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第二声 「もの直し【ワールド・プラン】」

「ちわわっす。復元さん。いますかー?」


はてなまーくを出しているけど語尾あげて無いから分からないかも。


「・いるよ。」


「あぁ、いましたか。それで、私の洋服直してくれました?」


「・あぁ、完璧だ。、自分で言うのも何だが。、素晴らしい。」


惚れ惚れとしたご様子。

自分で自分褒めるの相変わらず好きなんだなー。


富久秋 元親さん。略して復元さん。この島でもの直し屋をしている。


服は、古ぼけた白色の学ラン、何でも思い出?があるらしく、直そうとしないのだ。


「あっ良かった。ありがとうございました。今回は、何をご所望ですか?」


この島、お金は意味が無いので、基本的に物々交換なのだ。うむ時代錯誤…のりおくれかな?


「・あーそうだな。、だったらチビと遊んでやってくれ。」


「また子供拾ったんですか?きりなしですよ?」


「・少しでもとおもってな。」


ふむ復元さんは、相変わらず良い人だ。


「ほいほーい、承りました。んでどの子ですか?」


「・今は、大体遊びに行ってるからな。二人しかいねぇよ。」


「二人と遊べば良いんですね。分かりました。」


それでは一仕事一仕事。


「あーあー?ねぇねぇあんた誰?誰?」


小麦色の肌に真っ白なワンピースを来たよう…じゃなくて少女がピョンピョン蛙の如く跳ねる。


…蛙少女?


かえるちゃん?




「私はね、……名乗るほどの者じゃないから…ふむふむどうしようか。かえるちゃんの名前は?」


「えっ?えっ?かえるちゃんじゃないよ!あたしはね、宮島空虚っ【てらしまくうきょ】」


てへへのへーと空虚ちゃんが笑う。


むふふのふと笑い返してみた。


きゃっほほーいと笑い返された。


…惨敗した。


とくだらない事をしつつ奥にいる。少年、腕と手には、隙間無く包帯が巻かれている。


体育座りをしている、とっても似合っていると思う。

「えーと君は?」

「…倒、逆【さかさま、さかさ】」


ぎゃくていすと!もしくは回文ーと叫ぼうと思ったけど飲み込む。やはり言動は、警戒なくして使えるのである。


「私の事は…」

「あのさあのさ。お姉さん!」


「と呼んでね★」


ちくしょー台詞取られた。連携プレイ。


プレイって付けたら何でもエロく感じる。きゃーん思春期爆発。


「何かな?くうちゃん。」

「あのねあのね、遊ぼうよ。」


「…よし来た何する?逆っち」


「…緻密な隠れんぼ」

「ボヘミアーン。緻密って何何?」


「にーやー私には、分からないなっ」


「…ナーバスだね」


「ねぇ?猫捕まえに行こう!」


「海に猫埋めるの?」


「…のけ反るね」


「猫苛めちゃめっめっだよ★」


「よーよー分かったよ。ぬこは大切ね」


「……猫じゃないかな?」

「何でもいいから早く行こう!」


「うん。」


「…あっ終わっちゃった。」

「わーいわーいお姉さんの負け犬ー」


「きゃわわーん。普通にしりとりしよう。」

「…良いよ。」

「えへえへへ、だったら文章しりとりねっ。」

…まためんどくさいの出してきやがって。

パンパンとリズムに合わせてと

順番は、私→空虚ちゃん→逆くんだ。

「理科系文系体育会系だったら私は、文系。」

「イカゲソは、臭いからきらーい。」

「…石ころをころころ転がす。」


「スイミングスクールをスワミングスクールって勘違いしてた。」

「狸さんは、化けないよ。」

「…欲張りな人間の最後とは」

「刃渡り6寸もの凶器で胸など」

「どうしようもなく滅多切りにされたのち」

「…血が流れすぎた事による出血死」

「死体を確認後犯人は」

「刃物を捨てて逃亡」

「…海に飛び込む犯人を目撃してしまったのは」

「母であった。」

「直ちに犯人を捕まえよと命令を母はだし」

「…死体は、母親が残さず平らげ」

「限界まで犯人は、追い詰められる」

「ルール無用、政治問題も何もない。犯人に人権なし」

「…しょうがないから犯人は、自らで自らの」

「喉元をかっさばき」

「霧の中に落ちて行った。」

「…胎児が犯人の落ちた場所にいて」

「天にその子掲げて母親はいった」

「胎児を王とすると」

「…とんちんかん」


「・何言ってんだ。、お前ら」

「えっとねえっとね文章しりとりだよ」

「…楽しかった。」

「そいつは。良かった、では私そろそろお暇させて頂きます。これにて御免」


「えーえー、また来てね?」

「…来てね。」

「暇があったらねー」


そういって洋服が入った鞄を持って復元さん家をあとにした。

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