第141話「観葉植物6姉妹その1・大当たりの確定率は」
我が家転生…「我は無限の竜脈使い?」…が眷属 …育成計画中なのですw
第141話「観葉植物6姉妹その1・大当たりの確定率は」
竜脈生活98日目。
「白ねこ島」にニンジンを持ち込んでみた。
ニンジンは亀姫の花子さんの好物と知ったからである。
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箱庭システムVr01「白ねこ島」改造MENU
>植生改造LV1>>
>畑>>
>トマト〈必要霊子15〉
>キュウリ〈必要霊子15〉
>ナス〈必要霊子15〉
>カボチャ〈必要霊15〉
>ピーマン〈必要霊子30〉
>大根 田崎家固有種〈必要霊子100〉
>人参 田崎家固有種〈必要霊子100〉
※1本あたりの霊子消費量です
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やはり、ニンジンも田崎家の固有種となっている。野菜置き場に放置してあっただけのニンジンが、いつの間にか固有種になっているとはどういうことか?
音声{竜脈を吸収して、残留記憶として物質再構成されるまでは分かっていますけどねぇ。}
「ともあれ、植えちゃおうか?大根の隣が良いよな?」
大根の苗は3本。なぜか金色に輝いている。
じゃあ、ニンジンは?と言えば、植えた苗は銀色に輝いていた。ナニコレ?
そして、一気に霊子消費で500持っていかれた。植えた苗は5本である。
音声{御主人様…なぜ、5本植えたんですか?」
っえ?なぜって、大根よりニンジンの方が小さいからねぇ。収穫高の問題?です。
で、昨日設置したばかりの水飲み場でジョウロに給水を始める。蛇口を捻れば、ちゃんと水が出ますよ。水道代は日本国が肩替わりで無料?だからジャンジャン使おう。
音声{ところで御主人様…どういう事ですか?}
へ?どういう事も何も…。
「だってしょうがないじゃないの?俺とE5(エコ)さんの時だけだぞ?」
それは千寿姫だ。本当のミニチュアサイズの可愛い女の子が、俺の肩にチョコンと腰掛けているわけで。俺はまるで鉄◯28号になった気分だよ。
「千寿姫だって嬉しそうだし?」
『アイッ!!』
白い振袖に腰まで伸ばした黒髪。何となく、菅原くんの女の子バージョンって言ったら分かりやすいかなぁ?そんな千寿姫は霊鶴の精霊である。
音声{まあ、しょうがないですねぇ。諦めます。}
諦めてくれたか。はぁ、良かった。
それに、この姿を見せるのは本当に俺たち2人の時だけだ。他に誰かいると「宝物庫〈Ω〉」に引っ込んじゃうしな。
それ以外だと、JOLだけじゃないかな?
そんなこんなで、俺は水やりを終わりにし、肩に千寿姫を乗せたまま松の植樹を100本完遂。これで今日の目的は終了した。消費霊子は合計で700だ。残り霊子30%ぐらいでギリギリかな?
音声{今日はちょっと消費が多過ぎますよ。気を付けて下さいね。}
はいはい。分かってますよぉ。自分がDSさんに怒られるからって、俺にまで厳しい今日この頃のE5(エコ)さんである。
そんな事よりも、今日はちょっと早めに切り上げて、ミミちゃんの様子を見守りたいと思うのだ。
なぜかと言えば、今日のミミちゃんは朝から調子が良さそうで、これは期待が持てそうな雰囲気なのだ。何が出来るって、何も出来ないけどさ、応援ぐらいはしたいのさ。
「じゃあ、引き揚げよう。ジョウロも持ってと…。」
今回はあやっちとも擦れ違わず、コテージに辿り着いた。ちょっとだけ寂しい。
忘れずにシーフードミックスの補充もしておく。魔力値はだいぶ回復したので問題はない。
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箱庭システムVr01「白ねこ島」改造MENU
>食料項目LV1>>
>シーフードミックス1袋〈必要霊子3〉
>ダージリンティー1箱〈必要霊子5〉
>大根 田崎家固有種1本〈必要霊子100〉
>ニンジン 田崎家固有種1本〈必要霊子100〉
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ふむふむ。しっかりとニンジンも記録されたようだ。
ラウンジの冷凍庫に追加のシーフードミックス3袋を突っ込み無事終了。消費霊子は9だ。
「千寿姫、一緒に帰るか?」
俺は肩に乗る千寿姫に声を掛けるが、千寿姫は首を振った。ってことは、ポンッと白い球になって俺の懐に吸収された。つまりは「宝物庫〈Ω〉」に引き篭もったわけである。
音声{恥ずかしがり屋さんなんでしょうか?}
「う〜ん、よく分からないなぁ。」
ともあれ、俺はラウンジの螺旋階段を駆け上がる。最近、どうにか無駄な豪華さを誇るラウンジにも慣れてきた気がする。まだまだココで何かをしようって気はしないが、いつかはリゾート気分を堪能できる日が来るのだろうか?
