邂逅
俺、立華隼人は世間一般的に普通とはいえない人生を過ごしてきた。
とは言っても超能力があったとか、変な組織に配属されてたとか、そういうのじゃない。俺の家族は父さんと母さん、それに5つ離れた妹が1人いた。
そう、いたんだ。
妹を生んですぐに両親は交通事故で死んだ。それからは親戚の家に預けられた。妹はそのことを覚えていなかったらしい。
妹は病弱だったけど、それなりに平和に暮らせていたと思う。親戚は優しくて、従姉妹もいて、皆本当の家族のように妹と接してくれていた。
だが、妹も今年の春に死んでしまった。原因不明の病だそうだ。
俺は生きる気力を失いかけていた。俺は何も悪いことはしていない。なのにどうして不幸な目に合いつづける? 何故家族はいなくなってしまう?
それから少し経って事件は起きた。7月6日の土曜日。高校が夏休みに入る一週間前の、夏の日差しが痛いほどだった真昼。小さな女の子がボールを追いかけて公園から道路に飛び出し、そこを偶然通りかかった車に跳ねられそうになっていたのだ。
ふと気づくと、俺は駆け出して少女を突き飛ばしていて、そして見事俺が代わりにはねられた。
不思議と痛みは感じなかった。だから俺は死んだと思ったんだ。
俺の人生はここで終わるんだ、と
そう、終わればよかったんだ……
☆
7月7日、日本、首都『東源京』、別命市某所。
「……………………………」
どこか遠くから、お経のようなものが聞こえてくる。
(……誰かが死んだ? いやいや、死んだのは俺か)
少女を突き飛ばして、猛スピードの車が迫ってくる光景が頭の中にチラつくのが鬱陶しかった。
(なら、ここはあの世か?)
それなら、周りが金で埋め尽くされてる?
なんてことを考えながら、隼人は重い瞼を上げた。
(あれ……?)
視界に入ってきたのは、金ではなく、普通の民家の様な木の天井だった。どうやら寝かされているらしい。
思っていたものとはずいぶんと違う風景をみた隼人は、首を横に傾けてみる。
そして、もう一度よく見てみるが、そこにはやはり金などなく、白い布が被せられた壁があって隼人を挟むように立っていた。
(ん?)
訳が分からなくなった隼人は、自分の身体がどうなっているのかを確認しようとした。が、目線の先は真っ白い花で埋め尽くされていた。
そして、自分の身体が動く「感覚」。血の回っていない頭でぼんやりと考えていくと、1つの可能性にたどり着いた。
それは……
ガバッと思い切り起き上ってみる。
どこかの家の一室だ。
首を左に回すと、隼人の大きな写真の前でお経を唱えているお坊さんが1人。右に回すと、こっちを見てただひたすらにボー然としている、喪服を着ている大人たちが多数。
「「………………………………」」
何を言ったらいいかわからない隼人と、何が起きたかわからない大人たちは10数秒間沈黙した。その間聞こえてくるのはお経だけという、なんともシュールな光景が広がっていた。が、
「し、しし死人が生き返った!?」
大人たちの中の1人が叫ぶように言った。その男性の目は、まるで信じられないものを見ているような、向けられていい気分になれるようなものでは決してないものだった。
それをきっかけに、ざわざわと言葉が広がっていく。
その声で気付いたのか、隼人の後ろからガタッ!という音が聞こえた。振り返ってみると、さっきまでお経を読んでいたお坊さんが尻餅をつきながら、怯えた目でこっちを見ていた。
「ひいぃ………!」
明らかに反応がおかしい。
天国なら、歓迎してくれると思ったんだけどな……なんて。
どうやらさっき考えていた可能性が当たってしまったようだ。
(こりゃ、俺は生きてるんだなぁ)
死んだと確信していた。なのに、生きている。
改めて部屋を見渡すと、そこはついこの前まで住んでいた親戚の家の一室だった。ただし葬式用にカスタマイズされた、という言葉が付け加えられる。
(つまり、俺は事故で死んだと思われてて悲しみながら葬式をやってたら、いきなり起き上ったからびっくりってか?)
