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秋元さんの所に行ってくる。
和樹「どうです?」
秋元「基本的な部分はお前が教えてくれたからな」
「やだなあれ秋元さんのが大半ですよ?実は心当たりあるんじゃないですか?これ俺なら思いつきそうだって」
「ああそうだな、ちょと他人のアイデアで飯食ってる嫌さがあったが、あれ俺だな。お前が未来からってのを半分ぐらい信じれたよ」
「それに何やるか?は丸投げですよ。秋元さんなら似たもの思付くだろうと、そもそもね今やってるのって俺は前世で関わってないですが、無茶おニャン子臭しますよ?」
「ああ似てるかもしれん。言われてみたらこれおニャン子に似てるな。俺かー」
「まあ全部じゃないですよ。秋元さんがこんな細々した金の集め方考えていたららしくないなって思いますよ」
「まあすべてではないな、それが役に立ってるが俺悔しくないし」
「ええ多分秋元さんが違和感持ってるの全部自分だと思いますよ」
「俺お前の言った事ちょっとしか信じてなかったようだな」
「まあこうしてやってくれてるので助かります。何人か出向として出せませんか?」
「お前それはこっちの都合でと言っただろ」
「あれとは違うんですよ。欧米のようなガチな歌と踊りじゃなくてちょっと緩めが日本って合うでしょ?その芸を極めたって分かります?」
秋元「それ矛盾してないか?」
「それがそうでもないんですよ欧米が限界みたいな感じだと常に余裕があるような。100%が欧米だとすると。50%ぐらい日本のアイドルの歌と踊りだとします。75%ぐらいのアイドルがいても良いんじゃないですか?」
「言葉では簡単だがな」
「敢えて言うなら数居ればその中ならある程度上の子っているでしょ?また長くやればそれなりに上手くなるでしょ?自然に出来上がった良さ、それを出したいんですよ」
「悪くないな」
「成功してないうちになんですが、欧米式のきつきつガールズグループが成功したら皆押し寄せると思います。その中で落ちた人がアイドルに残ると落ちこぼれ見たいに見えるでしょ?アイドルも続けていれば歌と踊りに価値出るんだって見せてあげたいわけです」
「始めたばかりであほかと思うが、それが俺の未来には問題になってたんだな?」
「ええ、KPOPへの人材流出が多くて、そのうち入ってくるのも顔の質が落ちますね((まあこれは乃木坂いちゃったからなんだけど))…」
「そうか」
「それにとても失礼な事言いますが、秋元さんって少人数のアイドル苦手なのじゃないかなと…。実は秋元さん乗る気じゃないですが、自分で少人数のグループ抜いて作ったんですよ。大体上手く行ってませんでした。」
「お前なーそれ自分から言えんのだ。はいそうですかと言ってしまえば苦手がだからって2度挑戦しなくなるぞ?」
「それは一理ありますね」
「おう未来からってのまた信じられるよ。お前それ未来の事ないと上に立つものとしてメンタル弱すぎるぞ」
「はい、何かアドバイスしたつもりがされてますね…」
「俺しか注意出来ないからな」
「あ小室さんにも話しちゃいました。黙ってましたが、あの人将来詐欺事件で捕まるんですよ…」
「人って分かんないよな」
「ええさすがにこれは言えませんでした。僕が助けようと思うので…、しかも音楽で儲けたお金全部すかんぴんになっての詐欺事件」
「なんだそりゃどうしてそうなった?」
「音楽関係の会社を作ってその株への投資金が溶けちゃいました」
「お前もやってる事同じなのにな」
「俺これから作る曲を担保にしてるので逆なんですよねー」
「こっちも賭けてるから気持ちは分かるけどな」
「かなりの額俺が出してますよー」
「まあ良いじゃないか、それ上手く繋げないとってプレッシャーは多少あるんだよ面白けどな。良いよそれ乗ろうじゃないか」
「もう1つ良いですか?」
「まだかよ」
「実は秋元さんの先行にアイドルブームを巻き起こしたシンガーソングライター引っ張ってきました」
「マジか?」
「ええ」
「じゃ俺ちょっと苦しい?」
「ああ逆にそう見ますか?」
「うん、ああなるほど敵がおらんから楽だと見たのか、下地に見えるがな」
「ビジネスモデルが全く違うので、あっちはTVでのし上がったんですよ。その点やっぱTVの衰退を見てた秋元さんに先見の明があります」
「すでに音楽番組は始まってるからな。ちなみなら何故?」
「オーディションをTVでやったんですよ。これアメリカの番組のパクリです」
「ああよくやるよな」
「秋元さんってその手の少ないですよね」
「まあおニャン子なんてアメリカ人にはないだろうな」
「ええまあその人に頼むとき何人か抜いて良いかな?とただ秋元さんのお気に入りは避けるので、一度あってみませんか?」
「ああ分かった」
多分この対談ってどこかにあるんだろうな。まあこの時は名もなきSSRなので、平身低頭だが、何故か快くつんくさん受ける。この人アイドル好きって本当だったんだな。
「つんくさんって、ロックーーって感じないですよね?」
つんく「あああういうの駄目なんだよね。ロックシンガーがアイドル好きなんて駄目?こういうのになんか反抗しちゃってね」
「ある意味ロックー」
二人で笑って快くバンドと負担にならないように掛け持ちしてくれた。曲を提供して後は秋元さんの下の人が協力する形。秋元さんが乃木坂ライバルにしてたと聞くが、あの人やっぱこういうの好きなんだろうな。これライバルになるよな…。
まあ落ちと言うか、メンバーが抜けたが戻ってこなくても良いように予備作ると言われて金出すことに…。まあ自業自得だこれは。秋元さんってひそかに競争原理大好きなんだよな…。何故あんな緩い集団ができたのか?不思議だが、歌と踊りにあまり価値を感じてないんだろうな。
全方位で見ると、AKBってかなりハイレベルなんだよな。まあ全方位って謎の要素だが。これ秋元さんの良い点でもあり欠点だと思う。歌と踊りって見るとものすごく低レベルに見えるんだ。他の要素のレベル高い人好んでしまうから…。
この人って計算じゃなくて、俺の考える専門分野に特化しない集団をそのまま維持しそう。ああ学生じゃんこれ…。やっぱ秋元康はおニャン子から変わってねー。先見の明があると言ってしまったが、この人たまに昭和なのでって自虐するんだよ。意外とマジなのかもしれない。
俺はすぐももクロをイメージしたアイドルを作り上げた。ももクロってデビューはそうでもないが、10年ぐらいやってたら歌上手くなったんだよな…。まんまももクロがモデル。継続は力なりって典型例。まあメンバー入れ替えてはいるが、ずっといる人はちょっとおばさんだが…。
合唱を少なめにして、パートで分けて個人の歌唱を聞かせるスタイルにまんまこれハルヒのはれはれ愉快だな。どっちが先かしらんけど。AKBはこれ出来ない多すぎる。あそこ中心の7人でもくそ多いからな。向こうから抜いたので、3人程度に収めておく。どのみち合唱のパワーで見せる音楽じゃないので。
すぐに仕上がったので、ももクロすきだったので覚えてるから。創ってデビューさせた。売れなくても良い。劇場で出してもらおう。向こうは秋元さんが探しててまだ出来てない。まだ準備段階なので、いろいろやってるようだが、時間に余裕がある。
すでに先行して秋元さんがやってたことでついた客がいたのでスカスカはならずにスタートした。