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第103話「進捗状況・E5(エコ)さん復活への道」

我が家転生…「我は無限の竜脈使い?」…が眷属 …育成計画中なのですw


第103話「進捗状況・E5(エコ)さん復活への道」


竜脈生活70日目。


思いもよらぬ展開になった事で、俺はモヤモヤした気持ちを抱いていた。これがモヤモヤ病というやつだろうか?

まさか我が家の食卓が、神による密漁騒ぎにまで発展するとは…これは何とかしなければならない。

いや、それって俺の責任なの?竜脈の中に閉じ込められているっていうのに、自由に生きることも出来ないのか?


「と、言ったところで何も変わらないか…。」


音声【どうしましたか、閣下?】


不意に声をかけられ、俺はビクッと身体を震わせた。ちょっとばっかし物思いにふけってしまったようだ。2L (トゥエル)は不思議そうに俺を見ている。

ネットサーフィンの途中だというのに、俺としたことが。


「ああ、すまない。今日はちょっと気が乗らないようだ。最後にあのホームページを見て終わりにしようか?」


音声【はい。では龍神連盟ブログを開きますね。】



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龍神連盟ブログ〔今日の九頭龍様〕ヽ( ̄д ̄;)ノ=3=3=3仮設版(vr1.2)


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活動報告(NEW)◯◯家の秋刀魚について


ブログ\(^-^)/10月25日更新


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アクセス〈非登録〉


代表・和修吉 龍子


※誹謗中傷は一切受け付けません


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ふむふむ。もう俺は驚きません。慣れたと言っても良い。

では新たな活動報告を見てみましょうか。


「活動報告を見てみよう。クリックと…。」


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◯◯家の秋刀魚について


2020.010.26 02:30:34


まことしやかに噂話が先行しているが、神々による秋刀魚の買い占め、密漁は厳しく禁止する。これは世界神界会議でも同様の決議が採択される予定である。


それを踏まえて、我々、八大龍王は各地の海域の監査を強化する予定である。

この忠告に従わす、違法な行動を取る神々については、実力行使にて措置を行うことをここに明言しておく。

以上。


筆者 難陀ナンダ竜王


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


名無しの何だ?さん、ちょっと怖いですね。

しかし、龍神連盟は動きが早い。


「この分なら、当面は大丈夫そうだなぁ。」


音声【え…秋刀魚って…まさか。】


そう、そのまさかなのですよ、そこの2L (トゥエル)さん。ニヤリ。


「だがまあ、想定内だな。むしろ、秋刀魚ごときで大騒ぎするとは、神界も世知辛い。」


と言いつつ、俺はヴァースキちゃんのブログを確認する。



−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


今月で25名ですの


2020.10.25 09:30:23


⊂((・x・))⊃◯◯家への無断侵入の件、総数が25名になりましたの。

今月に入って14名ですの。


こちらは裏天皇家の八咫烏の皆さんのおかげで、記憶消去の上、ちゃんと解放されていますの。あまりに悪質な方は、それ相応の処置を行っているそうですの。


皆さんも気を付けて下さいですの_φ( ̄ー ̄ )。


BY 和修吉 龍子


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



無性に顔絵がイラつくな。


だが、未だに田崎家の敷地に入ってくる人間がいるとは驚きだ。

彼らは一体、何を求めているのだろうか?不思議だなぁ。だってかれこれ、既に今日で70日目だよ。キリが良いね。


ヴァースキちゃんには「竜脈の盾」の件でも聞きたいことがあるが、今日は生憎、そんな気分じゃない。


「今日は切り上げて、工房に進捗状況の確認に行くとしよう。」


音声【そうですね。そろそろ、あちらでも成果が出ていると思われますし…。】


無論、それはE5(エコ)さん復活に向けての成果を期待しているわけで。


そうとなれば邪魔が入らないうちに移動を開始だ。

俺たちは速やかに拡張物置部屋へと踏み入った。


「やあ、BMベム。G3(ジザ)さんは工房に居るか?」


『ボフッ!!』


「ああ、いいよ。呼ばなくても、俺が直接行くからさ。」


律儀な性格のBMベムである。彼はまったく、G3(ジザ)さんには勿体無い助手だ。わざわざ、G3(ジザ)さんを呼びに行こうとしたからSTOPをかけた。

そもそも、あのG3(ジザ)さんなら俺がココにいる時点で気付いている筈だしな。


BLベラも悪いな。いつもハッピーの相手をしてもらって。」


それにBLベラも見た目はあんなだが、とても母性本能に溢れた優しい妖怪仙人である。


『ボフッ。』『ニャビャ〜!!』


ハッピーはBLベラにジャレていたようで、俺に気付いて駆け回る。まったく、落ち着きのないヤツだ。どこまで走って行く気だ??


