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第127話「秋刀魚増産計画その2・工場を作ったら」

我が家転生…「我は無限の竜脈使い?」…が眷属 …育成計画中なのですw


第127話「秋刀魚増産計画その2・工場を作ったら」


「白ねこ山」の中腹で昼食を取った俺たち。思いがけぬクロちゃん弟の合流で、俺は俄然、やる気がグングン出てきましたよ!!


音声【しかし閣下、良いのですか?弟さん達には、秋刀魚の生産現場を見せたくないと言っていましたが…。】


ああ、そうねぇ。確かにそうなんだが、クロちゃん弟は猫八部衆のリーダーでもあるわけで。


「猫八部衆のリーダーとして、生産現場は知っていて貰っても全然OKかな?でも橘花たちばなくんには内緒だよ?」


『それは勿論ですよ、兄上殿。あっ、ご馳走様です。』


箸を置くクロちゃん弟。さすがにこの量を3人で食べるのは無理があったか。


音声【しかし、外で食べるお弁当とは格別ですね、閣下!!約1名は残念ですがっ!ははは。】


音声{天使さんは良く食べますねぇ。そのうち、ブクブクになりますよ?ふふふ。}


なんかやってるなぁ、アレ?


「馬鹿やってないで、もう行くぞ!夕方までに終わらせるからな?」


お重をしまいこんで、俺は立ち上がった。クロちゃん弟も立ち上がる。



登りはシンドかったが、降りはラクチン?という訳でもなかった。

フゥフゥ言いながら、俺は慎重に進んで行く。だけども、隣にクロちゃん弟がいるだけでやる気が出てくるなぁ。


『兄上殿、背中を押しましょうか?』


「兄は大丈夫だよっ!まだまだ行けるよっ!」


とは言え、引きこもり生活2ヶ月半、身体のなまりが半端ない事実。いや、元々、基本はインドアだけどね!


1時間後、山際を抜けると、再び雑木林が広がっていた。

木の種類は全部一緒だ。恐らく、杉だろう。花粉症の俺としては、これは受け入れられないな。やっぱりドングリの木が良いんじゃないの?


__________________________________


箱庭システムVr01「白ねこ島」改造MENU


>植生改造LV1>>


>樹木

>果樹

>草花

>畑


__________________________________


あるのだろうか、ドングリの木?しかし、例のごとくレベル1だから期待はしない。


__________________________________


箱庭システムVr01「白ねこ島」改造MENU


>植生改造LV1>>


>樹木>>


すぎ〈必要霊子1〉

まつ〈必要霊子2〉

ひのき〈必要霊子3〉


※1本あたりの霊子消費量です

__________________________________


無かった。ちなみに、栗もドングリの仲間らしいよ?つまり、ドングリって実の名前であって、木の名前じゃないらしい。


『兄上殿、何を調べているんですか?』


「ん?ああ、木の種類をね…やっぱり、四季設定があるんだから、それに相応しい景色が欲しいでしょ?春は桜が咲いて、秋は紅葉とイチョウで、夏は果物、冬は…?っって感じでさ。」


音声【それって、ひとまとめにするとグチャグチャになりませんか?】


誰もひとまとめにするとか言ってません。


「だから、島の東側に桜の林を作って、西側に紅葉とイチョウの林を作りたい。果樹園は南側にね。」


拠点は南西にあるから、ちょうど良い配置だろう?期待だけがグングン膨らんでいくなぁ。


音声{果樹園ですか?それって、ここで作られた果物を、外に持ち出せるんでしょうか?}


それを言ったらあなた、秋刀魚増産計画自体がポシャりますけど?


「…重大発言ですよ、それはE5(エコ)さんっ!!??」


急に不安になってきた。どうしよう?


音声【大丈夫じゃないですかね?まあ、いざとなったら八幡様が何とかすると思いますよ?】


ホントかよ?ルール無用の何でもありだなぁ。気になったので果樹も見てみようか?


