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第12話「物質再構成(マテリアライズ)の法則。つまり食べたい放題か?」

我が家転生…「我は無限の竜脈使い?」…が眷属育成計画中なのですw


第12話「物質再構成マテリアライズの法則。つまり食べたい放題か?」


日本の竜脈を管理する神「九頭龍大権現」と名乗るヴァースキちゃんの登場。

それを巡る竜脈の暴走とやら。そして俺に生えた?竜脈適正とやら。

はっきり言って意味が分からないし、俺と我が家を巻き込んだことで日本列島沈没が回避されたと言うなら、まあ百歩譲って許すとしようか…。


許せるかぁあああーーー!!


ポチッと!



ザザザザッ…あっ、蓮人さん∑(゜Д゜)急に消すなんてヒドい…ブチッ



アイツ、全然反省してなかったな。

当分、テレビ視聴禁止だな。リモコンをそっと座布団の下にしまう。


『フニャ!』


ほら、ルル君もそう言ってます。賛成って。


そんな事より昼飯を準備しようと思うのだが、やはり今一番で先行きが暗いのが食糧事情だな。食材はあるのだが、やはり生ものを先に消費すべきだろう。野菜も同様だ。

それでも不安に苛まれた結果、昨夜はカップ麺…で済ましてしまった訳である。


でも赤いキツネ美味いし!緑のも好きですけどね。

だって今のカップ麺は昔と違って美味しいからね←言い訳でしかない。


実際、この歳まで親と同居していたせいもあり、あんまり自炊してないせいもある。

作ってもパスタとか野菜スープぐらい。味付けはプチっとシリーズ。アレ良いね!全種類確保してありますよ。コレクター心をくすぐります。



3階廊下の戸棚を開けてっ…ゴソゴソっと…あれ?


まぼろしぃ〜〜?赤いキツネの在庫が戻ってる。昨夜に食べた筈の赤いキツネがある。

そう言えば卵も1階の冷蔵庫の中で戻ってた気がする。見間違い、気のせい気のせいって、そうじゃ無い。


「…これは、はて?どう言う現象だろう?消費した筈のモノが元に持っているだと?」


だがしかし、今朝に開けた猫餌の袋はそのままだ。何が違う?


これは本来であれば今すぐ検証すべき事項だろう。今の俺の生命線とも言える光明が垣間見える現象だからだ。

ところが現在、俺は原因大元のヴァースキちゃんとやらを確保済み。直接問いただす事が可能と思われる。


ならばここは補充(?)された赤いキツネを食し、味覚に異常は無いか?ちゃんと消化できる物質なのか?を検証すべきではないか?いや、するでしょ!今でしょ!お腹空いたから!!


ハイ、割り箸を準備して…あっ、割り箸も補充されてんね。


T–ファールに蛇口から水を注ぎ、台座にセット。スイッチONで沸騰開始。

ヤカンしか無かった昔に比べて便利な時代になりました。しみじみ。


ものの2分もせずに沸騰終了。お湯を赤いキツネに注ぎます。ちなみに俺は粉を油揚げに乗せてお湯を注ぐ派。ドボッドボッ。


どんギツネさーーーーん!!

メーカーが違う。怒られる。



さて、準備万端。自室のテーブルに赤いキツネを置きましたらあと3分。

俺の横にはミミちゃんとルル君がお澄まし顔で正座。ウチの子、天才。

でも残念ですが人間の食べ物は猫ちゃんにはあげませんし、そもそもこの子達は良い子なので欲しがらないのです。

無論、ちゃおチュールを準備してあるのを理解しているので、先に一本づつあげるのですが。


「じゃあ、ミミちゃんにはササミ味。ルル君はマグロ味ね。」


『ニャ〜〜。』『フニャっ!』


ちゃおチュールを求めるつぶらな瞳。そして舐め取る小さい舌先。その全ての仕草。見ているだけで癒される。

愛だね。これこそ愛だね!


はあ、満足。

ヤバい、3分過ぎてた。麺が伸びるっ!?

