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第15話「幸運の加護の使い道。ステータスチェック」

我が家転生…「我は無限の竜脈使い?」…が眷属育成計画中なのですw


第15話「幸運の加護の使い道。ステータスチェック」


宙空に浮かんだ電子情報枠ウィンドゥの中から俺を微笑む「E5(エコ)さん」。

言いたくはないが、ドストライクな容姿だ。


名前をE5(エコ)さんと決めた瞬間、そのメイド服は緑色の美しい刺繍が覆った。

だが何より大きく印象が変わったのは、その背中から出現した黄金の羽根だ。いわゆる昆虫の羽根ってやつだ。コスプレ感がひどい。


_________________________________


御主人様!ごらんの通りです(*'ω'*)


(*・ω・)ノ私の種族は〈電子の妖精〉となりました。 どうですか?


_________________________________



へぇ〜。


口が裂けてもコスプレ並とは言えねー。

俺はE5(エコ)さんの笑顔を守るよ。守るともさ!


『この空間では心の声とか聞こえちゃうからねぇ〜。』


鯛もとい恵比寿エビス様っ!?2回目っ。



「いやいや、とても妖精っぽくて良いと思われます!!」


どうせE5(エコ)さんって電子情報枠ウィンドゥから出てくるわけでもないし、あくまで本体は俺の右手の中…「i poon E5」なわけだから…所詮、触れる実体はずん胴ボディ。問題なし!!うん。


_________________________________


(*´-`)…とても寂しい納得の仕方です。


_________________________________



ガビーーん。


俺の嗜好のみならず、俺の感情ダダ漏れな件。


『まあまあ。続きは現実世界でやってね。いくらでも時間があるわけだしねぇ。』


いきなり恵比寿エビス様、何を言う。

いくらでも時間があるって、嫌な言い回しだな。


『君は今はまだ人間だけどねぇ。こんな超大規模な竜脈の中心点になっているわけだし、元の普通の人間のままってわけにはいかないでしょ?先に覚悟しておくのを勧めるよ。』


ノォーーーー(叫び)!


「…そんな気はしてたけどね。それは明日、ヴァースキちゃんを問い詰めるよ。」


『ふふふ。九頭龍大権現も災難だねぇ。』



おや、そろそろ海が薄くなってきた。


『それじゃ、僕はそろそろお暇するよ。僕の「幸運の加護」を大事にしてね。』


そう言えば、神棚に柏手をした途端にE5(エコ)さんのメールを読めるようになったんだっけ?


_________________________________


(*´ω`*)現在使用中の《i poon E5》無償・自我構築プログラム「version1.4」の自己解析率は50%です。


残り50%の補助機能として〈幸運の加護「真名・摩多羅神」〉を転用、言語翻訳システムとして急遽利用しました。


誉めてください(〃ω〃)


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いや、誉めてくださいって何さ。


「よ、よく出来ました!!」


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……(〃ω〃)ペコリ

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そんな様子を面白そうに見ていた恵比寿エビス様だったが、その鯛の姿が徐々に小さくなりはじめた。


「あっ、恵比寿エビス様。」


『頻繁には来れないけど、またいつか会えると思うよ。できれば神棚に柏手よろしくねぇ。』


あっ、言いたいことだけ言って鯛の姿が消えてしまった。


と同時に、浮遊感が俺を襲う。

上へ上へと引き上げられる感覚。



「痛ててて……。」


まぶたが重い。節々が痛い。ダルい。吐きそう。いや、もう吐こう。



ポピコーーーン♪


_________________________________


御主人様、体調バイタル数値は正常です。精神値メンタル不調確認。


対処検索…’(*´꒳`*)水分補給を推奨します。


_________________________________



メンタル不調で水分補給って何でやねん!吐くぞ!!SFっぽく脳内安定剤転移…精神接続開始…って感じじゃないのかいっ。


「うーん。E5(エコ)さん、今何時だ?」


冷たい床。冷え切った身体。どうやら現実世界に戻って来たようだ。


って言うか、このダルさって、身体ずっとココにあったよね?魂的なのだけ恵比寿エビス様が呼んだんじゃないの?