__________________________________


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>植生改造LV1>>


>果樹>>


>林檎〈必要霊子20〉

>蜜柑〈必要霊子20〉

>梅〈必要霊子50〉


※1本あたりの霊子消費量です

__________________________________


『兄上殿、自分はミカンが苦手なんですが…。』


「えっ!?そうなの?…ああ、猫って柑橘系が苦手だもんね?」


クロちゃん弟、苦手な物を発見!新鮮な感じ。

で、話しは変わるが、レベル1なので期待はしていなかったが、松と檜があった。松はキノコ系の為に杉と総入れ替えしたい気分だ。

檜も適度に植えたいな。檜はお風呂の素材とかにも使う高級品である。


そんな話をしながら歩いていたら、いつの間にか林を抜け出していた。


「やっと抜けられたなぁ。さてと…見渡す限りの草っ原だぞ。」


音声【閣下、僕が空から、海岸線の方向を探しましょうか?】


さすがは天使。こういう時は便利だな。


「んじゃ、頼む。」


『…兄上殿、潮風はあちらから来てますね。』


なんと、さすがはクロちゃん弟。2L (トゥエル)に頼むまでもなく、探し当ててくれたぞ。もう最高です。


音声{御主人様、秋刀魚増産の施設は海岸線付近に作るんですか?}


「そうだな。まあ、海岸線に近い方が何かと便利だろ?迷った場合も見つけやすいし。」


そうと決まれば、2L (トゥエル)がブツクサ文句を言っているが、クロちゃん弟先頭で移動開始だ。


「おい、おいてくぞ、2L (トゥエル)!!」


音声【分かってますよっ!置いていかないで下さいっ!】


草っ原を進むこと、約30分。俺の鼻にも潮風が感じられてきたぞ。


『もう目と鼻の先ですね。あっ、崖です。兄上殿、気を付けて!!』


おっと、気が付かなかったが、この周辺の海岸線は険しい断崖になっていた。リアス式海岸ってやつかな?


「北側と南側じゃ、だいぶ様子が違うなぁ。拠点を作ったのが南側で良かったよ。」


『兄上殿、砂浜が白くて綺麗でした!菅原すがわら橘花たちばなも喜びますね?』


ああ、そう言ってもらえて良かった。まあ、まだ公開するにはコテージ内も不備が多いし、色々と準備不足なんだよね。


「とりあえず先に、この草っ原を取り除いてしまおうかな?」


まずは広場、広場と…。


__________________________________


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>建設項目LV1>>


>施設>>


>仮設トイレ〈必要霊子10〉

>仮設水飲み場〈必要霊子12〉

>工事現場〈必要霊子15〉

>プレハブ診療所〈必要霊子15〉

>公衆電話〈必要霊子15〉

>広場〈必要霊子20〉


__________________________________



施設から広場を選択し、それを3つ並べて配置してみた。霊子は60消費。

デカい野原が出来ました。


「…すぐ草がボウボウになりそうな気がしないでもないな…。」


音声【みんなで草刈りをするしかないんじゃないですか?】


そうね。除草剤とか…無いな。


「次は住宅…の前に、上下水道だな。」


__________________________________


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>建設項目LV1>>


>上下水道>>


>水道管〈必要霊子5〉

>下水管〈必要霊子5〉


※10メートル辺りの消費霊子です

__________________________________


これは、普通の上下水道だった。しかし、どうしたもんかな?


「水道管付けたところで、水が出るかどうか分からんけども?そもそも、その先はどうなるのよ?」


でも、上下水道の表記があるってことは、そう言うことでしょ?レベル1だから作れる施設に表示されないだけで、給水塔や給水タンクとか出てくるんじゃないの?


と言う考察の元、広場の地下に一列で水道管と下水管を設置。霊子は10消費だ。

更にその上に、プレハブ小屋2棟と災害避難住宅を1棟を並べる。霊子は32消費。


__________________________________


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>建設項目LV1>>


>住宅>>


>ボロ小屋〈必要霊子5〉

>掘建て小屋〈必要霊子8〉

>プレハブ小屋〈必要霊子10〉

>災害避難住宅〈必要霊子12〉


__________________________________


残念。この程度ではレベルは上がらなかった。


『うわっ!?いきなり目の前に出現するなんて、スゴいですね、兄上殿!?』


「うんうん。クロちゃん弟、その驚きは初見だけだよ。すぐに慣れるからね〜。」


現に、2L (トゥエル)もE5(エコ)さんも平然としているしね。


音声{…慣れてるわけじゃないんですよ?御主人様のことだから、しょうがないと諦めているんですよ?}


音声【ちょっと言い方が悪いですよ、E5(エコ)先輩?閣下のネジが外れているのは、今更なので…。】


ヲォイ!!お前ら、クロちゃん弟が居なかったら張っ倒してたところだ(怒)。感謝するがいい。


ちなみに施設から、仮設トイレと仮設水飲み場、プレハブ診療所と公衆電話を少し離れた場所に設置してみた。勿論、水道管と下水道も増設して繋いでみる。霊子消費は計62だ。


音声【何のために公衆電話を?】


「ん?見た目が面白いから。」


キュ…キュ。


『あっ!?兄上殿、水が出ますよ?』


「えっ!?」


クロちゃん弟、仮設水飲み場の蛇口を捻って水を出している。どういう事?