伸びたら伸びたで美味いけども。


しかし思い出されるのは、この子達の前の世代の猫ちゃん達だ。

俺の部屋にはチンチラシルバーの、それは美しい白い長毛の姉弟猫がいた。


なんで急に思い出したかと言うと、弟の方の猫…ハッピーって名前なんだけど、もうスゴイ食い意地が悪くて、俺がカップ麺を食べてると狙いすまして襲い掛かり、カップ麺をひっくり返すという大惨事を繰り返す子だった。


散々怒ったけど、ああ懐かしいなぁ。なんか赤いキツネの湯気が目に染みて、涙が出て来やがる。コレは心の汗さ。



ふわぁ〜ん



…?

気のせいだろう。なんか白くてフワフワしたものが目の前を通り過ぎた気がしたが、きっと赤いキツネの湯気に違いない。

うん、そうに違いない。ミミちゃんとルル君も気にしてないし。


それにあの頃はまだ、ちゃおチュール売ってなかったからなぁ。ロンちゃんとハッピーにも食べさせてやりたかったなぁ。

そんな事を思いながら麺をすする俺。


あっ、忘れてた。リモコンを座布団の下から取り出してスイッチONだ。



ザザザザッ……。゜(゜´Д`゜)゜。ひ、ひどいです!話しぐらいちゃんと聞いて欲しいですの…



「ああ、ゴメン。ゴメン。ところでヴァースキちゃん?」



ザザザ…∑(゜Д゜)えっ!?ちゃん?ヴァースキちゃん?そんな…わたし…ちゃん付けなんて初めてなの…( ゜д゜)…ザザザザッ



おうっ。いきなり刺激が強過ぎたか。しかし文章の感じからして幼女感が半端なくするのだからしょうがない。龍神様だけどっ!


「ヴァースキちゃんじゃダメか?」



…ザザザザ…わたしにはちゃんと「九頭龍大権現」和修吉ヴァースキ竜王って名前がるんですの(*´Д`*)……でもまあ…どうしても呼びたければ呼んでもいいけども:;(∩´﹏`∩);:ですの…ザザザザッ



ほほう。コレが噂のツンデレか?なんかちょと違う気もするが。

ともあれ本人の了承を得たので良しとしよう。


「ところでヴァースキちゃん。戸棚の赤いキツネが補充されてんのだが…ズルズル…ごっくん…どういう現象だ?」



…ザザザザ…あっ、それはアレですね\(^ω^)/竜脈の影響で焼き付いた写真のネガといいますか、残留思念が実体化する物質再構成マテリアライズ現象ですの(*´Д`*)…



……ちょっと何を言ってるか分かりませんね。



…ザザザッ(*^ω^*)でもここで注意事項がありますのd( ̄  ̄)。現状、物質再構成マテリアライズ化するに要する時間は個体差がありますの∑(゜Д゜)。例えば蓮人さんが今食べてる赤いキツネは約12時間経過で実体化しますの(〃ω〃)



ぽかーーんですが、つまりは食べ放題と言う事ですか!?


いや、待て待て。そんな都合の良い解釈をするのは危険だろう。何しろ相手はヴァースキちゃん。

この幼女、まず間違いなく天然系の匂いがプンプンするのだから…。


◆ ◆ ◆


田崎 蓮人

種族〈人間〉

階級〈一般市民〉

所属国〈日本〉


カテゴリー〈1.0+〉

戦闘力 6

防御力 8

生命力 8+2

回避値 8

知能値 26

器用値 25

魔力値 3+2


無属性ウーデニア2+2


固有能力パーソナルスキル

竜脈適性「低位」


能力スキル

打撃 調理 計算 博識 精密操作 努力


称号

一小市民


装備

中炭素鋼バール(中)〈打撃武器〉

属性:中炭素鋼カーボンスティールLV60〈特殊兵装ユニーク級〉

付与効果:物理強靭化・打撃強化

耐久値:100


i poon E5〈最新型の携帯機種〉(変異中)

属性:精密機器LV20〈特殊兵装ユニーク級〉

付属効果:電子機器

耐水機能

耐久値:31


上下スウェット〈服〉

属性:化学繊維レーヨンLV15〈通常ノーマル級〉

付与効果:物理抵抗

保温

耐久値:40


◆ ◆ ◆




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