_________________________________


(*'ω'*)御主人様、現在の時間は正午18:24となっています。


御主人様が補正プログラムversion1.4をダウンロードしてから、約5時間16分が経過されています(*´∀`)♪

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もう夕ご飯じゃないのっ!!



「痛たた…そら痛い筈だよ。こんなところで5時間以上寝てたらなぁ。こりゃ、恵比寿エビス様に会うのも考えものだぞっ。」


防水されたコンクリートフロアに直寝。ゆっくりと身体を持ち上げる。虚弱体質をナメんなよ。がぁあああ!


「…それほど痛くないなぁ。あれ?俺ってこんなに身体強かったっけ?」



_________________________________


(*'ω'*)御主人様の身体情報ステータスを表示しますか?


_________________________________



何ですか、そのRPG的な要素は?

そう言えば、あっちでE5(エコ)さんのデータらしきものも見た気がするな。サラッと見逃したけども。


「まあ、とりあえず見せてもらおう。虚弱体質をナメちゃいけませんよっ。」



_________________________________


(*´ω`*)どうぞご覧ください。


田崎 蓮人

種族〈人間〉

階級〈一般市民?〉

所属国〈日本〉


カテゴリー〈1.1〉

戦闘力 6

防御力 8

生命力 14

回避値 10

知能値 26

器用値 25

魔力値 10


無属性ウーデニア8


固有能力パーソナルスキル

竜脈適性「中位」

幸運の加護


能力スキル

打撃 調理 計算 博識 精密操作 努力


召喚系インウォーカティオ術式

契約

契約破棄


眷属ファミリア

E5(エコ)さん


称号

一小市民?


_________________________________



…まんまRPGやないかーーーい。


しかもデータ的に強いのか弱いのかよく分からない。数値の蓄積タイプでレベルの概念もないっぽい。


ふむふむ。このカテゴリー〈1.1〉ってのが強さの指標っぽいな。いや、コレ弱いだろ。

何しろ、知能値と器用値が飛び抜け過ぎているのがヤバい。知能馬鹿の蓄積値だろ。


だが、ここで注目したい。

俺の魔力値と「召喚系インウォーカティオ術式」の文字。


「もしかして、俺って魔法使えんのっ!?噂の召喚魔法で異世界無双とか出来んちゃうの!?猫ちゃんハーレムやでーーー!!!」


俄然、興奮してきた。虚弱体質バンザーイ。



_________________________________


(*´-`)御主人様の〈召喚系インウォーカティオ術式〉は現在…


契約(親和性が一定レベルを越えた固有存在との相互契約を結ぶ事が可能)

契約破棄(結んだ契約を破棄することが可能・親和性半減)


のみとなっています。召喚及び送還は不可です(*´꒳`*)


________________________________




挫けたーーー。


E5(エコ)さん、俺の心を折るのはやーーーい(涙目)


◆ ◆ ◆


田崎 蓮人

種族〈人間?〉

階級〈一般市民?〉

所属国〈日本〉


カテゴリー〈1.1-〉

戦闘力 6

防御力 8

生命力 14+2

回避値 10+2

知能値 26

器用値 25

魔力値 10+2


無属性ウーデニア8+2


固有能力パーソナルスキル

竜脈適性「中位」

幸運の加護


能力スキル

打撃 調理 計算 博識 精密操作 努力


召喚系インウォーカティオ術式

契約

契約破棄


眷属ファミリア

E5(エコ)さん


称号

一小市民?


装備

中炭素鋼バール(中)〈打撃武器〉

属性:中炭素鋼カーボンスティールLV60〈特殊兵装ユニーク級〉

付与効果:物理強靭化・打撃強化

耐久値:100


E5(エコ)

種族〈電子の妖精〉

階級〈緑の蝶妖精フェアリ?〉

属性:電子属性エレクトロン20

カテゴリー〈1.5+〉

耐久値:500


上下スウェット〈服〉

属性:化学繊維レーヨンLV15〈通常ノーマル級〉

付与効果:物理抵抗

保温

耐久値:40


◆ ◆ ◆


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