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第102話「神々が秋刀魚を狙ってる・密漁を防ぐ為に」

我が家転生…「我は無限の竜脈使い?」…が眷属 …育成計画中なのですw


第102話「神々が秋刀魚を狙ってる・密漁を防ぐ為に」


竜脈生活69日目。


田崎家は今日も変わらず平穏無事である。

昨日は秋刀魚さんまを食べて秋を堪能したし、冬に向けて粛々と準備をするだけだ。

冬…ねぇ。もはや我が家には四季は来ないと言うのに。


「雰囲気的には暖炉とか欲しいところだね。」


音声【神界の家具は高いですからね。】


それな。全てがドン引きする価格である。


音声【反応炉さえあれば…。】


グッと拳を握る2L (トゥエル)である。

言いたいことは分かるが、無い物ねだりはやめなさい。今はそれよりもやる事がある。


「…それでは今日もよろしく頼む。」


音声【はい。ではいつもの掲示板を開きます。】


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


某秘密結社【警告】〇〇家【No.43】


1:スレ主:2020/10/24 12:00

こちら某秘密結社である。

某秘密結社より警告を発する。

〇〇家の実在名使用禁止。〇〇家への誹謗中傷禁止。

〇〇家への敷地内侵入禁止。〇〇家への過剰反応禁止。


2:不動産:2020/10/ 24 12:01

何度も言うが、インドアさんの今回の単独勧誘は許せません。

我が社でも勧誘のチャンスはありましたが、見逃していましたし。


3:芋さん:2020/10/ 24 12:01

スレ立て、ご苦労様です。


4:しゃましゅ:2020/10/ 24 12:03

それに関しては、議会の方にも苦情が殺到しているぞ。

一難去ってまた面倒な事態だな。はぁ。


5:月:2020/10/ 24 12:03

スレ主、天若彦の件で話しがあるのだが、ちょっと良いか?


6:鯛ちゃん:2020/10/ 24 12:04

乙です。ところで、僕もスレ主は若彦君の件で、彼には謝礼を出した方が良いと思うんだけどな<1


7:苦情明王:2020/10/ 24 12:04

アンタたち。昼間っから何してんのよ?暇なの?馬鹿なの?

こっちは苦情処理で忙しいってのに!!


8:不動産:2020/10/ 24 12:06

誰ですか?奴にこの場所を教えたのは?しゃましゅ様ですか?


9:スレ主:2020/10/ 24 12:06

月さん、直メールします。それとも居酒屋にします?<5

それは分かってるけど、今動くと上がうるさいからね<6


10:苦情明王:2020/10/ 24 12:07

不動産。アンタ、あとで浄土に来なさい。


11:しゃましゅ:2020/10/ 24 12:07

彼への交渉権は一時停止。これは明日に公布する予定。

その後は彼の動き次第だな。

俺じゃないぞ。<8


12:鯛ちゃん:2020/10/ 24 12:07

七福神ファクトリー(株)も議題に上がってたよ。

んじゃま、中止のメールをしておこうっと<11


13:美香el:2020/10/ 24 12:08

こんにちは。先の過剰報酬疑いで事情聴取を受けまして、無事に釈放されました。

ただ、公式に我が八幡宮統括本部は議会を抗議いたします。


14:名無しの竜:2020/10/ 24 12:08

なんだとっ!?龍神連盟も予算を割いたばかりだぞっ!?


15:名無しの何だ:2020/10/ 24 12:09

お前ら、落ち着け!!<14 13


16:鯛ちゃん:2020/10/ 24 12:09

あ〜。でも美香ちゃん、八幡様は寝たままでしょ?勝手に動いちゃまずくない?

八幡様が今回寝てるのって、ちょっとアレな気がするし。<13


17:名無しの女王:2020/10/ 24 12:10

あら?ちょっと見ない間に大騒ぎになってるわね。

私も参戦しようかしら?


