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第148話「我が家の秋刀魚の初出荷・完全なる落ち度」

我が家転生…「我は無限の竜脈使い?」…が眷属 …育成計画中なのですw


第148話「我が家の秋刀魚の初出荷・完全なる落ち度」


竜脈生活102日目。


副音声〔皆さん、こんにちわ。僕はアドム。重たい物を運ぶ時は僕に任せてよ。〕


白ねこ島の新たなる侍従、怪力無双のアドムはハキハキした口調で言った。でも表情や仕草は無機質でロボットっぽい。また不思議なキャラが誕生してしまった。


昨日、誕生したアドムはその後、あやっちとDS(ディス)さんの指導を受けて、コテージの管理者として合格点を得たようだ。学習能力は非常に優秀なのだが。


副音声〔博士、これは何ですか?〕


博士じゃないよぉ〜。でも、訂正しても直らないんだよなぁ、これがぁ。


「これはコーンフレークだよ。牛乳を入れて食べると美味しいぞ。色々とシリアルは種類があるから、朝は好きな物を食べて良いよ?」


と言いながら、俺は朝食なし派ではあるが。


副音声〔残念ですが、僕には必要ありません。食事をする意味がありません。〕


却下されました。無碍もない。


「…え。そうなの?」


副音声〔確かに、僕たちオートマトンは、食事を取らなくても大気中の霊子を吸収できるからね…。〕


あやっちはそう言うけど、でも、あやっちはちゃんと食べてるよね?


『お兄ちゃん…アドムも僕の甥になるの?』


橘花(たちばな)くんが気になるのはソコかぁ。確かに、ちょっと微妙なラインだよな。


「あやっちは孫認定したけど、アドムは…どうなんだろう?白ねこ島の純粋な人格コピーじゃないみたいだし?」


副音声〔僕の人格は箱庭システムVr01《人格01011001》を改変した〈鉄腕型思考人格typeT1〉です。別人と思ってもらって良いですよ。〕


そうなんだ。ロボットっぽく言われると、それもまあ納得だけども。


『では兄上殿、甥っ子はあやっちだけで良いのですか?』


副音声〔僕は甥ではないです。博士の作ったオートマトンですから。〕


いや、それを言われたら元も子もないよぉ。クロちゃん弟も、どう判断したら良いか分からない顔をしているし。


『兄さん、また変な子を作ったわね〜。今更だけども?』


『兄上、アドムは強いんでしょうか?』


ちょっと落ち着きなさいよ。乙女ちゃんはいつもの言い草だからして良いとして(え)、菅原(すがわら)くんはどうしたの?何ですか、その戦闘民族みたいな言動は?


「ん…よく分からないなぁ。まあ、でもメイド5人衆よりも戦闘特化してると思うぞ?」


『なるほど…そうですか。』


納得したのかしないのか?菅原(すがわら)くんは玄米たっぷりシリアルを頬張っていた。


「んじゃ、アドムは孫認定は無し…と言うことで決着で!!」


まあ、アドムが誕生した瞬間に、ちょっと違うなぁ…とは思ったんだよね。

で、あやっちがフルーツたっぷりシリアルを食べたのを見計らい、俺は一気にコーヒー牛乳を飲み干した。


副音声〔食べ終わったよ。〕


「んじゃ、今、E5(エコ)さんを呼び出すよ。」


E5(エコ)さんって気を使っているつもりなのか、俺たちの食事時は席を外す傾向があるんだよね。多分、2階か3階あたりをうろついていると思うが…。


俺はポケットから小型「電子情報枠(ウィンドゥ)表示」を取り出した。

そしてMENUから「眷属召喚」を選択し、E5(エコ)さんの名前をポチって押してみる。


空間が歪み、そこにE5(エコ)さんが忽然と現れた。現れ方がスマートすぎて、いまいち釈然としないのは何故だろう?ここは転がり出てくるとか、そういうサプライズ的なものが欲しいところだ。


音声{何を期待しているのか知りませんが、ロクでもない事なのは分かりますよ?}


すげえな。まさにエスパーか?


「…揃ったところで、あやっち、アドム、行こうか?」


副音声〔うん。じゃあ、まずはコテージに行こうか。〕


副音声〔分かりました、博士。〕


ある意味、アドムも素直で良い子ではある。設定がおかしいだけだ。


『兄上殿、お勤め、頑張って下さい。』


クロちゃん弟が励ましてくれる。兄の頑張りを弟たちに見せねばなるまいと、俺はスクって立ち上がった。兄は頑張るよ。我が家の大黒柱だからねっ!!