周りが自分のことを特異な目で見るせいで、かえって冷静に現状を把握することができた。
「――ははッ」
隼人がつまらなそうな微笑をしたことで、いままで黙りこくっていた大人たちが一斉に少し震えたように見えた。
今は、どうやって生き還ったとか、そもそも死んでなかったんじゃないかとか、そういうのはどうでもいい。
(なんだよ、それ……)
死にたいとは思わなかった。生きる気力も一応残っていた。自分は世界一不幸だと言い聞かせて、慰めることもしなかった。でも、それでも思う。
「どうして俺は生きてるんだっ!」
小さく呟いたかのような隼人の声は、誰の耳にも届かなかった。
泣きたくなった。なぜかは分からないが、感情が込みあげてくる。いっそのこと大声で泣いてやろうか、なんて考えも浮かんできた。
すると、カララと静かに奥の襖が開いて、女性が泣きながら入ってきた。女性は顔を上げて、起き上っている隼人を確認すると、少しの沈黙の後、目を見開いてまるで突進するかのように迫ってくる。
(げ!)
隼人はその女性を知っている。泣きながら満面の笑みを浮かべるという珍妙な技を披露したその女性は―――
「ヤトくんが生き返ったーっ!」
「ちょ、痛い! 抱きつくな理子姉っ!」
高橋理子。身長165cmくらい。背中まで伸ばした髪は所々跳ねている。
姉と言っても、血縁ではなく従姉だ。見た目は20代の前半くらいがちょうどいい。が、実際は隼人より二つ上でまだ高校3年生である。
何故か隼人のことを隼人ではなくヤトくんと呼ぶ。彼女曰く「言いやすいから」らしいが隼人には欠片も理解できない。
「だっで、ヤトぐんが生ぎでたがら〜!」
もう号泣だった。ついでに周りもドン引きだった。
抱きつかれた位置的に顔が胸に当たっているということよりも、腕の力が以上に強いことのほうが気になった。
背骨がみしみしと悲鳴を上げているのがわかる。プロレスラーに思いっきり締め上げられているような、そんな感覚。
いや、プロレスラーに思い切り締め上げられた経験などないのだが。
「わかった! わかったから落ち着いて理子姉!」
「ヤトぐ〜〜ん!!」
「マジで、はなして! 息が……っ!」
背中からの強烈な圧迫と、豊満な胸によって鼻と口が塞がれた隼人の意識は、いとも簡単に落ちていった。
☆
次に目が覚めたのは布団の上。起き上ると、それに気がついた理子がよってきてこんなことを言った。
「目が覚めたのね。あんな傷で生きてるなんて、すごい生命力よね〜」
「えっ? それってどんな傷だったの?」
明らかに交通規制を破っている車に轢かれたことまでは覚えているのだが、意識がなくなった後のことなど覚えているはずもなく、自分の惨状がどうなっていたのか知りたくなった。
「えーとね〜……あっ! ちょっと待ってて」
何かを思い出したのか、早足で違う部屋に行ってしまった。
しばらくして、理子があるものを持ってきた。
その『あるもの』に隼人は目を丸くする。『あるもの』とは、轢かれるまで隼人が着ていたTシャツに赤黒い血がびっしりついたものだった。
「うえ! なにそれ!?」
「なにって、事故の時ヤトくんが着てたTシャツよ?」
理子は気持ち悪そうに指先でTシャツをつまみながら、小首をかしげた。
「これだけ血がついてるなら、内臓破裂くらいは余裕だったんじゃない……?」
さすがに気持ち悪くなって、苦笑いを浮かべるので精一杯だった。でも今こうして話せたり、起き上ったりできるということは身体に異常がないことを示しており、更に疑問が募るばかりだ。
理子がTシャツを横に置いて、隼人のそばに座る。
「ん〜、でもどこも痛くないんでしょう?」
「そうなんだけどさ……」
「あれじゃない? ヤトくんは超能力者で、敵から受けた攻撃をすぐに治せるとか」
「そんなの、あるわけないだろ」