18:お爺さん:2020/10/ 24 12:10

これ、天使よ。八幡も彼に迷惑を掛けるのを嫌うでの、やめておけ。


19:喜見城広報部:2020/10/ 24 12:11

大変、御迷惑をお掛けしています。

苦情に関しては善処させていただきますので、何卒、よろしくお願いします。


20:芋さん:2020/10/ 24 12:11

参戦しないで下さい。<17


21:玉:2020/10/ 24 12:12

陛下、何をされているんですか?帰ってください。


22:鯛ちゃん:2020/10/ 24 12:12

あっ。黄竜のお爺さん、王桃の予備あるかな?

広目天くんも大変だねぇ<19


23:美香el:2020/10/ 24 12:13

そうですね。よく考えたらそうでした。今、ウリエルに怒られました。


24:爺さん:2020/10/ 24 12:13

はて?儂はただの爺さんじゃよ?

あと、予算はそのまま確保しておくのじゃ。<14


桃はあるが、メールで送れんじゃろう?


25:ネコ女王:2020/10/ 24 12:14

(=´∀`=)サンマの塩焼きどこ???


26:鯛ちゃん:2020/10/ 24 12:14

えっ!?<25


27:スレ主:2020/10/ 24 12:15

誰!?<25


28:名無しの女王:2020/10/ 24 12:15

どちらの女王!?<25


29:不動産:2020/10/ 24 12:16

確かに日本は秋刀魚の季節ではあるが…。


お前に時間を割く暇はない。蛇でも食べてろ<10


30:ネコ女王:2020/10/ 24 12:16

(=´∀`=)ネコちゃんの女王で〜す。

今、ネコの精霊や神に大人気の彼にあやかり、猫八部衆グッズを作成中で〜す。

あと、サンマはどこで売ってるの?日本ですか〜?<29


31:鯛ちゃん:2020/10/ 24 12:17

あ…秋刀魚って、今日は彼が食べてるのか…。


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


これは…昨日の時点で既にヤバかったな。ストレートに我が家の事情が神々に浸透して行っている。しかも、食卓事情までが。


音声【新情報としては、閣下が猫の精霊や神に大人気と言うところですね。】


「そこなのっ!?いや、まあ、嬉しいけどもっ!?」


そして、続々参戦し続けている神々?

勝手に我が家の猫グッズ販売とか許されるのだろうか?掲示板では、それ関連のすったもんだで賑わっていた。


◇ ◇ ◇


恒例のネットサーフィンを中断し、俺は1階のキッチンに立っていた。

勿論、昼食の準備の為だ。昨日はビビさんに負担をかけてしまったので、ちょっと休んでもらうことにしたのだ。


「たまには1人で頑張ろう。やっぱり人間たるもの、働かなきゃね〜。」


既に炊飯器はセット済みだ。あとは不恰好になってしまったが、ポークミンチのシュウマイをカラッと揚げるだけですよ。


『ピィ❤︎』


「ふふふ。さすがにココちゃん、今日は油を使うからダメだよ〜。」


白い綿毛のヒヨコであるココちゃんは、『?』って顔で俺を見上げた。その仕草がたまらなく可愛いね。ホチョさんもヒヨコ時代があったのだろうか?もう、想像が付きません。


『ピュ♡』


黒いヒヨコのリリ君は、大人しくコクリと頷く。ああ、もう癒やししかないぞ。天国ですか、ここは?