と言う事で、我が家のユニットバスから「白ねこ島」のコテージにやって来ました。


「おっ…だいぶ、住民感が出て来たなぁ。」


実のところ、今までコテージを管理する者が居なかったせいもあり、豪華な内装の割に無人感が漂う寒〜い状況だったのだ。

1階にあやっちの居室、107号室があるものの、あやっちは工場(こうば)の方で過ごすことが多いとの事。寂しいな。


副音声〔博士。DS(ディス)さんに言われて、暖炉は常につけています。お掃除も完璧ですよ。〕


おお、アドムよ。完璧な作業じゃないか。ラウンジなんか、どこもかしこもピカピカで、ホコリひとつ落ちていないぞ。


副音声〔さすがに、これは僕も真似できないよ。〕


あやっち、脱帽の様子。現に、機械作業的にアドムはテーブルを拭き始めている。なんか、人間離れした拭き方でちょっと怖い。


「…ちょっと、アドム。今から、工場(こうば)の方に移動するからついて来てくれ。」


副音声〔工場(こうば)ですか?僕がそこに行く必要はあるんですか?〕


そうね。ここからが本題である。


「アドムの役目はコテージの管理のみならず…毎週土曜日の朝、工場(こうば)から秋刀魚を受け取り、出荷をする事だ!!ちなみに、出荷はコテージの裏口から出来るように改造済みだぞ。配達員は羽根の生えた蛇なので注意するように。」


副音声〔博士。秋刀魚って何ですか?〕


ふむ。そこからですかっ!?羽根の生えた蛇は良いんですかっ!?


「それを説明する為にも、一緒に来て貰うんだぞ?」


副音声〔なるほど。分かりました。〕


物分かりは良いんだよね。


で、俺たちはコテージを出た。今日も青空が広がっている。そして青い海も広がっている。夏になったら泳ぎたいなぁ。


「あっ。ちょうど良いから海洋改造をしちゃおうかな?」


音声{御主人様。そんな行き当たりばったりの無計画だから、問題が発生するんですからね?}


え?何か問題発生しましたっけ?身に覚えはありませんが。


__________________________________


箱庭システムVr01「白ねこ島」改造MENU+


>海洋改造LV1


>プランクトン適応〈必要霊子400〉

>海藻類適応〈必要霊子500〉

>海洋資源適応〈必要霊子1000〉

__________________________________


え〜と、海洋改造から、今日はプランクトン適応だけ選択してみよう。400の霊子消費である。さすがに海藻類適応までやったら怒られると思うので、ギリギリのラインを攻めて(?)みよう。


「う…ん?何か変わったかな?どう、あやっち?」


副音声〔さすがに直ぐにすぐは変わらないと思うよ?〕


そりゃそうだよねぇ。まあ、先を急ぐとしよう。


「じゃあ、海岸沿いの石畳を西に向かって進むぞ。」


以前に作った石畳の道だ。普段は引きこもり?の俺たちだから、たまのピクニック感覚で脚は軽やかだ。

とは言え、直ぐに道は松の林へと向きを変え、木陰の道が続く。


「ほら。鳥居が見えて来たぞ。鳥居にアドムを設定するからな。」


石造りの鳥居だ。何の変哲も無い鳥居が松に囲まれた広場に忽然と姿を現したのだ。できれば石灯籠とかで雰囲気を出したいところだが、レベル1なので仕方がない。


チャチャッと俺は鳥居(ゲート)を起動した。


__________________________________


鳥居(ゲート)の起動開始。


猊下《田崎 蓮人》様と認証しました。


登録霊子〈01011001〉


数式安定。〈甲〉と〈乙〉の亜空間接続を確認しました。


使用者の許可設定が可能です。


[E5・2L・クロちゃん・イシヒメ・亜弥]


__________________________________


使用者の許可設定にアドムを登録して終わりだ。

これでアドムも鳥居(ゲート)を使用出来るようになった筈だ。全くもってお手軽である。


副音声〔博士。もう通れるんですか?〕


「ああ、大丈夫だぞ。」


副音声〔僕が先に行くね。アドムは後ろをついて来て。〕


あやっち、先輩っぽいぞ。カッコいい!!俺は密かに応援してみた。


で、鳥居(ゲート)の道をあやっち、アドム、E5(エコ)さん、俺の順で潜り抜けた。潜り抜けた先は、もうあっという間に「白ねこ島」の北海岸。断崖絶壁の海岸線の丘に作られた秋刀魚の養殖場、もとい工場(こうば)である。