「何故だ!?給水ポンプにも繋げていないのに、どこから水が出ているんだ??」


音声{え〜と、まるで田崎家みたいですね?}


えっ!!??


そりゃ確かに、我が家も水道管も電線も途切れてるけど、その実繋がっていてだね…。


「!?…ま、まさか、うちの水道管に繋がっているのか??」


んじゃ、下水道もか??電気代とか水道代の支払いどうしよう?箱庭とかやってたら、父さんと母さんに迷惑がかかりそうだぞ!?


こんなところで、まさかの事実発覚である。知りたくなかった。

だが、もはや止まることは出来ない我が家である。


「こうなれば、お金の件は八幡ハチマン様に泣きつくしかないな…。」


『兄上殿、顔色が悪いですよ?』


うん。もう倒れそう。色々と。既に霊子は合計164の消費である。ちょっと頭が重い。


「大丈夫。やることやっとかないとね。」


で、次は電柱だろう。


__________________________________


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>建設項目LV1>>


>電柱>>


>電柱〈必要霊子5〉

>電線〈必要霊子1〉※


※10メートル辺りの消費霊子です


__________________________________


案の定、電線がありました。多分、電柱と住宅や施設と繋げるのだろう。コレあれだね、シムシティを思い出す。


「やっぱり、電線の先とか無いな…。」


発電所や変電所の類いは表記がない。


音声【それっぽくなりましたが、工場の方が良くないですか?】


ああ、それも考えたが、あんまりピンとくるものが無かったんだよぁ。


__________________________________


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>建設項目LV1>>


>工場>>


工場こうば掘立小屋〈必要霊子50〉

工場こうばトタン屋根〈必要霊子100〉


__________________________________


工場に関しては、もう少し規模が大きくなってから考えていいだろう。そもそもレベル1では、作れる種類が2種類のみ。トタン屋根の工場こうばとか嫌だな。


「あんまり規模を大きくしても仕方ないし、もう時間的にヤバいからな。」


なので、急いで電柱と電線を配置していく。思ったよりも面倒な仕事だ。

それに霊子は計30の消費。まだまだイケるけど、薄暗くなって来たから、急いで近くに鳥居ゲート〈乙〉も設置せねばならない。ああ、忙しい忙しい(汗)。


音声{御主人様がちゃんと働いてますっ!?}


聞こえてますけど?


「電線張り終えたぞ!もうちょっと離れた場所に鳥居ゲートを出すぞ。」


本来は石畳の道路を作りたいところだが、それは後日にしよう。


俺は鳥居ゲート〈甲〉のときと同様に、広場を配置して、その中央に「損害賠償目録」から鳥居ゲート〈乙〉を設置した。


ドーーーン!!と出現した石製の鳥居にクロちゃん弟は驚きの表情だ。


音声【閣下、鳥居の柱に触れて霊子登録をして下さい。指紋認証みたいなものですから。】


2L (トゥエル)の説明は相変わらず、ザックリしている。


「はいはい、これで良いのかな?」


触れた指の先で、何かがピーーーン!と張り詰めた。


__________________________________


鳥居ゲートの起動開始。


猊下《田崎 蓮人》様と認証しました。


登録霊子〈01011001〉


数式安定。〈甲〉と〈乙〉の亜空間接続を確認しました。


使用者の許可設定が可能です。


[ ]


__________________________________


鳥居の内側が歪み始め、ジジジィィと異音と共に、その向こう側の景色が変わった。これは〈甲〉側の鳥居から見た景色かな?多分、これで自由に行き来が可能となったと思われる。


「お〜し、どうやら成功したみたいだな?」


音声【現状、これを使えるのは閣下のみですよ。僕たちを登録していただけると助かります。】


っだよね。でもさっき、人のことをネジが外れたとか何とか言ってたよねぇ?


