った羽ばたきは…何と、ハッピーが身体に覆う金色のオーラが弾いていた。ハッピー、友情を取ったのか?BRのヤツを庇って立ち上がる。悔しいが、ちょっとカッコいいぞ。
「なんか、ちょっと寂しいが…成長したハッピーを見れて、俺はちょっとだけ嬉しいなぁ。」
目頭が熱くなる。いや、これは心の汗だよ。
『お兄ちゃん、良かったねぇ…。』
うん。橘花くんも優しい子だよ。
音声{いや、そんな事を言ってる場合じゃないと思うのですが?ハッピーさんのアレは、相生相剋の〈金気〉が発動していますね。}
「ん?金気?何じゃそれ?」
『……。』
ホチョさんも、E5(エコ)さんの話しに興味があるのか?こっちを振り向いた。まあ、今のところ、ハッピーも余力がないみたいで、こちらを警戒するのが手一杯のようだ。
音声{金気とは、五行説に出てくる概念の1つです。金気は火気に弱く木気(風)に強いので、即ち風属性のホチョさんでは相性が悪いと言うことですね。ホチョさんは風霊族ですから…。}
何と。あの筋肉ゴリゴリの黒マッチョなホチョさんが、まさかの弱点発覚とかっ!?
「…ホチョさん、どうしますぅ〜?弱点らしいですがぁ〜?」
『……。』
ホチョさん、無言だ。
『お兄ちゃん、ダメだよ!後が怖いよっ!!』
『俺ハ逃ゲテモイイカ?』
橘花くんもJOLも及び腰。え?ホチョさん怒ってる?いや、見た目はいつもと変わりないよ?
そしてホチョさん、俺を見詰めてこう言った『…出せ。玉を。』と。
「しゃ、しゃべったぁぁぁーーーーーーぁぁぁ!!!???」
俺は絶叫していた。BRがひっくり返った。俺の声で。
音声{え?今更ですか?}
『お兄ちゃん、知らなかったの?』
『…俺モ話シタコトアルゾ?』
…チッ。だと思ったよ。そんなこったろうと。
「…だけど、玉を出せって…そ、そんなぁ…。」
なんか照れるな…。
『……赤い玉を出せ。』
音声{御主人様…セクハラで訴えますよ?早くして下さい…。}
はいはい。分かってますよ。以前から、そんな気はしてたのさ。コレ、誰に使うのよ?ってな感じでね。
俺は速やかに「放物庫〈Ω〉」を開いて、目当ての物を取り出してみた。
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《宝物庫〈Ω〉展開》
在庫:26種類
◯3千944神貨
◯猫のへそのゴマ〈五百円玉等価交換UC〉
◯猫のダイヤモンド〈五百円玉等価交換UR〉
◯課金ガチャ卵セット〈7ケ〉
◯儀来の黄金〈竜宮城の宝物・金色の海流〉
◯グチャグチャ折り鶴〈外出中〉
◯ポイントカード「万華月」〈異世界産業クレセント60ポイント〉
◯小判〈500円玉等価交換R〉(×11)
◯損害賠償目録〈八幡宮総括本部対応残りポイント30〉
◯五色の勾玉〈朱〉〈相生相剋へと導く因子〉
◯竜宮城割引チケット×4〈お得な割引チケット〉
◯第六周期複合鋼の大太刀(火)
◯騎士盾槍・第六周期複合鋼ロング・スピア〈小型〉
◯第六周期複合鋼製の針(×8)
◯第六周期複合鋼の扇子〈菊華模様〉
◯第六周期複合鋼・軟鋼弓〈小型〉
◯第六周期複合鋼の大楯〈星〉
◯第六周期複合鋼の鞍 (×1)〈小型〉
◯水風船〈神の遊具〉
◯練丹〈下級仙薬〉×9
◯大黒天の福札〈福を呼ぶ御札〉
◯毘沙門天の武札〈武勇を助ける御札〉
◯弁天の楽札〈楽の才を導く御札〉
◯福禄寿の寿札〈寿を司る御札〉
◯寿老人の命札〈命を延命する御札〉
◯布袋の運札〈運命を超える御札〉
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で、取り出したのは「五色の勾玉」だ。色も赤いし。
「はい、ホチョさん。これで良いのかなぁ?」
俺はソレをソフトタッチでホチョさんに差し出してみた。手を突っつかれるかもしれないしさ(汗)。
『ああ、夢で見た玉だな…。』
「しゃ、喋ったぁ…。」
しかも、バリバリ喋ってる。カア君よりも流暢に喋ってる。元、九官鳥だから?
音声{御主人様、しつこいですよ?}
しつこいったって、アンタ、意味が分からんし。何で、俺だけ喋ってくれなかったのよ??
聞きたいことは山ほどあるよ?
で、ホチョさんはその赤い玉を…パクリと咥えた。食べちゃうのっ!?と思いきや、「五色の勾玉」は赤く発光して燦々と輝き、そしてホチョさんの身体に吸収されていったではないかっ!?
