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カップアイス

作者: ニケ

アイスに顔描くでしょ ときどき

カップアイスに顔を描くのは当然、みたいに言わないでよ。

そこまで自信満々に言われたら僕の方がおかしいのかと思うじゃないか。


「おかしいのはそっちだよ」と君は真剣な顔で言ってから、美味しそうに頬張る。

まるで子供。

僕はおかしくて笑ってしまう。


「バカにしてるでしょ?」と君は膨れっ面になる。

僕は「ありがとう」と言う。

君は「何が?」と言う。


僕は知っている。

君が落ち込んでいる僕を励まそうとしてくれていることを。

君は子供みたいに無邪気だけど、実はすごく大人で、すごく思いやりがある。


気がつけばいつも君のペースだけれど、いつもそれに助けられている。

だって今、きっと僕はそのアイスみたいな顔をしている。


もう一度、ありがとう。


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