レタスを切りながら、冷凍食品をいくつか出しておく。やっぱり、副菜はいくつかあった方が良いのだ。まあ、日本では小鉢という文化がある。そして電子レンジでチンだ。

ちなみに冷凍食品で思い出したが、生き残った秋刀魚さんまはすくすくと成長しているようだ(え)。


『ピッ☆』


トト君もご挨拶だ。トト君は金色の綿毛である。


「君たちは来年、秋刀魚が食べれれば良いね。」


ヒヨコ3兄弟は仲良く大皿の上で俺の調理を見学している。普段は頭の上とか肩に乗ろうとしてくるのだが、今日はダメだ。鼻唄まじりに、俺は植物油でカラッと揚げていく。


「ささ、揚がったぞぉ〜。運んでくれ〜。」


完成したシュウマイを盛り付け、居間で待機している弟たちを呼び出す。


『兄上、焼売は醤油で良いですね。』


『マヨネーズも良いよねっ?』


音声【基本的にはラー油とお酢なのでは?】


『何もつけなくて良いニョロよ。』


『兄上殿、ポン酢を使っても良いですか?』


ちょっと、一度に言われても困るからぁ。俺は凡人なので、一度で聞き取れませんからぁ。


『あなた達、運ぶのが先でしょ!』


ホラ。乙女ちゃんのお怒りが落ちましたよ。早く運びなさい。


「まあ、好きなもので食べれば良いんじゃないの?マヨネーズはダメだけど…。」


『何でよ、お兄ちゃんっ!?』


うわ。橘花たちばなくんが怒った。昨日はあんだけ泣き虫だったのに。


『さすがに…シュウマイにマヨネーズはないと思うな。諦めなさい。』


クロちゃん弟にまで言われてシュンとする橘花たちばなくんだが、そう言うクロちゃん弟も最近はポン酢にハマっている事を俺は知っている。

なんでもポン酢をかけて食べているのだ。俺は何でも知っているのだ。


『…あ、兄上殿、その目は止めて下さい。』


あっ。クロちゃん弟の反抗期は健在のようです。


こうして今日の昼食も大好評のうちに終わった。肉はモチモチ、皮はカラッと良い出来であった。


『ゲプゥ。ごちそうさまニョロよ。』


相変わらずの良い食べっぷりの4R (シリュウ)。もうこれは惚れ惚れとする食べっぷりだ。逆に気持ちが良い。


ふぅ。食器の片付けも終わり、人心地ついた俺は食卓で緑茶をひと啜り。

たまには急須で入れた緑茶も良いものだ。今の子は茶柱って知らないって言うし。


「…茶柱だ。良いことあるかなぁ。」


そんな期待と共に、俺はフワッと景色が変わった事を知る。


「…あ、広目天様ですか?」


『ああ、すまんね。急に呼び出してしまって。』


青い空。すまなさそうな声とは裏腹に、広目天様はガタイが良い。筋肉ムキムキである。そしてビジネススーツはピチピチである。


「ええと…広告塔の契約の件ですか?」


『ああ。一応、契約書は準備して来たのだが、君の答えを確認しに来たのだよ。』


なるほど。非常に心苦しいのだが、既に我が家会議にて答えは出ているわけで。


「大変申し訳ありません。今回は保留にさせて頂きたいと思います。それに、掲示板を見る限り、御迷惑をかけているようですし…。」


と言ったら、広目天様は驚いたように俺を見た。まさか、逆ギレされるかも?


『そうか…いや、断られるのは分かっていたのだ。しかし、それよりも…目論見通りに君があの掲示板を見ていた事に驚いてな。』


え?あの掲示板って、そう言う意図でやってたの?


「そうなんですか?でも危険じゃないですか?普通の人間も見ちゃうでしょ?」


『いや、あの掲示板の中であのスレッドだけは、ある一定以上の神格を持った者だけが文章を見ることが出来るのだ。』


えぇぇぇ。まあ、アレは2L (トゥエル)を介して見てるだけだからね。俺の神格とか、そんなわけあるまい。だから、よくある茶化し的なコメントが無かったのかぁ。


「…じゃあ、俺が見てたのは内緒でお願いします。」


『それは構わないが…いずれにせよバレるぞ?まあ、その代わりと言ってはあれだが、その…君のところの…秋刀魚サンマを譲ってもらえないだろうか?』


へ?秋刀魚?なんで秋刀魚?


「いや、うちも秋刀魚の増産には時間がかかったんで、当分はちょっと…。」


『そ、そうか…世界中の神々が、地球の秋刀魚を狙っているからな。人間界では、いきなりの不漁となるだろう。神々の密漁と言っていいな。』


ちょっと??それはまさか、うちの食卓事情が絡んでいるんですかっ??