『うわっ。お兄ちゃん、眩しいよっ!?』
『チョット熱イナ…コレハ。』
確かに、熱も強いぞ。ああ、そして、この流れは…。
音声{あら?御主人様、小型「電子情報枠表示」を確認して下さい。おそらく契約が…。}
ああ、そんな気がしたんだよね。まさか、ずぅ〜と契約不可だったホチョさんが、初期メンバーにも関わらず、ずぅ〜と契約出来なかったホチョさんが、あのホチョさんに遂にこの刻が来たのであるっ!!しつこい?
「…でも、しちゃって良いの、コレ?」
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Σ(゜д゜lll){早くして下さい!ホチョさんの〈火気〉が不安定ですっ!!}
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『お兄ちゃん、早くっ!!』
はいはいっ。橘花くんにも急かされて、俺は速やかにホチョさんと契約した。
いつの間にかE5(エコ)さんも電子情報枠表示モードになってるし。
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(*^ω^*){地祇《田崎 蓮人》と個体名〈ホチョさん〉との間に契約が結ばれました。}
〈ホチョさん〉は竜脈補正効果(契約)を受け、種族〈小朱雀〉 に進化しました。
〈ホチョさん〉は固有能力〈心の焔 〉を獲得しました。
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あっ。熱が集束されていく。
で、ホチョさんだけど、赤い紅蓮の色合いが全身を染め上げている。いや…ホチョさん、やばいよ。もう九官鳥の面影ゼロだし、鷲と言うより大鷲?赤い大鷲で尾羽なんか、虹色の長いやつになってる。そして爪だよ。あの爪、鉄とか引き裂けるんじゃないっ!?て感想。
もはや、BRとハッピーの未来は決まったようなものか…。
ちなみに、チラッと「契約鑑定」で見てみた。
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ホチョさん♂
種族〈風霊族→小朱雀〉(NEW)
階級〈霊鳥・仁魂種〉
カテゴリー〈2.5-〉
戦闘力 25
防御力 20
生命力 20
回避値 30
知能値 25
器用値 10
魔力値 28
風属性25
火属性20(NEW)
聖属性20(NEW)
戦技
羽ばたき
風の刃
羽根の弾丸
固有戦技
五色の羽根〈後光〉(NEW)
固有能力
心の焔〈生命力0.5%以下発動〉相生相剋〈火気〉顕現(NEW)
不死性〈仁魂〉
精霊体〈物理透過100%〉60秒
竜脈補正効果(契約)(NEW)
能力
仁義礼智 家族愛 飛翔 爪 嘴 精霊体 眼光 焔(NEW)
精霊系術式
風精の遠吠(鼓舞・竜巻)
風精の舞踊(旋風・守護膜)
摂理系術式(NEW)
愛シキ者ノ盾ト成ラン〈対防御効果200%〉
称号
田崎 蓮人の3:but,¥(6?
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案の定、我が家でもズバ抜けた能力の持ち主であったことが発覚。
そして進化先が「小朱雀」?ツッコミどころが多いぞ。でも多分、ホチョさんは自分の身体情報を見られるのが嫌だと思うんで、すぐ閉じたから詳細は後日だな。
よく分からない文字化けもあるし?
ちなみに、ズタボロになったハッピーとBRに大量の練丹を使用することになったのは言うまでもない。
最後に…嘘ついた俺も悪いので、土下座しました。ゴメンねぇぇぇ〜。
◆ ◆ ◆
田崎 蓮人
種族〈秘匿種(真人)〉
階級〈地祇〉
所属国〈災害竜脈の地〉
カテゴリー〈38.1-〉※変化なし
戦闘力 894+12
防御力 812+12
生命力 808+12
回避値 732+10
知能値 118+2
器用値 25
魔力値 1242+20
無属性806+10
地属性838+10
固有能力
竜脈適正「最高位」
幸運の加護
雷霆の守護
世界卵の選別
蓬莱の恩恵
王桃の系譜
全能神の祝福
異種言語LV1
宝物庫〈Ω〉
能力
打撃 調理 計算 博識 精密操作 努力 竜脈 再生 霊子
統治 隠密 命名 還元 猫愛
召喚系術式
契約
契約破棄
契約鑑定
召喚
送還
眷属召喚
眷属送還
眷属探知
眷属鑑定
竜脈の盾
眷属
E5(エコ)さん
DS (ディス)さん
4R (シリュウ)
G3(ジザ)さん
2L (トゥエル)
契約
ルル君
金さん
チョメ君
ミミちゃん
シーちゃん
ミチ
花子さん
タロさん
ロンちゃん
クロちゃん
ハナちゃん
ハッピー
シマ
カア君(若彦)
乙女ちゃん
ユズリハ(野良ネズミさん)
紅葉
菅原くん
橘花くん
リコピン
JOL
葉蘭
水引
葛葉
榊
千歳
鳳来
ホチョさん(NEW)
称号
竜脈使い
装備
魔弾・オレイカルコス〈魔銃〉
属性:中炭素鋼改LV220〈秘跡武具級〉
付与効果:神の遊具〈風属性〉
月光核〈新月〉増幅20%
耐久値強化〈合金〉
耐久値:400+α
小型「電子情報枠」
種族〈電脳媒体〉
階級〈生命樹分体〉
属性:電子属性20
カテゴリー〈2.5+〉
耐久値:500
上下スウェット〈服〉
属性:化学繊維LV15〈通常級〉
付与効果:物理抵抗
保温
耐久値:40
◆ ◆ ◆