クスクスと笑いながら冗談を言う理子に、隼人も自然と笑みがこぼれる。
(なにがどうなってんのかわかんないけど、後から考えよう)
翌日、7月8日の月曜日。
「ヤトくんは死んでなかったって市役所に言いに行かなきゃ!」
と理子が制服姿で飛び出していった。
昨日はすでに市役所が閉まっており、今日朝一で飛び出していったのだが……。
(まだ開いてないと思うんだけどな〜)
朝飯を食べながらだったので、ツッコミは心の中にしまっておいた。
朝飯を作ってくれたのは隼人の叔母(理子の母親)である。
そんな叔母が、走り去っていった理子を見ながら呆れたように
「とにかく昨日は葬儀の準備で大変だったのよ。だから市役所以外には連絡できなかったから、多分学校にも行けるんじゃない?」
「え? マジすか?」
これにはかなり驚いた。
てっきり、今隼人の机の上には花瓶に花が飾られているのかと思っていたからだ。
「ええ。だから行ってみなさいよ」
「なら、家から制服とってこなきゃ」
隼人は朝飯をかきこむように食べて、高橋家を後にした。
約10分後、隼人は少し古いアパートの一室の玄関に立っていた。
「なんか、不思議な感覚だな〜」
誰もいないのに1人でなんとなく呟いた。
このアパートは高橋家の人が隼人のために借りてくれた物件で、間取りは2LDK。隼人は1人暮らしだ。
越してきたのは5月はじめ。妹が死んだあとのことだ。
靴を脱いでぼーっとしながら居間に入っていくと、固定電話の横にある写真に目をとめた。写真に写っているのは、車いすに乗った、まだ幼さを残す顔の少女。
その少女は、4月に亡くなった隼人の妹だった。
「ただいま咲希。兄さんまた帰ってきたよ」
と、微笑みながら言う。
もちろん写真が話し出したりするはずもないのだが、隼人の一種の日課として毎日やっている。隼人はいつもの日課を済ませた後、あまり時間がないことに気づき、急いで制服に着替えて学校に向かった。
☆
隼人が通っている私立東雲高校は、とにかく立地条件が悪い。
それは校舎が街一番の高台にあることが原因で、通学路が途中から急な坂道になっているからだ。
年度が開けると、新入生が朝からその坂を息を切らしながら駆け上がって登校する様を見ることができる。
なぜそんな高台に校舎を建てたかというと、街中よりも土地が安く、安上がりで済ませたい学校の理事会が費用をケチった、というのがもっぱらの噂だ。
とは言ったものの、スポーツや学業で県内でも上の中くらいに分類されているだけあって、人気は高い。
それに、場所が街一番の高台のため夕焼けや夜景が綺麗だったり、坂道沿いに植えられている桜の樹が 春に満開になると、表現し難い幻想的な雰囲気を帯びるのも人気の1つかもしれない。
隼人はその坂を上って絶賛登校中なのだが、入学から3ヶ月経ったとはいえつらいものはつらい。まして、空では真夏の太陽が地面を照り付けており、朝っぱらからセミが大合唱を続けている。
そんなうだるような暑さの中、坂をのぼり終えなんとか学校についた。
玄関で外靴から上靴に履き替えようとしたとき、少しあとから来た男子学生にこんなことを言われた。
「あっれぇぇ? ここは中学生が来るとこじゃないよ〜?」
この意地の悪い声に隼人は覚えがあった。そもそも隼人のことを『中学生』と呼んでくるのは一人しかいない。
だが構うとめんどくさいのでとりあえず無視して自分の教室を目指す。
「ちょ、聞いてんのかよ中学生!」
男子学生は追いかけながら隼人を煽り続ける。
今度こそムカついた隼人は、声が聞こえた方向に顔を向けず、裏拳を繰り出す。
「あでだっ!」
うまく当たったようだ、しかも顔面に。
そんなに力を入れた覚えはないが、どうやら尻餅をつかせてしまったらしい。後ろで男子学生の倒れる音と痛がる声が聞こえる。
だからと言って隼人に謝る気はさらさらないのだが。