2階の中央の部屋から収納ダンスへ。収納ダンスの中から田崎家1階のユニットバスの浴槽へと繋がる出入り口を潜り抜ける。
「ふぅ。ただいま。」
戻って来ました。いつもながら、1階の居間は食事の時間以外はとても静かだ。
ここに常駐しているのは猫又のシーちゃんだけだからなぁ。たまにチョメ君が2階と地下室を行ったり来たりするだけで、お互いに自分たちのテリトリーをわきまえていると言うのか何んというか?だ。
そうして俺は、急いで3階へと戻った。3階の様子は?というと、1人コタツで菅原くんがのどかに緑茶を啜っていた。なにやら真剣に本を読んでいるようだ?珍しいな。
あと、妖精猫のルル君が心配気に寝室の様子を窺っている。
「菅原くんは何を読んでるんだい?」
『あっ、兄上。この妖怪都市伝説って面白いですよっ!?』
ん?…これは妖怪都市伝説、即ち、人面犬などの近代UMA?を特集した書籍だった。当時、ハマって色々と買い集めたからなぁ。
「え〜と、トイレのハナコさん…口裂けオンナ…ね。」
『ツチノコって本当にいるんですか、兄上??』
知りません。って言うか、興味ありません。一時期、懸賞金とかも出てたらしいね?
「いないと思うよ?都市伝説って、あくまで妄想とか見間違いだと思うな。」
『…そうなんですか。つまらないですね…。』
うっ!菅原くんの顔が曇る。弟をそんな顔にさせてしまった自分自身が許せない(え)。
「あ〜。でも、いるかもね?だって、もはや我が家は何んでもアリだから?」
そう。この言葉を後悔する日が来ようとは、俺は想像だにもしなかったのだ。
『やった!!ツチノコを捕まえましょう!それと人面犬を番犬にして…。』
いやいやいや、やめてっ!?番犬ならタロさんとシマが居ますし。でも目をキラキラさせて、俺にせがむ菅原くんが珍しくて…。
「分かった!!ツチノコを捕獲して、人面犬とチュパカブラを番犬にしよう!で、UMAと言えば、イエティとかモスマンとか古典だけど外せないよなぁ。」
『兄上、このニンゲンって言うのが1番新しいUMAらしいですよ?』
ええ?ニンゲン…?人間じゃなくて?使徒とヒトみたいな関係ですか?アニメ脳がヒドい。
「小さいオッサンなら知ってるけど、ニンゲンは知らないなぁ。」
音声{御主人様…安請け合いすると後が大変ですよ?私は知りませんからね。}
ぐぅぅ。ぐうの音も出ないとは良く言ったものだ。
「……すみません。考えさせて下さい。」
俺は緊急脱出を余儀なくされた。さらば、菅原くん(涙)。
『あ、兄上ぇぇ…ツチノコぉ…。』
後ろ髪引かれる思いで、俺は寝室に飛び込んだ。ふぅ。やばいやばい。
音声{御主人様は全然、成長してませんねぇ?}
「うっさい。そもそも2〜3ヶ月ぐらいで人間が成長するかよ(怒)。」
逆ギレしてみた。この怒りを、俺はルル君を抱っこして癒してみた。
『フニャ〜?』
「おぉぉ。ルル君は男前ですねぇ?すごいイケメンですよっ!!』
白い背中の羽根もビューティ過ぎる。最高かよ??俺の天使だ。本物の天使もいるが、今となってはアレは駄目天使だし…。
音声{ちょっと御主人様…そんな事より、ミミちゃんさんが…。」
ムッ!?ミミちゃんが500円玉と睨めっこしている。本日の500円玉ガチャが始まろうとしている。ニッコニコの中にも真剣さが垣間見られるのだ。そんな我が家の招き猫である。
「頑張れ、ミミちゃんっ!!」
『ニャッ!!』
ミミちゃん、気合い一発!!元気に鳴いた。
そして三毛模様の黄金色が浮き出て、それが小判のようにクルクル回った。ミミちゃんの頭上でクルクル回る。これはアレか?当たり確定リーチってヤツではっ??
ああ、小判が1つ、2つ…3つ揃えば大当たり??これは猫の小判など比ではない予感。
音声{ちょ…眩しいですねぇ…。}
ミミちゃんが頑張っていると言うに、E5(エコ)さんってやつぁ…。
しかし確かに眩しい。光の度合いはますます増していき…小判が虹色に包まれ、そして…。
『ニャーーーーーーーン!!!』
「あっ!?」
光が弾けた!?3つ揃った筈の小判が、突如に弾けたのだ!!