「そうですか…登録ですかぁ?」


音声【ちょっ…冗談じゃないですかっ!?嘘ですよっ!僕は閣下を愛してますカラァァァァ!!】


「えぇぇ〜いい。うるさいっ!お前には羽根があるだろうがっ!!」


『…兄上殿、2L (トゥエル)さんがかわいそうですよ…。』


むぅぅ。クロちゃん弟にそう言われたら仕方ないし。


音声{2L (トゥエル)さんはもう少し、反省した方が良いと思います。}


「…いや、お前も同罪だからな。このポンコツがぁ!!」


と言うことで、使用者の許可設定は[DSディスさん・E5(エコ)さん・4R (シリュウ)・G3(ジザ)さん・2L (トゥエル)・クロちゃん]とした。彼等だけは自由に鳥居ゲートを使用できる事になる。

追々、各リーダーは登録しても良いかとも思っている。


「さて、今日はこのぐらいにして切り上げるぞ。帰りも鳥居からコテージまで結構、歩くんだからな。」


こうして鳥居を潜った俺は、その前に、2L (トゥエル)を押し倒して鳥居ゲートの安全性を確認してから、悠々と通り抜けた。


音声【危ないじゃないですかっ!?何で急に押すんですかっ!?】


「いや、クロちゃん弟の安全を確保する為にだな?」


『うわっ。スゴいですね。一瞬で戻って来ましたね。』


うんうん。スゴいよね。はしゃぐクロちゃん弟が微笑ましい。


音声{ふぅ。無事に戻って来れました。やれやれです。}


ともあれ、第一目的である秋刀魚増産計画の拠点を確保できた事に満足する俺なのであった。あと、同時に秋刀魚の倍々作戦も同時進行せねばならないわけで、当分、忙しい日々を迎えそうな予感なのだった…。


◆ ◆ ◆


田崎 蓮人

種族〈秘匿種(真人)〉

階級〈地祇〉

所属国〈災害竜脈の地〉


カテゴリー〈30.6+〉※変化無し

戦闘力 714+12

防御力 632+12

生命力 628+12

回避値 582+10

知能値 88+2

器用値 25

魔力値 728/942+20


無属性ウーデニア656+10

地属性(テラ688+10


固有能力パーソナルスキル

竜脈適正「最高位」

幸運の加護

雷霆の守護

世界卵の選別

蓬莱の恩恵

王桃の系譜

全能神の祝福

異種言語LV1

宝物庫〈Ω〉


能力スキル

打撃 調理 計算 博識 精密操作 努力 竜脈 再生 霊子

統治 隠密 命名 還元 猫愛


召喚系インウォーカティオ術式

契約

契約破棄

契約鑑定

召喚

送還

眷属召喚

眷属送還

眷属探知

眷属鑑定

竜脈の盾


眷属ファミリア

E5(エコ)さん

DS (ディス)さん

4R (シリュウ)

G3(ジザ)さん

2L (トゥエル)


契約

ルル君

金さん

チョメ君

ミミちゃん

シーちゃん

ミチ

花子さん

タロさん

ロンちゃん

クロちゃん

ハナちゃん

ハッピー

シマ

カア君(若彦)

乙女ちゃん

ユズリハ(野良ネズミさん)

紅葉

菅原すがわらくん

橘花たちばなくん

リコピン

JOLジョリュ

葉蘭はらん

水引みずひき


称号

竜脈使い


装備

魔弾・オレイカルコス〈魔銃〉

属性:中炭素鋼カーボンスティール改LV220〈秘跡武具サクラメント級〉

付与効果:神の遊具〈風属性エア

月光核〈新月〉増幅20%

耐久値強化〈合金マテリアル

耐久値:400+α


小型「電子情報枠ウィンドゥ

種族〈電脳媒体〉

階級〈生命樹セフィロト分体〉

属性:電子属性エレクトロン20

カテゴリー〈2.5+〉

耐久値:500


サバイバル風シャツ〈服〉

属性:化学繊維レーヨンLV20〈通常ノーマル級〉

付与効果:生存本能+

保温効果

物理抵抗

耐久値:40


ジーンズ〈服〉

属性:厚地織布デニムLV18〈通常ノーマル級〉

付与効果:物理抵抗

耐久強化

耐久値:60+α


◆ ◆ ◆


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