「人違いじゃなくてよかったよ、春吉」
隼人は振りむきながら笑って尻餅をついた男子学生に話しかける。
彼の名前は三浦春吉。お調子者だが、なんだかんだ隼人とは中学からの腐れ縁となっている。
「いきなりはねえだろ! この童顔!」
「俺に生えてないのは髭だけだ! メガネへし折るぞ」
「なんだよ、しょげてたから励ましてやろうと思ったのに」
「お前のは励ましじゃなく侮辱だからな?」
「どうせまたなんかストレス溜めてんだろ?なら俺で発散しろよ」
「え? いいの? マジで?」
「違う! サンドバッグって意味じゃないから! その構えを解け!」
「……わかってるよ」
「なんだその残念そうな顔は!?」
「あー、いいから行くぞ」
「あ、おい待てよ!」
そんなこんなで春吉と隼人は自分達の教室1‐3へ向かっていったのであった。
HRが終わり、1時限目が始まったが、隼人は授業に集中できずに自分の机をただ黙視していた。
今日は真面目に授業を受ける気分にはとてもなれなかった。というのも、昨日自分が『生き返った』ことについて未だに信じられないからであった。
しつこいかもしれないが、車に跳ねられたのだ。
しかも感覚がなくなるほどのスピードでだ。
当たり所がよかった、で済まされるようなことではないだろう。
第一、昨日理子に見せてもらった、『事故のとき着ていたTシャツ』には元々の模様がどんなものだったかも分からないほど血がこびりついていた。
ここまでくると、本当に生きているかどうかすら怪しくなる。
(あーくそ! いくら考えたってわかんねえよ……)
モヤモヤとした気分を紛らわすために外の景色でも見たかったのだが、最近席替えをしたせいで隼人の席は窓側とは対称的な廊下側の一番前だったのでそれすらも叶わない。
今は頭を整理して机に突っ伏したいのだが、ここでは目立ってしまう。
それでもどうしても集中できない隼人は、放課後までの授業をすべてぼんやりと過ごした。
☆
放課後。
どうしても昨日のことがモヤモヤして頭から離れない隼人は、図書室に行って気分をかえようとした。が、「本日閉館」の文字にそれも叶わなかった。
日が傾き、夕方になったころ、隼人は思いつきで屋上に行くことにした。
街一番の高台にある学校の屋上ということは、街で一番高い場所、ということを表している。
しかもこの時間帯だと、太陽が景色すべてを赤く染めているだろう。
(少しは気分転換になればいいなぁ……)
屋上の扉を開けて外にでる。
そこには思った通り、夕焼けで真っ赤に染め上げられた世界が存在していた。その幻想的な風景を柵に寄りかかって、街の風景を見ていると、屋上の扉が開いた。
誰か人が入ってきた証拠である。
珍しいな、と思う。
確かにこの時間帯なら景色は綺麗だが、人が来ることはまずほとんどない。
大抵の生徒は帰宅したか、まだ部活をしているからだ。
とはいったものの、別に来てはいけない場所ではないので、驚きはしたがその入ってきた人が別段気になるという訳ではなかった。
ただ、珍しいと思っただけ、この風景を知ってる奴がいた事が。
「ねえ、立華君?」
いきなり話しかけられた。
声からして女だろう。少し、おとなしめな声だ。名前を知っているという事は知り合いだろうか。聞き覚えがない声だったが、名前を呼ばれたからには反応しなければならない。
朝のようなケースは例外なのだが。
隼人は振り返って、女の姿を確認する。制服、この学校の生徒だ。
顔には見覚えがあった。話したことはほとんどないが、隼人のクラスメイトだ。肩甲骨の下くらいまで下ろした綺麗な茶髪が妙に印象に残ったからだろう。
(名前は、確か…)
そこまで思い出して隼人の思考回路は一時停止した。否、停止させられた。
それは、彼女が突然こんなことを言い出したからだ。
「あなたが今生きている理由を、教えてあげようか?」
…………は?