「ハッちゃん、伏せ!!」


ダメだった。相手は猫だしね。どうせ疲れたらバテるだろう。


「んじゃま、ちょっとG3(ジザ)さん、先に聞いとくけど、DSディスさんも居るのか?」


その回答によっては、直で踏み込むのはよそうと思うのだ。


音声《なんじゃ?先に入れば良かろうに?》


出ました。神出鬼没で背後にニュッと出現したG3(ジザ)さんだ。


「いや、だから…DSディスさんとお前がいると、相乗効果で何が起こるか分からんだろう?」


音声《なんじゃそれは?人を何んだと思っておるのじゃ?》


その言葉、そっくりそのままお返ししたい。


「つまり、工房にDSディスさんもいるんだな?今は何を作ろうとしているんだ?」


音声《むう…腑に落ちんが、まあ良かろう。今はな、2L (トゥエル)殿と共同で作製した〈錬成演算≒NOCTURNE〉にかかりっきりじゃな。》


「え?何ノクターンて?」


ドヤ顔のG3(ジザ)さんを押しのけて、俺は隣に立つ2L (トゥエル)に聞いてみる。


音声《コレ!なんで儂に聞かんのじゃ??》


音声【では僕から説明させて頂きます。〈錬成演算≒NOCTURNE〉とは神炎炉を使用した精製の仮想演算システムとなっています。田崎家の神炎炉は通常の物から逸脱していますので、新たに管理システムとして組み立てた次第です。】


ほほう。やっぱり2L (トゥエル)の方が説明が上手いよなぁ。


「その演算で、E5(エコ)さんの…その何んとかってのを先に計算しているわけか?」


音声《竜脈サーキットじゃぞ!》


音声【その竜脈サーキットを精製するためには必要な素材、そして設計ルートがあるのですが、この〈錬成演算≒NOCTURNE〉を使用する事で、確定ルートと素材を知る事が出来るのです。】


「何だと!?それはもう、その竜脈サーキットとやらは完成間違いなしじゃないかっ??」


音声《しかし…そうは上手くは》


音声【しかしながら、そこへ至るルートは長い道のりとなります。既に精製を開始していますが、やはり1つの部位を完成させるのに6時間掛かるためですね。】


「そうか…それでDSディスさんも籠もっているわけだな。」


予想以上に、その部位の種類が多いと見た。


音声《そう…その通りな》


音声【その通りです。竜脈サーキットへの工程は54精製になります。しかしながら、この偶然に感謝せねばなりませんが、その全ての素材が今、この田崎家に集まっているのです。】


「それ、偶然か?」


それは偶然じゃない気がするぞ?まあ、俺の勘ではあるが。


音声《で、じゃな…必要な素材が》


音声【是非とも必要な素材がありまして、それを閣下から頂く必要があります。ほぼ、閣下の宝物庫〈Ω〉の中に保存されておりますので。】


「ますます、偶然じゃない匂いがプンプンするなぁ。」


だが、E5(エコ)さん復活の為だ、御都合主義にも目を瞑ろう。


音声《…少し、儂の話しを》


音声【そこで必要な素材が、恵比寿の幸札、第六周期複合セシウス鋼の大楯〈星〉、若水、猫の小判10枚と、そして千羽鶴と地祇の髪となります。】


「…すごい御都合主義だし、なにより千羽鶴とかどういうことだ??まだ完成していないぞ。未来予測かよ?」


弟達が必死に作っている千羽鶴が、まさかの素材入りだと言う。

それだけじゃない。宝物庫〈Ω〉の中に入っているものは良いとして、地祇の髪って何だよ?


音声《……。》


音声【その通りですね。〈錬成演算≒NOCTURNE〉はあらゆる事象を読み解き、過去未来にまで干渉し、解答を導き出すのです。】


「エライもん作っちゃったのね?で、地祇の髪ってどうなの?」


音声【勿論、閣下の髪ですね。1番、重要な素材ですね。】


ああ、やっぱりねぇ〜。そんな気はしてたけども。


とりあえず、俺は「放物庫〈Ω〉」を開いてみた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


《宝物庫〈Ω〉展開》


在庫:23種類


◯1万4千990神貨

◯損害賠償目録〈八幡宮総括本部対応残りポイント100〉

◯折り鶴〈クロちゃん弟製のグチャグチャ折り鶴〉

五色ごしきの勾玉〈朱〉〈相生相剋へと導く因子〉

◯若水〈月の霊水〉

◯竜宮城割引チケット×5〈お得な割引チケット〉

第六周期複合セシウス鋼の大太刀(火)