『……ニャ…ァ?』
カラン。コロン。コロン。
小判が…3枚…床に転がった。
「いや…ミミちゃん?」
それはもう、絶望と言った顔だった。ミミちゃんよ、猫ってそんな顔も出来るの?と言うような顔で。アレだ、父の足の匂いを嗅いだ時の顔に近い?
「でもでも、ハズレじゃないよ!?猫の小判が3枚も出たんだよっ!!??」
だって、ずっと「猫の毛玉」ばっかりだったけど、ここでまとめて3枚とかスゴいじゃないの??ホラ、俺の腕の中のルル君も『頑張った!!』って褒めてるし。
『ニャャ!!』
え?大当たり確定が失敗したら、それはもう失敗でしかないって?どんだけガチャ脳なのよ?ミミちゃんがガチャに毒され過ぎてる(汗)。
「一体、誰がミミちゃんをこんなにしたんだ…??」
音声{いや、御主人様ですよね?}
そうなの?いや、意味がわかりません。日本語が分かりません。
「大丈夫。まだまだ500円玉はあるんだから。諦めちゃダメだよ?いつか必ず、UR…いやさARが出るさっ!!!」
あくまで俺の願望だけどね。だけど俺はミミちゃんを抱き上げた。右手にミミちゃん、左手にルル君を抱いて、そんな願望なんてどうでも良くて、今はこの温もりがいつまでも続くようにと。平和な日常が続きますようにと祈りながら…。
『兄さん!!大変よっ!!!』
って言ってるそばから、俺の平和を乱すとはどう言う了見かっ??
「うぁああん??何なの、乙女ちゃん!!??」
『ちょっ!?どういう反応なのよ、それ!?』
ギョッとした顔で乙女ちゃんが立ち止まった。
いや、スマンスマン。俺とした事が、ちょっと大人げなかったか。
音声{乙女ちゃんさん、どうしたんですか?}
『それよっ!!多分、E5(エコ)さんにも関係があると思うんだけど、急いで2階に来て欲しいのよっ!!』
2階って言うと…ああ、どうやら観葉植物6姉妹に何か動きがあったのか?以前から、乙女ちゃんと2L (トゥエル)には2階の様子を逐一報告するように依頼してあったからなぁ。
「んで、観葉植物6姉妹は目が覚めたのか?」
『う〜ん。』
う〜ん?歯切れが悪い返答の乙女ちゃん。いつもの歯切れの良さはどこいった?
『目は覚めてるんだけど…あの子達、本体の観葉植物から出れなくなっちゃったみたいなのよねぇ?』
「……えっ!!??」
想定外の返答に、よもやの俺も絶句なのであった。その2へ続く。
◆ ◆ ◆
田崎 蓮人
種族〈秘匿種(真人)〉
階級〈地祇〉
所属国〈災害竜脈の地〉
カテゴリー〈35.6+〉
戦闘力 834+12
防御力 752+12
生命力 748+12
回避値 682+10
知能値 108+2
器用値 25
魔力値 1142+20
無属性756+10
地属性788+10
固有能力
竜脈適正「最高位」
幸運の加護
雷霆の守護
世界卵の選別
蓬莱の恩恵
王桃の系譜
全能神の祝福
異種言語LV1
宝物庫〈Ω〉
能力
打撃 調理 計算 博識 精密操作 努力 竜脈 再生 霊子
統治 隠密 命名 還元 猫愛
召喚系術式
契約
契約破棄
契約鑑定
召喚
送還
眷属召喚
眷属送還
眷属探知
眷属鑑定
竜脈の盾
眷属
E5(エコ)さん
DS (ディス)さん
4R (シリュウ)
G3(ジザ)さん
2L (トゥエル)
契約
ルル君
金さん
チョメ君
ミミちゃん
シーちゃん
ミチ
花子さん
タロさん
ロンちゃん
クロちゃん
ハナちゃん
ハッピー
シマ
カア君(若彦)
乙女ちゃん
ユズリハ(野良ネズミさん)
紅葉
菅原くん
橘花くん
リコピン
JOL
葉蘭
水引
称号
竜脈使い
装備
魔弾・オレイカルコス〈魔銃〉
属性:中炭素鋼改LV220〈秘跡武具級〉
付与効果:神の遊具〈風属性〉
月光核〈新月〉増幅20%
耐久値強化〈合金〉
耐久値:400+α
小型「電子情報枠」
種族〈電脳媒体〉
階級〈生命樹分体〉
属性:電子属性20
カテゴリー〈2.5+〉
耐久値:500
花柄Yシャツ〈服〉(NEW)
属性:麻LV30〈通常級〉
付与効果:木属性+
花の香り〈?〉
物理防御
耐久値:45
ジーンズ〈服〉
属性:厚地織布LV18〈通常級〉
付与効果:物理抵抗
耐久強化
耐久値:60+α
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