「いや、普通の秋刀魚とうちの秋刀魚は全くの別物ですからね??それは漁師さんが困るでしょう!」


元魚屋の俺としては、それは看過できない問題である。

しかし、橘花たちばなくんとの約束もあるし、運送の問題もあるだろうし。


『売買の専属契約ができれば…まあ、密漁を抑えることは出来るだろう。運送に関しても、JYUKAIの運送会社を利用できれば問題ないさ。と言うか、話を持ちかければ嫌とは言うまい。』


う〜ん。広目天様、すごい自信だ。と言うか、話が変な方向へシフトしだしたぞ。

これは近々、第2回の我が家会議を開く必要がある。さすがに、橘花たちばなくんに内緒で実行できる内容じゃないしなぁ。


「じゃあ、広告塔契約は保留。秋刀魚の専属売買の契約は前向きに検討してみます。それで良いですか?」


『うむ!!これは希少価値が高いのでな…一体、どの位の販売価格になるか分からんぞ。すぐに臨時会議を開かねばっ!!』


あっ!?あの人、さすが体育会系だな。こっちの話を聞いてないぞ。


「ちょっ!!ちょっと待って下さいっ!!」


『む?…おお、何だろう?もう帰ってもいいかな?』


何言ってるのこの人?いや、神か?商売に向いていないんじゃなかろうか?


「あのですね…誰か竜脈に扱い慣れた人で、召喚術に詳しい知り合いの方とかいませんか?」


この質問はアレだ。俺の「竜脈の盾」に関する問題解決の為のものだ。


『ふむ?それは竜脈と言うだけあって、竜種が良いのではないか?竜の中でも王属ともなれば大抵は召喚系インウォーカティオ術式ぐらいは使えよう。』


あっ。そうなんだ?でも俺の知り合いで言ったら、黄竜のお爺さんぐらいじゃないか?いや、あの人は大物すぎて、逆に嫌だな。

そして我が家にいる竜は、元金魚の金さん。小竜魚って言うらしい。コレは竜なんかじゃないよ。


「いないなぁ。そもそも竜の知り合いとかいないですね。」


『何を言っているのだ?八大龍王の1人と知り合いであろう?君は和修吉ヴァースキ竜王の預かりの身だぞ?』


「はぁ?」


あれ?八大龍王とか初耳ですね。

そして毎回のことですけど、アレが龍神であると言う事実が頭に入ってこないんですよね。


◆ ◆ ◆


田崎 蓮人

種族〈秘匿種(真人)〉

階級〈地祇〉

所属国〈災害竜脈の地〉


カテゴリー〈20.6+〉

戦闘力 476+12

防御力 404+12

生命力 399+12

回避値 392+10

知能値 50+2

器用値 25

魔力値 582+15


無属性ウーデニア466+10

地属性(テラ498+10


固有能力パーソナルスキル

竜脈適正「最高位」

幸運の加護

雷霆の守護

世界卵の選別

蓬莱の恩恵

王桃の系譜

全能神の祝福

異種言語LV1

宝物庫〈Ω〉


能力スキル

打撃 調理 計算 博識 精密操作 努力 竜脈 再生 霊子

統治 隠密 命名 還元 猫愛


召喚系インウォーカティオ術式

契約

契約破棄

契約鑑定

召喚

送還

眷属召喚

眷属送還

眷属探知

眷属鑑定

竜脈の盾


眷属ファミリア

E5(エコ)さん

DS (ディス)さん

4R (シリュウ)

G3(ジザ)さん

2L (トゥエル)


契約

ルル君

金さん

チョメ君

ミミちゃん

シーちゃん

ミチ

花子さん

タロさん

ロンちゃん

クロちゃん

ハナちゃん

ハッピー

シマ

カア君(若彦)

乙女ちゃん

ユズリハ(野良ネズミさん)

紅葉

菅原すがわらくん

橘花たちばなくん

リコピン


称号

竜脈使い


装備

魔弾・オレイカルコス〈魔銃〉

属性:中炭素鋼カーボンスティール改LV220〈秘跡武具サクラメント級〉

付与効果:神の遊具〈風属性エア

月光核〈新月〉増幅20%

耐久値強化〈合金マテリアル

耐久値:400+α


E5(エコ);)6}<da¥

種族〈電子のsZ|>?€〉

階級〈£#]の蝶妖精フェアリ$/Ⅷw)-〉

属性:€\%|?}\+

カテゴリー〈-s72&〉

耐久値:-7hxi-?,


秋模様上下スウェット〈服〉

属性:化学繊維レーヨンLV18〈通常ノーマル級〉

付与効果:秋の味覚+

物理抵抗

保温

耐久値:40


◆ ◆ ◆


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