「ど、どうして……?」
「え?」
「どうして知ってるんだ……?」
隼人は、反射的に、率直に疑問の言葉を投げかけた。
「あー……そっか。そこから説明しないとダメなんだね。忘れてた」
彼女はしまったという顔はしていても、ふざけている様子はない。
どうやらたちの悪すぎるいたずらや冷やかしというわけではないらしい。
「いい立華君。よく聞いて」
「まず私の名前、分かる?」
「穂神、湊……だっけ?」
少し場の空気にのまれて緊張し、言葉が途切れかけてしまったが、なんとか名前を言えた。
そう、彼女の名前は穂神湊。
隼人のクラスメイトだが、いままでほとんど接点がなかった少女。
その少女が、隼人が生き返った理由を何故知っているのか。
「名前は覚えてくれてたのね……よかった」
湊は安堵の表情を浮かべた。
「じゃあ、本題にはいるよ。いい?」
隼人は黙ってうなずいた。
正直、今一番知りたかったことを教えてくれる人に出会ったのだ、聞かないわけがない。知らないうちに顔から汗が滴り落ちていた。手のひらも手汗だらけで不快な湿り気を感じさせる。
隼人はもしかしたらこいつが全てを知っているんじゃないかと思い始めていた。普通に考えればまずありえないのだが、穂神湊という目の前の少女からはそれらを不可能とは思わせない、一種の威圧感のようなものが感じられたのだ。
穂神は隼人を直視しながら、ゆっくりと息を吸って続ける。
「あなたは、悪魔に憑かれてしまった人間よ」
「………………………………」
至ってマジメな顔で、彼女は言い放った。世間一般ではこれを「ドヤ顔」というのかもしれない。
「まて、色々と聞きたいことが……」
「質問は後ででいい?」
「……………………おう」
隼人の言葉を遮って穂神は話を続ける。
「立華君、『エクソシスト』って、知ってる?」
「……漫画とかによく出てくるな、魔祓師とか祓魔師っていうんだっけ……?」
「そう、私はそのエクソシストの専用機関みたいなものに所属してるの」
「へぇー、そーなんだー」
「エクソシストっていうのはアニメとか漫画にもなっているから、知識はあるでしょ?」
「ああ、うん」
さっきまでの緊張はどこか空の彼方に飛んで行ってしまった。
正直、ろくに話もしたことがないクラスメイト1人に向ける期待としてはあまりにも大き過ぎたかもしれない。でなければここまで意気消沈する事もなかっただろう。
しかし、あそこまで緊張感を漂わせておいて「悪魔に憑かれている」とか……。
目の前で色々と彼女が説明をしているのだが、隼人にはすでに話をまともに聞ける気力は残されていなかった。
車に盛大に跳ねられて生きているという非現実的な現象を体験してきた隼人ではあるのだが、かといって非現実的具象をすぐに認めろというのは難しい話だろう。それが「悪魔」なんてものなら尚更である。
簡潔に述べると、隼人は穂神が言っていることは何一つ信じられなかった。
そんな隼人の心中など知るはずもなく、穂神は最後にこう言い放った。
「今回の私の『討伐対象』は立華君、あなたよ」
夕日が水平線に沈み、辺りを暗闇が覆い始めた。
はじめまして、かぼちゃ団長と申します。
この度はWalker第一話を読んで頂き有難うございます。
今回、初投稿としてこの作品を投稿させて頂きました。まだまだ技術的には未熟ですので、読み難い文章や誤った文法作法に関しまして読者の皆様からアドバイスを頂ければ幸いです。
また、本作はライトノベル十巻分程度の長編を予定しています。完結まで気長にお付き合い頂ければと思います。
この作品がより多くの読者様に読まれる事を祈り、後書きの結びとさせて頂きます。
何卒これからよろしくお願い致します。