◯騎士盾槍・第六周期複合セシウス鋼ロング・スピア〈小型〉

第六周期複合セシウス鋼製の針(×8)

第六周期複合セシウス鋼の扇子〈菊華模様〉

第六周期複合セシウス鋼・軟鋼弓〈小型〉

第六周期複合セシウス鋼の大楯〈星〉(×2)

第六周期複合セシウス鋼の鞍 (×1)〈小型〉

◯小判〈500円玉等価交換〉×8

◯水風船〈神の遊具〉

◯練丹〈下級仙薬〉×7

◯恵比寿の幸札〈幸運を招く御札〉

◯大黒天の福札〈福を呼ぶ御札〉

◯毘沙門天の武札〈武勇を助ける御札〉

◯弁天の楽札〈楽の才を導く御札〉

◯福禄寿の寿札〈寿を司る御札〉

◯寿老人の命札〈命を延命する御札〉

◯布袋の運札〈運命を超える御札〉


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


……。


「あっ!?小判が足りないっ!!??」


そりゃそうだ。だって500円玉が足りなくて、ミミちゃんの等価交換を中止してるからな。そして2枚足りない事が発覚した。


音声【な、なんて事でしょう…まさか、どうしたら良いのか…。】


2L (トゥエル)がガックリと膝をつく。

そこまでショックを受ける事もなかろうに。まるで絶望のように。


「…いや、ここは知恵袋のG3(ジザ)さんに聞いてみようじゃないか?なあ、G3(ジザ)さんや?」


うん?返事がないぞ。


「おい、G3(ジザ)さん?」


音声《うっさいわい!!自分で考えるが良いわっ!!》


逆ギレっ!?なぜかG3(ジザ)さん、怒って消えてしまったぞ。意味がわからん。

そして2L (トゥエル)は死に体である。ヤレヤレだ。


…竜脈サーキット完成への道は険しい。


「はぁ……うわっぶっ!?痛ぁぁぁ!!」


ため息をついた俺の顔に、不意打ちでハッピーが飛び付いてきたのだ。この駄猫の存在をすっかり忘れていたのだ。


俺の顔に爪が突き刺さり、まさに踏んだり蹴ったりの1日になってしまった。


◆ ◆ ◆


田崎 蓮人

種族〈秘匿種(真人)〉

階級〈地祇〉

所属国〈災害竜脈の地〉


カテゴリー〈21.0+〉

戦闘力 488+12

防御力 416+12

生命力 412+12

回避値 402+10

知能値 52+2

器用値 25

魔力値 597+15


無属性ウーデニア476+10

地属性(テラ508+10


固有能力パーソナルスキル

竜脈適正「最高位」

幸運の加護

雷霆の守護

世界卵の選別

蓬莱の恩恵

王桃の系譜

全能神の祝福

異種言語LV1

宝物庫〈Ω〉


能力スキル

打撃 調理 計算 博識 精密操作 努力 竜脈 再生 霊子

統治 隠密 命名 還元 猫愛


召喚系インウォーカティオ術式

契約

契約破棄

契約鑑定

召喚

送還

眷属召喚

眷属送還

眷属探知

眷属鑑定

竜脈の盾


眷属ファミリア

E5(エコ)さん

DS (ディス)さん

4R (シリュウ)

G3(ジザ)さん

2L (トゥエル)


契約

ルル君

金さん

チョメ君

ミミちゃん

シーちゃん

ミチ

花子さん

タロさん

ロンちゃん

クロちゃん

ハナちゃん

ハッピー

シマ

カア君(若彦)

乙女ちゃん

ユズリハ(野良ネズミさん)

紅葉

菅原すがわらくん

橘花たちばなくん

リコピン


称号

竜脈使い


装備

魔弾・オレイカルコス〈魔銃〉

属性:中炭素鋼カーボンスティール改LV220〈秘跡武具サクラメント級〉

付与効果:神の遊具〈風属性エア

月光核〈新月〉増幅20%

耐久値強化〈合金マテリアル

耐久値:400+α


E5(エコ);)6}<da¥

種族〈電子のsZ|>?€〉

階級〈£#]の蝶妖精フェアリ$/Ⅷw)-〉

属性:€\%|?}\+

カテゴリー〈-s72&〉

耐久値:-7hxi-?,


自由魂シャツ〈服〉(NEW)

属性:化学繊維レーヨンLV15〈通常ノーマル級〉

付与効果:フリーダム〈微〉

物理抵抗

耐久値:50


秋模様下スウェット〈服〉

属性:化学繊維レーヨンLV18〈通常ノーマル級〉

付与効果:秋の味覚+

物理抵抗

保温

耐久値:40


◆ ◆ ◆

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