実状、プレハブ小屋が建ち並ぶだけの区画だけどねぇ。


副音声〔秋刀魚は中央のプレハブ小屋の中、大型水槽で飼育しているよ。現在は計4つの大型水槽で計62匹だね。)


秋刀魚は順調に増えているようだ。それに海洋改造が上手く行けば、海で秋刀魚も養殖出来るかも知れない。期待は高まる。


「アドム。毎週、予定としては30匹の秋刀魚を出荷する事になっているんだ。」


副音声〔博士、30匹と言うのは、多いのか少ないのか僕にはよく分かりません。〕


だよねー。俺にもよく分からないし(汗)。


「ともあれ、現物を見てもらうとしようか?俺自身、あんまり来てないから把握してないんだよね。予定よりも増えてるみたいだし。」


音声{ぜ〜んぶ、亜弥(あや)さんに丸投げしてますもんねぇ。}


違うよ?自主性を養っているんだよ?いや、本当に。


で、設置された大型水槽を見た感想ですが…なんじゃコレっ!?秋刀魚が巨大化している。


「ギョ、ギョギョ!!??」


元の秋刀魚の2倍ぐらいだろうか?ソウダカツオ並みの感じですけど?これ、もう別の種類じゃね?秋刀魚って出世魚だったっけ?


「…いや、海産物軍団の方の秋刀魚に比べたら、まだデカくなっただけだから良いか…。」


あっちは黄金色の鱗になってるからなぁ。アレはヤバいよなぁ。


音声{…良いんですか?}


良いんです。出荷する為に育てたんだから。


副音声〔この水槽の秋刀魚は、8日以降の秋刀魚だよ。実際には7日目で出荷するなら、一つ手前の秋刀魚だね。〕


ああ、そうか。と言うことは、この秋刀魚は最初期の倍々作戦の産物と言うことか。確か、10日ぐらい経過してるからなぁ。


「で、一つ手前は…それでも1.5倍かぁ。脂も乗って旨そうだなぁ。」


副音声〔博士。これを食べるんですか?〕


美味しそうです。多分、我が家で増産した時よりも旨そうです。


「勿論、食べる為に出荷するんだぞ。で、運ぶのにどうするか…だが。」


そこで俺は新たに大型水槽を購入することにした。


__________________________________


箱庭システムVr01「白ねこ島」改造MENU+


>建設項目LV1>>


>備品>>


>雑巾〈ナイロン製〉〈必要霊子5〉

>ゴムホース5m〈必要霊子10〉

>バケツ〈プラスチック製〉〈必要霊子10〉

>超能力少女「絢彌(あや)」フィギュア〈某アニメ化記念作品〉〈必要霊子50〉

>怪力無双「アドミターナル」フィギュア〈精密技巧シリーズ〉〈必要霊子50〉

>大型水槽〈必要霊子50〉

>ダンブライト〈白色の原石〉〈必要霊子100〉

>竜宮城割引チケット〈必要霊子250〉

>猫の小判〈必要霊子500〉


__________________________________


え〜と、海洋改造でかなり霊子を消費したけど、大型水槽なら余裕で購入可能だ。

7日目の水槽の真横にズドンと置いてみる。


「じゃあ、あやっち。この中に7日目の秋刀魚を30匹、移してくれるかな?」


副音声〔分かったよ。〕


あやっちは軽々と、まあ、超能力少年なので、念動力で簡単にシュルシュルと移し終えた。全く、便利な子である。


「運搬用の大型水槽に秋刀魚を移して、コレをアドムが運ぶと…結構、重量あるけど運べるかな?」


だって、水も入れたらかなりのものだぞ。


副音声〔博士。運べますよ。〕


そりゃ、元は怪力無双…鉄腕だもの、運べるよね。DS(ディス)さん配下のユナさん達も怪力だったけど、アドムはヒョイと指先で持ち上げたのでビビった。こいつはヤバい。


「…ああ、スゴいね。アドム、重くない?」


副音声〔重くないです。これなら、あと5〜6個は持てますよ。常に霊子供給を白ねこ島から受けていますから、大丈夫です。〕


こいつはヤバい。鉄腕すぎる(汗)。


副音声〔アドムの第五元素(アイテール)循環回路は鉄腕用に調整されているみたいだね。だから食べ物は食べれないみたいだよ。〕


ああ、そう言うこと。あやっちは食べれて良かったねぇ。


「しかし、これで運送の目処は立ったわけだ。はぁ、良かったよ…。」


俺は安堵のため息をついた。時間も間に合いそうだ。


音声{御主人様…ちょっと腑に落ちない事がありまして…。}


「あん?」


急に何だよ、E5(エコ)さんは?俺の完璧な作戦に落ち度があるとでも?


