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09.ヤンキー口調、むずくないですか!?

「なあそこのぼうや。あの黒髪がなんで襲われたのかをこのお姉さんに教えてみな?あ!?」


子供はものすごくおびえながら教えてくれた。

日本語は一応通じるらしい。


「あ、あの、じ、じつは、ぼ、僕達の村では、く、黒目、黒髪の人間は魔族だと言われてて、、」

「あ!?魔族ってなんじゃらほい!?」


なれないヤンキー口調に苦戦する。


「え、はい、ま、魔族はモンスターを飼って、人間をころしていて、城の地下にとじこめられているといううわさがあるんです。モンスターとは、大きな動物のことです。」


聞きたいことが聞けたので私は心のなかで子供に謝って、子供を開放し、平林に報告しにいく。


「かくかくしかじからしいよ。」


説明すると、平林は、


「なるほどな。」


と満足そうにうなずいた。


「いや、何が?」


と私が言うと平林は説明し始める。


「まず、俺達が出会った、巨大な熊や、ティタノボア(仮)やネッシー(仮)は、その子供の言うモンスターだ。これは俺達が考えていた通り。めんどくさいのは、俺はそのモンスターを操っている、伝説上の魔族だと思われているらしい。杉谷がおそわれなかったのもそのおかげだ。お前、金髪だろ。」

「あ、たしかに私めっちゃ髪の毛金色だわ。春休みに染めたんだった。」


私は、校則にしばられたくなかったため、金色に髪を染めたことを思い出した。先生に怒られたときは「えー、あー、実は地毛です。」で、つらぬき通すつもりだ。そんな日が来るのかは不明だが、、、。


「で、これからなにすんの?」


私は質問する。


平林があきれながら


「それ、お前の口癖だよな、、、」


と言う。


そのとおりだ、面目ない。

そんな事を言いながらも、説明をはじめる彼は優しいと思う。

平林はたぶん、賢すぎるがゆえにひにくれていて、頭もおかしいが、優しくていい奴なのだ。(涙


「これから、まず、俺の髪の毛をなんとかして隠す。それから村の子供が言っていた、地下に閉じ込められている魔族っていうのがどうも気になる。あと、もしそれが本当なら、城がこの国の何処かにあるはず。城の周りは、流石にここよりは賑わっているだろう。城へ向かおう!」


と、平林が言う。


「なんでそんな噂が気になるの?そんなの別に良いでしょ。」

「まあ、そこまで気にしないでもいいのかもしれない。だけど普通に考えて、そんな噂のために俺を殺そうとまでするのか?もしかすると、ただの噂なのかもしれないが、少し引っかかる。」


平林が名探偵みたいなことを言う。


「なるほどねー、じゃあ城にlet’s go!と言いたいところだけど、城なんてこの辺にないよ、どこ?」

「ま、まあ、それより俺の髪の毛だ、どうにかするぞ、」


多分わからないのだろう、平林が急に焦りだす。


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