音声{…あの巨大な水槽、鳥居(ゲート)を通ります?}



はっ!!??



「落ち度だったぁぁぁーーーー!!??」



もう立ち直れない…俺は膝から崩れ落ちるしかなかった。目の前は真っ白だった。


副音声〔博士。飛べば問題ないですよ?〕


え?幻聴ですか?飛ぶって何が?秋刀魚が飛ぶの?


「…いや、アドム、何を言って…。」


アドムは大型水槽を持ったまま、プレハブ小屋から出て、広場の真ん中で…。


副音声〔逆噴射開始。博士、先に行ってますね。〕


アドムの足から、火が噴き出し…これ、アレなヤツや。ヤバいヤツや。


そして、ビューーーーン!!とアドムは飛んで行ってしまった。その方向は、確かにコテージの方向だった。


「ア、アドム…なんてヤツ。もはや完全なる鉄腕アドムだぞ…。」


音声{あーあー。私は何も聞こえません。著作権侵害…それ何ですか?聞こえませんよー?}


E5(エコ)さんの虚しい声が響き渡る。


だがこうして、秋刀魚の輸送ルートの開拓が成されたわけで、無事に秋刀魚の輸出は完了したことを、ここに明記しておこう。

契約金は、来週の頭に振り込まれる予定よりである。ウハウハである。


◆ ◆ ◆


田崎 蓮人

種族〈秘匿種(真人)〉

階級〈地祇〉

所属国〈災害竜脈の地〉


カテゴリー〈37.7-〉

戦闘力 882+12

防御力 800+12

生命力 796+12

回避値 722+10

知能値 116+2

器用値 25

魔力値 1222+20


無属性(ウーデニア)796+10

地属性(テラ)828+10


固有能力(パーソナルスキル)

竜脈適正「最高位」

幸運の加護

雷霆の守護

世界卵の選別

蓬莱の恩恵

王桃の系譜

全能神の祝福

異種言語LV1

宝物庫〈Ω〉


能力(スキル)

打撃 調理 計算 博識 精密操作 努力 竜脈 再生 霊子

統治 隠密 命名 還元 猫愛


召喚系(インウォーカティオ)術式

契約

契約破棄

契約鑑定

召喚

送還

眷属召喚

眷属送還

眷属探知

眷属鑑定

竜脈の盾


眷属(ファミリア)

E5(エコ)さん

DS (ディス)さん

4R (シリュウ)

G3(ジザ)さん

2L (トゥエル)


契約

ルル君

金さん

チョメ君

ミミちゃん

シーちゃん

ミチ

花子さん

タロさん

ロンちゃん

クロちゃん

ハナちゃん

ハッピー

シマ

カア君(若彦)

乙女ちゃん

ユズリハ(野良ネズミさん)

紅葉

菅原(すがわら)くん

橘花(たちばな)くん

リコピン

JOL(ジョリュ)

葉蘭(はらん)

水引(みずひき)

葛葉(かずらは)

榊(さかき)

千歳(ちとせ)


称号

竜脈使い


装備

魔弾・オレイカルコス〈魔銃〉

属性:中炭素鋼(カーボンスティール)改LV220〈秘跡武具(サクラメント)級〉

付与効果:神の遊具〈風属性(エア)〉

月光核〈新月〉増幅20%

耐久値強化〈合金(マテリアル)〉

耐久値:400+α


小型「電子情報枠(ウィンドゥ)」

種族〈電脳媒体〉

階級〈生命樹(セフィロト)分体〉

属性:電子属性(エレクトロン)20

カテゴリー〈2.5+〉

耐久値:500


アロハ風シャツ〈服〉(NEW)

属性:化学繊維(レーヨン)LV25〈通常(ノーマル)級〉

付与効果:リゾート感〈微〉

保温効果

物理抵抗

耐久値:30


ジーンズ〈服〉

属性:厚地織布(デニム)LV18〈通常(ノーマル)級〉

付与効果:物理抵抗

耐久強化

耐久値:60+α


◆ ◆ ◆

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